JP2573956B2 - 累進多焦点レンズ - Google Patents
累進多焦点レンズInfo
- Publication number
- JP2573956B2 JP2573956B2 JP62192530A JP19253087A JP2573956B2 JP 2573956 B2 JP2573956 B2 JP 2573956B2 JP 62192530 A JP62192530 A JP 62192530A JP 19253087 A JP19253087 A JP 19253087A JP 2573956 B2 JP2573956 B2 JP 2573956B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- center
- lens
- progressive multifocal
- main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/06—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
- G02C7/061—Spectacle lenses with progressively varying focal power
- G02C7/063—Shape of the progressive surface
- G02C7/065—Properties on the principal line
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C2202/00—Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
- G02C2202/12—Locally varying refractive index, gradient index lenses
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は眼鏡用レンズに関し、特にレンズの水平方向
のほぼ中央付近に於いて、上方から下方にかけて屈折力
が漸進的に変化する区間を有する、謂ゆる累進多焦点レ
ンズの改良に関する。
のほぼ中央付近に於いて、上方から下方にかけて屈折力
が漸進的に変化する区間を有する、謂ゆる累進多焦点レ
ンズの改良に関する。
<従来の技術> 累進多焦点レンズとは、老視用眼鏡レンズの一種であ
り、遠方視から近方視へと視線が移行することに対応し
て、その視線が通過するレンズ上の通り道(主注視線)
に沿つての屈折力を、漸進的に変化させてある眼鏡レン
ズのことである。この累進多焦点レンズの主注視線は、
最も視線通過の頻度の高い位置に配置されるべきであ
り、又この主注視線に沿つての非点収差は0であること
が望ましい。
り、遠方視から近方視へと視線が移行することに対応し
て、その視線が通過するレンズ上の通り道(主注視線)
に沿つての屈折力を、漸進的に変化させてある眼鏡レン
ズのことである。この累進多焦点レンズの主注視線は、
最も視線通過の頻度の高い位置に配置されるべきであ
り、又この主注視線に沿つての非点収差は0であること
が望ましい。
この様にレンズの表面上で非点収差が0の点は微少な
球面であると見做すことが出来、この様な点のことを一
般に「へそ状点」と呼ぶ。又この「へそ状点」の連なり
を「へそ状子午線」と呼び、この「へそ状子午線」を以
つて累進多焦点レンズの主注視線とすることが多い。し
かしながら累進多焦点レンズのへそ状子午線はその線上
での非点収差は0であるが、線から離れるにつれ加速度
的に非点収差が増加し、極めて劣悪な光学条件となつて
いる。
球面であると見做すことが出来、この様な点のことを一
般に「へそ状点」と呼ぶ。又この「へそ状点」の連なり
を「へそ状子午線」と呼び、この「へそ状子午線」を以
つて累進多焦点レンズの主注視線とすることが多い。し
かしながら累進多焦点レンズのへそ状子午線はその線上
での非点収差は0であるが、線から離れるにつれ加速度
的に非点収差が増加し、極めて劣悪な光学条件となつて
いる。
即ち、累進多焦点レンズに於いて、屈折力が漸進的に
変化する区間内では、へそ状子午線の近傍のみが光学的
に良質な領域(明視域)であつて、その他の領域は非点
収差の存在の為に非明視域として取扱われているのが通
常である。
変化する区間内では、へそ状子午線の近傍のみが光学的
に良質な領域(明視域)であつて、その他の領域は非点
収差の存在の為に非明視域として取扱われているのが通
常である。
従つて、眼鏡レンズ内に於けるこのへそ状子午線(主
注視線)の配置は極めて重要であり、眼鏡装用者の視線
の動きを詳しく調べた上で、最も視線通過の頻度の多い
位置に配置されるべきである。
注視線)の配置は極めて重要であり、眼鏡装用者の視線
の動きを詳しく調べた上で、最も視線通過の頻度の多い
位置に配置されるべきである。
この主注視線の配置に関する従来技術は、特公昭47−
9626号公報、特開昭57−10113号公報、特開昭57−21032
0号公報、特開昭59−88718号公報などに開示されてい
る。特公昭47−9626号公報、特開昭57−10113号公報及
び特開昭57−210320号公報は眼の輻輳作用(遠方視から
近方視に移る際、左右眼の視線がお互いに内方に転ずる
作用)に対応した主注視線の配置の結果生ずるレンズ屈
折面の非対称性に関する技術が示されており、特開昭59
−88718号公報は、眼の輻輳作用に対応した主注視線の
内方への偏位量と、主注視線に沿つての屈折力変化との
関係に関する技術が開示されている。
9626号公報、特開昭57−10113号公報、特開昭57−21032
0号公報、特開昭59−88718号公報などに開示されてい
る。特公昭47−9626号公報、特開昭57−10113号公報及
び特開昭57−210320号公報は眼の輻輳作用(遠方視から
近方視に移る際、左右眼の視線がお互いに内方に転ずる
作用)に対応した主注視線の配置の結果生ずるレンズ屈
折面の非対称性に関する技術が示されており、特開昭59
−88718号公報は、眼の輻輳作用に対応した主注視線の
内方への偏位量と、主注視線に沿つての屈折力変化との
関係に関する技術が開示されている。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながらこれらの技術は、いずれもレンズが有す
る加入度数の大小に対応した主注視線の配置に関したも
のではない。即ち比較的小さな加入度数を有する累進多
焦点レンズの装用者は、調節力の不足の程度が軽い初期
の老視患者であり、必然的に老視用眼鏡の装用経験に乏
しい。その為、近方視をする際は、アゴを少し前に出
し、視線を下方に向けて眼鏡レンズの下方部分(近方視
の為の部分)を通して見るという、累進多焦点レンズの
基本的な使用方法に対して習熟していない人が多い。そ
の結果本来の近方視の為の部分よりやや上方の部分(中
間視用の部分)を使つて近方視をしようとする傾向があ
り、これが原因で「近方が見づらい」とか、「近用視野
が狭い」といつた不満に結びつくことが多い。
る加入度数の大小に対応した主注視線の配置に関したも
のではない。即ち比較的小さな加入度数を有する累進多
焦点レンズの装用者は、調節力の不足の程度が軽い初期
の老視患者であり、必然的に老視用眼鏡の装用経験に乏
しい。その為、近方視をする際は、アゴを少し前に出
し、視線を下方に向けて眼鏡レンズの下方部分(近方視
の為の部分)を通して見るという、累進多焦点レンズの
基本的な使用方法に対して習熟していない人が多い。そ
の結果本来の近方視の為の部分よりやや上方の部分(中
間視用の部分)を使つて近方視をしようとする傾向があ
り、これが原因で「近方が見づらい」とか、「近用視野
が狭い」といつた不満に結びつくことが多い。
何故ならば、眼鏡レンズ上に設定された本来の近方視
の為の部分より上方で近方を見るということは、左右眼
の視線が眼鏡レンズ上の主注視線から各々内側に離れた
位置を通して近方を見ることを意味している為、前述の
通り、大きな非点収差を伴なつた近方視となるからであ
る。しかも左右眼に対する非点収差の方向(像の歪む方
向)はほとんど直交と言える程異なつており、融像が極
めて困難となるからである。
の為の部分より上方で近方を見るということは、左右眼
の視線が眼鏡レンズ上の主注視線から各々内側に離れた
位置を通して近方を見ることを意味している為、前述の
通り、大きな非点収差を伴なつた近方視となるからであ
る。しかも左右眼に対する非点収差の方向(像の歪む方
向)はほとんど直交と言える程異なつており、融像が極
めて困難となるからである。
またこの欠点を解消する方法として、小さな加入度数
に対しては、近方視の部分をより上方に設定する設計方
法が考えられるが、この方法は、累進帯の長さを短かく
することと同じである為、側方の非点収差が一挙に増大
してしまうという新たな欠点を発生させる結果となる。
に対しては、近方視の部分をより上方に設定する設計方
法が考えられるが、この方法は、累進帯の長さを短かく
することと同じである為、側方の非点収差が一挙に増大
してしまうという新たな欠点を発生させる結果となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的は各々の眼鏡装用者が有する視
線の動きの傾向に合わせた主注視線の配置を与えること
により、より使い易い累進多焦点レンズを提供すること
にある。
たものであり、その目的は各々の眼鏡装用者が有する視
線の動きの傾向に合わせた主注視線の配置を与えること
により、より使い易い累進多焦点レンズを提供すること
にある。
<問題点を解決するための手段> 本発明は、上記の目的を達成するためになされたもの
であり、レンズの水平方向のほぼ中央付近に於いて上方
から下方にかけて屈折力が漸進的に変化(連続的に増
加)する区間を有し、 該漸進的変化区間には一般に「へそ状子午線」と呼ばれ
る主注視線を有し、 該主注視線に沿つての非点収差は実質的に0に等し
く、かつ、該主注視線は眼の輻輳作用に対応するべく上
方から下方にかけ、徐々に鼻側に偏位して配置されてる
ようになつている。累進多焦点レンズに於いて、 主注視線の鼻側への偏位が該レンズの加入度数によつ
て異なることを特徴とする累進多焦点レンズを提供する
ものであり、さらに 主注視線の鼻側への偏位は、加入度数の小さい場合の
方が、加入度数の大きい場合よりも、より上方に位置し
ていることを特徴とする累進多焦点レンズを提供するも
のである。
であり、レンズの水平方向のほぼ中央付近に於いて上方
から下方にかけて屈折力が漸進的に変化(連続的に増
加)する区間を有し、 該漸進的変化区間には一般に「へそ状子午線」と呼ばれ
る主注視線を有し、 該主注視線に沿つての非点収差は実質的に0に等し
く、かつ、該主注視線は眼の輻輳作用に対応するべく上
方から下方にかけ、徐々に鼻側に偏位して配置されてる
ようになつている。累進多焦点レンズに於いて、 主注視線の鼻側への偏位が該レンズの加入度数によつ
て異なることを特徴とする累進多焦点レンズを提供する
ものであり、さらに 主注視線の鼻側への偏位は、加入度数の小さい場合の
方が、加入度数の大きい場合よりも、より上方に位置し
ていることを特徴とする累進多焦点レンズを提供するも
のである。
<作用> 累進多焦点レンズを有する加入度数は、その累進多焦
点レンズを装用する人の調節力の不足量に一致してい
る。
点レンズを装用する人の調節力の不足量に一致してい
る。
従つて、比較的小さな加入度数を有する累進多焦点レ
ンズは比較的初期の老視患者に対して用いられ、比較的
大きな加入度数を有する累進多焦点レンズは比較的後期
の老視患者に対して用いられる。
ンズは比較的初期の老視患者に対して用いられ、比較的
大きな加入度数を有する累進多焦点レンズは比較的後期
の老視患者に対して用いられる。
しかるに初期の老視患者と後期の老視患者とでは、遠
方視から近方視に至る際の視線の使い方(動き)に大き
な違いがある。
方視から近方視に至る際の視線の使い方(動き)に大き
な違いがある。
即ち、初期の老視患者は後期の老視患者よりも遠方視
から近方視に至る際の視線の動き(下方)が少ない傾向
がある。
から近方視に至る際の視線の動き(下方)が少ない傾向
がある。
従つて比較的小さな加入度数を有する累進多焦点レン
ズ1に於ける主注視線の配置(第1図4参照)は、比較
的大きな加入度数を有する累進多焦点レンズ5に於ける
主注視線の配置(第2図6参照)よりも、より上方から
内方(鼻側)に偏位しつつ下方に至る配置をとることに
よれば各々の老視患者の視線の使い方(動き)に一致し
た主注視線を有する累進多焦点レンズを提供することが
できる。
ズ1に於ける主注視線の配置(第1図4参照)は、比較
的大きな加入度数を有する累進多焦点レンズ5に於ける
主注視線の配置(第2図6参照)よりも、より上方から
内方(鼻側)に偏位しつつ下方に至る配置をとることに
よれば各々の老視患者の視線の使い方(動き)に一致し
た主注視線を有する累進多焦点レンズを提供することが
できる。
<実施例> 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、凸面側から見た本実施例の右眼累進多焦点
レンズの主注視線の配置図を示したものである。
レンズの主注視線の配置図を示したものである。
レンズ1において、点0は幾何学中心点、L−L′は
点0を通る子午線、2Aは、遠用中心で0.00デイオプトリ
ー、3Aは近用中心で+0.50デイオプトリー、従つて、加
入度数は0.50であり、Hは水平方向を示している。
点0を通る子午線、2Aは、遠用中心で0.00デイオプトリ
ー、3Aは近用中心で+0.50デイオプトリー、従つて、加
入度数は0.50であり、Hは水平方向を示している。
4はレンズ1の主注視線の配置を示したもので、近用
中心位置3Aは、遠用中心2Aから16m/m下方に、かつ2.5mm
鼻側に偏位している。
中心位置3Aは、遠用中心2Aから16m/m下方に、かつ2.5mm
鼻側に偏位している。
さらに、この主注視線4はへそ状子午線からなつてお
り、その非点収差はほぼ0となつており、既に出願人が
特開昭57−210320号で示した累進多焦点レンズと同一の
設計であり、鼻側に偏位したへそ状子午線を用いてお
り、非点収差の分布がへそ状子午線に対して、鼻側と耳
側が水平方向に非対称である。
り、その非点収差はほぼ0となつており、既に出願人が
特開昭57−210320号で示した累進多焦点レンズと同一の
設計であり、鼻側に偏位したへそ状子午線を用いてお
り、非点収差の分布がへそ状子午線に対して、鼻側と耳
側が水平方向に非対称である。
そこで、第4図に示す従来技術の累進多焦点レンズ7
と比較すると、累進帯の長さはほぼ同一であるにもかか
わらず、主注視線の偏位は、第1図のレンズ1の方がよ
り上方から行われており、主注視線4の位置は遠用中心
2Aと近用中心3Aと結ぶ直線Mに対して上方に配置されて
いる。
と比較すると、累進帯の長さはほぼ同一であるにもかか
わらず、主注視線の偏位は、第1図のレンズ1の方がよ
り上方から行われており、主注視線4の位置は遠用中心
2Aと近用中心3Aと結ぶ直線Mに対して上方に配置されて
いる。
従つて、前述の如く、初期の老視患者は、遠方視から
近方視に至る際の視線の下方への動きが少ない傾向にあ
るので、それに対応して主注視線の配置がより上方から
偏位されている第1図のレンズ1は使い易い累進多焦点
レンズとなつている。
近方視に至る際の視線の下方への動きが少ない傾向にあ
るので、それに対応して主注視線の配置がより上方から
偏位されている第1図のレンズ1は使い易い累進多焦点
レンズとなつている。
また累進帯の長さも通常の累進多焦点レンズ(例えば
第4図の従来のレンズ)と同様であるのでレンズ設計
上、側方部に急激に収差が集中しないようになつてい
る。
第4図の従来のレンズ)と同様であるのでレンズ設計
上、側方部に急激に収差が集中しないようになつてい
る。
次に第2図は、主注視線の配置以外は第1図と同様の
設計に基づいた累進多焦点レンズであり、近用中心位置
と遠用中心位置は第1図と同様である。
設計に基づいた累進多焦点レンズであり、近用中心位置
と遠用中心位置は第1図と同様である。
遠用中心2Bは0.00デイオプトリー、遠用中心3Bは+3.
00デイオプトリーで加入度数は3.00である。
00デイオプトリーで加入度数は3.00である。
また近用中心位置3Bは、遠用中心位置2Bから16mm下方
に、かつ2.5mm鼻側に偏位している。
に、かつ2.5mm鼻側に偏位している。
ここで主注視線6の位置は遠用中心2Bと近用中心3Bと
を結ぶ直線M′に対して下方に配置されている。
を結ぶ直線M′に対して下方に配置されている。
従つてこのレンズは累進多焦点レンズの基本的な使用
方法に習熟している、比較的後期の老視患者に対して用
いられるが、視線の下方への動きが大きいので、使い易
いものとなつている。
方法に習熟している、比較的後期の老視患者に対して用
いられるが、視線の下方への動きが大きいので、使い易
いものとなつている。
第3図は、第1図と第2図の主注視線の配置を比較し
たもので、加入度の0.5と3.00とは主注視線の鼻側への
偏位のしかたが大きく異なつていることがわかる。
たもので、加入度の0.5と3.00とは主注視線の鼻側への
偏位のしかたが大きく異なつていることがわかる。
本発明に記載した眼の輻輳作用に対応する主注視線と
は、第1図、第2図に示すように、レンズの凹面側から
見て曲線状を示すもの、例えば、前述の特開昭59−8871
8号公報、特開昭57−210320号公報等に開示したものば
かりでなく、部分的に直線や折線となつているものも含
まれる。
は、第1図、第2図に示すように、レンズの凹面側から
見て曲線状を示すもの、例えば、前述の特開昭59−8871
8号公報、特開昭57−210320号公報等に開示したものば
かりでなく、部分的に直線や折線となつているものも含
まれる。
また主注視線の配置が加入度数により異なるとは、加
入度数の単位ごとに異なる場合も含め、加入度数の範囲
を区切つて、2タイプ以上に区分して配置する場合も含
む。即ち、細かい加入度ピツチごとに区切つても、近似
する加入度数群で区切つても、いずれも本発明の効果を
得ることができる。
入度数の単位ごとに異なる場合も含め、加入度数の範囲
を区切つて、2タイプ以上に区分して配置する場合も含
む。即ち、細かい加入度ピツチごとに区切つても、近似
する加入度数群で区切つても、いずれも本発明の効果を
得ることができる。
また、主注視線の配置で上方、下方の比較は、第3図
に示すように遠用中心2と近用中心3の横軸方向間隔
(a)の2等分線Yとの交点(1のレンズではc、5の
レンズではd)位置の比較で示すことができる。
に示すように遠用中心2と近用中心3の横軸方向間隔
(a)の2等分線Yとの交点(1のレンズではc、5の
レンズではd)位置の比較で示すことができる。
また、これらの交点(cやd)の位置は弱度加入度数
として、加入度1.50以下の場合は、2等分線Yと、遠用
中心点2と近用中心点3を結ぶ直線Mとの交点7より上
方、強度加入度数として加入度2.50以上の場合は、この
交点7より下方、又、これらの中間的な加入度数とし
て、加入度1.75〜2.25の場合は、この交点7の近傍にあ
ることが好ましい。
として、加入度1.50以下の場合は、2等分線Yと、遠用
中心点2と近用中心点3を結ぶ直線Mとの交点7より上
方、強度加入度数として加入度2.50以上の場合は、この
交点7より下方、又、これらの中間的な加入度数とし
て、加入度1.75〜2.25の場合は、この交点7の近傍にあ
ることが好ましい。
<発明の効果> 初期の老視患者で、老視用眼鏡の装用経験に乏しい人
でも、又、後期の老視患者で、老視用眼鏡の装用に習熟
した人でも、加入度の強弱により主注視線の配置を変え
た設計のレンズであるので使い易い。
でも、又、後期の老視患者で、老視用眼鏡の装用に習熟
した人でも、加入度の強弱により主注視線の配置を変え
た設計のレンズであるので使い易い。
主注視線の偏位のしかたは加入度数により変化はされ
ているが、累進帯の長さはほぼ一定であるので、側方の
非点収差が増大することがない。
ているが、累進帯の長さはほぼ一定であるので、側方の
非点収差が増大することがない。
第1図は、本発明に基づく累進多焦点レンズの主注視線
の配置図。 第2図は、本発明に基づく別の累進多焦点レンズの第1
図と同様な図。 第3図は、第1図と第2図の主注視線の合成図。 第4図は、従来の累進多焦点レンズの主注視線の配置
図。 2A,2B……遠用中心、 1,5……累進多焦点レンズ 3(A,B)……近用中心 4……弱度加入度に対する主注視線 6……強度加入度に対する主注視線
の配置図。 第2図は、本発明に基づく別の累進多焦点レンズの第1
図と同様な図。 第3図は、第1図と第2図の主注視線の合成図。 第4図は、従来の累進多焦点レンズの主注視線の配置
図。 2A,2B……遠用中心、 1,5……累進多焦点レンズ 3(A,B)……近用中心 4……弱度加入度に対する主注視線 6……強度加入度に対する主注視線
Claims (1)
- 【請求項1】レンズの水平方向のほぼ中央付近におい
て、上方から下方にかけて屈折力が漸新的に変化(連続
的に増加)する区間を有し、該漸新的変化区間には、眼
の輻輳作用に対応すべく、上方から下方にかけて徐々に
鼻側へ偏位して配置される主注視線を有する累進多焦点
レンズにおいて、該主注視線の配置が、該レンズの加入
度により異なり、遠用中心と近用中心とを結ぶ遠近用中
心間直線と遠用中心と近用中心の横軸方向間隔の二等分
線との交点を基準として、1.50以下の弱度の加入度の場
合は、前記主注視線と前記二等分線の交点が、前記遠近
用中心間線と該二等分線との交点位置より上方に、2.50
以上の強度の加入度の場合は、該主注視線と該二等分線
との交点が、該遠近用中心間線と該二等分線との交点位
置より下方に配置されていることを特徴とする累進多焦
点レンズ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62192530A JP2573956B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 累進多焦点レンズ |
US07/226,410 US4934808A (en) | 1987-07-31 | 1988-07-29 | Progressive power omnifocal lens |
DE3856153T DE3856153T2 (de) | 1987-07-31 | 1988-08-01 | Progressive Multifokallinse |
EP88307089A EP0301917B1 (en) | 1987-07-31 | 1988-08-01 | Progressive-multi-focus lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62192530A JP2573956B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 累進多焦点レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6435524A JPS6435524A (en) | 1989-02-06 |
JP2573956B2 true JP2573956B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=16292813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62192530A Expired - Lifetime JP2573956B2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 | 累進多焦点レンズ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4934808A (ja) |
EP (1) | EP0301917B1 (ja) |
JP (1) | JP2573956B2 (ja) |
DE (1) | DE3856153T2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4012609A1 (de) * | 1990-04-19 | 1991-10-24 | Zeiss Carl Fa | Gleitsichtflaeche fuer eine gleitsichtbrillenlinse |
EP0503111A1 (en) * | 1991-03-13 | 1992-09-16 | Toyohiko Kashiwagi | Aspherical lens, method of producing the lens and apparatus for producing the lens |
FR2683643B1 (fr) * | 1991-11-12 | 1994-01-14 | Essilor Internal Cie Gle Optique | Lentille ophtalmique multifocale progressive. |
FR2683642B1 (fr) * | 1991-11-12 | 1994-01-14 | Essilor Internal Cie Gle Optique | Lentille ophtalmique multifocale progressive. |
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