JP2573647B2 - カルボニル基含有長鎖基を有するペリレンテトラカルボン酸ジイミド - Google Patents

カルボニル基含有長鎖基を有するペリレンテトラカルボン酸ジイミド

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JP2573647B2
JP2573647B2 JP63056476A JP5647688A JP2573647B2 JP 2573647 B2 JP2573647 B2 JP 2573647B2 JP 63056476 A JP63056476 A JP 63056476A JP 5647688 A JP5647688 A JP 5647688A JP 2573647 B2 JP2573647 B2 JP 2573647B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
    • C08K5/3437Six-membered rings condensed with carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B5/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more heterocyclic rings with or without carbocyclic rings
    • C09B5/62Cyclic imides or amidines of peri-dicarboxylic acids of the anthracene, benzanthrene, or perylene series

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、両方のN原子に結合された1つまたは2つ
のカルボキシル基および/またはカルバモイル基を含有
する長鎖脂肪族基を有するペリレンテトラカルボン酸ジ
イミド、ならびにポリオレフィン着色のためのその使用
に関する。
欧州特許第6122号明細書から、ポリオレフィンを着色
するための長鎖アルキル基を有するN,N′−ジアルキル
ペリレン−3、4、9、10−テトラカルボン酸ジイミド
が公知となっている。しかしながら、この顔料は一方で
はそのブルーミングの傾向のため、他方では不満足な湿
潤堅牢性のために今日の工業的要求条件に必ずしも適合
していない。
また、西独特許公報第1916169号には、カルボキシ基
を含む短鎖脂肪族基によって両方のN原子において置換
されたペリレン−3、4、9、10−テトラカルボン酸ジ
イミド、たとえばN,N′−ビス−(5−エトキシカルボ
ニル−ペンチル)−ペリレンジイミド、ならびにポリエ
ステルおよびポリアミドの着色のためのその使用が記載
されている。しかし、このタイプの公知の顔料は、ポリ
オレフィンの着色には適さない。
さらにまた、少なくとも4つのカルバモイル基を有す
るポリアミド鎖によって両方のN原子において置換され
たペリレンジイミドをベースとした脂肪顔料が、スイス
特許第703554号明細書にポリウレタンフォーム、ポリエ
ステル、ポリアミドの着色用の着色剤として開示されて
いる。しかし、このタイプの着色剤もポリオレフィンの
着色には適さない。
しかして、ここに本発明によって、両方のN原子に結
合された、1つまたは2つのカルボキシル基および/ま
たはカルバモイル基を含有する、少なくとも15個の炭素
原子をもつ脂肪族基を有するペリレン酸ジイミドがポリ
オレフィン着色のために極めて適し、しかもブルーミン
グの傾向が少なく、かつまた湿潤堅牢性も優秀であるこ
とが見いだされた。
すなわち、本発明は下記式I (式中、 Rは1つまたは2つの−COO−,−OOC−、−CONH−およ
び/または−NHCO−基によって中断された少なくとも15
個の炭素原子を有する直鎖状または分枝状アルキレン
基、アルキレンシクロアルキレン基またはシクロアルキ
レンアルキレン基を意味し、 Zは水素、ヒドロキシルまたは−COOHの基を意味する)
のペリレン−3、4、9、10−テトラカルボン酸ジイミ
ドに関する。
特に適当なペリレンジイミドは、式中のRが1つまた
は2つの−COO−,−OOC−、−CONH−および/または−
NHCO−基によって中断された20乃至50個の炭素原子を有
する直鎖状または分枝状アルキレン基であり、そしてZ
が前記した意味を有する式Iのペリレンジイミドであ
る。
中でも好ましいペリレンジイミドは、式中のRが1つ
の−COO−または−OOC−基によって中断されている24乃
至40個の炭素原子を有する直鎖状アルキレン基であり、
そしてZが水素である式Iのペリレンジイミドである。
特に好ましいペリレンジイミドは、式中の−RZがCH
2 11COOC12H25またはCH2 11COOC18H37基を意味する
式Iのペリレンジイミドである。
Rは多数の異なる意味を有しうるものであるが、その
非限定的例は式Iのペリレンジイミドの製造のために使
用しうる出発物質の例を説明する以下の記載から明らか
であろう。
Rがただ1つの−COO−,−OOC−、−CONH−および/
または−NHCO−基を含有している式Iのペリレンジイミ
ドは、有利にはペリレン−3、4、9、10−テトラカル
ボン酸またはその無水物から出発して、たとえば、次ぎ
の反応図式に示すような2工程で合成される。
たとえば、式H2N−R1−OHの脂肪族または環式脂肪族
アミノアルコール、式H2N−R1−COOHの脂肪族アミノ酸
または式H2N−R1−NH2の脂肪族ジアミンと第1の縮合を
行ない、そして得られたジイミドを、式HOOC−R2Zの脂
肪族カルボン酸、式H2N−R2Zの脂肪族アミンまたはHO−
R2Zの脂肪族または環式脂肪族アルコールとさらに縮合
させるのである。
ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸またはその酸無
水物 Rが2つの−COO−,−OOC−、−CONH−および/また
は−NHCO−基を含有している式Iのペリレンジイミド
は、前記に示した方法に準じて製造される。しかし、こ
の場合には3回の縮合を順次実施する。そして第1の縮
合で、前記のように、式II、IIIまたはIVの化合物を合
成する。
ついで、式IIとIIIの化合物を式HOOC−R3−COOHのジ
カルボン酸、式HOOC−R3−NH2のアミノ酸または式HOOC
−R3−OHのヒドロキシカルボン酸と縮合させることがで
き、また式IVの化合物を式HOOC−R3−NH2のアミノ酸、
式HOOC−R3−OHのヒドロキシカルボン酸または式H2N−R
3−NH2のジアミンまたは式HO−R3−OHのジオールと縮合
させることができる(ここでR3はアルキレンである)。
この縮合工程のためには脂肪族カルボン酸無水物(たと
えばコハク酸無水物またはドデシルコハク酸無水物な
ど)を使用することもできる。アミノ基またはヒドロキ
シル基が末端にない場合には、枝分れ位置にカルバモイ
ル基またはカルボキシ基を有する式Iの分枝状ジイミド
が最後に生成する。いずれの場合にも得られたジカルボ
ン酸は次ぎに式HO−R2Zの脂肪族アルコールまたはH2N−
R2Zの脂肪族アミンと縮合し、逆にジアミンとジオール
とが式HOO−R2Zのカルボン酸と縮合し、それぞれ式Iの
目的生成物を生成するのである。これらの縮合反応を以
下に反応図式で例示する。
出発物質の必要条件は、式IのRがそれに存在するカ
ルボキシル基またはカルバモイル基の炭素原子のほかに
少なくとも15個の炭素原子を含有しているべきことであ
る。
式H2N−R1−OHのアミノアルコールの例としてはつぎ
のものが示される: 2−アミノエタノール、 3−アミノプロピルアルコール、 3−アミノ−2、2′−ジメチルプロピルアルコール、 4−アミノブチルアルコール、 5−アミノペンチルアルコール、 6−アミノヘキシルアルコール、 4−アミノシクロヘキシルアルコール、 7−アミノヘプチルアルコール、 7−アミノオクチルアルコール、 6−アミノ−2−エチルヘキシルアルコール、 9−アミノノニルアルコール、 10−アミノデシルアルコール、 12−アミノドデシルアルコール。
式H2N−R1−COOHまたはH2N−R3−COOHのアミノカルボ
ン酸の例としてはつぎのものが示される: グリシン、 β−アラニン、 γ−アミノ酪酸、 δ−アミノ吉草酸、 6−アミノヘキサン酸、 7−アミノヘプタン酸、 8−アミノオクタン酸、 9−アミノノナン酸、 10−アミノデカン酸、 11−アミノウンデカン酸、 12−アミノドデカン酸。
式H2N−R1−NH2またはH2N−R3−NH2のジアミンの例と
してはつぎのものが示される: エチレンジアミン、 プロピレンジアミン、 トリメチレンジアミン、 ヘキサメチレンジアミン、 デカメチレンジアミン。
式HO−R2Zの脂肪族または環式脂肪族アルコールの例
としてはつぎのものが示される: メタノール、 エタノール、 プロピルアルコール、 イソプロピルアルコール、 ブチルアルコール、 ペンチルアルコール、 2,2−ジメチルプロピルアルコール、 ヘキシルアルコール、 シクロヘキシルアルコール、 オクチルアルコール、 2−エチルヘキシルアルコール、 デシルアルコール、 ラウリルアルコール、 ミリスチルアルコール、 セチルアルコール、 ステアリルアルコール、 ベヘニルアルコール、 8−ヒドロキシメチルトリシクロ−[5,2,1,02.6]−デ
カン。
式H2N−R2Zの脂肪族アミンの例としてはつぎのものが
示される: メチルアミン、 エチルアミン、 プロピルアミン、 イソプロピルアミン、 ブチルアミン、 ペンチルアミン、 2,2−ジメチルプロピルアミン、 ヘキシルアミン、 オクチルアミン、 デシルアミン、 ラウリルアミン、 ミリスチルアミン、 ステアリルアミン。
式HOOC−R2Zの脂肪族カルボン酸(これは好ましくは
メチルエステルまたは酸塩化物の形でも使用されうる)
の例としてはつぎのものが示される: ギ酸、 酢酸、 プロピオン酸、 酪酸、 吉草酸、 カプロン酸、 カプリル酸、 ペラルゴン酸、 デカン酸、 ドデカン酸、 テトラデカン酸、 ヘキサデカン酸、 オクタデカン酸、 ドコサンカルボン酸。
HO−R3−OHの適当なジオールの例は、 ヘキサンジオール−1、6、 デカンジオール−1、10、 ドデカンジオール−1、12 などである。
式HOOC−R3−COOHの適当な脂肪族ジカルボン酸の例は
つぎのものである: コハク酸、 グルタール酸、 アジピン酸、 ピメリン酸、 コルク酸、 セバシン酸、 ドデカンジカルボン酸−1、12。
場合によっては、これらはそのメチルエステル、酸塩
化物または酸無水物の形でも使用しうる。
式HOOC−R3−OHの適当なヒドロキシカルボン酸の例は
つぎのものである: δ−ヒドロキシ吉草酸、 6−ヒドロキシヘキサン酸、 9−ヒドロキシノナン酸、 12−ヒドロキシドデカン酸、 18−ヒドロキシオクタデカン酸、 12−ヒドロキシオクタデカン酸。
縮合反応は一般に公知方法によって、たとえば有機溶
剤の存在下または該当する反応体を溶剤として使用し
て、常圧または加圧下、触媒を使用してまたは使用せず
に実施される。
特定の場合には、式Iのペリレンジイミドを、ペリレ
ン−3、4、9、10−テトラカルボン酸またはそのジ酸
無水物を2モルの式H2N−RZ(式中、RおよびZは前記
の意味を有する)のアミンと反応させることによっても
得ることができる。式H2N−RZのアミンとしては、たと
えば、下記のものが考慮される: H2N−R1−OOC−R2Z,H2N−R1−COO−R2Z,H2N−R1−NHCO
−R2Z,H2N−R1−CONH−R2Z, H2N−R1−OOC−R3−COO−R2Z,H2N−R1−OOC−R3−CONH
−R2Z, H2N−R1−OOC−R3−NHCO−R2Z,H2N−R1−OOC−R3−OOC
−R2Z, H2N−R1−NHCO−R3−COO−R2Z,H2N−R1−NHCO−R3−CON
H−R2Z, H2N−R1−NHCO−R3−NHCO−R2Z,H2N−R1−NHCO−R3−OO
C−R2Z, H2N−R1−CONH−R3−COO−R2Z,H2N−R1−CONH−R3−CON
H−R2Z, H2N−R1−CONH−R3−NHCO−R2Z,H2N−R1−COO−R3−COO
−R2Z, H2N−R1−COO−R3−CONH−R2Z,H2N−R1−COO−R3−OOC
−R2Z. なお、R1、R2、R3の意味は、化合物H2N−R1−COOH,H2
N−R3−COOH,H2N−R1−NH2−H2N−R3−NH2,HO−R2Z,H2N
−R2Z,HOOC−R2Z,HO−R3−OH,HOOC−R3−COOH,HOOC−R3
−OHについての前記例から明らかである。
ペリレン−3、4、9、10−テトラカルボン酸または
そのジ酸無水物から出発して対応するペリレンジイミド
を生成する第1縮合反応のための適当な溶剤の例として
はつぎのものが考慮される。水、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、キノリン、グリコールたと
えばエチレングリコールまたはプロピレングリコール、
アルコールたとえばメタノール、エタノール、プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、ならびにそれらの異性体、またはジアセトンア
ルコール、さらには芳香族炭化水素たとえばニトロベン
ゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロロ
ベンゼン、トルエン、キシレン等。
第2および第3縮合反応のための適当な溶剤の例とし
てはシクロヘキサン、芳香族炭化水素たとえばニトロベ
ンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、トリクロ
ロベンゼン、トルエン、キシレン、クメン、tert−ブチ
ルベンゼンなどがあげられる。
エステル化反応のための適当な触媒としては、たとえ
ばトルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、亜硫酸アン
モニウム、ジブチルスズ酸化物、チタン(IV)ブトキシ
ド、濃硫酸などがあげられる。
縮合反応の際に反応体を直接溶剤として使用する(す
なわち過剰に使用する)場合は、エステル形成またはア
ミド形成終了後に、前記のいずれかの有機溶剤で反応媒
質を稀釈して過剰に存在する成分を溶解された状態に
し、しかるのち残存する顔料懸濁物を分離濾過するのが
好ましい。過剰の成分は、溶剤を蒸発させることによっ
て濾液から回収できる。
得られた本発明によるペリレンジイミドは、常用の方
法で単離されそして乾燥されうる。本ペリレンジイミド
はポリオレフィンとの親和性が優れているので、たとえ
ば機械的摩砕や製剤化のごときコンディショニングをさ
らに行なうことなく直接ポリオレフィンに配合してこれ
を着色することができる。
本発明によるペリレンジイミドはポリオレフィンの着
色のために特に好適であるが、他の重合体、特にポリカ
ーボネート、ポリアクリレート、ポリアミド、ポリメタ
クリレート、ABS、ポリエステル、ポリエーテルケト
ン、ポリウレタンなどの単体または混合物等の工業プラ
スチックの着色のためにも有利に使用することができ
る。
本発明によるペリレンジイミドで着色可能なポリオレ
フィンとしては、高密度および低密度ポリエチレン(HD
−PE,LD−PE及びLLD−PE)、ポリプロピレン、ポリイソ
ブチレン、およびポリオレフィンとたとえばポリエーテ
ル、ポリエーテルケトンまたはポリウレタンとの共重合
体などがあげられる。
着色は常用方法によって実施することができる。たと
えば、本ペリレンジイミドをプラスチック顆粒または粉
末に混合し、そして繊維、フィルムまたは顆粒は成形加
工することによって実施することができる。そして着色
された顆粒はさらに射出成形などの方法によってさらに
種々の成型品に加工することができる。
得られる着色物の色は高い明度、高い彩度を示し、堅
牢性、特に耐光堅牢性および熱堅牢性がすぐれている。
しかも、ブルーミング(Ausbluhung)の傾向がほとんど
ない。本発明によるペリレンジイミドで着色されたポリ
エチレン製品の特に注目すべき利点は、とりわけ高密度
ポリエチレンの場合において、助長された歪変形(dist
ortionまたはdeformation)現象がないということであ
る。
本発明によるペリレンジイミドで着色された繊維材料
は、耐光堅牢性および湿潤堅牢性たとえば洗濯堅牢性お
よび溶剤堅牢性などが繊維特性が優秀である。
さらに本発明によるペリレンジイミドは、重合体に対
して0.1乃至2重量%の通常の使用濃度で配合された場
合に、約120℃の温度では(すなわち、着色工程中にお
いても)強いオレンジ色の蛍光を発して完全に基質に溶
解するが、約120℃より低い温度では赤色顔料としてそ
のポリオレフィン内に晶出するという驚くべき特性を有
している。この特性の故に、本発明によるペリレンジイ
ミドはポリオレフィン繊維のマス・カラーレーション
(mass coloration)のため特に有利に使用することが
できる。この顔料は溶解重合体中に溶解されるので紡糸
工程中まったく濾過の問題を生ぜず、極細のフィラメン
トの紡糸が可能である。
本発明によるペリレンジイミドの被着色ポリオレフィ
ン中への溶解は可逆的であるから、本化合物をサーモク
ロミック(thermochromic)着色材として利用すること
ができる。すなわち、 と変色するから、本発明によるペリレンジイミドを配合
して着色された繊維、フィルムまたは成型品が120℃の
しきい値以上に加熱された場合に、この変色を警告信号
として直接使用することができる。
特定のポリオレフィンまたはその他の重合体または共
重合体またはこれらの混合物を使用し、本ペリレンジイ
ミドの構造に応じて、赤色からオレンジ色蛍光へまたそ
の逆方向への変色濃度を左右することが可能である。エ
ンジニアリングプラスチック、好ましくはポリカーボネ
ート、ポリアクリレート、ポリメタクリレート中におい
ては、本発明によるペリレンジイミドは冷却後でも溶解
状態にとどまりそして強い蛍光と優秀な耐光堅牢性およ
び耐候性を有するオレンジ色の蛍光着色物を与える。し
たがって、エンジニアリングプラスチックの着色のため
に式Iのペリレンンジイミドを使用することも本発明の
対象の1つである。
以下、本発明をさらに実施例により説明する。
実施例1 a)鋼製オートクレーブ中に、ペリレンテトラカルボン
酸のジ酸無水物39.2g,12−アミノドデカン酸47g,メタノ
ール1000mlを装填して150℃で24時間撹拌し、そのあと
室温まで冷却する。ついで、この顔料懸濁物を濾別す
る。濾過ケーキをメタノールで洗い、80℃で真空乾燥
し、そして粉末化する。しかして、下記微量分析結果を
有するペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−ドデ
カン酸−イミドの76gが得られた。
C:計算値 73.26%;測定値 73.23% H:計算値 6.92%;測定値 7.10% N:計算値 3.56%;測定値 3.39% b)撹拌器つきの750ml容量ガラス容器に前記実施例1
a)で得られたペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス
−ドデカン酸−ジイミドの23.6g,1−オクタデカノール1
50gおよびp−トルエンスルホン酸・1H2Oの1.5gを装填
して120℃まで加熱し、この温度で20時間撹拌する。反
応水を蒸留により反応容器から除去する。つぎに赤色混
合物を80℃まで冷却し、500mlのメタノールを加える。
この際、過剰のオクタデカノールが溶解する。これをさ
らに還流温度で30分間撹拌し、予熱した吸引濾過器で顔
料を濾別する。オクタデカノールがなくなるまで濾過ケ
ーキを温メタノールで洗浄する。洗浄後、80℃で真空乾
燥して粉末化する。ペリレンテトラカルボン酸−N,N′
−ビス(ドデカン酸ステアリルエステル)−イミドの3
8.3gを得る。これは問題なくポリオレフィンに配合する
ことができそして高明度かつ高彩度の赤色着色物を与え
る。この着色物は耐熱性、耐光堅牢性、耐候性が優秀で
あり、そしてブルーミングの傾向がほとんどない。
微量分析の結果は次ぎのとおり: C:計算値 78.09%;測定値 78.13% H:計算値 9.83%;測定値 9.73% N:計算値 2.17%;測定値 2.12% 実施例2 撹拌器つきの750ml容量ガラス容器に前記実施例1a)
で得られたペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−
ドデカン酸−ジイミドの23.6g,1−ドデカノール150gお
よびp−トルエンスルホン酸・1H2Oの2gを装填して120
℃まで加熱し、この温度で20時間撹拌する。反応水を蒸
留により反応容器から除去する。つぎにこの混合物を80
℃まで冷却し、500mlのメタノールを加える。この際、
過剰のドデカノールが溶解する。これをさらに還流温度
で30分間撹拌し、予熱した吸引濾過器で顔料を濾別す
る。ドデカノールがなくなるまで濾過ケーキを温メタノ
ールで洗浄する。洗浄後、80℃で真空乾燥して粉末化す
る。ペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−(ドデ
カン酸ラウリルエステル)−イミドの31.0gを得る。こ
れをポリオレフィンのマス・カラーレーションに使用す
ると、この場合も高明度の赤色着色物が得られる。この
着色物は耐熱性、耐光堅牢性および耐候性が優秀であ
り、そしてブルーミングの傾向がほとんどない。
微量分析の結果は次ぎのとおりである: C:計算値 76.97%;測定値 76.62% H:計算値 9.15%;測定値 9.07% N:計算値 2.49%;測定値 2.54% 実施例3 実施例1b)と同様に操作を実施した。ただし今回は、
1−オクタデカノールの代りに等モル量の1−ドコサノ
ールを使用した。しかして、26gのペリレンテトラカル
ボン酸−N,N′−ビス−(ドデカン酸ベヘニルエステ
ル)−イミドが得られた。これをポリオレフィンに配合
すると、この場合も優秀な耐熱性、耐光堅牢性および耐
候性を有し、そしてブルーミングの傾向がほとんどない
赤色着色物が得られた。
微量分析の結果は次ぎのとおりである: C:計算値 78.7%;測定値 78.2% H:計算値 10.2%;測定値 10.1% N:計算値 2.0%;測定値 2.1% 実施例4 実施例1b)と同様に操作を実施した。ただし今回は、
1−オクタデカノール150gの代りに200gの8−ヒドロキ
シメチル−トリシクロ−[5,2,1,02.6−デカン(TCD
−アルコールM,ヘカスト社製品)を使用した。しかし
て、30gのペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−
(ドデカン酸−トリシクロ[5,2,1,02.6]−デカンメチ
ルエステル)−イミドが得られた。これをポリオレフィ
ンのマス・カラーレーションに使用すると、優秀な堅牢
性を有しブリーミングの傾向がほとんどない赤色着色物
が得られた。
微量分析の結果は次ぎのとおりである: C:計算値 77.6%;測定値 77.5% H:計算値 8.0%;測定値 8.1% N:計算値 2.6%;測定値 2.7% 実施例5 撹拌器つきの750ml容量ガラス容器に前記実施例1a)
で得られたペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−
ドデカン酸−ジイミド7.8g,ステアリルアミン60gおよび
p−トルエンスルホン酸・1H2Oの1.0gを装填して140℃
まで加熱し、この温度で22時間撹拌する。つぎにこの反
応混合物を60℃まで冷却し、500mlのメタノールを加え
て稀釈する。これをさらに1時間還流温度で撹拌し、そ
して予熱した吸引濾過器で熱時に濾過する。ステアリル
アミンがなくなるまで濾過ケーキを温メタノールで洗浄
する。洗浄後、80℃で真空乾燥する。しかして、ペリレ
ンテトラカルボン酸−N,N′−ビス−(ドデカン酸ステ
アリルアミド)−イミドの11.5gを得る。これをポリオ
レフィンに配合すると、非常に色濃度の高い赤色着色物
が得られる。この着色物は耐熱性、耐光堅牢性、耐候性
が優秀であり、そしてブルーミングの傾向がほとんどな
い。微量分析の結果は次ぎのとおり: C:計算値 78.2%;測定値 77.6% H:計算値 10.0%;測定値 9.7% N:計算値 4.3%;測定値 4.2% 実施例6 a)鋼製オートクレーブ中に、ペリレンテトラカルボン
酸のジ酸無水物15.8g,ネオペンタノールアミン9.0g,メ
タノール160mlを装填して160℃で18時間撹拌する。この
顔料懸濁物を冷却し、濾過する。濾過ケーキをメタノー
ルでよく洗い、80℃で真空乾燥し、そして粉末化する。
しかして、下記微量分析結果を示すペリレンテトラカル
ボン酸−N,N′−ビス−ネオペンタノール−イミドの210
gが得られた。
C:計算値 72.58%;測定値 72.0% H:計算値 5.38%;測定値 5.3% N:計算値 4.98%;測定値 5.0% b)撹拌器つきの350ml容量ガラス容器に前記実施例6
a)で得られたペリレンテトラカルボン酸−N,N′−ビス
−ネオペンタノール−ジイミドの5.6g,ステアリン酸60g
およびp−トルエンスルホン酸・1H2Oの1.0gを装填して
120℃まで加熱し、この温度で22時間撹拌する。存在す
る水を窒素流導入により反応容器から継続的に除去す
る。反応終了後この混合物を60℃まで冷却し、300mlの
メタノールを加えて稀釈する。これをさらに還流温度で
30分間撹拌し、顔料を予熱した吸引濾過器で濾過する。
ステアリン酸がなくなるまで濾過ケーキを温メタノール
で洗浄する。洗浄後、80℃で真空乾燥して粉末化する。
下記式のペリレンジイミドの10.2gが得られる。
これをポリオレフィンに配合すると、極めて色濃度が
高く、高明度かつ高彩度の赤色着色物が得られる。この
着色物は耐熱性、耐光堅牢性、耐候性が優秀であり、そ
してブルーミングの傾向がほとんどない。
微量分析の結果は次ぎのとおり: C:計算値 76.74%;測定値 76.52% H:計算値 9.02%;測定値 9.08% N:計算値 2.56%;測定値 2.56% 実施例7 西独特許第2451780号明細書の実施例2に記載されて
いる方法により得られるペリレンテトラカルボン酸−N,
N′−ビス−(γ−ヒドロキシプロピル)−ジイミドの
5.1g,ドデカンジカルボン酸−1、12の45gおよびp−ト
ルエンスルホン酸・1H2Oの0.9gを750mlのガラス容器に
装填して150℃で20時間撹拌する。存在する水を窒素流
を導入して反応容器から除去する。縮合反応終了後この
混合物を冷却し、400mlのジアセトンアルコールを加
え、120℃で30分間撹拌する。そのあと予熱した吸引濾
過器で濾過する。ドデカンジカルボン酸がなくなるまで
濾過ケーキを温ジアセトンアルコールで洗浄する。洗浄
後、80℃で真空乾燥して粉末化する。しかして下記式の
ペリレンジイミドの8.9gが得られる。
これをポリオレフィンに配合して着色すると、優秀の
堅牢性を有し、ブルーミング傾向をほとんど示さない赤
色着色物が得られる。
微量分析の結果は次ぎのとおりである: C:計算値 69.97%;測定値 69.37% H:計算値 6.67%;測定値 6.75% N:計算値 3.01%;測定値 2.98% 実施例8 a)撹拌器つきの750ml容量ガラス容器にペリレンテト
ラカルボン酸−N,N′−ビス−ドデカン酸−ジイミドの
7.9g,式HOCH2 14OHのジオール45gおよびp−トルエ
ンスルホン酸・1H2Oの1.0gを装填して120℃まで加熱
し、この温度で18時間撹拌する。存在するする水を窒素
流導入により反応容器から継続的に除去する。反応終了
後この混合物を60℃まで冷却し、400mlのメタノールを
加えて稀釈する。これをさらに還流温度で30分間撹拌
し、顔料を予熱した吸引濾過器で濾過する。ジオールが
なくなるまで濾過ケーキを温メタノールで洗浄する。洗
浄後、80℃で真空乾燥して粉末化する。下記式のペリレ
ンジイミドの10.9gが得られる。
これをポリオレフィンに配合すると、極めて色濃度が
高く、かつ耐熱性、耐光堅牢性、耐候性が優秀な赤色着
色物が得られる。
微量分析の結果は次ぎのとおり: C:計算値 75.33%;測定値 75.65% H:計算値 9.15%;測定値 9.09% N:計算値 2.31%;測定値 2.11% b) 撹拌器付き350ml容量のガラス容器に実施例8)
で得られたペリレンジイミドの3.6gと無水酢酸80mlとを
装填し、還流温度で21時間撹拌する。この後この顔料懸
濁物を冷却し、濾過する。濾過ケーキを氷酢酸で洗い、
真空乾燥器にいれて80℃で乾燥して粉末化する。しかし
て、下記式のペリレンジイミドの3.7gが得られる。
これをポリオレフィンに配合すると、極めて色濃度が
高く、かつ耐熱性、耐光堅牢性、耐候性が優秀な赤色着
色物が得られる。
微量分析の結果は次ぎのとおり: C:計算値 74.15%;測定値 74.70% H:計算値 8.87%;測定値 8.86% N:計算値 2.16%;測定値 2.08% 実施例9 実施例1b)で得られたペリレンジイミドの1.0g,酸化
防止剤〔イルガノックス(IRGANOX)1010,チバ−ガイ
ギ社製品〕1.0gおよびポリエチレン高密度顆粒〔ベス
トローレン(VESTOLEN)A 60−16,ヒュルス社製品〕100
0gの混合物を3ガラスフラスコに装填して15分間ロー
ラー・スタンド(roller stand)で予備混合した。つい
で、この混合物を単軸押出機に2回通して押出し、その
あと顆粒に造粒した。得られた顆粒を次ぎに射出成形機
〔オールラウンド・アーバーク(Allround Arburg)2
00〕にかけて220℃、250℃、300℃の温度、滞留時間各
5分間でパネルに射出成形した。得られたパネルは均一
な濃さの赤色に着色されていた。そして未着色ポリエチ
レンからの射出成形品と同様に歪がなかった。この着色
射出成形パネルを炉に入れて100℃に24時間放置した。
プラスチック基質からの顔料のブルーミング現象は全く
観察されなかった。
前記着色パネルを130℃まで加熱したところ、その赤
色が輝くような蛍光オレンジ色に変った。そして120℃
以下に温度が下がるとこのオレンジ蛍光色は即座に元の
赤い色に戻った。
実施例10 実施例9と同様に操作を実施した。ただし今回は前記
顔料と共に二酸化チタン〔クロノス(KRONOS)RN 57
−P,クロノス・チタン(KRONOS Titan)社製品〕10gを
使用した。同じく熱堅牢性のすぐれた赤色に着色された
パネルが得られた。200℃と300℃との間の温度で射出成
形されたパネルは冷却後まったく色の変化を示さなかっ
た。
実施例11 ポリプロピレン顆粒〔ダプレン(DAPLEN)PT−55,
ヘミー・リンツ(Chemie LINZ)社製品〕1000gと実施例
1b)で得られたペリレンジイミドの1.0gとを3ガラス
フラスコに装填して15分間ローラー・スタンドで混合し
た。つぎに、この混合物を単軸押出機に2回通して押出
し、そのあと顆粒に造粒した。得られた顆粒を次ぎに28
0乃至285℃の温度で溶融紡糸法で紡糸した。この紡糸工
程の間、顔料はオレンジ蛍光色で基質に溶解されてい
た。冷却すると(120℃以下)赤色顔料としてその繊維
材料内に完全に晶析した。この方法で着色された繊維は
耐光堅牢性が非常にすぐれており、かつ洗剤および溶剤
に対する湿潤堅牢性などの繊維特性も優秀であった。28
5℃の温度における耐熱性もすぐれていた。
実施例12 ポリメチルメタクリレート顆粒〔デカラン(DEGALA
N)7E、デグサ社製品〕100gと実施例11b)で得られた
ペリレンジイミドの0.2gとを500mlガラスフラスコに装
填して20分間ローラー・スタンドで予備混合した。つぎ
に、この混合物を単軸押出機に通して押出してリボン状
に成形した。これによって、透明な濃いオレンジ蛍光色
に着色されたプラスチックのリボンが得られた。このリ
ボンは熱堅牢性および耐光堅牢性が優秀であった。実施
例1b)のペリレンジイミドの代りに実施例2乃至8b)で
得られたペリレンジイミドを使用した場合にも、同じく
優秀な特性を有するオレンジ蛍光色帯体のリボンが得ら
れた。
実施例13 実施例12と同様に操作を実施した。ただし今回はポリ
メチルメタクリレートの代りにポリカーボネート顆粒
〔マクロロン(MAKROLON)2800、バイエル社製品〕を
使用した。熱堅牢性及び耐光堅牢性が優秀な、透明な濃
いオレンジ蛍光色に着色されたリボンが得られた。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式I (式中、 −Rzは基CH2 11COOC12H25またはCH2 11COOC18H37
    である)のペリレン−3、4、9、10−テトラカルボン
    酸ジイミド。
  2. 【請求項2】請求項1記載の式Iのペリレン−3、4、
    9、10−テトラカルボン酸ジイミドを着色剤として含有
    しているポリオレフィン。
  3. 【請求項3】請求項1記載の式Iのペリレン−3、4、
    9、10−テトラカルボン酸ジイミドを着色剤として含有
    しているエンジニアリング・プラスチック。
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