JP2574606Y2 - 複合半導体装置 - Google Patents
複合半導体装置Info
- Publication number
- JP2574606Y2 JP2574606Y2 JP1991081081U JP8108191U JP2574606Y2 JP 2574606 Y2 JP2574606 Y2 JP 2574606Y2 JP 1991081081 U JP1991081081 U JP 1991081081U JP 8108191 U JP8108191 U JP 8108191U JP 2574606 Y2 JP2574606 Y2 JP 2574606Y2
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- Japan
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- terminal
- semiconductor device
- composite semiconductor
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- input terminal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複合半導体装置に関
し、特に絶縁ケースの外部に導出される外部端子の構造
に関するものである。
し、特に絶縁ケースの外部に導出される外部端子の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の複合半導体装置の回路構成を図
7に示す。図は、ダイオード素子D1〜D6が図示のよ
うに接続された三相全波整流回路であり、AC1,AC
2,AC3が三相交流の入力端子、+,−が直流出力端
子である。これらのダイオード素子D1〜D6は、図6
に示す絶縁ケース1内に収納され、所定の回路を構成す
るように内部で結線されている。絶縁ケース1の裏面側
には、放熱板2が露出している。また、絶縁ケース1の
上面には、図5に示すように、該絶縁ケース1の内部か
ら外部に導出されたAC1,AC2,AC3の入力端子
3a,3b,3cと、+,−の直流出力端子4a,4b
とが直角に折曲げられいる。これらの入力端子3a,3
b,3cは、板状導体により形成され、その先端部に
は、ねじ挿通孔5が形成されている。これらのねじ挿通
孔5の直下には、絶縁ケース1に設けた凹部に図示を省
略したナットが収納され、このナットを直角に折曲げら
れた入力端子3a,3b,3c及び直流出力端子4a,
4bの先端部により上面から押さえ、ナットが飛び出さ
ないようになっている。なお、互いのナットのねじ径及
びねじ挿通孔5の孔径は、それぞれ同一寸法となってい
る。
7に示す。図は、ダイオード素子D1〜D6が図示のよ
うに接続された三相全波整流回路であり、AC1,AC
2,AC3が三相交流の入力端子、+,−が直流出力端
子である。これらのダイオード素子D1〜D6は、図6
に示す絶縁ケース1内に収納され、所定の回路を構成す
るように内部で結線されている。絶縁ケース1の裏面側
には、放熱板2が露出している。また、絶縁ケース1の
上面には、図5に示すように、該絶縁ケース1の内部か
ら外部に導出されたAC1,AC2,AC3の入力端子
3a,3b,3cと、+,−の直流出力端子4a,4b
とが直角に折曲げられいる。これらの入力端子3a,3
b,3cは、板状導体により形成され、その先端部に
は、ねじ挿通孔5が形成されている。これらのねじ挿通
孔5の直下には、絶縁ケース1に設けた凹部に図示を省
略したナットが収納され、このナットを直角に折曲げら
れた入力端子3a,3b,3c及び直流出力端子4a,
4bの先端部により上面から押さえ、ナットが飛び出さ
ないようになっている。なお、互いのナットのねじ径及
びねじ挿通孔5の孔径は、それぞれ同一寸法となってい
る。
【0003】上記の入力端子3a,3b,3c及び直流
出力端子4a,4bには、図示を省略した外部導体部材
がねじ6により固定される。なお、本体7の長手方向の
両端には、切欠部8及び透孔9が設けられ、この切欠部
8及び透孔9を利用して本体7を他の放熱体等に取り付
けるものである。上記のように構成の複合半導体装置の
場合、各端子に流れる電流は均一ではなく、端子によっ
てその値は異なっている。例えば、三相全波整流回路を
構成した場合、AC1,AC2,AC3の入力端子3
a,3b,3cには、一相分の電流しか流れないが、
+,−の直流出力端子4a,4bには、これらを合計し
た3倍の電流が流れる。この場合の端子幅の設計は、最
大の電流が流れる+,−の直流出力端子4a,4bに合
わせてその大きさを決め、入力端子3a,3b,3cも
直流出力端子4a,4bと同一の大きさにしている。ま
た、外部導体部材をねじ止めするねじについても同一ね
じ径のものを使用するようにしている。ここで、同一ね
じ径のねじを使用するのは、部品の種類を増加させず、
また、自動組立工程での取扱い上の便宜等のためであ
る。
出力端子4a,4bには、図示を省略した外部導体部材
がねじ6により固定される。なお、本体7の長手方向の
両端には、切欠部8及び透孔9が設けられ、この切欠部
8及び透孔9を利用して本体7を他の放熱体等に取り付
けるものである。上記のように構成の複合半導体装置の
場合、各端子に流れる電流は均一ではなく、端子によっ
てその値は異なっている。例えば、三相全波整流回路を
構成した場合、AC1,AC2,AC3の入力端子3
a,3b,3cには、一相分の電流しか流れないが、
+,−の直流出力端子4a,4bには、これらを合計し
た3倍の電流が流れる。この場合の端子幅の設計は、最
大の電流が流れる+,−の直流出力端子4a,4bに合
わせてその大きさを決め、入力端子3a,3b,3cも
直流出力端子4a,4bと同一の大きさにしている。ま
た、外部導体部材をねじ止めするねじについても同一ね
じ径のものを使用するようにしている。ここで、同一ね
じ径のねじを使用するのは、部品の種類を増加させず、
また、自動組立工程での取扱い上の便宜等のためであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の複合
半導体装置では、各端子の電流に合った端子幅に設計が
できず、例えば、上記のような三相全波整流回路ではA
C1,AC2,AC3の入力端子3a,3b,3cが最
大の電流が流れる直流出力端子の端子幅に合わせてある
ために必要以上にその寸法が大きくなり、材料取りとし
て不経済であった。一方、端子の寸法を、流れる電流の
大きさに相応させて変えた場合には、ねじの寸法も変え
なければならず、複数の異なるねじ径のねじを使用する
ことになり、取扱いに不便であった。
半導体装置では、各端子の電流に合った端子幅に設計が
できず、例えば、上記のような三相全波整流回路ではA
C1,AC2,AC3の入力端子3a,3b,3cが最
大の電流が流れる直流出力端子の端子幅に合わせてある
ために必要以上にその寸法が大きくなり、材料取りとし
て不経済であった。一方、端子の寸法を、流れる電流の
大きさに相応させて変えた場合には、ねじの寸法も変え
なければならず、複数の異なるねじ径のねじを使用する
ことになり、取扱いに不便であった。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、各端子の寸法を該端子に流れる
電流に相応した大きさとし、かつ、同一ねじ径のねじを
使用できるようにし、取扱い及び使用上の便宜を図り得
る端子構造を備えた複合半導体装置を提供することを目
的とするものである。
ためになされたもので、各端子の寸法を該端子に流れる
電流に相応した大きさとし、かつ、同一ねじ径のねじを
使用できるようにし、取扱い及び使用上の便宜を図り得
る端子構造を備えた複合半導体装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案の複合半導体装
置は、絶縁ケースの内部に半導体素子が封入され、該絶
縁ケースの外部にねじ挿通孔を有する板状端子が導出さ
れた複合半導体装置において、交流入力端子の幅よりも
直流出力端子の幅を大きくし、前記交流入力端子には1
個のねじ挿通孔を形成し、前記直流入力端子には、前記
交流入力端子に形成したねじ挿通孔と同一径のねじ挿通
孔を複数個形成したことを特徴とするものである。
置は、絶縁ケースの内部に半導体素子が封入され、該絶
縁ケースの外部にねじ挿通孔を有する板状端子が導出さ
れた複合半導体装置において、交流入力端子の幅よりも
直流出力端子の幅を大きくし、前記交流入力端子には1
個のねじ挿通孔を形成し、前記直流入力端子には、前記
交流入力端子に形成したねじ挿通孔と同一径のねじ挿通
孔を複数個形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案の複合半導体装置は、外部端子の寸法を
該外部端子に流れる電流の大きさに相応する大きさと
し、従来のように、最大の電流が流れる端子の大きさに
すべての端子の寸法を合わせることがなくなり、材料取
りの無駄が省け、製造コストを低減することができる。
また、同一ねじ径のねじを使用するので、自動組立工程
等での取扱上の便宜が図られる。
該外部端子に流れる電流の大きさに相応する大きさと
し、従来のように、最大の電流が流れる端子の大きさに
すべての端子の寸法を合わせることがなくなり、材料取
りの無駄が省け、製造コストを低減することができる。
また、同一ねじ径のねじを使用するので、自動組立工程
等での取扱上の便宜が図られる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は本考案の複合半導体装置の平面図、図2は
その正面図、図3は直流出力端子の斜視図、図4は交流
入力端子の斜視図である。これらの図において、10は
複合半導体装置の全体を示す。本考案では、この複合半
導体装置10の交流入力端子13a,13b,13cの
幅を基準にすると、+,−の直流出力端子14a,14
bの幅をその2倍以上の幅に設定し、かつ、ねじ挿通孔
15も前記交流入力端子13a等のねじ挿通孔15と同
一孔径のものを直流出力端子14a,14b側に2箇所
設けてある。上記入力端子13a,13b,13cの端
子幅は、それぞれ同一寸法に形成され、図4に交流入力
端子13aのみを代表例として示す。この図から明かな
ように、交流入力端子13aは、全体として略L字状に
形成され、先端部両側面に設けた切欠部16から直角に
折曲げる構成となっている。
する。図1は本考案の複合半導体装置の平面図、図2は
その正面図、図3は直流出力端子の斜視図、図4は交流
入力端子の斜視図である。これらの図において、10は
複合半導体装置の全体を示す。本考案では、この複合半
導体装置10の交流入力端子13a,13b,13cの
幅を基準にすると、+,−の直流出力端子14a,14
bの幅をその2倍以上の幅に設定し、かつ、ねじ挿通孔
15も前記交流入力端子13a等のねじ挿通孔15と同
一孔径のものを直流出力端子14a,14b側に2箇所
設けてある。上記入力端子13a,13b,13cの端
子幅は、それぞれ同一寸法に形成され、図4に交流入力
端子13aのみを代表例として示す。この図から明かな
ように、交流入力端子13aは、全体として略L字状に
形成され、先端部両側面に設けた切欠部16から直角に
折曲げる構成となっている。
【0009】上記直流出力端子14a,14bも互いに
同一寸法に形成され、図3に直流出力端子14aのみを
代表例として示す。上記と同様に直流出力端子14aも
全体として略L字状に形成され、先端部両側面に設けた
切欠部16から直角に折曲げる構成となっている。上記
の構成によれば、交流入力電流と交流入力端子13a,
13b,13c及び直流出力電流と直流出力端子14
a,14bとのバランスが適正となり、特に、直流出力
端子14a,14bの端子幅に交流入力端子13a,1
3b,13c側の端子幅を合わせることなく、入力電流
に応じた端子幅としているため、材料取りの無駄が省
け、製造コストを低減することができる。また、直流出
力端子14a,14b側には、2箇所のねじ挿通孔15
が設けてあるため、外部導体部材との接続が確実となる
利点を有する。さらに、この複合半導体装置を使用する
場合に、各端子に配線板を取り付けるのに同一径のねじ
を使用できるように、各端子のねじ径を同一にしてある
ため、例えば自動機を使用して配線作業が容易に行なう
ことできる。
同一寸法に形成され、図3に直流出力端子14aのみを
代表例として示す。上記と同様に直流出力端子14aも
全体として略L字状に形成され、先端部両側面に設けた
切欠部16から直角に折曲げる構成となっている。上記
の構成によれば、交流入力電流と交流入力端子13a,
13b,13c及び直流出力電流と直流出力端子14
a,14bとのバランスが適正となり、特に、直流出力
端子14a,14bの端子幅に交流入力端子13a,1
3b,13c側の端子幅を合わせることなく、入力電流
に応じた端子幅としているため、材料取りの無駄が省
け、製造コストを低減することができる。また、直流出
力端子14a,14b側には、2箇所のねじ挿通孔15
が設けてあるため、外部導体部材との接続が確実となる
利点を有する。さらに、この複合半導体装置を使用する
場合に、各端子に配線板を取り付けるのに同一径のねじ
を使用できるように、各端子のねじ径を同一にしてある
ため、例えば自動機を使用して配線作業が容易に行なう
ことできる。
【0010】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、外部端
子の寸法を該外部端子に流れる電流の大きさに相応する
大きさとしたので、従来のように、最大の電流が流れる
端子の大きさにすべての端子の寸法を合わせる必要がな
くなり、材料取りの無駄が省け製造コストを低減するこ
とができる。また、同一ねじ径のねじを使用するので、
自動組立行程等での取扱上の便宜が図られるとともに、
直流出力端子側は、外部導体部材と2箇所でねじ止めす
ることができるため、その接続が確実となるなどの効果
がある。
子の寸法を該外部端子に流れる電流の大きさに相応する
大きさとしたので、従来のように、最大の電流が流れる
端子の大きさにすべての端子の寸法を合わせる必要がな
くなり、材料取りの無駄が省け製造コストを低減するこ
とができる。また、同一ねじ径のねじを使用するので、
自動組立行程等での取扱上の便宜が図られるとともに、
直流出力端子側は、外部導体部材と2箇所でねじ止めす
ることができるため、その接続が確実となるなどの効果
がある。
【図1】本考案の複合半導体装置の平面図である。
【図2】上記複合半導体装置の正面図である。
【図3】上記複合半導体装置に用いる直流出力端子の斜
視図である。
視図である。
【図4】上記複合半導体装置に用いる交流入力端子の斜
視図である。
視図である。
【図5】従来の複合半導体装置の平面図である。
【図6】上記従来の複合半導体装置の正面図である。
【図7】本考案及び従来の複合半導体装置の回路構成図
である。
である。
1 絶縁ケース 10 複合半導体装置 13a 交流入力端子 13b 交流入力端子 13c 交流入力端子 14a 直流入力端子 14b 直流入力端子 15 ねじ挿通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁ケースの内部に半導体素子が封入さ
れ、該絶縁ケースの外部にねじ挿通孔を有する板状端子
が導出された複合半導体装置において、交流入力端子の幅よりも直流出力端子の幅を大きくし、
前記交流入力端子には1個のねじ挿通孔を形成し、前記
直流入力端子には、前記交流入力端子に形成したねじ挿
通孔と同一径のねじ挿通孔を複数個形成したことを特徴
とする複合半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081081U JP2574606Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 複合半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991081081U JP2574606Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 複合半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525740U JPH0525740U (ja) | 1993-04-02 |
JP2574606Y2 true JP2574606Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13736442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991081081U Expired - Fee Related JP2574606Y2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | 複合半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574606Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8743917B2 (en) | 2009-12-14 | 2014-06-03 | Panasonic Corporation | Wavelength conversion light source, optical element and image display device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02270357A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-05 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP1991081081U patent/JP2574606Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8743917B2 (en) | 2009-12-14 | 2014-06-03 | Panasonic Corporation | Wavelength conversion light source, optical element and image display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0525740U (ja) | 1993-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |