JP2574911Y2 - 光学素子の保持構造 - Google Patents

光学素子の保持構造

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JP2574911Y2
JP2574911Y2 JP1992043951U JP4395192U JP2574911Y2 JP 2574911 Y2 JP2574911 Y2 JP 2574911Y2 JP 1992043951 U JP1992043951 U JP 1992043951U JP 4395192 U JP4395192 U JP 4395192U JP 2574911 Y2 JP2574911 Y2 JP 2574911Y2
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隆康 伊藤
暁 長岡
淳之 広野
浩昭 大友
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光電スイッチ、光電セ
ンサーなどのように投光部や受光部を有し、検知物体に
反射または透過した光を受光部で検知する装置で、特に
受光部において受光素子の位置調整を必要とする装置に
好適な光学素子の保持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光学素子の保持構造としては、
本出願人が先に提出した実願平3−58198号に開示
されるものがあり、図12に示すように構成されてい
る。光学ベース1の素子取り付け部2に光学素子3を収
める収納溝4を幅方向に亙って設けてあり、素子取り付
け部2の上下には幅方向に亙って取り付け溝5を穿設し
てある。光学素子3からはリード線6を導出してある。
保持部材7は上片7aと縦片7bと下片3cとで略コ字
状になっており、全体をバネ性のある金属にて形成して
ある。保持部材7の上片7a及び下片7cの端部から係
止エッジ8を突設してあり、縦片7bにはリード線6を
通す配線引き出し孔9を穿孔してあり、縦片7bの両側
には当たり片10′を突設してある。素子取り付け部2
の収納溝4には光学素子3をはめ込んで収納してあり、
リード線6を配線引き出し孔9に挿通して光学素子3を
押さえるように保持部材7を被せ、保持部材7が素子取
り付け部2に弾性的に取り付けられる。保持部材7を取
り付けたとき係止エッジ8が取り付け溝5に係止し、ま
た当たり片10′が光学素子3の側端面に対応させられ
る。この光学素子の保持構造では保持部材7と一緒に光
学素子3を摺動させることにより、X方向の位置が調整
できるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、かかる従来
例にあっては、保持部材7と一緒に光学素子3を移動さ
せるとき、当たり片10′が光学素子3の側端面に当た
るようになっているが、当たり片10′は曲げ加工によ
り形成されるので寸法精度がさほどなく、当たり片1
0′が光学素子3の側端面に当接していないことが多
い。つまり、保持部材7と光学素子3との間にがたがあ
る。従って光学素子3の位置調整のために保持部材7を
X方向に摺動移動させる場合、互いのがたにより保持部
材7のみが移動する空走距離ができてしまう。特に、あ
る方向に調整移動させて保持部材7のみが行き過ぎたた
めに保持部材7を反対方向に移動させた場合、がたの分
がなくなるまでは光学素子3は動かない。従って追従性
が悪く、製造工程において無駄な時間がかかることにな
る。
【0004】本考案は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本考案の目的とするところは光学素子と保持
部材のがたつきがなくなり、光学素子の位置調整が簡単
できる光学素子の保持構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案光学素子の保持構造は、レーザー光線などの光線
を対象物体に照射し、その反射または透過光を受光素子
3aを用いて検知することによって対象物体の存在や変
位などを知る装置において、光学ベース1の素子取り付
け部2に受光素子3aのような光学素子3を配置し、略
コ字状にバネのある金属材で形成された保持部材7を光
学素子3を押さえるように素子取り付け部2に被嵌して
保持部材7を弾性で取り付けると共に保持部材7と光学
素子3を横方向に摺動可能にし、保持部材7の両側に素
子取り付け部2側に向けて突出する切り起こし片10を
設けると共に切り起こし片10の加工精度の高い切断面
10aを光学素子3の側端面に当接して一対の切り起こ
し片10で光学素子3を抱持して成ることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記構成よれば、切り起こし片10を光学素子
3の側端面にがたつきなく当接し保持部材7に光学素子
3をがたつきなく保持でき、保持部材7と一緒に光学素
子3をがたつきなく移動させて簡単に位置を調整でき
る。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を光学素子3として受
光素子3aを取り付ける例により詳述する。光学ベース
1には図2や図3に示すようにレーザー光線のような光
線を発光する発光素子3bやレーザー光線のような光線
を受光する受光素子3aが取り付けられ、内部には投光
レンズ11や受光レンズ12が内装されている。発光素
子3bから発光された光線は投光路13の投光レンズ1
1にて集光され、この光線が検知物体に当てられて反射
する。反射した光は帰還路14の受光レンズ12にて集
光され、帰還光出射孔から受光素子3aに向けて出射す
る。この際、この出射光を受けるため受光素子3aが配
置され、受光素子3aに当たった光線は受光面で電気信
号に変換され、電気信号を出す。
【0008】この受光素子3aは以下のように光学ベー
スに取り付けられる。光学ベース1の素子取り付け部2
には光学素子3を収める収納溝4を幅方向に亙って設け
てあり、素子取り付け部2の上下には幅方向に亙って取
り付け溝5を穿設してある。光学素子3からはリード線
6を導出してある。保持部材7は図4、図5に示すよう
に上片7aと縦片7bと下片3cとで略コ字状になって
おり、全体をバネ性のある金属にて形成してある。バネ
性のある金属としては例えばリン青銅などバネ材であ
り、厚さ0.15mm程度である。保持部材7の上片7
a及び下片7cの端部から係止エッジ8を突設してあ
り、縦片7bにはリード線6を通す配線引き出し孔9を
穿孔してあり、縦片7bの両側には切り起こし片10を
水平に突出するように形成してある。つまり、縦片7b
にL字状の切り込みを入れて切り起こし片10を水平に
切り起こしてある。素子取り付け部2の収納溝4には図
1に示すように光学素子3をはめ込んで収納してあり、
リード線6を配線引き出し孔9に挿通して光学素子3を
押さえるように保持部材7を被せ、保持部材7が素子取
り付け部2に弾性的に取り付けられる。保持部材7を取
り付けたとき係止エッジ8が取り付け溝5に係止し、ま
た切り起こし片10が光学素子3の側端面に当接され
る。このとき、切り起こし片10の切断面10aが光学
素子3の側端面に当接され、光学素子3が両側の切り起
こし片10にて抱持される。このように光学素子3を取
り付けると、光学素子3が収納溝4に収納されることに
より、図3のY方向の位置決めがされ、保持部材7にて
光学素子3を弾性的に押圧することによりZ方向の位置
決めがされ、保持部材7と一緒に光学素子3をX方向に
摺動させて位置調整することによりX方向の位置決めが
される。保持部材7をX方向に摺動させるとき、保持部
材7に対して光学素子3ががたつかないので保持部材7
と一緒に摺動させて光学素子3の位置を簡単且つ正確に
調整できる。このように光学素子3の位置を調整した後
に、光学素子3が接着剤等で素子取り付け部2に固定さ
れる。
【0009】また図6、図7は他の実施例を示す。本実
施例の場合、保持部材7の上部に切り欠き15を設けて
あり、この切り欠き15により接着剤を付けやすくして
いる。光学素子3は位置を調整した後接着剤によって
光学ベース1の素子取り付け部2に接着固定する(最終
的に固定したいのは光学ベース1の素子取り付け部2と
光学素子3であって、保持部材7は調整工程が終了すれ
ば用済みである)。しかし、保持部材7は前述の実施例
の形状では保持部材7の側面側から光学素子3と素子取
り付け部2とに跨がるように接着剤を塗布するのは困難
である。そこで保持部材7の上部に大きな切り欠き15
を設け、光学素子3と素子取り付け部2が見える状態に
し、接着剤を塗布できるようにした。
【0010】さらに図8、図9は他の実施例を示す。本
実施例の場合、保持部材7の上部に切り欠き15を設け
ると共に下部にも同様の切り欠き15を設けてある。こ
のとき切り欠き15の両側の部分に幅Aの部分を残して
あり、また切り起こし片10を切り起こした部分の残り
の部分の幅を2Aとしてある。このようにしてあると、
保持部材7の縦片7bのバネ性を均一に保てる。つまり
保持部材7は縦片7b全体にバネ性を有することによっ
て光学素子3を素子取り付け部2に押し付けるようにな
っている。前記実施例のように保持部材7の上部のみに
切り欠き15を設けるとその部分のバネ性が低くなり、
図9(b)のように境界部で座屈を発生し、バネとして
機能が損なわれる。Bは座屈する部分を示す。ところ
が、本実施例の場合、上部と下部に同じ幅の切り欠き1
5を設けることにより、縦片7b全体が均一なバネとし
て機能して図9(a)のように均一に押さえられる。
【0011】図10、図11は他例を示すものであり、
上記のような保持部材7を用いる代わりに輪ゴムのよう
な糸状弾性体17を用いている。素子取り付け部2の上
下には突条18を設けてあり、突条18の長手方向の中
央に切欠19を設けてある。切欠19に対応する位置で
上面及び下面には係止突起20を設けてある。輪ゴムの
ように環状になった糸状弾性体17は上下の係止突起2
0に引っ掛け係止して架け渡してあり、糸状弾性体17
を切欠19に通すと共にリード線6を糸状弾性体17に
て挟んである。この場合収納溝4に収めた光学素子3が
糸状弾性体17に弾性的に押圧されて光学素子3が保持
され、Y方向やZ方向の位置決めがされ、また糸状弾性
体17にてリード線6を挟んでいることによりX方向に
もおおよそ正しい位置に位置に誘導されており、真の調
整位置への調整工程が楽に行える。この概ねの調整位置
付近では糸状弾性体17の弾性力に打ち勝ち、光学素子
3と素子取り付け部2との摩擦により微調整できる。
【0012】
【考案の効果】本考案は叙述のように保持部材の両側に
素子取り付け部側に向けて突出する切り起こし片を設け
ると共に切り起こし片の切断面を光学素子の側端面に当
接して一対の切り起こし片で光学素子を抱持しているの
で、切り起こし片を光学素子の側端面にがたつきなく当
接し保持部材に光学素子をがたつきなく保持でき、保持
部材と一緒に光学素子をがたつきなく移動させて簡単に
位置を調整できると共に正確に位置調整できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】同上の全体の構造の平面図である。
【図3】同上の光学ベースの斜視図である。
【図4】同上の保持部材の斜視図である。
【図5】同上の保持部材を示し、(a)は正面図、
(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図6】同上の他の実施例の一部切欠斜視図である。
【図7】同上の保持部材を示し、(a)は正面図、
(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図8】同上の保持部材の他の実施例を示し、(a)は
正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図である。
【図9】(a)は図8の保持部材で光学素子を取り付け
た状態の側面図、(b)は図7の保持部材で光学素子を
取り付けた状態の側面図である。
【図10】同上の他例の斜視図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 光学ベース 2 素子取り付け部 3 光学素子 3a 受光素子 7 保持部材 10 切り起こし片 10a 切断面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大友 浩昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−122023(JP,A) 実開 昭63−6523(JP,U) 実開 昭64−51905(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光線などの光線を対象物体に照
    射し、その反射または透過光を受光素子を用いて検知す
    ることによって対象物体の存在や変位などを知る装置に
    おいて、光学ベースの素子取り付け部に受光素子のよう
    な光学素子を配置し、略コ字状にバネのある金属材で形
    成された保持部材を光学素子を押さえるように素子取り
    付け部に被嵌して保持部材を弾性で取り付けると共に保
    持部材と光学素子を横方向に摺動可能にし、保持部材の
    両側に素子取り付け部側に向けて突出する切り起こし片
    を設けると共に切り起こし片の切断面を光学素子の側端
    面に当接して一対の切り起こし片で光学素子を抱持して
    成ることを特徴とする光学素子の保持構造。
  2. 【請求項2】 光学素子を素子取り付け部に接着すると
    き接着剤を付けやすくするための切り欠きを保持部材の
    上部に設けて成ることを特徴とする請求項1記載の光学
    素子の保持構造。
  3. 【請求項3】 切り欠きを保持部材の上部及び下部に設
    けて成ることを特徴とする請求項1記載の光学素子の保
    持構造。
JP1992043951U 1992-06-25 1992-06-25 光学素子の保持構造 Expired - Lifetime JP2574911Y2 (ja)

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JPH064715U JPH064715U (ja) 1994-01-21
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