JP2573465B2 - 3軸制御空中線装置 - Google Patents

3軸制御空中線装置

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JP2573465B2 JP5334329A JP33432993A JP2573465B2 JP 2573465 B2 JP2573465 B2 JP 2573465B2 JP 5334329 A JP5334329 A JP 5334329A JP 33432993 A JP33432993 A JP 33432993A JP 2573465 B2 JP2573465 B2 JP 2573465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として天頂付近を
通過する衛星を追尾するための3軸駆動の空中線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空中線装置として、可動軸を2軸
有する空中線装置があり、図9にAZ/ELマウント、
図10にはX/Yマウントの2軸駆動空中線装置を示
す。図において、1はAZ(方位)軸、2はEL(俯
仰)軸、3はビーム軸方向、4はX軸、5はY軸を示
す。
【0003】次に従来の2軸駆動の空中線の動作を説明
する。図9のAZ/ELマウントでは、ビーム軸3を所
望の方向に指向させるため、AZ軸1を回転させて所望
の方位角に合わせ、EL軸2を回転させて所望の仰角に
合わせる。これにより、ビーム軸3を任意の所望の方向
に向けることができる。図10のX/Yマウントでも同
様にして、X軸4とY軸5を回転させることにより、ビ
ーム軸3を任意の所望の方向に向けることができる。
【0004】更に駆動の自由度を増すために3軸駆動と
した空中線もある。特開昭60−22803では3軸駆
動とし、外挿法による起動予測をして垂直軸を先行駆動
することで天頂付近通過の衛星を連続的に追尾する空中
線装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の空中線装置は以
上のように構成されているので、例えば図8に示すAZ
/ELマウントでは、目標物が天頂を通過するような場
合にはAZ軸は瞬時に180゜回転する必要があり、こ
れはジンバルロックといわれ連続した追跡ができなくな
るという課題があった。一方、図9に示すX/Yマウン
トでは、天頂に対してはジンバルロックが発生しない
が、X軸4の方向を目標物が通過する場合には同様にジ
ンバルロックが発生するという課題がある。更に外挿法
による予測制御による装置では、こうしたジンバルロッ
クは避けられても、予測演算のための複数の観測が必要
で時間がかかり、追尾対象の切り換え時の即応性がない
という課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、目標物がどのような軌道を動いて
も、ジンバルロックを発生することなく連続的に追跡す
ることができ、各軸の駆動速度を抑え、更に即応性の高
い空中線装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る3軸制御
空中線装置は、方位角追尾用の垂直軸と、 上記垂直軸上
にある仰角追尾用の水平軸または直交水平軸と、 上記水
平軸または直交水平軸上にあり、これに直交する直交水
平軸または水平軸と、 この直交水平軸または水平軸に取
り付けられた空中線と、 上記垂直軸、上記水平軸、及び
上記直交水平軸をそれぞれ個別に駆動制御する垂直軸サ
ーボ制御手段、水平軸サーボ制御手段、及び直交水平軸
サーボ制御手段と、 上記垂直軸サーボ制御手段、上記水
平軸サーボ制御手段、及び上記直交水平軸サーボ制御手
段の駆動信号を生成する演算制御部を備え、 少なくとも
空中線のビーム方向が設定仰角以上では3軸制御モード
とし、上記垂直軸サーボ制御手段に対しては方位角方向
を駆動指令とし、上記水平軸サーボ制御手段と上記直交
水平軸サーボ制御手段に対しては空中線のビーム軸方向
が目標物方向に一致するように与えて実時間で追尾制御
するようにしたまた、請求項2に係る3軸制御空中線
装置は、上記空中線への受信信号から角度誤差信号を得
る追尾受信機を備え、 上記演算制御部は、上記空中線の
ビーム方向が上記設定仰角以上では、上記角度誤差信号
に基づき上記水平軸サーボ制御手段と上記直交水平軸サ
ーボ制御手段を追尾制御すると共に、その場合の上記垂
直軸実角度、上記水平軸実角度、上記直交水平軸実角度
の空中線3軸の駆動角度により演算で求まるビーム軸方
位角方向に上記垂直軸ビーム制御手段を実時間で駆動制
御するようにしたまた、請求項3に係る3軸制御空中
線装置は、予め定められたプログラム方位角及びプログ
ラム仰角を発生するプログラム制御装置を備え、 上記演
算制御部は、上記空中線のビーム方向が上記設定仰角以
上では、上記垂直軸サーボ制御手段に対しては、プログ
ラム方位角を駆動指令とし、上記水平軸サーボ制御手段
と上記直交水平軸サーボ制御手段に対しては、上記垂直
軸の実角度、プログラム方位角及びプログラム仰角によ
り演算で求める角度に実時間で駆 動制御するようにし
【0008】
【作用】この発明による3軸制御空中線装置は、少なく
とも設定仰角以上では3軸で駆動制御され、垂直軸が定
められた最大回転速度を超えないよう設定仰角を定めて
方位角方向に駆動され、水平軸と直交水平軸は実時間で
目標物方向に一致するよう追尾制御される。 また、請求
項2の発明においては、演算制御部により入力の2つの
角度誤差信号により水平軸と直交水平軸が誤差を無くす
る方向に追尾制御され、垂直軸は、3軸の姿勢から演算
から得られるビーム軸方向に実時間駆動制御される。
た、請求項3の発明においては、プログラム制御によ
り、垂直軸に対してはプログラム方位角で、水平軸と直
交水平軸に対してはプログラム方位角、プログラム仰角
と垂直軸の実角度から駆動制御される。
【0009】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、この発明の一実施例である3軸制御空中線
装置のマウントの相互関係を説明する図である。ここで
は、AZ(アジマス)/EL(エレベーション)/Cr
oss ELの3軸マウントを示し、図中の6は、EL
軸2に直交して可動するCross EL軸である。1
はAZ軸、2はEL軸で、これらは、従来の2軸駆動の
装置でのものと同じである。図2は、この3軸マウント
を用いた空中線装置の制御回路ブロック図である。図に
おいて、7はAZ軸1を回転させるAZ駆動部、8はE
L軸2を回転させるEL駆動部、9はCross EL
軸6を回転させるCross EL駆動部である。10
は3軸マウント空中線、11は受信信号の基準信号と誤
差信号を検出する給電装置で、12はそれを低雑音増
幅、周波数変換を行った後、直流の2軸角度誤差信号
(ΔX,ΔY)を復調検波する追尾受信機である。13
はAZ軸を駆動制御するサーボ制御部、14はEL軸を
駆動制御するサーボ制御部、15はCross EL軸
を駆動制御するサーボ制御部である。16は演算制御部
であり、追尾受信機よりの角度誤差信号およびプログラ
ム制御部よりのプログラム指令角度を受信し、制御モー
ド(プログラム制御又は自動追尾モードがある)および
追跡状態に応じて、各軸の指令値又は誤差量を演算処理
して出力する。17は3軸のうち必要な軸を組合せて追
尾するための判定部、18は追尾信号を切換える切換
部、19は軌道予測情報よりプログラム指令角度を算出
するプログラム制御装置である。26は演算制御部16
中のAZ軸駆動用のAZ指令角を算出するAZ指令角演
算部であり、その演算アルゴリズムは後に動作の項で述
べる。
【0010】次に動作について説明する。図1の実施例
の空中線において、Cross EL軸を0度に固定し
ておくと、従来のAZ/ELマウントと同様に、AZ軸
の回転速度(dθAZ/dt)は、衛星の軌道によって定
まる速度dθSAT /dtより、次の式(1)のように定
まる。
【0011】
【数1】
【0012】従って、AZ軸の回転速度は、EL角度θ
ELが90度に近づくにつれて急激に大きくなる。AZ回
転速度を、空中線構造物と駆動部、モータ、電力増幅部
などとのバランスで、過度とならない程度の最大値とし
て(dθAZ/dt)max と定めると、追跡可能なEL最
大角度は、次の式(2)で与えられる。
【0013】
【数2】
【0014】なお衛星追跡時のELおよびCross
EL軸の最大速度は、いずれもdθSAT /dt以下でよ
い。まず、衛星追跡時、EL角度がθELmax 以下である
かどうかを判定部17により判定し、これ以下において
は、AZ/EL 2軸を駆動することにより追尾する。
EL角度が(dθEL/dt)max を越えると、AZ軸の
回転速度は最大速度以下に制限し、ビーム追従不足分
は、EL/Cross EL軸を駆動することによって
追尾すれば、AZ軸の駆動速度を過度なものとすること
なく、全天を連続追尾することができる。
【0015】次にAZ/EL/Cross ELの3軸
による追尾方法を述べる。EL実角度がθELmax に到達
した時、AZ軸の駆動は、その最大速度以下に制限す
る。具体的には次のように行う。 (1)プログラムモードの場合 プログラム制御装置19からのプログラム指令角度(A
Z,EL)を受信し、演算制御部16において、AZ
軸、EL軸、Cross EL軸の駆動角度を各軸のプ
ログラム指令角として演算してサーボ制御部13,1
4,15に供給し、駆動部を駆動して所望角度にビーム
軸を指向させる。この各軸駆動角度は、ベース座標から
鏡軸(bore sight軸)座標への座標変換によ
り求めることができる。次の各座標間の座標変換マトリ
ックスを、各々A1,A2,A3とすると、空間姿勢の
Euler角指定により、 ベース座標 → EL軸座標 → Cross EL軸座標 → 鏡軸座標 A1 A2 A3 ここで、 Euler(θAZ,90゜−θEL,φ)=A1・A2・A3 ここでφは鏡軸(ボアサイト軸)の回転角度である。上
記座標変換より、3軸の各駆動角度をθ1 (AZ軸),
θ2 (EL軸),θ3 (Cross EL軸)とする
と、プログラム指令角度θAZ,θELよりθ1 ,θ2 ,θ
3 を求める式は次の式(3)〜(5)の通りとなる。
【0016】
【数3】
【0017】(2)自動追尾モードの場合 追尾受信部によって復調検波される角度誤差信号ΔX,
ΔYは、鏡面に固定されたX−Y座標系で検出される誤
差量であり、これらは、それぞれ、CrossEL軸、
EL軸の誤差に対応する。そこで切換部18を介してサ
ーボ制御部15,14へ誤差信号として供給し、駆動部
を駆動して自動追尾を行うことができる。 ΔX → Cross EL軸角度誤差 ΔY → EL軸角度誤差 この時AZ軸は、演算制御部16において、次の式
(6)により、アンテナ3軸の駆動角度により定まるビ
ーム軸方向を指令角度として駆動する。この場合もAZ
速度は、最大速度(dθAZ/dt)max に制限され、ビ
ーム追従不足分が、上記誤差信号により、EL/Cro
ss EL軸の追尾により補完されることになる。
【0018】
【数4】
【0019】さらに、天頂付近におけるAZ/EL/C
ross ELの3軸追尾の後、EL角度が、θELmax
より低仰角となってきた場合には、判定部17により追
尾を再びAZ/EL 2軸によって行うように切り換え
る。この場合には、EL角度が再びθELmax に到達した
時、Cross EL軸の駆動を停止させ、その時の回
転角度に固定する。以下それぞれ2軸駆動時の指令角θ
1 ,θ2 の与え方のアルゴリズムを示す。 (3)プログラムモードの場合 前述と同様に各座標間の座標変換により、3軸の各駆動
角度をθ1 ,θ2 ,θ 3 とすると、プログラム指令角度
θAZ,θELよりθ1 ,θ2 を求める式は次の式(7),
(8)の通りとなる。これが演算制御部16にて演算さ
れる。
【0020】
【数5】
【0021】ここでθ3 は、Cross EL軸を固定
した時の実角度である。 (4)自動追尾モードの場合 追尾受信機12によって復調検波される角度誤差信号Δ
X,ΔYは、前述の通り鏡面に固定されたX−Y座標系
で検出される誤差である。従って、CrossEL軸を
傾けた状態では、ビーム軸方向でのX−Y座標系は、元
の座標系に対して座標が回転する。誤差検出のX−Y座
標系を図3に、Cross EL軸の駆動による座標回
転を図4に示す。空中線のθ2 (EL軸)駆動方向と誤
差検出方向(Y軸方向)とは一致するので、これをサー
ボ制御部に供給し、駆動部を駆動すれば良い。一方、θ
1 (AZ軸)駆動は、X軸方向で検出された誤差を座標
回転した分だけ座標変換してTraverse方向誤差
に変換した後SECANT補償(cosθELで割るこ
と)すればAZ軸誤差に変換される。従って、この信号
によりサーボ制御部で駆動部を駆動すれば自動追尾が行
える。補償後の補正すべき誤差は、演算制御部16にて
演算される。ビーム軸方向の座標回転角をφCRとする
と、前述の座標変換マトリックスにより、次の式
(9),(10)で求めることができる。
【0022】
【数6】
【0023】上式でθELは図4からビーム軸方向のEL
角度である。
【0024】以上の3軸及び2軸制御シーケンスを簡単
にまとめると次の通りである。ここでは、判定部17の
天頂付近通過時の切換角θELmax を82゜としている。 (衛星の仰角) :[駆動モード]: 動作内容 (EL<82゜):[2軸モード]:AZおよびELの2軸により自動追尾を 行う。 (EL≧82゜):[3軸モード]:ELおよびCross ELの2軸によ り自動追尾を行い、AZは、アンテナ3 軸の姿勢から計算されるビーム軸方向に 向けて駆動する。 (AZ速度の不足分をCross EL が補う) (EL<82゜):[2軸モード]:AZおよびELの2軸により自動追尾を 行う。このときCross ELは傾い たままでも自動追尾可能。 (該当衛星を追尾終了後にCross ELを零とする)
【0025】この追尾シーケンスに従って目標物を追尾
した場合の各軸の動きを鳥瞰的に示す1例を図5に、ま
た、天頂から見た平面的な図を図6に示す。
【0026】実施例2.なお、上記実施例では、3軸マ
ウントをAZ/EL/Cross EL軸の構成のもの
について示したが、3軸マウントは、図7に示すよう
に、AZ/Cross Level/EL軸の構成であ
ってもよい。図において、1はAZ軸、20はCros
s Level軸(鏡軸と同一面内にある)、21は、
Cross Level軸20に直交して可動するEL
軸である。この場合には、EL角度がθELmax 以下では
AZ/ELの2軸駆動とし、θELmax を越えると、AZ
/Cross Level/EL軸の3軸駆動とすれば
よい。追尾のシーケンスは、実施例1で述べたものと同
じ考え方が適用できる。この場合AZの回転速度を補完
するのは、Cross Level軸の駆動となる。
【0027】実施例3.実施例1,2では、AZ/EL
2軸で追尾する限界のEL角度を定め、判定部により判
定して2軸または3軸の駆動モードを選択するように構
成していたが、この切換判定仰角を十分低く設定し(零
度付近)追尾の全パスをモード切換を行わず、常に3軸
による追尾モードに設定するように動作させてもよく、
上記実施例と同様の効果を奏する。これは、本方式が、
原理的に3軸制御の場合、AZ駆動速度の不足分をCr
oss EL軸2はCross Level軸が補完す
る方式である為、低仰角で3軸制御モードに入っても、
AZ駆動速度が目標物の移動速度に追従できれば、実質
的には、Cross EL軸又はCross Leve
l軸の駆動量が自動的に零となるように制御され、AZ
/EL2軸による追尾と変わらない動作をする。以上い
ずれの実施例においても、3軸制御時のAZ軸の制御入
力は現在の値のみから求まるビーム方向値になるよう制
御するので、予測制御のように過去の値を必要とせず、
従って応答性が優れている。例えば追尾対象の衛星を切
り換えた場合にもすぐに追尾を開始できる。
【0028】実施例4.上記実施例では3軸制御の場合
には、AZ軸をビーム方向に追尾させ、その不足誤差分
のΔX,ΔYを他の2軸で補正して対象物を追尾するよ
うにした。本実施例では少し簡便な方法を示す。すなわ
ちAZ軸の駆動方法として式(5)に示すようにマウン
トの許容速度を超える値が必要とされる場合がある。そ
こでdθAZ/dt=最大許容値を得るAZ速度指令演算
部を設け、最大値で飽和する出力をAZサーボ軸に与え
る。具体的な制御回路ブロック図を図8に示す。図にお
いて27がAZ速度指令演算部である。その他の回路と
動作は実施例1と同様である。更にAZ速度指令演算部
の構成を簡単にし、設定AZ角以上になると最大AZ速
度を与えるようにしてもよい。いずれの場合であっても
アジマス軸の制御が簡単になる効果がある。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、少なく
とも設定仰角以上では3軸制御とし、垂直軸を方位角方
向に制御し、水平軸と直交水平軸に対しては空中線のビ
ーム軸方向が目標物方向に一致するよう制御するので、
ジンバルロックが発生せず、過去のデータに基づく予測
制御は必要なく、垂直軸の速度制限を満足しつつ実時間
で精度よく対象物の追尾ができる効果がある。 また、入
力の2つの誤差信号で水平軸と直交水平軸を追尾制御
し、3軸の駆動角度から求まるビーム軸方向に垂直軸を
追尾制御するので、予測制御のための複数の観測が不要
で、現在値に基づく実時間制御による即応性が高いとい
う効果がある。 また、プログラム制御により駆動信号を
生成するので、予測制御のための複数の観測が不要で、
現在値に基づく実時間制御による即応性が高いという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における3軸の(AZ/E
L/Cross EL)のマウントの相互関係を説明す
る図である。
【図2】この発明の実施例1における空中線装置の制御
回路ブロック図である。
【図3】この発明の実施例1における空中線装置の誤差
検出を行うX−Y座標系を示す図である。
【図4】この発明の実施例1におけるCross EL
軸駆動時の座標回転を示す図である。
【図5】この発明の実施例1における追尾シーケンスに
よる各軸駆動の鳥瞰図である。
【図6】この発明の実施例1における追尾シーケンスに
よる各軸駆動の平面図である。
【図7】この発明の他の実施例を示す空中線の3軸マウ
ント図(AZ/Cross Level/EL)であ
る。
【図8】実施例4の3軸制御空中線装置の制御回路ブロ
ック図である。
【図9】従来のAZ/ELマウントを示す図である。
【図10】従来のX/Yマウントを示す図である。
【符号の説明】
1 AZ軸 2 EL軸 3 ビーム軸方向 4 X軸 5 Y軸 6 Cross EL軸 7 AZ駆動部 8 EL駆動部 9 Cross EL駆動部 10 3軸マウント空中線 11 給電装置 12 追尾受信機 13 AZ軸サーボ制御部 14 EL軸サーボ制御部 15 Cross EL軸サーボ制御部 16 演算制御部 17 判定部 18 切換部 19 プログラム制御装置 20 Cross Level軸 21 EL軸 26 AZ指令角演算部 27 AZ速度指令演算部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方位角追尾用の垂直軸と、 上記垂直軸上にある仰角追尾用の水平軸または直交水平
    軸と、 上記水平軸または直交水平軸上にあり、これに直交する
    直交水平軸または水平軸と、 この直交水平軸または水平軸に取り付けられた空中線
    と、 上記垂直軸、上記水平軸、及び上記直交水平軸をそれぞ
    れ個別に駆動制御する垂直軸サーボ制御手段、水平軸サ
    ーボ制御手段、及び直交水平軸サーボ制御手段と、 上記垂直軸サーボ制御手段、上記水平軸サーボ制御手
    段、及び上記直交水平軸サーボ制御手段の駆動信号を生
    成する演算制御部を備え、 少なくとも空中線のビーム方向が設定仰角以上では3軸
    制御モードとし、上記垂直軸サーボ制御手段に対しては
    方位角方向を駆動指令とし、上記水平軸サーボ制御手段
    と上記直交水平軸サーボ制御手段に対しては空中線のビ
    ーム軸方向が目標物方向に一致するように与えて実時間
    で追尾制御するようにした3軸制御空中線装置。
  2. 【請求項2】 上記空中線への受信信号から角度誤差信
    号を得る追尾受信機を備え、 上記演算制御部は、上記空中線のビーム方向が上記設定
    仰角以上では、上記角度誤差信号に基づき上記水平軸サ
    ーボ制御手段と上記直交水平軸サーボ制御手段を追尾制
    御すると共に、その場合の上記垂直軸実角度、上記水平
    軸実角度、上記直交水平軸実角度の空中線3軸の駆動角
    度により演算で求まるビーム軸方位角方向に上記垂直軸
    ビーム制御手段を実時間で駆動制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の3軸制御空中線装置。
  3. 【請求項3】 予め定められたプログラム方位角及びプ
    ログラム仰角を発生するプログラム制御装置を備え、 上記演算制御部は、上記空中線のビーム方向が上記設定
    仰角以上では、上記垂直軸サーボ制御手段に対しては、
    プログラム方位角を駆動指令とし、上記水平軸サーボ制
    御手段と上記直交水平軸サーボ制御手段に対しては、上
    記垂直軸の実角 度、プログラム方位角及びプログラム仰
    角により演算で求める角度に実時間で駆動制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の3軸制御空中線
    装置。
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JPH07202541A (ja) 1995-08-04

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