JP2574072Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2574072Y2
JP2574072Y2 JP1992058249U JP5824992U JP2574072Y2 JP 2574072 Y2 JP2574072 Y2 JP 2574072Y2 JP 1992058249 U JP1992058249 U JP 1992058249U JP 5824992 U JP5824992 U JP 5824992U JP 2574072 Y2 JP2574072 Y2 JP 2574072Y2
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茂光 青木
武 山下
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株式会社高見澤電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用の電装品、空
調機等に適する電磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の居住性の向上および屋内
での快適性が要求される中で、間欠ワイパー、フラッシ
ャー、エアコン、冷機等に使用される電磁継電器の作動
音の静粛化が求められている。従来、電磁継電器の作動
音の静粛化を考慮した構造のものは、出願人が開示した
実願平3−73445号(図4参照)に示すように、接
極子6に固着された磁性部材の一端を折曲げ形成して自
由端とした構成のものがある。
【0003】しかしながら、この構造においては負荷を
開閉する際に発生する接点の消耗粉が接極子6と該接極
子に固着した磁性部材7の自由端側に形成される隙間G
に侵入し、このため動作時に接極子6と鉄心頭部4aと
の密着性が阻害されて、接点間の接触力が低下し、接点
の寿命を短くする恐れがある。
【0004】本考案は、このような従来の課題を解決す
るものであり、小形で低コストで簡易な構造からなり、
接極子6と磁性部材7との隙間に異物が侵入しない構造
の電磁継電器を提供することにある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の課題を
解決するために、接極子6に配設した磁性部材7の一端
を折曲げ形成した構造において、該磁性部材7の自由端
側に形成される間隙Gより長い凸部6aを接極子6の自
由側先端に設けるように構成したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の電磁継電器の構
成を実施例に基づいて詳細に説明すると、図1は本考案
の電磁継電器の実施例を示す正面図である。図中1は巻
枠2の胴部外周に巻回されたコイル、3はL字形の継
鉄、4は鉄心で巻枠2の胴部を貫通してその先端が前記
継鉄3の下部に固定されている。5は可動接点ばねで接
極子6の外側面に取り付けられ、その他端は継鉄3の側
部に装着されている。5aは可動接点で前記可動接点ば
ね5の自由端側に固定されている。8は固定接点で8a
はメーク固定接点側、8bはブレーク固定接点側を示
し、固定接点ばね9a,9bにそれぞれ固定されてい
る。
【0007】磁性部材7は鉄心頭部4aと対向する位置
の接極子6に溶接等により固着されている。磁性部材7
の一端は自由端になるように折り曲げられて、接極子6
の自由端側で接極子6の面より浮く(離れる)ように構
成してある。接極子6の自由端側は磁性部材7が固着さ
れる側の面方向に凸部6aを設け、接極子6と磁性部材
7とで形成されている隙間(浮き部分)Gを接点側から
見て覆うように構成したものである。また、図2(c)
に示すように接極子6の自由端側に設けた凸部6aは、
接極子6を潰し加工したり、折り曲げ加工したり、また
は押し出し加工する等、製造し易い加工方法で行えるの
で、その製造は極めて容易である。
【0008】本考案は、前記課題を解決するために、さ
らに次の手段を提案する。第一の手段は、図1,図2の
(c)に示すように、接極子6の自由端側の先端部に磁
性部材7を覆うように凸部6aを設けた構成のものであ
り、第2の手段としては、図2の(a),(b)および
図3の(a),(b)に示すように、磁性部材7が取り
付けられる接極子6の部分6eを除き、磁性部材7が位
置する部分の接極子6に凹部6bを設けた構成のもので
ある。
【0009】
【実施例1】次に、本考案の一実施例に係る電磁継電器
の動作を図1に基づいて詳細に説明すると、今コイル1
に電圧を印加し鉄心4を励磁させると、接極子6が鉄心
頭部4aに磁性部材7を挟むように吸着され、このこと
により可動接点5aが固定接点8aに接触しモータ等の
負荷に接続されている回路を閉成する。この時に接点間
にアーク放電が発生して接点の消耗粉がその周囲に飛散
する。この場合、接極子6と磁性部材7は鉄心頭部4a
に密着しており、かつ接極子6の自由端側の先端部に磁
性部材7が固定されている面の方へ凸部6aが設けられ
ており、接極子6と磁性部材7とで形成される間隙Gを
覆っているため、前記飛散した接点の消耗粉の異物が間
隙G内へ侵入することはない。
【0010】また、この場合、磁性部材7はその一端が
曲げられて弾性を持たせてあるため鉄心頭部4aと接極
子6との衝突および可動接点5aとメーク側固定接点8
aとの衝突を緩和せしめ、電磁継電器の作動音を小さく
している。
【0011】上記の動作状態からコイル1の通電を遮断
して鉄心4を非励磁にさせると、接極子6が鉄心頭部4
aから離脱すると同時に可動接点5aがそのメーク側固
定接点8aから開離し、ブレーク側固定接点8bに接触
する。この場合、メーク接点側の開離時のアーク放電と
ブレーク接点側の閉成時のアーク放電により、接点の消
耗粉が飛散する。しかしながら、接極子6の自由先端部
が磁性部材7が固定されている面の方へ凸部6aが設け
られて、該凸部6aが接極子6と磁性部材7とで形成さ
れる間隙Gを覆っているため、飛散した接点の消耗粉の
異物が前記間隙Gに侵入せず、前記した接触力の低下に
伴う接点寿命の危除性は皆無となる。
【0012】なお、接極子6の形状を図2に示すよう
に、可動接点ばね5が取り付けられる側の面で、かつ接
点に近い方の側の部分を切欠きして、接点粉の粒子より
大きい段差部6cを形成し、可動接点ばね5と接極子6
の間隙Pへ侵入しても前記接点の消耗粉の影響を受けな
いようにしたものを併用するとより効果的である。
【0013】また、接極子6の自由先端部と可動接点5
aとの間に位置する巻枠2の鍔に障壁2aを配設する
と、前記した接点の負荷開閉時に発生する消耗粉がこの
障壁2aにより接極子6と磁性部材7との間に形成され
ている間隙Gに侵入することを防止することが可能であ
るので、これを併用するとより効果的である。
【0014】図2の(a),(b)および図3の
(a),(b)に示すように、接極子6に磁性部材7が
固着される部分を除き、磁性部材7が装着される凹部6
bを負荷開閉により発生する接点の消耗粉の粒子径より
深く設け、前記接点の消耗粉が接極子6と磁性部材7と
で形成される間隙Gへ侵入しても、磁性部材7が接して
いない接極子6の間隙6dより排出され、前記の接点接
触力の低下に伴う接点寿命減少の危険性がなくなる。
【0015】なお、接極子6に設けられた前記接点の消
耗粉が排出される凹部6dの形状は図2(a)ように接
極子6のヒンジ部分まで貫通させたり、図2(b)のよ
うにヒンジ部分の手前で止めておいたり、電磁継電器の
性能に影響を及ぼさない範囲で構成すれば良い。
【0016】
【考案の効果】本考案は前記したように、接極子の自由
側先端に凸部を設けたり、接極子の磁性部材取り付け部
に凹部を設けたりすることによって、本来の開閉動作お
よび静粛性を損なうことなく、接極子の磁性部材との間
隙に負荷開閉により発生する接点の消耗粉が侵入するこ
とを防止し、また侵入した消耗粉を排出できるようにし
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電磁継電器を示す正面
図である。
【図2】本考案の他の実施例に係る電磁継電器の主要な
部分の構成図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る電磁継電器の主要な
部分の構成図である。
【図4】従来の電磁継電器を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・コイル 2・・・・・・巻枠 2a・・・・・障壁 3・・・・・・継鉄 4・・・・・・鉄心 4a・・・・・鉄心頭部 5・・・・・・可動接点ばね 5a・・・・・可動接点 6・・・・・・接極子 6a・・・・・接極子の凸部 6b・・・・・接極子の凹部 6c・・・・・接極子の段差部 6d・・・・・接極子の間隙 7・・・・・・磁性部材 8・・・・・・固定接点 8a・・・・・メーク側固定接点 8b・・・・・ブレーク側固定接点 9・・・・・・固定ばね 9a・・・・・固定接点ばね 9b・・・・・固定接点ばね G・・・・・・間隙 P・・・・・・間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 45/00 H01H 50/00 - 50/02 H01H 50/16 - 50/30

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を備えた固定接点ばねと、前記
    固定接点に対向する可動接点を備えた可動接点ばねと、
    該可動接点ばねを固定した接極子と、該接極子を吸着す
    るための電磁石とを具備し、該電磁石の鉄心頭部と対向
    する位置の接極子に磁性部材を折り曲げて固定して、そ
    の一端を自由端とした電磁継電器において、前記磁性部
    材の自由端側に形成される間隙より長い凸部を前記接極
    子の自由端側の先端に設けたことを特徴とする電磁継電
    器。
  2. 【請求項2】 固定接点を備えた固定接点ばねと、前記
    固定性点に対向する可動接点を備えた可動接点ばねと、
    該可動接点ばねを固定した接極子と、該接極子を吸着す
    るための電磁石とを具備し、該電磁石の鉄心頭部と対向
    する位置の接極子に磁性部材を折り曲げて固定して、そ
    の一端を自由端とした電磁継電器において、前記磁性部
    材が取り付け固定される接極子の部分を除き、磁性部材
    が位置する部分の接極子に凹部を設けたことを特徴とす
    る電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記接極子に可動接点ばねが取り付けら
    れる側の面の自由端部を切り欠きして段差部を形成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁
    継電器。
  4. 【請求項4】 前記接極子の自由端と接点との間に位置
    する巻枠の鍔に障壁を設けたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の電磁継電器。
  5. 【請求項5】 前記接極子に可動接点ばねが取り付けら
    れる側の面の自由端部を切り欠きして段差部を形成し、
    前記接極子の自由端と接点との間に位置する巻枠の鍔に
    障壁を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の電磁継電器。
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JPH069035U JPH069035U (ja) 1994-02-04
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CN108231489B (zh) * 2017-11-29 2024-06-18 厦门宏发汽车电子有限公司 一种对衔铁可靠限位的电磁继电器

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