JP2573097Y2 - スローアウェイ式切削工具 - Google Patents

スローアウェイ式切削工具

Info

Publication number
JP2573097Y2
JP2573097Y2 JP1991046307U JP4630791U JP2573097Y2 JP 2573097 Y2 JP2573097 Y2 JP 2573097Y2 JP 1991046307 U JP1991046307 U JP 1991046307U JP 4630791 U JP4630791 U JP 4630791U JP 2573097 Y2 JP2573097 Y2 JP 2573097Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
mounting member
chip
chip mounting
mounting seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991046307U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0512005U (ja
Inventor
正彰 中山
昌之 大川
淳一 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP1991046307U priority Critical patent/JP2573097Y2/ja
Priority to KR92010959U priority patent/KR0117289Y1/ko
Priority to US07/900,490 priority patent/US5332339A/en
Priority to DE69224012T priority patent/DE69224012T2/de
Priority to EP92110327A priority patent/EP0519480B1/en
Publication of JPH0512005U publication Critical patent/JPH0512005U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2573097Y2 publication Critical patent/JP2573097Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
    • B23B27/14Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
    • B23B27/16Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped
    • B23B27/1659Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with exchangeable cutting bits or cutting inserts, e.g. able to be clamped with plate-like exchangeable cutting inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2200/00Details of cutting inserts
    • B23B2200/04Overall shape
    • B23B2200/049Triangular
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2205/00Fixation of cutting inserts in holders
    • B23B2205/12Seats for cutting inserts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2205/00Fixation of cutting inserts in holders
    • B23B2205/16Shims

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工具本体の先端に形成
されたチップ取付座にスローアウェイチップ(以下、チ
ップと称する。)が装着されたバイト、ボーリングバ
ー、エンドミル等スローアウェイ式切削工具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】バイト、ボーリングバー、エンドミルな
どの切削工具では、防振性を高めてビビリの発生を抑え
る目的から、シャンク部に超硬合金を用いたものが知ら
れている。しかしながら切刃にチップを使用したスロー
アウェイ式の切削工具においては、工具本体全体を超硬
合金より成形したのではチップ取付座の形成が困難とな
るため、このチップが装着される工具本体の先端部分を
鋼材より成形し、これを超硬合金製のシャンク部に取り
付けることが行われている。
【0003】図9および図10は、このようなスローア
ウェイ式の切削工具の一例を示すものである。これらの
図において工具本体1は、超硬合金よりなる円柱状のシ
ャンク部2と、鋼材よりなるチップ取付部材3とから構
成されており、このチップ取付部材3の先端部に形成さ
れたチップ取付座4にチップ5が装着されてクランプ機
構6によって固定されている。チップ取付部材3は、基
端部3A側がシャンク部2と同径の円柱状に成形される
とともに、先端部3B側は上記円柱の軸線Oを含む平面
3Cによって切り取られて断面半円状に成形されてお
り、チップ取付部材3の基端面をシャンク部2の先端面
にロウ付けすることにより工具本体1先端に固着されて
いる。そして、このチップ取付部材3の上記平面3Cに
チップ取付座4およびクランプ機構6が設けられてい
る。
【0004】チップ5は、この例ではすくい面となる一
端面5A側からの平面視に略正三角形状をなすポジ型の
チップであって、上記一端面5Aと逃げ面となる3つの
周面5Bとがなす交差稜線部にはそれぞれ切刃5Cが形
成されている。一方、このチップ5が装着されるチップ
取付座4は、上記平面3Cよりも一段低められて成形さ
れたチップ取付座底面4Aと、このチップ取付座底面4
Aから屹立して上記平面3Cに連なる2つのチップ取付
座壁面4B,4Cとから構成されていて、これらチップ
取付座壁面4B,4Cがなす狭角は60°に設定されて
いる。さらにこのチップ取付座4は、チップ5を装着し
た状態でチップ5の切刃5Cが上記軸線Oに垂直に、か
つ該軸線O方向にチップ取付部材3の先端よりも僅かに
突出するように形成されている。
【0005】またクランプ機構6は、クランプネジ6A
をねじ込むことにより、クランプ駒6Bの先端に設けら
れた爪6Cをチップ取付座4に装着されたチップ5の上
記一端面5Aに押圧し、この押圧力によってチップ5の
着座面となる他端面5Dを上記チップ取付座底面4Aに
密着させて固定する構造となっている。そして、チップ
5の3つの周面5Bのうちの2つを上記チップ取付座壁
面4B,4Cに当接させた上で、このクランプ機構6に
よりチップ5を固定することでチップ5はその位置が決
定される。なお、図中の符号4Dはチップ5の周面5B
同志がなす角部とチップ取付座4との干渉を避けるため
の逃げ部である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
構成のスローアウェイ式切削工具では、上述のように工
具本体1は円柱状のシャンク部2の先端面と、これと同
径のチップ取付部材3の基端面とをロウ付け等によって
固着することにより構成されている。このため、両者の
ロウ付け面は工具軸線Oに垂直な方向に形成されること
になる。
【0007】一方、このようなスローアウェイ式の工具
による切削において切削時に工具に作用する切削力F
は、図10に白抜き矢線で示すように上記軸線Oに垂直
な方向に作用することとなる。従って、上記従来例の場
合には切削力Fの作用する方向と、シャンク部2とチッ
プ取付部材3との接合面がなす方向とが同じ方向となっ
て、上記切削力Fはこの接合面を剪断する方向に作用し
てしまう。このため、チップ取付部材3にチップ5を介
して過大な切削力が作用した際には、この接合面からチ
ップ取付部材3がシャンク部2から分断されてしまう危
険性があった。また分断に至らないまでも、上記構成の
切削工具では鋼材等から成るチップ取付部材3の占める
部分が比較的大きくならざるを得ず、このため工具先端
部において工具の剛性が低くなることが避けられない。
これにより、防振性が損なわれて切削時の振動やビビリ
の発生の原因となるおそれがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題を解決するためになされたもので、棒状のシャンク部
の先端にチップ取付部材が固定されて工具本体が構成さ
れ、この工具本体先端に形成されたチップ取付座にチッ
プが装着されてなるスローアウェイ式切削工具におい
て、上記シャンク部を上記チップ取付部材よりも剛性の
高い超硬合金により形成する一方、上記チップ取付部材
は上記シャンク部よりも靱性の高い鋼材より形成し、こ
のチップ取付部材を、チップ取付座の少なくとも一部が
形成された平板状に成形するとともに、シャンク部先端
に該シャンク部の長手方向に沿って取付面を形成し、チ
ップ取付部材を、その一方の面がこの取付面に密着する
ようにシャンク部に固定して、超硬合金より成る該シャ
ンク部を、上記チップに形成されて上記工具本体先端に
位置する切刃の近傍にまで延在せしめたことを特徴とす
るものである。
【0009】ここで、このチップ取付部材にはシャンク
部の取付面から該チップ取付部材の厚さ方向に屹立して
上記スローアウェイチップの周面を拘束するチップ取付
座壁面のみを形成し、この壁面に連なる部分の取付面を
チップの着座面が当接するチップ取付座底面とした構成
としてもよい。あるいは、チップ取付部材にチップの着
座面が当接する該チップ取付部材の上記一方の面に平行
なチップ取付座底面と、このチップ取付座底面から該チ
ップ取付部材の厚さ方向に屹立してチップの周面を拘束
するチップ取付座壁面とを形成した構成としてもよい。
なお、この場合にはチップ取付部材のチップ取付座底面
と一方の面との間の、チップ取付部材の厚さ方向の肉厚
は0.1mm〜1.0mmであることが好ましい。
【0010】
【作用】本考案では、チップ取付部材が平板状に成形さ
れているとともに、このチップ取付部材が取り付けられ
る取付面がシャンク部の長手方向に沿って形成されてお
り、このため工具本体の軸線に垂直な方向に作用する切
削力は上記取付面に対しても垂直な方向に作用すること
になる。すなわち、切削時に負荷がかかる方向に対し
て、これに垂直な面で負荷を受けることになり、切削力
がチップ取付部材とシャンク部とを剪断する方向に作用
するのを避けることができる。また、チップ取付部材が
固定される取付面をシャンク部の長手方向に沿って形成
し、剛性の高い超硬合金より成る該シャンク部を、工具
先端より突出するチップの切刃の近傍にまで延在せしめ
ることにより、工具先端部における当該切削工具の剛性
の向上を図ることが可能となる。一方、チップ取付部材
は、シャンク部よりも靱性が高い鋼材より形成されてい
るので加工性がよく、その成形を容易にするとともに正
確なチップ取付座の形成が可能となる。
【0011】
【実施例】図1ないし図3は、本考案の一実施例である
スローアウェイ式切削工具の先端部を示すものである。
これらの図に示されるように、本実施例においても工具
本体11はシャンク部12とチップ取付部材13とから
成り、この工具本体11の先端に形成されたチップ取付
座14にチップ15が装着されてクランプ機構16によ
って固定された構成となっている。
【0012】シャンク部12は従来例同様に超硬合金よ
り成る略円柱状の部材であるが、その先端部は、工具軸
線Oを含まず、かつ該工具軸線Oに平行な方向に延びる
平面によって工具軸線Oを含む部分が切り欠かれてお
り、これによってこのシャンク部12の先端部には工具
軸線Oに平行な略正方形状の、チップ取付部材13の取
付面12Aが形成される。なお、この取付面12Aの基
端側は一旦該取付面12Aに対して垂直な方向に立ち上
がった後、傾斜してシャンク部12の外周面に連なる面
とされている。一方、図4はこの取付面12Aに取り付
けられるチップ取付部材13を示すものである。この図
に示されるように当該チップ取付部材13は外形が上記
取付面12Aの平面形状に対応した正方形平板状であっ
て、上記シャンク部12を構成する超硬合金よりも靱性
の高いハイス鋼等の鋼材から成形されている。そしてこ
のチップ取付部材13は、これに装着されるチップ15
の形状に応じて、その厚さ方向からの平面視に内側に、
かつ当該チップ取付部材13を上記厚さ方向に貫くよう
に切り欠かれて、チップ取付座14の一部が形成されて
いる。
【0013】ここで本実施例では、チップ15は上記従
来例と同様、すくい面となる一端面15A側からの平面
視に略正三角形状をなすポジ型のチップであって、上記
一端面15Aと逃げ面となる3つの周面15Bとがなす
交差稜線部にはそれぞれ切刃15Cが形成されている。
これに対応して上記チップ取付部材13に形成される切
欠部分13Aも、上記厚さ方向からの平面視に三角形状
に、該チップ取付部材13の両面および互いに直交する
2つの周面に開口するように切り欠かれており、またこ
の切欠部分13Aによって形成される上記厚さ方向に沿
う2つの面13B,13Cは、後述するチップ取付座1
4の壁面としてその狭角が60°に設定されている。こ
のようなチップ取付部材13が、その一方の面13Dを
上記取付面12Aに密着させ、かつ上記切欠部分13A
が工具先端側に開口するようにして、シャンク部12の
先端にロウ付けによって固定されている。なお、チップ
取付部材13の厚さは、該チップ取付部材13を取付面
12Aに固定した際に、その他方の面13Eが工具軸線
Oを略含むような厚さに設定されている。また、これら
チップ取付部材13のチップ取付座14壁面となる面1
3B,13Cは、上記チップ15の周面15Bに付けら
れる逃げに合わせて、その他方の面13E側の縁部が該
他方の面13E側に向かうに従って広がる傾斜面状に成
形されている。
【0014】そして本実施例では、このチップ取付部材
13の上記厚さ方向に沿う2つの面13B,13Cと、
これらの面13B,13Cによって囲まれる部分の上記
取付面12Aとによってチップ取付座14が構成されて
いる。すなわち、このチップ取付座14では、上記チッ
プ取付部材13の面13B,13Cに囲まれる取付面1
2A部分がチップ取付部材13の上記他方の面13Eよ
り一段低められたチップ取付座底面14Aとなり、また
上記チップ取付部材13の面13B,13Cが、このチ
ップ取付座底面14Aから垂直に屹立して上記他方の面
13Eに連なるチップ取付座壁面14B,14Cとな
る。さらに、このチップ取付座14に上記チップ15
が、着座面となる他端面15Dを上記チップ取付座底面
14Aに、また3つの周面15Bのうち2つを上記チッ
プ取付座壁面14B,14Cにそれぞれ当接せしめられ
て、切刃15Cが上記軸線Oに垂直に、かつ該軸線O方
向にシャンク部12およびチップ取付部材13の先端面
よりも僅かに突出するように装着され、クランプ機構1
6によって固定されている。なお、このクランプ機構1
6は従来例同様、クランプネジ16Aをねじ込むことに
より、クランプ駒16Bの先端に設けられた爪16Cよ
ってチップ15をチップ取付座14に押圧して固定する
構造となっている。
【0015】このような構成のスローアウェイ式切削工
具によれば、切削時にチップ15に作用する切削力F
は、チップ取付座底面14A、すなわち超硬合金より成
るシャンク部12の長手方向に沿って形成された取付面
12Aによって受け止められることになる。従って、こ
の切削力Fがシャンク部12とチップ取付部材13との
接合面に、これを剪断させる方向に働くのを避けること
ができる。このため、切削負荷に対して高い強度を確保
することができ、過大な負荷が生じた場合でも工具の分
断等が起きるのを防ぐことが可能となる。また、超硬合
金より成るシャンク部12がチップ取付座底面12Aと
して切刃15C付近にまで延在してチップ15を保持し
ているため、工具先端部においても高い剛性を確保する
ことができ、防振性の向上が図られて切削作業中のビビ
リや振動の発生をより効果的に抑えることが可能とな
る。
【0016】さらに本実施例によれば、チップ取付座1
4がシャンク部12の取付面12Aに形成されるチップ
取付座底面14Aとチップ取付部材13に形成されたチ
ップ取付座壁面14B,14Cとから構成されており、
上記取付面12Aは平面であり、またチップ取付座壁面
14B,14Cはシャンク部12よりも靱性が高くて加
工性のよい鋼材よりなる平板状のチップ取付部材13を
厚さ方向に貫くように切り欠いて成形したものであるか
ら、チップ取付座14の成形が大幅に容易になるという
利点を得ることができる。すなわち、チップ取付座14
の成形の際には直線的な加工のみを施せばよく、チップ
取付座14の深さはチップ取付部材13の厚さによって
簡単に決定することができるため、成形工程の簡略化を
図ることが可能となる。また、このようにチップ取付部
材13の成形が容易になることから、このチップ取付部
材13の取付座壁面14B,14Cにおける成形誤差を
抑えることができ、これら取付座壁面14B,14Cと
上記取付面12Aのチップ取付座底面14Aとにより画
成されるチップ取付座14を正確に形成することも可能
となるため、本実施例によればチップ15の取付精度の
向上を図ることもできる。
【0017】次に、図5は本考案に係わるチップ取付部
材の他の例を示すものであり、図4に示したチップ取付
部材13と同じ部分には同一の符号を配して説明を省略
する。この図のチップ取付部材17では、チップ取付座
壁面14B,14Cとなる切欠面13B,13Cが囲む
部分に、シャンク部12の取付面12Aに密着する上記
一方の面13Dに連なる薄板状の底板部17Aが当該チ
ップ取付部材17に一体的に形成されており、この底板
部17Aの一面がチップ取付座底面14Aとなってチッ
プ取付座14の全部分がチップ取付部材17に成形され
ていることを特徴とする。
【0018】このような構成のチップ取付部材17も、
上記実施例同様に工具本体11のシャンク部12にロウ
付け等によって固定されて使用に供され、上記実施例と
同様の効果を得ることができる。また、ここで、このチ
ップ取付部材17では上記一方の面13Dの全面がロウ
付け面となるため、図4に示したチップ取付部材13に
比べてロウ付け面積が大きくなって、より強固にシャン
ク部12に固定することが可能となる。さらに、チップ
取付座底面14Aとチップ取付座壁面14B,14Cと
の間にロウ付け部分が介さないため、チップ取付座14
をより正確に成形可能であるという利点を得ることもで
きる。なおこの場合、チップ取付部材17のチップ取付
座底面12Aと上記一方の面13Dとの間のチップ厚さ
方向の距離、すなわち上記底板部17Aの肉厚Tは、
0.1mm〜1.0mmであることが望ましい。この肉厚Tが
0.1mmを下回ると底板部17Aが薄くなり過ぎて成形
が困難となり、逆にこの肉厚Tが1.0mmを越えて大き
くなるとシャンク部12の工具先端における肉厚を小さ
くせざるを得ず、剛性不足を招くおそれがある。
【0019】さらに、上記実施例ではチップ取付部材1
3,17をシャンク部12の取付面12Aにロウ付けに
よって固定する場合について説明したが、本考案はこれ
に限るものではない。例えば図6ないし図8に示すよう
に、チップ取付部材13,17にその厚さ方向にネジ穴
18を螺設するとともにシャンク部12には貫通穴19
および座ぐり部20を形成し、これらに止めネジ21を
挿通、螺着してチップ取付部材13,17を取付面12
A側に引き込んで固定するようにしてもよい。この場合
には、図4に示したチップ取付部材13でもロウ付け部
分が無いため、比較的正確なチップ取付座14の形成が
可能となる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、チ
ップ取付部材が固定される取付面が切削力のかかる方向
に対して垂直な方向に形成されるため、この切削力がチ
ップ取付部材とシャンク部との接合面を剪断するように
働くことはなく、該切削力に対する高い強度が確保さ
れ、また過大な切削負荷が作用した場合でもチップ取付
部材の分断等の発生を防ぐことができる。さらに、チッ
プ取付部材よりも剛性の高い超硬合金より成るシャンク
部が、チップに形成されて工具先端に位置する切刃の近
傍にまで延在しているため、工具先端部における剛性が
増し、防振性の向上が図られてビビリ等の発生を効果的
に抑えることが可能となる一方、チップ取付座の少なく
とも一部を形成するチップ取付部材は、シャンク部より
も靱性が高い鋼材より形成されているので加工性がよ
く、その成形を容易にするとともにチップ取付座を正確
に形成することが可能となり、従ってチップ取付精度の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す工具先端部の平面図で
ある。
【図2】図1の工具先端部の側面図である。
【図3】図1の工具先端部の軸線O方向先端側からの正
面図である。
【図4】図1に示す実施例に係わるチップ取付部材13
の(イ)正面図および(ロ)平面図である。
【図5】本考案に係わるチップ取付部材の他の例を示す
(イ)正面図および(ロ)平面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す工具先端部の平面図
である。
【図7】図6に示す工具先端部の側面図である。
【図8】図6に示す工具先端部の軸線O方向先端側から
の正面図である。
【図9】従来のスローアウェイ式切削工具の先端部を示
す平面図である。
【図10】図9に示す従来例の側面図である。
【符号の説明】
1,11 工具本体 2,12 シャンク部 12A 取付面 3,13,17 チップ取付部材 4,14 チップ取付座 4A,14A チップ取付座底面 4B,4C,14B,14C チップ取付座壁面 5,15 チップ 6,16 クランプ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−29004(JP,U) 実開 昭61−205704(JP,U) 実開 昭62−113904(JP,U) 実開 昭62−92103(JP,U) 実開 平1−64306(JP,U) 実開 平1−138507(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 27/00 B23B 27/16

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のシャンク部の先端にチップ取付部
    材が固定されて工具本体が構成され、この工具本体先端
    に形成されたチップ取付座にスローアウェイチップが装
    着されてなるスローアウェイ式切削工具において、 上記シャンク部を上記チップ取付部材よりも剛性の高い
    超硬合金により形成する一方、上記チップ取付部材は上
    記シャンク部よりも靱性の高い鋼材より形成し、上記チ
    ップ取付部材を上記チップ取付座の少なくとも一部が形
    成された平板状に成形するとともに、上記シャンク部先
    端には該シャンク部の長手方向に沿って取付面を形成
    し、上記チップ取付部材を、その一方の面を上記取付面
    に密着させて上記シャンク部に固定して、超硬合金より
    成る該シャンク部を、上記スローアウェイチップに形成
    されて上記工具本体先端に位置する切刃の近傍にまで延
    在せしめたことを特徴とするスローアウェイ式切削工
    具。
  2. 【請求項2】 上記チップ取付部材には、上記シャンク
    部の取付面から該チップ取付部材の厚さ方向に屹立して
    上記スローアウェイチップの周面を拘束するチップ取付
    座壁面が形成され、かつこの壁面に連なる部分の上記取
    付面は該スローアウェイチップの着座面が当接するチッ
    プ取付座底面となっていることを特徴とする請求項1の
    スローアウェイ式切削工具。
  3. 【請求項3】 上記チップ取付部材には、上記スローア
    ウェイチップの着座面が当接する該チップ取付部材の上
    記一方の面に平行なチップ取付座底面と、このチップ取
    付座底面から該チップ取付部材の厚さ方向に屹立して上
    記スローアウェイチップの周面を拘束するチップ取付座
    壁面とが形成されていることを特徴とする請求項1のス
    ローアウェイ式切削工具。
  4. 【請求項4】 上記チップ取付部材のチップ取付座底面
    と上記一方の面との間の、上記厚さ方向の肉厚が0.1m
    m〜1.0mmであることを特徴とする請求項3のスローア
    ウェイ式切削工具。
JP1991046307U 1991-06-19 1991-06-19 スローアウェイ式切削工具 Expired - Fee Related JP2573097Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991046307U JP2573097Y2 (ja) 1991-06-19 1991-06-19 スローアウェイ式切削工具
KR92010959U KR0117289Y1 (ko) 1991-06-19 1992-06-18 드로우어웨이식 절삭공구
US07/900,490 US5332339A (en) 1991-06-19 1992-06-18 Throw-away cutting tool
DE69224012T DE69224012T2 (de) 1991-06-19 1992-06-19 Schneidwerkzeug
EP92110327A EP0519480B1 (en) 1991-06-19 1992-06-19 Throw-away cutting tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991046307U JP2573097Y2 (ja) 1991-06-19 1991-06-19 スローアウェイ式切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0512005U JPH0512005U (ja) 1993-02-19
JP2573097Y2 true JP2573097Y2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=12743538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991046307U Expired - Fee Related JP2573097Y2 (ja) 1991-06-19 1991-06-19 スローアウェイ式切削工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2573097Y2 (ja)
KR (1) KR0117289Y1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5723048Y2 (ja) * 1976-11-20 1982-05-19
JPS61205704U (ja) * 1985-06-13 1986-12-25

Also Published As

Publication number Publication date
KR0117289Y1 (ko) 1998-06-01
JPH0512005U (ja) 1993-02-19
KR930000413U (ko) 1993-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3057781B2 (ja) スローアウェイチップ
JP3147762B2 (ja) スローアウェイチップのクランプ機構
US4957396A (en) Cutting insert with chip control
JPH08174327A (ja) 正面フライス用のスローアウェイチップ
JP2573097Y2 (ja) スローアウェイ式切削工具
JP2573098Y2 (ja) スローアウェイ式切削工具
JP3286836B2 (ja) スローアウェイバイト及びそのシャンク
JP5151248B2 (ja) 中ぐり加工用チップおよびこれを用いた中ぐり工具
JPH0453855Y2 (ja)
EP0519480B1 (en) Throw-away cutting tool
JPH0224573Y2 (ja)
JP2557737Y2 (ja) 切削工具のカッタ本体及び切削工具
JPH0351058Y2 (ja)
JPS624402Y2 (ja)
JPH0570807U (ja) 切削工具
JPH0212014Y2 (ja)
JP2564746Y2 (ja) スローアウェイ式切削工具および取付ネジ
JPH0621612Y2 (ja) スローアウエイチップ
JPS6348333Y2 (ja)
JPH0536563Y2 (ja)
JPH0570808U (ja) ボーリングバーの装着構造
JP2538989Y2 (ja) スローアウェイ式エンドミル
JP2936907B2 (ja) 転削工具
JPS6036884B2 (ja) クランプバイト
JP2593284Y2 (ja) ねじ切り用スローアウェイチップ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees