JP2941981B2 - 遊技場の管理設備装置 - Google Patents

遊技場の管理設備装置

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JP2941981B2
JP2941981B2 JP4518291A JP4518291A JP2941981B2 JP 2941981 B2 JP2941981 B2 JP 2941981B2 JP 4518291 A JP4518291 A JP 4518291A JP 4518291 A JP4518291 A JP 4518291A JP 2941981 B2 JP2941981 B2 JP 2941981B2
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balls
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詔八 鵜川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばパチンコ遊
技場等で代表される遊技場の管理設備装置に関するもの
であり、詳しくは、遊技場に設置された遊技機と、遊技
場の情報管理を行なうための遊技場用管理装置とを備え
た遊技場の管理設備装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技場にとって利益となる利益玉等の利
益情報が多くなりすぎ、かつ、不利益玉等の不利益情報
が少なくなりすぎた場合には、遊技場の利益は向上する
か、遊技者へのサービスが低下する不都合が生じる。
【0003】一方、逆に利益情報が少なすぎて、不利益
情報が多すぎた場合には、遊技者へのサービスは向上す
るが遊技場の利益が低下して赤字経営となる不都合が生
じる。
【0004】ゆえに、遊技場において前記利益情報と前
記不利益情報とを正確に算出して、前記両不都合が極力
生じないように、その算出データを遊技場経営に利用し
たいという要望があった。
【0005】この要望に応えるものとして、たとえばパ
チンコ遊技機の場合には、パチンコ遊技機の設置島に配
置された補給樋からパチンコ遊技機に設けられた景品玉
貯留用の玉タンクに供給されるパチンコ玉の個数を検出
することにより、遊技者に払出された景品玉の個数を検
出し、その検出データを不利益球数等の不利益情報とし
て出力していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、たとえばパチン
コ遊技機の中には、たとえばカード等の記録媒体が有す
る有価価値を使用して遊技が可能となる、いわゆるカー
ド式のパチンコ遊技機がある。
【0007】そのカード式パチンコ遊技機において、前
記記録媒体の有価価値を使用して遊技開始時等に必要と
なる打玉をパチンコ遊技機の景品玉払出し径路を通し
て、景品玉等が払出される玉受皿等に払出すように制御
することが考えられる。
【0008】ところが、このように構成した場合、前記
払出された打玉、すなわち遊技者が購入した購入玉も景
品玉として検出されて、不利益情報として出力されるこ
とになり、遊技場にとって利益玉でもなく不利益玉でも
ない前記購入玉が不利益情報として検出される欠点が生
じる。
【0009】すなわち、従来の遊技機においては、遊技
者所有の所定の価値物体を使用して打玉やコイン等の遊
技媒体が確保されるのであるが、この確保された遊技媒
体をも前記不利益情報として検出して出力していたため
に、利益情報でもなく不利益情報でもない前記確保され
た遊技媒体が、不利益情報として出力されることにな
り、遊技場が正確な不利益情報を入手できないという欠
点を有していた。また、遊技中に入賞等が発生した場合
にはその入賞に伴う付与価値を得点等の形で累積記憶
し、遊技終了時にその累積記憶された累積付与価値をカ
ード等の記録媒体に記録させて遊技者に排出するいわゆ
る完全カード式の遊技機の場合には、そもそも景品玉等
の景品遊技媒体が払出されないために、遊技機設置島に
配置された補給樋(補給装置)から遊技機の玉タンク等
に遊技媒体が補給されることがなく、前述した従来の補
給装置からの玉補給検出信号に基づいた不利益情報の収
集は不可能となる。
【0010】この発明はこのような従来の問題点を解決
するためになされたものである。この発明の目的は、遊
技場にとって不利益となる不利益情報を正確に知ること
ができる遊技場の管理設備装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技場に設置された遊技機と、遊技場の情報管理を
行なうための遊技場用管理装置とを備えた遊技場の管理
設備装置であって、前記遊技機の遊技状態が景品遊技媒
体を払出したり得点を付与したりして遊技者に所定の有
価価値を付与するように定められた所定遊技状態になっ
たことを検出する所定遊技状態検出手段と、該所定遊技
状態検出手段の検出出力に基づいて所定の有価価値を遊
技者に付与する価値付与手段と、該価値付与手段による
付与価値が所定量に達する毎にその旨の価値付与情報を
前記遊技機から出力して前記遊技場用管理装置へ伝送す
る情報伝送手段と、を含み、前記価値付与手段が前記価
値付与情報を出力するように定められている前記所定量
の付与価値は、遊技機設置島に設置された遊技機に対し
玉補給を行なう補給装置が所定数の玉補給を行なう毎に
その旨の補給情報を出力するその所定数の玉補給数に相
当する価値に一致しており、前記遊技場用管理装置は、
前記情報伝送手段により伝送されてきた前記価値付与情
に基づいて前記遊技場にとって不利益となる不利益情
報を集計する集計手段を含むことを特徴とする。請求項
2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加
えて、前記遊技機は、当該遊技機が設置される遊技機設
置島側に設けられた島側コネクタが接続可能なコネクタ
接続部を含み、 前記島側コネクタは、遊技機に対し玉補
給を行なう補給装置側に接続することにより該補給装置
が出力した補給情報を受入れて前記遊技場用管理装置へ
伝送する状態と、前記コネクタ接続部に接続して該コネ
クタ接続部からの出力情報を受入れて前記遊技場用管理
装置へ伝送する状態とに差し替え可能であり、 前記価値
付与情報が前記コネクタ接続部から出力可能に構成され
ていることを特徴とする。 請求項3に記載の本発明は、
請求項1または請求項2に記載の発明の構成に加 えて、
前記価値付与手段は、前記所定の有価価値が遊技者に付
与される毎にその付与価値を累積的に加算記憶する付与
価値累積記憶手段を含み、遊技終了時に前記付与価値累
積記憶手段に記憶されている累積付与価値に相当する景
品遊技媒体または前記累積付与価値を特定可能な記録媒
体を排出し、 前記情報伝送手段は、前記付与価値累積記
憶手段への付与価値の加算記憶時に前記価値付与情報を
伝送することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技状態が
景品遊技媒体を払出したり得点を付与したりして遊技者
に所定の有価価値を付与するように定められた所定遊技
状態になれば、価値付与手段の働きにより、所定の有価
価値が遊技者に付与される。その価値付与手段による付
与価値が所定量に達する毎にその旨の価値付与情報が遊
技機から出力されて遊技場用管理装置へ伝送され、その
伝送されてきた価値付与情報に基づいて遊技場用管理装
置が不利益情報を集計する。
【0013】つまり、遊技者に付与された有価価値が所
定量に達する毎にその旨の価値付与情報が遊技場用管理
装置へ伝送されるために、遊技場用管理装置は正確な不
利益情報を集計可能となる。しかも、情報伝送手段が前
記価値付与情報を伝送するように定められている前記所
定量の付与価値は、遊技機設置島に設置された遊技機に
対し玉補給を行なう補給装置が所定数の玉補給を行なう
毎にその旨の補給情報を出力するその所定数の玉補給数
に相当する価値に一致している。 請求項2に記載の本発
明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、遊
技機設置島側に設けられた島側コネクタを補給装置側に
接続することにより補給装置が出力した補給情報を島側
コネクタが受入れて遊技場用管理装置へ伝送する状態と
なり、前記島側コネクタをコネクタ接続部に差し替えて
接続することにより、前記価値付与情報が前記コネクタ
接続部から島側コネクタへ出力されて遊技場用管理装置
へ伝送される状態となる。 請求項3に記載の本発明によ
れば、請求項1または請求項2に記載の発明の作用に加
えて、価値付与手段に含まれている付与価値累積記憶手
段の働きにより、前記所定の有価価値が遊技者に付与さ
れる毎にその付与価値が累積的に加算記憶される。そし
て、遊技終了時に前記付与価値累積記憶手段に記憶され
ている累積付与価値に相当する景品遊技媒体または前記
累積付与価値を特定可能な記録媒体が排出される。情報
伝送手段の働きにより、付与価値累積記憶手段への付与
価値の加算記憶時に前記価値付与情報が伝送される。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第1の実施例 図1は、本発明に係る弾球遊技機が用いられている遊技
用集中管理設備装置の全体概略ブロック図である。図
中、73は記録媒体の一例の磁気カードを販売するカー
ド販売会社であり、CPU,RAM,ROM等を含む総
合集中管理コンピュータ74を設置してある。一方、所
定の地区(たとえばA地区,B地区,C地区)毎に地区
内集中管理センター71が設置されており、この地区内
集中管理センター71には、CPU,RAM,ROM等
を含む集中ホール管理用コンピュータ72が設置されて
いる。前記集中ホール管理用コンピュータ72は、主と
して、その属する地区(たとえばA地区)内の遊技場1
を統括的に管理する機能を有する。一方前記遊技場1に
は、CPU,RAM,ROM等を含みその遊技場内の情
報を管理するためのホール用管理コンピュータ70が設
置されているとともに、記録媒体処理装置の一例のカー
ド処理機5やカード販売機(券売機)7さらにはカード
販売会社73が管理するターミナルボックス99等が設
置されている。図中75はカードを販売するための小売
店であり、カード販売機7が設置されている。前記総合
集中管理用コンピュータ74,集中ホール管理用コンピ
ュータ72ならびにターミナルボックス99は、図示実
線の矢印で示すように、それぞれ通信回線で接続されて
おり情報の送信が可能な状態となっている。このような
構成において、まずカード販売会社73が各小売店75
ならびに各遊技場1にカードを販売する(図示二点鎖線
で示した矢印参照)。その引換として各小売店75や遊
技場1からは代金がカード販売会社73に支払われる
(図示破線で示した矢印参照)。そして、遊技者等の利
用者が、小売店75のカード販売機7や、遊技場内に設
置されているカード販売機7を利用して代金を支払って
カードを購入し、そのカードをカード処理機5に挿入す
る。そしてその挿入されたカードが適正なカードである
場合にはカードによって特定される有価価値を使用して
パチンコ遊技機100等の弾球遊技機で遊技が可能とな
る。そして、前記カード処理機5の操作によって特定さ
れた使用せんとする有価価値の大きさだけカードの使用
可能金額(カード残高)が減算されて更新されたのであ
り、そのカード使用量に伴う代金が前記カード販売会社
73から各遊技場1に支払われる。このカード使用代金
と前記カード販売代金とを相殺した後の代金を遊技場と
カード販売会社との間で決済してもよい。
【0015】図2は、遊技場1の全体概略平面図であ
る。遊技場に設置された各遊技機設置島2には、パチン
コ遊技機100やアレンジボール式パチンコ遊技機11
等の弾球遊技機,スロットマシン等のコイン遊技機など
の遊技機が複数台設置されている。さらに、カード処理
機5やコイン遊技機のためのカード処理機6も配設され
ている。また、所定の遊技機設置島2の一方端には、カ
ード販売機7が設置されている。それらカード販売機
7,カード処理機5,6ならびに遊技機が、ホール用管
理コンピュータ70やターミナルボックス99に配線に
より接続されており、互いに情報の送信ができるように
構成されている。一方、前述したように、このターミナ
ルボックス99は前記集中ホール管理用コンピュータ7
2や総合集中管理コンピュータ74に通信回線を介して
接続されている。なお、この遊技場1内に、カードの使
用金額を精算できるカード精算機を設置してもよい。ま
た、図中、8は、持玉数記憶中継器であり、各島に設置
された各パチンコ遊技機100の持玉数を記憶してホー
ル用管理コンピュータ70に送信するためのものであ
る。また、9は景品玉計数器やコイン計数器を示し、弾
球遊技機3で獲得した景品玉の数やコイン遊技機で獲得
したコインの数を計数するためのものである。そして、
その計数値は前記ホール用管理コンピュータ70に送信
され、営業情報として利用される。
【0016】図3は、ホール用管理コンピュータ70の
構成を示す構成図である。ホール用管理コンピュータ7
0には、電源スイッチ12や各種ファンクションキー,
テンキー11,表示器13等が設けられている。電源ス
イッチ12をONに切替操作することにより、ホール用
管理コンピュータ70の電源が投入される。ファンクシ
ョンキーは、台番号を指定する台番号キー14,遊技場
にとって利益となる利益球数を表示器13に表示するた
めの利益球数キー15,遊技場にとって不利益となる不
利益球数を表示するための不利益球数キー16,差数を
表示するための差数キー17,売上情報を表示するため
の売上キー18,島を指定するための島指定キー19,
全台を指定するための全台キー20,出玉率を表示する
ための出玉率キー21,持玉数を表示するための持玉数
キー22等を含む。
【0017】このホール用管理コンピュータ70の操作
は次のようにして行なわれる。まず台番号キー14を押
圧して所望の台番号をテンキー11により操作すること
により所望の台番号を入力することができる。そして、
入力した台番号の弾球遊技機の利益球数を表示器13に
より表示させたい場合には利益球数キー15を押圧操作
する。入力した台番号に相当する弾球遊技機の不利益球
数を表示器13により表示させたい場合には不利益球数
キー16を押圧操作する。入力した台番号に相当する弾
球遊技機の差数を表示させたい場合には差数キー17を
押圧操作する。入力した台番号の売上情報を表示させた
い場合には売上キー18を押圧操作する。入力した台番
号に相当する弾球遊技機の出玉率を表示させたい場合に
は出玉率キー21を押圧操作する。入力した台番号に相
当する弾球遊技機の持玉数を表示させたい場合には持玉
数キー22を押圧操作する。また、島指定キー19を押
圧操作して所望の島番号をテンキー11により入力する
ことができる。所望の島番号を入力した後利益球数キー
15を押圧操作すれば、その指定した島番号に相当する
島に設置されている弾球遊技機すべての利益球数の合計
が表示器13により表示される。このように、不利益球
数キー16を押圧操作すれば指定された島全体の不利益
球数の合計が表示され、差数キー17を押圧操作すれば
指定された島の差数の合計が表示され、売上キー18を
押圧操作すれば指定された島の売上の合計が表示され、
出玉率キー21を押圧操作すれば指定された島の出玉率
の合計が表示され、持玉数キー22を押圧操作すれば指
定された島の持玉数の合計が表示される。次に、遊技場
に設置されているすべての弾球遊技機の合計に関する情
報を表示させたい場合には、まず全台キー20を押圧操
作した後に、前述と同様に利益球数キー15や不利益球
数キー16等を押圧操作して遊技場全体の利益球数合計
や不利益球数合計を表示器13により表示させることが
できる。なお、表示器13に表示されている一番左側の
数字は弾球遊技機の台番号を示し、その右側の数字は利
益球数を示し、その右側の数字は不利益球数を示し、そ
の右側の数字は差数を示し、その右側の数字は売上デー
タを示している。
【0018】次に、ホール用管理コンピュータ70の制
御回路の概略を説明する。ホール用管理コンピュータ7
0は、台別利益球数記憶部303と台別不利益球数記憶
部304とを有する。台別利益球数記憶部303には後
述する打込玉検出器(打込球カウンタ)164の検出信
号が入力される。台別不利益球数記憶部304には、後
述する補給玉検出器(補給球カウンタ)172の検出信
号が入力される。なお、打込玉検出器(打込球カウン
タ)164および補給玉検出器(補給球カウンタ)17
2はたとえばパチンコ玉10個の通過につき1回検出信
号を出力するように構成されている。
【0019】さらに、台別不利益球数記憶部304に
は、カード処理機5からの台別売上情報が台別売上記憶
部342を介して入力されるとともに、弾球遊技機に設
けられている持玉数カウンタ312からの台別持玉数情
報が台別持玉数記憶部343を介して入力される。台別
利益球数記憶部303からの台別不利益球数情報と台別
不利益球数記憶部304からの台別不利益球数情報とが
差数演算部300に入力され、差数が演算され、その差
数情報が台別差数記憶部306に入力されて記憶され
る。一方、台別利益球数記憶部303からの台別利益球
数情報と台別不利益球数記憶部304からの台別不利益
球数情報と台別売上記憶部342からの台別売上情報と
が出玉率演算部310に入力されて出玉率が演算され
る。この出玉率の演算は、出玉率が100%を越える場
合には、 の式により計算され、出玉率が100%未満の場合に
は、 の式で計算される。一方、前記差数演算部300によ
って計算された差数情報は打止め指令部309にも入力
され、その差数が4000等の所定値に達した場合には
当該弾球遊技機の打止め制御を行なう。なお、自動的に
打止め制御を行なうのに代えて、打止めを行なうべき台
番号を表示器13により表示し遊技場の係員がそれを見
て表示されている台番号の弾球遊技機を打止めするよう
にしてもよい。また、各弾球遊技機に、入賞球に基づい
て払出される景品球のみを検出してその検出パルス信号
をたとえば10パルス毎に分周して1単位の信号として
ホール用管理コンピュータ70に送るパルス分周器を設
け、そのパルス分周器からの信号に基づいてホール管理
コンピュータ70により不利益球情報を求めてもよい。
ホール用管理コンピュータ70には、セキュリティチェ
ック機能部307が設けられているとともに停電時や故
障時対策用のバックアップ電源311が設けられてい
る。
【0020】図4は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機100を示す正面図である。
【0021】パチンコ遊技機100の左右方向一側部
(図面上では左側)にはカード処理機5がパチンコ遊技
機1に対し分離可能な状態で設けられている。図中21
0は作動表示ランプであり、カード処理機5が作動中で
ある旨を点灯表示するためのものである。カード処理機
5にはカードリーダライタ203が設けられており、カ
ード挿入・排出口202から挿入されたカードに記録さ
れている記録情報がこのカードリーダライタ203によ
り読取られる。その読取られたカード情報に含まれてい
るカード残額がカード残高表示器204により表示され
る。このカード残高表示器204は、パチンコ遊技機1
00側に設けてもよく、また、幕板等の他の場所に設け
てもよい。遊技者は、選別操作ボタン206A,206
B,206Cを操作してカード残高表示器204で表示
されているカード残額の範囲内で遊技に使用せんとする
金額を選択指定する。この選別操作ボタン206A,2
06B,206Cは、パチンコ遊技機100側に設けら
れてもよい。遊技者により遊技に使用せんとする金額が
選択指定されれば、その選択金額に対応する持玉数がパ
チンコ遊技機100側に設けられている持玉数表示器1
42により表示された後に、所定個数(図面によれば2
1個)のパチンコ玉が打球待機樋102上に払い出され
る。所定個数のパチンコ玉が払い出されればその払い出
されたパチンコ玉の個数が減算された後の持玉数が持玉
数表示器142により表示される。なお図中106は待
機樋玉量検出器であり、マイクロスイッチ等により構成
され図示するように所定個数(たとえば21個)のパチ
ンコ玉が払い出された状態でスイッチがONに切り替わ
ってパチンコ玉の打球待機樋102への払出しが停止制
御される。この打球待機樋102へのパチンコの払出し
は、島に設けられている補給樋173から補給玉検出器
172を介して玉タンク146に供給されたパチンコ玉
が、玉払出し装置134,打球供給樋136を介して供
給される。
【0022】打球待機樋102内にパチンコ玉が払い出
されれば、遊技が可能となり、遊技者が操作ハンドル1
12を操作することにより、打玉モータを含む打球装置
111(第4図参照)が作動して打球杆110が間欠揺
動されて打球待機樋102から発射レール108上の打
球発射位置に1つずつ供給されてきたパチンコ玉が弾発
発射される。弾発発射されたパチンコ玉はパチンコ遊技
機100の遊技領域に打ち込まれる。この遊技領域には
ドラム154等からなる可変表示装置や可変入賞球装置
999等の遊技装置が設けられている。なお図中166
はアウト口であり、遊技領域に打ち込まれたパチンコ玉
がいずれの入場口や入賞球装置にも入賞しなかった場合
にアウト玉として回収されるためのものである。図中1
14は玉抜ソレノイドであり、この玉抜ソレノイド11
4か励磁されることにより玉抜弁116が退避して打球
待機樋102上のパチンコ玉が抜玉通路140を通って
集球樋170上に排出される。この集球樋170上に排
出されるパチンコ玉は、取込玉検出器A(130A)に
より検出され、その検出出力が後述する制御に用いられ
る。
【0023】遊技者がスイッチ内蔵の終了操作ボタン1
18を押圧操作することにより玉払出装置134が作動
し、持玉数表示器142で表示されている持玉数に相当
するパチンコ玉が、玉タンク146,玉払出装置13
4,精算時玉供給樋138を介して玉受皿122上に払
い出される。この玉受皿122には、玉受皿玉抜レバー
124が設けられており、この玉受皿玉抜レバー124
を操作することにより玉受皿122上に溜まっているパ
チンコ玉を玉箱等に抜き取ることが可能となる。なお、
差数が4000等に達して打ち止めになった場合に、そ
の4000個のパチンコ玉すべてを玉受皿122上に払
い出すとすればかなりの長い払出時間(約6分程度)を
要してしまい、その間遊技者が待っている必要があるば
かりでなくその間弾球遊技機が稼動しない状態となる不
都合が生ずるために、持玉数表示器142で表示される
持玉数に上限Mを設定し、その上限Mを越えた場合には
越えた持玉数に相当するパチンコ玉を越えた時点で玉受
皿122上に払い出すようにしている。この場合に、前
記持玉数の上限値を遊技機またはホール用管理コンピュ
ータの操作により変更設定できるようにしてもよい。な
お、図中109はファール玉誘導樋であり、弾発発射さ
れた打玉の打球力が弱く遊技領域にまで到達しなかった
玉をファール玉として景品玉貯留皿122内に戻すため
のものである。また図中103は打球供給装置であり、
打球供給樋102内に待機している打玉を打球発射レー
ル108上の打球発射位置に1つずつ供給するためのも
のである。また、601は、景品玉貯留皿122がパチ
ンコ玉で満タンになったことを検出する満タン検出器で
あり、その検出出力が後述する制御に用いられる。99
8は打止表示器であり、打止になったことが点灯または
点滅表示される。
【0024】景品玉貯留皿122の図示左側には投入玉
受入部の一例の遊技球投入皿126が設けられている。
この遊技球投入皿126に遊技者がパチンコ玉を投入す
れば、その投入されたパチンコ玉が取込玉検出器B(1
30B)により1つずつ検出された後島に設けられてい
る集球樋170上に放出されて機外に排出される。この
取込玉検出器B(130B)の出力は後述するように制
御に用いられる。なお、景品玉貯留皿122と遊技球投
入皿126との間の135に通路を形成し、その通路を
手動操作等で開閉できるシャッタを設けて、シャッタを
開くことにより景品玉貯留皿122内に貯留されている
景品玉を遊技球投入皿126側に落入させて取込玉検出
器130により検出されるようにしてもよい。
【0025】なお、前記カード処理器5は、貨幣の投入
によっても遊技を可能にするカード,貨幣併用型のもの
であってもよい。さらに、2台の遊技機の間に1台のカ
ード処理器5を設置し、カード処理器5のカード挿入・
排出口202や操作ボタン等を右台用と左台用との2種
類に構成してもよい。また、取込玉受皿126内に投入
したパチンコ玉を一旦取込玉受皿126内で貯留し取込
操作ボタン等の遊技者の操作に基づいて投入玉を取込む
ようにしてもよい。
【0026】図5は、カード処理機が設けられた状態の
パチンコ遊技機の内部構造を示す背面図である。
【0027】パチンコ遊技機100の機構板144に
は、玉タンク146,タンクレール148,玉払出装置
134等が設けられている。島に設けられている補給樋
173からパチンコ玉が補給玉検出器(補給球カウン
タ)172を介して玉タンク146に供給される。その
玉タンク146に供給された補給玉の数が補給玉検出器
(補給球カウンタ)172により検出されて、その検出
信号が補給球検出信号導出用コネクタ884,コネクタ
883を介してホール用管理コンピュータ70へ送信さ
れる。玉タンク146内のパチンコ玉はタンクレール1
48を通って玉払出装置134の働きにより打球供給樋
136から打球待機樋102上に払い出されたり精算時
玉供給樋138を通って玉受皿122上に払い出された
りする。なお図中150は玉払出モータであり、この玉
払出モータ150により玉払出装置134が駆動する。
遊技領域に打ち込まれた打込玉は入賞口に入賞して入賞
玉となって入賞玉集合樋152により集合され、入賞玉
検出器764により検出された後打込玉タンク171に
落下する。前記入賞玉検出器764の出力に基づいて、
入賞玉1個につき所定個数(たとえば15個)の景品玉
が持玉として持玉数表示器142に加算表示される。一
方、アウト口166から回収されたアウト玉も打込玉タ
ンク171内に落下し、入賞玉とアウト玉からなる打込
玉が打込玉検出器(打込球カウンタ)164に検出され
た後に島に設けられている集球樋170上に落下する。
この打込玉検出器(打込球カウンタ)164の検出出力
が後述するように制御に用いられる。なお、図中156
は遊技制御基板、154はドラム、160は始動入賞
口、162はその始動入賞口に入賞した始動入賞玉を検
出する始動入賞玉検出器、158は可変入賞球装置99
9を開閉駆動するためのアタッカーソレノイドである。
なお前記始動入賞玉検出器162の検出出力に基づいて
始動入賞玉1個につき所定個数(たとえば7個)の景品
玉に相当する持玉が持玉数表示器142に加算表示され
る。さらに図中176は玉払出装置制御回路基板、10
6は待機玉量検出器である。パチンコ遊技機にはパチン
コ遊技機側コネクタ174が設けられており、このパチ
ンコ遊技機側コネクタ174と前記玉払出装置制御回路
基板176とが電気的に接続されている。カード処理機
5側には、カード処理機側コネクタ175a,175b
が設けられており、カード処理機5をパチンコ遊技機1
00の横に設置してカード処理機側コネクタ175aと
パチンコ遊技機側コネクタ174とを電気的に接続す
る。このカード処理機側コネクタ175aにはカード処
理機制御回路基板177が電気的に接続されている。さ
らに、このカード処理機制御回路基板177はカード処
理機側コネクタ175bにも接続されており、カード処
理機側コネクタ175bがホール用管理コンピュータ7
0に接続される。なお、ホール用管理コンピュータ70
とカード処理機5との間で光通信により情報のやり取り
を行なってもよい。さらに、カード処理機5とパチンコ
遊技機100との間で光通信により情報のやり取りを行
なってもよく、この場合には、パチンコ遊技機100の
横にカード処理機5を設置するだけで何ら電気的な接続
作業を行なうことなく両者間での情報のやり取りが可能
となる。
【0028】図6および図7は、パチンコ遊技機100
に用いられている玉払出し装置を示し、図6はその横断
面図、図7はその縦断面図である。
【0029】玉払出装置134は、駆動源としての正逆
転ステッピングモータ168が設けられており、この正
逆転ステッピングモータ168によりスターホイル17
0が正逆転する。このスターホイル170には、突起部
174とパチンコ玉が嵌合保持される嵌合凹部172と
が形成されており、タンクレール148から流下してき
たパチンコ玉が嵌合凹部172に嵌合する。嵌合凹部1
72に嵌合されたパチンコ玉は、正逆転ステッピングモ
ータ168が正転してスターホイル170が図示反時計
回り方向に回転することにより打球供給樋136内に放
出されて打球待機樋102上に払い出される。一方、正
逆転ステッピングモータ168が逆転してスターホイル
170が図示時計回り方向に回転することによりパチン
コ玉が精算時玉供給樋138内に放出されて玉受皿12
2上に放出される。なお、図中176a,176bは払
出玉検出器A,Bである。
【0030】図8は、カード処理機5に用いられている
カードリーダライタ203の構成を説明するための縦断
面図である。カードリーダライタ203に設けられてい
るカード挿入・排出口202内にカード420が挿入さ
れれば、カード挿入検出器410により挿入カードが検
出される。カードリーダライタ203には、モータ42
2とそのモータ422により回転するローラ426aが
設けられており、ローラ426aの回転によって搬送ベ
ルト424が動かされる。前記挿入されたカード420
は、この搬送ベルト424によりカード取込方向(図示
左方向)に搬送され、カードデータ読取器412により
このカードに記録されているカード情報が読取られ、カ
ードデータ消去器414によりカード情報の消去が可能
となる。さらに、カードデータ書込器416により新た
なカードデータを書込むことができる。カード420が
さらにカード取込方向に搬送されればカード保持検出器
418により検出され、その検出位置(カード保持位
置)で停止する。なお、カード420に記録されている
有価価値が0となった0カードはさらに図示左方向に搬
送されてカード回収コンベア上に排出される。カード搬
送モータ422は逆回転も可能なモータであり、カード
搬送モータ422が逆回転することによりカード420
がカード排出方向(図示右方向)に搬送されてカード挿
入・排出口202から遊技者側に排出される。なお、本
発明の記録媒体は、磁気カード420に限らず、ICカ
ード,光カード(光ディスクメモリを利用したもの),
バーコードを利用したもの,熱転写によりデータを記録
したもの等、種々のものが考えられる。
【0031】図9は、カード処理器に用いられる制御回
路を示すブロック図である。
【0032】カード処理機制御用マイクロコンピュータ
250は以下に述べる各種機器の動作を制御する機能を
有する。このため、カード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ250は、たとえば数チップのLSIで構成され
ており、その中には制御動作を所定の手順で実行するこ
とのできるCPU251と、CPU251の動作プログ
ラムデータを格納するROM252と、必要なデータの
書込および読出ができるRAM253とを含む。
【0033】さらに、カード処理機制御用マイクロコン
ピュータ250は、入力信号を受けてCPU251に入
力データを与えるとともにCPU251からの出力デー
タを受けて外部に出力する入出力回路254と、図示し
ないがパワオーンリセット回路,クロック発生回路,パ
ルス分周回路(割込パルス発生回路),アドレスデコー
ド回路等を含む。
【0034】CPU251はパルス分周回路から定期的
に与えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの
動作を実行することが可能となる。また、アドレスデコ
ード回路はCPU251からのアドレスデータをデコー
ドし、ROM252,RAM253,入出力回路254
にそれぞれチップセレクト信号を与える。
【0035】なお、この実施例ではROM252は、そ
の内容の書き替えすなわち必要が生じた場合にはその中
に格納されたCPU251のためのプログラムデータを
変更することができるプログラマブルROMが用いられ
る。そして、CPU251は、このROM252内に格
納されたプログラムデータに従って、以下に述べる各制
御信号の入力に応答して、種々の機器に対し制御信号を
与える。
【0036】カード処理機制御用マイクロコンピュータ
250には、入力信号として次のような信号が与えられ
る。
【0037】まず、カードがカード挿入・排出口202
内に挿入されればカード挿入検出器410からカード挿
入検出信号が検出回路255を介して入力される。カー
ドがカード保持位置まで搬送されてくればカード保持検
出器418がそのカードを検出しその検出信号が検出回
路255を介して入力される。挿入されたカードに書込
まれているカードデータがカードデータ読取器412に
より読取られ、その読取りデータがデータ読取回路25
6を介して入力される。遊技者が選別操作ボタン206
A,206B,206Cを選択操作すれば、それぞれに
対応する選別操作検出器206A′,206B′,20
6C′がその選別操作を検出し、その検出信号が検出回
路260を介して入力される。返却操作ボタン208が
操作されたことにより返却操作検出器208′から返却
操作検出信号が検出回路260を介して与えられる。遊
技機制御用マイクロコンピュータ263から、遊技が終
了した旨の信号等が入力される。
【0038】一方、カード処理機制御用マイクロコンピ
ュータ250からは以下の各種機器に対し制御信号が出
力される。
【0039】データ書込回路257を介してカードデー
タ書込器416にカード書込用制御信号が与えられる。
データ消去回路258を介してカードデータ消去器41
4にカードデータ消去用制御信号が与えられる。モータ
駆動回路259を介してカード搬送モータ422にカー
ド搬送用制御信号が与えられる。7セグLED駆動回路
261を介してカード残高表示器204にカード残高表
示用制御信号が与えられる。ランプ駆動回路262を介
して作動表示ランプ210に作動表示ランプ制御信号が
与えられる。遊技機制御用マイクロコンピュータ263
に残高更新データや遊技者が選択して使用せんとする使
用持玉数情報等が与えられる。カードの残高更新データ
や前記使用持玉数情報等がホール用管理コンピュータ7
0に与えられる。さらに、ターミナルボックス99を介
して集中ホール管理コンピュータ72や総合集中管理コ
ンピュータ74等の共通カード集中管理用コンピュータ
にカード処理機の売上データや前記使用持玉数情報等が
与えられる。
【0040】図10は、パチンコ遊技機の制御回路を示
すブロック図である。この図10に示した制御回路にお
いて、図9に示したものと共通する部分は同一の参照符
号を付し、その共通する部分についてはここでは説明の
繰返しを省略する。
【0041】遊技機制御用マイクロコンピュータ263
には、以下の信号が入力される。
【0042】まず、終了操作ボタン118が操作された
ことに基づいて終了操作検出器118′から終了操作検
出信号が検出回路275を介して与えられる。待機樋玉
量検出器106から待機樋玉量検出信号が検出回路27
1を介して与えられる。取込玉検出器A(130A)か
ら取込玉検出信号が検出回路272Aを介して与えられ
る。取込玉検出器B(130B)から取込玉検出信号が
検出回路273Bを介して与えられる。入賞玉検出器7
64から入賞玉検出信号が検出回路273を介して与え
られる。払出玉検出器176a,176bからそれぞれ
払出玉検出信号が検出回路274を介して与えられる。
満タン検出器601からの満タン検出信号が検出回路6
09を介して与えられる。カード処理機制御用マイクロ
コンピュータ250からは残高更新データや遊技者が選
択し遊技に使用せんとする使用持玉数情報等が入力され
る。ホール用管理コンピュータ70から打止め指令信号
や開放指令信号が入力される。
【0043】遊技機制御用マイクロコンピュータ263
は以下の機器に対し制御信号を与える。
【0044】ソレノイド駆動回路275を介して取込ソ
レノイド126に取込ソレノイド制御用信号を与える。
モータ駆動回路276を介して払出モータ168に払出
モータ制御用信号を与える。7セグLED駆動回路27
7を介し、持玉数表示器142に持玉数表示用制御信号
を与える。カード処理機制御用マイクロコンピュータ2
50に対し遊技が終了した旨の信号を与える。ホール用
管理コンピュータ70に対し持玉数情報を与える。な
お、ホール用管理コンピュータ70には、遊技機に対応
して設けられる打込玉検出器(打込球カウンタ)16
4,補給玉検出器(補給球カウンタ)172から打込玉
検出信号,補給玉検出信号が与えられる。
【0045】図11〜図13は、図9に示したカード処
理機の制御回路の動作を説明するためのフローチャート
である。
【0046】まず、ステップS(以下、Sという)1に
より、カード処理機が使用可能な状態であるか否かの判
断がなされ、使用可能でない場合には作動表示ランプ2
10(図4参照)が消灯される。一方、使用可能な状態
である場合にはS3に進み、作動表示ランプが点灯され
て現在使用可能である旨の表示が行なわれる。次にS4
に進み、カード挿入検出器410がONになったか否か
の判断が行なわれ、ONになるまでS3の処理が続行さ
れる。そしてカードがカード挿入・排出口202に挿入
されてカード挿入検出器410がONになればS5に進
み、搬送モータ422(図8参照)を正転させて挿入カ
ードをカード取込方向に搬送する。そして、取込方向に
搬送されているカードがカードデータ読取器412によ
り読取られ(S6参照)S7により、カードデータ読取
器412(図8参照)がONになったか否かの判断がな
され、いまだにONになっていない場合にはS6の処理
が続行される。そして、カードがカード保持位置にまで
搬送されてきた状態でカード保持検出器がONになりS
8に進み、搬送モータが停止されてカードの搬送が停止
される。次にS9に進み、挿入されたカードが適正なカ
ードであるか否かの判断が行なわれる。挿入されたカー
ドが偽造カード等の不適正なカードであった場合にはS
10に進み、搬送モータを逆転させてカードを排出方向
に搬送し、カード挿入・排出口202からカードが一部
突出した状態にまで搬送することによりカード挿入検出
器がONからOFFに切り替わり、その段階でS12に
進み、搬送モータを停止させて再びS1に戻る。
【0047】一方、挿入カードが適正なカードであった
場合にはS13に進み、S6のステップで読取ったカー
ド情報に含まれているカード残高があるか否かの判断が
行なわれる。カード残高が無かった場合にはS29に進
み、搬送モータを逆転させてカードをカード排出方向に
搬送し、S30によりカードの情報を消去し、S31に
よりカード挿入検出器がONになったか否かの判断が行
なわれ、ONになるまでS30の処理を続行する。そし
て、カード挿入検出器がONになるまでカードがカード
排出方向に搬送された段階でS32に進み、搬送モータ
を停止してカードの搬送を停止し、次にS33により搬
送モータを正転させてカードを再びカード取込方向に搬
送する。そして、S34により、カード保持検出器がO
NからOFFになったか否かの判断が行なわれ、OFF
になるまで待機する。そして、カードがカード回収コン
ベア上に放出された段階でカード保持検出器がONから
OFFに切り替わり、S35に進み搬送モータを停止さ
せてS1に戻る。挿入されたカードにカード残高があっ
た場合にはS14に進み、カード残高の表示をカード残
高表示器204(図4参照)により表示させる。次にS
15に進み、選別操作検出器CがONになったか否かの
判断がなされ、ONになっていない場合にはS17に進
み、選別操作検出器BがONになったか否かの判断がな
され、ONになっていない場合にはS21に進み、選別
操作検出器AがONになったか否かの判断がなされ、O
Nになっていない場合にはS23に進み、返却操作検出
器がONになったか否かの判断がなされる。遊技者が選
別操作ボタン206Cを操作すればS16に進み、挿入
カードの残高が「1000」以上であるか否かの判断が
なされ、「1000」未満である場合にはS17内に進
むが「1000」以上である場合にはS18に進む。S
18では、カード残高から「1000」を減算し対応す
るデータたとえば使用持玉数情報を遊技機制御用マイク
ロコンピュータ,ホール用管理コンピュータ,ターミナ
ルボックスに出力する処理がなされる。なお、18,S
20,S22において出力するデータは、選別操作ボタ
ン206A,206B,206Cが有効に操作された旨
のデータ、カード残高から「1000」,「500」,
「100」が減算された旨のデータ、あるいは持玉数デ
ータに対し「1000」,「500」,[100]に対
応する玉数(たとえば「250」,「125」,「2
5」)を加算指令する旨のデータのいずれであってもよ
く、また出力先に応じて出力するデータの種類を変える
ようにしてもよい。また、カード残高から減算された減
算額に対応する玉数への変換処理(たとえば「100
0」円を「250」個に変換する処理)は、カード処理
機側で行なうようにしてもよいし、遊技機側で行なうよ
うにしてもよい。次に遊技者が選別操作ボタンB(20
6B)を押圧操作すればS19に進み、挿入カードの残
高が「500」以上であるか否かの判断がなされ、「5
00」未満である場合にS21に進むが「500」以上
である場合にはS20に進む。S20では、カード残額
から「500」を減算し、対応するデータ(たとえば使
用持玉数情報)を遊技機制御用マイクロコンピュータ,
ホール用管理コンピュータ,ターミナルボックスに出力
する処理が行なわれる。次に遊技者が選別操作ボタン2
06Aを押圧操作すればS22に進み、カード残高から
「100」を減算し、対応するデータ(たとえば使用持
玉数情報)を遊技機制御用マイクロコンピュータ,ホー
ル用管理コンピュータ,ターミナルボックスに出力する
処理がなされてS13に戻る。一方、遊技者が返却ボタ
ン208(図4参照)を押圧操作すればS25に進み、
搬送モータを逆転させて挿入カードをカード排出方向に
搬送する処理がなされる。そしてS26に進み、カード
の情報の消去,カードの情報の書込、書込内容を読取確
認する処理が行なわれ、S27により読取確認の結果O
Kであったか否かの判断がなされ、OKでない場合には
S28によるエラー処理が行なわれ、OKである場合に
はS11に進む。一方、返却操作ボタンが押圧操作され
ていない場合にはS24に進み、遊技が終了しているか
否か(遊技終了操作が行なわれたか否か、あるいは打止
が成立したか否か)の判断がなされ、いまだに遊技が終
了していない場合にはS15に戻るが遊技が終了してい
る場合には前記S25に進む。
【0048】図14〜図16は、図10に示したパチン
コ遊技機の制御回路の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【0049】まずS40により、カード処理機制御用マ
イクロコンピュータから使用持玉数情報を含む残高更新
データの入力があったか否かの判断がなされ、ない場合
にはS42に進むが、あった場合にはS41に進み、入
力内容に対応する値(使用持玉数)を持玉数カウンタに
加算する処理がなされた後にS42に進む。S42で
は、入賞玉があったか否かの判断がなされ、無い場合に
はS44に進むが、あった場合にはS43に進み、持玉
数カウンタにnを加算する処理がなされてS44に進
む。このnは、パチンコ玉1個の入賞につき払い出され
る所定個数(たとえば15個)の景品玉に相当する持玉
数である。このように、本実施例ではパチンコ玉の入賞
があった場合には打球待機樋102上のパチンコ玉の個
数にかかわらず持玉数カウンタの方にnを加算するもの
を示したが、それに代えて、パチンコ玉の入賞があった
場合にはまず打球待機樋102上にパチンコ玉を払い出
し、打球待機樋102上のパチンコ玉が所定個数(たと
えば21個)になった後さらに加算すべき持玉数が残っ
ている場合にはその残っている持玉数を持玉数カウンタ
に加算するようにしてもよい。
【0050】次に、S44により取込玉が検出されたか
否かの判断がなされ、取込玉が検出されない場合にはS
46に進むが、遊技者が遊技球投入皿126(図4参
照)にパチンコ玉を投入しそれが取込まれればあるいは
後述するS72の処理がなされて待機樋上の打玉が取込
まれればその取込まれた玉が取込玉検出器A(130
A)あるいは取込玉検出器B(130B)により検出さ
れてS45に進み、持玉数カウンタに「1」を加算する
とともに、取込玉検出信号をホール用管理コンピュータ
に出力する処理がなされる。このS45により、パチン
コ玉が1個取込まれる毎に持玉数カウンタが「1」ずつ
加算されるのである。次に、S46により払出玉が検出
されたか否かの判断がなされ、検出されなければS50
に進むが、払出モータ150が作動することにより払出
玉検出器176a,176bが払出玉を検出すればS4
7に進み、持玉数カウンタに「1」を加算する処理がな
されてS46に進む。
【0051】次に、S46により払出玉が検出されたか
否かの判断がなされ、払出玉が検出されない場合にはS
48に進むが、払出モータが作動することにより払出玉
検出器176a,176bが払出玉を検出すればS47
に進み、持玉数カウンタから「1」を減算する処理がな
されてS48に進む。
【0052】S48では、払出数カウンタが「0」であ
るか否かの判断が行なわれる。この払出数カウンタで
は、打球待機樋102上のパチンコ玉が残り少なくなり
待機樋玉量検出器106がOFFに切替わったことを条
件として後述するS64により「25」にセットされる
ものであり、打球待機樋102上への払出が完了した段
階で「0」となる。この払出カウンタが「0」というこ
とは、打球待機樋102上へのパチンコ玉の払出が完了
したことあるいは払出モータが逆転して景品玉貯留皿1
22にパチンコ玉が払出されることを意味する。そして
払出玉数カウンタが「0」のときにはS50へ進むが、
打球待機樋102上へのパチンコ玉の払出工程の段階に
入っている場合にはS48によりNOの判断がなされS
49に進み、払出数カウンタから「1」を減算した後に
S50に進む。つまり、打球待機樋102へのパチンコ
玉の払出工程の段階では、玉払出装置134によりパチ
ンコ玉が1つ払出される毎に前記S46によりYESの
判断がなされてS49により払出数カウンタがたとえば
「25」の値から「1」ずつ減算されるのである。そし
て、パチンコ玉をたとえば25個払出した段階でS48
によりYESの判断がなされるとともに後述するように
払出モータが停止してそれ以上のパチンコ玉の払出が行
なわれなくなる。
【0053】S50では、持玉数カウンタの値をホール
用管理コンピュータに出力し、持玉数カウンタの値を持
玉数表示器142により表示させる処理が行なわれる。
この持玉数表示器142により表示される持玉数は、遊
技開始時にはS41のように遊技者が選択した金額に相
当する持玉数が持玉数カウンタに加算されているために
遊技者が選択した金額に相当する持玉数が表示されるこ
とになるが、それに代えて、打球待機樋102上に所定
個数のパチンコ玉を払い出した後の残りの持玉数を持玉
数表示器142により表示させてもよい。このS50と
持玉数表示器142とにより、記録媒体により特定され
る有価価値を使用する旨の遊技者の操作により定められ
た使用せんとする有価価値に関連する使用有価価値を表
示する使用有価価値表示手段が構成されている。さら
に、この使用有価価値表示手段は、持玉数カウンタの現
在値と打球待機樋102上のパチンコ玉との和に相当す
る持玉数を表示するものであってもよい。
【0054】次にS51に進み、持玉数カウンタが
「0」であるか否かの判断がなされ、持玉数カウンタが
「0」でない場合にはS52に進み、遊技終了フラグが
「0」であるか否かの判断がなされる。この遊技終了フ
ラグは現在の遊技機の状態を示すものであり、「0」の
ときには遊技機が打止め状態でなくかつ終了操作ボタン
118が押圧操作される前の状態である。また遊技終了
フラグが「1」のときには終了操作ボタン118が押圧
操作された後の状態である。さらに遊技終了フラグが
「2」のときには、打止めが成立した場合である。そし
て、遊技終了フラグが「0」すなわち遊技機が打止め状
態でなくかつ終了操作ボタン118が押圧操作される前
の状態のときにはS53に進み、払出数カウンタが
「0」であるか否かの判断が行なわれる。そして、打球
待機樋102へのパチンコ玉の払出工程の段階でS53
によりNOの判断がなされてS58により、払出モータ
が正転され玉払出装置134(図6,図7参照)により
パチンコ玉が打球待機樋102上に払出される。一方、
玉払出装置134により所定数(たとえば25個)のパ
チンコ玉が打球待機樋102上に払出されれば前述した
ように払出数カウンタが「0」となるためにS53によ
りYESの判断がなされてS38に進み、持玉数カウン
タのカウント値がMよりも大きいか否かの判断がなされ
る。このMは持玉数表示器142で表示される持玉数の
上限であり、1000等の数である。そして、持玉数カ
ウンタがMよりも大きくなければS57に進み払出モー
タの停止制御が行なわれてパチンコ玉の払出が停止され
る。一方、持玉数カウンタがMよらも大きければ、S3
9により満タン検出があったか否かの判断を行ないない
場合にS59により払出モータを逆転させてパチンコ玉
を景品玉貯留皿122内に払出す。一方、景品玉貯留皿
122がパチンコ玉で満タンになっていればS39によ
りYESの判断がなされてS57に進み、払出モータが
停止制御される。一方、持玉数カウンタが「0」の場合
にはS54に進み、玉抜ソレノイドがONになっている
か否かの判断がなされる。この玉抜ソレノイド114
は、遊技者が終了操作ボタン118を押圧操作した場合
と打止が成立した場合とからなる遊技終了条件が成立し
た場合に自動的にONになり(S72参照)、打球待機
樋102内に待機しているパチンコ玉を自動的に取込む
ためのものである。そして、遊技者が遊技終了ボタン1
18を押圧操作して打球待機樋102内のパチンコ玉が
すべて取込まれて再び玉抜ソレノイドがOFFに切替わ
った状態では、S54によりNOの判断がなされてS5
5によりYESの判断がなされることになる。そしてS
56により、遊技終了フラグを「0」にしてS57に進
む。このように、S56により遊技終了フラグを「0」
にすることにより、次の遊技者がその遊技機で遊技を再
び開始できるようになる。一方、現在まだ打球待機樋1
02内のパチンコ玉を抜取っている最中の場合にはS5
4によりYESの判断がなされてS57に進み、また、
遊技終了フラグは「1」でない場合にはS56の処理を
行なうことなくS57に進む。
【0055】次に、持玉数カウンタにいくらかの持玉数
が記憶されている状態で遊技者が終了操作ボタン118
を押圧操作した場合または打止が成立した場合には、S
52によりNOの判断がなされて、景品玉貯留皿122
が満タン状態でないことを条件としてS59により払出
モータの逆転制御が行なわれ、玉払出装置134(図
6,図7)による景品玉の景品玉貯留皿122内への払
出が行なわれる。このS59による払出モータの逆転制
御に伴なって景品玉が1つ払出される毎にS46により
YESの判断がなされてS47による持玉数カウンタの
「1」の減算処理が行なわれるのであり、持玉数カウン
タのカウント値に相当する景品玉をすべて払出した段階
で持玉数カウンタが「0」となるためにS51によりれ
YESの判断がなされS59の景品玉払出制御が停止さ
れる。 次にS60に進み、遊技終了フラグが「0」で
あるか否かの判断がなされ、遊技機が打止状態でなくか
つ終了操作ボタン118が押圧操作される前の状態で
は、S61に進み、待機樋玉量検出器106がONにな
っているか否かのすなわち打球待機樋に待機しているパ
チンコ玉が遊技を続行するのに不都合な所定量(たとえ
ば0〜3個程度)まで少なくなっているか否かの判断が
なされ、まだ十分待機樋に玉が存在する場合にはS73
に進むが、前記所定量まで少なくなっている場合にはS
62に進み、払出数カウンタが「0」であるか否かの判
断がなされる。そして、払出数カウンタが「0」の場合
にはS63に進み、持玉数カウンタが「25」以上であ
るか否かの判断がなされ、持玉数カウンタが「25」以
上である場合にはS64に進み、払出数カウンタを「2
5」にセットした後にS73に進む。一方、持玉数カウ
ンタが「25」未満である場合には、持玉数カウンタに
記憶されている持玉数からパチンコ玉を25個打球待機
樋102上に引落とすことができないために、S65に
進み、持玉数カウンタの現在値を払出数カウンタにセッ
トする。このプログラムの次回の実行に際しては、S6
4またはS65により払出数カウンタに「0」以上の値
がセットされているために、S62によりNOの判断が
なされて、S64またはS65の処理が行なわれること
がない。
【0056】一方、遊技機が、終了操作ボタン118が
押圧操作された後の状態または打止が成立した状態の場
合には打球待機樋102内のパチンコ玉を景品玉貯留皿
122内に放出する必要があるが、その場合にS66に
進み、待機樋玉量検出器により待機玉が検出されている
か否かの判断がなされ、打球待機樋102上に多くのパ
チンコ玉が存在して待機樋玉量検出器が待機玉を検出し
ている場合にはS72に進み、玉抜ソレノイドをONに
して打球待機樋102内のパチンコ玉を集球樋170上
に抜取る制御が行なわれる。その結果、打球待機樋10
2内のパチンコ玉が抜取られてだんたん少なくなり、つ
いには待機樋玉量検出器により待機玉が検出されない状
態となる。その状態でS67に進み、玉抜タイマが終了
しているか否かの判断がなされ、玉抜タイマが未だにセ
ットされていない状態ではS67によりYESの判断が
なされてS68により、玉抜タイマがセットされてS7
2に進む。この玉抜タイマは、待機樋玉量検出器106
による待機玉の検出が行なわれなくなった段階でなお打
球待機樋102に残っているパチンコ玉をすべて抜取る
のに必要となる十分な時間を計時するためのものであ
る。そして、玉抜タイマがセットされた後における次回
のプログラムの実行に際しては、S67によりNOの判
断がなされてS69に進み、玉抜タイマを減算(「1」
減算する)し、その状態でも玉抜タイマが終了していな
い場合にはS72に進むが、その状態で玉抜タイマが終
了する場合にはS71に進み、玉抜ソレノイドをOFF
に制御し玉抜制御を終了させた後にS73に進む。S6
0,S66〜S72,S44,S45,S50および持
玉数表示器142により、遊技を終了させるための所定
の終了条件の成立に基づいて前記打玉確保手段に確保さ
れている確保玉に相当する有価価値を加算更新して表示
する確保玉加算表示手段が構成されている。一方、遊技
者がパチンコ玉を遊技球投入皿126に投入すれば、そ
の投入玉が取込玉検出器130Bにより検出されてS4
4によりYESの判断がなされてS45により取込玉1
個につき持玉数カウンタに「1」が加算処理され、その
加算処理された持玉数に基づいて遊技が可能となる。そ
の結果、遊技者は、持玉数表示器に表示されている持玉
数が「0」であったとしても、パチンコ玉を遊技球投入
皿126内に投入してパチンコ玉を取込むことによりそ
の投入したパチンコ玉に基づいて遊技を行なうことがで
きる。
【0057】次に、S73では、ホール用管理コンピュ
ータから打止め入力があったか否かの判断がなされ、打
止め入力があった場合にはS74により遊技終了フラグ
を「2」にしてS40に戻る。一方、打止め入力がなか
った場合にはS75に進み、遊技終了フラグが「2」で
あるか否かの判断がなされ、「2」すなわち既に遊技機
が打止めとなっている場合にはS78に進み、ホール用
管理コンピュータから開放入力があったか否かの判断が
なされ、ない場合にはS40に進むが、あった場合には
S79に進み、遊技終了フラグを「0」にした後にS4
0に戻る。つまり、ホール用管理コンピュータから開放
入力があると、遊技終了フラグを「0」にして次の遊技
客が遊技をできるようにするのである。さらに、遊技終
了フラグが「2」でなかった場合にはS76に進み、終
了操作が検出されたか否かの判断がなされ、終了操作ボ
タン118が押圧操作されていなければそのままS40
に戻り、終了操作ボタンが押圧操作された場合にはS7
7に進み、遊技終了フラグを「1」にした後にS40に
戻る。この際、終了操作ボタン118が押圧操作された
ことに基づいて挿入されたカードを遊技者に排出する制
御を行なう。
【0058】以上説明した実施例では、打球待機樋10
2上のパチンコ玉がなくなった場合または少なくなった
場合等の遊技を継続するのに不都合な所定量になった場
合には所定個数のパチンコ玉を再度打球待機樋102上
に放出するものを示したが、それに代えて、パチンコ玉
が1個弾発発射される毎に1個のパチンコ玉を打球待機
樋に放出するようにしてもよい。また、持玉数の演算記
憶機能を弾球遊技機側の持玉数カウンタに持たせたが、
それに代えて、カード処理機側に持玉数の演算記憶機能
を持たせてもよい。さらに、本実施例では、遊技球投入
皿126内に投入されたパチンコ玉が取込玉検出器13
0により検出されて一旦持玉数カウンタに加算され、そ
の持玉数カウンタに加算された持玉数を使用して遊技を
行なうことが可能なものを示したが、これに代えて、投
入されたパチンコ玉を遊技球投入皿126に一旦貯留
し、その貯留されているパチンコ玉を1つずつ打球発射
レール108上の打球発射位置に供給して打球杆110
により1つずつ遊技領域へ弾発発射して遊技ができるよ
うにしてもよい。その場合に、打玉選択ボタン等を遊技
機に設け、遊技球投入皿126内に投入したパチンコ玉
を利用して弾発遊技を行なう状態と持玉数カウンタに記
憶されている持玉数を使用して遊技を行なう状態とを遊
技者が選択操作できるようにしてもよい。なお、打止が
成立した場合にそのまま景品玉を景品玉貯留皿122上
に払出す代わりに、景品玉を払出す旨の遊技者の操作が
あって初めて景品玉を払出すようにしてもよい。
【0059】また、本実施例では、遊技終了時に打球待
機樋の残留玉の取込と持玉数分の玉の払出とを同時に行
なうようにしたが、打球待機樋の残留玉の取込の終了し
た後に持玉数分の玉の払出を行なうようにしてもよい。
その場合には、S74およびS77の後に「玉抜フラグ
セット」のステップを挿入して、S52でNOの判断が
なされてS39に進途中に「玉抜フラグがセットか」の
判断ステップを挿入し、セットされている場合にはS5
7に進み、セットされていない場合にはS39に進むよ
うにし、さらにS71の後に「玉抜フラグクリア」のス
テップを挿入すればよい。このようにすれば、遊技者は
遊技終了持の持玉数をより正確に把握することができ
る。
【0060】図17は、図3に示したホール用管理コン
ピュータの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0061】まずS78′によりI=1が定義され、S
79′により、N=(遊技場における遊技機総設置数)
の定義が行なわれる。次にS80により、I番台のカー
ド処理機から残高更新入力があったか否かの判断が行な
われる。この時点ではI=1になっているために1番台
のカード処理機からの残高更新入力があったか否かの判
断が行なわれることになる。更新入力がない場合にはS
83に進み、I番台(1番台)の補給球カウンタからの
入力があったか否かの判断が行なわれ、ない場合にはS
85に進み、I番台の遊技機制御用マイクロコンピュー
タから取込玉検出の入力があったか否か判断が行なわ
れ、ない場合にはS87に進み、I番台(1番台)の打
込球カウンタからの入力があったか否かの判断が行なわ
れ、ない場合にはS89に進む。一方、I番台(1番
台)のカード処理機から残高更新入力があった場合には
S81に進み、I番台(1番台)に対応する台別売上記
憶部312の記憶内容に入力内容に応じた値を加算更新
する処理が行なわれる。つまりこのS81により、I番
台(1番台)の売上データが累積演算されるのである。
次にS82に進み、I番台(1番台)に対応する台別不
利益球数記憶部304の記憶内容から入力内容に応じた
値(残高更新額に対応する球数)を減算更新する処理が
行なわれる。次に、I番台(1番台)の補給球カウンタ
(補給玉検出器)から入力があった場合にはS84に進
み、I番台(1番台)に対応する台別不利益球数記憶部
304の記憶内容に入力内容に応じた値(1回の入力信
号に対応する球数)を加算更新する処理が行なわれる。
つまり、パチンコ遊技機に補給された補給球は、その一
部が景品球(不利益球)として玉受皿122上に払出さ
れる一方、その他の補給球は景品球あるいは貸球として
打球待機樋102上に放出されるのである。ところが、
不利益球数情報とは前記景品球として払出される玉のみ
を指しているのである。そのために、不利益球数情報を
求める際には、補給球カウンタからの補給球データを加
算更新するだけでなくS82によりカード処理機からの
残高更新入力情報に基づき払出される貸球としての前記
使用持玉数情報を減算更新するのである。
【0062】次に、I番台(1番台)の遊技機制御用マ
イクロコンピュータから取込玉検出信号が送られてくれ
ば(S45参照)、S85によりYESの判断がなさ
れ、S86に進み、I番台(1番台)に対応する台別不
利益球数記憶部の記憶内容から入力内容に応じた値を減
算更新する処理がなされ、これにより取込玉に基づく不
利益球数の減算更新が行なわれる。
【0063】次に、I番台(1番台)の打込球カウンタ
からデータが入力されれば、S88により、I番台(1
番台)に対応する台別利益球数記憶部303の記憶内容
に入力に応じた値(1回の入力信号に対応する球数)を
加算更新する処理が行なわれる。次にS89に進み、I
番台(1番台)に対応する台別持玉数記憶部の記憶内容
を現在の持玉数データに更新する処理が行なわれる。そ
して更新された後の台別の持玉数が台別持ち玉数記憶部
313に記憶保持されるのであり、この台別持ち玉数記
憶部に記憶された持玉数データは停電や故障が発生した
としてもバックアップ電源311(図3参照)により記
憶保持される。なお、ホール用管理コンピュータ70に
持玉数の更新記憶機能を持たせる代わりに、持玉数記憶
中継器8に台別の持玉数の更新記憶機能を持たせてもよ
い。また、各遊技機ごとにバックアップ電源を設けるこ
とによって停電や故障時に対応できるようにしてもよ
い。
【0064】次にS90に進み、I番台(1番台)の差
数を演算する処理が行なわれる。この差数は、利益球数
−(不利益球数+持玉数)で算出される。次にS91に
進み、差数が打止め設定値に達した否かの判断が行なわ
れ、達していない場合にはS93に進むが、達している
場合にはS92に進み、I番台(1番台)の遊技機制御
用マイクロコンピュータに打止信号を出力して自動的に
打止制御を行なう。次にS93では、I=Nであるか否
かの判断が行なわれる。この段階ではI=1であるため
にS93ではNOの判断がなされてS94に進み、I=
I+1すなわちIを「1」加算された新たな値に更新す
る処理が行なわれてS80に戻る。その結果、I=2に
なるために、次回のS80ないしS92の処理の際に
は、2番台についての処理が行なわれることになる。こ
のS80ないしS92の処理をN回すなわち遊技場に設
置されている遊技機の総設置数だけ行なえば、S93に
よりYESの判断がなされてS95に進み、再度I=1
にして再度1番台からS80ないしS92の処理を繰返
して行なうことになる。なお、本実施例では不利益球数
として補給球を検出し、利益球数として打込球を検出す
るようにしたが、不利益球数として補給球の代わりに入
賞球や払出球を検出するようにしてもよいし、利益球数
として打込球の代わりに発射球とファール球を検出し発
射球数からファール球数を減算した球数を利益球数とし
たり、入賞球とアウト球を検出し入賞球数にアウト球数
を加算した球数を利益球数としてもよい。また、台毎に
求められた売上情報,差数,利益球数,不利益球数等を
1日毎,1か月毎,1年毎に累積して集計してもよく、
その集計はパチンコ遊技機1台単位,島単位,遊技場単
位で行なってもよい。なお、図13に示したプログラム
において、各パチンコ遊技機毎に並列に同時処理を行な
うようにしてもよい。また、実不利益球数の演算すなわ
ち補給球数からカード残高更新に対応する球数が取込玉
検出器による取込玉の検出に対応する球数を減算し、さ
らにその結果に現在の持玉数を加算した結果の球数を求
める演算をカード処理器5や持玉数記憶中継器8で行な
うようにしてもよい。 また、遊技終了時にパチンコ玉
以外の価値物体(持玉数を特定できる情報が記録された
記録媒体や、持玉数に相当するコイン等)を払出すよう
にしてもよい。この場合には、持玉数を、直接記録媒体
に記録してもよく、また、記録媒体を手掛かりに呼出し
可能な状態にホール用管理コンピュータに記憶してもよ
い。第2の実施例 図18ないし図20で示す第2の実施例は、本発明の実
施例である。図18は、パチンコ遊技機の一部内部構造
を示す全体背面図である。パチンコ遊技機は、遊技機の
一例である。遊技機の他の例としては、アレンジボール
等の弾球遊技機やスロットマシン等がある。図5に示す
第1の実施例と構造はほぼ同じなので、図5との相違点
および第2の実施例の内容を理解するのに必要な部分に
ついて説明する。
【0065】図中157は、遊技機制御用回路基板で、
図10に示すCPU251、ROM252、RAM25
3、入出力回路254や各検出回路、駆動回路を含んで
おり、さらに、景品玉数を所定値(たとえば補給玉検出
器172から出力されるパルス1パルスに対応する玉
数)で分周した信号(以下、景品玉パルスという)を出
力するための不利益情報出力回路を含んでいる。
【0066】また、不利益情報出力回路にはリレースイ
ッチが内臓されており、このリレースイッチがオンオフ
することによって景品玉パルスが中継端子基板161を
介してホール用管理コンピュータ70に出力されること
となる。なお、このリレースイッチを中継端子基板16
1に設けるようにしてもよい。また、補給玉検出器17
2から出力される検出パルスと同様のパルスを出力でき
るものであれば、パルス発生の方法は本実施例以外の方
法であってもよい。
【0067】また、分周機能のあるアダプタ装置を図3
に示すホール用管理コンピュータ70に取付け、このア
ダプタ装置で景品玉数を所定値で分周してもよいし、こ
のアダプタ装置を島単位または複数台単位で設け、そこ
で景品玉数を所定値て分周してもよい。
【0068】また、遊技場用管理装置を、島に設けられ
遊技機のデータを集計する中継装置と、中継装置で集計
されるデータを時分割的に吸上げるメイン装置とで構成
し、このアダプタ装置を中継装置に取付けたり、遊技機
と中継装置との間に設けてもよい。
【0069】パチンコ玉の入賞に伴なって付与される景
品玉数に相当する景品玉パルスを導出するための景品玉
導出用コネクタ882が、パチンコ遊技機100に設け
られている。そして、このパチンコ遊技機100を島に
設置したときに、補給玉検出信号導出用コネクタ884
に接続されているコネクタ883を、景品玉導出用コネ
クタ882側に接続しなおす。このようにすると、後で
詳述するようにパチンコ遊技機100からの景品玉パル
ス信号がホール用管理コンピュータ70に送信されて後
述するデータ処理に用いられる。
【0070】カード処理器5に設けられたカード挿入排
出口202(図18には図示せず)にカードを挿入し、
そのカードに記憶されたカード残額の範囲内で遊技に使
用せんとする金額を選別操作ボタン206A〜206C
(図18には図示せず)を操作して指定する。
【0071】これにより玉払出装置134が作動し、所
定数のパチンコ玉が打球供給樋136を通って、打球待
機樋102に供給される。
【0072】この状態で遊技者が打球装置111を操作
すると、打球待機樋102に貯留されたパチンコ玉を1
個ずつ遊技領域(図18には図示せず)に打込まれる。
遊技領域に打込まれたパチンコ玉が可変入賞球装置99
9(図18には図示せず)に入賞する等所定遊技状態に
なったとき、所定の有価価値の一例の得点が遊技者に付
与される。所定の有価価値の他の例としては、景品玉を
直接付与する等がある。また、所定遊技状態の他の例と
しては、ドラム等の可変表示装置(図18に図示せず)
の停止時の表示結果が所定の識別情報になった等があ
る。
【0073】可変入賞球装置等に入賞したパチンコ玉は
入賞玉検出器764で検出される。この入賞玉検出器7
64により、遊技状態が遊技者に所定の有価価値を付与
するように定められた所定遊技状態になったことを検出
する所定遊技状態検出手段が構成されている。入賞玉検
出器764として、マイクロスイッチ、近接スイッチ、
光学的検出スイッチ(フォトセンサ利用)等を用いるこ
とができる。
【0074】入賞玉検出器764がパチンコ玉を検出す
ると、持玉数表示器142(図18には図示せず)に表
示された得点に景品玉の個数に相当する得点が加算され
て表示される。
【0075】この第2の実施例においては、遊技終了
時、持玉数表示器142に表示された得点に対応するパ
チンコ玉を遊技者に払出すようにしているが、持玉数表
示器142に表示された得点を特定可能な情報をカード
に記録してこのカードを遊技者に払出すようにしてもよ
い。
【0076】図19は、図14〜図16に示した遊技機
制御用のプログラムの他の例を示すフローチャートであ
る。主として図14〜図16に示した遊技機制御用プロ
グラムとの相違点を説明する。
【0077】まずS102により入賞玉を検出したか否
かの判断がなされ、検出していなければS109に進む
が、検出すればS103に進み、持玉数カウンタにNを
加算する処理がなされる。このNはパチンコ玉1個の入
賞につき払出される景品玉の個数に相当する値でありた
とえば「15」である。
【0078】S103により、所定遊技状態検出手段の
検出出力に基づいて所定の有価価値遊技者に付与する価
値付与手段が構成されている。
【0079】次にS104に進み、N/Lの整数部に相
当する数の景品玉パルスを出力する処理がなされる。こ
のLはたとえば「10」等の数であり、補給球カウンタ
301からパルス信号が1つ導出される毎に補給されて
いる補給球の数に相当する値に定められている。したが
って、景品玉カウンタにたとえば「15」が加算された
場合には、L=10とするとS104により1パルス分
だけ景品玉パルスが弾球遊技機から出力されることにな
る。
【0080】弾球遊技機には前述したように景品玉パル
スを導出するための景品玉パルス導出用コネクタ882
が別途設けられており、図18に示したコネクタ883
をその景品玉パルス導出用コネクタ882に接続すれ
ば、前記景品玉パルスはホール用管理コンピュータ70
に送信される。
【0081】一方、S105によりN/Lの小数部の数
が小数カウンタに加算される処理がなされる。たとえ
ば、N=15でL=10の場合には15/10=1.5
となり、0.5だけ小数カウンタに加算されることにな
る。
【0082】次にS106に進み、小数カウンタが1以
上になったか否かの判断がなされ、未だに1以上になっ
ていない場合にはS109に進が、1以上になった場合
にはS107に進み、小数カウンタから1を減算し、S
108により景品玉パルス1パルスホール用管理コンピ
ュータに入力する処理がなされる。
【0083】S104、S108および景品玉導出用コ
ネクタ882により、価値付与手段によって遊技者に付
与された有価価値の大きさが特定可能な情報を、遊技場
用管理装置に入力する情報入力手段が構成されている。
情報入力手段の他の例としては、補給玉検出器172
(図18参照)と処理機制御回路基板177(図18参
照)等組合わせたものがある。すなわち、補給玉検出器
172で検出したパチンコ玉の個数から遊技者がカード
を用いて購入したパチンコ玉の個数(この個数は処理機
制御回路基板177から出力される)を減算した値をホ
ール用管理コンピュータへ入力するのである。
【0084】情報入力手段のさらに他の例としては、精
算時玉供給樋138に設けられたパチンコ玉検出器(図
示せず)(たとえばフォトセンサ)がある。つまり、終
了操作ボタン(図18には図示せず)を押すことによ
り、持玉数表示器(図18には図示せず)に表示された
得点に対応するパチンコ玉が、精算時玉供給樋138を
介して遊技者に供給されるが、精算時玉供給樋138を
通るパチンコ玉の個数をこのパチンコ玉検出手段で検出
し、ホール用管理コンピュータへ入力するのである。
【0085】また、パチンコ玉が入賞すること等によっ
て得た得点を持玉数表示器とは別に得点表示器に表示
し、その得点表示器で表示されている得点を遊技場にと
って不利益となる不利益情報としてもよい。しかし、た
とえばこのように構成したものにおいて、打球待機樋1
02内にパチンコ玉がなくなった場合、得点表示器で表
示された得点から所定の得点を減算し、この所定の得点
に対応するパチンコ玉を打球待機樋102に供給する場
合においては、得点表示器で表示された得点と遊技場の
不利益とは一致しない。たとえば、得点表示器に100
点表示されている場合にパチンコ玉を10個借りたい場
合、得点表示器には90点が表示され、90点が不利益
情報としてコンピュータに送られる。しかしこの場合、
遊技場の不利益は100点である。
【0086】したがってこのような場合は、得点表示器
に表示された得点をコンピュータに入力かる代わりに、
この発明の第2の実施例を用いて得たデータを入力すれ
ば、遊技場にとって不利益となる得点を正確に知ること
ができる。
【0087】次に、S109ないしS114までの処理
は、図14〜図16に示したS44ないしS49の処理
と同様であり、S115では、持玉数カウンタの値を持
玉数表示器で表示する処理のみがなされ、図14〜図1
6に示したS50のように、持玉数カウンタの値をホー
ル用管理コンピュータに出力する処理は行なわれない。
このS115の処理がなされた後は、図14〜図16に
示したS51以降と全く同様の処理が行なわれる。
【0088】図20は、図17に示したホール管理制御
用のプログラムの他の例を示すフローチャートである。
図17に示したプログラムとの相違点を説明する。S1
23の処理が行なわれた後またはS122によりNOの
判断がなされた場合には、S124に進み、I番台の景
品玉パルスの入力があったか否かの判断がなされ、ない
場合にはS126に進むが、あった場合にはS125に
進む。S125では、入力パルス数に応じた値をI番台
に対応する台別不利益球数記憶部の記憶内容に加算更新
する処理がなされる。S124、S125により、情報
入力手段により入力された情報に基づいて遊技場にとっ
て不利益となる不利益情報を集計する集計手段が構成さ
れている。次にS126に進み、I番台の打込球カウン
タから入力があったか否かの判断がなされ、ない場合に
はS128に進むが、あった場合にはS127に進み、
I番台に対応する台別利益球数記憶部の記憶内容に入力
内容に応じた値を加算更新する処理がなされる。次にS
128に進み、I番台の差数を演算する処理がなされ
る。具体的には、差数=利益球数−不利益球数の式によ
り差数を演算する。ここで、「利益球数」とはS127
により加算更新されて記憶されている台別利益球数記憶
部の記憶内容の値であり、「不利益球数」とは、S12
5により加算更新された台別不利益球数記憶部の記憶内
容の値である。次にS129以後の処理は図17のS9
1以降に示した処理と同様である。
【0089】以上説明したように、図14〜図16およ
び図17に示したプログラムでは、実際の不利益球数す
なわちパチンコ玉の入賞のみによって持玉数カウンタに
加算された値をホール用管理コンピュータ側で不利益球
数に持玉数を加算することにより求めているのであるが
(S90参照)、図19および図20に示した第2実施
例では、実際の不利益球数を遊技機制御用マイクロコン
ピュータ側において入賞玉を検出した場合にのみ持玉カ
ウンタにNを加算することにより求めているのである
(S103参照)。その結果、ホール管理用コンピュー
タの方ではわざわざ実際の不利益球数を算出する必要が
なく、コネクタ883から送られてくるパルス信号を従
来どおり台別不利益球数記憶部の記憶内容に加算更新す
るのみで事足りるのであり、ホール管理用コンピュータ
の方のプログラムを何ら変更する必要がないのである。第3の実施例 図21は、本発明の第3の実施例を示すパチンコ遊技機
の全体正面図である。この第3実施例において前述した
第1実施例と共通する部分は同じ参照番号を付してお
り、ここでは説明の繰返しを省略し第1実施例と相違す
る部分のみについて説明する。この第3実施例では、島
に設置されている補給樋173から補給装置500,球
供給樋507を介して直接玉受皿122内に景品球を所
定個数払出すように構成されている。補給装置500は
パチンコ玉の供給された数が検出可能な検出器が内蔵さ
れている。この検出器によって検出されたパチンコ玉の
数が持玉数表示器142の持玉数に対応する数になれば
補給装置500が停止されて景品玉の払出が停止され
る。また、入賞玉が入賞玉集合樋504により集合され
て入賞玉検出器503により検出された後打球集合樋5
02上に落下するとともに、アウト玉も打球集合樋50
2上に落下し、アウト玉と入賞玉との両方が打球集合樋
502により集合される。そして、打球待機樋102の
打玉が減少すれば、球供給樋505によって所定量の打
玉が打球待機樋102に再び供給されるとともに、供給
された玉数が持玉数表示器142で表示される持玉数か
ら減算される。なお、球供給樋505にもパチンコ玉の
供給された数が検出可能な検出器が内蔵されている。つ
まり、打球待機樋102上のパチンコ玉を弾発発射すれ
ば再度弾発された玉が打球待機樋102上に戻ってくる
のであり、この第2実施例のパチンコ玉遊技機100は
いわゆる封入玉方式を採用しているのである。なお、図
中506は待機樋玉量検出器であり、501はファール
玉を打球待機樋に戻すファール口である。なお、封入玉
方式に代えて、島の補給樋173から直接パチンコ遊技
機を打球待機樋102上に供給してもよい。本第1実施
例、第2実施例および第3実施例では、挿入したカード
に記録されている有価価値の範囲内で遊技者が使用せん
とする金額を選別操作ボタン206A,206B,20
6Cにより選択するものを示したが、それに代えて、カ
ードを挿入するだけで自動的に一律の金額が減算されて
その減算金額の範囲内で打球待機樋上に玉が放出されて
遊技が可能になるようにしてもよい。また、選別操作ボ
タン206A〜206Cの選択操作が行なわれた後所定
の遊技開始ボタンが操作されて初めて打球待機樋上に玉
が放出されるようにしてもよい。つまり、本発明でいう
「記録媒体により特定される有価価値を遊技者が使用す
る旨の操作」とは、使用金額の選択操作のみに限定され
ず、カードの挿入操作のみあるいは前記選択操作とその
選択操作以外の他の操作を含む広い概念である。また、
通常のパチンコ遊技機のように上皿を設け、その上皿に
パチンコ玉を投入して遊技ができるようにしてもよい。
そのようなパチンコ遊技機の場合には、選択操作ボタン
206A,206B,206Cによって選択指定された
金額に相当するパチンコ玉をすべて上皿に排出して持玉
表示器での持玉表示を行なわないようにしてもよい。
【0090】さらに、前述した実施例では、カード処理
機5を遊技機の横側部に配設したものを示したが、カー
ド処理機5は幕板部分や島の下方部さらには分離可能な
状態で遊技機に一体的に組み込んで配設してもよく、配
設箇所は実施例に限定されない。また打球待機樋102
には所定個数のパチンコ玉が供給されるものを示した
が、所定量の重さのパチンコ玉や所定量の容積となるパ
チンコ玉を供給してもよい。つまり、本発明でいう「所
定量」とは「所定個数」を含む広い概念である。
【0091】前記入賞玉検出器764により、遊技機の
遊技状態が景品遊技媒体を払出したり得点を付与したり
して遊技者に所定の有価価値を付与するように定められ
た所定遊技状態になったことを検出する所定遊技状態検
出手段が構成されている。前記玉払出装置134または
持玉数を特定できる情報が記録された記録媒体やコイン
を払出す旨の前述した記載と、S103,S76,S7
7,S59により、前記所定遊技状態検出手段の検出出
力に基づいて所定の有価価値を遊技者に付与する価値付
与手段が構成されている。前記S104〜S108によ
り、前記価値付与手段による付与価値が所定量に達する
毎にその旨の価値付与情報(景品玉パルス)を前記遊技
機から出力して前記遊技場用管理装置へ伝送する情報伝
送手段が構成されている。この情報伝送手段が前記価値
付与情報(景品玉パルス)を伝送するように定められて
いる前記所定量の付与価値は、遊技機設置島に設置され
た遊技機に対し玉補給を行なう補給装置が所定数の玉補
給を行なう毎にその旨の補給情報を出力するその所定数
の補給玉数(実施例では10個の補給玉数)に相当する
価値に一致している。 コネクタ30により、遊技機が設
置される遊技機設置島側に設けられた島側コネクタ(3
1)が接続可能なコネクタ接続部が構成されている。前
記島側コネクタは、遊技機に対し玉補給を行なう補給装
置側に接続することにより該補給装置が出力した補給情
報を受入れて遊技場用管理装置へ伝送する状態と、前記
コネクタ接続部に接続して該コネクタ接続部からの出力
情報を受入れて遊技場用管理装置へ伝送する状態とに差
し替え可能である。そして、前記価値付与情報が前記コ
ネクタ接続部から出力可能に構成されている。 前記S1
03により、前記価値付与手段に含まれ、前記所定の有
価価値が遊技者に付与される毎にその付与価値を累積的
に加算記憶する付与価値累積記憶手段が構成されてい
る。そして、前記価値付与手段は、遊技終了時(S76
により終了操作の検出がなされたとき)に前記付与価値
累積記憶手段に記憶されている累積付与価値に相当する
景品遊技媒体または前記累積付与価値を特定可能な記録
媒体(景品玉またはコインあるいは記録媒体)を排出す
る(S59)。そして、前記情報伝送手段は、前記付与
価値累積記憶手段への付与価値の加算記憶時に価値 付与
情報を伝送する(S103により持玉数カウンタへのN
の加算時にS104またはS108により景品玉パルス
を伝送する)。
【発明の効果】 請求項1に記載の 本発明によれば、伝送
されてきた価値付与情報により遊技場用管理装置が、遊
技者に付与された有価価値すなわち遊技場にとって不利
益となる有価価値の大きさを特定可能となり正確な不利
益情報を集計可能となるために、遊技場は正確な不利益
情報を入手可能となり、遊技場は遊技場にとって不利益
となる不利益情報を正確に知ることができる。しかも、
価値付与情報が伝送されるように定められている前記所
定量の付与価値は、遊技機設置島に設置された遊技機に
対し玉補給を行なう補給装置が所定数の玉補給を行なう
毎にその旨の補給情報を出力するその所定数の玉補給数
に相当する価値に一致しているために、その出力された
価値付与情報を受けて不利益情報を収集する遊技場用管
理装置が、補給装置から出力されてくる補給情報を受け
て不利益情報を集計する従来から一般的な既存のもので
事足りることとなり、遊技場の既存の設備を大幅に改造
する必要がなくなる。 請求項2に記載の本発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、遊技機側の
コネクタ接続部に島側コネクタを差し替えて接続するこ
とにより、前記価値付与情報がそのコネクタ接続部から
島側コネクタに出力されて遊技場用管理装置へ伝送可能
となるために、コネクタの差し替え接続という簡単な作
業でもって純粋な不利益情報を集計可能となる。 請求項
3に記載の本発明によれば、請求項1または請求項2に
記載の発明の効果に加えて、たとえば遊技終了時に付与
価値累積記憶手段に記憶されている累積付与価値に相当
する景品遊技媒体または前記累積付与価値を特定可能な
記録媒体を排出するその排出時に前記価値付与情報を伝
送する場合には、遊技終了時にならなければ価値付与情
報が遊技場用管理装置へ伝送されてくることがなく不利
益情報の集計が遅れてしまう不都合が生ずるが、本発明
の場合には、前記付与価値累積記憶手段への付与価値の
加算記憶時に前記価値付与情報が遊技場用管理装置へ伝
送されてくるために、遊技場用管理装置ではリアルタイ
ムで不利益情報を集計でき、不利益情報の集計が遅れて
しまう不都合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾球遊技機が用いられる遊技用管
理設備装置を示す全体概略構成図である。
【図2】本発明に係る弾球遊技機が使用される遊技場を
示す全体概略構成図である。
【図3】遊技場に設置されているホール用管理コンピュ
ータの概略構成図である。
【図4】本発明に係る弾球遊技機の一例のパチンコ遊技
機を示す全体正面図である。
【図5】カード処理機が設置された状態のパチンコ遊技
機の内部構造を示す全体背面図である。
【図6】パチンコ遊技機に用いられる玉払出装置の横断
面図である。
【図7】パチンコ遊技機に用いられる玉払出装置の縦断
面図である。
【図8】カード処理機に用いられるカードリーダライタ
の構成を示す縦断面図である。
【図9】カード処理機の制御回路を示すブロック図であ
る。
【図10】パチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図
である。
【図11】図9に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図12】図9に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図13】図9に示した制御回路の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図14】図10に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図15】図10に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図16】図10に示した制御回路の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図17】図3に示したホール用管理コンピュータの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図18】第2の実施例におけるパチンコ遊技機の一部
内部構成を示す全体背面図である。
【図19】図14〜図16に示したフローチャートの第
2実施例を示すフローチャートである。
【図20】図17に示したフローチャートたの第2実施
例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第3の実施例を示すパチンコ遊技機
の全体正面図である。
【符号の説明】
70 ホール用管理コンピュータ 100 パチンコ遊技機 764 入賞玉検出器 882 景品玉導出用コネクタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技場に設置された遊技機と、遊技場の
    情報管理を行なうための遊技場用管理装置とを備えた遊
    技場の管理設備装置であって、 前記遊技機の遊技状態が景品遊技媒体を払出したり得点
    を付与したりして遊技者に所定の有価価値を付与するよ
    うに定められた所定遊技状態になったことを検出する所
    定遊技状態検出手段と、 該所定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて所定の有
    価価値を遊技者に付与する価値付与手段と、該価値付与手段による付与価値が所定量に達する毎にそ
    の旨の価値付与情報を前記遊技機から出力して前記遊技
    場用管理装置へ伝送する情報伝送手段 と、を含み、前記価値付与手段が前記価値付与情報を出力するように
    定められている前記所定量の付与価値は、遊技機設置島
    に設置された遊技機に対し玉補給を行なう補給装置が所
    定数の玉補給を行なう毎にその旨の補給情報を出力する
    その所定数の玉補給数に相当する価値に一致しており、 前記遊技場用管理装置は、前記情報伝送手段により伝送
    されてきた前記価値付与情報に基づいて前記遊技場にと
    って不利益となる不利益情報を集計する集計手段を含む
    ことを特徴とする、遊技場の管理設備装置。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、当該遊技機が設置される
    遊技機設置島側に設けられた島側コネクタが接続可能な
    コネクタ接続部を含み、 前記島側コネクタは、遊技機に対し玉補給を行なう補給
    装置側に接続することにより該補給装置が出力した補給
    情報を受入れて前記遊技場用管理装置へ伝送する状態
    と、前記コネクタ接続部に接続して該コネクタ接続部か
    らの出力情報を受入れて前記遊技場用管理装置へ伝送す
    る状態とに差し替え可能であり、 前記価値付与情報が前記コネクタ接続部から出力可能に
    構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の遊
    技場の管理設備装置。
  3. 【請求項3】 前記価値付与手段は、前記所定の有価価
    値が遊技者に付与される毎にその付与価値を累積的に加
    算記憶する付与価値累積記憶手段を含み、遊技終了時に
    前記付与価値累積記憶手段に記憶されている累積付与価
    値に相当する 景品遊技媒体または前記累積付与価値を特
    定可能な記録媒体を排出し、 前記情報伝送手段は、前記付与価値累積記憶手段への付
    与価値の加算記憶時に前記価値付与情報を伝送すること
    を特徴とする、請求項1または請求項2に記載の遊技場
    の管理設備装置。
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