JP2580148Y2 - 基板収納容器内の基板検出装置 - Google Patents

基板収納容器内の基板検出装置

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JP2580148Y2
JP2580148Y2 JP1992009456U JP945692U JP2580148Y2 JP 2580148 Y2 JP2580148 Y2 JP 2580148Y2 JP 1992009456 U JP1992009456 U JP 1992009456U JP 945692 U JP945692 U JP 945692U JP 2580148 Y2 JP2580148 Y2 JP 2580148Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数枚の半導体ウエハ
等の基板を多段に収納可能な、例えば、半導体製造工程
においてウエハを収納するカセットや、熱処理炉にウエ
ハを搬入するための熱処理用ボート等の基板収納容器か
ら基板を取り出したり、あるいは、基板収納容器内へ基
板を収納したりする際に、基板収納容器内に収納されて
いる基板を検出するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板検出装置における光
センサは、図に示すように、カセットなどの基板収納
容器を挟むように凹字状に屈曲された支持アーム01の
両端の一方に投光部材としての発光ダイオード02が、
他方に受光部材としてのフォトセンサ03が、互いに対
向するように設けられたものである。そして、基板収納
容器に対して走査を行い、その基板保持溝に対応した特
定ピッチごとにフォトセンサ03の受光状態を検知し
て、当該基板保持溝における基板の有無を検出するもの
である。すなわち、基板保持溝に対応した特定ピッチご
とにフォトセンサ03の受光状態を検知し、フォトセン
サ03で受光していないときには、発光ダイオード02
から投射された光が基板で遮られているのであるからそ
の基板保持溝には基板が存在していると判断し、一方、
フォトセンサ03で受光しているときには、発光ダイオ
ード02から投射された光が基板で遮られていないので
あるからその基板保持溝には基板が存在していないと判
断していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
基板検出装置にあっては、基板の収納状態によっては、
ある基板保持溝に基板が収納されて存在しているにもか
かわらず、その基板保持溝には基板が存在していないと
誤判断する問題があった。
【0004】例として、直径8インチのウエハの収納用
で溝ピッチが4.76mmであり、その基板保持溝に対し基板
を1箇所おきに収納してあるカセットにつき、基板検出
装置によって基板の有無を検出しようとする場合を説明
する。この場合に、基板が有る方の基板保持溝が被検出
部位にあるときには、図1の側面図(この図において
は、基板を収納していない基板保持溝に対応する部分は
二点鎖線で基板の形を示している)に示す状態になる。
このとき、発光ダイオード02から投射された光は、基
板Wに遮られるために直接的にはフォトセンサ03で受
光されることはない。ところがこのときには、図11に
示すように、発光ダイオード02から上方に2°の角度
で投射された光H1が、被検出部位の基板Wよりも上側
2番目の基板保持溝に収納されている基板W1と、被検
出部位の基板Wとで反射され、その光H1がフォトセン
サ03で受光されてしまっていた。
【0005】この場合、連続して複数設けられている基
板保持溝に対し基板を一箇所おきに収納してあるのであ
るから、カセットに対して発光ダイオード02とフォト
センサ03を上下方向に走査して、基板の有無を検出し
ようとすると、本来は、基板保持溝ごとに対応している
基板検出タイミング1回毎に「基板有り」と「基板無
し」の検出結果が交互に現れるべきである。ところが実
際には、上述のような、被検出部位に基板が存在しない
ときにフォトセンサ03が発光ダイオード02から直接
的に受光する光量の80%以上にもなってしまっていた。
そのため、フォトセンサ03の出力は、基板の有る無し
での差が20%以下の範囲にとどまるので、どの程度未満
ないし以上で基板有無を判断するかの閾値を設定するの
に関わる調整が非常に難しいのみならず、動作も不安定
なものとなる。また、基板には、各種金属膜などがコー
トされている場合もあり、これによりウエハの表面反射
率が変動し、他の基板からの反射光量も変動する。従っ
て、誤判定を確実に回避することは非常に困難であっ
て、被検出部位に基板が存在しているときであっても、
基板からの反射光がフォトセンサ03に受光されること
で、「基板無し」と誤った判定がなされてしまうことが
あった。
【0006】以上のことから、被検出部以外の場所にあ
る基板の配置などの状態により、それらの基板からの反
射光などに起因して、被検出部位に基板Wが存在するに
もかかわらず、その基板Wが存在しないと誤判断する欠
点を生じていたのである。
【0007】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、被検出部以外の場所にある基板の反射
光などに起因する基板検出精度の低下を回避できなが
ら、基板収納容器からの張出し量が少なくコンパクトに
構成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】考案は、上述のような
目的を達成するために、基板を保持する基板保持溝を複
数形成した基板収納容器と、その基板収納容器を挟んで
対向配置された投光部材と受光部材とよりなり前記基板
収納容器と相対移動して前記基板保持溝に保持された基
板の有無を検出する光センサとを備えた基板収納容器内
の基板検出装置において、両端側が前記基板収納容器を
挟むように凹字状に屈曲した支持アームを設け、前記支
持アームの両端の一方に前記投光部材を、他方に前記受
光部材をそれぞれ設け、前記投光部材に、前記投光部材
の先端の投光端に連なる第1の光路と、その第1の光路
に直交するとともに前記受光部材側を向いた投光用開口
端に至る第2の光路とを形成した投光用の光路形成部材
を設け、かつ、前記受光部材に、前記受光部材の先端の
受光端に連なる第1の光路と、その第1の光路に直交す
るとともに前記投光部材側を向いた受光用開口端に至る
第2の光路とを形成した受光用の光路形成部材を設け、
前記投光用および受光用の光路形成部材それぞれにおい
て、前記第1の光路と前記第2の光路との間に、前記第
1の光路からの光の方向を前記第2の光路側に向くよう
に直角に変更するプリズムを設けるとともに、前記光路
形成部材の第1の光路を形成する内周面に光の反射を防
止する反射防止部を形成して構成する。
【0009】
【作用】考案の構成によれば、投光側において、投光
部材から投射される視野角の広い光が、投光用開口端か
ら投光部材の投光端に至る第1の光路を通過する間に反
射防止部で吸収され、投射光の視野角が小さくなる。
のうえ、被検出部位以外の基板からの反射光が光路形成
部材の受光用開口端内に入射されても、その被検出部位
以外の基板からの反射光の受光用開口端に対する視野角
が広いため、受光用開口端から受光部材の受光端に至る
第1の光路を通過する間に反射防止部で吸収される。
かも、投光用および受光用の光路形成部材それぞれにお
いて、プリズムにより光の方向を直角に変更し、第1の
光路を基板収納容器に沿う方向に形成でき、基板収納容
器から離れて張り出す側に延ばさなくても、第1の光路
の長さを長くし、反射防止部を形成する光路長さを長く
できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の実施例装置を使用した半
導体製造装置の一例を示した外観斜視図、図2は、図1
に示した装置の基板搬入・搬出ユニットの平面図であ
り、基板収納容器としてのカセットCから基板Wを取り
出したり、カセットC内へ基板Wを搬入するための基板
搬入・搬出ユニット1と、カセットCから取り出された
基板Wに所要の処理を施すプロセスユニット2とによ
り、半導体ウエハ等の基板Wにフォトレジスト等をコー
ティングして熱処理するための半導体製造装置が構成さ
れている。
【0011】図1および図2に示すように、基板搬入・
搬出ユニット1のカセット設置台3の上には、基板Wを
多段に収納する複数個のカセットC…が設置されてお
り、このカセット設置台3に本実施例に係る基板検出装
置の要部が設けられている。基板搬入・搬出ユニット1
には、カセット設置台3に沿って水平方向に移動する基
板取り出し機構4が設けられている。
【0012】カセットCは、一側面を開口して基板Wを
出し入れ可能にするとともに、その開口面から見て左右
の側壁には、基板Wを水平位置にした状態で鉛直方向に
間隔を保って多数枚収納可能なように、所定ピッチで基
板保持溝が形成されている。また、前記開口面から見て
奥側には、基板Wの奥側への脱落を防止する傾斜壁と、
収納されている基板Wを目視可能な窓部が形成されてい
る。
【0013】基板取り出し機構4には、昇降および前後
動(図2における上下方向)可能な基板吸着アーム5が
備えられ、この基板吸着アーム5によって各カセットC
…内に所定ピッチで形成された基板保持溝に収納された
基板Wを取り出したり、あるいはカセットC内に処理済
みの基板Wを収納したりするようになっている。
【0014】基板取り出し機構4には、基板吸着アーム
5によって取り出された基板Wを支持する昇降自在な3
本の支持ピン6a,6b,6c、および、それらの支持
ピン6a,6b,6cに支持された基板Wの中心位置合
わせを行う位置合わせ板7a,7bなどが備えられてい
る。位置合わせ板7a,7bの上には、基板Wの外径と
略同一曲率になるように配列された複数本の突起8…が
設けられ、位置合わせ板7a,7bが水平往復動するこ
とにより、突起8…が基板Wの外周縁に当接・離間し
て、基板Wの中心位置合わせを行うようになっている。
【0015】基板取り出し機構4により、カセットCか
ら取り出されて位置合わせされた基板Wは、基板取り出
し機構4によって基板受渡し位置(図1におけるP位
置)に移送された後、プロセスユニット2に備えられた
基板搬送機構9に受け渡されるように構成されている。
【0016】基板搬送機構9は、Uの字状の基板支持ア
ーム10に基板Wを載置した状態で基板Wを搬送し、プ
ロセスユニット2に備えられたスピンナー部11a,1
1bや、熱処理部12a,12b,12cに基板Wを順
にセッティングしていく。プロセスユニット2で処理さ
れた基板Wは、前記基板受渡し位置Pにおいて、基板搬
送機構9から基板取り出し機構4へ受け渡された後、基
板取り出し機構4によってカセットC内に戻されるよう
に構成されている。
【0017】次に、以上のような半導体製造装置に備え
られた本考案に係る基板検出装置の実施例を、図3の基
板検出装置の正面図、および、図4の平面図を用いて説
明する。
【0018】カセットCは、基板Wを出し入れ可能な開
口側を基板取り出し機構4に向けてカセット設置台3に
載置される。また、カセット設置台3には、載置された
カセットCを挟むように凹字状に屈曲された支持アーム
13が付設され、この支持アーム13の両端の一方に延
びるように投光部材としての投光用ファイバーセンサー
14が、そして、他方に延びるように受光部材としての
受光用ファイバーセンサー15がそれぞれ設けられてい
る。受光用ファイバーセンサー15および投光用ファイ
バーセンサー14は、カセットCの前記開口面及び窓部
を間に介して対向し、かつ、投光用ファイバーセンサー
14から受光用ファイバーセンサー15に至る光軸が水
平方向に対して若干傾斜した角度(例えば、2〜3°)
で取り付けられ、投光用ファイバーセンサー14を通じ
て投射した光に対する受光用ファイバーセンサー15で
の受光状態に基づいて遮光・透光状態を判別し、基板W
の有無を検出するように光センサ16が構成されてい
る。
【0019】図3に示すように、カセット設置台3の下
方には、支持アーム13を一体的に取り付けた支持部材
17が一対のガイド18,18とロッドレスシリンダ1
9を介して駆動昇降可能に設けられ、光センサ16を上
下方向、即ちカセットC内の基板Wの並列収容方向に駆
動移動するように構成されている。光センサ16を駆動
移動する構成としては、通常のエアーシリンダや、モー
タによる螺子送り機構などを採用しても良い。
【0020】カセット設置台3の下部側には、特定ピッ
チでスリット20…を形成した櫛歯状のピッチ部材21
が設けられ、一方、前記支持部材17に、スリット20
…を検出するフォトインタラプタのようなタイミング検
出センサ22が取り付けられている。
【0021】前記スリット20…は、使用されることが
考えられる各種仕様のカセットCの溝ピッチの最大公約
数で表されるピッチで形成されている。例えば、溝ピッ
チが1/8インチと、3/16インチと、1/4インチの
カセットCを用いる場合、ピッチ部材21のスリット2
0…は1/16インチで形成される。
【0022】図5は、上述した基板検出装置の制御系の
構成の概略を示したブロック図であり、基板検出用の光
センサ16、タイミング検出センサ22、光センサ16
を昇降するロッドレスシリンダ19を駆動する光センサ
昇降機構23、および、ピッチ情報設定器24が入出力
インターフェイス25を介してCPU26に接続されて
いる。ピッチ情報設定器24は、基板検出対象となるカ
セットCの溝ピッチの情報(上述の例で言えば、セット
されたカセットCが1/8インチ、3/16インチ、ある
いは、1/4インチのいずれであるかの情報)を設定す
るためのものである。ピッチ情報設定器24の構成は特
に限定しないが、例えばオペレータがキースイッチを操
作することによってピッチ情報を設定したり、あるい
は、ピッチ情報を表したバーコードをカセットCに貼り
付け、このバーコードをバーコードリーダで読み取るこ
とによってピッチ情報を設定したりするものである。ま
た、図1で説明したような半導体製造装置では、基板搬
送制御系に対して基板の種類を指定する情報を入力設定
するのが普通であるので、このような基板情報をカセッ
トCの溝ピッチ情報として利用してもよい。
【0023】CPU26には、ピッチ情報設定器24で
設定されたカセットCのピッチ情報と、カセットCの1
溝ピッチに対してタイミング検出センサ22から何個の
タイミング信号が入力するかという計数情報とを対応付
けたテーブルメモリ27が接続されている。具体的に
は、上記の例のように1/16インチのピッチでスリット
20…が形成されたピッチ部材21の場合、図6に示す
ように、カセットCのピッチ情報『1/8インチ』に対
して計数情報が『2』、ピッチ情報『3/16インチ』に
対して計数情報が『3』、ピッチ情報『1/4インチ』
に対して計数情報が『4』というように各情報が対応付
けられている。
【0024】CPU26では、後述するように、テーブ
ルメモリ27の内容を参照しながら、タイミング検出セ
ンサ22からのタイミング信号を計数することによっ
て、光センサ16の検出信号を取り込むタイミングを得
て、その検出信号に基づいて基板Wの有無を検出し、メ
モリ28に基板Wの有り無しの情報を書き込んでいくよ
うになっている。
【0025】このような構成により、あるカセットCか
ら基板Wが取り出されている間に、他のカセットCにつ
いて、上述のような基板検出処理を行うことにより、各
カセットC内の基板Wの有り無しの情報を予め採取して
いる。そして、基板取り出し機構4によって、次のカセ
ットC内の基板Wを取り出すときには、メモリ28に記
憶された当該カセットC内の基板Wの有り無しの情報を
順に読み出して、基板Wが入っているカセットC内の溝
を特定し、その溝の位置にまで基板吸着アーム5を連続
的に昇降させて、基板Wの取り出しを行う。
【0026】このように予め光センサ16を連続的に昇
降させて、カセットC内の基板Wの有り無しの情報を採
取し、その採取した情報をもとに基板吸着アーム5を駆
動するようにすれば、カセットCの溝のうち基板Wの無
い溝の位置で基板吸着アーム5を駆動する必要が無くな
って基板Wの取り出しに要する時間が短縮され、この種
の半導体製造装置の処理速度の向上を図ることができ
る。
【0027】支持アーム13の両端それぞれには、図7
の拡大断面図、および、図8の断面図(図7のA−A線
一部切欠矢視図)に示すように、投光用および受光用の
光路形成部材29が取り付けられ、そして、光路形成部
材29,29それぞれには、投光用ファイバーセンサー
14および受光用ファイバーセンサー15それぞれの先
端側を挿入する第1の光路としての第1のスリットS1
と、その第1のスリットS1に直交する方向の第2の光
路としての第2のスリットS2が形成されている。投光
用ファイバーセンサー14および受光用ファイバーセン
サー15それぞれの先端側は、ネジ(図示せず)の押圧
によって抜け止めされている。
【0028】また、投光用および受光用の光路形成部材
29,29それぞれには、プリズム30を保持したプリ
ズム保持部材31が取り付けられ、投光用ファイバーセ
ンサー14から投射される光および受光用ファイバーセ
ンサー15に入射される光それぞれの方向を直角に変更
するとともに、投光用ファイバーセンサー14の投光端
からプリズム30による反射位置までの長さL1と、プ
リズム30による反射位置から光路形成部材29の投光
用開口端までの長さL2の和、および、受光用ファイバ
ーセンサー15の受光端からプリズム30による反射位
置までの長さL1と、プリズム30による反射位置から
光路形成部材29の受光用開口端までの長さL2の和そ
れぞれを長くして視野角を減少するように構成されてい
る。
【0029】前記第1のスリットS1のプリズム30側
の所定長さ部分、および、第2のスリットS2それぞれ
の内周面には内ネジ33が形成され、投光用ファイバー
センサー14から投射された視野角の広い光、および、
受光用ファイバーセンサー15に入射される視野角の広
い光それぞれを吸収できるように構成されている。
【0030】以上の構成により、基板Wを、カセットC
の基板保持溝に対し一箇所おきに収納し、そのカセット
Cに対して光センサ16を昇降し、受光された光量に基
づいて基板Wの有無を判別する場合に、図11に示した
ような、例えば視野角が2°を越えるような大きな角度
での光の投射や入射を無くすことができ、被検出部位以
外の場所にある基板からの反射光などの影響を排除する
ことができ、被検出部位における基板Wの存在の有無を
正確に検出できる。しかも、被検出部位以外の場所にあ
る基板からの反射光などの影響を排除しているので、被
検出部位に基板Wが存在している場合に受光用ファイバ
ーセンサー15に余分な光が受光されることがないた
め、受光用ファイバーセンサー15以後の受光回路とし
て、ゲインやスレッショルドレベルが通常の値であって
動作が安定したものを、格別に困難な調整作業を要する
ことなく用いることができる。従って、基板Wが存在し
ている基板保持溝に対して「基板無し」と誤判断するこ
とを回避し、被検出部位における基板Wの有無を正確に
検出することができ、基板Wの有無の検出精度を向上で
きる。
【0031】上記実施例では、プリズム30により、投
射あるいは入射される光を直角方向に変更し、投光用フ
ァイバーセンサー14の投光端から光路形成部材29の
投光用開口端までの長さ、および、光路形成部材29の
受光用開口端から受光用ファイバーセンサー15の受光
端までの長さを長くしながらも、支持アーム13の両端
間長さを短くし、基板検出装置のカセットCの外方への
張り出しを少なくして平面視でのスペースを小さくでき
る利点を有している。
【0032】上記実施例では、投光部材として投光用フ
ァイバーセンサー14を、そして、受光部材として受光
用ファイバーセンサー15を用い、かつ、投光用ファイ
バーセンサー14および受光用ファイバーセンサー15
それぞれの先端側の所定長さ部分を光路形成部材29の
第1のスリットS1に直線状に連なる穴内に挿入し、そ
の光軸を適切な位置に容易に設定できるように構成して
いるが、第1のスリットS1の開口端に臨むように投光
用ファイバーセンサー14および受光用ファイバーセン
サー15それぞれの先端を取り付け固定するように構成
しても良い。また、投光用ファイバーセンサー14およ
び受光用ファイバーセンサー15それぞれに代えて発光
ダイオードやフォトセンサを用いても良い。
【0033】上記実施例では、第1のスリットS1のプ
リズム30側の所定長さ部分、および、第2のスリット
S2それぞれの内周面に内ネジ33を形成しているが、
それら各内周面に対しては、例えば黒色の粗面に仕上げ
る等のように、内ネジを形成する以外の加工を施しても
く、それらをして反射防止部と称する。また、この反
射防止部としては、第1のスリットS1にのみ形成する
ものでも良い。
【0034】上記実施例では、基板Wにフォトレジスト
を塗布する装置を例にして説明しているが、本考案はそ
の他の半導体製造装置にも適用することができる。ま
た、基板は半導体ウエハに限らず、液晶表示器用の基板
など、カセットに収容される種々の基板の検出に用いる
ことができる。
【0035】本考案にいう基板収納容器は、実施例で説
明したようなカセットCに限らず、熱処理炉に半導体基
板を収納するための熱処理用ボート等も含む。
【0036】上記実施例では、タイミング検出センサ2
2を光センサ16と一体的に移動させ、固定設置された
ピッチ部材21のスリット20…を検出しているが、本
考案としては、タイミング検出センサ22を固定設置し
て光センサ16と一体的にピッチ部材21を移動させる
ものであってもよい。また、光センサ16を固定配置
し、カセットCとタイミング検出センサ22とを移動さ
せても、それとも、カセットCとピッチ部材21とを移
動させてもよい。
【0037】また、基板Wの有無を特定ピッチで検出す
るのに、上述のようなタイミング検出センサ22を設け
ずに、例えば、光センサ16の移動速度から特定ピッチ
分を移動するのに要する時間を求め、その移動時間ごと
に基板Wの有無を検出するように構成してもよい。
【0038】また、カセットCが他の装置に移送される
際に、実施例装置のメモリ28に書き込まれた基板Wの
有り無しの情報を、カセットCの移送に伴って、次の装
置に伝送して利用するようにしてもよい。
【0039】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、考案
によれば、投光側において、投光部材から投射される視
野角の広い光が、投光用開口端から投光部材の投光端に
至る第1の光路を通過する間に反射防止部で吸収され、
投射光の視野角が小さくなるので、被検出部位以外の基
板に投射することを抑制して、被検出部位以外の基板か
らの反射光が光路形成部材の受光用開口端内に入射され
ることを低減し、基板検出精度を向上できる。 また、被
検出部位以外の基板からの反射光が光路形成部材の受光
用開口端内に入射されても、その被検出部位以外の基板
からの反射光の受光用開口端に対する視野角が広いた
め、受光用開口端から受光部材の受光端に至る第1の光
路を通過する間に反射防止部で吸収されるので、被検出
部位以外の基板からの反射光が受光部材に受光されるこ
とを抑制でき、被検出部位の基板に基づいての受光と遮
光を行うことができ、基板検出精度を向上できる。
た、受光部材が受ける光量は、被検出部位での基板有り
と無しとで差が大きく、被検出部位以外の場所にある基
板の配置などの状態により、それらの基板からの反射光
などに起因して、被検出部位に存在している基板を不存
在と誤判断することを良好に回避でき、且つ、受光部材
が受ける受光量がどの程度未満ないし以上で基板の有無
を判別するかの閾値の設定にかかわる各種調整を容易に
できるとともに安定した感度域で良好に基板の有無を検
出できるしかも、投光用および受光用の光路形成部材そ
れぞれにおいて、プリズムにより光の方向を直角に変更
し、基板収納容器からの張り出し量少なく第1の光路の
長さを長くして、反射防止部を形成する光路長さを長く
できるから、上述のように、被検出部以外の場所にある
基板の反射光などに起因する基板検出精度の低下を良好
に回避できながら、基板収納容器からの張出し量が少な
くコンパクトに構成できる。 このため、基板検出装置の
設置に際して、基板収納容器に対して基板を搬入・搬出
したりするなどの周辺装置との干渉を避けやすく、設計
面でも有利で安価にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例装置を使用した半導体製造装置
の一例を示した外観斜視図である。
【図2】図1に示した装置の基板搬入・搬出ユニットの
平面図である。
【図3】本考案に係る基板収納容器内の基板検出装置の
一実施例を示した正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】実施例装置の制御系の概略構成を示したブロッ
ク図である。
【図6】テーブルメモリの内容を示した模式図である。
【図7】要部の一部省略拡大断面図である。
【図8】図7のA−A線一部切欠矢視図である。
【図9】従来例の要部の平面図である。
【図10】基板の有無の誤判断の原因となる現象につい
て説明する側面図である。
【符号の説明】13…支持アーム 14…投光部材としての投光用ファイバーセンサー 15…受光部材としての受光用ファイバーセンサー 16…光センサ 29…光路形成部材30…プリズム 33…内ネジ C…カセットS1…第1のスリット S2…第2のスリット W…基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 正樹 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大 日本スクリーン製造株式会社 洛西工場 内 (56)参考文献 特開 平2−198926(JP,A) 実開 昭56−109040(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 1/00 - 1/20 B65G 49/07 B65G 43/08 B65H 7/14 H01L 21/68 G01N 21/01

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持溝を複数形成し
    た基板収納容器と、その基板収納容器を挟んで対向配置
    された投光部材と受光部材とよりなり前記基板収納容器
    と相対移動して前記基板保持溝に保持された基板の有無
    を検出する光センサとを備えた基板収納容器内の基板検
    出装置において、両端側が前記基板収納容器を挟むように凹字状に屈曲し
    た支持アームを設け、前記支持アームの両端の一方に前
    記投光部材を、他方に前記受光部材をそれぞれ設け、 前記投光部材に、前記投光部材の先端の投光端に連なる
    第1の光路と、その第1の光路に直交するとともに前記
    受光部材側を向いた投光用開口端に至る第2の光路とを
    形成した投光用の光路形成部材を設け、 かつ、前記受光部材に、前記受光部材の先端の受光端に
    連なる第1の光路と、その第1の光路に直交するととも
    に前記投光部材側を向いた受光用開口端に至る第2の光
    路とを形成した受光用の光路形成部材を設け、 前記投光用および受光用の光路形成部材それぞれにおい
    て、前記第1の光路と前記第2の光路との間に、前記第
    1の光路からの光の方向を前記第2の光路側に向くよう
    に直角に変更するプリズムを設けるとともに、前記光路
    形成部材の第1の光路を形成する内周面に光の反射を防
    止する反射防止部を形成してある ことを特徴とする基板
    収納容器内の基板検出装置。
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