JP2573702Y2 - プラスチックボトル - Google Patents

プラスチックボトル

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JP2573702Y2
JP2573702Y2 JP1993039220U JP3922093U JP2573702Y2 JP 2573702 Y2 JP2573702 Y2 JP 2573702Y2 JP 1993039220 U JP1993039220 U JP 1993039220U JP 3922093 U JP3922093 U JP 3922093U JP 2573702 Y2 JP2573702 Y2 JP 2573702Y2
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JP
Japan
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shoulder
wall surface
plastic bottle
shrink label
wall
Prior art date
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JP1993039220U
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JPH074308U (ja
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洋介 安田
正樹 三浦
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、飲料水やジュース等
を充填密封する長方形断面を有するプラスチックボトル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックボトルは2軸延伸法によっ
て形成され、内部に飲料水やジュースが充填され、上端
部のノズル部をキャップで密封して、内容物を密封す
る。この包装容器の胴部は横断面形状が円形をなす円筒
状であることが多いが、近来は冷蔵庫や陳列ケース等に
収容する場合の便宜を考えて容器胴部の横断面形状が長
方形をなす角筒状に形成されたものも多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなプラスチッ
クボトル101は容器の装飾方法として図5から図9に
示すように胴部102の中央部のウエスト部106から
肩部104に掛けてシュリンクラベル107を装着する
手法が採られているが、円筒状の胴部と異なって角筒状
の胴部の場合は容器の中心線14に直角な横断面形状に
おいて長辺115と短辺116をもつ長方形になる如く
胴部の壁面が全て同じ幅でなく狭い幅を持つ壁面112
と広い幅を持つ壁面111とから構成されることにな
り、これに巻かれたシュリンクラベルの収縮が一定でな
く、かつこの収縮が極めて急速に行われるために装着終
了後にシュリンクラベルにしわが発生し易く、特にこの
傾向は容器胴部102とその上に連続する肩部104と
の境目付近で著しい。また、従来の角筒状容器において
は、図5から図9に示すように角筒状の容器胴部とその
上の肩部との境界領域部117は容器胴102の壁面に
対して全て傾斜していて、肩部に連続するように構成さ
れている。しかし、このような連結部では胴部の周長に
対して連結部の周長が急激に減少する結果、シュリンク
ラベルの収縮量が大きくなり、又、収縮が全周に於いて
同時に行われ、更に狭い幅の胴壁面と、広い幅の壁面の
肩部104、境界領域部117の稜線の長さが異なるの
で、シュリンクラベルの上端縁の位置が均一にならず、
シュリンクラベルの上端縁128の線が凸凹になって外
観を悪化させ、商品価値を低下させる原因になってい
る。
【0004】この考案は、上記の如き事情に鑑みて成さ
れたものであって、シュリンクラベルの上端にしわが発
生せず、またシュリンクラベルの上端の縁の位置が肩部
の全周に渡って均一な高さとなり、シュリンクラベルの
表示内容が不明瞭になったり、容器の美観が低下して容
器の商品価値を低下させることのないプラスチックボト
ルを提供することを目的とするものである。
【0005】この目的に対応して、この考案のプラスチ
ックボトルは、容器の中心線の方向に順次胴部と前記胴
部の上端に連結部を介して連続する肩部と前記肩部の上
端に連続するノズル部とを有し、前記胴部から前記肩部
にかけてシュリンクラベルが設けられている容器であっ
て、前記胴部は幅の広い一対の第1の壁面と前記第一の
壁面と直角をなす幅の狭い一対の第2の壁面を有し前記
中心線に直角な横断面形状が略矩形をなす角筒状であ
り、前記肩部は傾斜筒状をなし、前記連結部のうち前記
第2の壁面と前記肩部とを連続させる領域は全領域が前
記第2の壁面に対して傾斜しており、前記連結部のうち
前記第1の壁面と前記肩部とを連続させる領域は中央寄
りの一部分の領域が前記第1の壁面と面一になって前記
第1の壁面から前記肩部に達しており残余の領域が前記
第1の壁面に対して傾斜していることを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】角筒状をなす容器胴部と肩部を接続する連結部
のうち、幅広の第1の壁面と接続する部分の特に中央部
が第一の壁面と面一に立ち上がっているので、この部分
がシュリンクラベルの収縮時に支点となってシュリンク
ラベルに周方向に引張力が作用し、シュリンクラベルの
上部分におけるしわの発生が低減される。またその結果
シュリンクラベルの表面の高さ位置が均一になり、シュ
リンクラベルの上縁が凸凹になることがなく、外観上美
麗となりシュリンクラベルに表示された記載内容も明瞭
に表示することができる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面
について説明する。図1から図4において、1はプラス
チックボトルである。プラスチックボトル1は胴部2を
有し、胴部2の下端は底部3で閉じられており、また胴
部2の上端は肩部4に連続し、肩部4の上端にはノズル
部5が設けられている。このようなプラスチックボトル
は2軸延伸ブロー成形法によって形成することができ
る。胴部2の中央部の胴部ウエスト部6から肩部4に掛
けてシュリンクラベル7が設けられている。このシュリ
ンクラベル7は容器内容物に関する必要な事項を印刷表
示したもので、プラスチックボトルが成形された後、そ
の外側に巻かれて、かつシュリンク処理されてプラスチ
ックボトル1の外側に巻き付けられるものである。
【0008】胴部2は四角筒状を成すものであって、幅
の広い一対の壁面11と幅の狭い一対の壁面12とが直
角に位置しており、かつ隣合う壁面との間に面取り面1
3が位置している。従って、この胴部2を中心線14に
直角な横断面で見るとき、その横断面形状としては第1
の壁面11が長辺15を呈し、挟幅の第2の壁面12が
短辺16を呈し、従って、横断面形状はほぼ長辺15と
短辺16をもつ長方形状に形成される。肩部4は円錐筒
状若しくは角錐筒状を成し、境界領域部17を介して胴
部2の上端に接続している。従って、境界領域部17は
載頭円錐筒状若しくは載頭多角錐筒状をなし、上端部が
肩部4の下端に接続し、下端部が胴部2の上端部に接続
する。胴部2は第1の壁面11と第2の壁面12と面取
り面13とを有しているので境界領域部17も第一の壁
面連結部18、第2の壁面連結部21及び面取り面接続
部22とを有している。第1の壁面連結部18は中央部
の三角形状の立上がり面23と、立上がり面23の周囲
にある逆三角形状の傾斜面24とから成っている。
【0009】立上がり面23は第1の壁面11と面一に
なっている。傾斜面24は第1の壁面11に対して中心
線寄りに傾斜している。第2の壁面連結部21は中央の
三角形状の傾斜面25とその外側にある逆三角形状の傾
斜面26とから成っており、傾斜面25及び傾斜面26
は何れも第2の壁面から中心線14寄りに傾斜してい
る。面取り面連結部22は面取り面13から中心線14
寄りに傾斜している。肩部4の上端にはノズル部5が設
けられており、このノズル部5には必要に応じてキャッ
プ螺合用のねじ27が形成されている。シュリンクラベ
ル7の下縁28は胴部ウェスト6に達しており、また上
縁31は肩部4の下端若しくは境界領域部17の上端に
達している。
【0010】このように構成されたプラスチックボトル
1においては、図1から図3に示すように境界領域部1
7の立上がり面23が幅の広い第1の壁面11と面一に
なって立ち上がっているため、シュリンクラベル7のシ
ュリンク時に、前記立上がり面23が、シュリンクラベ
ル7の収縮に対して支点となり、肩部4の下端若しくは
境界領域部17の上端に達するシュリンクラベル7が、
立上がり面23から徐々に全周に渡って収縮される。そ
の結果、肩部4の下端の高さ位置は全周においてほぼ均
等となり、そこに位置するシュリンクラベルの上縁も全
周に渡って高さが均一となり、美麗の外観を呈すること
ができる。
【0011】
【考案の効果】このようにこの考案によれば、シュリン
クラベルの収縮時に幅広の壁面と面一に形成した立上が
り面が支点となって、シュリンクラベルに周方向に引張
り力が作用し、その部分から徐々に収縮するため、シュ
リンクラベルの上端部分にしわが発生することがなく、
また、シュリンクラベルの上縁が同じ高さ位置にあっ
て、美麗な外観を呈することができるプラスチックボト
ルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラスチックボトルの正面図。
【図2】プラスチックボトルの側面図。
【図3】プラスチックボトルの平面図。
【図4】プラスチックボトルの底面図。
【図5】従来のプラスチックボトルの正面図。
【図6】従来のプラスチックボトルの側面図。
【図7】従来のプラスチックボトルの平面図。
【図8】図5におけるB−B部断面図。
【図9】従来のプラスチックボトルの底面図。
【符号の説明】
1 プラスチックボトル 2 胴部 3 底部 4 肩部 5 ノズル部 6 胴部ウェスト 7 シュリンクラベル 11 第1の壁面 12 第2の壁面 13 面取り面 14 中心線 15 長辺 16 短辺 17 境界領域部 18 第1の壁面連結部 21 第2の壁面連結部 22 面取り面連結部 23 立上り面 24 傾斜面 25 傾斜面 26 傾斜面 27 ねじ 28 下縁(シュリンクラベル) 31 上縁(シュリンクラベル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 1/00 - 1/48

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の中心線の方向に順次胴部と前記胴部
    の上端に連結部を介して連続する肩部と前記肩部の上端
    に連続するノズル部とを有し、前記胴部から前記肩部に
    かけてシュリンクラベルが設けられている容器であっ
    て、前記胴部は幅の広い一対の第1の壁面と前記第一の
    壁面と直角をなす幅の狭い一対の第2の壁面を有し前記
    中心線に直角な横断面形状が略矩形をなす角筒状であ
    り、前記肩部は傾斜筒状をなし、前記連結部のうち前記
    第2の壁面と前記肩部とを連続させる領域は全領域が前
    記第2の壁面に対して傾斜しており、前記連結部のうち
    前記第1の壁面と前記肩部とを連続させる領域は中央寄
    りの一部分の領域が前記第1の壁面と面一になって前記
    第1の壁面から前記肩部に達しており残余の領域が前記
    第1の壁面に対して傾斜していることを特徴とするプラ
    スチックボトル。
JP1993039220U 1993-06-24 1993-06-24 プラスチックボトル Expired - Lifetime JP2573702Y2 (ja)

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JPH074308U JPH074308U (ja) 1995-01-24
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ID=12547064

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2631166B2 (ja) * 1991-07-31 1997-07-16 ハウス食品株式会社 シュリンク包装容器
JPH0575136U (ja) * 1992-03-16 1993-10-12 株式会社吉野工業所 合成樹脂製壜体

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JPH074308U (ja) 1995-01-24

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