JP2575243B2 - 基板収納容器内の基板検出装置 - Google Patents

基板収納容器内の基板検出装置

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ等の基板
を多段に収納した基板収納容器、例えば半導体製造工程
においてウエハを収納するカセットや、熱処理炉にウエ
ハを搬入するための熱処理用ボート等の容器から基板を
取り出したり、あるいは容器内へ基板を収納したりする
際に、容器内の各段に収納されている基板を検出するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の基板検出装置として、次
のようなものがある。例えば、基板を収納したカセット
を、カセット内の基板収納溝のピッチと同じピッチで間
欠的に昇降し、所定位置に固定設置された光センサによ
ってカセット内の各溝の基板の有無を検出していくよう
な基板検出装置がある。
【0003】この装置によれば、カセットを昇降させる
際に、カセットが振動するためカセット内に付着してい
た塵埃が離脱して基板に付着したり、あるいは基板収納
溝の内壁と基板端部とが擦れあって塵埃が発生するとい
った不都合がある。
【0004】このような不都合を解消するために、カセ
ットを固定設置して、基板検出用の光センサをカセット
に沿って上下に間欠送りすることによって、カセットを
動かさずにカセット内の基板の有無を検出する装置も提
案実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た何れの基板検出装置によっても、カセットの溝ピッチ
に合わせて、カセットあるいは光センサを高精度に間欠
送りする必要があるので、パルスモータ等を使った高精
度の間欠送り機構を備える必要があり、結果として装置
構造が複雑になるという問題点がある。
【0006】また、カセットあるいは光センサを間欠送
りしながら基板を検出するので、カセット内の各溝全て
について基板の有無を検出するのに相当の時間を要し、
その結果、カセットからの基板の取り出しや収納に要す
る時間が長くなるという不都合がある。
【0007】上記のような問題点を解決するために、本
出願人は先に次のようなカセット内の基板検出装置を提
案している(特願平2−100667号)。この装置
は、固定設置されたカセットに沿って光センサを昇降移
動させることによって、カセットの各溝内の基板の有無
を検出するカセット内の基板検出装置であって、カセッ
トを挟んで対向配置された投光素子と受光素子とからな
る光センサを一体に昇降させる光センサ昇降機構と、カ
セットの基板収納溝に対応するピッチで形成された複数
個の被検出部位をもったピッチ部材およびタイミング検
出センサからなり、これらが前記光センサ昇降機構の動
きに連動して相対移動することにより、前記光センサに
よる基板検出タイミングを与えるタイミング信号発生手
段と、カセット内の基板収納溝に対応したアドレス領域
に各収納溝内の基板有り無しの情報を記憶する記憶手段
と、前記タイミング信号発生手段からの基板検出タイミ
ング信号を計数することによって記憶手段に書き込みア
ドレスを設定するとともに、基板検出タイミング信号を
与えられたときに基板検出用光センサからの検出信号を
取込み、その検出信号から得られた基板有り無し情報を
前記設定されたアドレス領域に書き込むメモリ制御手段
と、を備えたものである。
【0008】この装置によれば、固定設置されたカセッ
トに沿って、基板検出用の光センサを連続的に移動さ
せ、この光センサの動きに連動させて、ピッチ部材とタ
イミング検出センサを相対移動させることにより、カセ
ット内の各溝に基板が収納されているかどうかを検出
し、その情報を記憶手段にカセットの溝に対応づけて記
憶しているので、従来装置のように光センサを高精度で
間欠送りする必要がなく、装置の構造を簡単にすること
ができる。また、光センサを連続送りしてカセット内の
基板の有り無しを検出しているから、カセット内の基板
の有無の検出を短時間に行うこともできる。
【0009】しかし、本出願人が先に提案した上記装置
(以下、提案装置という)においても、さらに改善すべ
き点があることが判明した。すなわち、この種の装置に
セットされるカセットの溝ピッチは、種々の仕様のカセ
ットについて全て同一ではなく、例えば、基板の大きさ
が変わると、それに伴ってカセットの溝ピッチも変化す
るのが通常である。そのため、上記提案装置によれば、
溝ピッチの異なるカセットがセットされると、それに応
じて前記ピッチ部材を取り代えなければならないという
煩わしさがある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板収納容器内の各溝における基板の
有り無しの情報を迅速に、かつ、比較的簡単に得ること
ができるとともに、基板収納ピッチが異なる容器がセッ
トされても、これに迅速に対応することができる基板検
出装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、固定設置された基板収納容器に沿って光
センサを昇降移動させることによって、前記容器の各溝
内の基板の有無を検出する基板収納容器内の基板検出装
置であって、前記基板収納容器を挟んで対向配置された
投光素子と受光素子とからなる光センサを一体に昇降さ
せる光センサ昇降機構と、各種仕様の基板収納容器の溝
ピッチの最大公約数で表されるピッチで形成された複数
個の被検出部位をもったピッチ部材およびタイミング検
出センサからなり、これらが前記光センサ昇降機構の動
きに連動して相対移動することによって、前記タイミン
グ検出センサからタイミング信号を発するタイミング信
号発生手段と、基板検出対象となる基板収納容器の溝ピ
ッチの情報を設定するピッチ情報設定手段と、前記タイ
ミング信号発生手段から与えられたタイミング信号を計
数し、その計数値が前記ピッチ情報設定手段で設定され
た溝ピッチ情報に応じた値になったときに、前記光セン
サ昇降機構の光センサからの出力を取り込んで基板の有
無を検出する検出タイミング制御手段と、を備えたもの
である。
【0012】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。光センサ昇
降機構は、固定設置された基板収納容器に沿って、基板
検出用の投光素子と受光素子とを一体に連続的に移動さ
せる。このとき、光センサ昇降機構の動きに連動して、
タイミング信号発生手段のピッチ部材とタイミング検出
センサとが相対移動することにより、タイミング検出セ
ンサはピッチ部材の被検出部位の配列ピッチに応じて間
欠的にタイミング信号を出力する。被検出部位は、各種
仕様の基板収納容器の溝ピッチの最大公約数で表される
ピッチで形成されているので、光センサが基板収納容器
内の一つの溝ピッチを進むごとに、一つまたは複数個の
タイミング信号が出力される。そこで、検出タイミング
制御手段は、ピッチ情報設定手段によって設定された基
板収納容器の溝ピッチ情報を参照し、タイミング信号発
生手段から与えられたタイミング信号の計数値が、前記
溝ピッチに応じた値になったとき、すなわち、基板検出
用の光センサが基板収納容器内の溝に対向する位置にな
ったときに、前記光センサからの出力を取り込んで、基
板の有無を検出する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。本装置の詳細な構成を説明する前に、図4
および図5を参照して、本装置が使用される半導体製造
装置の一例を簡単に説明する。図4に示した装置は、半
導体ウエハ等の基板にフォトレジスト等をコーティング
して熱処理するための装置であり、大きく分けて、カセ
ットCから基板Wを取り出したり、カセットC内へ基板
Wを搬入するための基板搬入・搬出ユニット1と、カセ
ットCから取り出された基板Wに所要の処理を施すプロ
セスユニット2とから構成されている。
【0014】図4、および図5の平面図に示すように、
基板搬入・搬出ユニット1のカセット設置台3の上に
は、基板Wを多段に収納する複数個のカセットCが設置
されており、このカセット設置台3の内部に本実施例に
係る基板検出装置の要部が設けられている。基板搬入・
搬出ユニット1には、カセット設置台3に沿って水平移
動する基板取り出し機構4が設けられている。
【0015】基板取り出し機構4は、昇降および前後動
(図5における上下方向)可能な基板吸着アーム5があ
り、この基板吸着アーム5によって各カセットC内の溝
に収納された基板Wを取り出したり、あるいはカセット
C内に処理済みの基板Wを収納したりするようになって
いる。
【0016】基板取り出し機構4には、基板吸着アーム
5によって取り出された基板Wを支持する昇降自在な3
本の支持ピン61 〜63 、および前記支持ピン61 〜6
3 に支持された基板Wの中心位置合わせを行う位置合わ
せ板71 ,72 などが備えられている。位置合わせ板7
1 ,72 の上には、基板Wの外径と略同一曲率になるよ
うに配列された複数本の突起8があり、位置合わせ板7
1 ,72 が水平往復動することにより、前記突起8が基
板Wの周辺に当接・離間して、基板Wの中心位置合わせ
を行うようになっている。
【0017】基板取り出し機構4によって、カセットC
から取り出されて、位置合わせされた基板Wは、基板取
り出し機構4によって基板受渡し位置(図4におけるP
位置)に移送された後、プロセスユニット2に備えられ
た基板搬送機構9に受け渡される。
【0018】基板搬送機構9は、Uの字状の基板支持ア
ーム10に基板Wを載置した状態で基板Wを搬送し、プロ
セスユニット2に備えられたスピンナー部111 ,11
2 や、熱処理部121 〜123 に基板Wを順にセッティング
していく。プロセスユニット2で処理された基板Wは、
前記基板受渡し位置Pにおいて、基板搬送機構9から基
板取り出し機構4へ受け渡された後、基板取り出し機構
4によってカセットC内に戻される。
【0019】以上のような半導体製造装置に備えられた
基板検出装置の一例を、図1ないし図3を参照して説明
する。図1は基板検出装置の一部破断正面図、図2は図
1のA−A矢視断面図、第3図は第2図のB−B矢視断
面図である。
【0020】カセット設置台3に載置された各カセット
Cには、昇降自在なコの字状のブラケット21が付設され
ており、このブラケット21の先端部にカセットC内に収
納された基板Wを検出するための投光素子22および受光
素子23からなる光センサ24が取り付けられている。な
お、投光素子22および受光素子23は、その光軸が水平方
向に対して若干傾斜した角度(例えば、2〜3度)で取
り付けられることによって、投光素子22からの照射光を
基板Wの厚み以下にまで絞り込まなくても、基板Wの有
無によって遮光・透光状態が得られるようになってい
る。
【0021】図2に示すように、カセット設置台3の下
方には、ブラケット21に一体に取り付けられた光センサ
24を昇降させるための光センサ昇降機構25がある。光セ
ンサ昇降機構25は、支持板20に垂直方向に並設支持され
たロッドレスシリンダ26とガイド棒27とを備え、これら
に摺動自在に嵌入された可動部材28をカセット設置台3
を貫通する縦部材29を介してブラケット21に連結した構
成になっている。ロッドレスシリンダ26の上下端からエ
アーを供給してロッドレスシリンダ26内の図示しない磁
石を上下動させると、これに伴って可動部材28が上下動
することにより、ブラケット21に取り付けられた光セン
サ24がカセットCに沿って昇降するようになっている。
なお、光センサ昇降機構25は、上述のようなロッドレス
シリンダ26に限らず、通常のエアーシリンダや、モータ
による螺子送り機構などで構成することも可能である。
【0022】可動部材28には、櫛歯状のピッチ部材30が
上下方向に連結されている。ピッチ部材30には、被検出
部位としてのスリット31が、各種仕様のカセットCの溝
ピッチの最大公約数で表されるピッチで形成されてい
る。例えば、溝ピッチが1/8インチと、3/16インチ
と、1/4インチのカセットCを用いる場合、ピッチ部
材30のスリット31は1/16インチで形成される。上述し
たピッチ部材30の各スリット31を検出するために、フォ
トインタラプタのようなタイミング検出センサ32が支持
板20に取り付けられている。上述したピッチ部材30およ
びタイミング検出センサ32は、本発明におけるタイミン
グ信号発生手段に相当する。
【0023】図6は、上述した基板検出装置の制御系の
構成の概略を示したブロック図である。基板検出用の光
センサ24、タイミング検出センサ32、光センサ昇降機構
25、およびピッチ情報設定器40は入出力インターフェイ
ス33を介してCPU34に接続されている。ピッチ情報設
定器40は、基板検出対象となるカセットCの溝ピッチの
情報(上述の例で言えば、セットされたカセットCが1
/8インチ、3/16インチ、あるいは1/4インチの何
れであるかの情報)を設定するためのものである。ピッ
チ情報設定器40の構成は特に限定しないが、例えばオペ
レータがキースイッチを操作することによってピッチ情
報を設定したり、あるいは、ピッチ情報を表したバーコ
ードをカセットCに貼り付け、このバーコードをバーコ
ードリーダで読み取ることによってピッチ情報を設定し
てもよい。また、図4で説明したような半導体製造装置
では、基板搬送制御系に対して基板の種類を指定する情
報を入力設定するのが普通であるので、このような基板
情報をカセットCの溝ピッチ情報として利用してもよ
い。
【0024】また、CPU34には、ピッチ情報設定器40
で設定されたカセットCのピッチ情報と、カセットCの
1溝ピッチに対してタイミング検出センサ32から何個の
タイミング信号が入力するかという計数情報とを対応付
けたテーブルメモリ41が接続されている。具体的には、
上記の例のように1/16インチのピッチでスリット31が
形成されたピッチ部材30の場合、図7に示すように、カ
セットCのピッチ情報『1/8インチ』に対して計数情
報が『2』、ピッチ情報『3/16インチ』に対して計数
情報が『3』、ピッチ情報『1/4インチ』に対して計
数情報が『4』というように各情報が対応付けられてい
る。前記ピッチ情報設定器40およびテーブルメモリ41
は、本発明におけるピッチ情報設定手段に相当してい
る。
【0025】CPU34は、後述するように、テーブルメ
モリ41の内容を参照しながら、タイミング検出センサ32
からのタイミング信号を計数することによって、光セン
サ24の検出信号を取り込むタイミングを得て、その検出
信号に基づいて基板の有無を検出し、メモリ35に基板有
り無しの情報を書き込んでいく。このCPU34は、本発
明における検出タイミング制御手段に相当している。
【0026】以下、図8に示したフローチャートを参照
して、本実施例装置の動作を説明する。ステップS1:
カセットC内の基板検出に先立って、CPU34は内部カ
ウンタ34a, 34bの各計数値NT ,NA をそれぞれ初期
値『0』に設定する。ここで、内部カウンタ34aは、タ
イミング検出センサ32からのタイミング信号を計数する
ためのカウンタ、内部カウンタ34bはカセットCの溝位
置を検出するためのカウンタである。
【0027】ステップS2:ピッチ情報設定器40で設定
されたピッチ情報を取り込み、それに対応する計数情報
をテーブルメモリ41から読み取る。
【0028】ステップS3:光センサ昇降機構25に光セ
ンサ24の上昇指令を出す。ここでは、光センサ24の初期
位置がカセットCの下端に設定されている。光センサ24
の上昇指令が出されると、光センサ昇降機構25のロッド
レスシリンダ26が駆動され、光センサ24が取り付けられ
たブラケット21が、カセットCの下端から上端に向けて
連続的に駆動されるとともに、ピッチ部材30がこれに伴
って上昇する。
【0029】ステップS4:CPU34は、光センサ24の
上昇指令を出した後、タイミング検出センサ32が透光状
態になったかどうか、すなわち、ピッチ部材30のスリッ
ト31を検出したかどうかを監視する。
【0030】ステップS5,S6:スリット31を検出す
ると、計数値NT (始動時には初期値「0」)に「1」
を加算し、その計数値NTがステップS2で読み取った
計数情報に一致しているかどうかを判断する。一致して
いなければステップS4に戻って次のスリット31を検出
し、一致していれば次のステップS7に進む。例えば、
設定されたピッチ情報が3/16インチであれば、これに
対応した計数情報が『3』であるので、計数値NT
『3』になったときに、ステップS7に進む。上述の説
明から明らかなように、計数値NT が計数情報に一致し
たということは、光センサ24がカセットCの溝に対応す
る位置にあることを意味する。
【0031】ステップS7:ここでは、計数値NT をク
リアするとともに、計数値NA (始動時には初期値
「0」)に「1」を加算し、基板有り無し情報を書き込
むためのメモリ35のアドレスAを指定する。NA =iの
ときに指定されるアドレスAi は、カセットCの下から
i段目の基板収納溝に対応している。
【0032】ステップS8,S9:次に、光センサ24か
らの検出信号を取り込み、現在の計数値NA (=1)に
対応するメモリ35のアドレスA1 領域に、光センサ24の
検出信号から得られた基板有り無しの情報を書き込む。
ここでは、基板有りの場合、「1」を、基板無しの場
合、「0」が書き込まれる。
【0033】ステップS10:次に、計数値NA が、カセ
ットCの段数に応じて定められた数値N0 になっている
かどうかを判断する。計数値NA がN0 になっていれ
ば、カセットC内の全ての溝について基板の有り無しを
確認したことになるので、処理を終了する。計数値NA
がN0 でない場合は、ステップS11に進む。
【0034】ステップS11:ここでは、ステップS4で
検出されたスリット31を通過したかどうかを確認してい
る。すなわち、タイミング検出センサ32が遮光状態にな
っていれば、ステップS4で検出したスリット31を通過
したことになるので、ステップS4に戻って、次のスリ
ット31が検出されたかどうかを監視し、以下、同様の処
理を繰り返す。
【0035】以上のようにして、カセットC内の全ての
溝について、基板有り無しの情報が、メモリ35の所定の
アドレス領域に書き込まれる。
【0036】図4に示した半導体製造装置では、あるカ
セットCから基板Wが取り出されている間に、他のカセ
ットCについて、上述のような基板検出処理を行うこと
により、各カセットC内の基板有り無し情報を予め採取
している。そして、基板取り出し機構4によって、次の
カセットC内の基板を取り出すときには、メモリ35に記
憶された当該カセットCの基板有り無し情報を順に読み
出して、基板Wが入っているカセットC内の溝を特定
し、その溝の位置にまで基板吸着アーム5を連続的に昇
降させて、基板Wの取り出しを行う。
【0037】このように予め光センサ24を連続的に昇降
させて、カセットCの基板有り無し情報を採取し、その
採取した情報をもとに基板吸着アーム5を駆動するよう
にすれば、光センサを間欠送りしながらカセットC内の
各溝ごとに基板の有り無しを確認して基板を取り出すと
いう従来手法に比較して、基板の取り出しに要する時間
が短縮され、この種の半導体製造装置の処理速度の向上
を図ることができる。
【0038】なお、本発明は次のように変形実施するこ
とも可能である。(1)実施例では基板Wにフォトレジ
ストを塗布する装置を例にとって説明したが、本発明は
その他の半導体製造装置にも適用することができる。ま
た、基板は半導体ウエハに限らず、液晶表示器用の基板
など、カセットに収容される種々の基板の検出に用いる
ことができる。
【0039】(2)本発明にいう基板収納容器は、実施
例で説明したようなカセットに限らず、熱処理炉に半導
体基板を収納するための熱処理用ボート等も含む。
【0040】(3)実施例では、光センサ24の昇降に伴
ってピッチ部材30を動かし、固定設置されたタイミング
検出センサ32でピッチ部材30のスリット31を検出した
が、これはピッチ部材30を固定設置し、タイミング検出
センサ32を移動させるものであってもよい。
【0041】(4)また、本発明におけるタイミング信
号発生手段は、実施例のようなスリット31が形成された
ピッチ部材30に限定されず、例えば、カセットCの溝に
対応した突起をピッチ部材に形成し、この突起を近接ス
イッチなどで検出するようにしてもよい。
【0042】(5)さらに、カセットCが他の装置に移
送される際に、実施例装置のメモリ35に書き込まれた基
板有り無し情報を、前記カッセトCの移送に伴って、次
の装置に伝送して利用するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、固定設置された基板収納容器に沿って、基板
検出用の光センサを連続的に移動させ、この光センサの
動きに連動させて、ピッチ部材とタイミング検出センサ
を相対移動し、しかも、ピッチ部材に形成される被検出
部位は、各種仕様の基板収納容器の溝ピッチの最大公約
数で表されるピッチで形成され、前記被検出部材を検出
することによって得られたタイミング信号の計数値が、
予め設定されたピッチ情報に対応する値になったとき
に、光センサの出力を取り込んで基板の有無を検出する
ようにしたので、溝ピッチの異なる基板収納容器がセッ
トされた場合に、ピッチ情報を設定するだけでよく、従
来装置のようにピッチ部材を取り代えるという煩わしさ
がなく、装置の処理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板収納容器内の基板検出装置の
一実施例を示した一部破断正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図2のB−B矢視断面図である。
【図4】実施例装置を使用した半導体製造装置の一例を
示した外観斜視図である。
【図5】図4に示した装置の基板搬入・搬出ユニットの
平面図である。
【図6】実施例装置の制御系の概略構成を示したブロッ
ク図である。
【図7】テーブルメモリの内容を示した模式図である。
【図8】実施例装置の動作フローチャートである。
【符号の説明】
C…カセット W…基板 22…投光素子 23…受光素子 24…光センサ 25…光センサ昇降機構 30…ピッチ部材 32…タイミング検出センサ 34…CPU 35…メモリ 40…ピッチ情報設定器 41…テーブルメモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定設置された基板収納容器に沿って光
    センサを昇降移動させることによって、前記容器の各溝
    内の基板の有無を検出する基板収納容器内の基板検出装
    置であって、 前記基板収納容器を挟んで対向配置された投光素子と受
    光素子とからなる光センサを一体に昇降させる光センサ
    昇降機構と、 各種仕様の基板収納容器の溝ピッチの最大公約数で表さ
    れるピッチで形成された複数個の被検出部位をもったピ
    ッチ部材およびタイミング検出センサからなり、これら
    が前記光センサ昇降機構の動きに連動して相対移動する
    ことによって、前記タイミング検出センサからタイミン
    グ信号を発するタイミング信号発生手段と、 基板検出対象となる基板収納容器の溝ピッチの情報を設
    定するピッチ情報設定手段と、 前記タイミング信号発生手段から与えられたタイミング
    信号を計数し、その計数値が前記ピッチ情報設定手段で
    設定された溝ピッチ情報に応じた値になったときに、前
    記光センサ昇降機構の光センサからの出力を取り込んで
    基板の有無を検出する検出タイミング制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板収納容器内の基板検出装
    置。
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