JP2574049Y2 - 液体の高温加熱装置 - Google Patents

液体の高温加熱装置

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JP2574049Y2
JP2574049Y2 JP1991055904U JP5590491U JP2574049Y2 JP 2574049 Y2 JP2574049 Y2 JP 2574049Y2 JP 1991055904 U JP1991055904 U JP 1991055904U JP 5590491 U JP5590491 U JP 5590491U JP 2574049 Y2 JP2574049 Y2 JP 2574049Y2
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liquid
heat insulating
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temperature heating
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和夫 小玉
諦四 木村
知絋 早坂
美春 片岡
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体の高温加熱装置に
係わり、特には、アンモニア過水、硫酸過水、塩酸過水
等の薬液を用いて、洗浄、エッジング等を高温で行う高
温加熱装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、シリコンウエハの洗浄、エッジン
グ、レジスト剥離等を行うために、図4に示すような高
温サーキュレータ回路に薬液(アンモニア過水、硫酸過
水、塩酸過水、リン酸、硫酸等)を用い、高温にして行
っている。薬液の加熱方法としては、従来は薬液用槽に
テフロンで被覆したヒータを液槽内に入れる方式がある
が、テフロンが破れた場合には薬液が金属汚染するので
信頼性に欠けている。このため、近年では薬液をフイル
ターリングする目的で高温サーキュレータ回路10が用
いられている。高温サーキュレータ回路10は、通常、
処理槽1からベローズ型のポンプ3で吸い込み、図5に
示すような熱交換器5で高温にされた後にフイルタ7で
処理液中に混入している異物を濾過して処理槽1に戻し
ている。処理槽1ではウエハー等を洗浄している。この
高温サーキュレータ回路10の特徴はポンプ3とフイル
ター7との間に加熱装置の熱交換器5を設け、薬液を加
熱している。熱交換器5では石英管11の中に薬液を流
し、石英管11の側からヒータ13で加熱し、その
ータ13の外側にセラミック等からなる断熱材14と、
綿状の断熱材15と鋼板よりなる遮蔽板16で覆ってい
るので極めてクリーンな加熱が行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
は更にシリコンウエハの大型化にともない薬液用槽の容
量の増大、および、ICの容量の増大にともない洗浄度
の向上が望まれている。また、薬液用槽の容量の増大に
反して、温度上昇の待ち時間の短縮、装置の小型化等も
望まれている。このために、熱交換器のパワー(例え
ば、現在では、約2.0Kwから4.0Kwに増加)の
向上が望まれているが、上記従来の加熱装置では熱交換
率が悪いために熱交換器が非常に大型化するという問題
があり、これは、石英管の外側からヒータで加熱して行
っているため熱効率が悪いのと、外側に配設してあるヒ
ータの熱が外部に伝わらないように断熱材でその外側を
遮蔽するために外形形状が大型になっている。このため
に、石英管の内側からヒータで加熱し、ヒータの内側に
セラミック等の断熱材を配置したものを提案している。
しかし、上記の構造では、電源が切られてニクロ線等の
ヒータへの電流が停止し、薬液の流れも停止した場合
に、セラミック等の断熱材に蓄熱されたエネルギーが液
量に対して非常に大きいので二重管の中で薬液が沸騰し
て処理槽から蒸気が吹き出すという問題が生ずる。本考
案は上記問題に着目し、液体の高温加熱装置に係わり、
特には、アンモニア過水、硫酸過水、塩酸過水等の薬液
を用いて、洗浄、エッジング等を高温で行う高温加熱装
置の改良を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
には、本考案に係わる第1の考案では、液体を管の中に
流し、管の内側に配設したヒータより加熱して液体を高
温にする液体の高温加 熱装置において、二重に巻かれた
間の内部に液体を流し、かつ、その一端側に液体の流入
口を、他端側に液体の流出口を配設した管と、管の内方
で、かつ、管に非接触に配設され管内の液体を高温にす
るヒータと、ヒータの内方に配設され、かつ、中空の筒
形状よりなる断熱部材と、からなることを特徴とする
【0005】さらに、第1考案を主体とする第2の考案
では、中空の筒形状の断熱部材には、中空の筒形状の両
端部に断熱部材が詰められていることを特徴とする
【0006】
【作用】上記構成によれば、石英管が二重管で、その内
側にヒータが配置され、さらに、そのヒータの内側に中
空にされたセラミック等の質量の少ない断熱材を配置し
ているために、電流を止めても発熱体の残存エネルギー
が小さいので二重管の中に留まっている液体が沸騰する
ことがない。また、中空にして発熱体の残存エネルギー
を小さくし、さらに、両端に断熱材を配置したので外部
に伝わる熱が小さくなり、その外側に配設する断熱材を
薄くできるので加熱装置が小型になる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の液体の高温加熱装置の実施
例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は本考
案の第1実施例の液体の高温加熱装置の概略を示す全体
構成断面図、図2は図1のZ−Z断面図である。図1に
おいて、石英管51は円筒に二重に巻かれて内部には薬
液が流れる空間になっている。石英管51の一方の下方
には薬液の流入口52が設けられ、他方の上方には流出
口53が設けられている。石英管51の円筒の内方には
円筒の軸芯に平行にヒータ54が石英管51には非接触
で近傍に配設されている。ヒータ54の内方には中空の
セラミック等よりなる断熱材55が配設され発熱体を構
成している。ヒータ54の外方および側方にも綿状の断
熱材56が配設され、また、その外方には鋼板よりなる
被覆材57で被覆されて熱交換器20が構成されてい
る。上記実施例ではヒータは軸芯に平行に配置したが、
円周に沿って一本でスパイラル状に、あるいは、段階状
に配置しても良い。
【0008】上記構成において、次に作動を説明する。
ポンプ1より送られた薬液は下方に配設された流入口5
2より石英管51に入り、石英管51の内方に配設され
た非接触のヒータ54より金属イオンを受けることなく
加熱される。ヒータ54より熱を受けて段々温度が上が
り上部に流れ流出口53より次のフイルタ7に流れる。
そのヒータの内側に中空にされたセラミック等の質量の
少ない断熱材56を配置しているために、電源が切られ
てニクロム線等のヒータ54への電流が停止し、薬液の
流れも停止した場合に発熱体の残存エネルギーが小さい
ので石英管51の中に留まっている薬液が沸騰すること
がない。
【0009】図3は本考案の第2実施例の液体の高温加
熱装置の概略を示す全体構成断面を示し、第1実施例と
同一部品には同一符号を付し説明は省略する。ヒータ5
4の内方には中空のセラミック等よりなる断熱材55が
配設され、中空の断熱材55の両端部には、ほぼヒータ
54の端面(A)と同位置(B)から断熱材61、62
が詰められている。石英管51の外径方向の外方には断
熱材63が、また、中空の断熱材55と両端部の断熱材
61、62の側方にも綿状の断熱材64、65が配設さ
れ、また、その断熱材61と64、65の外方には鋼板
よりなる被覆材58、59で被覆されて熱交換器20が
構成されている。
【0010】上記構成において、次に作動を説明する。
そのヒータの内側に中空にされたセラミック等の質量の
少ない断熱材の発熱体の残存エネルギーが小さいので二
重管の中に留まっている薬液が沸騰することがないし、
また、中空にされた断熱材の中の残存エネルギーが軸芯
方向に配設された断熱材61、62で断熱されるため
に、その外側の断熱材64、65が薄くなり軸芯方向を
短くできる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
石英管の二重管の内側にヒータが配置され、さらに、そ
のヒータの内側に中空にされたセラミック等の質量の少
ない断熱材を配置しているので、電流の停止によりポン
プが止まっても発熱体の残存エネルギーが小さいので二
重管の中に留まっている液体は沸騰しない。また、両端
に断熱材を配置しているので外部に伝わる熱が小さくな
り、その外側に配設する断熱材を薄くでき、加熱装置を
小型にできるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の液体の高温加熱装置の概
略を示す全体構成断面図。
【図2】第1実施例の図1のZ−Z断面図。
【図3】本考案の第2実施例の液体の高温加熱装置の概
略を示す全体構成断面図。
【図4】従来の実施例の薬液の高温加熱装置の概略を示
す全体構成断面図。
【図5】高温サーキュレータ回路図。
【符号の説明】
1 処理槽 3 ベローズ型のポンプ 5 熱交換器 7 フイルター 51 石英管 52 流入口 53 流出口 54 ヒータ 55、61、62 断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 片岡 美春 神奈川県平塚市四之宮2597 小松エレク トロニクス株式会社 電子冷凍機器部内 (56)参考文献 特開 昭62−5045(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/14 F24H 1/16

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を管の中に流し、管の内側に配設し
    たヒータより加熱して液体を高温にする液体の高温加熱
    装置において、二重に巻かれた間の内部に液体を流し、
    かつ、その一端側に液体の流入口を、他端側に液体の流
    出口を配設した管と、管の内方で、かつ、管に非接触に
    配設され管内の液体を高温にするヒータと、ヒータの内
    方に配設され、かつ、中空の筒形状よりなる断熱部材
    と、からなることを特徴とする液体の高加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の液体の高温加熱装置におい
    て、中空の筒形状の断熱部材には、中空の筒形状の両端
    部に断熱部材が詰められていることを特徴とする液体
    高温加熱装置。
JP1991055904U 1991-06-21 1991-06-21 液体の高温加熱装置 Expired - Lifetime JP2574049Y2 (ja)

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JPH053844U JPH053844U (ja) 1993-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS625045A (ja) * 1985-07-01 1987-01-12 Okuto:Kk 流体昇温装置

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JPH053844U (ja) 1993-01-22

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