JP2576095B2 - テレセントリツクf・θレンズ - Google Patents
テレセントリツクf・θレンズInfo
- Publication number
- JP2576095B2 JP2576095B2 JP61099066A JP9906686A JP2576095B2 JP 2576095 B2 JP2576095 B2 JP 2576095B2 JP 61099066 A JP61099066 A JP 61099066A JP 9906686 A JP9906686 A JP 9906686A JP 2576095 B2 JP2576095 B2 JP 2576095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- positive
- telecentric
- negative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、回転多面鏡で走査する形式のレーザCOMシ
ステムにおいて、走査光学系を形成すべく、前記回転多
面鏡の倒れ角を補正するためのシリンドリカルレンズと
ともに組込まれるテレセントリックf・θレンズに関す
る。
ステムにおいて、走査光学系を形成すべく、前記回転多
面鏡の倒れ角を補正するためのシリンドリカルレンズと
ともに組込まれるテレセントリックf・θレンズに関す
る。
前記レーザCOMシステムにおいて、15mm幅のフィルム
に9600dots/inch(378dots/mm)といった高密度記録を
達成する走査光学系としては、従来、走査レンズ+縮小
投影レンズのものが知られている。しかし、この走査光
学系によるときは、走査光学系が大型なものとなる欠点
があった。
に9600dots/inch(378dots/mm)といった高密度記録を
達成する走査光学系としては、従来、走査レンズ+縮小
投影レンズのものが知られている。しかし、この走査光
学系によるときは、走査光学系が大型なものとなる欠点
があった。
また、特公昭50−13927号公報においてみられるよう
に、F値=10、2ω=45゜で8〜9枚構成のテレセント
リックf・θレンズや、特公昭54−29265号公報におい
てみられるように、F値=6、2ω=30゜で7〜8枚構
成のテレセントリックf・θレンズが知られている。
に、F値=10、2ω=45゜で8〜9枚構成のテレセント
リックf・θレンズや、特公昭54−29265号公報におい
てみられるように、F値=6、2ω=30゜で7〜8枚構
成のテレセントリックf・θレンズが知られている。
これらによるときは、f・θレンズをテレセントリッ
ク化してあるため、シリンドリカルレンズによる像面性
の良い回転多面鏡の倒れ角補正との組合わせに最適であ
るが、F値が10や6であるため、前述した9600dots/inc
hといった高密度記録には不向きである。つまり、一般
に、前記のような高密度記録を行うにあたっては、F値
=3が要求される。
ク化してあるため、シリンドリカルレンズによる像面性
の良い回転多面鏡の倒れ角補正との組合わせに最適であ
るが、F値が10や6であるため、前述した9600dots/inc
hといった高密度記録には不向きである。つまり、一般
に、前記のような高密度記録を行うにあたっては、F値
=3が要求される。
そこで、特開昭57−105715号公報においてみられるよ
うに、F値=3で4枚以上の構成のテレセントリックf
・θレンズが提案されるに至っている。
うに、F値=3で4枚以上の構成のテレセントリックf
・θレンズが提案されるに至っている。
しかし、前記特開昭57−105715号公報の実施例におい
て開示されているものは、dDををレンズ全体の軸上距
離、fをレンズ系の焦点距離とした場合、 であるため、絞り(回転多面鏡の反射面)までの距離が
小さくなりすぎて、光学系を配置できないといった欠点
があった。
て開示されているものは、dDををレンズ全体の軸上距
離、fをレンズ系の焦点距離とした場合、 であるため、絞り(回転多面鏡の反射面)までの距離が
小さくなりすぎて、光学系を配置できないといった欠点
があった。
本発明の目的は、コンパクトに構成でき、しかも、高
密度記録ができるテレセントリックf・θレンズを提供
する点にある。
密度記録ができるテレセントリックf・θレンズを提供
する点にある。
そのため、本発明は、物界側より、少なくとも1枚の
負レンズを含む第1群、1枚あるいは2枚の正レンズか
ら成る第2群、物界側に凸面を向けた正の単レンズから
成る第3群、3枚あるいは4枚のレンズから成る第4群
を順次配置してあることを特徴とするテレセントリック
f・θレンズを開発した。
負レンズを含む第1群、1枚あるいは2枚の正レンズか
ら成る第2群、物界側に凸面を向けた正の単レンズから
成る第3群、3枚あるいは4枚のレンズから成る第4群
を順次配置してあることを特徴とするテレセントリック
f・θレンズを開発した。
前記各群の役割を次に述べる。
第1群は、大きな負の歪曲を出し、f・θ性を保証す
るものである。
るものである。
第2群は、第1群で発生した球面収差、非点収差をあ
る程度補正し、第1群とでF値の大きいf・θレンズを
形成するものである。
る程度補正し、第1群とでF値の大きいf・θレンズを
形成するものである。
第3群は、テレセントリック系を形成するためのもの
であり、前記第1群および第2群とでF値が大きく、略
テレセントリックなf・θレンズを形成するものであ
る。
であり、前記第1群および第2群とでF値が大きく、略
テレセントリックなf・θレンズを形成するものであ
る。
第4群は、F値=3.0を達成するとともに、主に、コ
マ収差、像面弯曲を補正するものである。
マ収差、像面弯曲を補正するものである。
もちろん、各群は、それぞれ、他の群の性能を補完し
あい、レンズ系全体として良好な性能を維持するように
構成されている。
あい、レンズ系全体として良好な性能を維持するように
構成されている。
そして、上記構成の本発明によるテレセントリックf
・θレンズによるときは、後述実施例からも明らかなよ
うに、F値=3.0を達成して、走査レンズのみによる高
密度記録が可能となり、コンパクト化を図り得る。しか
も、テレセントリック化してあるため、シリンドリカル
レンズによる像面性の良い回転多面鏡の倒れ角補正との
組合せに好適であることは言うまでもない。
・θレンズによるときは、後述実施例からも明らかなよ
うに、F値=3.0を達成して、走査レンズのみによる高
密度記録が可能となり、コンパクト化を図り得る。しか
も、テレセントリック化してあるため、シリンドリカル
レンズによる像面性の良い回転多面鏡の倒れ角補正との
組合せに好適であることは言うまでもない。
特に、前記第4群を、正・負・正の3枚のレンズ、あ
るいは、正・正・負・正の4枚のレンズから形成した場
合には、軸外収差のコントロールが容易である。
るいは、正・正・負・正の4枚のレンズから形成した場
合には、軸外収差のコントロールが容易である。
更に、 rA:第1群負レンズの像界側曲率半径 rB:第3群正単レンズの物界側曲率半径 rC:第4群に1枚存在する負レンズの物界側曲率半径 dD:レンズ全体の軸上距離 f:全レンズ系の焦点距離 として、次の条件(イ),(ロ),(ハ),(ニ)を満
足するようにしたときには、各収差のバランスを保て
る。
足するようにしたときには、各収差のバランスを保て
る。
詳述すると、条件(イ)は、大きな負の歪曲収差を発
生させてf・θ性を出すためのものであって、上限を越
えると、歪曲収差の発生量が過剰となり、下限を越える
と、歪曲収差の発生量が不足し、収差量のコントロール
ができなくなる。
生させてf・θ性を出すためのものであって、上限を越
えると、歪曲収差の発生量が過剰となり、下限を越える
と、歪曲収差の発生量が不足し、収差量のコントロール
ができなくなる。
条件(ロ)は、前記条件(イ)で大きくなり過ぎた歪
曲収差以外の収差のうち、軸外収差、特に、非点収差、
歪曲収差を補正し、大口径のf・θレンズを成立するも
のであって、上限を越えると、非点収差を補正しきれ
ず、下限を越えると、歪曲収差を補正できなくなる。
曲収差以外の収差のうち、軸外収差、特に、非点収差、
歪曲収差を補正し、大口径のf・θレンズを成立するも
のであって、上限を越えると、非点収差を補正しきれ
ず、下限を越えると、歪曲収差を補正できなくなる。
条件(ハ)は、他のレンズ面で発生した球面収差とコ
マ収差とを大きく補正するものであって、上限を越える
と、球面収差とコマ収差の発生量が大きくなりすぎ、下
限を越えると、発生量が小さくなりすぎコントロールで
きなくなる。
マ収差とを大きく補正するものであって、上限を越える
と、球面収差とコマ収差の発生量が大きくなりすぎ、下
限を越えると、発生量が小さくなりすぎコントロールで
きなくなる。
条件(ニ)は、走査系の一部として実現するためのも
のであって、上限を越えると絞り(回転多面鏡)までの
距離が小さくなりすぎて、光学系を配置できなくなり、
下限を越えると、像面までの距離が小さくなりすぎて、
レンズの位置調節等のための機構を設けることができな
くなり、かつ、大型化する。
のであって、上限を越えると絞り(回転多面鏡)までの
距離が小さくなりすぎて、光学系を配置できなくなり、
下限を越えると、像面までの距離が小さくなりすぎて、
レンズの位置調節等のための機構を設けることができな
くなり、かつ、大型化する。
次に、本発明を具体的に説明すると、第33図に示すよ
うに、画像信号に基づいて変調されたレーザビームを回
転多面鏡(1)(ポリゴンミラー)でマイクロフィルム
(2)上に走査する形式のレーザCOMシステムにおい
て、前記回転多面鏡(1)とマイクロフィルム(2)と
の間に配設されるテレセントリックf・θレンズ(3)
であって、前記回転多面鏡(1)は、その反斜面が絞り
位置に配置するように設けられており、テレセントリッ
クf・θレンズ(3)の像界側(マイクロフィルム側)
には、前記回転多面鏡(2)の物界側に位置させたシリ
ンドリカルレンズ(4)とによって、回転多面鏡(1)
倒れ角を補正するためのシリンドリカルレンズ(5)が
配置されている。前記テレセントリックf・θレンズ
(3)の具体構成の実施例を以下に示す。なお、実施例
は、16例有り、各実施例は、それぞれ、レンズ配置図と
収差図で示してあり、その説明は、コンストデータで示
してある。コンストデータ中の屈折率は、λ=632.8nm
の値であり、収差図の歪曲収差はy′=f・θを理想像
高としたときの収差である。また、(I),(II),
(III),(IV)は、それぞれ、第1群、第2群、第3
群、第4群であり、(S)は絞りであり、fは焦点距
離、F No.はF値、2ωは画角である。また、各実施例
で示したテレセントリックf・θレンズ(3)は、全
て、倍率がゼロ、つまり、平行入射で用いるものであ
る。各実施例と図面との対応関係を表1に示す。
うに、画像信号に基づいて変調されたレーザビームを回
転多面鏡(1)(ポリゴンミラー)でマイクロフィルム
(2)上に走査する形式のレーザCOMシステムにおい
て、前記回転多面鏡(1)とマイクロフィルム(2)と
の間に配設されるテレセントリックf・θレンズ(3)
であって、前記回転多面鏡(1)は、その反斜面が絞り
位置に配置するように設けられており、テレセントリッ
クf・θレンズ(3)の像界側(マイクロフィルム側)
には、前記回転多面鏡(2)の物界側に位置させたシリ
ンドリカルレンズ(4)とによって、回転多面鏡(1)
倒れ角を補正するためのシリンドリカルレンズ(5)が
配置されている。前記テレセントリックf・θレンズ
(3)の具体構成の実施例を以下に示す。なお、実施例
は、16例有り、各実施例は、それぞれ、レンズ配置図と
収差図で示してあり、その説明は、コンストデータで示
してある。コンストデータ中の屈折率は、λ=632.8nm
の値であり、収差図の歪曲収差はy′=f・θを理想像
高としたときの収差である。また、(I),(II),
(III),(IV)は、それぞれ、第1群、第2群、第3
群、第4群であり、(S)は絞りであり、fは焦点距
離、F No.はF値、2ωは画角である。また、各実施例
で示したテレセントリックf・θレンズ(3)は、全
て、倍率がゼロ、つまり、平行入射で用いるものであ
る。各実施例と図面との対応関係を表1に示す。
第1図ないし第16図はそれぞれ、各実施例に対応するレ
ンズ配置図、第17図ないし第32図はそれぞれ、各実施例
に対応する収差図であり、第33図はレーザCOMシステム
における走査光学系の概念図である。 (I)……第1群、(II)……第2群、 (III)……第3群、(IV)……第4群。
ンズ配置図、第17図ないし第32図はそれぞれ、各実施例
に対応する収差図であり、第33図はレーザCOMシステム
における走査光学系の概念図である。 (I)……第1群、(II)……第2群、 (III)……第3群、(IV)……第4群。
Claims (1)
- 【請求項1】物界側より順に、少なくとも1枚の負レン
ズを含む第1群と、 1枚あるいは2枚の正レンズからなる第2群と、 物界側に凸面を向けた正の単レンズから成る第3群と、 正・負・正の3枚のレンズ、あるいは正・正・負・正の
4枚のレンズから成る第4群を配置してあり、 以下の条件式を満足することを特徴とするテレセントリ
ックf・θレンズ; ただし、 rA:第1群負レンズの像界側曲率半径、 rB:第3群正単レンズの物界側曲率半径、 rC:第4群に1枚存在する負レンズの物界側曲率半径、 dD:レンズ全体の軸上距離、 f:全レンズ系の焦点距離、 である。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61099066A JP2576095B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | テレセントリツクf・θレンズ |
US07/216,509 US4880299A (en) | 1986-04-28 | 1988-07-07 | Telecentric fθ lens system for laser COM |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61099066A JP2576095B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | テレセントリツクf・θレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62254112A JPS62254112A (ja) | 1987-11-05 |
JP2576095B2 true JP2576095B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=14237430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61099066A Expired - Lifetime JP2576095B2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 | テレセントリツクf・θレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576095B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106324796A (zh) * | 2015-06-17 | 2017-01-11 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种光学镜头 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2709944B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1998-02-04 | 旭光学工業株式会社 | テレセントリックfθレンズ |
TWI529417B (zh) | 2015-04-15 | 2016-04-11 | 大立光電股份有限公司 | 攝像鏡頭組、取像裝置及電子裝置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5429265A (en) * | 1977-08-08 | 1979-03-05 | Kimura Shindai Kogyo Kk | Floor plate lifting and lowering system in bed |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP61099066A patent/JP2576095B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106324796A (zh) * | 2015-06-17 | 2017-01-11 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种光学镜头 |
CN106324796B (zh) * | 2015-06-17 | 2018-12-07 | 浙江大华技术股份有限公司 | 一种光学镜头 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62254112A (ja) | 1987-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |