JP2575846Y2 - デッキプレート床用セルラー - Google Patents

デッキプレート床用セルラー

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JP2575846Y2
JP2575846Y2 JP1992083014U JP8301492U JP2575846Y2 JP 2575846 Y2 JP2575846 Y2 JP 2575846Y2 JP 1992083014 U JP1992083014 U JP 1992083014U JP 8301492 U JP8301492 U JP 8301492U JP 2575846 Y2 JP2575846 Y2 JP 2575846Y2
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deck plate
cellular
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plate floor
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JP1992083014U
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JPH0643116U (ja
Inventor
晶利 原田
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日本鋼管ライトスチール株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デッキプレ−ト床に用
いられる電気配線、通信ケーブル配線等が可能なデッキ
プレ−ト床用セルラ−に係り、特に隣接するデッキプレ
−トとの結合構造を改良するとともに、耐火被覆を先き
付けしたデッキプレ−ト床用セルラ−に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるデッキプレ−ト床用セルラ−
は、オフィス等の床に電気配線等を施すための配線用ダ
クトを有しており、隣り合うデッキプレ−トと連結して
用いられるものである。
【0003】このようなデッキプレート床セルラーとし
ては、図4に示すように、山部10と谷部11が交互に
波状に加工された鋼板からなるデッキプレート部12
と、デッキプレート部12を裏側から被覆する底板13
とからなるものが知られている。
【0004】このデッキプレート床セルラーは、山部1
0の内側と底板13との間に2つの配線用ダクトD1
2 を形成しているが、隣り合う山部の間に上蓋(図示
せず)を渡し、この上蓋と谷部11との間に更に配線用
ダクトD3 を形成し、配線用ダクトを3つとしたものも
知られている。
【0005】デッキプレ−ト床用セルラ−の山部10の
上面(又は上蓋)には、図示しない開口部が形成され、
この開口部に配線取出口が取り付けられ、この配線取出
口から配線用ダクトD1 ,D2 又はD3 を通っている電
気配線等(図示せず)が立ち上げられるようになってい
る。
【0006】デッキプレ−ト床用セルラ−の側端部14
は略逆U字状に折曲されており、隣接するデッキプレ−
ト15の側端部16が上方に折り返されてこのデッキプ
レ−ト床用セルラ−の側端部14に嵌合し、隣り合うデ
ッキプレ−ト床用セルラ−とデッキプレートとが連結さ
れるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この電気配
線等の立ち上げ箇所は、建物内部の電気設備の設置位置
等の関係からデッキプレ−ト床用セルラ−の幅方向で位
置を調整したい場合があるが、先に述べたように、隣接
するデッキプレ−ト床用セルラ−は、その側部で互いに
嵌合状態にあるために、幅方向の位置調整が困難であっ
た。
【0008】また、配線ケーブルを火災から保護するた
めにデッキプレ−ト床用セルラ−には耐火被覆を施さな
ければならないが、この耐火被覆はデッキプレ−ト床用
セルラ−を施工した後にデッキプレートの裏側から施さ
なければならないので、被覆工事が極めて面倒であっ
た。
【0009】更に、梁(図示せず)上に載置された部分
は、耐火被覆を梁が邪魔し、デッキプレート床用セルラ
ーの裏面側に耐火被覆を施すのは極めて困難であった。
【0010】本考案は上記実情に鑑みてなされたもの
で、幅方向の位置調整が可能で、しかも耐火被覆工事の
面倒もないデッキプレ−ト床用セルラ−を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案に係るデッキプレ
−ト床用セルラ−は、長尺折板状のデッキプレート部
と、このデッキプレート部の一方の面側においてその長
手方向に設けられた配線用ダクトとを備え、前記デッキ
プレート部の他方の面側には前記配線用ダクトに沿って
形成された溝状の凹部が形成され、前記デッキプレート
部は隣接して配置されるデッキプレートの山部の内側に
入ってこの山部と係合する係合部を両側に有し、この係
合部の幅は隣接して配置されるデッキプレートの山部の
幅より小さいものである。
【0012】ここで、配線用ダクトに沿って形成された
溝状の凹部に耐火被覆材を予め先き付けし、配線用ダク
ト内の電気配線を火災から守るようにしたものは特に好
適である。
【0013】
【作用】デッキプレート部の両側に形成された係合部は
隣接するデッキプレ−トの山部の内側で係合するが、こ
のデッキプレ−トの山部はその幅方向、すなわちデッキ
プレ−ト床用セルラ−と隣接する方向で適宜な幅を有し
ているので、係合部はこの範囲で移動可能であり、デッ
キプレ−トとの幅方向の連結位置が容易に調整されるこ
ととなる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図1〜図
3を参照しつつ説明する。ここで、図1は本考案に係る
デッキプレ−ト床用セルラ−の一実施例を示す全体斜視
図、図2は図1のA−A断面図、図3はセルラーと配線
取出口との関係を示す説明図である。
【0015】本実施例のデッキプレ−ト床用セルラ−
は、板状の鋼板を折曲形成してなるデッキプレート部2
0と、デッキプレート部20の一方の面側(図1では上
面側)の中央部に長手方向に向けて設けられた配線用ダ
クト30とを備えている。
【0016】デッキプレート部20の一方の面側、すな
わち図1では上面側には上面が平坦な山部21が長手方
向に向けて形成され、山部21の両側には段差22,2
2を介して平担部23,23が各々延設されている。そ
の結果、デッキプレート部20の裏面側に溝状の凹部2
4が山部21と対応するようにして長手方向に向けて形
成されている。
【0017】デッキプレート部20の平坦部23の外端
側には、山部21の側に傾いた傾斜部25が上方に向け
て延設され、傾斜部25の先側には平坦部23に対して
略平行となる頂部26が延設され、更に、頂部26の先
側には下方に折曲形成された折曲部27が延設されてい
る。傾斜部25、頂部26及び折曲部27とで係合部2
8が形成されている。
【0018】配線用ダクト30は、デッキプレート部2
0の山部21の上面に取り付けられた溝状のダクト部3
1と、ダクト部31の上部に嵌合する長尺の蓋部32と
からなる。蓋部32の裏面の中央部に断面矩形の筒状体
33が長手方向に向けて取り付けられている。ダクト部
31の上部には蓋部32が筒状体33とともに嵌合して
おり、ダクト部31内は筒状体33によって2分割され
ている。しかして、筒状体33の内部及び筒状体33の
両側には配線用ダクトとして利用できる3つの配線通路
4 ,D5 ,D6 が形成され、電気配線34が配線され
ている。
【0019】配線用ダクト30の蓋部32のうちで、電
気配線34を取り出す必要の有る位置には配線取出口3
5が形成されており、配線取出口35から電気配線34
が取り出されている。配線取出口35の高さはコンクリ
ート床(図示せず)の厚さと同じになるように調整して
用いられる。
【0020】更に、デッキプレート部20の裏面側に形
成された溝状の凹部24内には耐火被覆材40が充填被
覆され、配線通路D4 ,D5 ,D6 内の電気配線34が
火災の熱から防護されるようになっている。
【0021】次に、上記構成におけるデッキプレ−ト床
用セルラ−と隣接する左右のデッキプレ−トとの結合の
仕方を図2を参照しながら説明する。ここで、本実施例
におけるデッキプレ−ト床用セルラ−に隣接するデッキ
プレ−ト50は、二点鎖線で示されている。
【0022】本実施における係合部28の幅(図2にお
いて紙面左右方向)は、デッキプレ−ト50の山部51
の幅より狭く形成されており、このため、デッキプレ−
ト50と本考案に係るデッキプレ−ト床用セルラ−との
連結位置が幅方向で調整可能となっている。
【0023】この調整可能な範囲は、デッキプレ−ト5
0の山部51の横幅L1 から本考案に係るデッキプレ−
ト床用セルラ−の係合部28の横幅L2 を差し引いた幅
である。このように横方向での連結位置を変えることに
よって、デッキプレ−ト床用セルラ−からの電気配線の
引き出し位置が変えられることとなる。
【0024】なお、隣接デッキプレート50は、山部5
1の内側を本考案に係るデッキプレ−ト床用セルラ−の
頂部26に載せ、ここをタッピングネジ等で固定する
か、端部52を本考案に係るデッキプレ−ト床用セルラ
−の平坦部23に載せ、ここをタッピングネジ等で固定
することにより連結する。
【0025】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案に係るデ
ッキプレ−ト床用セルラ−は、その係合部を隣接するデ
ッキプレ−トの山部の内側に係合させるようにして連結
するので、隣接するデッキプレ−トとの連結位置が調整
できるようになり、従って、配線の立ち上げ位置の調整
が容易になるという効果がある。
【0026】また、本考案はデッキプレート部の裏側に
形成された溝状の凹部に予め耐火被覆材を充填被覆した
ので、デッキプレート及びセルラー施工の後に配線ダク
トの裏側に耐火被覆を施す手間をなくすことができると
いう効果がある。
【0027】更に、溝状の凹部を形成したことにより、
デッキプレート部の剛性が増し、軽量化が図れるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るデッキプレ−ト床用セルラ−の一
実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】デッキプレ−ト床用セルラー本体と配線取出口
との関係を示す説明図である。
【図4】従来のデッキプレ−ト床用セルラ−の一例を示
す部分斜視図である。
【符号の説明】
20 デッキプレート部 21 山部 22 段差 23 平坦部 24 凹部 25 傾斜部 26 頂部 27 折曲部 28 係合部 30 配線用ダクト 31 ダクト部 32 蓋部 33 筒状体 34 電気配線 35 配線取出口 40 耐火被覆

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺折板状のデッキプレート部と、この
    デッキプレート部の一方の面側においてその長手方向に
    設けられた配線用ダクトとを備え、前記デッキプレート
    部の他方の面側には前記配線用ダクトに沿って形成され
    た溝状の凹部が形成され、前記デッキプレート部は隣接
    して配置されるデッキプレートの山部の内側に入ってこ
    の山部と係合する係合部を両側に有し、この係合部の幅
    は隣接して配置されるデッキプレートの山部の幅より小
    さいことを特徴とするデッキプレ−ト床用セルラ−。
  2. 【請求項2】 配線用ダクトに沿って形成された前記溝
    状の凹部に耐火被覆材を予め充填被覆したことを特徴と
    する請求項1記載のデッキプレ−ト床用セルラ−
JP1992083014U 1992-11-07 1992-11-07 デッキプレート床用セルラー Expired - Lifetime JP2575846Y2 (ja)

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JPH0643116U JPH0643116U (ja) 1994-06-07
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