JP2572948Y2 - 被塗物形状検出装置の故障診断装置 - Google Patents

被塗物形状検出装置の故障診断装置

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JP2572948Y2
JP2572948Y2 JP1992016184U JP1618492U JP2572948Y2 JP 2572948 Y2 JP2572948 Y2 JP 2572948Y2 JP 1992016184 U JP1992016184 U JP 1992016184U JP 1618492 U JP1618492 U JP 1618492U JP 2572948 Y2 JP2572948 Y2 JP 2572948Y2
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計二 宮地
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Asahi Sunac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の投光素子を一定
間隔で列設した投光器と、各投光素子に対向する同数の
受光素子を列設した受光器とを被塗物の搬送ラインを挟
んで対設した、自動塗装装置に用いる被塗物形状検出装
置において、故障が発生しているか否かを診断する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の被塗物形状検出装置を用
いた自動塗装装置の一例を本考案の一実施例に係る図1
を参照して説明する。コンベア2に被塗物aを吊り下げ
て矢線方向に搬送する搬送ライン1の側方には、レシプ
ロケータにより上下に往復駆動される自動塗装ガン5を
備えた塗装装置4が設置され、その被塗物aの搬送方向
の手前側に被塗物aの塗装形状を検出する検出装置が設
置されている。
【0003】この検出装置は、複数個の投光素子7を一
定間隔で列設した投光器6と、各投光素子7に対向する
同数の受光素子9を列設した受光器8とを上記の搬送ラ
イン1を挟んで対設し、被塗物aの通過の有無を受光素
子9が検出光を受光したか否かで検出するものであり、
その検出信号がデータ取込部10に出力されて、検出位
置での上下方向に沿つた被塗物aの有無を示す信号が取
り込まれる。
【0004】このデータ取込部10に取り込まれた検出
信号は、シフトレジスタ11を介して被塗物aが検出位
置から塗装位置に達する時間だけ遅延されて塗装ガン制
御装置12に入力され、塗装ガン制御装置12は、被塗
物aの有無を示す検出信号に対応して、上下動する塗装
ガン5からの塗料の噴出とその停止を制御し、それによ
り、塗装ガン5の前面において被塗物aの存在する部分
のみに塗料が吹かれる自動塗装が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記した検出
装置では、投光素子7や受光素子9の表面に塗料が付着
したり、あるいは電気断線等によつて、検出光が発光さ
れなかつたり、受光機能が損なわれて正常な検出機能が
果たせなくなる場合がある。その場合、故障の生じた箇
所においては、受光素子9からは、常に受光状態に無い
ことを示す検出信号が出される。それは、すなわち被塗
物aが通過したことを示すのであるから、塗装位置にお
けるその故障箇所に対応する部分では、被塗物aが存在
しないにも拘わらず塗装ガン5から常に塗料が吹かれる
ことになる。
【0006】そのような故障は、塗装ガン5からの塗料
の噴出状態を常に監視していないと発見しずらく、発見
が遅れると塗料を大量に浪費してしまう欠点があつた。
また、故障のあつたことが発見されても、故障箇所を見
付けるのに手間取つて修理が遅れ、その間ラインを止め
ることとなつて能率低下を招いていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の被塗物形状検出
装置の故障診断装置は、叙上の点に鑑み案出されたもの
であつて、被塗物の不在状態において各受光素子の受光
状態を検出して、受光信号の無い受光素子があつた場合
に、その受光素子の識別番号を含んだ故障信号を出力す
る故障検出手段と、故障信号を受けて、受光素子の識別
番号を表示するとともに警告信号を出す警告手段と、同
じく故障信号を受けて、被塗物形状の検出時に、故障箇
所の受光素子については常に受光状態にあるとする処理
を行うデータキヤンセル手段とを設けた構成とした。
【0008】
【作用】被塗物のロツト替え時等、被塗物が検出位置を
通らないときに合わせて適宜に診断時を定め、診断装置
を作動させる。投光器と受光器の間に被塗物は存在して
いないのであるから、各投光素子及び受光素子が正常で
あれば、すべての受光素子から受光信号が出される。そ
のときは、異常無しとしてそのまま自動塗装が継続され
る。
【0009】投光素子あるいは受光素子に故障が発生し
て、投光機能や受光機能が損なわれていると、その故障
箇所に対応した受光素子からは受光信号が得られない。
そうすると、故障検出手段から、その受光素子の配列順
番を示す識別番号とともに故障信号が出される。
【0010】その故障信号は警告手段に入力され、警告
手段から警告が発せられるとともに、受光素子の識別番
号すなわち故障箇所が表示される。それにより、ただち
に修理を行うことが可能となる。
【0011】故障信号は同時にデータキヤンセル手段に
入力され、そうすると、それ以降は、故障があつた箇所
の受光素子については、常に受光信号が出ているのと同
じにデータ処理される。すなわち、その故障箇所と対応
する箇所については常に被塗物が無いものとみなされ
て、いたずらに塗料が吹かれることが無い。その結果、
修理中も自動塗装を継続することが可能となる。
【0012】その際、故障箇所を被塗物が実際に通過し
た場合もそれが無いとみなされて、塗装位置で塗料が吹
かれないことになるが、それを挟む上下の位置で吹かれ
る等により十分にカバーされる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本実施例の故障診断装置Aは、図2に示す
ように、診断用検出部20、警告部21、データキヤン
セル部22及び開始スイツチ23により構成されてい
る。
【0014】診断用検出部20は受光器8に接続され、
投光器6との間に被塗物aが存在しない状態で開始スイ
ツチ23をONすることによつて作動されるようになつ
ている。この診断用検出部20は、各受光素子9の受光
状態を検出して、受光信号の出てない受光素子9があつ
た場合に、その受光素子9の配列番号を示す識別番号を
含んだ故障信号を出力するようになつている。
【0015】その故障信号は、警告部21とデータキヤ
ンセル部22とに入力されるようになつている。警告部
21が故障信号を受けると、警告音等の警告信号が出さ
れるとともに、故障箇所を示す受光素子9の識別番号が
表示される。
【0016】データキヤンセル部22が故障信号を受け
ると、既述した受光器8からデータ取込部10に取り込
まれる検出信号のうちの、故障箇所に対応する位置の受
光素子8からの検出信号をキヤンセルして、それを常に
受光信号と置き換えるようになつている。
【0017】次に、本実施例の作動を説明する。被塗物
aのロツト替え時等、被塗物aが検出位置を通らないと
きに合わせて適宜に診断時を定め、開始スイツチ23に
より診断用検出部20を作動させる。そのとき、投光器
6と受光器8の間に被塗物aは存在しないのであるか
ら、各投光素子7及び受光素子9が正常であれば、すべ
ての受光素子9から受光信号が出される。そのときは、
異常無しとしてそのまま自動塗装が継続される。
【0018】投光素子7あるいは受光素子9に故障が発
生して、投光機能や受光機能が損なわれていると、その
故障箇所に対応した受光素子9からは受光信号が得られ
ない。そうすると、診断用検出部20から、その受光素
子9の配列番号を示す識別番号とともに故障信号が出さ
れる。
【0019】すると、警告部21から警告音が発せられ
るとともに、受光素子9の識別番号すなわち故障箇所が
表示される。それにより、ただちに修理を行うことが可
能となる。
【0020】それとともに、データキヤンセル部22が
機能して、受光器8からデータ取込部10に取り込まれ
る検出信号のうち、故障があつた箇所の受光素子9につ
いては、常に受光信号が出ているのと同じにデータ処理
される。
【0021】これにより、その故障箇所と対応する箇所
については常に被塗物aが無いものとみなされて、いた
ずらに塗料が吹かれることが無い。このように、故障に
起因した塗料の無駄吹きが遮断されることにより、修理
中も塗装作業を続行することが可能となる。
【0022】なお、上記のキヤンセル作動によつて、故
障箇所を被塗物aが実際に通過した場合もそれが無いと
みなされて、塗装位置で塗料が吹かれないことになる
が、それを挟む上下の位置で吹かれることにより十分に
カバーされる。
【0023】
【考案の効果】このように本考案によれば、投受光素子
対に故障があつた場合、適宜に設定した診断時において
確実にそれが発見され、故障が発見されると、その故障
箇所と対応する部分での塗料の噴出が強制的に停止処理
されるから、塗料の浪費が最少限に食い止められる。ま
た、故障発見と同時に、故障箇所の表示とともに警告が
行われるから、ただちに修理を行うことができ、その
間、上記のように故障箇所と対応する部分の塗料噴出が
停止されるから、修理中も塗装作業が続行でき、能率低
下を招くことが無い効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動塗装装置の概要図及びブロツク図である。
【図2】本考案の一実施例のブロツク図である。
【符号の説明】
a:被塗物 1:搬送ライン 5:塗装ガン 6:投光
器 7:投光素子 8:受光器 9:受光素子 10:
データ取込部 20:診断用検出部 21:警告部 2
2:データキヤンセル部 23:開始スイツチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投光素子を一定間隔で列設した投
    光器と、前記各投光素子に対向する同数の受光素子を列
    設した受光器とを被塗物の搬送ラインを挟んで対設し
    て、前記各受光素子の受光の有無により被塗物の形状を
    検出する検出装置の、前記各投受光素子対に故障がある
    か否かを診断する装置であつて、 被塗物の不在状態において前記各受光素子の受光状態を
    検出して、受光信号の無い受光素子があつた場合に、該
    受光素子の識別番号を含んだ故障信号を出力する故障検
    出手段と、 前記故障信号を受けて、前記受光素子の識別番号を表示
    するとともに警告信号を出す警告手段と、 同じく前記故障信号を受けて、被塗物形状の検出時に、
    故障箇所の前記受光素子については常に受光状態にある
    とする処理を行うデータキヤンセル手段とを、設けたこ
    とを特徴とする被塗物形状検出装置の故障診断装置。
JP1992016184U 1992-02-17 1992-02-17 被塗物形状検出装置の故障診断装置 Expired - Lifetime JP2572948Y2 (ja)

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JPH0566539U JPH0566539U (ja) 1993-09-03
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