JPH04119340U - 作業車輌の油圧機構 - Google Patents

作業車輌の油圧機構

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JPH04119340U
JPH04119340U JP2393691U JP2393691U JPH04119340U JP H04119340 U JPH04119340 U JP H04119340U JP 2393691 U JP2393691 U JP 2393691U JP 2393691 U JP2393691 U JP 2393691U JP H04119340 U JPH04119340 U JP H04119340U
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hydraulic
hydraulic oil
rotation
bypass valve
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JP2393691U
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哲博 大橋
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セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン1と作業機とを搭載した作業車輌の
油圧機構において、寒冷地や厳寒時において、作業機の
作動油の粘度が高い為に、エンジン1の回転に過負荷が
掛り、セルモータ20を回転しても始動が不可能であっ
たり、エンジン1の各部に過剰な負荷が掛り、各部の破
壊が進展するという不具合を解消する。 【構成】 上記目的を達成する為に、アクセルレバー4
に回動角検出センサ9を設け、またエンジン1にエンジ
ン回転数センサ8を設けて、アクセルレバー4の回動角
に対応した回転数が上昇していない場合には、作動油タ
ンク18と油圧ポンプ6とを短絡させる作動油回路バイ
パス弁7を設けたのである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は農業機械や建設機械や土木機械の如く、エンジンと作業機を搭載した 作業車輌の油圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンにおいて、冷却水や潤滑油の回路にバイパス弁を設け、該 冷却水や潤滑油の温度が上昇しない場合には、冷却装置を通過せずに直接に短絡 させるという技術は公知とされているのである。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
本考案は、このようにエンジンの内部を循環する冷却水や潤滑油ではなくて、 エンジンの外部に配置された油圧シリンダや静油圧式変速装置などの油圧装置を 駆動する為に、エンジンにより駆動される油圧ポンプに関する技術である。そし て、厳寒時や寒冷地において、早朝にエンジンを始動した場合に、該作業機を駆 動する作動油タンク内の作動油の油温が低く、粘度が高い為に、油圧ポンプの回 転に大きな負荷が掛り、また油圧ポンプから作動油を吐出したとしても、粘度の 高い作動油や潤滑油の流動抵抗により、エンジンの回転数がなかなか上昇しない という不具合が発生するのである。この為に、エンジンの始動が困難となり、ま た低温時の無理な油圧機器の作動により、油圧シリンダや静油圧式変速装置が破 壊されるという不具合があったのである。本考案はこのような従来技術の不具合 を解消するものである。
【0004】
【課題を解決する手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説 明する。即ち、作業車輌にエンジン1と作業機を搭載し、エンジン1により駆動 する油圧ポンプ6より、作業機を駆動する油圧装置に圧力作動油を供給する構成 において、エンジン1のアクセルレバー4の回動位置を検出する回動角検出セン サ9と、エンジン回転数センサ8と、作動油回路バイパス弁7を設け、アクセル レバー4の回動角に比して、エンジン回転数が正常に上昇しない時に、作動油回 路バイパス弁7を切換えて、作動油を作業機の油圧装置を通過せずに、作動油タ ンク18へ短絡させるべく構成したものである。
【0005】
【作用】
エンジン1の始動キースイッチ3をONにすると、中央集中制御装置2が制御 を開始し、作動油タンク18内の作動油の温度を作動油温度センサ5により検出 し、またエンジン1に付設したジェネレータGが兼用するエンジン回転数センサ 8がエンジンの回転数を検出し、またアクセルレバー4の回動位置が回動角検出 センサ9により検出される。該センサからの信号により中央集中制御装置2が比 較判断して、作動油の温度が低く、粘度が高い為に、アクセルレバー4の回動位 置に比して、エンジン1の回転数が上昇していないと判断した場合には、作動油 回路バイパス弁7を開放して、作動油を作業機の油圧装置Aを通過させずに、直 接に作動油タンク18に戻すのである。
【0006】
【実施例】
次に実施例を説明する。図1は作業車輌の中でバックホーの全体側面図、図2 は本考案の作業車輌の油圧機構回路図である。バックホーは後部のエンジン室内 にエンジン1を搭載し、該エンジン1により油圧ポンプ6を駆動し、該油圧ポン プ6から吐出する圧油により、全ての作業機を駆動している。即ち、クローラ式 油圧装置17は静油圧式変速装置により駆動されており、また該クローラ式油圧 装置17の上と、機体フレームの間には旋回台軸受16が搭載されている。該旋 回台軸受16も油圧モータにより駆動されている。またクローラ式油圧装置17 の後部に配置した排土板は排土シリンダ14により上下されている。またブーム を上下に回動するブームシリンダ12の他に、ブーム部分を左右に回動する部分 にも油圧シリンダが設けられており、また該ブームの先端に枢支したアームを回 動するアームシリンダ13と、バケットを掬い回動するバケットシリンダ11も 設けられている。
【0007】 本考案はこのような作業機を駆動する油圧装置である、バケットシリンダ11 とブームシリンダ12とアームシリンダ13と排土シリンダ14等の全てに、エ ンジン1により回転される油圧ポンプ6から、圧力作動油が供給されているので ある。次に図2について説明する。エンジン1にはエンジン回転数センサ8を兼 用するジェネレータGと、セルモータ20が付設されている。そして中央集中制 御装置2により判断して、作動油回路バイパス弁7を開閉する信号が出されるの である。そして該作動油回路バイパス弁7を開閉する判断信号としては、作動油 タンク18の内の作動油温度センサ5と、エンジン回転数センサ8と、回動角検 出センサ9からの信号を取り入れている。10は作業車輌に搭載したバッテリで ある。
【0008】 そして、オペレーターはアクセルレバー4を操作して、エンジン1の回転数を 設定し、始動キースイッチ3をONとして、セルモータ20を回転し、エンジン 1の回転数を上昇させようとするのであるが、寒冷地や厳寒期においては、作動 油の粘度が大で、また潤滑油の粘度も大であるので、バッテリ10からの電力と 、セルモータ20の回転力では、十分にクランク軸が回転せず、エンジンの始動 が困難となるのである。このような状態を、アクセルレバー4とエンジン回転数 センサ8の回転数の差により検出し、更に作動油温度センサ5からの作動油の温 度の確認を行ってから、作動油回路バイパス弁7を開放するのである。
【0009】 これにより、該油圧ポンプ6から吐出される粘度の高い圧油は、バケットシリ ンダ11やブームシリンダ12やアームシリンダ13や排土シリンダ14には至 らずに、途中の作動油回路バイパス弁7の部分から作動油タンク18に短絡して しまうのである。この構成により、油圧ポンプ6に掛かる大きな負荷を解消する ことが出来るのである。そして該作動油回路バイパス弁7の開放状態で、油圧ポ ンプ6の負荷が解消されて、エンジン1の回転が徐々に上昇し、アクセルレバー 4の設定値に対応した、正常な回転数にエンジン1が戻った時点で、作動油回路 バイパス弁7を閉鎖して、油圧ポンプ6からの圧油を油圧装置Aに供給するので ある。
【0010】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、潤滑油や作動油の粘度が高く、エンジンの各部にこの負荷が大きく掛かってい る場合に、作動油を作動油タンク18に戻すべく作動油回路バイパス弁7により 短絡させるので、低温時や厳寒時や寒冷地に於けるエンジン1の始動性を良好に することが出来るのである。また、作動油回路バイパス弁7が開放された状態で は、油温が上昇するまで、作業機の回路に圧油が流れ無いので、作業機による作 業が不可能であり、この為に低油温時の無理な油圧機器の作動により破損を防止 することが出来るのである。また、エンジン1の回転数をジェネレータGにより 検出し、アクセルレバー4の回動角をリミットスイッチにより検出可能とするこ とにより、中央集中制御装置2ではなくて、簡単なシーケンス回路により本考案 の作業車輌の油圧制御機構を構成することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業車輌の中でバックホーの全体側面図であ
る。
【図2】本考案の作業車輌の油圧機構回路図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 中央集中制御装置 3 始動キースイッチ 4 アクセルレバー 5 作動油温度センサ 6 油圧ポンプ 7 作動油回路バイパス弁 8 エンジン回転数センサ 9 回動角検出センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車輌にエンジン1と作業機を搭載
    し、エンジン1により駆動する油圧ポンプ6より、作業
    機を駆動する油圧装置に圧力作動油を供給する構成にお
    いて、エンジン1のアクセルレバー4の回動位置を検出
    する回動角検出センサ9と、エンジン回転数センサ8
    と、作動油回路バイパス弁7を設け、アクセルレバー4
    の回動角に比して、エンジン回転数が正常に上昇しない
    時に、作動油回路バイパス弁7を切換えて、作動油を作
    業機の油圧装置を通過せずに、作動油タンク18へ短絡
    させるべく構成したことを特徴とする作業車輌の油圧機
    構。
JP1991023936U 1991-04-11 1991-04-11 作業車輌の油圧機構 Expired - Lifetime JP2573467Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991023936U JP2573467Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 作業車輌の油圧機構

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Publications (2)

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JPH04119340U true JPH04119340U (ja) 1992-10-26
JP2573467Y2 JP2573467Y2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=31908997

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991023936U Expired - Lifetime JP2573467Y2 (ja) 1991-04-11 1991-04-11 作業車輌の油圧機構

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573851U (ja) * 1980-06-09 1982-01-09
JPS6073615A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 光路開閉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573851U (ja) * 1980-06-09 1982-01-09
JPS6073615A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Kureha Chem Ind Co Ltd 光路開閉装置

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JP2573467Y2 (ja) 1998-05-28

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