JP2575224Y2 - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

ボールジョイント用ダストカバー

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JP2575224Y2
JP2575224Y2 JP1992019891U JP1989192U JP2575224Y2 JP 2575224 Y2 JP2575224 Y2 JP 2575224Y2 JP 1992019891 U JP1992019891 U JP 1992019891U JP 1989192 U JP1989192 U JP 1989192U JP 2575224 Y2 JP2575224 Y2 JP 2575224Y2
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JP
Japan
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grease
dust cover
knuckle arm
ball joint
outlets
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英敏 高峰
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Nok Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボールジョイント用ダ
ストカバーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すように、ナックル
アーム22を備えたボールスタッド21とソケット23
との間に装着され、内部にグリースを封入するダストカ
バーであって、略提灯形の膜部1を有し、この膜部1の
側面に唯一のグリース排出口2を設けたボールジョイン
ト用ダストカバーが知られている。膜部1はゴム状弾性
材により成形され、よって作動時に自在に変形する可撓
性を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術には、次
の問題がある。すなわち、グリース排出口2が膜部1の
中で作動時に最も大きく変形する側面に設けられている
ために、グリースを排出しようとする意図が無いとき
に、このグリース排出口2からグリースが排出されてし
まうことがある。またグリース排出口2が膜部1の側面
(最外周部)に設けられているために、生産性が良くな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、ナックルア
ームを備えたボールスタッドと前記ボールスタッドを揺
動自在に支持するソケットとの間に装着され、内部にグ
リースを封入するダストカバーであって、略提灯形の膜
と、前記膜部の上面に設けられた複数のグリース排出
口とを有し、一部のグリース排出口が、平面非円形を呈
する前記ナックルアームの下側から外れた位置に設けら
れていることを特徴とするボールジョイント用ダストカ
バーを提供する。
【0005】
【作用】上記構成を備えた本考案のボールジョイント用
ダストカバーのように、グリース排出口を膜部の上面に
設けることにすれば、この上面の方が側面より作動時の
変形が小さいために、グリースが勝手に排出されてしま
う危険を減らすことができる。但し、この上面は装着時
にナックルアームと向かい合う部分であって、この上面
に新たにグリース排出口を設けたために、グリースを排
出しようとするときにナックルアームが邪魔になってグ
リースを排出し得なくなる虞がある。そこで本考案で
は、膜部の上面にグリース排出口を複数設けるとともに
一部のグリース排出口を平面非円形を呈するナックルア
ームの下側から外れた位置に設けることにし、この一部
のグリース排出口からグリースを排出することができる
ようにした。尚、ナックルアームはその平面形状を長方
形または楕円形とするものである。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明すると、当該ボールジョイント用ダストカバーは、図
1に示すように、ナックルアーム22を備えたボールス
タッド21とソケット23との間に装着され、内部にグ
リース(図示せず)を封入するものであって、更に次の
構成を有している。すなわち、略提灯形を呈するゴム状
弾性材製の膜部1の上面にグリース排出口3,4が二箇
所設けられており、このうちの一箇所がナックルアーム
22の下部に位置しても、他の一箇所がナックルアーム
22の下部に位置することがないようになっている。グ
リース排出口3,4はそれぞれ次のように構成されてい
る。図2はグリース排出口3,4の平面外観図である。
すなわち、膜部1に外面方向に向けてナックルアーム2
2の下面に接離する環状のリブ5が突設され、このリブ
5の内側がその内面側に凹部6を備えて薄肉部7とさ
れ、この薄肉部7に直線的なスリット8が一本切られて
いる。
【0007】上記構成のダストカバーによれば、グリー
ス排出口3,4が、膜部1の側面より作動時の変形が小
さい膜部1の上面に設けられているために、グリースが
勝手に排出されてしまう危険を減らすことができる。ま
たこの上面にグリース排出口3,4を二箇所設けたため
に、何れか一方(図では左側のグリース排出口4)から
必ずグリースを排出することができる。またグリース排
出口3,4を膜部1の上面に設けた場合には、離型が簡
単である等の理由によって生産性を向上させることがで
きる。
【0008】
【考案の効果】本考案は、以下の効果を奏する。すなわ
先ず、グリース排出口を膜部の側面より作動時の変形
が小さい膜部の上面に設けたために、グリースが勝手に
排出されてしまう危険を減らすことができる。また膜部
の上面にグリース排出口が複数設けられるとともに一部
のグリース排出口が平面非円形を呈するナックルアーム
の下側から外れた位置に設けられているために、この一
部のグリース排出口から何時でも必要に応じて適宜、グ
リースを排出することができる。グリース排出口が複数
設けられていても、その全てがナックルアームの下側に
位置してナックルアームによって塞がれてしまえば、ボ
ールスタッドからナックルアームを取り外すか、或はナ
ックルアームの下側から膜部の円周上一部を径方向外方
に引き出すかして一部のグリース排出口を露出させなけ
れば、グリースを排出することができず、極めて不便で
あり、これに対し て本考案によれば、このような不都合
を一挙に解消することができる。またグリース排出口を
膜部の上面に設けるようにしたために、成形時の離型性
が良好で、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るボールジョイント用ダス
トカバーの装着状態を示す断面図
【図2】グリース排出口の平面図
【図3】従来例に係るボールジョイント用ダストカバー
の装着状態を示す断面図
【符号の説明】
1 膜部 2,3,4 グリース排出口 5 リブ 6 凹部 7 薄肉部 8 スリット 21 ボールスタッド 22 ナックルアーム 23 ソケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナックルアーム(22)を備えたボール
    スタッド(21)と前記ボールスタッド(21)を揺動
    自在に支持するソケット(23)との間に装着され、内
    部にグリースを封入するダストカバーであって、 略提灯形の膜部(1)と、前記膜部(1)の上面に設け
    られた複数のグリース排出口(3)(4)とを有し、一
    部のグリース排出口(4)が、平面非円形を呈する前記
    ナックルアーム(22)の下側から外れた位置に設けら
    れていることを特徴とするボールジョイント用ダストカ
    バー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5816464U (ja) * 1981-07-24 1983-02-01 リズム自動車部品製造株式会社 ダストカバ−装置
JPS58114953U (ja) * 1982-01-29 1983-08-05 リズム自動車部品製造株式会社 ボ−ルジヨイントのダストカバ−装置
JPS58114954U (ja) * 1982-01-29 1983-08-05 リズム自動車部品製造株式会社 ボ−ルジヨイントのダストカバ−装置

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