JPH0536563Y2 - - Google Patents

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JPH0536563Y2
JPH0536563Y2 JP16092887U JP16092887U JPH0536563Y2 JP H0536563 Y2 JPH0536563 Y2 JP H0536563Y2 JP 16092887 U JP16092887 U JP 16092887U JP 16092887 U JP16092887 U JP 16092887U JP H0536563 Y2 JPH0536563 Y2 JP H0536563Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ねじによりスローアウエイチツプを
クランプする構造のクランプホルダに関するもの
である。
[従来の技術] 従来、この種のクランプホルダとしては、たと
えばバイトホルダとして、ホルダ全体が鋼製のも
のが知られている。しかし、鋼で一体に形成され
たものは、ホルダの剛性が弱いため、刃物台から
の突き出し量を大きくして切削した場合にはビビ
リが発生し、表面あらさが悪くなつてしまうとい
う問題があつた。そのため、このような場合に
は、第8図に示すように、スローアウエイチツプ
1の着座面が形成された先端部2を鋼製として後
端部3を超硬合金製として両者をろう付け等によ
り結合したものを使用し、これにより良好な結果
を得ていた。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上記後者のクランプホルダおいて
も、先端部2が鋼で形成されているので、この先
端部2におけるスローアウエイチツプ1の上面近
傍の部分が切り屑により摩耗され、傷みやすいと
いう問題があつた。
本考案は、上記問題点を解決することを目的と
している。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、超硬合金製の本体の先端に該本体の
上面から下面にまで達する壁面を形成し、この壁
面に鋼製の着座部材を、その上面が本体の上面か
ら一段後退するようにしてろう付けし、この着座
部材の上記上面をスローアウエイチツプが載置可
能な着座面とするととともに、この着座面には上
記スローアウエイチツプに挿通されるねじが螺着
可能なねじ穴が形成し、かつ該着座面と上記本体
の上面との間に画成される上記壁面の上縁部に上
記スローアウエイチツプの側面を当接可能とした
ことを特徴としている。
[作用] 本考案においては、着座面の下部に位置する着
座部材のみが鋼製とされ、本体が超硬合金製とさ
れているから、剛性(弾性係数)が大きくなり、
切削抵抗に対するクランプホルダのたわみ量が小
さくなる。また、剛性の向上にともなつて、クラ
ンプホルダをばねと見立てた振動系の固有振動数
が高くなるとともに、含有するタングステンカー
バイト等により振動に対する減衰作用が生じる。
[実施例] 以下、本考案をスローアウエイ式のバイトホル
ダに適用した場合の実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。
第1図ないし第3図において、11はバイトホ
ルダ、12はバイトホルダ11に取り付けるスロ
ーアウエイチツプ、13はバイトホルダ11にス
ローアウエイチツプ12を固定するねじである。
バイトホルダ11は、超硬合金より成る本体R
と、この本体Rの先端に取り付けられた時効硬化
性の鋼材より成る着座部材Fとから構成されてい
る。本体Rの先端には、その上面から下面にまで
達する一対の壁面11a,11aが、第3図に示
すように上面側からみて「く」字状に交差するよ
うに形成されている。このような壁面11aは、
本体Rの焼結前に予め成形しておいて焼結後に研
削加工等を施されることにより、仕上げられてい
る。
一方、上記着座部材Fは上記壁面11a,11
aに密着可能な略直方体状に形成されており、該
壁面11a,11aにより画成される本体R先端
の凹所に収納されて、ろう付けにより本体Rに一
体に結合されている。そして、本体Rにろう付け
された状態で、着座部材Fの上面は本体Rの上面
に対して下面側に一段後退するようにされてお
り、これによりバイトホルダ11の先端上面には
上記スローアウエイチツプ12が装着される凹部
(取付座)が形成され、着座部材Fの上記上面は
この凹部においてスローアウエイチツプが載置さ
れる着座面11bとなる。また、この着座面11
bと本体Rの上記上面との間には、上記壁面11
a,11aの上縁部が着座面11bから屹立する
ように露出している。さらに、着座面11bの略
中央にはねじ穴11cが形成されている。
スローアウエイチツプ12は、超硬合金等の硬
質材料から菱形平板状に形成されたものであつ
て、その略中央部には円錐状の取付孔12aが形
成されている。そして、このスローアウエイチツ
プ12は、取付孔12aが着座面11bのねじ穴
11cに一致され、かつ隣接する2つの側面が、
着座面11bから屹立する上記壁面11a,11
aに当接させられて、着座面11b上に載置され
るようになつている。
ねじ13は、さらねじを用いたものであり、そ
の上端部Baスローアウエイチツプ12の取付孔
12aに係止し、ねじ部をねじ穴11cに螺合さ
せて、スローアウエイチツプ12をバイトホルダ
11に固定するようになつている。
上記構造のバイトホルダ11を用いて切削した
場合、着座面11bの下部に位置する着座部材F
のみ鋼製とされ、本体Rが超硬合金により形成さ
れているのでバイトホルダ11の剛性が向上して
おり、切削抵抗に対するバイトホルダ11のたわ
み量が減少する。ちなみに、バイトホルダ11の
剛性は、縦弾性係数で比較して鋼の2.1×104
Kg/mm2から4.8〜6.4×104Kg/mm2に向上する。
また、剛性の向上にともなつてクランプホルダ1
1をばねと見立てた振動系の固有振動数が高くな
るとともに、含有するタングステンカーバイト等
により振動に対する減衰作用が生じる。
上記のように構成されたバイトホルダ11にお
いては、着座面11bは鋼製の着座部材Fに形成
され、壁面11a,11aを含む本体Rが超硬合
金により形成されているので、スローアウエイチ
ツプ上面近傍の本体R部分が切り屑により摩耗さ
れにくくなり、長期にわたつて使用することがで
きるようになる。しかも、切削抵抗に対する切刃
部のたわみ量が小さく、かつ固有振動数が高くな
るとともにタングステンカーバイト等により振動
に対して減衰作用が生じるので、刃物台からバイ
トホルダ11を大きく突き出して切削しても、切
刃部のビビリを小さく抑えることができ、被切削
物の表面あらさを向上させることができる。ま
た、壁面11aは、焼結前に成形してあるので、
取代が少なく、焼結後の研削加工で簡単に仕上げ
ることができる。さらに、着座面11bが形成さ
れる着座部材Fは時効硬化性の鋼材で形成されて
いるので、加工時にはねじ穴11cを容易に加工
することができるとともに、ろう付け作業ととも
に時効処理を行うことにより、通常の焼き入れ鋼
と同定度の硬度を有するようにすることができ
る。
なお、上記実施例においては、本考案をバイト
ホルダに適用した場合を示したが、第4図ないし
第7図に示すようなボーリングバーなどに適用し
たものであつてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、着座面は
鋼製の着座部材に形成される一方、この着座面か
ら屹立する壁面は本体と一体の超硬合金製とされ
ているから、スローアウエイチツプ上面近傍の本
体部分が切り屑により摩耗されにくくなり、長期
にわたつて使用することができるようになる。し
かも、切削抵抗に対する切刃部のたわみ量が小さ
くなり、かつ固有振動数が高くなるとともに、含
有するタングステンカーバイト等により振動に対
する減衰作用が生じるので、刃物台からクランプ
ホルダを大きく突き出して切削しても、切刃部の
ビビリを小さく抑えることができ、被切削物の表
面あらさを向上させることができる。
さらに、スローアウエイチツプを固定するため
のねじ穴は、鋼製の着座部材に形成されることに
なるため、その加工が容易であるという利点も得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はスローアウエイチツプを固
定した状態のバイトホルダの断面図、第2図は同
バイトホルダの先端視図、第3図は同バイトホル
ダの平面図、第4図ないし第7図は他の適用例を
示す図であつて、第4図はスローアウエイチツプ
を固定した状態のボーリングバーの先端視図、第
5図は同ボーリングバーの平面図、第6図は同ボ
ーリングバーの後端視図、第7図は同ボーリング
バーの断面図、第8図は従来例として示したバイ
トホルダの平面図である。 11b……着座面、11c……ねじ穴、12…
…スローアウエイチツプ、13……ねじ、F……
下部、R……本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超硬合金製の本体の先端に該本体の上面から下
    面にまで達する壁面が形成され、この壁面には鋼
    製の着座部材が、その上面を上記本体の上面から
    一段後退させてろう付けされており、この着座部
    材の上記上面はスローアウエイチツプが載置可能
    な着座面とされるとともに、この着座面には上記
    スローアウエイチツプに挿通されるねじが螺着可
    能なねじ穴が形成され、かつ該着座面と上記本体
    の上面との間に画成される上記壁面の上縁部には
    上記スローアウエイチツプの側面が当接可能とさ
    れていることを特徴とするスローアウエイチツプ
    のクランプホルダ。
JP16092887U 1987-10-21 1987-10-21 Expired - Lifetime JPH0536563Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16092887U JPH0536563Y2 (ja) 1987-10-21 1987-10-21

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JP16092887U JPH0536563Y2 (ja) 1987-10-21 1987-10-21

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Publication Number Publication Date
JPH0164306U JPH0164306U (ja) 1989-04-25
JPH0536563Y2 true JPH0536563Y2 (ja) 1993-09-16

Family

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JP16092887U Expired - Lifetime JPH0536563Y2 (ja) 1987-10-21 1987-10-21

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