JP2574870B2 - 遊技装置 - Google Patents

遊技装置

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JP2574870B2
JP2574870B2 JP63150534A JP15053488A JP2574870B2 JP 2574870 B2 JP2574870 B2 JP 2574870B2 JP 63150534 A JP63150534 A JP 63150534A JP 15053488 A JP15053488 A JP 15053488A JP 2574870 B2 JP2574870 B2 JP 2574870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、遊技媒体の賭数と遊技結果態様とに応じ
て、予め定められた数の遊技媒体が付与される遊技装置
に関する。
[従来の技術] いわゆるパチンコ遊技機等の遊技装置においては、始
めに遊技者が遊技媒体を供給皿に入れておくと、発射位
置にひとつずつ自然に投入される。賞としての遊技媒体
も、その供給皿に排出されるので、遊技媒体が存在する
限り遊技者の手をほとんど煩わすこと無く、遊技を行う
ことが可能である。
これに対し、例えば、スロットマシーンやパチスロな
ど、コイン等の遊技媒体を賭けて、複数の識別表示ドラ
ムを回転させるなどの可変表示ゲーム(遊技)を行わ
せ、その遊技媒体の賭数とその可変表示ゲームの結果態
様(遊技結果態様)とに応じて、予め定められた利益
(例えば、遊技媒体付与の利益)が付与される遊技装置
においては、従来、1回の遊技ごとに、所望数の遊技媒
体を手で投入して賭け、遊技結果が特定の結果となった
ときには、その賭数と遊技結果態様とに応じて予め定め
られた賞数の遊技媒体が全て払い出されていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記スロットマシーンやパチスロなどの遊技装置にお
いては、遊技(ゲーム)毎に手でいちいち遊技媒体を投
入するのが面倒であるとの不満があり、遊技に対する興
趣も失われかねない。また、遊技の結果払い出された遊
技媒体も、同様に、遊技者の手を介して投入しなけれ
ば、遊技に使用できず、それも面倒である。
だからといって、投入した遊技媒体や払い出される遊
技媒体の数を全て記憶させるようにすると、遊技毎の遊
技媒体投入のわずらわしさや、遊技の結果払い出される
遊技媒体の処理の面倒は無くなるものの、精算するとき
に遊技媒体の記憶数が多いと、その払い出しのための遊
技媒体を大量に貯留する機構を遊技装置内に設けなけれ
ばならなくなり、しかも、その払い出しに多くの時間を
費やしてしまうことになる。
[発明の目的] この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、遊技毎
にいちいち遊技媒体を投入するわずらわしさをなくすと
ともに、精算も容易に行える遊技装置を提供することを
目的とする。
[課題を達成させるための手段] この発明は、上記目的を達成させるため、 遊技媒体(例えば、コインなど)の賭数と遊技結果態
様(特定の停止表示の組合せになったとき)とに応じ
て、予め定められた数の遊技媒体が付与される遊技装置
において、 遊技者により投入される遊技媒体を検出する投入遊技
媒体検出手段(例えば、貯留数検出器20f)と、 該投入遊技媒体検出手段により検出した遊技媒体を所
定数の範囲で記憶する貯留記憶手段(例えば、RAM811)
と、 前記賭数としての遊技媒体数を前記貯留記憶手段から
減算するとともに、前記遊技結果態様に基づき付与され
る遊技媒体の数を前記貯留記憶手段へ加算する貯留記憶
媒体数演算手段(例えば、中央処理装置800)と、 該貯留媒体数演算手段の演算結果が前記貯留記憶手段
の記憶の所定数の範囲(例えば、50個)を超過した際に
該超過分の遊技媒体を排出する超過量排出指令手段(中
央処理装置800)と、 を備えた構成とした。
[作用] この発明の遊技装置によれば、遊技者により投入され
る遊技媒体は投入遊技媒体検出手段により検出され所定
数の範囲で貯留記憶手段により記憶されていて、賭数が
その中から減算されるとともに、遊技結果態様にもとづ
いて付与される遊技媒体の数がその記憶に加算されその
記憶数が所定数を超過したときにその超過分の遊技媒体
が排出されるので、遊技毎にいちいち遊技媒体を投入す
るわずらわしさがなくなるとともに、精算時の遊技媒体
の払い出しにも多くの時間を要しないものとなる。
[実施例] 第1図にはこの発明の実施例としての遊技装置1の斜
視図を示す。
遊技装置1はその外郭を構成するケース2を備え、該
ケース2はケース本体2Aとその前面側中央部に取り付け
られた前ケース2Bと前面側上部に取り付けられた上部ケ
ース2Cとから構成されている。
前記前ケース2Bの前面側上部にはゲーム表示部10がや
や奥まった状態で設けられている。
このゲーム表示部10の中央には3つの可変表示部とし
ての可変表示窓11A,11B,11Cが設けられ、各可変表示窓1
1A,11B,11Cには表示が3つずつ現出されるようになって
いる。
可変表示窓10の左方および上下方向には賭け数表示部
12(12a〜12g)が設けられ、各賭け数表示部12(12a〜1
2g)には「5」,「10」,「15」,‥‥の賭け数が表示
され、それら各表示部内にランプが設置されている。ま
た、各賭け数表示部12(12a〜12g)に表示された賭け数
に対応する組合せ指定表示ラインa〜gが表示され、各
ラインa〜gの裏側にはそれぞれ細い螢光管(図示省
略)が配設されていて各種賞態様が成立したときに、そ
の賞態様が成立したラインa〜g裏側の螢光管が点灯さ
れることによって賞態様成立表示が明瞭にされるように
なっている。また、各ラインa〜gの右端近傍位置には
ライン表示ランプ「イ〜ト」が設置されている。
ゲーム表示部10の上部中央にはドットマトリクス表示
式のメッセージ表示部13が設けられ、賭け数表示部12の
下方にはスタート表示部14が設けられている。また、前
記各可変表示窓11A,11B,11Cの下方にはストップ表示部1
5a〜15cが設けられている。そして、それら各表示部14,
15a〜15c中にはランプが設置されている。
ゲーム表示部10の右上部には球の貯留数表示部16が、
その下には精算釦17がそれぞれ設置されている。また、
その下方にはオート表示部18aとオート釦18bが、さらに
その下方には取込み数表示部19(19a〜19e)が設けられ
ている。
前ケース2Bの前面側下部には球受皿20が手前側に突出
して設けられている。この球受皿20の上流側奥部には球
出口21が設けられ、球受皿20の下流側は後述する投入口
を介して遊技装置1内部に通じている。球受皿20の右側
上部には照明部20aが設けられ、該照明部20a中にランプ
が設置されている。
球受皿20の上方には表示プレート22が設けられ、その
右方には球投入釦23および半端球表示部24が設けられて
いる。
表示プレート22とゲーム表示部10との間には、左から
順に、スタートレバー26、ストップ釦25a〜25c、および
賭け数取込み釦27a〜27eが設置されている。
前記賭け数取込み釦27a〜27eのうちの賭け数取込み釦
27aは球の賭け数を「5」に設定する釦で、該釦27aが押
されたときには、ゲーム表示部10の賭け数「5」の表示
された賭け数表示部12cと中段の組合せ指定表示ライン
b−b右端のライン表示ランプ「ロ」が点灯される。こ
の賭け数「5」のときには、中段列の組合せ指定表示ラ
インb−b上の表示の組合せのみゲーム結果として有効
とされる。
賭け数取込み釦27bは球の賭け数を「10」に設定する
釦で、該釦27bが押されたときには、ゲーム表示部10の
賭け数「5」の表示された賭け数表示部12cと中段の組
合せ指定表示ラインb−b右端のライン表示ランプ
「ロ」が点灯される他、賭け数「10」の表示された賭け
数表示部12f、上の逆三角形状の組合せ指定表示ライン
f−f、右端のライン表示ランプ「ヘ」が点灯される。
この賭け数「10」のときには、中段列の組合せ指定表示
ラインb−b上の表示の組合せが有効となる他、組合せ
指定表示ラインf−fのV字状ラインに沿った表示の組
合せも有効となる。
賭け数取込み釦27cは球の賭け数を「15」に設定する
釦で、該釦27cが押されたときには、ゲーム表示部10の
賭け数「5」,「10」の表示された賭け数表示部12c,12
fと中段列の組合せ指定表示ラインb−bおよび上の逆
三角形状の組合せ指定表示ラインf−f右端のライン表
示ランプ「ロ」、「ヘ」が点灯される他、賭け数「15」
の表示された賭け数表示部12g、下の三角形状の組合せ
指定表示ラインg〜g右端のライン表示ランプ「ト」が
点灯される。この賭け数「15」のときには、中段列の組
合せ指定表示ラインb−b上の表示の組合せおよび上の
逆三角形状の組合せ指定表示ラインf〜fのV字状ライ
ンに沿った表示の組合せが有効になる他、下の三角形の
組合せ指定表示ラインg〜gの逆V字状ラインに沿った
表示の組合せも有効となる。
賭け数取込み釦27dは球の賭け数を「20」に設定する
釦で、該釦27dが押されたときには、ゲーム表示部10の
賭け数「5」,「10」,「15」の表示された賭け数表示
部12c,12f,12g、中段の組合せ指定表示ラインb−b、
上の逆三角形状の組合せ指定表示ラインf〜fおよび下
の三角形状の組合せ指定表示ラインg〜g右端のライン
表示ランプ「ロ」、「ヘ」、「ト」が点灯される他、賭
け数「20」の表示された賭け数表示部12b,12d、上段列
および下段列の組合せ指定表示ラインa−a,c−c右端
の指定表示ライン「イ」、「ハ」が点灯される。この賭
け数「20」のときには、中段列の組合せ指定表示ライン
b−b上の表示の組合せ、上の逆三角形の組合せ指定表
示ラインf〜fのV字状ラインに沿った表示の組合せお
よび下の三角形の組合せ指定表示ラインg〜gの逆V字
状ラインに沿った表示の組合せが有効になる他、上段列
および下段列の組合せ指定表示ラインa−a,b−b上の
表示の組合せが有効となる。
賭け数取込み釦27eは球賭け数を「25」に設定する釦
で、該釦27eが押されたときには、ゲーム表示部10の賭
け数「5」,「10」,「15」,「20」の表示された賭け
数表示部12c,12f,12g,12b,12d、中段の組合せ指定表示
ラインb−b、上の逆三角形状の組合せ指定表示ライン
f〜f、下の三角形状の組合せ指定表示ラインg〜gお
よび上段列および下段列の組合せ指定表示ラインa−a,
c−c右端のライン表示ランプ「ロ」、「ヘ」、
「ト」、「イ」、「ハ」が点灯される他、賭け数「25」
の表示された賭け数表示部12a,12eおよび右下がりおよ
び右上がり斜めの組合せ指定表示ラインd−d,e−e右
端のライン表示ランプ「ニ」、「ホ」が点灯される。こ
の賭け数「25」のときには、中段列の組合せ指定表示ラ
インb−b上の表示の組合せ、上の三角形状の組合せ指
定表示ラインf〜fのV字状ラインに沿った表示の組合
せ、下の三角形の組合せ指定表示ラインg〜gの逆V字
状ラインに沿った表示の組合せ、上段列および下段列の
組合せ指定表示ラインa−a,c−c上の表示の組合せの
他、右下がりおよび右上がりの斜めの組合せ指定表示ラ
インd−d,e−e上の表示の組合せが有効となる。
前記上部ケース2Cの前面側には、左から順に賞態様表
示部28a、大当り表示部28b、ゲーム説明表示部28cが設
けられている。そして、賞態様表示部28aには賞態様の
種類とその各賞態様の種類に対応した賞球数が、大当り
表示部28bには“大当り”の文字が、ゲーム説明表示部2
8cにはゲームについての説明書きがそれぞれ表示されて
いる。
前記賞態様表示部28aの左方にはキー(図示省略)を
差し込んで回すことによって“大当り”の発生確率を調
整するための割数設定器29aおよび打止めリセットピン
差込み部29bが設けられている。
ケース本体2Aの上壁部には球導入口1aが設けられ、ケ
ース本体2A下部前面の左側には灰皿1bが設置されてい
る。
上記のように概略構成された遊技機はそれに設定され
たコンピュータシステム等の制御手段(後述)や機械的
および電気的構成によって次のような遊技動作が行なわ
れる。
先ず、電源が投入された遊技前の状態においては可変
表示窓11A,11B,11C中の表示は停止していて、賭け数表
示部12中のランプ、ライン表示ランプ イ〜ト、スター
ト表示部14中のライン、ストップ表示部15a〜15c中のラ
ンプ、および取込数表示部19a〜19e中のランプは全て消
灯している。また、オート表示部18a中のランプは消灯
し、貯留数表示部16および半端球表示部24の表示は
「0」表示となっている。
そして、遊技は次のようにして行なわれる。
先ず、受皿20中に遊技球(図示省略)を入れてから球
投入釦23を押すと、受皿20の右側の投入口(後述)から
遊技装置1内へ遊技球が所定個数(例えば750個)まで
の範囲内で飲み込まれる。その飲み込まれた球数が制御
装置(後述)の記憶部に記憶され、その記憶数が貯留数
表示部16に数字表示される。その飲み込まれた球数が所
定数(例えば、750個)を超える場合はその超えた分の
球が球出口21から球受皿20中に戻される。また、その飲
み込まれた球数が所定個数(例えば、750個)以下であ
っても、その飲み込まれた球数が「5」の倍数となって
いない場合は、その余分な半端球数が半端球表示部24に
数字表示され、その半端球が球出口21から受皿20中に戻
される。その戻された時点において半端球表示部24の数
字表示が「0」に戻る。
この状態で、遊技者が希望する賭け数に対応する賭け
数取込釦(27a〜27e)のうちの1つを押すと、その押し
た釦の賭け数に対応した数の遊技球が取り込まれて貯留
数表示部16の数字表示がその賭け数の分だけ減算された
数字表示になる。と同時に、その賭け数に対応した賭け
数表示ランプ12(12a〜12e)とライン表示ランプ「イ」
〜「ト」が点灯される。
この状態で、遊技者がスタートレバー26を操作する
と、スタート表示部14の点滅が開始されるとともにスト
ップボタン25a〜25cが点灯されて、内部の3つのドラム
(後述)が相互に独立して回転を開始しそれに伴って可
変表示窓11A,11B,11C中の表示の変化が開始される。そ
の開始のときから所定時間経過後、左から順にドラム
(後述)が停止されるとともにストップ表示部15a〜15c
中のランプが消灯されて左の可変表示窓11Aの表示から
順に確定される。ただし、その所定時間経過前に遊技者
によってストップボタン25a〜25cが押された場合はその
押されたストップボタン(15a,15b,15c)の上の可変表
示窓(11A,11B,11C)中のドラムの回転が停止されその
可変表示窓(11A,11B,11C)中の表示の変化が停止され
て確定するとともにストップ表示部15a〜15c中のランプ
が消灯する。そのストップボタン(15a,15b,15c)の押
す順序はいずれの順に行なってもよい。
遊技者が上記操作を繰り返すことによってゲームが行
なわれるが、そのゲームの結果、停止時における可変表
示窓11A,11B,11C中の表示の組合せ(そのゲームの開始
時に遊技者が賭け数取込み釦(28a〜27e)を押すことに
よって指定された組合せ指定表示ライン(a〜g)に沿
った表示の組合せに限る)が賞態様表示部28aに表示さ
れた賞態様のいずれかが成立すると、賞態様成立表示と
してその成立した表示ライン(a〜gのいずれか)裏側
の螢光管(図示省略)が点灯され、その賞態様に応じた
数の賞球が与えられる。その場合に、2つ以上の賞態様
を該当したときには各賞態様に対する賞球数を加算した
合計数の賞球が与えられる。その賞球は貯留数表示部16
の貯留数表示が所定数(例えば、750個)となるまでは
そのゲーム直前の貯留数にその賞球数を加算した新たな
貯留数が制限装置(後述)の記憶部に記憶されるととも
に貯留数表示部16に更新表示される。
その場合に、そのゲーム直前の貯留数記憶および貯留
数表示部16の貯留数表示が「750」を超えるときには、
その「750」を超える分の賞球が球出口21を介して受皿2
0中に放出されて貯留数記憶および貯留数表示部16の貯
留数表示が「750」まで戻される。
そのゲームの結果、特に、可変表示窓11A,11B,11C中
の表示の組合せが“大当り”を発生させる表示の組合せ
(例えば、「7,7,7」の組合せ)となったときには、
“大当り”が発生して大当り表示部28bが点灯されて
“大当り”表示が行なわれるとともに“大当り”の発生
を知らせる効果音が発せられて所定数(例えば、90個)
の賞球排出が行なわれ、しかる後、次のような“大当
り”のボーナスゲームに移行される。
この“大当り”のボーナスゲーム時には、オート表示
部18a中のランプが点灯されて、1回当たりの賭け数と
しての取込み数が自動的に「5」となり、「5」の表示
された賭け数表示部12cおよび、中段の組合せ指定表示
ラインb−b右端のライン表示部「ロ」が点灯されて中
段の組合せ指定表示ラインb−b上における組合せのみ
有効となる。この“大当り”の期間中はこの中段の組合
わせ指定表示ラインb−b上に所定の表示の組合せ(例
えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が揃い易くなり、そ
の組合せが揃うごとに所定数(例えば、90個)の賞品球
が与えられる。“大当り”の期間中においては、そのよ
うなボーナスゲームが所定回数(例えば、66回)まで行
なわれることとなる。ただし、その所定回数が終了する
以前に、その“大当り”の期間中における遊技者の賞球
獲得数(実際に増えた分)が所定個数(例えば、4000
個)に達したときには、その時点で、その“大当り”の
ゲーム状態が終了され大当り表示部28bが消灯されて通
常のゲーム状態に戻される。この“大当り”のゲーム期
間中に他の賞態様が発生したときには通常遊技時におけ
ると同様の賞球が与えられる。
また、通常のゲーム中に、可変表示窓11A,11B,11C中
の表示の組合せが“中当り”を発生させる表示の組合せ
(例えば、「BAR,BAR,BAR」や の表示の組合せ)となったときには、“中当り”が発生
して“中当り”の発生を知らせる効果音が発せられて所
定数(例えば、90個)の賞球排出が行なわれ、しかる
後、次のような“中当り”のボーナスゲームに移行され
る。
この“中当り”のボーナスゲームも上記“大当り”の
ボーナスゲームと同様にして行なわれる。ただし、この
“中当り”におけるボーナスゲームの回数や賞球獲得個
数は上記“大当り”のボーナスゲームにおけるよりも制
限され、例えば、ボーナスゲームの回数制限は15回で、
賞球獲得個数制限は1000個とされる。
また、通常のゲーム中に、可変表示窓11A,11B,11C中
の表示の組合せが“小当り”を発生させる表示の組合せ
(例えば、「レモン、レモン、レモン」の絵の組合せ)
となったときには、“小当り”が発生して“小当り”の
発生を知らせる効果音が発せられて所定数の賞球排出が
行なわれ、しかる後、“小当り”のボーナスゲームに移
行される。
この“小当り”のボーナスゲームも上記“大当り”の
ボーナスゲームと同様にして行なわれる。ただし、この
“小当り”のボーナスゲームの回数は上記“中当り”に
おけるボーナスゲーム回数に比べて制限され、例えばボ
ーナスゲームが1回限りで終了される。
通常ゲーム中に、可変表示窓11A,11B,11C中の表示の
組合せが他の一般の賞態様を発生させる態様となったと
きにはその賞態様に応じた賞球が与えられ、上記のよう
なボーナスゲームは行なわれない。
上記ゲームの進行に応じてメッセージ表示部13にメッ
セージ表示がドット表示にてなされる。
遊技中に賭け数釦27a〜27eをいちいち押して賭け数セ
ットを行なうのが面倒なときには所望の賭け数釦(27a
〜27e)を押した後にオート釦18bを押せば、その賭け数
釦(27a〜27eのいずれか1つ)中のランプが点灯状態に
保たれるとともにオート表示部16a中のランプが点灯さ
れてオート状態となる。このオート設定以後はそのセッ
トされた賭け数にて連続してゲームが行なわれることと
なる。そのオート状態を解除したいときには遊技者がも
う一度オート釦18bを押せばオート表示部16中のランプ
が消灯されてオート状態が解除される。
また、遊技者が精算したい場合には精算釦17を押せ
ば、貯留数表示部16に表示されている数字と同数の球が
球出口21を介して受皿20中に戻され、貯留数表示部16の
表示も「零」に戻る。
第2図には、遊技場の島設備600に上記遊技装置1が
設置された状態の縦段側面図を示す。
遊技装置1のケース本体2A内にはドラム載置台2aが設
けられている。このドラム載置台2aの上側に回転ドラム
装置50が設置され、下側に制御装置800Aが設置されてい
る。
ケース本体2A内の下部後壁部には管理装置(図外)と
データのやりとりを行なうターミナルボックス41が設置
されている。また、ケース本体2A内の下部前側には上記
受皿20から投入口20bを介して取り入れられる遊技球の
係数管理を行なう遊技球取込装置42が設置されている。
その取り込まれた遊技球はその取込装置42によって係数
された後、ケース本体2A裏側下部の流出口1bを介して島
設備600下部裏側の回収樋601上へ回収されるようになっ
ている。ケース本体2A内上部の前壁部には賞球用貯留タ
ンク43が設置され、その下方には該貯留タンク43中に賞
球を導出させる導出樋44が設置されている。ケース本体
2Aの上壁部には上記球導入口1aが設けられている。
前カバー2Bの上部で前記回転ドラム装置50の前方に対
応する位置にはやや引込んだ状態で上記ゲーム表示部10
が設けられている。ゲーム表示部10の内側上部にはゲー
ム表示部10を明るく映し出すための螢光灯45が設置さ
れ、内側下部のストップ表示部(15a〜15c)中にストッ
プ表示ランプ46がそれぞれ設置されている。
前カバー2Bの下部前面側には上記スタートレバー26、
表示プレート22、球受皿20等が設置されている。球受皿
20が設置されている位置に対応した前カバー2Bの下部内
側には上記球出口21(第1図)に通ずる球導出口48が設
けられている。表示プレート22が設置されている位置に
対応する前カバー2Bの内側には螢光灯47が設置されてい
る。
島設備600内の上部には補球樋700が設置され、該補球
樋700の下部には分流樋701が設置されている。分流樋70
1の下部にはシュート702、計数器付補球装置703、誘導
樋704が順に取り付けられている。前記計数器付補球装
置703は島設備600の裏側に固定され、前記誘導樋704は
ケース本体2A上部の上記球導入口1aを介して賞球用貯留
タンク43の上方に至っている。そして、補球樋700中の
予備球が分流樋701、シュート702、計数器付補球装置70
3、誘導樋704を介して、計数器付補球装置703により計
数管理されながら貯留タンク43中に補球されるようにな
っている。
また、ケース本体2Aの裏側上部には上記貯留タンク43
からこぼれた球をケース本体2Aの裏側へ流出させて島設
備600裏側下部の回収樋601上へ回収させるこぼれ球回収
口1cが設けられている。
第3図には、遊技装置1を構成するケース本体2A内か
ら、回転ドラム装置50、制御装置800A、ターミナルボッ
クス41、電源装置810等を取り出した分解斜視図を示
す。
ケース本体2Aは、上板部2b、左右の側板部2c,2d、底
板部25e、後板部2f、および前下板部2gによってその外
郭が構成されている。ケース本体2A内の中段板には上記
ドラム載置台2aが設置されている。そして、上板部2bに
は上記球導入口1aが設けられ、後板部2fには上記こぼれ
球回収口1cが設けられている。また、後板部2fの下端と
底板部2eとの間に上記流出口1bが設けられている。
回転ドラム装置50は支持枠55と該支持枠55内に相互に
独立して回転自在に設置された可変表示ユニット51,52,
53とこれら可変表示ユニット51,52,53の回転ドラム511,
521,531に回転力を付与する3つのパルスモータ515,52
5,535と可変表示ユニット51,52,53の上部を覆うように
して取り付けられたこぼれ球侵入防止カバー54とを備え
ている。そして、第2図に示すように、支持枠55の底板
551の前側が所定角度(=α゜)起き上がった状態でド
ラム載置台2a上に設置されている。その設置された状態
において、こぼれ球侵入防止カバー54が同図に鎖線で示
すように回転ドラム装置50の上方を完全に覆い、貯留タ
ンク43等からこぼれた球が回転ドラム装置50内に入らな
いように、こぼれ球回収口1cへ導いて島設備600裏側下
方の回収樋601上へ回収させる役割を果たすようになっ
ている。
制御装置800Aはケース本体2A内のドラム載置台2aの下
側に取り付けられ、電源装置810はケース本体2A内の底
板部2e上に載置されている。
ターミナルボックス41には、外部の管理装置に接続す
るための投入信号中継コネクタ412a、払出し信号中継コ
ネクタ412b、役物(大、中、小)信号中継コネクタ412
c、および組立時における検査用のドラム検査信号中継
コネクタ412d、ドラム駆動信号中継コネクタ412eが設け
られるとともに電源スイツチ411が取り付けられてい
る。それら各中継コネクタ412a〜412eの左方には1対1
に対応させて、“投入”、“払出し”、“役物”、“ド
ラム停止”、“ドラム駆動”の文字の表示された表示プ
レート411a〜411eが設置されている。そして、このター
ミナルボックス41はケース本体2Aの後板2fの内側に取り
付けられている。
第4図にはケース本体2内に収納される回転ドラム装
置50の部分分解斜視図を示す。
ドラム支持枠55は底板部551と該底板部551の後端部に
略垂直に起立した背板部552とから構成されている。
底板部551と背板部552には可変表示ユニット取付け用
のボルト通し孔551a〜551c,552a〜552cがそれぞれ設け
られ、底板部551の中央には中央の可変表示ユニット52
の位置決めを行なう位置決め部551dが一対突設されてい
る。底板部551の手前側端には凹状の配線基板挿入部553
が設けられ、該配線基板挿入部553中の対向壁部には配
線基板挿入溝553aが形成されている。
可変表示ユニット51(52,53)は左右一対の支持枠51
2,513とこれら支持枠512,513中にて回転自在に支持され
た回転ドラム511とから構成されている。
その一方の支持枠512は側板部512a、後板部512bおよ
び底板部512cを備え、側板部512aの内側中央には支軸51
4が突設されている。後板部512bの内側端の上段、中段
および下段位置には側板部512aと平行に止着片部512dが
設けられ、各止着片部512dにはねじ孔512eが形成されて
いる。また、後板部512bには前記ドラム支持枠55の背板
部552のボルト通し孔552aの位置と対応させてねじ孔512
fが設けられ、底板部512cには前記ドラム支持枠55の底
板部551のボルト通し孔551aの位置と対応させてねじ孔5
12gが設けられている。
もう一方の支持枠513は側板部513aと後板部513bとを
備えている。側板部513aの中央には駆動源としてのパル
スモータ515が設置され、パルスモータ515の回転軸515a
の先端部には第5図に詳しく示すように伝達片515bが突
設されている。また、側板部513a内側の中央から離れた
位置にはドラム位置検出器516が設置されている。ま
た、後板部513bには前記ドラム支持枠55の背板部552の
ボルト通し孔552aの位置と対応させてねじ孔513cが設け
られ、側板部513aには前記支持枠512の止着片部512dの
ねじ孔512eの位置に対応させてねじ孔513dが設けられて
いる。
前記パルスモータ515およびドラム位置検出器516のリ
ード線517は第5図に示すように側板513aの内側へコー
ドバインダ517aによって止着され、リード線517には第
4図に示すようにコネクタ517bが取り付けられている。
前記回転ドラム511は中央のボス部511aと該ボス部511
aとアーム部511bを介して一体成形された筒状部511eと
を備え、筒状部511eの外周には帯状の識別表示部材518
が360゜に亘って取り付けられている。前記ボス部511a
は前記支軸514およびパルスモータ515の回転軸515aに嵌
合されてパルスモータ515から回転動力を伝達されるよ
うになっており、ボス部511a内には軸孔511fが形成され
ているとともに回転軸515aの伝達片515bと係合する嵌合
溝511gが形成されている。
前記アーム部511bの1つには前記ドラム位置検出器51
6によって検出可能な検知片511dが突設されている。回
転ドラム511の回転に伴い、検知片511dがドラム位置検
出器516に検出されることによって回転ドラム511の回転
が検出されるようになっている。
前記筒状部511eの両端部にはフランジ状部511h,511i
が設けられ、これらフランジ状部511h,511iの間に前記
識別表示部材518が取り付けられている。
前記識別表示部材518の表面には一定間隔ごとに
「7」や「BAR」などの文字、「スイカ」や「レモン」
や「ベル」の絵などの各種表示がなされている。
そして、回転ドラム511のボス部511aが支軸514および
パルスモータ515の回転軸515aに嵌合されて、回転ドラ
ム511が支持枠512および513によって両側から支持され
ることにより、ユニット化された状態でドラム支持枠55
上に設置されている。
ドラム支持枠55に可変表示ユニット51(52,53)を取
付ける際には第6図に示すように支持枠513の後板部513
bの内側に支持枠512の後板部513bが重ね合わされた状態
で取り付けられている。
このようにして、ドラム支持枠55上に3つの可変表示
ユニット51,52,53が一定間隔ずつ隔てた状態で設置され
ている。その場合に、中央の可変表示ユニット52は特に
ドラム支持枠55の底板551上の位置決め部551d−551d間
に納まるように位置決めされた状態で設置されている。
配線基板445上には接続端子554a〜554cと555dとが互
いに導通状態に設置されており、接続端子554aには第1
の可変表示ユニット51のパルスモータ515およびドラム
位置検出器516のリード線517に取り付けられたコネクタ
517aが、接続端子554bには第2の可変表示ユニット52の
パルスモータおよびドラムセンサのリード線527に取り
付けられたコネクタ527aが、接続端子554cには第3の可
変表示ユニット53のパルスモータおよびドラムセンサの
リード線537に取り付けられたコネクタ537aが、それぞ
れ接続されている。また、接続端子555dには制御装置80
0Aのリード線815に取り付けられた入出力コネクタ816が
接続されている。
上記構成の配線基板554がドラム支持枠55の配線基板
挿入部553の挿入溝553a中に横方向からスライド挿入さ
れることによって、配線基板挿入部553中に設置されて
いる。
第7図には、遊技装置1の裏機構を説明図として示
す。
遊技装置1の裏面上部には、予備球(払出し前の賞品
球)を貯留する上タンク43が設置されている。この上タ
ンク43内には、同タンク43内の予備球の量を検出して、
その予備球の量が少なくなったときに、管理装置(図
外)に予備球の不足信号を出して予備球の補給を要求す
るドッグセンサ431が設置されている。また、この上タ
ンク43内の下部にはピン432aを軸芯として図示省略の復
帰ばねにより自由端側が上昇する方向への回動復帰力を
付与された踏板レバー432が設置され、その直下には完
了検出器433が設置されている。その踏板レバー432が上
昇してそれを完了検出器433が検出すると、その検出信
号が図外の管理装置に入力されて球の放出予定値が完了
したことを知らされる。
上記上タンク43の下流側開口部に臨むようにして導出
樋44が接続されている。この導出樋44はゆるやかに下り
傾斜しながらUターンし、その流下端部にこれと連続す
るような形で、回収樋441と賞球放出樋442とが設置され
ている。
前記導出樋44の途中には該導出樋44中を流れる賞球を
慣らす球慣らし443,444が設置されている。また、導出
樋44の終端部近傍には賞球の排出が行なわれていること
を検出する賞球排出検出器445と賞球排出を行なわせる
ソレノイド式の賞球排出装置(排出ソレノイド)446と
が設置されている。また、回収樋441と賞球放出樋442と
の分岐路には回収樋441と賞球放出樋442のいずれの側へ
球を流すかの切換えを行なうソレノイド式の球抜き切換
装置(球抜き切換ソレノイド)447が設置されている。
回収樋441の下端部は島設備600の回収樋601(第2
図)上に開口し、賞球放出樋442の下端部は球出口21と
連通している。賞球放出樋442の下流部にはオーバーフ
ロー検出器448が設置されており、受皿20中に賞品球が
一杯溜って賞球導出樋442中に下流部内にまで賞品球が
溜ったときにそれがその検出器448に検出されて図示省
略のオーバフロー表示ランプなどが点灯してその状態を
遊技者に知らせるようになっている。
遊技装置1の裏面上部の右端には割数設定器29aと打
止めリセットピン差込み部29bが設けられている。
また、受皿20の下流側に設けられた球投入口20bの上
方にはソレノイド式の球投入口開閉装置(開閉ソレノイ
ド)20cが設置されている。球投入口開閉装置20cは常時
はその球投入口閉塞板20dが下降して球投入口20bを閉じ
ていて、球投入釦23(第1図)が押されたときに作動し
て閉塞板20dが上昇することにより球投入口20bが開放さ
れるようになっている。
球投入口20bに連通した状態で球導通樋20eが設けら
れ、球導通樋20eより下流側には球導通樋20e中を流下す
る遊技球の数を検出する貯留数検出器20fが設置されて
いる。
第8図(A),(B)には上記制御装置800Aの制御シ
ステムを示す。
第8図(A)において符号800を付して示すものは中
央処理装置(CPU)である。
中央処理装置800のクロック端子には基準時間作成用
の発振器(水晶式発振器)801が接続され、割込端子に
は電源が基準ボルト以下に下がったことを検出する電源
検出器802が接続され、停電時などで電源電圧が下がっ
たときに中央処理装置800に割込み信号が送られて後述
の停電処理が行なわれるようになっている。また、リセ
ット端子にオア回路803を介して最初の電源のオンを検
出して中央処理装置800をリセットさせる検出器804と中
央処理装置(CPU)800から定期的に出力が出なかったと
きにだけ出力を出して中央処理装置800をリセットさせ
る暴走監視用のウォッチドッグ805が接続されている。
前記検出器804は入力バッファ830のリセット端子にも接
続されていて、電源オン時に入力バッファ830をもリセ
ットさせるようになっている。
また、中央処理装置800からのアドレスバスやデータ
バスに沿って読出し専用メモリたるROM810、読出しと書
込みが可能なメモリたるRAM811、サウンドジェネレータ
820、入力バッファ830、出力ラッチ回路860等が設置さ
れている。
前記ROM810中には通常遊技や“大当り",“中当り",
“小当り”の各遊技のゲームプログラムや割数プログラ
ムなどの固定データが記憶されている。RAM811には貯留
数や賭け数などが必要に応じて記憶される。また、RAM8
11には停電時に備えて不揮発性メモリ812が接続されて
いる。この不揮発性メモリ812には、電源が基準ボルト
以下に下がったときの電源検出器802からの検出信号の
割込みに基づく中央処理装置800からの記憶保持指令信
号によって、RAM811中の記憶データが記憶保持されるよ
うになっている。
前記サウンドジェネレータ820にはアンプ821を介して
スピーカ822が接続されていて、中央処理装置800からの
指令信号に基づいて適時効果音を発するようになってい
る。
前記入力バッファ830には、第8図(A)に示すよう
に、ドラム位置検出器516,526,536、割数設定器29a、リ
セット検出器29b、スタートレバー26、ストップ釦25a〜
25c、取込釦27a〜27e、オート釦18b、精算釦17、完了検
出器433、排出検出器445、ドックセンサ431、貯留数検
出器20f、オーバフロー検出器447、球投入釦23の各スイ
ッチ等がローパスフィルタ831を介して接続される。
前記出力ラッチ回路861には、投入口開閉装置(開閉
ソレノイド)20c、球抜き切換装置(球抜きソレノイ
ド)447、排出装置(排出ソレノイド)446、大当り表示
部28b中の大当りランプ、賞態様表示部28a中のランプ、
賭け数表示部12中のランプ、賞態様成立表示部28Aとし
ての各表示ラインa〜g裏側の螢光灯(図示省略)、ス
トップ表示部15a〜15c中のランプ、スタート表示部14中
のランプ、半端球表示部24、取込数表示部19中のラン
プ、オート表示部18a中のランプ、貯留数表示部16、メ
ッセージ表示部(ドット表示部)13、第1〜第3のパル
スモータ515,525,535がドライバ861を介して接続されて
いる。
上記制御システムは次のように作用する。
受皿20中に遊技球が投入された状態で球投入釦23が押
されると、その釦スイッチからの球投入信号がローパス
フィルタ831、入力バッファ830を介して中央処理装置80
0に入力される。その球投入信号入力に基づいて、中央
処理装置800から第8図(B)の出力ラッチ回路860に開
出力信号が送られ、その開出力信号に基づきドライバ86
1を介して投入口開閉装置20cが作動されて球投入口20b
(第7図)が開かれる。
球投入口20bが開かれると、その投入口20bから受皿20
中の遊技球が球導通樋20e中に流入し、その流入した遊
技球が貯留数検出器20fによって検出される。
その貯留数検出器20fからの検出信号がローパスフィ
ルタ831、入力バッファ830を介して中央処理装置800に
入力されてカウントされる。しかる後、中央処理装置80
0からそのカウント個数の記憶指令信号がRAM811に送ら
れてそのカウント個数が貯留数として記憶される。と同
時に、中央処理装置800から出力ラッチ回路860にそのカ
ウント個数の表示指令信号が送られ、ドライバ861を介
して貯留数表示部16にその貯留数が表示される。その場
合に、その貯留数が所定数(例えば、750個)を超えた
場合には、中央処理装置800からの指令により出力ラッ
チ回路860、ドライバ861を介して排出装置446が作動さ
れてそれを超えた分の球が球出口21を介して受皿20中に
返還され、RAM811中における貯留数記憶、貯留数表示部
16の表示とも「750」に戻される。その返還個数は排出
検出器445により検出され、その検出信号がローパスフ
ィルタ831、入力バッファ830を介して中央処理装置800
に入力されてカウントされて制御されている。
投入口20eから流入した遊技球の数が所定数(例え
ば、750個)以下で、貯留記憶数、貯留数表示部16の表
示数とも「5」の倍数になっていないときには、中央処
理装置800によってその半端球の数が算出され、その数
が出力ラッチ回路860、ドライバ861を介して半端球表示
部24に表示される。その半端球が、中央処理装置800か
らの指令に基づき排出装置446が作動されることによ
り、球出口21を介して受皿20中に戻される。その戻され
た数は排出検出器445により検出され、全ての半端球が
戻された時点で半端球表示部24の表示が「零」表示に戻
される。
この状態では、遊技者により賭け数指定用の取込み釦
27a〜27eが択一的に押されると、その押された釦のスイ
ッチからの取込み信号がローパスフィルタ831、入力バ
ッファ830を介して中央処理装置800に入力される。その
入力信号に基づく中央処理装置800からの指令でその賭
け数がRAM811中に記憶される。また、中央処理装置800
により、RAM811中に記憶されている貯留数からその賭け
数が減算され、その減算された後の貯留数がRAM811中に
記憶されるとともに、出力ラッチ回路860、ドライバ861
を介してその新たな貯留数が貯留数表示部16に表示され
る。と同時に、中央処理装置800から出力ラッチ回路860
に表示指令信号が送られ、ドライバ861を介してそれに
対応する賭け数表示部12、組合せ表示ライン(a〜g)
右端のライン表示ランプ(イ〜ト)が点灯される。
この状態で、遊技者によってスタートレバー26の操作
が行なわれると、そのスタートレバー26のスイッチから
のスタート信号がローパスフィルタ831、入力バッファ8
30を介して中央処理装置800に入力される。その入力信
号に基づき、中央処理装置800から出力ラッチ回路860に
作動指令信号が送られ、ドライバ861を介して第1〜第
3のパルスモータ515,525,535が駆動されて第1〜第3
の回転ドラム511,521,531が回転されることにより、ゲ
ーム表示部10の可変表示窓11A,11B,11C中の表示の変化
が開始される。
パルスモータ515,525,535の駆動開始後所定時間経過
すると、中央処理装置800から停止指令信号が出力ラッ
チ回路860に送られ、ドライバ861を介して第1〜第3の
パルスモータ515,525,535が所定時間間隔で順に停止さ
れることにより、第1〜第3の回転ドラム511,521,531
が停止されてゲーム表示部10の可変表示窓11A,11B,11C
中の表示の変化が停止される。ただし、パルスモータ51
5,525,535の駆動開始後所定時間経過前に遊技者によっ
てストップ釦25a〜25cが押されたときにはその釦スイッ
チのストップ信号がローパスフィルタ831、入力バッフ
ァ830を介して中央処理装置800に送られる。そのストッ
プ信号に基づき、中央処理装置800からストップ指令信
号が出力ラッチ回路860に送られ、ドライバ861を介して
ストップボタン25a〜25cが押された順序に従ってパルス
モータ515,525,535が停止されることにより回転ドラム5
11,521,531が停止されて、ゲーム表示部10の可変表示窓
11A,11B,11C中の表示の変化が停止される。
このようにして、可変表示窓11A,11B,11C中の表示の
変化が停止されると、中央処理装置800によって、第1
〜第3のドラム位置検出器516,526,536からの検出信号
をもとに第1〜第3の回転ドラム511,521,531の停止角
度位置が演算され、その演算結果とRAM811中の賭け数記
憶とからROM810中に記憶されているいずれの賞態様に該
当しているかが判定される。
その結果、賞態様に該当していないと判定されると、
“外れ”として賞球排出は行なわれず、遊技者による上
記通常のゲーム操作が繰り返されることとなる。
ゲーム結果として賞態様が発生していると判定された
場合には、その発生した賞態様に応じて賞球排出数やそ
の後のゲームの制御手順が決定される。
賞態様の種類としては“大当り(大役物)",“中当り
(中役物)",“小当り(小役物)",その他一般の“当
り”があり、その各賞態様に応じた賞球排出プログラム
や発生後のゲームの制御手順等のプログラムが固定デー
タとしてROM810に記憶されているので、その固定データ
に従って賞球排出やその後のゲーム制御が行なわれる。
“大当り”は遊技者に最も多い利益状態を与えるもの
で、遊技者が賭けた賭け数に対応する指定表示ライン
(a〜g)上に“大当り”を発生させる表示の組合せ
(例えば、「7,7,7」の組合せ)が揃ったときに発生す
る。この“大当り”の発生確率は、割数設定器29aから
の割数設定信号が中央処理装置800に送られ、それら割
数がRAM811中に記憶されることによって定められてい
る。その割数をもとに、中央処理装置800によって乱数
処理(演算処理)され、その発生確率に達したときに、
中央処理装置800から、第9図(A)に示すように、出
力ラッチ回路860に大当り用の作動判定信号が送られる
と、その時点から“大当り”が発生し易くなって、直ぐ
に、又は何回かの一般ゲームの後に“大当り”が発生す
ることとなる。この“大当り”のときには中央処理装置
800からの指令信号に基づき出力ラッチ回路860、ドライ
バ861を介して大当り表示部28bが点灯されるとともに賞
態様成立表示部28Aとしての表示ライン(a〜g)のう
ちの該当表示ラインの裏側の螢光管(図示省略)が点灯
されて“大当り”の発生が明示される。また、中央処理
装置800から効果音発生指令信号がサウンドジェネレー
タ820に送られ、アンプ821を介してスピーカ822から効
果音が発せられる。そして、排出装置446が作動されて
排出検出器445による排出管理の下に所定数(例えば、9
0個)の賞球排出が行なわれる。
この“大当り”が発生すると、ROM810中の固定データ
に基づいて1回当りの賭け数としての取込み数が自動的
に「5」とされてオート表示部18a中のランプが点灯さ
れる。そして、中央処理装置800からの指令に基づき、
賭け数表示部12Cおよび中段の組合せ指定表示ラインb
−b右端のライン表示部「ロ」が点灯されて中段の組合
せ指定表示ラインb−b上における表示の組合せのみ有
効となる。この“大当り”の期間中においては、ゲーム
ごとに、中段の組合せ指定表示ラインb−b上に所定の
表示の組合せ(例えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が
揃ったときに、中央処理装置800からの指令で所定数
(例えば、90個)の賞品球が与えられるようになる。し
かも、この“大当り”の発生時には中央処理装置800か
ら出力ラッチ回路860に、第9図(A)に示すように、
Hレベルの大役物信号が送られるので、その所定の表示
の組合せ(例えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が生じ
易くなる。このようなボーナスゲームに、第9図(A)
に示すように所定回数(例えば、66回)挑戦できること
となる。ただし、その所定回数が終了する以前にその
“大当り”の期間中における遊技者の賞球獲得数(実際
に増えた分)が所定数(例えば、4000個)に達したとき
には、第9図(A)に示すように、その時点で大役物信
号がLレベルとなって、その“大当り”のゲーム状態が
終了されて大当り表示部28b中のランプが消灯されて通
常のゲーム状態に戻される。この“大当り”のゲーム時
においても中段の組合せ指定表示ラインb−b上に所定
の表示(「JAC,JAC,JAC」)以外の賞態様表示が揃った
ときにはその賞態様に応じた数の賞品球が与えられる。
“中当り”は遊技者に二番目に多い利益状態を与える
もので、遊技者が賭けた賭け数に対応する組合せ指定表
示ライン(a〜g)に“中当り”を発生させる表示の組
合せ(例えば、「BAR,BAR,BAR」および の組合せ)が揃ったときに発生する。この“中当り”の
発生もRAM811中に記憶された割数に基づく中央処理装置
800中での乱数処理(演算処理)によりその発生確率が
制御されており、中央処理装置800から、第9図(B)
に示すように、中当り用の作動確定信号が出力ラッチ回
路860に送られた後に発生し易くなる。この“中当り”
が発生したときには、中央処理装置800からの指令信号
に基づき、出力ラッチ回路860、ドライバ861を介して賞
態様成立表示部28Aとしての該当表示ライン(a〜g)
裏側の螢光灯(図示省略)が点灯されて“中当り”の成
立が明示される。と同時に、中央処理装置800から効果
音発生指令信号がサウンドジェネレータ820に送られ、
アンプ821を介してスピーカ822から効果音が発せられ
る。そして、排出装置446が作動されて排出検出器445に
よる排出管理の下に所定数(例えば、90個)の賞球排出
が行なわれる。
そして、この“中当り”の発生以後は、ROM810中の固
定データに基づいて自動的に1回当りの賭け数としての
取込み数が「5」となり、中央処理装置800からの指令
に基づき賭け数表示部12C、中段の組合せ指定表示ライ
ンb−b右端のライン表示部「ロ」が点灯されて中段の
組合せ指定表示ラインb−b上における表示の組合せの
み有効となる。
この“中当り”の期間中においては、ゲームごとに、
中段の組合せ指定表示ラインb−b上に所定の表示の組
合せ(例えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が揃った場
合に、中央処理装置800からの指令で所定数(例えば、9
0個)の賞品球が与えられるようになる。しかも、この
“中当り”の発生時には中央処理装置800から出力ラッ
チ回路860に、第9図(B)に示すように、Hレベルの
中役物信号が送られるので、その所定の表示の組合せ
(例えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が生じ易くな
る。このようなボーナスゲームに、第9図(B)に示す
ように所定回数(例えば、15回)挑戦できることとな
る。ただし、その所定回数が終了する以前にその“中当
り”の期間中における遊技者の賞球獲得数(実際に増え
た分)が所定数(例えば、1000個)に達したときには、
第9図(B)に示すように、その時点で中役物信号がL
レベルとなってその“中当り”のゲーム状態が終了され
通常のゲーム状態に戻される。この“中当り”のゲーム
時においても中段の組合せ指定表示ラインb−b上に所
定の表示(「JAC,JAC,JAC」)以外の賞態様表示が揃っ
たときにはその賞態様に応じた数の賞品球が与えられ
る。
“小当り”は遊技者に“大当り”や“中当り”のとき
のような継続的に利益でなく一回限りの上記ボーナスゲ
ームへの挑戦の利益を与えるもので、遊技者が賭けた賭
け数に対応する組合せ指定表示ライン(a〜g)上に
“小当り”を発生させる表示の組合せ(例えば、レモン
の絵が3つ揃う表示の組合せ)が揃ったときに発生す
る。この“小当り”の発生もRAM811中に記憶された割数
に基づく中央処理装置800中での乱数処理によりその発
生確率が制御されており、中央処理装置800から、第9
図(C)に示すように、小当り用の作動確定信号が出力
ラッチ回路860に送られた後に発生し易くなる。この
“小当り”が発生したときには、中央処理装置800から
の指令信号に基づき、出力ラッチ回路860、ドライバ861
を介して賞態様成立表示部28Aとしての該当表示部(a
〜g)裏側の螢光管(図示省略)が点灯されて“小当
り”の成立が明示される。と同時に、中央処理装置800
から効果音発生指令信号がサウンドジェネレータ820に
送られ、アンプ821を介してスピーカ822から効果音が発
せられる。そして、排出装置446が作動されて排出検出
器445による排出管理の下に所定数の賞球排出が行なわ
れる。この“小当り”が発生したときには、上記“大当
り”のときに行なわれると同様のボーナスゲームに1回
限り挑戦できる。“小当り”が発生すると、ROM810の固
定データに基づいて自動的に賭け数としての取込み数が
「5」となり、中央処理装置800からの指令に基づき賭
け数表示部12C、中段の組合せ指定表示ラインb−b右
端のライン表示部「ロ」が点灯されて中段の組合せ指定
表示ラインb−b上における表示の組合せのみ有効とな
る。
この“小当り”発生後の最初の1回のゲームに限り、
中央処理装置800から出力ラッチ回路860に、第9図
(B)に示すように、Hレベルの小役物信号が送られて
中段の組合せ指定表示ラインb−b上に所定の表示の組
合せ(例えば、「JAC,JAC,JAC」の組合せ)が揃い易く
制御され、それが揃ったときに排出装置446によって所
定数(例えば、90個)の賞品球が与えられるようにな
る。
“小当り”の発生によって遊技者に与えられるボーナ
スゲームへのチャンスの利益はその1回限りでその1回
が終了した後は中央処理装置800からの小役物信号がL
レベルとなって、通常のゲームに戻される。
通常のゲーム中に、上記“大当り”、“中当り”、
“小当り”以外の一般の賞態様が発生したときには、そ
の都度その賞態様に応じた賞球排出が行なわれるが、特
に上記のようなボーナスゲームによる利益は与えられな
い。
上記のように、“大当り”、“中当り”、“小当り”
が発生して排出装置446により賞球排出が行なわれる場
合に、RAM811中の貯留数記憶が所定数(例えば、750
個)に達するまでは、賞球数をそれ以前の貯留記憶数に
加算して新たな貯留記憶数としてRAM811中に記憶される
と同時にその貯留記憶数が貯留記憶表示部16に表示され
る。そして、RAM811の貯留記憶数が所定数(例えば、75
0個)に達すると、中央処理装置800からの指令で球抜き
切換装置447が作動されて第7図に鎖線で示すように回
収樋411側を閉塞して、それ以後排出される賞球は賞球
排出検出器445により計数されながら賞球導出樋442中を
流下して球出口21を介して受皿20中に溜まる。そして、
受皿20中の賞品球が満杯となって昇給放出樋442中に溜
まると、それがオーバーフロー検出器448に検出され、
そのオーバーフロー検出信号が中央処理装置800に入力
される。その検出信号の入力に基づき、中央処理装置80
0から賞球排出ストップ信号が出されて排出装置446が停
止されてそのオーバーフローが解消されるまで賞球排出
がストップされる。
上記ゲームの進行に応じてROM810中の固定データを基
に中央処理装置800から表示指令信号が出され、出力ラ
ッチ回路860、ドライバ861を介してその信号に応じたメ
ッセージがメッセージ表示部(ドット表示部)13に表示
される。
遊技中に賭け数釦27a〜27eをいちいち押して賭け数セ
ットをするのが面倒なときには所望の賭け数釦(27a〜2
7e)を押した後にオート釦18bを押せば、それらの釦操
作によるセット信号が中央処理装置800に送られ、それ
らの信号に基づく中央処理装置800からの指令によりそ
の賭け数がRAM811中に記憶されるとともに、中央処理装
置800からの指令が出力ラッチ回路860に送られ、ドライ
バ861を介してオート表示部16中のランプが点灯され
る。それ以後は遊技者がもう一度オート釦18bを押して
オート状態をリセットしない限り自動的にそのセットさ
れた賭け数にてゲームが進行されることとなる。この自
動取込み方式の採用により、賭け数の設定操作が簡略化
され単位時間内におけるゲーム回数の増大が図られ、遊
技者のゲームに対する煩わしさが回避される。
遊技者が精算したい場合には、精算釦17を押せば、そ
の釦スイッチ信号が中央処理装置800に入力され、その
入力信号に基づいて中央処理装置800から精算指令信号
が出されてRAM811中に記憶されている貯留数と同数の球
が排出装置446によって球出口21を介して受皿20中に戻
される。と同時に、RAM811の貯留記憶数が「零」とされ
るとともに貯留数表示部16の表示も「零」に戻される。
遊技中、上タンク43中の予備球の量が少なくなると、
それがドックセンサ431によって検出され、その検出信
号が中央処理装置800に入力される。その入力信号が基
づき中央処理装置800から図外の中央管理装置に球不足
信号が送られる。その球不足信号に基づき中央管理装置
(図外)から計数器付補給装置703に補給指令信号が出
されて補給樋700中の予備球が計数器付補給装置703によ
り計数されながら上タンク43中に満たされる。
計数器付補給装置703による計数が予定値を終了する
と、その後は上タンク43への予備球の補給が停止され
る。その結果、上タンク43中の予備球が少なくなってそ
れが完了検出器433により検出されると、その検出信号
が中央処理装置800に送られ、その検出信号に基づき中
央処理装置800により図示省略の完了ランプが点灯さ
れ、それ以後のゲームはできない状態にされる。
その後、打止めリセットピン差込み部29bにリセット
ピン(図示省略)が差し込まれると、リセット検出器29
bからリセット信号が中央処理装置800に送られ、中央処
理装置800からの指令により計数器703に計数されながら
上タンク43中に予備球が満たされ、図示省略の完了ラン
プが消灯される。そのリセットピンが打止めリセットピ
ン差込み部29b中に差し込まれている間に割数設定器29a
に図示省略のキーを所定深さに差し込んでそのキーを所
定の方向へ回せば、その割数設定器29aからの信号が中
央処理装置800に入力されてRAM811中にその割数が記憶
され、ゲーム可能な状態となる。
第10図には遊技装置1に配設された電源系統のブロッ
ク図を示す。
この実施例における遊技装置1においては、交流24V
の主電源900からの電気をランプやソレノイド用電源90
1、パルスモータ用電源902、ロジック回路用電源903、
螢光灯用電源904などに変換して使い、螢光灯用電源904
から螢光灯45,47に電気供給されるようになっている。
第11図には第8図(A),(B)の制御システムによ
って行なわれる遊技装置1のメイン処理の制御処理手順
の一例を示す。
メイン処理が開始されると、先ずルーチンR2において
初期設定処理(イニシャライズ)が行なわれる。イニシ
ャライズとしては、パワーオン処理、停電フラグの確
認、当りの発生確率設定処理などがある。パワーオン処
理はRAM811の読み書きを確認してからRAM811をクリアし
て行なう。停電フラグの確認は、パワーオン処理の後に
不揮発性メモリ812の内容を読み込み、停電フラグが立
っていれば、不揮発性メモリ812の内容をRAM811へ転送
し、しかる後不揮発性メモリ812をクリアして行なう。
当りの発生確率設定処理は打止めリセットピン差込み部
29bに図示省略の打止めリセットピンを差し込むことに
より、リセット検出器29b(第8図(A))としてのリ
セットスイッチを継続的にオン状態にし、割数設定器29
a(第1図)へ図示省略の割数設定キー(例えば6種
類、6段階の当り発生確率設定が可能)を差し込んで回
すことによって割数を設定して行なう。その割数設定が
終了していなければゲームは不能状態にある。
上記ルーチンR2におけるイニシャライズの後、ルーチ
ンR4に移行して入力処理が行なわれる。ここに、入力処
理は第2図に示すスタートレバー26、ストップ釦25a〜2
5cの各スイッチ入力の監視である。
ルーチンR4における入力処理の後、ルーチンR6に移行
して球取込み処理が行なわれる。この球取込み処理の詳
しい制御処理手順については後述する。
ルーチンR6における球取込み処理の後に、ルーチンR8
に移行してドラム処理即ち、ドラム511,521,531の回転
・停止処理が行なわれる。
ルーチンR8におけるドラム処理の後にルーチンR10に
移行してゲーム状態判定処理が行なわれ、ルーチンR12
〜R18の判定に移行される。
ルーチンR12においては通常のゲーム中であるか否か
が判定され、通常のゲーム中であると判定されたときに
はルーチンR20で通常ゲーム判定処理がなされそのまま
ルーチンR28に移行し、通常のゲーム中でないと判定さ
れたときにはルーチンR14に移行する。
ルーチンR14においては“大役物”、即ち“大当り”
のゲーム中であるか否かが判定され、“大役物”のゲー
ム中であると判定されたときにはルーチンR22で大役物
判定処理がなされてそのままルーチンR28に移行し、
“大役物”のゲーム中でないと判定されたときにはルー
チンR16に移行する。
ルーチンR16においては“中役物”、即ち“中当り”
のゲーム中であるか否かが判定され、“中当り”のゲー
ム中であると判定されたときにはルーチンR24で中役物
判定処理がなされてそのままルーチンR28に移行し、
“中役物”のゲーム中でないと判定されたときにはルー
チンR18に移行する。
ルーチンR18においては“小役物”、即ち“小当り”
のゲーム中であるか否かが判定され、“小役物”のゲー
ム中であると判定されたときにはルーチンR26で小役物
判定処理がなされてそのままルーチンR28に移行し、
“小役物”のゲーム中でないと判定されたときにはルー
チンR28に移行する。
上記ルーチンRを経てルーチンR28に移行すると、該
ルーチンR28において後で詳しく述べる不正処理がなさ
れた後、ルーチンR30に移行する。
ルーチンR30においては、外部端子への出力処理、即
ち、賭け数の投入信号、賞球の払出し信号、役物発生信
号(大、中、小)、ドラム停止信号およびドラムの駆動
信号等が外部端子に出力される処理が行なわれる。
ルーチンR30において外部端子出力処理が行なわれた
後、ルーチンR32に移行して出力処理が行なわれる。
しかる後、ルーチンR34に移行して確率演算処理、即
ち、割数に対する確率の演算処理がなされ。再びルーチ
ンR4に戻って、ルーチンR4以下の処理が繰り返される。
上記メイン処理が行なわれている最中に適宜4つのル
ーチンR I〜R IVの割込み処理がなされる。
その第1の割込み処理ルーチンR Iとして行なわれる
のは、停電処理である。この停電処理は停電が発生した
ときに貯留数や取込み数などRAM811中に記憶されている
データを不揮発性メモリ812に映し換えて記憶する処理
であり、後で詳しく述べる。
第2の割込み処理のルーチンR IIとして行なわれるの
は、検出器監視処理である。この検出器監視処理につい
て後で詳しく述べる。
第3の割込み処理のルーチンR IIIとして行なわれる
のは、時間処理である。この時間処理は一定時間(割込
み)ごとにフラグのリセットを行ない、メイン処理にお
ける時間単位を作る処理である。
第4のドラム回転監視処理は回転ドラム511,521,531
が定常回転になったかどうかを判断する処理である。
第12図(A),(B),(C)には第11図のメイン処
理中において割込み処理として行なわれる検出器監視処
理の制御手順の一例を示す。
検出器監視処理が開始されると、先ずルーチンR100に
おいて賭け数がセットされて取込み終了フラグが「1」
となっているか否かが判定され、取込み終了フラグが
「1」となっていると判定されたときには第12図(B)
のルーチンR144に移行し、「1」となっていないて判定
されたときにはルーチンR102に移行する。
ルーチンR102においては球投入釦23が押されることに
よって球投入釦フラグが「1」となっているか否かが判
定され、「1」となっていると判定されたときにはその
ままルーチンR108に移行し、「1」となっていないと判
定されたときにはルーチンR104に移行する。
ルーチンR104においては球投入釦23がオンされたか否
かが判定され、オンされていないと判定されたときには
そのままルーチンR124に移行し、オンされたと判定され
たときにはルーチンR106に移行する。
ルーチンR106に移行したときには、該ルーチンR106に
おいて球投入釦フラグが「1」にされてからルーチンR1
08に移行して、球投入口開閉装置(開閉SOL)20Cが作動
されて球投入口20bが開かれるとともに開閉装置フラグ
(開閉ソレノイドフラグ)が「1」にされ、しかる後ル
ーチンR110に移行する。
ルーチンR110においては貯留数検出器20fがオンとな
ったか否かが判定され、オンとなったと判定されるとル
ーチンR112に移行し、オンとなっていないと判定される
とルーチンR116に移行する。
ルーチンR110からルーチンR112に移行したときには、
該ルーチンR112において貯留数検出器20fによるカウン
トが行なわれるとともにそのカウント数が電磁カウンタ
@に転送される。そして、そのカウント数が「750」以
下で「5」の倍数(5n)でない半端球があるときにはそ
の半端球数「a」が半端球表示部24に表示される。電磁
カウンタは停電対策用のもので電磁カウンタ@には貯留
数検出器20fによるカウント値が転送される。そして、
その後、ルーチンR114に移行する。
一方、上記ルーチンR110からルーチンR116に移行した
ときには、該ルーチンR116において開閉装置フラグ(開
閉ソレノイドフラグ)が「1」となっているか否かが判
定される。その結果、開閉装置フラグ(開閉ソレノイド
フラグ)が「1」となっていると判定されたときにはル
ーチンR118に移行し、「1」となっていないと判定され
たときにはルーチンR124に移行する。
上記ルーチンR112からルーチンR114に移行したときに
は、該ルーチンR114において貯留数検出器20fによるカ
ウント数が貯留可能な最高数の「750」に達したか否か
が判定され、「750」に達していないと判定されたとき
にはそのままルーチンR124に移行し、「750」に達した
と判定されたときにはルーチンR118に移行する。
ルーチンR114又はR116からルーチンR118に移行したと
きには、該ルーチンR118において球投入口開閉装置(開
閉SOL)20cが停止されて球投入口20bが閉じられるとと
もに開閉装置フラグ(開閉ソレノイドフラグ)が「0」
にされる。そして、球投入口開閉装置(開閉SOL)20cが
停止された後に貯留数検出器20fによってカウントされ
た球数「b」が前記「a」に入れられるとともに取込み
終了フラグが「1」にされてからルーチンR120に移行す
る。
ルーチンR120においては「b」が「0」より大である
か否かが判定され、「0」より大でないと判定されたと
きにはそのままルーチンR124に移行し、「0」より大で
あると判定された時にはルーチンR122で賞球オーバーフ
ラグが「1」になされるとともに電磁カウンタcへb個
カウントされてからルーチンR124に移行する。
ルーチンR124においては上タンク43(第7図)中の予
備球が所定量以下に減ったことを検出するドックセンサ
431がオンとなったか否かが判定され、オンとなってい
ないと判定されたときにはそのままルーチンR128に移行
し、オンとなったと判定されたときにはルーチンR126で
上タンク43に球が「1000」個補給されてからルーチンR1
28に移行する。
ルーチンR128においては排出検出器445がオンとなっ
たか否かが判定される。その結果、排出検出器445がオ
ンとならなかったと判定されたときには、ルーチンR136
で球詰まりフラグが「1」にされるとともにオフフラグ
(OFF・FG)が「0」にされて第13図のメイン処理にリ
ターンする。オフフラグは排出動作が可能であるか否か
を識別させるもので、排出動作が可能なときにはオフフ
ラグが「1」にされ、球詰まりで排出動作が不能のとき
にはオフフラグが「0」にされる。一方、ルーチンR128
で排出検出器445がオンとなったと判定されたときに
は、オフフラグが「1」にされるとともに球詰まりフラ
グが「0」にされ、しかる後ルーチンR132に移行する。
ルーチンR132においては賞球フラグが「1」になって
いるか否かが判定され、「1」になっていると判定され
たときにはルーチンR134に移行し、「1」になっていな
いと判定されたときにはルーチンR138に移行する。
その結果、ルーチンR134に移行したときには、該ルー
チンR134においてRAM811中の貯留記憶数に賞球数が加算
されその加算された新たな貯留記憶数がRAM811中に転送
され、その新たな貯留記憶数から貯留可能な最高数であ
る「750」を差し引いたものが「b」とされ、しかる後
ルーチンR142に移行する。
ルーチンR132からルーチンR138に移行したときには、
該ルーチンRにおいて賞球オーバーフラグが「1」にな
っているか否かが判定され、「1」になっていないと判
定されたときにはその時点でリターン処理の終了に至
り、「1」になっていると判定されたときにはリードR1
40で賞球オーバーフラグが「0」にされてからルーチン
R142に移行する。
ルーチンR142においては上記ルーチンR118又はルーチ
ンR134で設定された「b」が正であるか否かが判定さ
れ、正でないと判定されたときにはその時点でリターン
処理の終了に至り、正であると判定されたときにはその
オーバーした分の賞球を受皿20中に排出すべく第12図
(C)のルーチンR164に移行する。
第12図(A)のルーチンR100から第12図(B)のルー
チンR144に移行したときには、該ルーチンR144において
オフフラグ(OFF・FG)が「1」になっているか否か、
即ち、賞球の排出動作が可能であるか否かが判定され
る。その結果、オフフラグ(OFF・FG)が「1」になっ
ていない、即ち、賞球の排出動作が不能であると判定さ
れたときにはそのままルーチンR156に移行し、オフフラ
グ(OFF・FG)が「1」になっている、即ち、賞球の排
出動作が可能であると判定されたときにはルーチンR146
に移行する。
ルーチンR146においては精算フラグが「1」になって
いるか否かが判定され、「1」になっていると判定され
たときにはそのままルーチンR150に移行し、「1」にな
っていないと判定されたときにはルーチンR148に移行す
る。
ルーチンR148においては精算釦23がオンされたか否か
が判定され、オンされていないと判定されたときにはそ
のままルーチンR156に移行し、オンされたと判定された
ときにはルーチンR150に移行する。
その結果、ルーチンR150に移行したときには、該ルー
チンR150において精算フラグが「1」にされて球抜き切
換装置(球抜き切換ソレノイド)447がオンにされて回
収樋441(第7図)が閉塞される。そして、球投入口開
閉装置20cがオフされて球投入口20bが閉塞されるととも
にオート釦18bのオートフラグ(AUTO・FG)が「0」に
されてから、排出装置446がオンされて排出フラグが
「1」にされ、しかる後、ルーチンR152に移行する。
ルーチンR152においては、排出検出器445によるカウ
ント個数がRAM811中の貯留記憶数と同数であるか否かが
判定され、同数でないと判定されたときにはそのままル
ーチンR156に移行し、同数であると判定されたときには
ルーチンR154に移行する。
ルーチンR154に移行したときには、該ルーチンR154に
おいて排出装置(排出SOL)446が停止(OFF)されて排
出フラグと精算フラグが「0」にされる。そして、球抜
き切換装置(球抜き装置SOL)447がオフされて賞球放出
樋422側が閉塞されてからルーチンR156に移行する。
ルーチンR156においてはオート釦18bがオンとなって
いるか否かが判定され、オンとなっていないと判定され
たときには第12図(A)のルーチンR124に移行し、オン
となっていると判定されたときにはルーチンR158に移行
する。
ルーチンR158においてはオートフラグ(AUTO・FG)が
「1」になっているか否かが判定される。その結果、
「1」になっていないと判定されたときには、ルーチン
R162でオートフラグ(AUTO・FG)が「1」にされてから
第12図(A)のルーチンR124に移行し、「1」になって
いると判定されたときにはルーチンR160でオートフラグ
(AUTO・FG)が「0」にされてから第12図(A)のルー
チンR124に移行する。ルーチンR124に移行したときには
ルーチンR124以下の制御手順が行なわれる。
第12図(A)のルーチンR142から第12図(C)のルー
チンR164に移行したときには、該ルーチンR164において
排出装置(排出SOL)446が作動(ON)されて排出装置フ
ラグ(排出SOLフラグ)が「1」にされる。また、球抜
き切換装置(球抜き切換SOL)447が作動されることによ
り回収樋441側が閉塞されて球が賞球導出樋442を介して
受皿20中に排出されるようになる。
そして、次のルーチンR166に移行し、該ルーチンR166
において排出検出器445による排出カウント数が「b」
と等しくなったか否かが判定され、等しくなったと判定
されたときにはルーチンR168に移行し、等しくなってい
ないと判定されたときにはルーチンR170に移行する。
その結果、ルーチンR168に移行したときには、該ルー
チンR168において排出装置(排出SOL)446が停止(OF
F)されるとともに、排出装置フラグ(排出SOLフラグ)
と賞球フラグが「0」にされる。また、球抜き切換装置
(球抜き切換SOL)447が停止(OFF)されてRAM811中の
貯留記憶数が「750」とされ、しかる後、第12図(A)
の2Fのところに移行して第11図のメイン処理にリターン
する。
一方、上記ルーチンR166からルーチンR170に移行した
ときには、該ルーチンR170においオーバーフロー検出器
448がオンとなっているか否かが判定される。その結
果、オンとなっていないと判定されたときにはそのまま
第12図(A)の2Fのところに移行してリターン処理の終
了に至り、オンとなっていると判定されたときにはルー
チンR172に移行して排出装置(排出SOL)446が停止(OF
F)されるとともに排出装置フラグ(排出SOLフラグ)が
「0」にされ、かつ、貯留数表示部16の表示が点滅され
た後、第12図(A)の2Fのところに移行してリターン処
理の終了に至る。
第13図には第11図のメイン処理中における球取込み処
理の制御手順の一例を示す。
球取込み処理が開始されると、先ずルーチンR200にお
いて、オートフラグ(AUTO・FG)が「1」になっている
か否かが判定され、「1」になっていると判定されたと
きにはルーチンR202に移行し、「1」になっていないと
判定されたときにルーチンR208に移行する。
その結果、ルーチンR202に移行したときには該ルーチ
ンR202においてスルーフラグ(THO・FG)が「1」にな
っているか否かが判定され、「1」になっていると判定
されたときにはそのままルーチンR121に移行し、「1」
になっていないと判定されたときにはルーチンR204に移
行する。
ルーチンR204においては取込釦27a〜27eのうちいずれ
かがオン(ON)となっているか否かが判定され、オンと
なっていなければそのままルーチンR218に移行し、オン
となっていればルーチンR206に移行する。
その結果、ルーチンR206に移行したときには、該ルー
チンR206において、そのオンされた取込釦(27a〜27eの
うちのいずれか)の取込み数がRAM811中の取込み数メモ
リに記憶されるとともに、スルーフラグ(THO・FG)
とゲームを可能にさせるゲームフラグ(GAME・FG)が
「1」にセットされ、しかる後、ルーチンR212に移行す
る。
そして、ルーチンR214でRAM811中の貯留数メモリから
取込み数メモリが差し引かれたものが「d」とされた
後、ルーチンR214に移行する。
ルーチンR214においては前記ルーチンR212で算出され
た「d」が負であるか否かが判定され、負であると判定
されたときにはルーチンR220でゲームフラグ0とゲーム
フラグ1が「0」にされてゲーム不能状態にされ、その
ままドラム処理に移行し、負でないと判定されたときに
はルーチンR216に移行する。
ルーチンR216に移行したときには、該ルーチンR216に
おいて前記ルーチンR212で算出された「d」がRAM811中
の貯留数メモリへ転送されるとともに取込み数メモリ
が電磁カウントbへ転送され、かつ、ゲームフラグ0
(GAME・FG0)が「1」にセットされ、しかる後、ルー
チンR218に移行する。
ルーチンR218においてはRAM811中に記憶されている貯
留数が「100」以下であるか否かが判定され、「100」以
下でないと判定されたときにはそのままドラム処理に移
行し、「100」以下であると判定されたときにはルーチ
ンR222で取込み終了フラグが「0」にされ、かつ球投入
釦フラグが「1」にセットされてからドラム処理に移行
する。
第14図には第11図のメイン処理中における不正処理の
制御手順の一例を示す。
不正処理が開始されると、先ずルーチンR300で開閉装
置フラグ(開閉SOLフラグ)が「1」であるか否かが判
定され、「1」であると判定されたときにはそのままル
ーチンR304に移行し、「1」でないと判定されたときに
はルーチンR302に移行する。
ルーチンR302においては貯留数検出器20fにおける球
の移動があるか否かが判定され、球の移動があると判定
されたときにはルーチンR308で不正フラグが「1」にセ
ットされてそのまま外部端子出力処理に移行し、球の移
動がないと判定されたときにはルーチンR304に移行す
る。
ルーチンR304においては排出装置フラグ(排出SOLフ
ラグ)が「1」であるか否かが判定され、「1」である
と判定されたときにはそのまま外部端子出力処理に移行
し、「1」でないと判定されたときにはルーチンR306に
移行する。
ルーチンR306においては排出検出器445における球の
移動があるか否かが判定され、球の移動がないと判定さ
れたときにはそのまま外部端子出力処理に移行し、球の
移動があると判定されたときにはルーチンR308で不正フ
ラグが「1」にセットされてから外部端子出力処理に移
行される。
上記ルーチンR308において不正フラグが「1」にセッ
トされたときには大当り表示部28b中のランプが点滅さ
れ、不正が取り除かれた時点で復帰される。
第15図には第11図のメイン処理中において割込み処理
として行なわれる停電処理の制御手順について説明す
る。
停電処理が開始されると、ルーチンR IでRAM811中の
貯留数メモリ、変数b、割数、および停電フラグの記憶
が不揮発性メモリに転送され、しかる後メイン処理にリ
ターンされる。
この停電処理により、停電時にはRAM811中のデータが
不揮発性メモリに記憶され、再び電源が投入された時点
で停電前の状態に再生されるようになっているので、停
電によるメモリの消失が回避される。
また、上記電磁カウンタa,b,cのそれぞれの値より遊
技者の球数を知ることができるので停電が長引いて停電
が回避される以前に遊技をやめたいような場合にあって
も不都合が生じない。
この実施例においては停電に対する対策として不揮発
性メモリと電磁カウンタの2段階のバックアップ方式を
採用している。
この実施例に係る遊技装置1によれば、遊技者が受皿
20に球を入れてから球投入釦23を押すと所定数(例え
ば、750個)を上限として球の取込みが行なわれ、その
取り込まれた球数が制御装置800の貯留数メモリに貯留
数として記憶されるとともに、その貯留数が貯留数表示
部16に可視表示され、その貯留数メモリに記憶がある限
り連続して遊技を行なうことができるので、遊技者の遊
技上の操作が容易となる。
そして、遊技の進行に伴って賞態様が連続的に発生
し、貯留数記憶が所定数(例えば、750個)を超えた場
合にあっては、その所定数を超えた分の球数が実球にて
遊技者に与えられ、常にその所定数を限度として貯留記
憶されているので、次のような効果を奏する。
即ち、賭け数の自動取込み方式による場合は特に、貯
留数記憶があることを条件に賭け数(取込み数)が貯留
記憶数に対して自動的に加減算されて賭け数の取込み動
作が終了されるので、受皿の実球をその都度取込む従来
のものに比べて取込み終了までの時間が著しく短縮さ
れ、遊技に移行するまでの遊技者の煩が著しく軽減され
る。
また、貯留数制限付きの取込み方式の効果として、そ
の貯留数制限を超えたときにその超えた分の実球が賞と
して遊技者に払いだされるという醍醐味がある。また、
精算釦23が操作されて遊技者の獲得した遊技球数が払い
出される場合に、最大限その貯留数記憶制限(例えば、
750個)分だけ払い出されるだけなので、貯留数記憶制
限がない場合に比べ精算時の払い出し時間が軽減され
る。無制限の場合は、特に、打ち止めになったときにお
ける精算のように貯留記憶数が多いときにその精算の所
要時間が長くかかるという不都合がある。この実施例に
よれば、賭け数の取込み方式として、手動取込み方式と
自動取込み方式とがある。ここに、手動取込み方式は遊
技に賭ける球数を1回の遊技ごとに遊技者がセットして
やる方式で、賭け数を頻繁に変えたいときなどに有効で
ある。一方、自動取込み方式は、一旦遊技に賭ける球数
(取込釦19a〜19eの設定)をセットすると、遊技者によ
るその設定の変更がなされない限り、1回の遊技の終了
ごとに直ちにそのセットされた球数が自動的に取り込ま
れて同じ賭け数の連続遊技が可能とされるものである。
従って、遊技者は、必要に応じてその手動取込み方式
と自動取込み方式とを使い分けすることができる。そし
て、特に、同じ賭け数で連続して遊技を行ないたい場合
に自動取込み方式にセットすれば、賭け数設定が自動的
に行なわれる分操作が簡略化され単位時間内におけるゲ
ーム回数の増大が図れるとともに遊技者に対する賭け数
セット操作の煩が回避される。
さらには、貯留記憶数が一定値(例えば、100個)よ
り減少した場合にあっては、受皿20内の球を再度取り込
むように作動する。
このように、この遊技機にあっては、常に貯留記憶数
が必要かつ十分な状態に保てるように作動する。
[発明の効果] この発明の遊技装置は上記構成によって、遊技者によ
り投入される遊技媒体は投入遊技媒体検出手段により検
出され所定数の範囲で貯留記憶手段により記憶されてい
て、賭数がその中から減算されるとともに、遊技結果態
様にもとづいて付与される遊技媒体の数がその記憶に加
算されその記憶数が所定数を超過したときにその超過分
の遊技媒体が排出されるので、遊技毎にいちいち遊技媒
体を投入するわずらわしさがなくなるとともに、精算時
の遊技媒体の払い出しのために遊技装置内に多くの遊技
媒体を貯留する機構を設ける必要もなく、その払い出し
にも多くの時間を要しないものとなる。
さらに、通常の遊技状態においては、遊技結果態様に
基づいて付与される遊技媒体が記憶されて所定数の記憶
を超過することが少ないが、特別遊技などの大量の遊技
媒体が付与されるような場合においては、所定数の記憶
を超過して遊技媒体が払い出されるので、従来と同様に
遊技者は特別遊技における大量の遊技媒体の獲得を満喫
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る遊技装置の全体斜視
図、 第2図はこの発明の実施例に係る遊技装置が遊技場の島
設備に設置された状態を示す部分縦断側面図、 第3図は、遊技装置を構成するケース本体から回転ドラ
ム装置、制御装置、ターミナルボックス、電源装置等を
取り出した状態を示す分解斜視図、 第4図は回転ドラム装置の分解斜視図、 第5図は回転ドラムを支持する支持枠(右側)の内側部
分斜視図、 第6図は回転ドラムを支持する支持枠をドラム支持枠へ
取り付けた状態を示す部分平断面図、 第7図は遊技装置の裏機構の説明図、 第8図(A),(B)は制御装置の制御システム図、 第9図(A),(B),(C)はそれぞれ“大当り”、
“中当り”、“小当り”の各遊技のタイミングチャー
ト、 第10図は遊技装置に配設された電源系統のブロック図、 第11図は第8図(A),(B)の制御システムによって
行なわれる遊技装置のメイン処理の制御手順を示すフロ
ーチャート、 第12図(A)〜(C)は検出器監視処理の制御手順を示
すフローチャート、 第13図は球取込み処理の制御手順を示すフローチャー
ト、 第14図は不正処理の制御手順を示すフローチャート、 第15図は停電処理の制御手順を示すフローチャートであ
る。 1……遊技装置、20f……貯留数検出器、800……中央処
理装置(貯留記憶媒体数演算手段、超過量排出指令手
段)、811……RAM(貯留記憶手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技媒体の賭数と遊技結果態様とに応じ
    て、予め定められた数の遊技媒体が付与される遊技装置
    において、 遊技者により投入される遊技媒体を検出する投入遊技媒
    体検出手段と、 該投入遊技媒体検出手段により検出した遊技媒体を所定
    数の範囲内で記憶する貯留記憶手段と、 前記賭数としての遊技媒体数を前記貯留記憶手段から減
    算するとともに、前記遊技結果態様に基づき付与される
    遊技媒体の数を前記貯留記憶手段へ加算する貯留記憶媒
    体数演算手段と、 該貯留媒体数演算手段の演算結果が前記貯留記憶手段の
    記憶の所定数の範囲を超過した際に該超過分の遊技媒体
    を排出する超過量排出指令手段と、 を備えたことを特徴とする遊技装置。
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