JP2574652C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は音楽演奏装置に関し、特に、従来のレコードやテープとは異なった方
法で、音楽情報を供給し、再生するシステムと装置に関する。 【従来の技術】 従来から、電子楽器を自動的に演奏させるようにした音楽演奏装置が知られて
いる。このような音楽演奏装置は、ミュージックシンセサイザのように電圧情報
で、音高と発音の有無を制御する電子楽器と、楽譜のような演奏情報を記憶し、
その音高や音長の情報を電圧の高低とその持続時間とに変換して出力し、上記ミ
ュージックシンセサイザを制御するようになっている。上記演奏情報は、磁気テ ープに記憶しておき、保存したり、再度、演奏に使えるようになっている。上記
ミュージックシンセサイザの音源の音色は、電圧制御フィルタや電圧制御増幅器
の周波数特性や利得によって決まり、これらも電圧として発生、制御できるよう
になっている。上記音色に関する電圧情報についても、ディジタル化されて、半
導体メモリに記録したり、磁気テープに記録したりできる。 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記したような従来の音楽演奏装置においては、楽譜のような
演奏情報や音色情報などの音楽情報は、いちいち、使用者がつくる必要があり、
非常に煩わしいものであるため、音楽を再生して楽しむことは困難であった。 本発明は、このような従来の課題に鑑み、音楽情報を情報伝達手段を用いて供
給することにより、従来にない音楽再生を可能とする高音質の音楽演奏装置を実
現することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明の音楽演奏装置は、音楽ファイルメモリと
、伝送回線と、端末装置とを備え、上記音楽ファイルメモリには、音源の音色を
表わす音源パラメータと楽譜の音高や音長を含む演奏データとから形成される音
楽情報を記録し、上記端末装置は、上記音楽ファイルメモリから上記伝送回線を
介して伝送されてくる上記音楽情報を記憶する演奏メモリと、楽音合成器と、上
記演奏メモリに記憶した上記音楽情報を読み出して上記音源パラメータが楽音合
成器の合成方法に合致しない形式の場合は上記楽音合成器で使用可能な音源パラ
メータに変換し、変換された音源パラメータを上記楽音合成器に供給する演奏情
報処理装置とを具備したものである。 【作用】 上記構成により、演奏情報処理装置は、伝送回線を介して伝送されてきた音楽
情報を演奏メモリから読み出し、楽音合成器へ供給する時に、音源パラメータを
楽音合成器で合成可能な音源パラメータに変換するので、楽器の音色に合わせて
伝送する音源パラメータの使い分けが為されることとなる。 【実施例】 以下、本発明の音楽演奏装置の実施例について、図面を参照しながら説明する
。 図1は、本発明の音楽演奏装置の一実施例を示したブロック図である。1は、
音楽や画像の種々のデータを記録・処理するセンサである。センサ1は、画像や
音楽のファイルを記録・保存するための画像・音楽ファイル8を中心とした情報
センサ2と、これらのファイルの変換、編集、制御を行なって、送出すべき形態
のファイルにつくり直す、画像音楽変換センサ3とから成る。4,5は情報入力
端末である。このうち4は、画像情報の入力を行なうもので、表示部、操作部、
プリンタ部より成る。5は音楽情報入力用であって、音高や音長を入力する鍵盤
と、これらの入力に際し、種々の指令を行なう操作部を備えている。音楽情報の
入力に際して、表示部を利用することもできる。 6,7は利用者用の末端装置である。端末装置6はテレビジョン12、発音部
15、アダプタ11、回線接続装置10、電話器13から成る。回線接続装置1
0は、電話網のような伝送回線と、電話器13やアダプタ11とを接続する。ア
ダプタ11には発音部15やテレビジョン12が結合されている。リモコンキー
パッド14はリクエスト装置であって、アダプタ11に対して、画像情報や音楽
情報の指定と送出要求をするものである。 画像・音楽ファイル9には、音楽情
報として、つぎのものが記録されている。音楽の曲番号、楽器の音色を表わす音
源パラメータ、楽譜の音高や音長を中心とする演奏データである。また画像・音
楽ファイルには、画像情報として、曲の番号、曲の題名、楽器の種類、リズムの
名前、テンポ、楽譜などの曲に関連するデータが種々の表形式で記録されている
。 リクエスト装置14を用いて、音楽選択モードにし、曲目の表を画像・音楽フ
ァイル9より伝送回線、回線接続装置10、アダプタ11を介してテレビジョン
12に表示し、所望の曲番号をリクエスト装置14により指定すると、その曲の
音楽情報が、画像・音楽ファイル9から呼び出され、伝送回路を介して発音部1
5に転送される。 図2は端末装置6の別の実施例を示すものであって、図1で示したものに、ス
ピーカ16と、ディスクメモリのような記録装置としてメモリ17を付加したも
のである。 図3はアダプタ11と発音部15の実施例のブロック図である。アダプタ11
は、マイクロプロセッサ20、モデムインタフェース21、回線接続インタフェ ース22、リモコンインタフェース23、ハードコピーインタフェース24、読
み出しメモリ25、読み書きメモリ26、表示制御27、画像メモリ28、メモ
リ制御29、表示信号合成30、フロッピーディスクインタフェース32、楽音
発生インタフェース34、および、同期信号・各種クロック発生31から成って
いる。マイクロプロセッサ20は、その周辺機器である21〜29,32,34
からの割り込みを待っており、割り込み対応して、その割り込み処理の内容を判
別し、それぞれの周辺機器との間のデータ転送やデータ変換やデータ演算を行な
う。たとえば、リモコン受信部がリクエストの要求を受信するとリモコンインタ
フェース23は、その生起とリモコン操作の内容をマイクロプロセッサ20に知
らせる。すると回線接続インタフェース24を介して、伝送回線と接続させ、モ
デムインタフェース21を介してリクエスト内容をセンタに送出する。センタか
ら要求に対応したデータが送られてくると、画像情報であれば、画像メモリ28
の中の、メモリ制御29が指示する書き込みアドレスにこれを書き込む。また音
楽情報であれば、音楽発生インタフェース34を介して発音部15に送り込む。
これらの処理の手順は、マイクロコンピュータで周知のプログラム制御により設
計できる。 表示制御27は、マイクロプロセッサ20の指示に従って、画像メモリ28に
書き込みされた画像情報を読み出しながら表示信号合成器30を制御して表示信
号を出力させる。表示信号はテレビジョン12にリクエストした曲の題名、番号
などが表示される。なお、表示制御27と表示信号合成器30は画像情報処理装
置とみなすことができる。 発音部15は、マイクロプロセッサ33、読み書きメモリ(RAM)35,3
8、読み出しメモリ(ROM)36,37、バススイッチ39、楽音合成器40
、DA変換器41、スピーカ42より成る。マイクロプロセッサ33は、つぎの
処理を行なう。 (1)音楽発生インタフェース34を介して、マイクロプロセッサ20が伝送す
る指示に対応して、所定の処理手順を起動する。 (2)音楽発生インタフェース34を介して送られてくる音楽情報をRAM35
,38に書き込む。 (3)RAM38に書き込むときには、バススイッチ39を開き、その他のとき
は閉じる。 (4)マイクロプロセッサ20が指示する音楽発生指示にしたがい、RAM35
の中の演奏情報を読み出し、楽音合成器40に供給する。 ROM36には、上記処理の手順をプログラムしたものが記憶されている。R
AM35には、演奏データが記憶格納される。ROM37には、あらかじめ用意
された音色の音源パラメータが格納されている。 上記マイクロプロセッサ33、RAM35、ROM36、RAM38、バスス
イッチ39は、演奏に関する情報を処理するので演奏処理装置とみなすことがで
きる。RAM35は演奏データメモリとして、RAM38は音色パラメータメモ
リとして働く。RAM35とRAM38は演奏メモリとみなすことができる。 演奏情報としては、複音演奏に対応して、複数のパートi=1〜nに対して、
音源番号gl〜gn、それらの音源パラメータ{pl}〜{pn}、演奏データとし
て、音高と音長の対データ、{P,L}l〜{P,L}n、テンポデータ、移調デ
ータ、繰り返し記号データ、クレッシェンド、デクレッシェンドなどの表現デー
タなどが考えられる。これらすべてが必須ではないが、データが多いほど、表現
が豊かになる。一部のデータについて省略されれば、省略情報を送ることにして
、そのときは、あらかじめ決められたデータ値を代りに使うことができる。たと
えば、音源パラメータのうち、送出しないものについては、ROM37の格納し
てあるパラメータを代用するようにできる。 演奏情報の処理として、指定したパートの演奏を禁止して、いわゆる、マイナ
スワン演奏をさせたり、パートごとの演奏をさせることもできる。 楽音合成器40は、複数のチャンネルを持ち、複音が発生でき、かつ、それぞ
れ、別々の音色が発生できるものを用いる。これらの合成器については、公知の
ものがあるので説明を省く。 上記説明において、アダプタ11と発音部15が接続されたものとしたが、分
離して使ってもよい。たとえば、マイクロプロセッサ20が、まず、アダプタ1
1とメモリ17を接続しておき、音楽情報を一旦、フロッピーディスクメモリに
格納し保存する。上記マイクロプロセッサ20とメモリ17は、それぞれ伝送処 理装置および蓄積メモリとみなすことができる。次に、マイクロプロセッサ20
は、発音部15とメモリ17を接続しておいて、フロッピーディスクメモリから
RAM35,38へ音楽情報を転送するようにしてもよい。上記マイクロプロセ
ッサ20は、蓄積メモリ読み出し装置とみなすことができる。このようにすれば
、演奏を所望する曲の音楽情報を記憶しているフロッピーディスクをメモリ17
に装着し、フロッピーディスクからRAM35,38へ音楽情報を転送する都度
、同じ曲が演奏される。 発音部15に、鍵盤をつけて、実時間的に演奏ができるようにしておいてもよ
い。この場合、上記複数のパートのうちの余ったパートを手動演奏に使うことに
なる。 上記フロッピーディスクメモリの代りに半導体メモリを用いてもよい。 音源パラメータは、楽音合成方法により変わる。減算方式では、フィルタの伝
達特性と音源波形を送ればよい。音声合成に用いられる線形予測符号化方式(L
PC)では、残差の波形と予測係数、正弦波合成では、各高調波成分のスペクト
ルレベルと位相角データ、波形合成では、各波形のサンプル値と、波形の合成重
み係数、変調波と被変調波の周波数、レベル、位相角が、それぞれ音源パラメー
タとなる。 音源パラメータは、楽音合成器40の合成方法と密接に結びついているのが普
通である。しかしそのパラメータを別の合成法に合った形式のパラメータに変更
することは可能である。したがって、楽音合成器40の合成方法に合致した形式
のパラメータでないものが送られてきたときには、変換を行なえば良い。この変
換も、マイクロプロセッサ33と変換手順のプログラムとによって行なうことが
できる。すなわち、送られてきた音源パラメータ(A)を楽音合成器40の合成
方法に適合する音源パラメータ(B)に変換するためには、公知の復号化・符号
化技術を用いて、音源パラメータ(A)を復号化するプログラムをマイクロプロ
セッサ33で実行させる。楽音合成器の形式が波形合成の場合には復号化された
データをそのまま音源パラメータ(B)として、また楽音合成器の形式が波形合
成以外の場合には、復号化されたデータを音源パラメータ(B)に符号化するプ
ログラムをマイクロプロセッサ33で実行させればよい。 なお、上記回線接続装置の代わりに受信装置を設け、送信されてくる音楽情報
を受信して演奏するようにしてもよい。例えば、以上の説明においては所望の曲
のリクエストについて述べたが、上記と同様の動作により、いわゆるBGM(バ
ック・グラウンド・ミュージック)を指定すると、センタ1から送出される所定
の曲が、回線接続装置10を介して利用者端末装置6に受け取られ、これにより
音楽を楽しむことができる。 また、センタ1の画像音楽ファイル9と端末装置6とは必ずしも物理的に遠距
離にある必要はなく、伝送回線を介して接続可能であればよい。 【発明の効果】 以上のように、本発明によれば、演奏情報処理装置は、伝送回線を介して伝送
されてきた音楽情報を演奏メモリから読み出し、楽音合成器へ供給する時に、音
源パラメータを楽音合成器で合成可能な音源パラメータに変換するので、楽器の
音色に合わせて伝送する音源パラメータの使い分けができる。 また、音楽を音楽情報として音楽ファイルメモリに用意しておき、これを伝送
してから利用するので、音楽ファイルメモリ及び演奏メモリのメモリ容量を小さ
くすることができる。 また、音楽を楽譜とほぼ等価な形式で送るから、音楽の部分的変更が可能であ
る。たとえば、テンポ、音高、パートの一部の変更等ができ、これらは音楽の訓
練や教育にも使用できる。また、音源パラメータを伝送するようにしているため
、曲目に合った音源を使用することができ、プログラムの雰囲気に合った音楽の
伝送と再生が可能である。
法で、音楽情報を供給し、再生するシステムと装置に関する。 【従来の技術】 従来から、電子楽器を自動的に演奏させるようにした音楽演奏装置が知られて
いる。このような音楽演奏装置は、ミュージックシンセサイザのように電圧情報
で、音高と発音の有無を制御する電子楽器と、楽譜のような演奏情報を記憶し、
その音高や音長の情報を電圧の高低とその持続時間とに変換して出力し、上記ミ
ュージックシンセサイザを制御するようになっている。上記演奏情報は、磁気テ ープに記憶しておき、保存したり、再度、演奏に使えるようになっている。上記
ミュージックシンセサイザの音源の音色は、電圧制御フィルタや電圧制御増幅器
の周波数特性や利得によって決まり、これらも電圧として発生、制御できるよう
になっている。上記音色に関する電圧情報についても、ディジタル化されて、半
導体メモリに記録したり、磁気テープに記録したりできる。 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記したような従来の音楽演奏装置においては、楽譜のような
演奏情報や音色情報などの音楽情報は、いちいち、使用者がつくる必要があり、
非常に煩わしいものであるため、音楽を再生して楽しむことは困難であった。 本発明は、このような従来の課題に鑑み、音楽情報を情報伝達手段を用いて供
給することにより、従来にない音楽再生を可能とする高音質の音楽演奏装置を実
現することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本発明の音楽演奏装置は、音楽ファイルメモリと
、伝送回線と、端末装置とを備え、上記音楽ファイルメモリには、音源の音色を
表わす音源パラメータと楽譜の音高や音長を含む演奏データとから形成される音
楽情報を記録し、上記端末装置は、上記音楽ファイルメモリから上記伝送回線を
介して伝送されてくる上記音楽情報を記憶する演奏メモリと、楽音合成器と、上
記演奏メモリに記憶した上記音楽情報を読み出して上記音源パラメータが楽音合
成器の合成方法に合致しない形式の場合は上記楽音合成器で使用可能な音源パラ
メータに変換し、変換された音源パラメータを上記楽音合成器に供給する演奏情
報処理装置とを具備したものである。 【作用】 上記構成により、演奏情報処理装置は、伝送回線を介して伝送されてきた音楽
情報を演奏メモリから読み出し、楽音合成器へ供給する時に、音源パラメータを
楽音合成器で合成可能な音源パラメータに変換するので、楽器の音色に合わせて
伝送する音源パラメータの使い分けが為されることとなる。 【実施例】 以下、本発明の音楽演奏装置の実施例について、図面を参照しながら説明する
。 図1は、本発明の音楽演奏装置の一実施例を示したブロック図である。1は、
音楽や画像の種々のデータを記録・処理するセンサである。センサ1は、画像や
音楽のファイルを記録・保存するための画像・音楽ファイル8を中心とした情報
センサ2と、これらのファイルの変換、編集、制御を行なって、送出すべき形態
のファイルにつくり直す、画像音楽変換センサ3とから成る。4,5は情報入力
端末である。このうち4は、画像情報の入力を行なうもので、表示部、操作部、
プリンタ部より成る。5は音楽情報入力用であって、音高や音長を入力する鍵盤
と、これらの入力に際し、種々の指令を行なう操作部を備えている。音楽情報の
入力に際して、表示部を利用することもできる。 6,7は利用者用の末端装置である。端末装置6はテレビジョン12、発音部
15、アダプタ11、回線接続装置10、電話器13から成る。回線接続装置1
0は、電話網のような伝送回線と、電話器13やアダプタ11とを接続する。ア
ダプタ11には発音部15やテレビジョン12が結合されている。リモコンキー
パッド14はリクエスト装置であって、アダプタ11に対して、画像情報や音楽
情報の指定と送出要求をするものである。 画像・音楽ファイル9には、音楽情
報として、つぎのものが記録されている。音楽の曲番号、楽器の音色を表わす音
源パラメータ、楽譜の音高や音長を中心とする演奏データである。また画像・音
楽ファイルには、画像情報として、曲の番号、曲の題名、楽器の種類、リズムの
名前、テンポ、楽譜などの曲に関連するデータが種々の表形式で記録されている
。 リクエスト装置14を用いて、音楽選択モードにし、曲目の表を画像・音楽フ
ァイル9より伝送回線、回線接続装置10、アダプタ11を介してテレビジョン
12に表示し、所望の曲番号をリクエスト装置14により指定すると、その曲の
音楽情報が、画像・音楽ファイル9から呼び出され、伝送回路を介して発音部1
5に転送される。 図2は端末装置6の別の実施例を示すものであって、図1で示したものに、ス
ピーカ16と、ディスクメモリのような記録装置としてメモリ17を付加したも
のである。 図3はアダプタ11と発音部15の実施例のブロック図である。アダプタ11
は、マイクロプロセッサ20、モデムインタフェース21、回線接続インタフェ ース22、リモコンインタフェース23、ハードコピーインタフェース24、読
み出しメモリ25、読み書きメモリ26、表示制御27、画像メモリ28、メモ
リ制御29、表示信号合成30、フロッピーディスクインタフェース32、楽音
発生インタフェース34、および、同期信号・各種クロック発生31から成って
いる。マイクロプロセッサ20は、その周辺機器である21〜29,32,34
からの割り込みを待っており、割り込み対応して、その割り込み処理の内容を判
別し、それぞれの周辺機器との間のデータ転送やデータ変換やデータ演算を行な
う。たとえば、リモコン受信部がリクエストの要求を受信するとリモコンインタ
フェース23は、その生起とリモコン操作の内容をマイクロプロセッサ20に知
らせる。すると回線接続インタフェース24を介して、伝送回線と接続させ、モ
デムインタフェース21を介してリクエスト内容をセンタに送出する。センタか
ら要求に対応したデータが送られてくると、画像情報であれば、画像メモリ28
の中の、メモリ制御29が指示する書き込みアドレスにこれを書き込む。また音
楽情報であれば、音楽発生インタフェース34を介して発音部15に送り込む。
これらの処理の手順は、マイクロコンピュータで周知のプログラム制御により設
計できる。 表示制御27は、マイクロプロセッサ20の指示に従って、画像メモリ28に
書き込みされた画像情報を読み出しながら表示信号合成器30を制御して表示信
号を出力させる。表示信号はテレビジョン12にリクエストした曲の題名、番号
などが表示される。なお、表示制御27と表示信号合成器30は画像情報処理装
置とみなすことができる。 発音部15は、マイクロプロセッサ33、読み書きメモリ(RAM)35,3
8、読み出しメモリ(ROM)36,37、バススイッチ39、楽音合成器40
、DA変換器41、スピーカ42より成る。マイクロプロセッサ33は、つぎの
処理を行なう。 (1)音楽発生インタフェース34を介して、マイクロプロセッサ20が伝送す
る指示に対応して、所定の処理手順を起動する。 (2)音楽発生インタフェース34を介して送られてくる音楽情報をRAM35
,38に書き込む。 (3)RAM38に書き込むときには、バススイッチ39を開き、その他のとき
は閉じる。 (4)マイクロプロセッサ20が指示する音楽発生指示にしたがい、RAM35
の中の演奏情報を読み出し、楽音合成器40に供給する。 ROM36には、上記処理の手順をプログラムしたものが記憶されている。R
AM35には、演奏データが記憶格納される。ROM37には、あらかじめ用意
された音色の音源パラメータが格納されている。 上記マイクロプロセッサ33、RAM35、ROM36、RAM38、バスス
イッチ39は、演奏に関する情報を処理するので演奏処理装置とみなすことがで
きる。RAM35は演奏データメモリとして、RAM38は音色パラメータメモ
リとして働く。RAM35とRAM38は演奏メモリとみなすことができる。 演奏情報としては、複音演奏に対応して、複数のパートi=1〜nに対して、
音源番号gl〜gn、それらの音源パラメータ{pl}〜{pn}、演奏データとし
て、音高と音長の対データ、{P,L}l〜{P,L}n、テンポデータ、移調デ
ータ、繰り返し記号データ、クレッシェンド、デクレッシェンドなどの表現デー
タなどが考えられる。これらすべてが必須ではないが、データが多いほど、表現
が豊かになる。一部のデータについて省略されれば、省略情報を送ることにして
、そのときは、あらかじめ決められたデータ値を代りに使うことができる。たと
えば、音源パラメータのうち、送出しないものについては、ROM37の格納し
てあるパラメータを代用するようにできる。 演奏情報の処理として、指定したパートの演奏を禁止して、いわゆる、マイナ
スワン演奏をさせたり、パートごとの演奏をさせることもできる。 楽音合成器40は、複数のチャンネルを持ち、複音が発生でき、かつ、それぞ
れ、別々の音色が発生できるものを用いる。これらの合成器については、公知の
ものがあるので説明を省く。 上記説明において、アダプタ11と発音部15が接続されたものとしたが、分
離して使ってもよい。たとえば、マイクロプロセッサ20が、まず、アダプタ1
1とメモリ17を接続しておき、音楽情報を一旦、フロッピーディスクメモリに
格納し保存する。上記マイクロプロセッサ20とメモリ17は、それぞれ伝送処 理装置および蓄積メモリとみなすことができる。次に、マイクロプロセッサ20
は、発音部15とメモリ17を接続しておいて、フロッピーディスクメモリから
RAM35,38へ音楽情報を転送するようにしてもよい。上記マイクロプロセ
ッサ20は、蓄積メモリ読み出し装置とみなすことができる。このようにすれば
、演奏を所望する曲の音楽情報を記憶しているフロッピーディスクをメモリ17
に装着し、フロッピーディスクからRAM35,38へ音楽情報を転送する都度
、同じ曲が演奏される。 発音部15に、鍵盤をつけて、実時間的に演奏ができるようにしておいてもよ
い。この場合、上記複数のパートのうちの余ったパートを手動演奏に使うことに
なる。 上記フロッピーディスクメモリの代りに半導体メモリを用いてもよい。 音源パラメータは、楽音合成方法により変わる。減算方式では、フィルタの伝
達特性と音源波形を送ればよい。音声合成に用いられる線形予測符号化方式(L
PC)では、残差の波形と予測係数、正弦波合成では、各高調波成分のスペクト
ルレベルと位相角データ、波形合成では、各波形のサンプル値と、波形の合成重
み係数、変調波と被変調波の周波数、レベル、位相角が、それぞれ音源パラメー
タとなる。 音源パラメータは、楽音合成器40の合成方法と密接に結びついているのが普
通である。しかしそのパラメータを別の合成法に合った形式のパラメータに変更
することは可能である。したがって、楽音合成器40の合成方法に合致した形式
のパラメータでないものが送られてきたときには、変換を行なえば良い。この変
換も、マイクロプロセッサ33と変換手順のプログラムとによって行なうことが
できる。すなわち、送られてきた音源パラメータ(A)を楽音合成器40の合成
方法に適合する音源パラメータ(B)に変換するためには、公知の復号化・符号
化技術を用いて、音源パラメータ(A)を復号化するプログラムをマイクロプロ
セッサ33で実行させる。楽音合成器の形式が波形合成の場合には復号化された
データをそのまま音源パラメータ(B)として、また楽音合成器の形式が波形合
成以外の場合には、復号化されたデータを音源パラメータ(B)に符号化するプ
ログラムをマイクロプロセッサ33で実行させればよい。 なお、上記回線接続装置の代わりに受信装置を設け、送信されてくる音楽情報
を受信して演奏するようにしてもよい。例えば、以上の説明においては所望の曲
のリクエストについて述べたが、上記と同様の動作により、いわゆるBGM(バ
ック・グラウンド・ミュージック)を指定すると、センタ1から送出される所定
の曲が、回線接続装置10を介して利用者端末装置6に受け取られ、これにより
音楽を楽しむことができる。 また、センタ1の画像音楽ファイル9と端末装置6とは必ずしも物理的に遠距
離にある必要はなく、伝送回線を介して接続可能であればよい。 【発明の効果】 以上のように、本発明によれば、演奏情報処理装置は、伝送回線を介して伝送
されてきた音楽情報を演奏メモリから読み出し、楽音合成器へ供給する時に、音
源パラメータを楽音合成器で合成可能な音源パラメータに変換するので、楽器の
音色に合わせて伝送する音源パラメータの使い分けができる。 また、音楽を音楽情報として音楽ファイルメモリに用意しておき、これを伝送
してから利用するので、音楽ファイルメモリ及び演奏メモリのメモリ容量を小さ
くすることができる。 また、音楽を楽譜とほぼ等価な形式で送るから、音楽の部分的変更が可能であ
る。たとえば、テンポ、音高、パートの一部の変更等ができ、これらは音楽の訓
練や教育にも使用できる。また、音源パラメータを伝送するようにしているため
、曲目に合った音源を使用することができ、プログラムの雰囲気に合った音楽の
伝送と再生が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の一実施例のブロック図
【図2】
本発明の他の実施例のブロック図
【図3】
本発明のより具体的な構成図
【符号の説明】
8,9 音楽ファイルメモリ
14 リクエスト装置
33 マイクロプロセッサ
35 演奏データメモリ
38 音源パラメータメモリ
40 楽音合成器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 音楽ファイルメモリと、伝送回線と、端末装置とを備え、 上記音楽ファイルメモリには、音源の音色を表わす音源パラメータと楽譜の音
高や音長を含む演奏データとから形成される音楽情報を記録し、 上記端末装置は、上記音楽ファイルメモリから上記伝送回線を介して伝送され
てくる上記音楽情報を記憶する演奏メモリと、楽音合成器と、上記演奏メモリに
記憶した上記音楽情報を読み出して上記音源パラメータが楽音合成器の合成方法
に合致しない形式の場合は上記楽音合成器で使用可能な音源パラメータに変換し
、変換された音源パラメータを上記楽音合成器に供給する演奏情報処理装置とを
具備した音楽演奏装置。 【請求項2】 音楽ファイルメモリから伝送回線を介して伝送されてくる音源
の音色を表わす音源パラメータと楽譜の音高や音長を含む演奏データとから形成
される音楽情報を記録する演奏メモリと、楽音合成器と、上記演奏メモリに記憶
した上記音楽情報を読み出して上記音源パラメータが楽音合成器の合成方法に合
致しない形式の場合は上記楽音合成器で使用可能な音源パラメータに変換し、変
換された音源パラメータを上記楽音合成器に供給する演奏情報処理装置とを具備
した音楽演奏装置。
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