JP2573467Y2 - 作業車輌の油圧機構 - Google Patents

作業車輌の油圧機構

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JP2573467Y2
JP2573467Y2 JP1991023936U JP2393691U JP2573467Y2 JP 2573467 Y2 JP2573467 Y2 JP 2573467Y2 JP 1991023936 U JP1991023936 U JP 1991023936U JP 2393691 U JP2393691 U JP 2393691U JP 2573467 Y2 JP2573467 Y2 JP 2573467Y2
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JP
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engine
hydraulic oil
hydraulic
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sensor
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JP1991023936U
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Inventor
哲博 大橋
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セイレイ工業株式会社
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、農業機械や建設機械や
土木機械の如く、エンジンと作業機を搭載した作業車輌
の油圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エンジンにおいて、冷却水や
潤滑油の回路にバイパス弁を設け、該冷却水や潤滑油の
温度が上昇しない場合には、冷却装置を通過せずに直接
に短絡させるという技術は公知とされているのである。
例えば、実公昭57−3851号公報の如くである。ま
た、アクセルレバーの回動角に応じた回転数が得られな
い場合に、エンジン負荷を低減する装置は、実開昭61
−190488号公報の如き技術が公知とされている。
【0003】
【考案が解決すべき課題】本考案は、このようにエンジ
ンの内部を循環する冷却水や潤滑油ではなくて、エンジ
ンの外部に配置された油圧シリンダや静油圧式変速装置
などの油圧装置を駆動する為に、エンジンにより駆動さ
れる油圧ポンプに関する技術である。そして、厳寒時や
寒冷地において、早朝にエンジンを始動した場合に、該
作業機を駆動する作動油タンク内の作動油の油温が低
く、粘度が高い為に、油圧ポンプの回転に大きな負荷が
掛り、また油圧ポンプから作動油を吐出したとしても、
粘度の高い作動油や潤滑油の流動抵抗により、エンジン
の回転数がなかなか上昇しないという不具合が発生する
のである。この為に、エンジンの始動が困難となり、ま
た低温時の無理な油圧機器の作動により、油圧シリンダ
や静油圧式変速装置が破壊されるという不具合があった
のである。本考案は、このような従来技術の不具合を解
消するものである。
【0004】
【課題を解決する手段】本考案の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明する。
請求項1においては、作業車輌にエンジン1と作業機を
搭載し、エンジン1により駆動する油圧ポンプ6より、
作業機を駆動する油圧装置に圧力作動油を供給する構成
において、エンジン1のアクセルレバー4の回動位置を
検出する回動角検出センサ9と、エンジン回転数センサ
8と、作動油回路バイパス弁7と、始動キースイッチ3
と、中央集中制御装置2を設け、エンジン1の始動キー
スイッチ3をONにすると、中央集中制御装置2が制御
を開始し、エンジン1に付設したエンジン回転数センサ
8がエンジンの回転数を検出し、またアクセルレバー4
の回動位置を回動角検出センサ9により検出し、アクセ
ルレバー4の回動角とエンジン回転数を比較し、エンジ
ン回転数が正常に上昇していない時に、作動油回路バイ
パス弁7を切換えて、作動油を作動油タンク18へ短絡
させるべく構成したものである。請求項2においては、
請求項1記載のアクセルレバー4の回動角を検出する回
動角検出センサ9と、エンジン1の回転数を検出するエ
ンジン回転数センサ8の他に、作動油の温度を検出する
作動油温度センサ5を付設し、アクセルレバー4の回動
角とエンジン回転数を比較し、エンジン回転数が正常に
上昇していないで、更に作動油温度センサ5からの作動
油の温度が低い場合には、作動油回路バイパス弁7を切
換えて、作動油を作動油タンク18へ短絡させるべく構
成したものである。
【0005】
【作用】エンジン1の始動キースイッチ3をONにする
と、中央集中制御装置2が制御を開始し、作動油タンク
18内の作動油の温度を作動油温度センサ5により検出
し、またエンジン1に付設したジェネレータGが兼用す
るエンジン回転数センサ8がエンジンの回転数を検出
し、またアクセルレバー4の回動位置が回動角検出セン
サ9により検出される。前記センサからの信号により中
央集中制御装置2が比較判断して、作動油の温度が低
く、粘度が高い為に、アクセルレバー4の回動位置に比
して、エンジン1の回転数が上昇していないと判断した
場合には、作動油回路バイパス弁7を開放して、作動油
を作業機の油圧装置Aを通過させずに、直接に作動油タ
ンク18に戻すのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は作業車輌の中
でバックホーの全体側面図、図2は本考案の作業車輌の
油圧機構回路図である。バックホーは後部のエンジン室
内にエンジン1を搭載し、該エンジン1により油圧ポン
プ6を駆動し、該油圧ポンプ6から吐出する圧油によ
り、全ての作業機を駆動している。即ち、クローラ式油
圧装置17は静油圧式変速装置により駆動されており、
また該クローラ式油圧装置17の上と、機体フレームの
間には旋回台軸受16が搭載されている。該旋回台軸受
16も油圧モータにより駆動されている。またクローラ
式油圧装置17の後部に配置した排土板は、排土シリン
ダ14により上下されている。またブームを上下に回動
するブームシリンダ12の他に、ブーム部分を左右に回
動する部分にも油圧シリンダが設けられており、また該
ブームの先端に枢支したアームを回動するアームシリン
ダ13と、バケットを掬い回動するバケットシリンダ1
1も設けられている。
【0007】本考案は、このような作業機を駆動する油
圧装置である、バケットシリンダ11とブームシリンダ
12とアームシリンダ13と排土シリンダ14等の全て
に、エンジン1により回転される油圧ポンプ6から、圧
力作動油が供給されているのである。次に、図2につい
て説明する。エンジン1にはエンジン回転数センサ8を
兼用するジェネレータGと、セルモータ20が付設され
ている。そして中央集中制御装置2により判断して、作
動油回路バイパス弁7を開閉する信号が出されるのであ
る。そして該作動油回路バイパス弁7を開閉する判断信
号としては、作動油タンク18の内の作動油温度センサ
5と、エンジン回転数センサ8と、回動角検出センサ9
からの信号を取り入れている。10は作業車輌に搭載し
たバッテリである。
【0008】そして、オペレーターはアクセルレバー4
を操作して、エンジン1の回転数を設定し、始動キース
イッチ3をONとして、セルモータ20を回転し、エン
ジン1の回転数を上昇させようとするのである。しか
し、寒冷地や厳寒期においては、作動油の粘度が大で、
また潤滑油の粘度も大であるので、バッテリ10からの
電力と、セルモータ20の回転力では、十分にクランク
軸が回転せず、エンジンの始動が困難となるのである。
このような状態において、アクセルレバー4の回動角を
検出する回動角検出センサ9と、エンジン1の回転数を
検出するエンジン回転数センサ8の他に、作動油の温度
を検出する作動油温度センサ5を付設し、アクセルレバ
ー4の回動角とエンジン回転数の信号を比較し、エンジ
ン回転数が正常に上昇していないで、更に作動油温度セ
ンサ5からの作動油の温度が低い場合には、作動油回路
バイパス弁7を切換えて、作動油を作動油タンク18へ
短絡させるべく構成したものである。
【0009】これにより、該油圧ポンプ6から吐出され
る粘度の高い圧油は、バケットシリンダ11やブームシ
リンダ12やアームシリンダ13や排土シリンダ14に
は至らずに、途中の作動油回路バイパス弁7の部分から
作動油タンク18に短絡してしまうのである。この構成
により、油圧ポンプ6に掛かる大きな負荷を解消するこ
とが出来るのである。そして該作動油回路バイパス弁7
の開放状態で、油圧ポンプ6の負荷が解消されて、エン
ジン1の回転が徐々に上昇し、アクセルレバー4の設定
値に対応した、正常な回転数にエンジン1が戻った時点
で、作動油回路バイパス弁7を閉鎖して、油圧ポンプ6
からの圧油を油圧装置Aに供給するのである。
【0010】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く構成し
たので、エンジンの始動キースイッチ3の始動と共に、
中央集中制御装置2を動作させて、回動角検出センサ9
とエンジン回転数センサ8の比較を中央集中制御装置2
により行い、作動油回路バイパス弁7の切換を行うかど
うかを演算するので、エンジン1の始動時において、本
考案の自動制御回路を正確に作動させて、始動性を向上
することが出来るのである。また、潤滑油や作動油の粘
度が高く、エンジンの各部にこの負荷が大きく掛かって
いる場合に、作動油を作動油タンク18に戻すべく作動
油回路バイパス弁7により短絡させるので、低温時や厳
寒時や寒冷地におけるエンジン1の始動性を良好にする
ことが出来るのである。請求項2の如く、作動油温度セ
ンサ5を付設して、作動油温度により確認作業も行うの
で、回動角検出センサ9とエンジン回転数センサ8から
の信号を比較して、エンジン回転数が正常に上昇してい
ないで、作動油回路バイパス弁7が開放された状態で
は、油温が上昇するまで、作業機の回路に圧油が流れな
いので、作業機による作業が不可能であり、この為に低
油温時の無理な油圧機器の作動による破損を防止するこ
とが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車輌の中でバックホーの全体側面図であ
る。
【図2】本考案の作業車輌の油圧機構回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 中央集中制御装置 3 始動キースイッチ 4 アクセルレバー 5 作動油温度センサ 6 油圧ポンプ 7 作動油回路バイパス弁 8 エンジン回転数センサ 9 回動角検出センサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車輌にエンジン1と作業機を搭載
    し、エンジン1により駆動する油圧ポンプ6より、作業
    機を駆動する油圧装置に圧力作動油を供給する構成にお
    いて、エンジン1のアクセルレバー4の回動位置を検出
    する回動角検出センサ9と、エンジン回転数センサ8
    と、作動油回路バイパス弁7と、始動キースイッチ3
    と、中央集中制御装置2を設け、エンジン1の始動キー
    スイッチ3をONにすると、中央集中制御装置2が制御
    を開始し、エンジン1に付設したエンジン回転数センサ
    8がエンジンの回転数を検出し、またアクセルレバー4
    の回動位置回動角検出センサ9により検出し、アクセ
    ルレバー4の回動角とエンジン回転数を比較し、エンジ
    ン回転数が正常に上昇していない時に、作動油回路バイ
    パス弁7を切換えて、作動油を作動油タンク18へ短絡
    させるべく構成したことを特徴とする作業車輌の油圧機
    構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクセルレバー4の回動
    角を検出する回動角検出センサ9と、エンジン1の回転
    数を検出するエンジン回転数センサ8の他に、作動油の
    温度を検出する作動油温度センサ5を付設し、アクセル
    レバー4の回動角とエンジン回転数の信号を比較し、エ
    ンジン回転数が正常に上昇していないで、更に作動油温
    度センサ5からの作動油の温度が低い場合には、作動油
    回路バイパス弁7を切換えて、作動油を作動油タンク1
    8へ短絡させるべく構成したことを特徴とする作業車輌
    の油圧機構。
JP1991023936U 1991-04-11 1991-04-11 作業車輌の油圧機構 Expired - Lifetime JP2573467Y2 (ja)

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JPH04119340U JPH04119340U (ja) 1992-10-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573851U (ja) * 1980-06-09 1982-01-09
JPS6073615A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 光路開閉装置

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JPH04119340U (ja) 1992-10-26

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