JP2575238Y2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2575238Y2
JP2575238Y2 JP1992050102U JP5010292U JP2575238Y2 JP 2575238 Y2 JP2575238 Y2 JP 2575238Y2 JP 1992050102 U JP1992050102 U JP 1992050102U JP 5010292 U JP5010292 U JP 5010292U JP 2575238 Y2 JP2575238 Y2 JP 2575238Y2
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JP
Japan
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decorative
pile
fastener
plate
decorative substrate
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JP1992050102U
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English (en)
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JPH066580U (ja
Inventor
一郎 鍬守
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は床貼り用の化粧板に関
し、詳しくは、面ファスナーを用いて施工される化粧板
において、化粧板同志を下地と平行にずらしながら接合
固着させる際に、化粧板裏面のファスナーが下地上のパ
イル面に接触せずして施工できる化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床貼り用の化粧板は、一般住宅の
根太上や、集合住宅のコンクリート下地上に接着剤と釘
とで施工されていた。
【0003】ところで、近年、大工の減少、工賃の上昇
に伴い、省施工、簡易施工の化粧板が望まれている。省
施工では、通称雁行フロアと呼ばれる化粧板がポピュラ
ーであり、長方形状板を階段状に複数本ずらぜて接合
し、裏面から裏打ち材等で一体的にしたもので、スピー
ディーに施工ができるものである。また、簡易施工で
は、下地上にパイルを敷き、その上から基板裏面にプラ
スチッタファスナーが貼着された化粧板を順次固着して
いくものがあり、面ファスナーを使用するので接着剤や
釘を用いる必要がなく、熟練者でなくても比較的容易に
施工ができるものであった。
【0004】
【考案が解決すべき課題】しかしながら、面ファスナー
を使用した簡易施工化粧板では、化粧板を敷き詰める場
合、接合用の実嵌合作業において化粧板を下地のパイル
面へ置いて平行にずらしながら化粧板の雄実を雌実に入
れ込む必要があるので、一旦化粧板のファスナー部をパ
イル面に接触させることになるが、その時点で化粧板が
パイル上に固定され、化粧板をずらす作業が非常に困難
となっていた。
【0005】また、化粧板裏面のファスナー部は厚みが
あるため、化粧板裏面に凸部ができ、それを吸収するた
めにパイルをその分厚いものにしなければならない。さ
らには、厚さの厚いパイルを用いた場合、化粧板同志の
固定は完了していないため、歩行時など化粧板表面から
荷重がかかった際、化粧板同志の接合部に段差や沈み込
みが発生しやすい等の問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の化粧板は、上記
課題を解決するために創案されたもので、表面化粧が施
され、周縁部に接合部が形成された化粧基板裏面に、化
粧基板より幅a、長さbだけ短い寸法を有する副え板
が、前記化粧基板との寸法差a、bの長さだけずらせて
化粧基板の接合部3b側に突出するように貼着されると
ともに、副え板と同厚のファスナーが副え板側に沿って
前記化粧基板と副え板との寸法差a、bの長さ部分に貼
着された化粧板により解決したものである。
【0007】
【作用】本考案の化粧板において、化粧板裏面にファス
ナーのみならず、ファスナーと同じ厚さの副え板も貼着
するのは、施工時に化粧板を一旦下地のパイル上に置
き、それからパイル面上を平行にスライドさせながら化
粧板の実部を嵌着させていく際、ファスナーがパイル面
に直接接触しないようにするためである。
【0008】
【実施例】以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本考案の化粧板の平面図、図2は化
粧板の背面図、図3は化粧板の断面図、図4は化粧板の
施工後の断面図を示す。1は化粧基板、2は副え板、3
a、3bは接合用段部、4はファスナー、5はパイル、
6は下地、7はパイル面の盛り上がった部分である。
【0010】化粧基板1は、厚さ6〜18mmの合板、
パーティクルボード、MDF、LVL等単体、またはそ
れらの複合材料を基板とし、表面に接着剤を介して0.
3〜1mm程度の天然木突板や塩ビシート等で表面化粧
が施され、周縁部に接合用段部3a、3bが切削形成さ
れている。接合用段部3a、3bは実施例では階段状に
切削形成されたものであるが、通常用いられている凹凸
状の本実接合部でもよい。
【0011】副え板2は、厚さ3〜5mm程度の合板、
MDFなどを基板とし、化粧基板1よりも幅aおよび長
さb分短い寸法に形成されており、化粧基板1裏面に、
化粧基板1と副え板2との寸法差a、bの長さだけ接合
部3b側に突出するように接着剤を介して貼着されてい
る。
【0012】ファスナー4は、プラスチックやナイロン
等でできた常用の面ファスナー用のものでよく、厚さは
副え板2と同じ厚さに限定する。そして、化粧基板1と
副え板2との貼着部に沿って化粧基板1と副え板2との
寸法差a、bの長さ部分の面積を埋めるように貼着され
ている。なお、ファスナー4を貼着する化粧基板1と副
え板2との寸法差a、bの長さ部分の面積とは、裏面に
副え板2が貼着された化粧基板1同志を接合した際、副
え板2間に生ずる隙間面積を意味する。
【0013】つぎに、この化粧板の施工方法について説
明する。
【0014】まず、本考案の化粧基板1裏面に貼着され
たファスナー4は、同時に裏面に貼着された副え板2と
同じ厚さなので、そのまま下地のパイル5表面に載置し
ただけでは副え板2がファスナー4とパイル5の接触を
妨げ接合はできない。
【0015】本考案の化粧板は、パイル5面に載置した
後、化粧板上面からの押圧によってパイル5がファスナ
ー4部にめり込み、パイル5と接合されるのが特徴であ
るため、根太上に合板等が捨張りされている下地の場合
はよいが、集合住宅等、コンクリート下地であれば、わ
ずかな不陸も影響され、化粧板のファスナー4がパイル
5と接合されない部分が一部分発生する。
【0016】その結果、施工後、化粧板表面を歩いた
り、重量物を載置したりして化粧板表面に荷重がかかっ
た場合、接合されていない部分が極端に沈み化粧板自体
を痛めてしまう危険を伴う。よって、下地に深さ3mm
以上の凹部があればモルタル等で埋め、逆に3mm以上
の凸部があればグラインダー等で研削して極力平面にな
らしておく必要がある。
【0017】つぎに、平面にならした下地上全面に接着
剤を塗市しパイル5を敷き詰める。パイル5としては、
ガラス繊維、炭素繊維、石綿等、何ら限定するものでな
く、常用の面ファスナーのようにファスナー4に対応で
きるパイルであればよい。厚さはファスナーの先端が接
触できる程度であればよく、具体的には3〜5mmであ
る。
【0018】なお、パイル5は全面に敷き詰める必要は
なく、化粧板の施工位置があらかじめ決定しておればフ
ァスナー4が位置する部分のみにパイルを敷いてもよ
い。
【0019】つぎに、化粧板を接合する。まず、通常の
化粧板を施工するように墨出しで位置決めをする。そし
て、最初の化粧板は接合部3bを壁面に向けてパイル5
上に載置し表面から押圧して接合する。
【0020】押圧されると、化粧板裏面の副え板2によ
り接触を妨げられたパイル5は、副え板2のないファス
ナー4部に押しやられ、図4に示すように、その部分に
パイル5が盛り上がりファスナー4と接合される。接合
後は、副え板2、ファスナー4、パイル5が有するそれ
ぞれの反発力により化粧板は確実に下地に接合される。
【0021】つづいて施工する化粧板は、パイル5上に
載置しパイル5表面上を平行に移動させながら前記化粧
板の接合部と嵌合させ、化粧板表面から押圧してパイル
5と接合させる。これを順次続け施工を完了する。
【0022】
【考案の効果】本考案の化粧板によれば、裏面にファス
ナーが貼着された化粧板をパイル面に載置しても、同時
に貼着した同じ厚さの副え板によりファスナーが直接パ
イル面に接触することなく、スムーズにスライドできて
施工が容易である。
【0023】また、化粧板表面から押圧して接合させる
ので、施工した後、接着剤等を使用した場合のように養
生の必要もなく、また、表面から荷重がかかった場合で
も施工時と同じ方向に力がかかるので、ファスナーがパ
イル部に一層密着し接合が強固となる。
【0024】また、ファスナーは副え板と同じ厚さであ
るため、施工時にファスナーの長さ分すべてが完全にパ
イルと接合することがない(ファスナーの先端のみがパ
イルに接触する形で接合)ので、パイル自体の厚さをフ
ァスナーの長さ分用意する必要がなく、極力薄くするこ
とができ、化粧板表面からの荷重による沈みの発生を防
止できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】化粧板の表面図
【図2】化粧板の裏面図
【図3】化粧板の断面図
【図4】化粧板の施工後の断面図
【符号の説明】
1 化粧基板 2 副え板 3a 接合用段部 3b 接合用段部 4 ファスナー 5 パイル 6 下地 7 パイル面の盛り上がった部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面化粧が施され、周縁部に接合部(3
    a)、(3b)が形成された化粧基板(1)裏面に、化
    粧基板(1)より幅a、長さbだけ短い寸法を有する副
    え板(2)が、前記化粧基板(1)との寸法差a、bの
    長さだけずらせて化粧基板(1)の接合部(3b)側に
    突出するように貼着されるとともに、副え板(2)と同
    厚のファスナー(4)が副え板(2)側に沿って前記化
    粧基板(1)と副え板(2)との寸法差a、bの長さ部
    分に貼着されたことを特徴とする化粧板。
JP1992050102U 1992-06-23 1992-06-23 化粧板 Expired - Lifetime JP2575238Y2 (ja)

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JPH066580U JPH066580U (ja) 1994-01-28
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