JPH072584U - 真空管路の区間弁構造 - Google Patents

真空管路の区間弁構造

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JPH072584U
JPH072584U JP3174993U JP3174993U JPH072584U JP H072584 U JPH072584 U JP H072584U JP 3174993 U JP3174993 U JP 3174993U JP 3174993 U JP3174993 U JP 3174993U JP H072584 U JPH072584 U JP H072584U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空管路1の漏洩箇所Pを特定して、漏洩箇
所Pを修復するための掘削作業を容易にしても、区間弁
Vまわりの構造を簡単にする。 【構成】 真空管路1に適当な間隔で介設される各区間
弁Vの上流側に上流側真空管路接続用の管継手13を着
脱可能に取付け、この管継手13に閉止弁3を設けた圧
力取出管路4を分岐配管して、区間弁Vに点検管路機能
と圧力取出管路機能の両機能をもたせるようにしてあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば真空下水配管などの地中に埋設されている真空管路に介設 される真空管路の区間弁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示す地中埋設型の真空下水配管などの真空管路1において、たとえば、 真空管路1の下流側から適当な間隔で複数の区間弁V1,V2,V3,V4,V 5を介設し、真空ポンプ2の運転状態で上流側の区間弁V5から下流側の区間弁 V1にかけて区間弁V4,V3,V2を順次閉じながら、真空管路1内の真空度 の低下を測定することによって、閉じられた区間弁よりも上流位置に漏洩箇所が 存在するのを確認するようにした漏洩箇所検知方法が知られている。この種従来 の漏洩箇所検知方法によれば、仮に、区間弁V2とV3の間に漏洩箇所Pが存在 しているとすれば、V5、V4、V3、V2の順序で区間弁を閉じて行くと、区 間弁V5、V4、V3を閉じても真空度の低下が続き、区間弁V2を閉じること によって真空度の低下が止まり、区間弁V2より下流側の真空管路1を所定の真 空度に保持できる。したがって、漏洩箇所Pが区間弁V2とV3の間の真空管路 1に存在することを確認できる。しかし、区間弁V2とV3の間において漏洩箇 所Pを特定することができない。そのために、漏洩箇所Pを修復するための掘削 作業が困難な欠点を有している。
【0003】 そこで、図3に示すように、真空管路1の下流側から適当な間隔で複数の区間 弁V1,V2,V3,V4,V5を介設し、各区間弁V1,V2,V3,V4, V5それぞれの上流側近傍に閉止弁3を設けた圧力取出管路4を分岐配管し、各 区間弁V1,V2,V3,V4,V5それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材5 によって閉止される点検管路6を分岐配管するとともに、図4に示すように、加 圧用ホース7を介して手動ポンプ8によって空気を供給された時に膨脹して真空 管路1の内面に密着する外径に拡径し、かつ空気を抜取ることによって、図5に 示すように、真空管路1内において進退移動できる外径に弾性縮径するプラグ9 を設け、このプラグ9にウインチ10から繰出しまたは巻取られるワイヤ11の 先端部を接続しておく。
【0004】 このような構成において、仮に、区間弁V2とV3の間に漏洩箇所Pが存在し ているとすれば、V5、V4、V3、V2の順序で区間弁を閉じて行くと、区間 弁V5、V4、V3を閉じても真空度の低下が続き、区間弁V2を閉じることに よって真空度の低下が止まり、区間弁V2より下流側の真空管路1を所定の真空 度に保持できる。したがって、漏洩箇所Pが区間弁V2とV3の間の真空管路1 に存在することを確認できる。
【0005】 仮に、漏洩箇所Pが区間弁V2とV3の間の真空管路1に存在することを確認 したならば、区間弁V2とV3を閉じた状態で、図6のように区間弁V2上流側 近傍の圧力取出管路4に真空ポンプ12A,吸気管12B,真空弁12CT継手 12Dおよび真空計12Eなどを備えた真空系12を接続し、真空ポンプ12A を運転するとともに、区間弁V3の下流側近傍の点検管路6を開く。つまり閉止 部材5を除去する。そして、図7に示すように、ウインチ10によりワイヤ11 にテンションを掛けながら繰出し、弾性縮径しているプラグ9を点検管路6から 真空管路1内に挿入する。
【0006】 真空管路1内に挿入された弾性縮径しているプラグ9は、テンションを掛けな がらワイヤ11の繰出しを継続することと、真空ポンプ12Aの運転によって生 じる真空管路1内の上流側と下流側の圧力差によって下流側に向けて前進する。 プラグ9が適当な位置まで前進したならば、ウインチ10によるワイヤ11の繰 出しを停止し、ここで、手動ポンプ8の手動操作により加圧用ホース7を介して プラグ9に空気を供給する。これにより、図4に示すように、プラグ9は膨脹し て真空管路1の内面に密着する。続いて真空ポンプ12Aの運転を停止する。仮 に、図7に示すプラグ9と区間弁V2間の真空管路1内におけるP点に漏洩箇所 が存在しているとすれば、経時により真空度は低下し、真空計12Eの目盛によ ってこれを読み取ることができる。
【0007】 このような現象を生じる場合は、漏洩箇所Pがプラグ9の密着位置よりも区 間弁V2側に存在することになる。したがって、加圧用ホース7における手動ポ ンプ8の接続側に設けられているバルブ(図示省略)を開いて、プラグ9を、一 旦、図3に示すように弾性縮径させ、かつ真空ポンプ12Aの運転を再開すると ともに、ウインチ10によりワイヤ11にテンションを掛けながら繰出して、プ ラグ9を適当な位置まで前進させ、ここで、プラグ9を膨脹させて真空管路1の 内面に密着させたのち、真空ポンプ12Aの運転を停止する前述の作業を反復す ることによって、プラグ9を図8の仮想線a位置、仮想線b位置、仮想線c位置 、仮想線d位置へと断続的に前進させて停止させる。その結果、プラグ9が漏洩 箇所Pを通過した仮想線d位置において膨脹させることにより真空管路1の内面 に密着させたのち、真空ポンプ12Aの運転を停止しても、経時により真空度は 低下しない。すなわち、区間弁V2とV3の間の真空管路1における漏洩箇所P が、仮想線c位置と仮想線d位置の間に存在していることを特定することができ る。そのために、漏洩箇所Pを修復するための掘削作業が容易になる。
【0008】 ところが、各区間弁V1,V2,V3,V4,V5それぞれの上流側近傍に閉 止弁3を設けた圧力取出管路4を分岐配管し、各区間弁V1,V2,V3,V4 ,V5それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材5によって閉止される点検管路6 を分岐配管しなければならないので、各区間弁V1,V2,V3,V4,V5ま わりの構造が若干複雑になる問題を有している。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、漏洩箇所を特定して、漏洩箇所を修復するための 掘削作業を容易にすると、各区間弁それぞれの上流側近傍に閉止弁を設けた圧力 取出管路を分岐配管し、各区間弁それぞれの下流側近傍に常時は閉止部材によっ て閉止される点検管路を分岐配管しなければならないので、各区間弁まわりの構 造が若干複雑になる点である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、真空管路に適当な間隔で介設される区間弁であって、該区間弁の上 流側に上流側真空管路接続用の管継手が着脱可能に取付けられ、この管継手に閉 止弁を設けた圧力取出管路が分岐配管されていることを特徴とし、漏洩箇所を特 定して、漏洩箇所を修復するための掘削作業を容易にしても、区間弁まわりの構 造を簡略化する目的を達成した。
【0011】
【作用】
本考案によれば、管継手に接続されている上流側真空管路を取外すことで、管 継手を点検管路として機能させることができる。つまり、区間弁にもたせた点検 管路機能と圧力取出管路機能を選択して発揮させることができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例を 示す拡大側面図、図2は図1の平面図であり、前記図3ないし図9と同一もしく は相当部分には同一符号を付して、詳しい構造説明および作用の説明は省略する 。 図1および図2において、区間弁Vは、その上流側に上流側真空管路接続用の 管継手13が着脱可能に取付けられ、マンホール14内において架台15上に設 置される。管継手13は、たとえばルーズフランジ短管によって構成されており 、その下流端が区間弁Vの上流開口に着脱可能に取付けられるとともに、上流端 に上流側真空管路1が着脱可能に接続されている。そして、閉止弁3を設けた圧 力取出管路4が分岐配管されている。
【0013】 すなわち、管継手13に接続されている上流側真空管路1を取外すことで、管 継手13を前述の点検管路6として機能させ、ここから前述のプラグ9を挿脱さ せることができる。つまり、区間弁Vに点検管路機能と圧力取出管路機能の両機 能をもたせ、これらを選択して発揮させることができる。したがって、区間弁V まわりの構造が複雑にならず、大幅に簡略化することができる。
【0014】 なお、前記実施例では、区間弁Vをマンホール14内に設置して説明している が、必ずしもマンホール14内に設置する必要はなく、地中に埋設して実施する ことも可能である。また、管継手13もルーズフランジ短管にのみ限定されるも のではなく、周知のスリーブジョイントや可撓管などを使用することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、区間弁に点検管路機能と圧力取出管路機能の 両機能をもたせ、これらを選択して発揮させることができるので、真空管路に漏 洩が生じた場合、この漏洩箇所を特定して、漏洩箇所を修復するための掘削作業 を容易にしても、区間弁まわりの構造が複雑にならず、大幅に簡略化することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す拡大側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案が適用される配管系統図である。
【図4】プラグが膨脹して真空管路の内面に密着した状
態の拡大断面図である。
【図5】真空管路内で進退移動できる外径に弾性縮径し
たプラグの拡大断面図である。
【図6】真空系の接続状態を示す拡大断面図である。
【図7】プラグを点検管路から真空管路内に挿入した状
態を示す拡大断面図である。
【図8】漏洩箇所を特定する場合の作動説明図である。
【図9】従来例の配管系統図である。
【符号の説明】
1 真空管路 3 閉止弁 4 圧力取出管路 13 管継手 V 区間弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空管路に適当な間隔で介設される区間
    弁であって、該区間弁の上流側に上流側真空管路接続用
    の管継手が着脱可能に取付けられ、この管継手に閉止弁
    を設けた圧力取出管路が分岐配管されていることを特徴
    とする真空管路の区間弁構造。
JP1993031749U 1993-06-14 1993-06-14 真空管路の区間弁構造 Expired - Lifetime JP2573943Y2 (ja)

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