JP2573405Y2 - 紙押え機構付きプリンタ - Google Patents

紙押え機構付きプリンタ

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JP2573405Y2
JP2573405Y2 JP1995008672U JP867295U JP2573405Y2 JP 2573405 Y2 JP2573405 Y2 JP 2573405Y2 JP 1995008672 U JP1995008672 U JP 1995008672U JP 867295 U JP867295 U JP 867295U JP 2573405 Y2 JP2573405 Y2 JP 2573405Y2
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JP
Japan
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paper
lever
spring
paper holding
platen
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JP1995008672U
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JPH08539U (ja
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裕幸 佐藤
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Publication of JPH08539U publication Critical patent/JPH08539U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は、紙押え機構付きプリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からプリンタにおける紙押え機構
は、外部に突出する操作レバーで紙押えローラをプラテ
ンから引き離しておき、印字の開始に先立って手動にて
操作レバーを揺動させて紙押えローラをプラテンに弾接
させるもの、或いは印字の開始時に押ボタンを押圧し、
ソレノイドを作用させて紙押えローラをプラテンに弾接
させるものなどがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来技術のよう
に、手動で紙押えレバーを操作するのは煩雑であり、ま
た逆にソレノイドを使用するとそれだけ製造コストが上
昇する問題があった。
【0004】また他の従来技術として実開昭61−85
448号「紙押えローラの自動開閉機構」,特開昭62
−64579号「用紙押え開閉機構」が公知である。こ
れらはともにキャリッジの運動により、紙押えローラを
支持するレバーを駆動し、紙押えローラのプラテンから
の離脱、プラテンへの当接をともに全自動で行なうもの
である。前者では複雑なリンク機構を用いレバーを揺動
するものであるが、リンク機構内の相互の摩擦が大き
く、またリンク機構全体の質量も大きく、キャリッジに
よりこのリンク機構を駆動するためキャリッジモータに
大きな動力を必要とし、キャリッジモータに高級品を用
いなくてはならず結果としてコスト上昇を招いていた。
【0005】また後者では、キャリッジに傾斜面,突起
を設け、またラッチを設け、ラッチ,レバー,傾斜面,
突起の離脱,係合によりレバーを揺動するものである
が、ラッチを用いているので、紙押えローラのプラテン
からの離脱時にキャリッジの運動により、レバーに働く
バネ力に対しこれと正反対の方向にレバーを動かす必要
があり、キャリッジモータに大きな動力を必要としキャ
リッジモータに高級品を用いなくてはならず、またラッ
チに付勢力を加える弾性部材が必要であるなど構成が複
雑で結果としてコスト上昇を招いていた。
【0006】そこで本考案の目的は、紙押えローラとプ
ラテンとの接離動作において、紙押えレバーによる一方
の操作は手動で行い、他方の操作は自動化することによ
り全体的に簡単な構成にして、コストの上昇は少なく、
しかも従来の手動型の紙押え機構に比較すれば、一部は
自動化しているので、手動による操作の煩雑さをその分
排除している紙押え機構付きプリンタを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、印字ヘ
ッドの可動範囲の一端部の近傍で、1つの揺動体がこの
印字ヘッドまたはキャリッジの移動に伴って揺動し、上
記第2の位置にある上記紙押えレバーを上記第1の位置
へ揺動させる揺動体を有し、一端が固定のバネ掛けに掛
け止めてあり、他端が上記紙押えレバー上のバネ掛けに
掛け止めて張設してあるバネ部材を有し、上記バネ部材
が、上記紙押えレバーの揺動の中心軸と上記固定のバネ
掛けとを通る線を中心線として、上記紙押えレバーの第
1の位置と第2の位置とで相互に反対方向のバネ力を上
記紙押えレバーに及ぼすように、上記紙押えレバー上の
バネ掛けが設けられており、上記紙押えレバーが揺動駆
動されて上記紙押えレバー上のバネ掛けが上記中心線を
越えたときには、上記バネ部材のバネ力によりいずれか
一方の安定位置に上記紙押えレバーが揺動するものであ
ところにある。
【0008】
【考案の実施の形態】図1に示すように、紙送り時に回
転駆動されるプラテン1は軸2に固着されており、この
軸は固定部材としての側板3により回転自在に軸支され
ている。印字ヘッド4はキャリッジ5上に搭載され、プ
ラテン1と平行に設けてあるガイド部材6に沿って左右
に水平方向に往復移動するように設けてある。プラテン
1に弾接可能の紙押えローラ7は、紙押え軸8に回転自
在に設けてあり、この紙押え軸の一端部は、紙押えレバ
ー9により支持されている。紙押えレバー9は、側板3
に中心軸9a(図2参照)を揺動中心として揺動自在に
設けてある。紙押えレバー9は、紙押えローラ7がプラ
テン1に弾接した第1の位置の状態(図1,2鎖線図
示)とこの紙押えローラがプラテン1から離反した第2
の位置の状態(図1,2実線図示)との間を揺動自在で
ある。
【0009】紙押えレバー9は、記録紙(図示せず。)
が印字ヘッド4とプラテン1との間に挿入され、紙押え
ローラ7と当接可能な位置まで送られた後に、印字ヘッ
ド4が、その可動範囲の一端部(側板3の近傍)にモー
タにより移動させられると、この移動に連動して揺動体
11は揺動し、この揺動体の押圧部11cにより前記し
た第2の位置にあるこの紙押えレバーも揺動され、この
第2の位置から第1の位置へ向けて揺動されるようにな
っている。揺動体11は正面ほぼ三角形状をなし、その
頂部に設けた軸11aが側板3に一体的に設けてある支
持腕3aに揺動自在に軸支してある。揺動体11の印字
ヘッド4と対向する側の端部に当接部11bが設けてあ
る。キャリッジ5には突起5aが設けてあり、この突起
は、印字ヘッド4が一端部(側板3の近傍)に移動させ
られたとき、当接部11bに当接して揺動体11を揺動
をさせるようになっている。揺動体11の他端部には、
紙押えレバー9と係合可能の押圧部11cが形成してあ
る。押圧部11cは、紙押えレバー9から突出する係合
部9cの下部に位置している。
【0010】紙押えレバー9と側板3との間には、付勢
手段のバネ部材であるコイルバネ12が張設してあり、
このコイルバネ12は、紙押えレバー9の揺動角度に応
じて紙押えレバー9を付勢する方向が反転するものであ
って、紙押えレバー9はコイルバネ12により第1の位
置と第2の位置との間を弾発的に切換えられるものであ
る。即ち、コイルバネ12の両端部は、紙押えレバー9
のバネ掛け9bと側板3のバネ掛け3bとに係止されて
張設してあり、そのためこのコイルバネ12は、紙押え
レバー9の揺動に連動して、その揺動中心である中心軸
9aとコイルバネ12の固定のバネ掛け3bとを通る線
を越えて揺動するものである。このような紙押えレバー
9の第1の位置と第2の位置との間の往復移動により、
コイルバネ12は、紙押えレバー9の揺動中心である中
心軸9aの両側の安定位置にこの紙押えレバーのバネ掛
け9bが往復移動して、2安定位置において交互に張設
するようになっている。紙押えレバー9の第2の位置で
ある後退位置を規制するために、側板3にストッパ13
が突設してある。
【0011】
【動作】記録紙が印字ヘッド4とプラテン1との間に挿
入されて紙押えローラ7と当接可能な位置に送られる前
は、紙押えレバー9はプラテン1から離反した第2の位
置(図1,2実線図示)にある。このとき、コイルバネ
12は紙押えレバー9をプラテン1から離反する方向、
すなわち図2反時計方向に付勢しており、紙押えレバー
9はストッパ13に弾接してその位置が規制されてい
る。
【0012】その後、記録紙が紙押えローラ7と当接可
能な位置まで送られてくると、印字開始のため、キャリ
ッジ5は移動用のモータにより印字ヘッド4を側板3近
くの一端部に移動させる。これによってキャリッジ5の
突起5aが揺動体11の当接部11bに当接し、この揺
動体を軸11aを中心に左方(時計方向)へ揺動させ
(図1鎖線図示)、そのため押圧部11cを上方へ移動
させる。これによって、押圧部11cが紙押えレバー9
の係合部9cに係合し、この係合部を上方へ押し上げ、
紙押えレバー9をプラテン1に向って第1の位置へ揺動
させる。この揺動の初期においては、紙押えレバー9
は、コイルバネ12から付勢されている反時計方向の付
勢力に抗して図2時計方向に揺動しているが、この揺動
の過程においてコイルバネ12の紙押えレバー9上のバ
ネ掛け9bが、中心軸9aとバネ掛け3bとを通る線
横切ることになる。ここでコイルバネ12による紙押え
レバー9を付勢する方向が反転し、今度はプラテン1に
向けて図2時計方向に付勢されて、安定位置に停止する
ことになる。これによって、第2の位置にあった紙押え
レバー9は、この第2の位置から第1の位置へ弾発的に
切換えられ、紙押えローラ7をプラテン1に弾接させ
る。
【0013】なお、紙押えローラ7をプラテン1から引
き離すときには、紙押えレバー9を手動にて操作して第
1の位置から第2の位置へ揺動させる。このときは、前
述の付勢部材のコイルバネ12の付勢力の反転が適度な
クリック感を与えるように作用する。なお、バネ部材は
図示したようなコイルバネに限られず、例えばオームバ
ネを用いることも可能であり、また、揺動体の当接部に
当接するキャリッジの突起は、印字ヘッドに設けてもよ
い。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、印字ヘッドがモータに
より一端部に移動させられたとき、この移動により揺動
する1つの揺動体を介して紙押えレバーを揺動させるこ
とができ、それによって自動的に紙押えローラをプラテ
ンに弾接させることができ、動作の煩雑さを排除でき、
全体的に1つの揺動体を追加しただけの簡単な構成です
み、製造コストも、手動のみで行っている従来の紙送り
機構に比較してあまり上昇することはない。またバネ部
材を、2安定点を有する使い方をしているので、小さい
力で紙押えレバーを切換えることができ、低価格のキャ
リッジモータを使え、コストを安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の正面図である。
【図2】図1A−A線断面図である。
【符号の説明】
1 プラテン 3 固定部材(側板) 3b 固定のバネ掛け 4 印字ヘッド 5 キャリッジ 7 紙押えローラ 8 紙押えローラの軸 9 紙押えレバー 9a 紙押えレバーの中心軸 9b 紙押えレバー上のバネ掛け 11 揺動体 12 バネ部材(コイルバネ)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンと平行に移動自在に設けてある
    キャリッジと、上記キャリッジ上に搭載されている印字
    ヘッドと、上記プラテンに弾接可能な紙押えローラと、
    上記紙押えローラの軸を支持し、かつ上記紙押えローラ
    を上記プラテンに弾接させる第1の位置と上記紙押えロ
    ーラを上記プラテンから離反させる第2の位置とに揺動
    可能に中心軸に設けてある紙押えレバーとを具備し、上
    記紙押えレバー、上記第1の位置から手動により上記
    第2の位置に移動される紙押え機構付きプリンタにおい
    て、 上記印字ヘッドの可動範囲の一端部の近傍で、この印字
    ヘッドまたは上記キャリッジの移動に伴って揺動し、上
    記第2の位置にある上記紙押えレバーを上記第1の位置
    へ揺動させる揺動体を有し、 一端が固定のバネ掛けに掛け止めてあり、他端が上記紙
    押えレバー上のバネ掛けに掛け止めて張設してあるバネ
    部材を有し、 上記バネ部材が、上記紙押えレバーの揺動の中心軸と上
    記固定のバネ掛けとを通る線を中心線として、上記紙押
    えレバーの第1の位置と第2の位置とで相互に反対方向
    のバネ力を上記紙押えレバーに及ぼすように、上記紙押
    えレバー上のバネ掛けが設けられており、 上記紙押えレバーが揺動駆動されて上記紙押えレバー上
    のバネ掛けが上記中心線を越えたときには、上記バネ部
    材のバネ力によりいずれか一方の安定位置に上記紙押え
    レバーが揺動するものである ことを特徴とする紙押え機
    構付きプリンタ。
JP1995008672U 1995-08-18 1995-08-18 紙押え機構付きプリンタ Expired - Lifetime JP2573405Y2 (ja)

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JPH08539U JPH08539U (ja) 1996-03-26
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