JP2575297B2 - 鋼製地下構造物の接合部構造 - Google Patents

鋼製地下構造物の接合部構造

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JP2575297B2
JP2575297B2 JP6269009A JP26900994A JP2575297B2 JP 2575297 B2 JP2575297 B2 JP 2575297B2 JP 6269009 A JP6269009 A JP 6269009A JP 26900994 A JP26900994 A JP 26900994A JP 2575297 B2 JP2575297 B2 JP 2575297B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレハブ地下室ある
いはシールド工法におけるトンネル一次覆工等の鋼製地
下構造物の接合部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a),(b) は、従来の鋼製地下構造物
の接合部構造の一例を示し、接合される鋼製パネル1
(セグメント)の接合フランジ2にボルト孔3が所定間
隔おきにそれぞれ設けられ、このボルト孔3に挿通され
る接合ボルト4とこの接合ボルト4に螺合されるナット
5とによって鋼製パネル1と1とが接合されている。
【0003】また、接合フランジ2,2 間には、ボルト孔
3の室外側と室内側とに位置して帯状のシール材6が接
合フランジ2の長手方向に沿って平行に介在され、さら
に、ボルト孔3の周囲に接合ボルト4が挿通されるボル
ト孔7を有するシール材8が介在されることによって接
合部の防水がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋼製地下構造物
の接合部構造は、以上説明したように構成され、3枚の
シール材6と8を一枚一枚取り付ける必要があるので、
その取り付けが面倒である等の課題があった。
【0005】また、接合ボルト4の締め付けに際してシ
ール材6がずれて接合フランジ2の外側にはみ出してし
まう等の課題もあった。
【0006】そこで、当出願人は、これらの課題を解決
するためにシール材6と8とを一体化したものを開発し
たが(図3(c) 参照)、これらのシール材はいずれも、
軟質で、しかも、網状に形成されて隙間が多いために、
伸びたりねじれたりしてセットがしにくい等の課題があ
った。
【0007】また、接合ボルト4の締め付けに際し、空
気を抱き込んでしまい、このため、シール材の一部が接
合フランジ2の外側に膨出してはみ出してしまう等の課
題があった。さらに、シール材6と8とが一体的に形成
されることから、やや幅広く形成する必要があるため無
駄な部分が多くなる等の課題もあった。
【0008】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、シール材を確実に取り付けて防水処理
を確実に行えるようにした鋼製地下構造物の接合部構造
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る鋼製地下
構造物の接合部構造は、接合フランジと接合フランジと
の間に前記接合フランジの長手方向に帯状に形成され、
かつ、所定位置にスリット状の切り込み部を有するシー
ル材を介在することにより構成されている。
【0010】
【実施例】図1〜2(a),(b),(c),(d) は、この発明に係
る鋼製地下構造物の接合部構造の一実施例を示し、図に
おいて、前記従来例と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0011】符号9は、鋼製パネル1の接合フランジ2,
2 間に接合部の防水のために介在されるシール材であ
る。
【0012】シール材9は、接合フランジ2の長手方向
に沿って帯状に形成され、かつ、その中央部にスリット
状の切り込み部10がシール材9の長手方向に所定間隔お
きに形成されている。切り込み部10は、すくなくともボ
ルト孔3に対応する位置には形成するものとし、その設
置間隔はボルト孔3の設置間隔等を考慮して適当に決め
られている。
【0013】また、切り込み部10の形状としては、例え
ば、図2(a),(b),(c),(d) に図示するものが考えられる
が、切り込みであれば必ずしもこれらの形状に限られる
ものではない。
【0014】また、シール材9の素材としては、弾力性
に富み、かつ、水密性、気密性に優れたもの、例えば、
プチルゴムシーリング、シリコンシーリング材、ポリウ
レタンシーリング材、ポリサルフアイドシーリング材、
エポキシゴムシーリング材等が使用されている。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明した構成からな
り、接合フランジと接合フランジとの間に介在されるシ
ール材が、前記接合フランジの長手方向に沿って帯状に
形成され、かつ、所定位置にスリット状の切り込み部が
形成されてなるので、シール材を接合フランジに取り付
ける際にシール材が伸びたりねじれたりすることがほと
んどなく、シール材を接合フランジのボルト孔とシール
材の切り込み部とを合わせながら簡単に取り付けること
ができ、また、ボルト孔と切り込み部との多少のずれ
も、シール材を上下左右に適当にずらすだけで簡単に調
整でき、さらに、シール材に空気を抱き込むような空間
部分がほとんどないので、連結ボルトの締め付け時にシ
ール材が膨出して接合フランジの外側にはみ出してしま
うようなこともないので、接合部の防水を確実に行うこ
とができる効果がある。
【0016】また、従来のシール材よりも幅狭く形成で
きるので、材料を節約できてコストダウンを図れる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの発明に係る鋼製地下構造物の接合部
構造の一実施例を示す接合部の縦断面図、(b) はその分
解縦断面図である。
【図2】(a),(b),(c),(d) は、シール材の一例を示すシ
ール材の一部平面図である。
【図3】(a) は鋼製地下構造物の接合部構造の従来例の
一実施例を示す接合部の分解縦断面図、(b),(c) はシー
ル材の一部平面図である。
【符号の説明】
1…鋼製パネル1(セグメント)、2…接合フランジ、
3…ボルト孔、4…接合ボルト、5…ナット、6…ボル
ト孔、7…ボルト孔、8…シール材、9…シール材、10
…切り込み部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に接合フランジを有する複数枚の鋼
    製パネルを、前記接合フランジを複数本の接合ボルトに
    よって接合してなる鋼製地下構造物の接合部構造におい
    て、前記接合フランジと接合フランジとの間に前記接合
    フランジの長手方向に沿って帯状に形成され、かつ、所
    定位置にスリット状の切り込み部を有するシール材を介
    在してなることを特徴とする鋼製地下構造物の接合部構
    造。
JP6269009A 1994-11-01 1994-11-01 鋼製地下構造物の接合部構造 Expired - Fee Related JP2575297B2 (ja)

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