JP2575254B2 - 電子媒体テープの内容をログするための装置 - Google Patents

電子媒体テープの内容をログするための装置

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JP2575254B2
JP2575254B2 JP3510463A JP51046391A JP2575254B2 JP 2575254 B2 JP2575254 B2 JP 2575254B2 JP 3510463 A JP3510463 A JP 3510463A JP 51046391 A JP51046391 A JP 51046391A JP 2575254 B2 JP2575254 B2 JP 2575254B2
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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  • Recording Measured Values (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景分野 当発明は、あとで検索して視聴できるように、電子媒
体テープの内容、特に内容のサブジェクト、内容の収録
時間、およびテープ上の位置などの情報をログするため
の装置に関連している。
従来の技術の背景 電子媒体テープ・レコーダを使うときは、通常、時間
と内容の異なるさまざまな記録内容をテープに記録す
る。この内容は時間的にも位置的にも、テープ上の全く
離れた箇所に記録されることがあるので、記録内容の整
理は難しい。たとえば、家庭用ビデオ・カセット・レコ
ーダ(VCR)には、最高8時間に及ぶスポーツ、ニュー
ス、コメディー、自然番組などが、さまざまな収録時間
とテープ・カウンタ読出値で記録されることになる。こ
のようなテープの内容を記録するには、従来の技術では
不十分である。
これまで、電子媒体カセット・テープのメーカーは、
カセットのパッケージと収納箱の一部として、テープ内
の番組を記録しておくように、自己接着性のラベルを初
めとする補助的な方法を提供してきた。このような記録
方法は、ボールペンや鉛筆、添付ラベルなどを用いて、
苦労して関連データに詳しい記録を付けなくてはならな
いので、不便なだけでなく、不十分でもある。さらに、
再生や録画を頻繁に行なっていくうちに、テープの内容
が変わってしまい、過去の記録が無駄になるばかりか、
将来の記録管理をも複雑なものにしてしまう。
ほとんどのビデオ・カセット・レコーダ(VCR)に
は、そのカウンタ・メカニズムに、テープ内の最新内容
の頭出し機能が採用されている。この機能を使うこと
で、オペレータはダビングする前にカウンタをゼロに設
定できる。ダビングが完了し、そのテープを巻き戻す
と、レコーダのメカニズムはカウンタがゼロの時点で自
動的に巻き戻しを終了する。この機能を使えば、テープ
内の最新内容の頭出しはできても、テープ上の別の位置
にある内容を見つけたり識別したりはできない。また、
実際のゼロ・カウントを再設定するには、テープ・リー
ルをその先頭まで完全に巻き戻さなくてはならず、非常
に時間がかかる。リセット・カウンタはオーディオ・テ
ープ・レコーダにも装備されているが、普通は自動停止
機能を備えていない。
家庭用VCRについて考えると、さまざまなテレビ番組
を頻繁にダビングした場合、ビデオ・テープ・カセット
の本数もそれだけ多くなる。通常、番組の長さや種類、
また特定のテープにどの番組が収められているのかにつ
いてほとんど記録されないまま、保管テープは貯まる一
方である。このような記録情報がないためで、見たい箇
所だけ探すのはほとんど不可能に近い。特に、テープに
記録してから見るまでの間にかなりの月日が経過してお
り、またテープの詳細について正確に思い出せない場
合、特定の番組だけ識別して再生することは極めて難し
い。
電子媒体テープの内容に関する現行の記録方法は、初
歩的で不十分である。前述のレコーダ・カセット・ラベ
ルの方法に改良を加えて、必要な情報の詳細なログを得
られるようにすることも可能だが、そのような方法は煩
わしく、時間もかかる。
結論として、当発明では電子媒体テープの内容に関す
るデータを記録するためのログ装置を提案する。この装
置は使いやすく、識別データを容易に変更できるととも
に、テープの内容とその関連事項について、動的または
静的な記録を得られる。この結果、電子媒体テープの再
生したい内容をテープ上で簡単に識別して見つけられる
ようになる。電子媒体テープの内容な、家庭用、科学研
究、またはビジネス用を含む、あらゆる利用分野のビデ
オ・テープまたはオーディオ・テープ、もしくはその両
方を含む。
目的と利点 以上、私の発明の目的と利点は次のように要約でき
る。
(a)苦労してメモを作成しなくても、電子媒体テープ
上にサブジェクト、収録時間、およびテープ位置に関す
るデータを記録したいという、現在の要望に応える。
(b)比較的製造費の安い代替ログ装置の設計を用意す
ることで、大規模な普及が促進される。
(c)もう1つの代替ログ装置の設計も提案しており、
この設計は比較的製造費は高いものの、耐用年数が長く
用途も幅広いので、長期間の使用や劣悪な環境での使
用、または汎用装置として使う場合に適している。
(d)膨大な労力や時間を費やすことなく、過去にログ
してある電子媒体テープの内容を識別して見つけるため
の特定情報を、簡単に変更/更新できるようにする。
(e)操作しやすいログ装置を提供する。
(f)認識されない入力エラーの発生率を減らす、また
は取り除くログ装置を提供する。
(g)オペレータのテープ・ライブラリに、各テープ・
カセットと一緒に保管できる、安価なログ装置を提供す
る。
(h)テレビのリモート・コントローラに近い方式で、
日常的にすぐ使える小型、軽量の装置を提供する。
私の発明の目的と利点については、図とその説明を読
めば、さらに明白になる。
図面の簡単な説明 当発明の好ましい実施例とこれに代替する実施例につ
いて、以下に述べる図により説明する。近い関係にある
図には同じ数字をふり、それぞれの図に異なる補助アル
ファベットを付けた。
Fig.1Aは、当発明に基づく機械式ログ装置の水平実現
方法を表す、1.25Xスケールの平面図である。
Fig.1Bは、当発明に基づく機械式ログ装置の水平実現
方法を表す、1.25Xスケールの底面図である。
Fig.2Aは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ウ
ィンドウ・スペーサ層の0.6Xスケールの等尺図である。
Fig.2Bは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ス
ペーサ層の0.6Xスケールの等尺図である。
Fig.2Cは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ス
ライド・ガイド・アレイとケース背面のアセンブリの0.
6Xスケールの等尺図である。
Fig.3Aは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、パ
ネル面とケース前面のアセンブリの1.25Xスケールの平
面図である。
Fig.3Bは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ア
イコン・ストリップ(片)の2Xスケールの平面図であ
る。
Fig.3Cは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ス
ライド・ベースとタブのアセンブリの2Xスケールの等尺
図である。
Fig.3Dは、機械式ログ装置の水平実現方法を表す、ウ
ィンドウ・スペーサ、スペーサ、スライド、スライド・
ガイド・アレイ、およびケース・バックのアセンブリの
1.25Xスケールの平面図である。
Fig.4Aは、代替の垂直実現方法を表す、機械式ログ装
置の1.25Xスケールの平面図である。
Fig.4Bは、代替の垂直実現方法を表す、機械式ログ装
置の1.25Xスケールの底面図である。
Fig.5は、機械式ログ装置の垂直実現方法を表す、ケ
ース前面、ウィンドウ・スペーサ、スライド・ガイド・
アレイ、およびケース背面のアセンプリの0.5Xスケール
の平面図である。
Fig.6Aは、機械式ログ装置の垂直実現方法を表す、パ
ネル面とケース前面のアセンブリの1.25Xスケールの平
面図である。
Fig.6Bは、機械式ログ装置の垂直実現方法を表す、ア
イコン・ストリップの2Xスケールの平面図である。
Fig.6Cは、機械式ログ装置の垂直実現方法を表す、ス
ライド・ベースとタブのアセンブリの2Xスケールの等尺
図である。
Fig.6Dは、機械式ログ装置の垂直実現方法を表す、ス
ライド、スライド・ガイド・アレイ、およびケース背面
のアセンブリの0.75Xスケールの平面図である。
Fig.7Aは、当発明に従うログ装置の電子式実施例を表
す、1.75Xスケールの平面図である。
Fig.7Bは、当発明に従うログ装置の電子式実施例を表
す、1.75Xスケールの底面図である。
Fig.7Cは、ログ装置の電子式実施例を表す回路構成図
である。
Fig.8Aは、スロット・ステータス・アイコンの特定操
作設定を表す、水平的な機械式ログ装置の1.25Xスケー
ルの平面図である。
Fig.8Bは、スロット・ステータス・アイコンの特定操
作設定を表す、垂直的な機械式ログ装置の1.25Xスケー
ルの平面図である。
Fig.8Cは、ログ装置の電子式実施例の動作を表すフロ
ー・チャートである。
Fig.8Dは、セットアップ中の動作表示を表す、ログ装
置の電子式実施例の1.75Xスケールの平面図である。
Fig.8Eは、ステータスのモニタリングまたは変更中の
動作表示を表す、ログ装置の電子式実施例の1.75Xスケ
ールの平面図である。
図の参照番号 すべての部品と構成要素を個別に識別するため、図に
は次の参照番号を使用している。近い関係にある部品と
構成要素は同じ番号をもつが、補助アルファベットが異
なる。
10 ケース 10a ケース背面 10b ケース前面 12 パネル面 12a ラベル 12b 分割線 12c タイムスロット・ロケータ 14 ディスプレイ・ウィンドウ 14a 電子ディスプレイ−セットアップ・モード 14b 電子ディスプレイ−ステータス・モード 14c 液晶ディスプレイ(LCD) 15 ディスプレイ・マップ 16 スロット 18 スライド 18a スライド 音楽番組設定 18b スライド 番組続行設定 18c スライド 旅行番組設定 18d スライド トークショー設定 18e スライド スロットル利用可能設定 18f スライド コメディーショー設定 18g スライド スポーツ番組設定 18h スライド 映画番組設定 20 タブ 22 アイコン・キー 24 VCR、テープ、および設定に関する仕様 25 レコーダの仕様とセットアップ・コード 25a 電子媒体レコーダの仕様 25b セットアップ・コード選択リスト 25c 状態およびサブジェクトの設定 25d タイムスロットの可用性リスト 26 指示 28 ウィンドウ・スペーサ層 30 スペーサ層 32 スライド・ガイド・アレイ 34 アイコン・ストリップ 36 スライド・ベース 38 キーボード 40 アドレス・バス 42 データ・バス 44 コントロール・バス 46 電源 46a バッテリ 46b 電圧調整器 48 マイクロコントローラ 50 中央処理装置(CPU) 52 読取専用メモリ(ROM) 54 内蔵ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 56 入出力(I/O)ポート 56a 増設RAM I/Oポート 58 オシレータ 60 増設RAM 62 ドット・マトリックスLCDコントローラ/ドライバ 62a 外付けディスプレイ・ドライバ 62b 別個の電源 64 7セグメントのLCDコントローラ/ドライバ 66 液晶ディスプレイ・モジュール 実施例の説明 当発明における装置は、記録後の検索が簡単に行える
ようにするためのものであり、電子媒体テープの内容に
関する特定の識別情報を記録する必要のあるあらゆる場
面に利用できると思われる。利用分野は、ビジネス、科
学研究、または個人的使用を目的とする、オーディオ、
ビデオ、またはオーディオ・ビデオである。ここに例と
して挙げた利用分野は、家庭用VCRに録画している商用
テレビ番組に関する情報をログする場合である。
この節では、私の発明の3つの実施例について述べ
る。最初の2つは機械式実施例の実現方法の好ましい案
と代替案、そして3つめは電子式の方法について述べ
る。機械式実施例は低コストの生産に適しており、大規
模な普及を促進する。
ログ装置は特定の設計仕様で使うことを目的としてい
るが、他の設計仕様をサポートするよう生産することも
簡単にできる。電子式実施例は比較的高い生産費を要す
るが、さまざまな使用条件に幅広く応用できる。また、
テレビのリモート・コントローラのように、長期間に渡
り連続使用する場合にも適しており、機械式実施例より
も多数の機能を備えている。
好ましい機械式実施例−Fig.1−3 Fig.1AとFig.1Bは、当発明における機械式ログ装置の
好ましい(水平)実現方法について、それぞれ1.25Xス
ケールの平面図と底面図を示している。この装置を使え
ば、サンプルのテープ・カセットとVCR設定の制限内
で、テープ上のサブジェクト、収録時間、そしてテープ
位置をログできる。サンプルの装置は、RCAコーポレー
ションのVHS VCRでT−120のビデオ・カセットを使い、
VCRの設定をスーパー・ロング・プレイ(SLP)にしてい
る場合を想定している。仕様の詳細については後述す
る。
Fig.1AとFig.1Bに示すログ装置は、長さ約10.2cm、幅
約18.5cmの薄い長方形のケース10でできている。ケース
10の厚さは、この例では約3mmとしているが、ケースの
頑丈さを維持するうえで最低限実用的な厚さと考えられ
る。上記の寸法は、ログ装置をビデオ・テープのケース
と一緒に、またはそのケースの中に収納できるように、
平面図の値を標準のビデオ・カセット・テープの寸法に
近づけることを意図して選択したものである。たとえ
ば、オーディオ・テープの録音内容に使うログ装置の好
ましい平面寸法は、長さ約6.4cm、幅10.2cmである。最
小の厚さは、操作中に装置の頑丈さを保ち、また希望に
応じてビデオ・テープのカセット・ボックスに収納でき
る厚さにすることが望ましい。ケース10の厚さではテー
プの収納箱に収まらない場合、この装置はビデオ・テー
プのケースと一緒に、もしくはそのケースに取り付けて
保管してもよい。
Fig.1Aの平面図は装置の前面を示しており、パネル面
12、ディスプレイ・ウィンドウ14、スロット16、スライ
ド18、およびスライド・タブ20で構成される。パネル面
12は入力方法と出力表示方法の定義を提供し、30分間隔
の記録時間、カウンタ読出値、そして特定のタイムスロ
ットの番号指定など、テープ・レコーダのモデルと操作
設定に特有の状態を表示する。ディスプレイ・ウィンド
ウ14では、その下にあるスライド18の上部表面に見える
マーキングを確認することで、特定のタイムスロットの
現在のステータスを知ることができる。スライド18のほ
とんどはタブ20をもち、タブ20は対応するスロット16を
通して突き出している。タブ20はスライド18を動かすた
めに使う。
Fig.1Bの底面図は装置の背面を示しており、使用説明
26、アイコン・キー22、そしてVCR、テープ、および設
定に関する仕様24を定義する、四角で囲まれた領域であ
る。使用説明26については、「操作」の節に詳説してい
る。媒体テープの内容に関するサブジェクト・カテゴリ
の識別方法には、説明用の単語、ニーモニック、数字コ
ード、略語、シンボル、またはアイコンなど、さまざま
な方法がある。アイコンは小型構成という条件にすぐに
適応するうえ、記録内容と連想突けて簡単に憶えること
ができるので、好ましい実施例にはアイコンを選択して
いる。
アイコン・キー22には、状態とタイトルという、2種
類のアイコンが用意されている。状態アイコンはタイム
スロットの状態、すなわちタイムスロットは記録内容の
受け入れに使えるか、それともいま現在のサブジェクト
の続行に使うかを定義するものである。サブジェクト・
アイコンはユーザが録画するテレビ番組のさまざまなカ
テゴリを識別することを目的としている。合計12個のア
イコンは、スライド18の長さに収まり、ディスプレイ・
ウィンドウ14を介して簡単に解釈でき、そしてスライド
18上のアイコン同士の間隔条件に合うようになってい
る。通常のアイコンだけではカバーできないサブジェク
トも収められるように、「その他」という名前のサブジ
ェクト・アイコンも用意されている。
VCR、テープ、および設定に関する仕様24は、Fig.1B
の指定箇所に定められている。VCRのカウンタ・メカニ
ズムの設計、使用するビデオ・カセット・テープの種
類、そしてVCRの記録速度の設定値に応じて、それぞれ
の記録条件にさまざまな仕様を適用する。好ましい実施
例は、RCAコーポレーションのVHS VCRとT−120のテー
プ・カセットを使い、VCRの記録速度設定はSLPにしてい
る場合に基づく。これらの仕様は、私個人の経験、そし
てこの条件が最も一般的だろうという考えで選んだ。た
とえば、カウンタのメカニズムがRCAコーポレーション
の設計に合わなくても、ほとんどのカウンタはそのまま
使えるものと思われる。また、T−160にSLPを使う場合
以外、すべての標準的なテープ・カセット(T−60,T−
120,およびT−160)と速度設定では、総記録時間が短
くなるので、代替方法よりは、前述のカセットとVCR設
定を使うことが多いであろう。記録時間が短縮されれば
テープの内容をトラッキングするのは簡単になり、ログ
装置を使う必要は少なくなる。機械式実施例のサンプル
は、若干の変更を加えるだけで、たとえばT−160のカ
セットとロング・プレイ(LP)、またはSLPの速度設定
を使うようにするなど、代替仕様に合わせることも可能
である。VCRにタイムベースのカウンタが装備されてい
る場合、装置は変更しなくてもそのまま使える。更に、
「好ましい電子的実施例」の節では、汎用の設計につい
て解説する。
Fig.2A,2B,2Cは、3か所の好ましい機械式実施例のケ
ース設計について、0.6Xスケールの等尺図を示してい
る。3つの構成要素の外形寸法は、すべてケース10と同
じである。ウィンドウ・スペーサ層28は透明な素材でで
きており、厚さは約0.2mm、そして下のタブ20にアクセ
スできるように、切り抜きを設けてある。
ウィンドウ・スペーサ層28はその中央帯に黒い分割線
12bをもち、パネル面12上の対応する黒い分割線12bとか
み合う。ウィンドウ・スペーサ層28の分割線12bは、デ
ィスプレイ・ウィンドウ14を通して見え、その下に取り
付けられているスライド18同士のインタフェースに境界
線を画している。ウィンドウ・スペーサ28の主な機能
は、その下のスライド18を保護するとともに、はっきり
と見えるように、頑丈で透明なウィンドウを提供するこ
と、分割線12bを提供すること、また、その下に取り付
けられているスライド・ガイド・アレイ32の厚さに起因
するスペースを埋めることにある。スペーサ層30は半透
明の素材でできており、厚さは約2mm、そしてスライド
・ガイド・アレイ32にぴったりとはまるフレーム構成を
もつ。ケース背面10aは半透明の素材でできており、厚
さは約0.8mm、そして上部表面のスライド・ガイド・ア
レイ32に取り付けられている。ケース背面10a上のスラ
イド・ガイド・アレイ32の位置は、ディスプレイ・ウィ
ンドウ14を通して見たときに、スライド18のどこにも触
れることなく、タブ20がスロット16の中で正しく動くよ
うにすることが大切である。このため、図に示している
ように、ケース背面10aの上部表面の右側には、スライ
ド・ガイド・アレイ32のオフセットが設けられている。
スライド・ガイド・アレイ32は、主要部品であるスライ
ド18のスペースを確保するために、厚さ約0.3mmという
非常に薄い断面に作る、または鋳造する必要がある。個
々のガイドの高さは約2mmである。スライド18は、何か
のはずみで動かないように、スライド・ガイド・アレイ
32にぱったりときつく収まる。また、はめ合い部品が鋳
型のプラスチックでできている場合、スライド18がスラ
イド・ガイド・アレイ32で誤って動かないように、移動
止めを付けることもできる。スライド・ガイド・アレイ
32はスライド18用のトラックも備え、スライド18同士の
接触を防止している。
Fig.3Aは、パネル面12とケース前面10bのアセンブリ
の1.25Xスケールの平面図である。パネル面12は、デー
タ入出力領域を定義するラベル12a、番号付きタイムス
ロットの境界線を画す分割線12b、および特定のタイム
スロットに対する所定のディスプレイ・ウィンドウを探
すためのタイムスロット・ロケータ12cで構成される。
分割線12bは、1時間と30分の時間間隔を区別するた
め、暗い線と明るい線で交互に引かれている。パネル面
12の右上隅にある空白箇所は、名称や商標を付けるとき
に利用する。パネル面のレタリングは、装置の素材とコ
ストを考慮しながら、シルクスクリーン、プリント、打
ち出し、写真製版、またはデカルコマニアなど、さまざ
まな技法を使って添付する。シルクスクリーンは最も経
済的で耐用性に優れているため、この方法を薦める。ケ
ース前面10bは薄い基材でできており、ここにはラベル1
2a、分割線12b、およびタイムスロット・ロケータ12cの
マーキングを付ける。ケース前面10bの厚さは約0.5mmで
あり、装置の垂直中央線に沿って、長方形の垂直スロッ
ト、ディスプレイ・ウィンドウ14が配置されている。デ
ィスプレイ・ウィンドウ14の右側には、12個の長方形の
水平スロット16があり、各スロットはその下に取り付け
られている移動可能なスライド18の中央に、等間隔でセ
ンタリングされている。装置のケース全体10は、ケース
前面10bのアセンブリと、Fig.2に描かれている各層から
構成される。
Fig.3BとFig.3Cには、スライド18の構成要素を2Xの実
際のサイズで示してある。Fig.3Bは、スライド・ベース
36の上部表面に添付されているアイコン・ストリップ34
を示している。アイコン・ストリップ34は、カスタマイ
ズ可能なフォントやアイコンの作成機能を備えているソ
フトウェア・パッケージ、たとえばGeneric CADD 3.0
(Generic Software Inc.の商標、所在地はRedmond,Was
hington98052)などを使用して作成する。アイコン・ス
トリップ上の状態アイコンとサブジェクト・アイコンの
間隔は、ディスプレイ・ウィンドウ14を通して、スライ
ド18の末端を含むすべての位置について重なり合うこと
なく完全に見えるようにすることが大切である。アイコ
ン・ストリップ34の寸法は、長さ8.0cm、幅0.6cmであ
る。Fig.3Cは、スライド・ベース36とタブ20のアセンブ
リを示す等尺平面図である。スライド・ベース36は、右
端に、その幅の中でセンタリングされているタブ20をも
つ。スライド・ベース36は、長さ8.9cm、幅0.6cm、厚さ
2mmである。タブ20は幅3mm、長さ5mm、厚さ2mmである。
スライド・ベース36は、ウィンドウ・スペーサ28の中央
から得た素材を使用して作る。スライド・ガイド・アレ
イ32には12個のスライド18を取り付け、タブ20はスロッ
ト16を通して突き出ている。
Fig.3Dは、好ましい機械式実施例を表す、ウィンドウ
・スペーサ層28、スペーサ層30、スライド18、スライド
・ガイド・アレイ32、およびケース背面10aのアセンブ
リの1.25Xスケールの平面図である。各タブ20には、上
部表面に、パネル面12のタイムスロッド・ロケータ12c
に対応する番号が順番に付けられている。好ましい機械
式実施例の全アセンブリは、Fig.1AとFig.1Bに示すよう
に、ケース前面10bのアセンブリと、Fig.3Dに示してい
るアセンブリで構成される。たとえば、装置の素材がビ
ニール・シートの場合について考えると、各層のアセン
ブリは高品質のビニール・セメントを用いて作ることに
なる。
この節に述べたログ装置の機械式実施例の好ましい
(水平)案は、下記に述べる代替案と比べて、次のよう
な利点がある。
1.スライド・タブ20を本体の前面に見えるようにするこ
とで、データ入力方法を容易にしている。この設計によ
り、オペレータはスライド・タブ20のタイムスロット番
号をはっきりと見ることができ、間違って別のスライド
を動かす危険が少なくなる。
2.前面に取り付けられているスライド・タブ20は、使用
していないときに、間違って動かす危険が少ない。
3.本体の全体幅が広くなっているので、スライド18の長
さを伸ばすことができる。この結果、特定数の状態アイ
コンとサブジェクト・アイコンについて、アイコン・ス
トリップ34に配置するアイコンの密集度を緩和すること
ができる。
好ましい実施例の利点と欠点については、詳しくは以
下の節の代替実施例の説明を読めば明らかになる。
実施例の説明(続き) 代替の機械式実施例−Fig.4−6 Fig.4AとFig.4Bは、当発明における機械式ログ装置の
代替(垂直)実現方法を表す、1.25Xスケールの平面図
と底面図である。サンプルのログ装置は、家庭用VCRに
録画されている商用テレビ番組に関する情報をログする
ことを目的としている。この装置を使えば、サンプルの
テープ・カセットとVCR設定の制限内で、サブジェク
ト、収録時間、そして録画内容のテープ上の位置などの
情報をログすることができる。サンプルの装置は、RCA
コーポレーションのVHS VCRとT−120ビデオ・カセット
を使い、VCRの設定はSLPにしている場合に基づく。仕様
の詳細については後述する。
Fig.4AとFig.4Bに示されているレコーディング装置
は、長さ約18.5cm、幅約10.2cmの薄い長方形のケース10
でできている。ケースの厚さは、この例では約3mmとし
ているが、ケースの頑丈さを維持するうえで最小の実用
的厚さと考えられる。上記の寸法は、ログ装置をビデオ
・テープのケースと一緒に、またはそのケースに入れて
保管できるように、標準的なビデオ・カセット・テープ
の寸法にほぼ近い平均値とすることを意図して選んだ。
たとえば、オーディオ・テープに使うログ装置の場合、
好ましい平面寸法は長さ約10.2cm、幅約6.4cmとなる。
最小の厚さは、操作中に装置を頑丈に保ち、また希望に
応じてビデオ・テープ・カセットの箱に収納できるだけ
の厚さが望ましい。ケース10の厚さではテープの収納箱
に収まらない場合、装置はビデオ・テープのケースと一
緒に、もしくはそのケースに取り付けて保管することも
できる。
Fig.4Aの平面図は装置の前面を示しており、パネル面
12、ディスプレイ・ウィンドウ14、アイコン・キー22、
VCR、テープ、および設定に関する仕様24から構成され
ている。パネル面12は出力表示方法の定義を提供し、30
分間隔の記録時間、カウンタ読出値、そして特定のタイ
ムスロットの番号指定など、テープ・レコーダのモデル
と操作設定に特有の条件を表示する。ディスプレイ・ウ
ィンドウ14では、その下のスライド18の上部表面に見え
るマーキングを確認することで、特定のタイムスロット
の現在の状態を知ることができる。
媒体テープの内容に関するサブジェクト・カテゴリを
識別する方法には、説明用の単語、ニーモニック、数字
コード、略語、シンボル、またはアイコンなど、さまざ
まな方法がある。アイコンは小型の構成に容易に適応で
き、記録内容について連想しながら簡単に憶えられるの
で、代替の機械式実施例ではアイコンを選択している。
アイコン・キー22は、状態とサブジェクトの2種類のア
イコン・カテゴリを定義する。状態アイコンはタイムス
ロットの状態、すなわちタイムスロットは記録内容の受
け入れに使えるのか、それともいま現在のサブジェクト
の続行に使うのかを定義する。サブジェクト・アイコン
は、ユーザが録画するテレビ番組の各カテゴリを識別す
るためのものである。合計12個のサブジェクト・アイコ
ンは、スライド18(Fig.6D)の長さに収まり、ディスプ
レイ・ウィンドウ14を通して簡単に解釈でき、またスラ
イド18上のアイコン同士の間隔条件に合うようになって
いる。通常のアイコンだけではカバーできないサブジェ
クトも扱えるように、「その他」というサブジェクト・
アイコンも用意されている。「仕様」というラベルの、
四角で囲まれている領域は、VCR、テープ、および設定
に関する仕様24を定義する。VCRのカウンタ・メカニズ
ムの設計、使用するビデオ・カセット・テープの種類、
およびVCRの記録速度設定に応じて、それぞれの記録条
件にさまざまな仕様を適用する。代替の実施例は、RCA
コーポレーションのVHF VCRとT−120のテープ・カセッ
トを使い、VCR記録速度はSLPに設定している場合を想定
している。仕様は個人的経験と、これらの条件が最も一
般的であろうという考えに基づいて決めた。
たとえば、カウンタ・メカニズムがRCAコーポレーシ
ョンの設計に合うよう標準化されなくても、ほとんどの
カウンタはそのまま使えると考えられる。また、T−16
0にSLPを使う場合以外、すべての標準的なテープ・カセ
ット(T−60,T−120,T−160)と速度設定では、総記録
時間は短くなるので、一般には上記のカセットとVCR設
定を使うものと考えられる。記録時間が短縮されれば、
テープの内容をトラッキングするのも簡単になるので、
ログ装置を使う必要は少なくなる。サンプルの機械式実
施例は、若干の変更を加えるだけで、たとえばT−160
カセットとLPまたはSLP速度設定を使うなど、別の仕様
に合わせることもできる。VCRにタイムベースのカウン
タが内蔵されている場合、装置は変更を加えなくてもそ
のまま使える。さらに、「好ましい電子式実施例」の節
では、もっと汎用の設計についても解説する。
Fig.4Bの底面図は装置背面を示しており、使用説明26
とアイコン・キー22を定義する四角で囲まれた領域を表
している。また、スロット16、スライド18、およびタブ
20も見える。各タブ20には、その上部表面に、パネル面
12のタイムスロット・ロケータ12cに対応する番号が順
番に付いている。使用説明26については、「操作」の節
で詳しく述べる。装置背面のアイコン・キー22は、前面
のアイコン・キーと同じである。アイコン・キーは入力
中と出力中の両方において利用できるように、装置の両
面に配置されている。入力方法と出力表示方法は、好ま
しい実施例では両方とも前面にあるのに対して(Fig.1
A)、代替実施例では分けられていることに注意された
い。
Fig.5は、機械式ログ装置の代替実施例を表す、ケー
ス前面10b、ウィンドウ・スペーサ28、スライド・ガイ
ド・アレイ32、およびケース背面10aのアセンブリの0.5
Xスケールの平面図である。上記4種類の構成要素の外
形寸法は、ケース10について述べた寸法と同じである。
ケース前面10bは半透明の素材でできており、厚さは約
0.8mm、そして垂直中央線に沿って12個の長方形の開口
部をもつ。
開口部は、その下にあるスライド・ガイド・アレイ32
の水平スロットの中央にも用意されている。各開口部は
ディスプレイ・ウィンドウ14を構成する。スライド・ガ
イド・アレイ32は半透明の素材でできており、厚さは約
2mmである。水平スロットにはスライド18を入れられる
仕組みになっている(Fig.4B)。ケース前面10bとスラ
イド・ガイド・アレイ32の間には、厚さ約0.2mmの透明
な素材の層、ウィンドウ・スペーサ28を取り付けてい
る。最後に、スライド・ガイド・アレイ32の背後には、
ケース背面10aが配置されている。ケース背面10aは半透
明の素材でできており、厚さは約0.5mm、そしてスライ
ド・ガイド・アレイ32の水平スロット中央には、12個の
水平スロット16が並んでいる。ケース背面10aには、幅
の狭いスロット18を通して突き出ているタブ20を入れ、
使用説明26とアイコン・キー22は、Fig.4Bに示すように
四角で囲まれている。ケース10は、Fig.5に示している
構成要素のアセンブリとして構成されている。
Fig.6Aは、パネル面12とケース前面10bのアセンブリ
の1.25Xスケールの平面図である。パネル面12は、デー
タ出力領域を定義するラベル12a、番号付きタイムスロ
ットの境界線を画す分割線12b、そして特定のタイムス
ロットに対する所定のディスプレイ・ウィンドウを探す
タイムスロット・ロケータ12cで構成されている。分割
線12bは、1時間と30分の時間間隔を区別するため、暗
い線と明るい線で交互に引かれている。パネル面12の空
白箇所は、名称または商標に使う。パネル面のレタリン
グは、装置の素材とコストを考慮しながら、シルクスク
リーン、プリント、打ち出し、写真製版、またはデカル
コマニアなど、さまざまな技法を使って添付する。シル
クスクリーンは最も経済的で耐用性に優れているため、
この方法を薦める。ケース前面10bには、ラベル12a、分
割線12b、およびタイムスロット・ロケータ12cのマーキ
ングを付ける。
Fig.6BとFig.6Cには、スライド18の構成要素が2Xの実
際のサイズで示されている。Fig.6Bは、スライド・ベー
ス36の上部表面に添付されているアイコン・ストリップ
34を示している。アイコン・ストリップ34は、カスタマ
イズ可能なフォントやアイコンの作成機能を備えている
ソフトウェア・パッケージ、たとえばGeneric CADD 3.0
(Generic Software Inc.の商標、所在地はRedmond,Was
hington98052)などを使用して作成する。アイコン・ス
トリップ34における状態アイコンとサブジェクト・アイ
コンの間隔は、ディスプレイ・ウィンドウ14(Fig.4A)
を通して、スライド18(Fig.4B)の末端を含むすべての
位置について重なり合うことなく完全に見えるようにす
ることが大切である。代替の実施例に対するアイコン・
ストリップ34上のアイコンと、好ましい実施例に対する
アイコン(Fig.3B)の縦横比は、代替実施例の狭い全体
幅を収めるように、縮小する必要がある。アイコン・ス
トリップ34の寸法は、長さ5.1cm、幅8mmである。Fig.6C
は、スライド・ベース36とタブ20のアセンブリを示す等
尺平面図である。スライド・ベース36には、その中央線
にタブ20が付いている。スライド・ベース36は、長さ5.
1cm、幅8mm、厚さ2mmである。タブ20は幅3mm、長さ12m
m、厚さ2mmである。スライド・ベース36は、スライド・
ガイド・アレイ32のスロットをカットすることによって
から得た素材を使用して作る。スライド・ガイド・アレ
イ32には12個のスライド18を取り付け、タブ20はスロッ
ト16を通して突き出ている。
Fig.6Dは、代替の機械式実施例を表す、ウィンドウ・
スペーサ層28、スライド18、スライド・ガイド・アレイ
32、およびケース背面10aのアセンブリの0.75Xスケール
の平面図である。ログ装置の代替の機械式実施例のアセ
ンブリ全体は、Fig.4AとFig.4Bに示すように、ケース前
面10bのアセンブリと、Fig.6Dに示しているアセンブリ
で構成される。たとえば、装置の素材がビニール・シー
トの場合について考えると、各層のアセンブリは高品質
のビニール・セメントを用いて作ることになる。
この節に述べた機械式実施例の代替(垂直)案は、好
ましい実施例に比べて、次のような利点がある。
1.本体の全体幅が広いので、同じスライド幅でもスライ
ド18の数を多くすることができ、多数のタイムスロット
を要する設計に適応できる。たとえば、T−160のテー
プ・カセットとSLPの速度設定をサポートするには、16
個のタイムスロットが必要である。
2.本体の全体的長さが長いので、同じスライド数でもス
ライド18の幅を広くすることができ、アイコン文字の縦
横比を縮小する必要がある場合でも、アイコン・ストリ
ップ34は読みやすくなる。
3.ケース10の幅は狭く、操作中、エーザの片手にすっぽ
りと収まるサイズと形状をしている。
水平実現方法と垂直実現方法の利点と欠点を対比して
みると、ここに述べる設計条件としては、水平構成の方
が「好ましい」と言える。
実施例の説明(続き) 電子式実施例−Fig.7 Fig.7AとFig.7Bは、当発明におけるログ装置の電子式
実施例を表す、1.75Xスケールの平面図と底面図であ
る。この装置では、あとで容易に検索できるように、サ
ブジェクト、収録時間、そしてテープ上の記録位置に関
する情報がログできる。この方法を使えば、複数のセッ
トアップ・コードのうち1つだけ選択することができ
る。セットアップ・コードを使えば、代替のビデオ・カ
セット・テープ、または記録速度設定、もしくはその両
方を使用して情報を受け入れるように、装置をプログア
ムすることができる。この点では、電子式実施例は機械
式実施例よりも幅広い条件に適用できると言える。サン
プルの装置は、RCAコーポレーションのVHS VCRを使い、
すべてのビデオ・カセット・テープ(T−60,T−120,T
−160)とレコーダの速度設定(LP,SP,SLP)に対応する
よう設計されている。
RCAコーポレーションのVHS VCRは、私の個人的経験
と、VCRのカウンタ・メカニズムがRCAコーポレーション
の設計に合うよう標準化されてなくても、ほとんどの設
計は準拠するだろうという考えに基づいて選択してい
る。カウンタ・メカニズムの設計が異なり、別の設計パ
ラメータを要する場合(たとえば、タイムベースのカウ
ンタや、特定の記録時間に対してカウンタ読出値が異な
る場合)、当装置はその仕様に準拠するように、生産段
階で簡単に変更できる。同様に、サンプルの設計は、オ
ーディオ・テープの録音内容にも対応できるようにする
など、他の利用分野にもすぐに適応可能である。
Fig.7AとFig.7Bに示すように、ログ装置は薄い長方形
のケース10でできており、オペレータの片手にすっぽり
と収まるサイズと形状をしている。ケース10の寸法は、
長さ12cm、幅7.6cm、厚さ約2cmである。機械式実施例と
異なる、寸法の選択に当たっては、テレビのリモート・
コントローラのように、長期的に使用するうえで便利で
あることを最大の主眼としている。サンプルの機械式実
施例の場合は、サイズは読みやすさとデータの記録条件
を念頭に入れて考えており、標準のテープ・カセットと
一緒に保管できる寸法にすることを最も重要視してい
る。
Fig.7Aの平面図は装置の前面を示しており、ディスプ
レイ・ウィンドウ14、パネル面12、ディスプレイ・マッ
プ15、レコーダ仕様およびセットアップ・コード25、そ
してキーボード38で構成されている。液晶ディスプレイ
(LCD)の構成要素であるディスプレイ・ウィンドウ14
は、約長さ約25cm、幅4.0cmである。ディスプレイ・ウ
ィンドウ14の下にあるパネル面12では、領域はディスプ
レイ・マップ15、「仕様&セットアップ・コード」とい
うラベルのブロック25、そしてキーボード38という、3
つの区画に分かれている。ディスプレイ・マップ15は、
オペレータ用に、LCDの3個所の読出領域に表示される
情報の種類を示す。レコーダの仕様とセットアップ・コ
ード25は、同様に、(1)当装置を使えるレコーダの種
類、そして(2)複数のセットアップ・コードとそれぞ
れのコードに対応するレコーダの速度設定およびテープ
の種類を定義する。キーボード38は、図に示されている
ように、電源スイッチと各種のキーで構成されており、
希望の使用条件に合わせて装置をセットアップしたり、
ダビングのあとで媒体テープの内容に関する識別データ
を記憶したり、情報の検索中に装置にコマンドを送るた
めに使う。
Fig.7Bの底面図は装置の背面を示しており、(1)使
用説明26、(2)状態とサブジェクトの設定25c、そし
てタイムスロットの可用性リスト25dを定義する、四角
で囲まれている領域を表している。指示26の詳細につい
ては「操作」の節で述べる。媒体テープの内容に関する
サブジェクト・カテゴリを識別する方法には、説明用の
単語、ニーモニック、数字コード、略語、シンボル、ま
たはアイコンなど、複数の方法がある。電子式実施例で
は、機械式実施例ほどスペースの制限が厳しくないの
で、単語による説明を選択している。アイコンを使用す
ることもできるが、この場合にアイコンを使用しても、
電子部品とディスプレイの複雑さが増すだけで、操作上
の利点はほとんどない。状態およびサブジェクトの設定
25cは、対応するラベルをもつ、四角で囲まれた領域に
示されている。状態設定はタイムスロットの状態、すな
わちタイムスロットは記録内容の受け入れに利用できる
か、それともいま現在のサブジェクトの続行に使うかを
定義する。サブジェクトの設定は、ユーザが録画するテ
レビ番組の各カテゴリを識別することを目的としてい
る。合計12個のサブジェクト設定が用意されているが、
この数は難なく増やせる。通常の設定だけではカバーで
きないサブジェクトも扱えるように、「その他」という
名前のサブジェクト設定も用意されている。
各セットアップ・コードに使う30分間隔のタイムスロ
ットの数は、タイムスロットの可用性リスト25dに与え
られている。タイムスロットの可用性リスト25dと、レ
コーダの仕様およびセットアップ・コード25の間には、
そのレコーダ固有の設計、速度設定、そしてテープの長
さに応じて変化する正比例の関係がある。これらの要因
は、関連するカウンタ読出値にも影響を及ぼす。
Fig.7Cは、ログ装置の電子式実施例に対する回路構成
図である。装置のアーキテクチャは、ハードウェアが全
体として(1)入力、(2)データ処理、(3)出力と
いう3種類のカテゴリに分けられているという点で、従
来のディジタル処理システムのアーキテクチャに準拠し
ている。また、アドレス・バス40、データ・バス42、お
よびコントロール・バス44という言葉についても、従来
通りの意味である。「バス」とは、命令を実行する、デ
ータの流れを指示する、もしくは制御信号を適用すると
きに、ハードウェアの各構成要素により共有される一式
の共用伝導体のことである。ハードウェアを希望の利用
分野に調整できるように、Fig.7Cの設計には追加の機能
も用意している。
最も重要な調整機能は核となる要素、すなわちデータ
・プロセッサの選択である。例で定義している装置の条
件を考えれば、演算機能は原則として無視してもかまわ
ない。計算器は別にあるので、乗算や除算などの複雑な
数式を処理する必要はない。命令の処理中は加算、減
算、およびシフト演算が必要になるが、この機能は比較
的簡単に備えられる。このため、一番考えなくてはなら
ないのは、読取り、書込み、I/O、メモリ・アクセス、
およびレディー信号などの制御機能である。マイクロコ
ントローラは一種のデータ・プロセッサで、特に制御機
能がほとんどを占める分野で使うよう設計されている。
当装置に使えるマイクロコントローラの一般的特長とし
ては、低コスト、オンチップのROMおよびRAM、8ビット
の処理、双方向のI/O、改良された命令セット、そして
公称5ボルトの単一電源で動作することが挙げられる。
機能はほかにもあるが、詳しくは後述する。
電源46は、すべての能動的(半導体/集積回路)、受
動的(ディスクリート抵抗器/キャパシタ)、そしてデ
ィスプレイの電子部に、+5.0±10%の標準のDC電圧を
送る。電源46は9ボルトの標準乾電池46aで稼働し、未
調整のバッテリ電圧を調整することで、量的にも質的に
も妥当な電源電圧を提供するように、電圧調整器46bの
回路(通常はツェナー・ダイオード型)を備えている。
電源スイッチがONのときに、キーボードからの入力が約
30秒間ないと、電源を自動的に遮断するために、自動電
源遮断回路が用意されている。専用回路は、通常の動作
中、電源スイッチがOFFのときでも、増設ランダム・ア
クセス・メモリ(RAM)60に電力を供給する。
Fig.7Cに示すように、キーボード38の設計は、多数の
キーを備えている通常のディジタル装置と比べて、比較
的単純である。一般に、9個以上のキーをもつキーボー
ドは、マトリックス・デザインを使用して実現され、ど
のキーが押されているかを識別するために、ローとカラ
ムを連続してスキャンしていく。マトリックス・デザイ
ンは、ローとカラム(各キーは別々)の数の積から入力
ラインの本数を減らし、ローとカラムの合計にする。こ
の設計例では、必要な入力ラインは7本だけで、電源O
N、セットアップ、ステータス、スキャン、リセット、
エンター、そしてセットアップ/エンターの各キーだけ
である。最後のコマンドは、「操作」の節に解説してい
るように、バッテリ46aを取り付けている場合、特殊な
コードを挿入するときだけ必要となる。7本の専用入力
ラインは、7個の入力を扱える最小のマトリックス・キ
ーボード、3 X 3のマトリックスよりも、この設計で
実現する方が簡単である。
キーはON−OFFスイッチと同様、常時開、単極、単投
スイッチとして働く。開のときにキー(またはスイッ
チ)上でHIGHを維持するため、及びノイズの影響をでき
るだけ扱えるために、入力ラインにはプルアップ式の抵
抗(通常は10kΩ)が取り付けられており、。また、ソ
フトウェア・プログラムは、キー・バウンスに負けるこ
となくユーザのアクションが完了するように、プログラ
ムの実行を約0.25秒遅延させる。コンソールの特別なマ
ーキング箇所に力が加わるとその力に反応するような、
圧力感知型のキーを使うこともできる。このタイプのキ
ーボードは、キーが間違って起動してデータの消失やエ
ラーが発生する危険を減らしてくれる。ただし、このよ
うな装置は普通、押す前に本体を平面で支えなくてはな
らないので、予想される使用条件では多少の難がある。
設計例の入力条件はコストを考えて意図的に制約してあ
るが、この設計は入力機能を高めるために、あとで改良
することも可能である。たとえば、アルファベットの入
力キーと所定のソフトウェア/ハードウェアを備えれ
ば、サブジェクト・カテゴリについてカスタマイズした
説明を挿入できるようになる。このようなときは、従来
通りの設計のマトリックス・キーボードが最適である。
Fig.7Cの中央には、データ・プロセッサの主要構成を
示している。データ・プロセッサの心臓部はモノリシッ
ク・マイクロコントローラ48である。マイクロコントロ
ーラは、超小型回路の主要メーカーから数多くの種類が
販売されており、基本的には制御機能に最適なように設
計されているものの、個々の設計の特長は若干異なる。
さらに、各メーカーは所有権付きの設計とプロセス内
に、オプションの機能も用意している。Fig.7Cの例に示
している設計は、8ビットの制御指向マイクロコンピュ
ータのMCS−51ファミリに属する、インテルの8051マイ
クロコントローラを使用することを前提としている。MC
S−51はインテル・コーポレーション(所在地:3065 Bow
ers Avenue,Santa Clara,CA 95051)の商標である。805
1マイクロコントローラは高密度の金属酸化膜半導体(H
MOS)である。ここで説明している重要な構成要素の大
半はマイクロコントローラの基本構造で実現されている
ので、マイクロコントローラ48のアーキテクチャについ
て、単純な回路図を示してある。構成要素には、中央処
理装置(CPU)50、読取専用メモリ(ROM)52、内蔵ラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)54、入出力(I/O)ポー
ト56、およびオシレータ58がある。8051の主要オプショ
ンの1つは、核となるオンチップの機能を損なうことな
く増設のROMまたはRAMもしくはその両方を追加するため
のオプションである。したがって、通常の操作中、電源
OFFのときを含めて、いつでも現在のセットアップ・デ
ータとステータス・データを記憶できるように、256バ
イトの増設スタティックRAM60デバイスを取り付けてい
る。
CPU50は、ROM52に格納されているシステム・プログラ
ムに応答して、データを移動したり命令を実行する、8
ビットの算術論理演算装置(ALU)とそのレジスタで構
成されている。8051でALUと一緒に使うレジスタは、内
蔵RAM54の一部をなす、複数の特殊関数レジスタ(SFR)
である。レジスタのいくつかとALUはビット・アドレス
可能で、制御機能の向上につながり、8051アーキテクチ
ャの重要な特長となっている。制御装置では算術計算は
最小限ですむが、条件付き分岐決定とブール演算(AND,
OR,排他的OR,NOT)を含む論理関数を実行するために、C
PUは不可欠である。8051の論理命令のリストは、制御分
野でCPUを最適に使えるように、特に強化している。以
上述べた事実とRAM54の中のビット・アドレス可能なレ
ジスタにより、ほとんどの場合はCPU50の中のアキュム
レータ・レジスタに頼る必要はなくなり、効率と処理速
度は大幅に改善される。
ROM52は、たとえばディスプレイ・ドライバ、および
キーボードのデコード、セットアップ・コード、そして
ステータス用語のための探索表(Fig.7A)を含む、シス
テム・プログラムの命令を記憶する4Kバイトのマスタ・
プログラム・メモリである。ソフトウェアは、インテル
の8051命令セットを利用しているアセンブリ言語で書か
れている。アセンブリ言語のコードはCPU50で使われる
前に、同社のASM−51などの商用アセンプラ・ソフトウ
ェア・パッケージを使用して、マシン・コードに変換さ
れる。マシン・コードに変換され、完全にデバッグされ
て、最終的なコードになったら、そのマシン・コードは
ROM52の製造に使う生産マスクの設計のために、同社に
引き渡す。このプロセスを繰り返すと比較的コストが高
くなるので、フォルトのないコードにするために、開発
中はその部品の拡張ROM機能を使うことも考えた方がよ
いだろう。この場合、消去とプログラム可能な読取専用
メモリ(EPROM)を使うことも考えられる。ただし、生
産については、当装置は一定の動作条件に合うよう事前
にプログラムされているので、EPROMは必要ない。マイ
クロコントローラ48のメモリ構成の特長は、内蔵RAM54
と比較して、ROM52には別々のアドレス指定方式、制御
信号、そして関数が適用されることにある。たとえば、
CPU50は内蔵RAM54の外でプログラムの命令を実行するこ
とはできない。また、このようにして別々にしているこ
とは、制御機能の最適化に寄与する。
内蔵RAM54は128バイトのメモリ領域をもち、この例で
は主作業メモリとして使われており、現在のセットアッ
プ・データとステータス・データの記憶は増設RAM60に
任せている。内蔵RAM54は、それぞれ8個のデータ・レ
ジスタからなる4列、ビット・アドレス可能な16バイト
の記憶域、80バイトのスクラッチ・パッド・メモリ、そ
して21個のSFRで構成される。SFRの約半数は、ビット・
アドレス可能である。ビット・アドレス可能なSFRとし
ては、I/Oポート54、アキュムレータ、およびプログラ
ム・ステータス・ワードとして働くレジスタと、割り込
み機能のためのレジスタがある。SFRの記憶位置は、ビ
ット・アドレス可能であることに加え、その名前を指定
することでもアドレス指定できる(例:SPはステック・
ポインタにアドレス指定する)。内蔵RAM54にアクセス
するデータ転送命令の実行時間は、8MHzのオシレータで
は、その命令に応じて、1〜3マイクμsである。
マイクロコントローラ48は、ポート0〜3までの、4
個の8ビットI/Oポート56をもつ。4個のポートはすべ
て双方向で、それぞれラッチ(SFR P0〜P3)、出力ドラ
イバ、および入力バッファを備えている。ポート0〜2
の出力ドライバは増設RAM60へのアクセスを提供する。
ポート0はRAM60のアドレスの下位バイト(256バイトに
は十分)を提供し、書き込み中、または読み取り中のデ
ータ・バイトでタイム・マルチプレクスされる。ポート
2は普通、RAM60のアドレスの高位バイトを出力するた
めに使われ、この用途では必ずSFRの内容を送信する。
ポート3のピンはすべて多機能を備え、ポートのピンと
して働くだけでなく、RAM60の読取り/書込みストロー
ブや割り込みなど、特別な機能も提供する。ポート3の
代替機能はSFRのビット・ラッチをロジック「1」にセ
ットすることで呼び出される。ポート1は前述の通り、
キーボード・インタフェースとして働く。
オシレータ58は、マイクロコントローラ48に、所要レ
ベルの周波数と質でAC電源を送るために必要であり、い
ずれもこの用途では重大ではない。一般に「オンチップ
・オシレータ」と呼ばれるオンチップの構成要素は、反
転増幅器を表し、外付けのクロック・ソースの追加を必
要とする。動力源は水晶またはセラミックの共振器であ
る。セラミックの共振器は水晶よりも範囲の広い周波数
許容偏差で動作するが、安価である。サンプルの装置で
は、コストが大きな決定要因なので、8MHzのセラミック
共振器を薦めている。始動時と周波数の安定性を最適化
するために、回路内の外部キャパシタ値と共振器の性能
について、慎重に一致させることが必要である。
増設メモリを追加する理由には2つある。(1)内部
RAM54に用意されている128バイト以上のRAMに増やすた
め、そして(2)使用してないときにRAMの電力を維持
するためである。外形を封筒のサイズにすることと、コ
ストを安く抑えるという条件を満たすために、増設RAM6
0のサイズは制限しなくてはならない。ステータス用語
とすべてのプロンプトを含む、現在のセットアップ・デ
ータとステータス・データの記憶に必要な最大バイト数
は、245バイトである。これは表Iに示すようにして求
めた。
表I−増設RAMのサイズの決定 1.ディスプレイ 2.行暗号 3.最大サイズ 4.記憶文字数/行 5.各繰り返し 6.所要バイト数 7.コメント 8.スペース含むプロンプト用語(4);すべてアルファ
ベット 9.1時間の桁数 10.30分の桁数と小数点 11.カウンタ読出値と桁数 12.タイムスロットの桁数 13.6文字超のステータス用語は略す;すべてアルファベ
ット 14.ディスプレイ・マップ合計 245 (*)ソフトウェアで実現している固定フィールド・ス
ペース 「利用可能」、「続行」、「その他」などのステータ
ス用語は、メモリの節約とディスプレイの互換性を考慮
して、略している。8051は、MCS−51ファミリの他のデ
バイスに用意されているような、内蔵RAM54に対するオ
プションの電源低下モードを備えてないので、電源につ
いては、専用の電源回路を用意してある。
増設RAMを使う代わりに、MCS−51ファミリ・マイクロ
コントローラの相補高密度酸化金属膜半導体(CHMOS)
である、80C52マイクロコントローラを使うこともでき
る。80C52は、使用してないときも内蔵RAM電源を維持す
る、オプションの電源低下モードを備えている。この装
置は256バイトの内蔵RAMを備え、上位128バイトとSFRの
間に並行なアドレス・スペースを提供している。この結
果、アドレス指定可能なRAMの総記憶域は、256バイトの
増設RAM、すなわち384バイトをもつ、8051の記憶域に等
しい。ただし、8051に比べて、80C52のポート数は少な
いうえ、機能も余分であり、コストも高くなるので、80
51を選択し、増設RAMを追加することが望ましい。
ここではインテルの8155という、256バイト(256バイ
トx8)のスタティックRAMを選択している。このデバイ
スには3個のI/Oポート56a、タイマ、およびプログラム
可能なコマンド・レジスタが備わっている。コマンド・
レジスタはポートの使用とタイマの作動モードを定義す
る。8155からマイクロコントローラへのインタフェース
は、8051のポート0のマルチプレクス機能を使うことで
簡単に行なえるので、別のアドレス・ラッチ集積回路を
用意する必要はなくなる。インタフェースをとるには、
I/Oポート56の多数のラインが必要となるが、追加のRAM
I/Oポート56aにより、I/Oラインの利得が達成される。
8155のタイマ出力を使い、ドット・マトリックス・コン
トローラ/ドライバ62に、250KHzのクロック信号を送る
ことができる。
マイクロコントローラ48の特別な周辺機能(外部割り
込み制御、シリアル・ポート・インタフェース、および
タイマ/カウンタ)が用意されているが、ここではあま
り利用しないので、Fig.7Cには示してない。ただし、キ
ーボードから“RESET"と入力する割り込み制御機能は必
要であり、マイクロコントローラ48のRSTピンにロジッ
ク「1」をかけることで達成している。
ディスプレイの要素はFig.7Cの上に示してある。一般
に、液晶型のディスプレイは消費電力と電圧が低く、コ
ストも安くすみ、小型の機器にも対応できるので、例に
示している装置にはLCDが一番適当である。LCDには、他
の技術と比較して、たとえば輝度、動作温度範囲、解像
度、そして速度が低いなどの欠点もあるが、この用途で
は大きな制限とはならない。Fig.7Aと8C〜8E、そしてそ
の説明文に、重要な物理的条件を示している。物理的条
件は、(1)ディスプレイの全体的寸法;1.0"×1.5"、
(2)3行、(3)一番上の行は12個の英字、(4)中
央の行には7個の数字、(5)一番下の行には9個の英
字、(6)各行には2個のフィールド、そして(7)通
常、各行には固定フィールドの間に1スペース、という
条件になる。数字ディスプレイの文字カウントには、数
字の桁と一緒に小数点も含まれることに注意されたい。
ドット・マトリックスLCDは、セグメント型と比較し
て、高品質の英字を表示するのに理想的である。14と16
セグメントのLCDでも、それなりの品質で英字を表示す
ることはできるが、インタフェースの複雑さが制限因子
となっている。もう1つの欠点は、7セグメントのLCD
に比べて、14と16セグメントのLCDのコントローラ/ド
ライバ装置は比較的数が少ないことである。したがっ
て、上と下の行にそれぞれ12文字と9文字のドット・マ
トリックスLCD、そして中央の行に7文字の7セグメン
トLCDを採用している、最小機能のディスプレイを薦め
る。前述の条件をすべて満たす既製のLCD(または別の
ディスプレイ)は入手できないと思われるので、特注の
ディスプレイが必要となる。LCDのメーカーはたくさん
あり、少なくともそのうちの1社は、試作品と関連条件
を提出すれば、特注ディスプレイの注文に応じてくれ
る。そのメーカーはAND(所在地:770Airport Blvd.,Bur
lingame,CA94010)である。
LCDを使う代わりに、セグメント型またはドット・マ
トリックス型の発光ダイオード(LED)型のディスプレ
イも使える。ただし、LEDでもセグメント型を使う英字
の実現は難しく、サイズの制約から、ドット・マトリッ
クス型を使うことはできない。加えて、LCDに比べて、
コスト、複雑さ、そして消費電力が極めて大きいという
欠点もある。
ベースラインとして提案しているディスプレイ14c
は、最も古くて最も一般的なツイステッド・ネマティッ
ク(TN)LCDである。25ミリボルトを超えるDCまたはDC
部品は、液晶構成部に重大な障害を及ぼすので、ACの励
振電圧を必要とする。30Hz未満の周波数ではディスプレ
イがちらちらし、100Hzを超える周波数では消費電力が
増えるとともに「ゴースト」が発生してしまう。一般的
な陽極型と陰極型のLCDや、CMOSインタフェース・ロジ
ックが好ましい。
LCDを選択する際には、励振方法も考えなくてはなら
ない。最も一般的な直接励振は、ディスプレイの各要素
に個別に電圧を加える方法である。ただし、このような
装置は複雑さゆえ、制限がある。英字を表示することの
難しさも制限因子である。一方、励振波形は普通、50パ
ーセントのデューティ・サイクル、32Hz、5ボルトのrm
s方形波である。もっと汎用に使えるLCDとしては、マル
チプレックス型がある。このタイプはX−Yマトリック
ス・フォーマットを使い、個々のコモン面(X軸)とセ
グメント面(Y軸)の要素は、相互接続されているスト
リングを形成する。これらのストリングには順次電圧が
かけられるので、回路の励振に大幅は削減をもたらす。
指定のフォーマット(励:5x7)は、それぞれセグメント
面とコモン面の数を表す。
損傷から保護するために、LCDに低圧のDC部品を使わ
なくてはならないことで、マルチプレクスは非常に複雑
になる。この結果、直接励振のLCDで使われる32Hzの方
形波よりも、かなり複雑な波形になる。ただし、幸いな
ことに、たくさんのメーカーが、特定用途に合うコント
ローラ/ドライバ装置を提供している。このような特殊
な超小型回路と、互換性のあるマルチプレクスされたLC
Dを使うことで、直接励振を使うよりも、全体としての
複雑さは大幅に緩和される。このため、推奨されるディ
スプレイは、既存の部品と同じかまたはそれに近い、マ
ルチプレクスされたLCDとコントローラ/ドライバ装置
を採用している。
ディスプレイ14c上と下の行は、ともにドット・マト
リックス・モジュール型のAND491番(AND社、William
J.Purdy Companiesの子会社、Burlingame,CA94010)、
またはLMO52L番(HITACHI America Ltd.,Schaumburg,IL
60173)に似ており、両方とも2つの行にそれぞれ16文
字を表示する。AND社と日立のさまざまなLCDモジュール
製品に対応するため、提案されているディスプレイは内
蔵型の制御用大規模集積回路(LSI)を備えている。こ
れは5x7のマトリックス・フォーマットで必要な最小文
字数を表示し、文字の高さは6mmである。同様の既存製
品における余分な機能(たとえばカスタム文字や160文
字)は、この用途では必要とされないが、拡張機能とし
て使うか、未使用のまま残しておくか、またはコストを
考えて削除することができる。中央の行のLCDは、提案
されているLCDでは7文字、7セグメント、そして桁の
高さは6mmであることを除き、AND部品番号F0204M(1
行、4文字、7セグメント、高さ12.7mm)に似ている。
インタフェースの各要素は、増設RAM60に記憶されて
いるプロンプトと現在のセットアップおよびステータス
・データを制御、デコード、および移動して、LCD14cに
正しい文脈で表示するために必要である。これらの要素
は他のメモリ・ディスプレイ動作と同じような機能を行
なう。ディスプレイ14cはRAM60にマップされる。この技
法を使うことで、ディスプレイ14cはCPU50によりRAMと
して扱われるので、CPUのアクセス回路を減らすととも
に、全体的効率も高まる。インタフェースの主な要素と
しては、ドット・マトリックスLCDコントローラ/ドラ
イバ62と、7セグメントのLCDコントローラ/ドライバ6
4がある。
コントローラ/ドライバ62としては、モデルHD44780
内蔵型コントローラ/ドライバ(Hitachi America,Lt
d.,2000Sierra Point Pkwy.,Brisbane,CA94005−191
8)、またはそれに相当するものを薦める。上記のコン
トローラ/ドライバは+5ボルトのCMOS LSIチップで、
80x8ディスプレイ・データRAM(すなわち最大80文
字)、文字発生機構ROM、I/Oバッファ、2個の8ビット
・レジスタ(命令とデータ)、出力シフト・レジスタと
ラッチ回路、タイミング発生回路、そしてLCDドライバ
回路で構成される。内蔵のLCDドライバ回路は、16個の
コモン信号ドライバと40個のセグメント信号ドライバを
備える。後者の信号ドライバは1行当たり8文字を扱え
る。推奨するドット・マトリックス・ディスプレイ構成
(2行、1行当たりそれぞれ12文字と9文字)について
は、追加のセグメント信号ドライバを用意するために、
日立のモデル44100Hという外部ディスプレイ・ドライバ
62aが1つ必要となる。ディスプレイ・ドライバ62aもCM
OS LSI部品であり、2セットの20ビット・シフト・レジ
スタに文字パターンのシリアル・データを受け入れ、シ
リアルからパラレルへの変換を行ない、これらのデータ
をラッチするとともに、内蔵のドライバ回路に格納され
ない文字へのインタフェースをとる出力ドライバを制御
する。
HD44780は外部または内部クロックを使用して動作す
る。このオプションにより、250KHzオシレータのソース
として増設RAM60に用意されているタイマ機能を使える
ようになる。また、本体内で複雑な励振波形を得るため
に使う印加電圧を発生させるために、別個の電源62bが
必要である。励振波形はディスプレイ14cの上と下の行
のドット・マトリックスLCDの入力ピンに順次送られ
る。電源62bは、コントローラ/ドライバ64について以
下に述べるような抵抗分割ネットワークを利用すること
で、5つの電圧レベルを備えている。所要電圧レベルは
負荷時間率の関数で、コモン面の数と正比例する。たと
えば、16文字のディスプレイに使うコントローラ/ドラ
イバの電源は、1/16の負荷時間率をもち、8文字のディ
スプレイに使う電源は1/8の負荷時間率と、異なる電圧
レベルをもつことになる。対称な波形を得るための離散
的ACと最小のDC入力電圧レベルを確立するため、数学的
関係も用意されている。
コントローラ/ドライバ64としては、ハリスのモデル
ICM7231(Harris Semiconductor,2460Component Dr.,Sa
n Jose,CA95112)を薦める。このCMOS部品は8桁、7セ
グメント、40ピンのデュアル・インライン・パッケージ
(DIP)ドライバである。モデルICM7231は並列入力、ト
リプレクス(3x3のマルチプレクス)出力を使い、公称
5ボルトを必要とする。ICM7231ディスプレイ・ドライ
バは、入力データ/アドレス・ラッチ、データ/アドレ
ス・デコーダ、8セットのセグメント・ライン・ドライ
バとそのラッチ、チップ選択回路、そしてコモン・ライ
ン・ドライバで構成されている。使用しない8番めの桁
ドライバは、既製部品を利用できるように、使用不可に
することができる。
ICM7231は、ストリング内の3個の等しい値の抵抗か
らなる、オンチップのディスプレイ電圧レベル発生機構
も備えている。この回路とオンチップのオシレータは、
ディスプレイ14cにおける中央の行のLCDのコモン・ライ
ンとセグメント・ラインに対して、小数点(信号表示
器)を含む、必要なすべての複雑な波形とタイミングを
提供する。
液晶ディスプレイ・モジュール66は、コントローラ/
ドライバ62と64、外部ドライバ62a、電源62b、およびLC
D14cを含む、出力表示機能を行なうためのすべての要素
で構成されている。
ログ装置の電子式実施例は、機械式(水平と垂直)実
施例と比べて、主に次のような利点がある。
1.電子式実施例は、指定の媒体レコーダに利用できる、
すべての種類のテープとレコーダ速度設定に使える。一
方、機械式の装置は特定の条件に適応している。このた
め、複数の機械装置が必要となる場合には、1台の電子
装置を使う方がよいと言える。
2.耐久性に優れているので、長期間にわたり椅子のわき
で日常的に使い、録画や視聴を何度も繰り返すテープの
内容をログする場合は、電子装置の方が適している。
3.使用してないとき、誤った情報の影響を受けることが
少ない。
4.サンプルの装置よりも多くのサブジェクト・カテゴリ
を記憶する、またはログされている内容のサブジェクト
についてカスタマイズした説明を挿入する機能を備える
など、いつでも機能を向上することができる。
ログ装置の電子式実施例は、機械式(水平と垂直)実
施例に比べて、主に次のような欠点がある。
1.非常に高価なので、機械式装置ほど大規模に普及する
ことは期待できない。
2.テープの内容を永久に記録しておくためにテープ・カ
セットと一緒に保管する場合には向かない。
3.一度に1個のタイムスロット情報しか表示されないの
で、テープの内容に関して即座に「スナップショット」
を見ることはできない。
操作 この節では、私の発明の3通りの実施例、すなわち水
平および垂直の機械式方法と電子式方法の操作手順につ
いて解説していく。ここでは、主として「説明」の節に
述べている使用説明26に関して詳しく解説する。
好ましい機械式実施例−Fig,1A,1B,8A まず、Fig.1Bに示されている装置の背面右側にある、
VCR、テープ、および設定に関する仕様24を参照された
い。明記されている仕様24は、使用するレコーダ、テー
プの種類、そして速度設定に適用されることを確認して
いただきたい。そうでないときは、テープの種類または
速度設定、もしくはその両方を、準拠するよう変更す
る。また、他のVCR、テープの種類、および記録速度で
使える装置は、必要に応じて、製造中でも購入できると
思われる。
次に、Fig.1Bに示されている、装置背面の上部にある
指示26に従う。
1.ダビング/検索の前に、必ずカウンタがテープ・リー
ルの先頭で0000に設定されていることを確認する。Fig.
1Aのパネル面12のすべてのカウンタ読出値は、上記の条
件のもとで0000に基準設定されるので、テープ上の別の
箇所でVCRカウンタを0000に設定すると、VCRディスプレ
イには、特定のタイムスロトに対して、パネル面12に示
されている読出値と全く異なる読出値が表示されること
になる。ただし、番組の開始または終了のカウンタ読出
値には、さまざまな機械的耐久性、環境の影響、および
番組の収録時間が影響を与えるので、カウンタの読出値
はすべて近似値である。
2.Fig.1Bに示すように、装置背面の左側のアイコン・キ
ー22には、状態アイコンとサブジェクト・アイコンが示
されている。テープが空のときは、Fig,1Aに示すよう
に、すべてのタイムスロットのウィンドウに、「利用可
能」という状態アイコンを設定する。すべてのタイムス
ロットについて、ウィンドウ14にスライド・スロット利
用可能悦低18eが表示されるまで、タブ20を使用して、
すべてのスライド18を右端まで動かす。タイムスロット
に対してこのように設定していれば、テープ上のすべて
のタイムスロットがオーディオ・ビデオの番組を受信で
きるということになる。
3.番組をダビングしたら、所定の番号をもつスライド18
のステータス・ウィンドウに、サブジェクト・アイコン
を設定する。たとえば、新しいテープを用いて1時間の
音楽番組をダビングしたとする。Fig.8Aに示したとお
り、スライド音楽番組設定18aを行うには、ウィンドウ1
4に「音楽」のアイコンが出てくるまで、スライド18、
タイムスロット「1」を左側に動かせばよい。番組は30
分以上に及ぶので、スライド番組続行設定18bを設定
し、正しい位置にくるまで、スライド18、タイムスロッ
ト「2」を左側に動かすことで、ウィンドウ14に「続
行」アイコンが設定されている。
4.同様に、次の2時間分のダビングに対するテープ・リ
ールの内容は、Fig.8Aに示すようにしてログされる。最
初の例は1時間の旅行番組のダビングに関するもので、
タイムスロット「3」にはスライド旅行番組設定18b、
そしてタイムスロット「4」にはスライド番組続行設定
18bが行なわれている。次に、1時間のトークショーの
ダビングについて示されており、タイムスロット「5」
にはスライド・トークショー設定18d、そしてタイムス
ロット「6」にはスライド番組続行設定18bが行なわれ
ている。この時点で、タイムスロット「6」、すなわち
3520(または3時間)に対する、VCRディスプレイ上の
カウンタ読出値とパネル面12上の読出値を比較された
い。表示されている数字(タイムベース・カウンタの場
合は時間)はほとんど同じはずである。また、Fig.8Aで
は、スライド・スロット利用可能設定18eに示されてい
るように、このテープは将来使用するための、追加の30
分毎のスロットも6個備えていることがわかる。
5.内容を見たら、状態アイコン「利用可能」を使用し
て、タイムスロットが再びテープ内の情報を受信するで
きることを示す。これは所定のスライドを右端の位置に
動かし、スライド・スロット利用可能設定18eを行な
い、ウィンドウ14に「OK」というアイコンが表示される
ようにすればよい。
6.見たいサブジェクトを探すには、テープ・リールを所
定のカウンタ読出値まで巻き戻す、または早送り(FF)
する。たとえば、前述のように、トークショーの前に録
画されている旅行番組を探すには、まずカウンタが0000
にリセットされてないことを確かめる。カウンタがテー
プの始まり以外の箇所で0000にリセットされている場
合、テープを完全に巻き戻し、カウンタを0000にセット
する。次に、タイムスロット「3」と「4」にある旅行
番組の始まりに対応する、パネル面12に示されているカ
ウンタ読出値を調べる。正しいカウンタ読出値は1520で
ある。カウンタがリセットされてないことがわかってい
るなら、VCRディスプレイに1520と表示されるまで、カ
ウンタ読出値3520からテープを巻き戻す。テープが完全
に巻き戻され、その始まりで0000と設定されている場
合、カウンタ読出値0000から1520まで、テープを早送り
する。これで、旅行番組はカウンタ読出値1520からいつ
でも見ることができる(1時間間隔)。
操作(続き) 代替の機械式実施例−Fig.4A,4B,8B まず、Fig.4Aに示されている装置前面の右側にある、
VCR、テープ、および設定に関する仕様24を参照された
い。明記されている仕様24は、使用するレコーダ、テー
プの種類、そして速度設定に適用されることを確認して
いただきたい。そうでないときは、テープの種類または
速度設定、もしくはその両方を、準拠するよう変更す
る。また、他のVCR、テープの種類、および記録速度で
使える装置は、必要に応じて、製造中でも購入できると
思われる。
次に、Fig.4Bに示されている、装置背面の上部にある
使用説明26に従う。
1.ダビング/検索の前に、必ずカウンタがテープ・リー
ルの先頭で0000に設定されていることを確認する。Fig.
4Aのパネル面12のすべてのカウンタ読出値は、上記の条
件のもとで0000に基準設定されるので、テープ上の別の
箇所でVCRカウンタを0000に設定すると、VCRディスプレ
イには、特定のタイムスロットに対して、パネル面12に
示されている読出値とは全く異なる読出値が表示される
ことになる。ただし、番組の開始または終了のカウンタ
読出値には、さまざまな機械的耐久性、環境の影響、お
よび番組の収録時間が影響を与えるので、カウンタの読
出値はすべて近似値である。
2.Fig.4AとFig.4Bに示すように、装置両面の下部のアイ
コン・キー22には、状態アイコンとサブジェクト・アイ
コンが示されている。テープが空のときは、Fig.4Aに示
すように、すべてのタイムスロットのウィンドウに、
「利用可能」という状態アイコンを設定する。すべての
タイムスロットについて、ウィンドウ14にスライド・ス
ロット利用可能設定18eが表示されるまで、Fig.4Bのタ
ブ20を使用して、すべてのスライド18を右端まで動か
す。タイムスロットに対してこのよに設定していれば、
テープ上のすべてのタイムスロットがオーディオ・ビデ
オの番組を受信できるということになる。
3.番組をダビングしたら、所定の番号をもつスライド18
のステータス・ウィンドウに、サブジェクト・アイコン
を設定する。たとえば、新しいテープを用いて1時間の
音楽番組をダビングしたとする。Fig.8Bに示したとお
り、スライド・コメディーショー設定18fを行うには、
ウィンドウ14に「コメディー」のアイコンが出てくるま
で、スライド18、タイムスロット「1」を左側に動かせ
ばよい。番組は30分以上に及ぶので、スライド番組続行
設定18bを設定し、正しい位置にくるまで、スライド1
8、タイムスロット「2」を左側に動かすことで、ウィ
ンドウ14に「続行」アイコンが設定されている。
4.同様に、次の5時間分のダビングに対するテープ・リ
ールの内容は、Fig.8Bに示すようにしてログされる。最
初の例は3時間のスポーツ番組のダビングに関するもの
で、タイムスロット「3」にはスライド・スポーツ番組
設定18g、そしてタイムスロット「4」から「8」には
スライド番組続行設定18bが行なわれている。次に、2
時間の映画番組のダビングについて示されており、タイ
ムスロット「9」にはスライド映画番組設定18h、そし
てタイムスロット「9」から「12」にはスライド番組続
行設定18bが行なわれている。この時点で、タイムスロ
ット「12」、すなわち5680(または6時間)に対する、
VCRディスプレイ上のカウンタ読出値とパネル面12上の
読出値を比較されたい。表示されている数字(タイムベ
ース・カウンタの場合は時間)は、カウンタがテープの
先頭以外の箇所で0000にリセットされていながら、ほと
んど同じはずである。また、パネル面12は、テープが見
たい番組で埋まっており、現在のところ使用できるタイ
ムスロットはないことを示している。
5.内容を見たら、状態アイコン「利用可能」を使用し
て、タイムスロットが再びテープ内の情報を受信するで
きることを示す。これは所定のスライドを右端の位置に
動かし、スライド・スロット利用可能設定18eを行な
い、ウィンドウ14に「OK」というアイコンが表示される
ようにすればよい。代替実施例の背面にはスライド,タ
ブ20が配置されているので、これを行なうときには、う
っかり不当なスライド18を動かさないように、特に慎重
を要する。
6.見たいサブジェクトを探すには、テープ・リールを所
定のカウンタ読出値まで巻き戻す、または早送り(FF)
する。たとえば、前述のように、映画番組の前に録画さ
れているスポーツ番組を探すには、まずカウンタが0000
にリセットされてないことを確かめる。カウンタがテー
プの始まり以外の箇所で0000にリセットされている場
合、テープを完全に巻き戻し、カウンタを0000にセット
する。次に、タイムスロット「3」から「8」にあるス
ポーツ番組の始まりに対応する、パネル面12に示されて
いるカウンタ読出値を調べる。正しいカウンタ読出値は
1520である。カウンタがリセットされてないことがわか
っているなら、VCRディスプレイに1520と表示されるま
で、カウンタ読出値2680からテープを巻き戻す。テープ
が完全に巻き戻され、その始まりで0000と設定されてい
る場合、カウンタ読出値0000から1520まで、テープを早
送りする。これで、スポーツ番組はカウンタ読出値1520
からいつでも見ることができる(1時間間隔)。
操作(続き) 電子式実施例−Fig.7、および8C〜8E この節では、電子式実施例の操作手順について解説す
るとともに、電子回路の動作についても簡単に説明す
る。
まず、セットアップ中の操作ディスプレイを表してい
る、電子式実施例の3/4スケールの平面図、Fig.8Dを参
照されたい。使用するレコーダは、電子媒体レコーダ仕
様25aと同じで、この例ではRCAコーポレーションのVHS
ビデオ・カセット・レコーダであることを確認する。そ
れ以外の場合でも、レコーダの設計仕様が、特定の記録
時間および速度におけるカウンタ読出値という点でRCA
コーポレーションの設計に対応しているなら、またはVC
Rがタイムベースのカウンタを備えているなら、装置は
そのまま使える。そうでないときは、製造中に、正しい
レコーダ仕様の装置を購入することになると思われる。
次に、ダビング/検索の前に、カウンタがテープ・リ
ールの先頭で0000に設定されていることを確認する。電
子式装置のROM52(Fig.7C)に記憶されているすべての
カウンタ読出値は、上記の条件のもとで0000に基準設定
されるので、VCRカウンタをテープ上の他の箇所で0000
に設定すると、VCRディスプレイには、ログ装置のディ
スプレイ14c(Fig.7A)とは全く異なる読出値が表示さ
れることになる。
ただし、番組の開始または終了に対する実際のカウン
タ読出値は、さまざまな機械的耐久性、環境の影響、そ
して番組の収録時間で左右されるので、すべてのカウン
タ読出値は近似値である。
Fig.8Cは、ログ装置の電子式実施例の操作を示すフロ
ー・チャートである。この図は、Fig.7BとFig.7Cの使用
説明26と一緒に、以下の操作中にステップごとの手順を
定義するために使う。アクションとしては、主に(1)
セットアップ、(2)ステータスの変更、そして(3)
ステータスのモニタリングの3つがある。
1.セットアップ−最初のステップは、正しいテープの種
類と記録速度に合うように、装置をセットアップするこ
とである。
(a)Fig.7Aに示したとおり、キーボード38にあるON/O
FFスイッチを右側に動かすことで、電源をONにする。デ
ィスプレイ・マップ15の、セットアップ・コードとプロ
ンプトの領域に表示されている、「モードを選択してく
ださい」というプロンプトを見る。Fig.8Dは、ディスプ
レイ14cの全体を示しており、次のプロンプトを表示し
ているとともに、電源スイッチはONのポジションに設定
されている。
(b)続行するか終了するかを決める。装置をセットア
ップすることに決めた場合、キーボード38に配置されて
いるSET−UPキーを押す。すると、プロンプト領域は“S
C=_CHANGE?"というメッセージを表示する。表示されて
いるセットアップ・コード(SC)は、デフォルト・コー
ド、または最後に入力したコードである。
(c)Fig.8Dのセットアップ・コード選択リスト25bに
は、各SCとそのSCに対応する記録速度(および設定)、
そしてテープ・カセット識別番号のリストが示されてい
る。たとえば、番組のSCを“F"にする場合、SLP速度設
定とT−160テープ・カセットを使うことになる。
(d)SCを変更しなくてはならないときはキーボード38
上のSCANキーを押す。すると、再び“SC=_CHANGE?"と
いうメッセージが表示される。セットアップ中にSCANを
押すと、SCANを押すごとに、次にリストされているSCが
表示される。コード“F"が表示されたあとは、最初のSC
からこの順番が繰り返される。Fig.8Dのディスプレイ−
セットアップ・モード14aに示されているプロンプトが
現れるまで、表示されているSCを変更するには、必要に
応じてスキャンを押し続ける。それから、キーボード38
上のENTERキーを押す。
(e)最初に表示されているSCが正しい場合は、Fig.8C
に示されているように、ただちにENTERキーを押す。
(f)ENTERキーを押すと、増設RAM60に希望のSCを記憶
し、ステータス動作中に所定のパラメータを表示するよ
うログ装置をセットアップする。さらに、“SC=FRESET
?"というプロンプトが表示されるので、これについても
決定しなくてはならない。
(g)それ以上のアクションが必要なければ、キーボー
ド38上の電源スイッチをOFFのポジションに動かす。ス
イッチをOFFにしないと、バッテリ46aの節約のために、
しばらくたつと、ディスプレイ14cが自動的にオフにさ
れる。
2.ステータス変更−次に、ログされた媒体テープの内容
を識別するデフォルト・データ、または前に入力したデ
ータを変更するための、ステータス変更の手順について
解説する。ステータスをモニタリングまたは変更してい
るときの操作ディスプレイを表している、電子式実施例
の3/4平面図Fig.8Eを参照されたい。
(a)最初の電源ON以後にRESETもしくはオプションを
使い、メモリに記憶されているタイムスロット・データ
のステータスを変更することにしたら、キーボード38上
のSTATUSを押す。すると、ディスプレイ14cに、次の条
件について、Fig.8Eに示しているディスプレイ−ステー
タス・モード14bのようなメッセージが表示される。最
初、データはタイムスロット「1」に対して表示され
る。ステータス・ディスプレイの構成要素は、ディスプ
レイ14cに表示されるプロンプト・メッセージ“CHANGE
?"、ディスプレイの中央に表示あれる記録時間(単位:1
時間毎)とカウンタ読出値、およびディスプレイの下部
に表示されるタイムスロット番号と状態/サブジェクト
・ステータス(ディスプレイ・マップ15を参照)であ
る。
(b)デフォルトの、または入力した最後の状態/サブ
ジェクト・ステータス・データが表示される。記憶され
ているデータを変更するかどうかを決める必要がある。
変更が必要なときは、STATUSを押す。ステータスを変更
またはモニタリングしているときにSTATUSを押すと、ST
ATUSを押すごとに、次の番号のタイムスロットに対する
データが表示される。最後のタイムスロットのデータが
表示されたら、タイムスロット「1」のデータから、こ
の順番が繰り返される。たとえば、テープの終わり近く
に、スロット「13」で始まるスペースがあるものとしよ
う。この場合は、Fig.8Eのディスプレイ−ステータス・
モード14bに示されているように、スロット「13」のデ
ータが表示されるまで、Fig.8Cのようにして、キーボー
ド38上のSTATUSを繰り返し押す。
(c)図からわかるように、ディスプレイはスロット
「13」が「利用可能」というステータスをもつ、すなわ
ちその箇所に少なくとも30分の番組をダビングできるこ
とを示している。ダビングに30分以上を要する場合は、
番組の開始点を確立するために、「ステータス・モニタ
リング」に解説されている手順に従い、テープの内容を
素早くチェックしなくてはならない。Fig.7Bのタイムス
ロット可用性リスト25dを参照すると、“F"SCに対して
合計16個の30分毎のタイムスロットが用意されているこ
とがわかる。また、“F"SCに対しては、0000〜7420(8
時間)のカウンタ読出値があり、特定のタイムスロット
番号について、中間値は“E"SCの値とは異なる。“E"SC
は、機械式実施例で使われている仕様に対応する。
(d)タイムスロットのステータス設定を変更する必要
があると判断したら、キーボード38上のSCANを押す。ス
テータスを変更またはモニタリングしているときにSCAN
を押すと、SCANを押すごとに、次にリストされているス
テータス用語が表示される。「旅行」と表示されたあと
は、最初のステータス用語から、この順番が繰り返され
る。所定のステータス用語(サブジェクト)が表示され
たり、キーボード38上のENTERを押す。ENTERを押すと、
そのタイムスロットに対して増設RAM60に新しいステー
タス設定が記憶される。その時点で、追加の変更を行な
うかどうかを決める必要があり、もし行なうなら、“ST
ATUS"を押す。こうすることで、該当データを表示する
ように、タイムスロット番号に再びインデックスを付け
る。もう変更しなくてもよいなら、キーボード38上の電
源スイッチをOFFのポジションに動かす。
3.ステータス・モニタリング−最後に、あとで変更を加
えたり特定箇所を見るために、テープ上のログされてい
る内容を調べるのに必要なアクション、ステータス・モ
ニタリングの手順について解説する。当然ながら、これ
らの手順は、ステータスの変更について述べた手順と密
接に関係している。ただ、キーボード上のENTERキーを
押さなくてもよいという点で大きく違う。ステータスの
モニタリング中に、うっかり、または故意にENTERを押
してしまうと、前に録画した番組の記録を改ざん、もし
くは破壊する恐れがある。このため、キーボード38で
は、誤って入力される確率を少なくするため、ENTERキ
ーは他のコントロール・キーから離してある。以下の解
説に当たっては、ステータスの操作を図示しているFig.
8Cの右側を参照されたい。
(a)始動すると、タイムスロット「1」に対するデー
タが表示されることは明らかである。次のスロットのデ
ータは、STATUSキーを押すことで呼び出される。このST
ATUSキーは、次の番号のタイムスロットを表示するため
にディスプレイ・ロジックにインデックスを付ける。
“F"SCについては、サンプルの媒体レコーダのディスプ
レイには合計16個のタイムスロットが用意されている。
SCの設定を変えれば、Fig.7Bのタイムスロット可用性リ
スト25dに示されているように、4個(“A"コード)〜1
2個(“E"コード)のタイムスロットとなる。
(b)同様に、ステータスの変更操作を行なっていると
き、モニタリングは「1」よりも高い番号のタイムスロ
ットから始まることがある。この場合、インデックス付
けは現在表示されているタイムスロットから進み、STAT
USキーが押されるごとに続く。
(c)前述の両方の状況において、表示されているタイ
ムスロット番号が特定のSCに対する番号の境界に達した
ときにSTATUSキーを押すと、タイムスロット「1」のデ
ータを表示するように、カウントは再循環される。
(d)SDANキーは、スタータス変更操作のときだけ使
う。ステータスのモニタリング操作中にSTATUSキーを押
すと、誤ったステータス情報を表示する恐れがあり、オ
ペレータの混乱を招く。ただし、SCANキーを押してから
ENTERキーを押す場合を除き、増設RAM60に記憶されてい
る現在のステータス・データは影響を受けない。
以下に、これまでのパラグラフで述べてきたオペレー
タのアクションに関連して、電子回路、電子部品と構成
要素の動作について、簡単に解説する。装置内でアドレ
ス、データ、および制御機能の流れを指示する手動のア
クションの説明については、Fig.8Cも参照されたい。
電源をONにすると、バッテリで駆動する電源46から、
それまでOFFの状態であったキーボード38、マイクロコ
ントローラ48、LCD14cインタフェース電子部などに、公
称+5ボルトの電力が送られる。増設RAM60は、現在の
セットアップおよび状態に関する情報を保持しておくた
めに、通常の操作中、電源スイッチがOFFのときでも、
常に電気が流れている。初めて使うときは、増設RAM60
の電源は、バッテリ46aを取り付けると適用される。バ
ッテリ46aの取り付け後は、マイクロコントローラ48
に、増設RAM60にデフォルトのセットアップおよびステ
ータス情報をロードするよう指示するために、特別なコ
ードが入力される。このコードは、キーボード38上のSE
T−UPとENTERを両方同時に押すと入力される。
電源スイッチONは、キーボード38から入力できる7個
のコマンドの1つである。あとの6個の入力コマンド
は、SET−UP,STATUS,SCAN,RESET,およびENTERキー、そ
してSET−UPとENTERキーを同時に押したときに入力され
る。どの場合も、キーボードからの入力は、1個のロジ
ック「0」を入力ポートの固有のビットに送る。I/Oポ
ート56のポート1はビット・アドレス可能であるが、両
用ではないので、キーボード38の入力を受信するよう選
択されている。ポート1は、入力のバイナリ値を内部デ
ータ・バスに渡す、8進数の3ステート・バッファとし
て働く。ROM52内のシステム・プログラムは、キーボー
ドの入力コードを解釈し、プロンプトまたはデータ、も
しくはその両方の表示を含む、所定の命令の実行を行な
う。これらのアクションは、マイクロコントローラ48が
SFRを使用して、システム・プログラムで命令を解釈す
ると、自動的に行なわれる。SFRは内蔵RAM54に別途32箇
所用意されており(それぞれ8個のレジスタからなる4
列)、特に命令の実行と保守機能に使われる。
Fig.8Cに示されるとおり、キーボードから入力するこ
とで、さまざまなプロンプト(例:“SELECT MODE",SC
=_RESET?,CHANGE?)が表示されることがわかる。プロ
ンプト用語、SCをリストする表、状態とサブジェクトを
表す用語、および表示する必要のあるその他のデータ
は、ROM52に永久的に記憶されている。これは、マスク
・プログラムされているROM52の製造中に行なわれる。
バッテリを取り付けるときに2個のキーからなるコード
を入力すると、マイクロコントローラ48により、ROM52
からプロンプト用語とデフォルトの表示データが取り出
され、ディスプレイ・マップの増設RAM60に格納され
て、RAMの電源が維持されている限り、変更するまでそ
のままRAMに残る。その後の操作中は、キーボードから
の入力がプロンプト、SC、またはステータス・データを
表示するよう命令すると、これらのデータは、所定のLC
Dコントローラ/ドライバが必要とする文字コードの形
式で、RAM60から取り出され、Fig.7Cのデータ・バス42
に格納される。文字コードは、コントローラ/ドライバ
62に対しては8ビットの固有の文字生成コード、そして
コントローラ/ドライバ64に対しては4ビットのバイナ
リコードである。システム・プログラムは、命令の実行
過程において、所定の制御信号をコントロール・バス44
に、そしてメモリ・アドレスをアドレス・バス40に格納
する。したがって、コントローラ/ドライバ62は読取/
書込処理用に2個の制御ビット、そして内蔵レジスタの
選択用に1個のアドレス・ビットを受信する。コントロ
ーラ/ドライバ64は、3個の制御ビット(2個は信号表
示器のデコード用、1個はデータ入力ストローブ用)、
そして桁の選択用に3個のアドレス・ビットを受信す
る。推奨するLCDモジュール66のデューティ・サイクル
とフレーム周波数は、許容範囲内に収まるので、操作の
信頼性は高い。
外部ドライバ62aは、Fig.7Cに示すように、コントロ
ーラ/ドライバ62から4ビットと電源を直接取る。制御
/データ・ビットCL(1),CL(2),M,およびDは、LC
Dドライブを遂行するために、クロック、スイッチ、お
よび文字パターン・データ信号を提供する。
データ信号と制御信号は、所定のコントローラ/ドラ
イバのI/Oバッファに到着したのち、文字を正しく表示
するため内部的にそのデータをデコードして処理し、正
しいタイミング・シーケンスで個々のディスプレイ・マ
トリックス・セル(またはセグメント)に電圧を加え
る。前述の動作中、マイクロコントローラ48とコントロ
ーラ/ドライバ62の両方に対する命令増分機能は、探索
表を使うことで、データ転送を容易にする。
同様に、キーボードからの入力が新しいSCまたはステ
ータス・データをメモリに格納するよう命令すると、マ
イクロコントローラ48のROM52内のシステム・プログラ
ムは、ROM52から増設RAM60に必要なデータを転送するた
めの命令を与える。これにより、SCとステータス・デー
タのログは、装置の記録速度/カセット識別設定とテー
プの内容に関する、現在の記録を示すよう更新される。
発明のまとめ、派生高価、および利用範囲 電子媒体テープの内容をログする装置の機械式および
電子式実施例に関するこれまでの説明から、これが便利
な記録保持ツールであることは明らかである。いずれの
方法も、電子媒体テープの内容を収めているテープ上の
サブジェクト、収録時間、および位置を正確に記録する
ための、使いやすくて融通性に富むメカニズムを採用し
ている。この機能は現在のニーズを満たすとともに、従
来の方法に比べて、識別データと記録とあとでテープか
ら特定の箇所を検索するのが非常に単純化されている。
現在最も一般的な方法である自己接着性のラベルやその
他のメモ書きは、煩わしいうえ充分ではない。機械的設
計においては大規模な普及を促し、構造的にも関連のレ
コーダ・テープを用いて容易に保存できる。後者の機能
は、録画してから長い時間が経過している場合、視聴す
る特定サブジェクトを検索するときに特に便利である。
機械式装置の2通りの方法、すなわち水平的方法と垂直
的方法は、いずれも使えるが、水平的方法のほうが好ま
しい。水平的機械装置は垂直的装置に比べ、データ入力
を装置前面で行なえるという利点をもつ。このため、デ
ータを簡単に入力できるとともに、間違って不当なデー
タを入力する危険は少なくなる。ただし、垂直的実現方
法は、テープのタイムスロットを簡単に増やせるという
利点をもつ。電子式実施例は機械的方法おりも製造コス
トは比較的高くなるものの、テープの種類とレコーディ
ング装置の点から見ても、さまざまな機能と幅広い使用
条件に汎用に対応できる。また、耐用性に優れているの
で、テレビのリモート・コントローラのように、長期間
に渡り日常的に使うときも大変便利である。バッテリの
電源は、オペレータが特定の情報を検索/モニタリング
するまで、スタティックRAMに格納されているテープ・
ステータス・データを保持する。最新式のLCD、コント
ローラ/ドライバ、マイクロエレクトロニクス、および
その他の部品により、情報の記憶/検索は、低コスト、
小型、そして最小限の電力で完璧に行なえる。
以上の説明は、基本的に商用のテレビ番組を録画する
場合に限定して述べているが、私の発明の利用範囲を制
限するような制約条件とはならない。家庭用、科学研究
用、またはビジネス用の、ビデオ・テープまたはオーデ
ィオ・テープ、もしくはその両方を含む、媒体テープの
内容を収集する多くの利用分野において、全く同じ概念
を適用できる。おそらく、科学研究またはビジネスの分
野で収集されるディジタル・データについても、この装
置を使うことで適切にログできよう。さらに、個々の仕
様を自由に組み替えるこのも可能である。たとえば、機
械式実施例ではテープ・カセットのケースの一部とし
て、設計内にアプリケーションが組み込まれている。ま
た、電子式実施例では、キーボードとメモリを加えてあ
り、オペレータはサブジェクトに関する自分専用の説明
を挿入できるので、あとで検索/モニタリングを行なう
とき、簡単に内容を識別できる。

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット型の電子媒体テープ・レコーダを
    用いて記録されている内容に関するサブジェクト、収録
    時間、位置、およびテープ・ステータなどの記述情報を
    ログするための装置であって、当装置はケースを備え、
    該ケースは上記のテープ・レコーダ設計、上記テープ・
    レコーダのテープ速度設定、およびカセット・テープの
    種類の指定の組み合わせに対する、上記記述情報の各要
    素の読出位置を示す点に特徴があるパネル面を有し、更
    に該パネル面の読出位置と、上記カセット・テープ上の
    分数単位の時間のタイムスロットの状態と上記タイムス
    ロットにある上記内容のサブジェクトに関する記述的表
    示に特徴がある表示手段、上記カセット・テープにおけ
    る上記タイムスロットに対するインデックス付きの番号
    指定、上記タイムスロットにおける上記内容の個別の記
    録内容の収録時間、累積経過時間と、指定のレコーダの
    設計に応じて、上記テープ・レコーダに取り付けられて
    いる上記カセット・テープの先頭から始まる数値のカウ
    ンタ読出値、およびオペレータが記録されている内容に
    関する上記記述情報をログするためのデータ入力手段で
    構成されることを特徴とする電子媒体テープの内容をロ
    グするための装置。
  2. 【請求項2】当装置のケースは複数の平らで細長いスラ
    イドをもち、その上部表面には英数字、シンボル、また
    はアイコンを含む可視マーキングをもち、また、利用可
    能もしくは続行など、上記の可視マーキングが上記タイ
    ムスロットの状態を識別するという点に特徴があり、記
    録されている電子媒体を表す上記内容のサブジェクト・
    カテゴリを複数もつとともに、上記オペレータはデータ
    の入力および出力中に上記タイムスロットに対する状態
    とサブジェクトの記述的表示設定を確立するときは可視
    マーキングを使うことを特徴とする請求項1記載の電子
    媒体テープの内容をログするための装置。
  3. 【請求項3】上記スライドはそれぞれ、上記オペレータ
    がデータの入力中に上記ケースでスライドを移動および
    位置付けることができるように、上記ケース内に対応ス
    ロットを通して突き出ているタブを組み込んでおり、上
    記タブはその上部表面に付けられているインデックス付
    きの数字指定に特徴があり、テープの先頭から始まる連
    続的な分数単位の時間間隔、そして上記タイムスロット
    の累積数を指定できるようにしていることを特徴とする
    請求項2記載の電子媒体テープの内容をログするための
    装置。
  4. 【請求項4】上記タイムスロットの総数は、指定のテー
    プ速度設定とテープの種類に対する、1/2時間ごとの時
    間間隔の数に対することを特徴とする請求項3記載の電
    子媒体テープの内容をログするための装置。
  5. 【請求項5】上記ケースは上記スライドが摩擦もしくは
    その他の抵抗により偶発的に移動するのを防ぐための安
    定化手段として、上記スライド同士の接触を防ぐための
    ガイド、および上記スライド上の可視マーキングを見る
    ためのウィンドウを設けていることを特徴とする請求項
    2記載の電子媒体テープの内容をログするための装置。
  6. 【請求項6】上記パネル面は、関連のレコーダ設計、テ
    ープ速度設計、およびテープの種類について、上記タイ
    ムスロット番号、累積時間、および該当する場合は累積
    数値カウンタ読出値の対応を定義する点を特徴とする請
    求項2記載の電子媒体テープの内容をログするための装
    置。
  7. 【請求項7】上記パネル面に表示されている数値カウン
    タ読出値は、上記の指定レコーダ設計について、記録時
    間に対する固有の非直線性を説明するものであることを
    特徴とする請求項6記載の電子媒体テープの内容をログ
    するための装置。
  8. 【請求項8】四角で囲まれた領域の凡例は、指定のレコ
    ーダ設計、テープ速度設定、および当ログ装置の設計で
    適用されるテープの種類を定義する点を特徴とする請求
    項2記載の電子媒体テープの内容をログするための装
    置。
  9. 【請求項9】上記ケースは上記電子媒体テープ・レコー
    ダに付随する上記カセットの寸法に近い平面寸法と最小
    の厚さをもち、長期間保管する場合は、希望に応じて、
    上記カセットのケースに入れて、またはケースに付けて
    保管できる点を特徴とする請求項2記載の電子媒体テー
    プの内容をログするための装置。
  10. 【請求項10】上記ケースは上記オペレータの片手にす
    っぽりと収まる形状と寸法をしており、データ伝送とメ
    モリの超小型回路、個々の部品、電子ディスプレイ、プ
    リント基板、配線、バッテリの電圧源および電流調整要
    素、そして上記記述情報に関するデータ入力、データ処
    理、およびデータ出力表示機能を提供するためのその他
    の電気、電子部品をもち、また上記パネル面は上記電子
    ディスプレイのウィンドウ、キーボード、ディスプレイ
    読出位置のマップ、上記装置が適用されるレコーダ設計
    の定義、および上記装置に対する複数のセットアップ・
    コード、上記レコーダに対する速度設定、および上記レ
    コーダに取り付け可能な上記カセット・テープの種類を
    定義する点に特徴がある四角で囲まれた領域の凡例を組
    み込んでいることを特徴とする請求項1記載の電子媒体
    テープの内容をログするための装置。
  11. 【請求項11】上記キーボードは電源スイッチと複数の
    キーを備え、上記キーは上記オペレータによる選択的起
    動に基づいて、バッテリの取り付け中に上記装置にデフ
    ォルト・データをランダム・アクセス・メモリに格納す
    るよう命令し、その後の操作中、上記オペレータが上記
    セットアップ・コードと、特定のタイムスロットに対し
    て、上記ランダム・アクセス・メモリに現在格納されて
    いる状態および内容のサブジェクトに関する記述的表示
    設定を変更もしくはモニタリングできるようにするとと
    もに、プロンプト・メッセージを解釈し、セットアップ
    ・アクションのあとには、タイムスロット・ステータス
    の変更もしくはモニタリングが必要な場合に上記装置を
    リセットできるようにする点を特徴とする請求項10記載
    の電子媒体テープの内容をログするための装置。
  12. 【請求項12】上記電子ディスプレイは、指定のオペレ
    ータ・アクション中に、セットアップ・コード、プロン
    プト・メッセージ、累積記録時間、タイムスロット番
    号、状態およびサブジェクトに関する記述的表示設定、
    および指定のレコーダ設計に応じて累積数値カウンタ読
    出値を提示する複数のデータ読出領域をもち、オペレー
    タは上記指定レコーダの設計に対して上記装置のセット
    アップ中、およびデータの入力と出力中に、以上の情報
    を利用することを特徴とする請求項10記載の電子媒体テ
    ープの内容をログするための装置。
  13. 【請求項13】上記電子ディスプレイは、コントロー
    ラ、ドライバ、および別個の電源要素をもつ、液晶ディ
    スプレイであることを特徴とする請求項12記載の電子媒
    体テープの内容をログするための装置。
  14. 【請求項14】上記データ入力手段は入力キーのシステ
    ムを通して提供されており、このシステムが、上記オペ
    レータからのコマンドに応じて上記表示手段を介して出
    力する情報用のプロンプトやその他のデータ・テーブル
    の要素を記憶・検索するバッテリ動作電子回路を制御
    し、更に上記のバッテリで動作する回路は、上記電子媒
    体レコーダの指定の設計に対する上記レコーダ速度設定
    と上記のテープの種類の複数の組み合わせを格納するこ
    とができることを特徴とする請求項1記載の電子媒体テ
    ープの内容をログするための装置。
  15. 【請求項15】上記データ・テーブルの要素は、上記装
    置の上記オペレータがセットアップとステータス・モー
    ド中に次の順次ステップを行ない、リセットまたは中
    断、およびステータスの変更とモニタリング操作を行な
    うための、読出専用メモリに常駐している、情報用のプ
    ロンプト・メッセージの一般的リスト;セットアップ・
    コードと、上記レコーダ速度設定、テープの種類、イン
    デックス付きの数値指定、累積時間間隔、および関連の
    レコーダ設計について、上記タイムスロットに対する上
    記テープの先頭から始まる累積数値カウンタ読出値;状
    態とサブジェクトのステータス用語、および通常の操作
    中は上記ランダム・アクセス・メモリに常駐している、
    該当する上記テープに関連するデフォルト・データまた
    はオペレータによりインストールされたデータの現在の
    リストをもつ点を特徴とする請求項14記載の電子媒体テ
    ープの内容をログするための装置。
  16. 【請求項16】上記表示手段は液晶ディスプレイ・モジ
    ュールであり、マルチプレクスされた液晶ディスプレイ
    と、サポートするコントローラ/ドライバ、ドライバ、
    および別個の電源部品からなり、複数のデータ読出フィ
    ールドの各行と英数字の機能を備え、また上記モジュー
    ルは、上記読出専用メモリに格納されているシステム・
    プログラムの命令に応答して動作するとともに、オペレ
    ータがキーボードから命令すると実行されることを特徴
    とする請求項14記載の電子媒体テープの内容をログする
    ための装置。
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