JP2573943Y2 - 真空管路の区間弁構造 - Google Patents

真空管路の区間弁構造

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JP2573943Y2
JP2573943Y2 JP1993031749U JP3174993U JP2573943Y2 JP 2573943 Y2 JP2573943 Y2 JP 2573943Y2 JP 1993031749 U JP1993031749 U JP 1993031749U JP 3174993 U JP3174993 U JP 3174993U JP 2573943 Y2 JP2573943 Y2 JP 2573943Y2
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vacuum
pipe
section valve
valve
section
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洋介 竹本
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば真空下水配管
などの地中に埋設されている真空管路に介設される真空
管路の区間弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す地中埋設型の真空下水配管な
どの真空管路1において、たとえば、真空管路1の下流
側から適当な間隔で複数の区間弁V1,V2,V3,V
4,V5を介設し、真空ポンプ2の運転状態で上流側の
区間弁V5から下流側の区間弁V1にかけて区間弁V
4,V3,V2を順次閉じながら、真空管路1内の真空
度の低下を測定することによって、閉じられた区間弁よ
りも上流位置に漏洩箇所が存在するのを確認するように
した漏洩箇所検知方法が知られている。この種従来の漏
洩箇所検知方法によれば、仮に、区間弁V2とV3の間
に漏洩箇所Pが存在しているとすれば、V5、V4、V
3、V2の順序で区間弁を閉じて行くと、区間弁V5、
V4、V3を閉じても真空度の低下が続き、区間弁V2
を閉じることによって真空度の低下が止まり、区間弁V
2より下流側の真空管路1を所定の真空度に保持でき
る。したがって、漏洩箇所Pが区間弁V2とV3の間の
真空管路1に存在することを確認できる。しかし、区間
弁V2とV3の間において漏洩箇所Pを特定することが
できない。そのために、漏洩箇所Pを修復するための掘
削作業が困難な欠点を有している。
【0003】そこで、図3に示すように、真空管路1の
下流側から適当な間隔で複数の区間弁V1,V2,V
3,V4,V5を介設し、各区間弁V1,V2,V3,
V4,V5それぞれの上流側近傍に閉止弁3を設けた圧
力取出管路4を分岐配管し、各区間弁V1,V2,V
3,V4,V5それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材
5によって閉止される点検管路6を分岐配管するととも
に、図4に示すように、加圧用ホース7を介して手動ポ
ンプ8によって空気を供給された時に膨脹して真空管路
1の内面に密着する外径に拡径し、かつ空気を抜取るこ
とによって、図5に示すように、真空管路1内において
進退移動できる外径に弾性縮径するプラグ9を設け、こ
のプラグ9にウインチ10から繰出しまたは巻取られる
ワイヤ11の先端部を接続しておく。
【0004】このような構成において、仮に、区間弁V
2とV3の間に漏洩箇所Pが存在しているとすれば、V
5、V4、V3、V2の順序で区間弁を閉じて行くと、
区間弁V5、V4、V3を閉じても真空度の低下が続
き、区間弁V2を閉じることによって真空度の低下が止
まり、区間弁V2より下流側の真空管路1を所定の真空
度に保持できる。したがって、漏洩箇所Pが区間弁V2
とV3の間の真空管路1に存在することを確認できる。
【0005】仮に、漏洩箇所Pが区間弁V2とV3の間
の真空管路1に存在することを確認したならば、区間弁
V2とV3を閉じた状態で、図6のように区間弁V2上
流側近傍の圧力取出管路4に真空ポンプ12A,吸気管
12B,真空弁12CT継手12Dおよび真空計12E
などを備えた真空系12を接続し、真空ポンプ12Aを
運転するとともに、区間弁V3の下流側近傍の点検管路
6を開く。つまり閉止部材5を除去する。そして、図7
に示すように、ウインチ10によりワイヤ11にテンシ
ョンを掛けながら繰出し、弾性縮径しているプラグ9を
点検管路6から真空管路1内に挿入する。
【0006】真空管路1内に挿入された弾性縮径してい
るプラグ9は、テンションを掛けながらワイヤ11の繰
出しを継続することと、真空ポンプ12Aの運転によっ
て生じる真空管路1内の上流側と下流側の圧力差によっ
て下流側に向けて前進する。プラグ9が適当な位置まで
前進したならば、ウインチ10によるワイヤ11の繰出
しを停止し、ここで、手動ポンプ8の手動操作により加
圧用ホース7を介してプラグ9に空気を供給する。これ
により、図4に示すように、プラグ9は膨脹して真空管
路1の内面に密着する。続いて真空ポンプ12Aの運転
を停止する。仮に、図7に示すプラグ9と区間弁V2間
の真空管路1内におけるP点に漏洩箇所が存在している
とすれば、経時により真空度は低下し、真空計12Eの
目盛によってこれを読み取ることができる。
【0007】このような現象を生じる場合は、漏洩箇所
Pがプラグ9の密着位置よりも区間弁V2側に存在する
ことになる。したがって、加圧用ホース7における手動
ポンプ8の接続側に設けられているバルブ(図示省略)
を開いて、プラグ9を、一旦、図3に示すように弾性縮
径させ、かつ真空ポンプ12Aの運転を再開するととも
に、ウインチ10によりワイヤ11にテンションを掛け
ながら繰出して、プラグ9を適当な位置まで前進させ、
ここで、プラグ9を膨脹させて真空管路1の内面に密着
させたのち、真空ポンプ12Aの運転を停止する前述の
作業を反復することによって、プラグ9を図8の仮想線
a位置、仮想線b位置、仮想線c位置、仮想線d位置へ
と断続的に前進させて停止させる。その結果、プラグ9
が漏洩箇所Pを通過した仮想線d位置において膨脹させ
ることにより真空管路1の内面に密着させたのち、真空
ポンプ12Aの運転を停止しても、経時により真空度は
低下しない。すなわち、区間弁V2とV3の間の真空管
路1における漏洩箇所Pが、仮想線c位置と仮想線d位
置の間に存在していることを特定することができる。そ
のために、漏洩箇所Pを修復するための掘削作業が容易
になる。
【0008】ところが、各区間弁V1,V2,V3,V
4,V5それぞれの上流側近傍に閉止弁3を設けた圧力
取出管路4を分岐配管し、各区間弁V1,V2,V3,
V4,V5それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材5に
よって閉止される点検管路6を分岐配管しなければなら
ないので、各区間弁V1,V2,V3,V4,V5まわ
りの構造が若干複雑になる問題を有している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、漏洩箇所を特定して、漏洩箇所を修復するための
掘削作業を容易にすると、各区間弁それぞれの上流側近
傍に閉止弁を設けた圧力取出管路を分岐配管し、各区間
弁それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材によって閉止
される点検管路を分岐配管しなければならないので、各
区間弁まわりの構造が若干複雑になる点である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、真空管路に適
当な間隔で介設される区間弁であって、該区間弁の上流
側に上流側真空管路接続用の管継手が着脱可能に取付け
られ、この管継手に閉止弁を設けた圧力取出管路が分岐
配管されていることを特徴とし、漏洩箇所を特定して、
漏洩箇所を修復するための掘削作業を容易にしても、区
間弁まわりの構造を簡略化する目的を達成した。
【0011】
【作用】本考案によれば、管継手に接続されている上流
側真空管路を取外すことで、管継手を点検管路として機
能させることができる。つまり、区間弁にもたせた点検
管路機能と圧力取出管路機能を選択して発揮させること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例を示す拡大側面図、図2
は図1の平面図であり、前記図3ないし図9と同一もし
くは相当部分には同一符号を付して、詳しい構造説明お
よび作用の説明は省略する。図1および図2において、
区間弁Vは、その上流側に上流側真空管路接続用の管継
手13が着脱可能に取付けられ、マンホール14内にお
いて架台15上に設置される。管継手13は、たとえば
ルーズフランジ短管によって構成されており、その下流
端が区間弁Vの上流開口に着脱可能に取付けられるとと
もに、上流端に上流側真空管路1が着脱可能に接続され
ている。そして、閉止弁3を設けた圧力取出管路4が分
岐配管されている。
【0013】すなわち、管継手13に接続されている上
流側真空管路1を取外すことで、管継手13を前述の点
検管路6として機能させ、ここから前述のプラグ9を挿
脱させることができる。つまり、区間弁Vに点検管路機
能と圧力取出管路機能の両機能をもたせ、これらを選択
して発揮させることができる。したがって、区間弁Vま
わりの構造が複雑にならず、大幅に簡略化することがで
きる。
【0014】なお、前記実施例では、区間弁Vをマンホ
ール14内に設置して説明しているが、必ずしもマンホ
ール14内に設置する必要はなく、地中に埋設して実施
することも可能である。また、管継手13もルーズフラ
ンジ短管にのみ限定されるものではなく、周知のスリー
ブジョイントや可撓管などを使用することができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、区間弁
に点検管路機能と圧力取出管路機能の両機能をもたせ、
これらを選択して発揮させることができるので、真空管
路に漏洩が生じた場合、この漏洩箇所を特定して、漏洩
箇所を修復するための掘削作業を容易にしても、区間弁
まわりの構造が複雑にならず、大幅に簡略化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拡大側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案が適用される配管系統図である。
【図4】プラグが膨脹して真空管路の内面に密着した状
態の拡大断面図である。
【図5】真空管路内で進退移動できる外径に弾性縮径し
たプラグの拡大断面図である。
【図6】真空系の接続状態を示す拡大断面図である。
【図7】プラグを点検管路から真空管路内に挿入した状
態を示す拡大断面図である。
【図8】漏洩箇所を特定する場合の作動説明図である。
【図9】従来例の配管系統図である。
【符号の説明】
1 真空管路 3 閉止弁 4 圧力取出管路 13 管継手 V 区間弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空管路に適当な間隔で介設される区間
    弁であって、該区間弁の上流側に上流側真空管路接続用
    の管継手が着脱可能に取付けられ、この管継手に閉止弁
    を設けた圧力取出管路が分岐配管されていることを特徴
    とする真空管路の区間弁構造。
JP1993031749U 1993-06-14 1993-06-14 真空管路の区間弁構造 Expired - Lifetime JP2573943Y2 (ja)

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JPH072584U JPH072584U (ja) 1995-01-13
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