JP2554864Y2 - シリンダライナ引抜き工具 - Google Patents

シリンダライナ引抜き工具

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JP2554864Y2
JP2554864Y2 JP1990012153U JP1215390U JP2554864Y2 JP 2554864 Y2 JP2554864 Y2 JP 2554864Y2 JP 1990012153 U JP1990012153 U JP 1990012153U JP 1215390 U JP1215390 U JP 1215390U JP 2554864 Y2 JP2554864 Y2 JP 2554864Y2
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long nut
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晋一 中西
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダブロックに装着されているシリン
ダライナを取外すシリンダライナ引抜き工具に関し、特
にシリンダライナの引抜き作用をなすナットを長ナット
とすることにより、ナットの回動操作にインパクトレン
チの使用を可能とすることによって、引抜き労力の軽減
化を図ると共に、長ナットの下方部を前記スラスト軸受
けの内周孔へ挿入することにより、引抜き操作位置の低
位化を図り、もってシリンダライナ引抜き作業の容易化
を図るものに関する。
〔従来の技術〕
この種のシリンダライナ引抜き工具においては、従来
のものとしてはネジ棒にその中間部に操作用のナットと
下部にライナー引掛部とが螺着された本体と、上端にハ
ンマー受部が形成されハンマーが摺動可能に装着された
支持棒の下端がネジ棒の上端に連結されるハンマー部
と、ネジ棒に遊着可能な受台とからなり、ライナー引掛
部をシリンダーライナーの下端部に引掛け、操作用のナ
ットを受台上に当接させて本体および受台をシリンダー
にセットし、操作用のナットをスパナにより回動するこ
とによってシリンダーライナーの一部をシリンダーから
引抜き、ハンマー部をネジ棒に連結してハンマーを手動
により支持棒上を摺動させることによって、ハンマー受
部を叩打しながらシリンダーライナーをシリンダーから
抜き取るシリンダーのライナー抜き取り工具が知られて
いる(例えば特開昭50-144400号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のシリンダーのライナー抜き取り工具において
は、操作用のナットをスパナにより回動することによっ
てシリンダーライナーの一部をシリンダーから引抜き、
ハンマー部をネジ棒に連結してハンマーを手動により支
持棒上を摺動させることによって、ハンマー受部を叩打
しながらシリンダーライナーをシリンダーから抜き取る
ものであるから、シリンダーライナー抜き取り作業が操
作用のナットの回動操作とハンマーの叩打操作との2操
作を要するため、作業が繁雑であるばかりでなく、スパ
ナによるナットの回動操作および手動によるハンマーの
叩打操作のため、多大な労力を要し、しかも各操作位置
が低位と高位に亘って作業性の悪化を招くという問題が
あった。
本考案は上記従来技術の問題点を解決するもので、シ
リンダライナの引抜き作用をなすナットを長ナットとし
てその長尺ねじ部により引抜き作動するボルトの作動行
程を吸収し、ナットの回動操作にインパクトレンチの使
用を可能とすることにより、引抜き労力の軽減化を図る
と共に、長ナットの下方部を長ナットの支承面よりボル
ト側、即ちスラスト軸受の内周孔へ挿入して支承面から
長ナットの高さを低くすることにより、引抜き操作位置
の低位化を図り、もってシリンダライナ引抜き作業の容
易化を図ることができるシリンダライナ引抜き工具を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のシリンダライナ
引抜き工具においては、ボルト通行孔に同心状に軸受枠
を固設した上壁、及び上壁の下部に隣接された側壁から
なるスペーサと、下部にアンクルが連結ピンにより枢着
されたボルトと、頂部にインパクトレンチのソケットが
嵌合される回動操作部が形成されかつ前記ボルトのねじ
部が螺合される長ナットを有し、前記軸受枠と前記長ナ
ットとの間にリング状のスラスト軸受が介装され、前記
長ナットには下端部までねじ部が形成されており、前記
長ナットの下方部が前記スラスト軸受の内周孔に挿入さ
れ、シリンダライナ引抜き開始時における前記ボルトの
ねじ部の先端部は前記長ナットの胴体内部内に位置する
ことを特徴とするものである。
〔作用〕 上記のように構成されたシリンダライナ引抜き工具
は、ボルト通行孔に同心状に軸受枠を固設した上壁、及
び上壁の下部に隣接された側壁からなるスペーサと、下
部にアンクルが連結ピンにより枢着されたボルトと、頂
部にインパクトレンチのソケットが嵌合される回動操作
部が形成されかつ前記ボルトのねじ部が螺合される長ナ
ットを有し、前記軸受枠と前記長ナットとの間にリング
状のスラスト軸受が介装され、前記長ナットには下端部
までねじ部が形成されており、前記長ナットの下方部が
前記スラスト軸受の内周孔に挿入され、シリンダライナ
引抜き開始時における前記ボルトのねじ部の先端部は前
記長ナットの胴体内部内に位置するものであるから、先
ず、ボルトの下部に装着されたアンクルをシリンダライ
ナの下端部に係合させ、次にボルトの上部にナットを螺
合させると共にスペーサの側壁をシリンダブロック上に
載置させて引抜き工具をシリンダライナにセットし、ナ
ットを回動させることによりボルトを上方へ引上げると
同時にボルトの下部に装着されたアンクルによりシリン
ダライナの下端部を押圧してシリンダライナを引抜くの
であるが、ナットは長ナットにより構成されているもの
であるから、長ナットの長尺ねじ部によりシリンダライ
ナの引抜き作動するボルトの作動行程の大部分を吸収す
ることができるため、ナットの回動操作にインパクトレ
ンチを使用することができ、引抜き労力の軽減化を図る
ことができる。
また、長ナットの下部である支承面と軸受枠間にはリ
ング状のスラスト軸受が介装されていると共に、長ナッ
トの下方部がスラスト軸受けの内周孔に挿入されている
ものであるから、ボルトの長ナットに対する螺合開始位
置が低くなるので、ボルト長さを短くすることができ、
支承面からの長ナットの高さを低くできる。その結果、
長ナットを回動操作して引き抜くための引き抜き操作位
置の低位化を図ることができ、引抜き操作の操作性向上
を図ることができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、符号1は
スペーサで、該スペーサ1は中央部にボルト通行孔2が
穿設された上壁3と該上壁3の下部に一体に形成された
円筒状の側壁4とにより構成されており、上壁3の上部
にはボルト通行孔2と同心状に軸受枠5が固設されてい
ると共に、軸受枠5には上側レース6および下側レース
7にボール8が挟持されたスラスト軸受9の下側レース
7が圧着され、かつ上側レース6は止リング10により回
動自在に保持されている。
また、符号11は胴本体12が円筒状に形成されていると
共に頂部に六角状の回動操作部13が形成された長ナット
で、該長ナット11の下部支承面14はスラスト軸受9の上
側レース6上に支承され、かつ胴本体12の下周側部は止
リング10の内周面に嵌合されていると共に、長ナット11
の下方部はスラスト軸受9の内周孔に挿入されている。
さらに、符号15は上方部に切設されたねじ部がスペー
サ1のボルト通行孔2を貫通して長ナット11に下方から
螺合されるボルトで、該ボルト15の下端部には上面外周
部に引掛部16が段設されたアンクル17が連結ピン18によ
り枢着されている。
なお、符号19はシリンダブロック20に嵌着されたシリ
ンダライナであり、符号21は長ナット11の回動操作部13
に嵌合されるインパクトレンチのソケットである。
実施例は以上のように構成されているものであるか
ら、シリンダブロック20に嵌着されているシリンダライ
ナ19を引抜くにあたっては、先ずボルト15の下部に連結
ピン18により枢着されているアンクル17の引掛部16をシ
リンダライナ19の下端部に係合させ、次にボルト15の上
方部に切設されたねじ部をスペーサ1のボルト通行孔2
を貫通させて長ナット11に下方から螺合させると共に、
スペーサ1の側壁4をシリンダブロック20上に載置させ
て引抜き工具をシリンダライナ19にセットし、長ナット
11の頂部に形成された六角状の回動操作部13にインパク
トレンチのソケット21を嵌合させて長ナット11を回動す
ることによって、ボルト15を上方へ引上げると同時にア
ンクル17によりシリンダライナ19の下端部を押圧してシ
リンダライナ19をシリンダブロック20から引抜くことが
できる。
しかして、シリンダライナ19の引抜き作動するボルト
15の作動行程の大部分を長ナット11の長尺ねじ部により
吸収することができるため、長ナット11の回動操作にイ
ンパクトレンチを使用することができると共に、長ナッ
ト11の下方部が長ナット11の支承面14からボルト15側へ
挿入されているため、長ナット11の回転操作部13である
引抜き操作位置の低位化を図ることができ、シリンダラ
イナ19の引抜き作業を容易に行なうことができる。
第2図に図示のものは他の実施例で、長ナット11の下
側端部に鍔12′が周設されていると共に、該鍔12′が止
リング10により軸受枠5に嵌合保持されているものであ
り、その結果として長ナット11がスペーサ1に回動自在
に装着されるため、引抜き工具のシリンダライナ19への
セットが容易であり、また長ナット11の回動操作が安定
であり、さらに引抜き工具の持運びにあたって長ナット
11がスペーサ1に対してがたつくことがなく安全である
という結果を奏するものである。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているもので
あり、軸受枠がボルト通行孔に同心状に固設された上壁
と側壁とからなるスペーサと、下部にアンクルが連結ピ
ンにより枢着されたボルトと、頂部にインパクトレンチ
のソケットが嵌合される回動操作部が形成されかつ前記
ボルトのねじ部が螺合される長ナットとを有し、前記軸
受枠と前記長ナット下部間にリング状のスラスト軸受が
介装され、前記長ナットの下方部が前記スラスト軸受の
内周孔に挿入され、シリンダライナ引抜き開始時におけ
る前記ボルトのねじ部の先端部は前記長ナットの胴本体
内に位置するものであるから、長ナットの回動操作にイ
ンパクトレンチの使用が可能となり、シリンダライナの
引抜き労力の軽減化が図れると共に、長ナットの下方部
をスラスト軸受けの内周孔に挿入したことにより、ボル
トの長ナットに対する螺合開始位置が低くなるので、ボ
ルト長さを短くすることができ、支承面からの長ナット
の高さを低くできる。その結果、長ナットを回動操作し
て引き抜くための引き抜き操作位置の低位化を図ること
ができ、もってシリンダライナ引抜き作業の容易化を図
ることができる。また、シリンダライナ引抜き開始時に
おけるボルトのねじ部の先端部が長ナットの胴本体内に
位置させるようにしたので、上述の長ナットの下方部の
挿入と相俟って、ボルトの作動行程の大部分を長ナット
のねじ部により吸収することができ、引抜き作業終了に
おけるボルトのねじ部の先端部の位置を長ナットの胴本
体内かあるいは長ナットの胴本体から僅かに突出した部
位に抑えることができ、インパクトレンチの使用をより
容易化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はシリンダ
ライナ引抜き工具をシリンダライナにセットした状態を
示す縦断正面図、第2図は第1図におけると同じ状態を
示す他の実施例の縦断正面図である。 1……スペーサ、2……ボルト通行孔、3……上壁、4
……側壁 5……軸受枠、9……スラスト軸受、11……長ナット 15……ボルト、17……アンクル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト通行孔に同心状に軸受枠を固設した
    上壁、及び上壁の下部に隣接された側壁からなるスペー
    サと、下部にアンクルが連結ピンにより枢着されたボル
    トと、頂部にインパクトレンチのソケットが嵌合される
    回動操作部が形成されかつ前記ボルトのねじ部が螺合さ
    れる長ナットを有し、前記軸受枠と前記長ナットとの間
    にリング状のスラスト軸受が介装され、前記長ナットに
    は下端部までねじ部が形成されており、前記長ナットの
    下方部が前記スラスト軸受の内周孔に挿入され、シリン
    ダライナ引抜き開始時における前記ボルトのねじ部の先
    端部は前記長ナットの胴体内部内に位置することを特徴
    とするシリンダライナ引抜き工具。
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JPS5342995Y2 (ja) * 1975-06-27 1978-10-17
JPS5610537U (ja) * 1979-07-04 1981-01-29
JPS613850Y2 (ja) * 1979-08-24 1986-02-06

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