JP2572599Y2 - スライドバルブの耐熱構造 - Google Patents

スライドバルブの耐熱構造

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JP2572599Y2
JP2572599Y2 JP1992064889U JP6488992U JP2572599Y2 JP 2572599 Y2 JP2572599 Y2 JP 2572599Y2 JP 1992064889 U JP1992064889 U JP 1992064889U JP 6488992 U JP6488992 U JP 6488992U JP 2572599 Y2 JP2572599 Y2 JP 2572599Y2
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JP
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valve body
valve
slide valve
seat
slide
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光範 磯山
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばFCC装置用
などに使用されるスライドバルブの耐熱構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のスライドバルブは、例えば図2に
示すような、ホットシェル構造をなしており、上下一対
のバルブ本体1の間に弁座部2を介してスライド弁体3
を挟持するように構成している。バルブ本体1は円筒部
1aにおいて高温流体4の通路5を形成しており、スラ
イド弁体3は通路5を横切る方向に出退するもので、ス
ライド弁体3の一端には弁棒6を連結している。
【0003】弁座部2のシートケース7はその鍔部7a
を取付ボルト8でバルブ本体1に固定しており、シート
ケース7にはスライド弁体3に摺接するシートリング9
をボルト10で固定し、シートリング9とシートケース
7の間にはスペーサリング11を介装している。そし
て、シートリング9の外側にはシールリング12を配置
しており、シールリング12の上部にはシートケース7
に内蔵したバックアップリング13を配置し、バックア
ップリング13を下方に付勢する皿バネ14を設けてい
る。さらに、シールリング12の外側にはシートリテナ
ー15を設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した構成
では、ホットシェル構造であるために、高温流体4の熱
がバルブ本体1やスライド弁体3等を通して外部に放熱
されるので熱損失が大きく、また逆に、バルブ本体1は
外気に触れて冷却されるので、バルブ本体1の内周面に
おいて高温流体4が冷却されて凝固する問題があった。
【0005】本考案は上記問題点を解消するもので、熱
損失や外気の影響を受けないコールドシェル構造のスラ
イドバルブの耐熱構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案のスライドバルブの耐熱構造は、被制御流体
が流通する流路を形成するバルブ本体と、バルブ本体の
流路を横切るように出退して前記流路を開閉するスライ
ド弁体と、バルブ本体とスライド弁体の間に介装した弁
座部とを有するスライドバルブにおいて、バルブ本体の
内面側に半径方向に突出する鍔部を設け、この鍔部の側
から弁座部に向けて取付ボルトを螺入して弁座部をバル
ブ本体に固定し、バルブ本体の内周面に断熱ライニング
を施すとともに、スライド弁体に形成した被制御流体の
流通孔の内周面および鍔部と弁座部の内周面に耐摩耗ラ
イニングを施した構成としたものである。
【0007】
【作用】上記した構成によリ、バルブ本体の内周面に施
した断熱ライニングが被制御流体とバルブ本体との間を
断熱し、被制御流体からバルブ本体を介した外気への放
熱、およびバルブ本体を介した外気による被制御流体の
冷却を抑制することができる。また、従来のように、弁
座部側に取付用の鍔部を設けるのではなく、バルブ本体
の内面側に鍔部を設けて弁座部とバルブ本体との固定を
行うことにより、弁座部がその形状において半径方向へ
の広がりが少なくなる。このため、断熱ライニングがな
く、被制御流体の熱の影響を受け易い弁座部において、
被制御流体に曝される内周面側と外気に曝される外周面
側との温度差が小さくなり、局部的な熱応力の発生を抑
制できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案に係るスライドバルブを示し、ス
ライドバルブはコールドシェル構造をなしている。
【0009】上下一対のバルブ本体21の間には弁座部
22を介してスライド弁体23を挟持するように配置し
ている。バルブ本体21は高温の被制御流体24の通路
25を形成する円筒部21aを有するとともに、内面側
に半径方向に突出する環状の鍔部21bを設けている。
また、スライド弁体23は通路25を横切る方向に出退
するもので、その一端には弁棒26を連結している。
【0010】弁座部22はバルブ本体21に当接するシ
ートケース27を有しており、鍔部21bの側からシー
トケース27に向けて取付ボルト28を螺入してシート
ケース27をバルブ本体21に固定している。また、シ
ートケース27にはスライド弁体23に摺接するシート
リング29をボルト30で固定しており、シートリング
29とシートケース27の間にはスペーサリング31を
介装している。さらに、シートリング29とスペーサー
リング31の間にはシートリング29をスライド弁体2
3に向けて押圧するスプリング32を介装している。
【0011】シートリング29の外側にはシールリング
33を配置しており、シールリング33の上部にはシー
トケース27に内蔵してバックアップリング34を配置
している。さらに、シールリング33の外側にはシート
リテナー35を設けている。
【0012】そして、バルブ本体21の内周面には断熱
ライニング36を施しており、スライド弁体23に形成
した被制御流体24の流通孔23aの内周面および鍔部
21bとシートケース27の内周面に耐摩耗ライニング
37を施している。
【0013】以下、上記構成における作用を説明する。
スライド弁体23が全開する状態において、被制御流体
24は断熱ライニング36に囲まれた通路25を通り、
スライド弁体23の流通孔23aを通過する。
【0014】このとき、バルブ本体21の内周面に施し
た断熱ライニング36が被制御流体24とバルブ本体2
1との間を断熱し、被制御流体24からバルブ本体21
を介した外気への放熱、およびバルブ本体21を介した
外気による被制御流体24の冷却を抑制することができ
る。
【0015】また、従来のように、弁座部側に取付用の
鍔部を設けるのではなく、バルブ本体21の内面側に鍔
部21bを設け、鍔部21bの側からシートケース27
に向けて取付ボルト28を螺入してシートケース27を
バルブ本体21に固定しているので、弁座部22がその
形状において半径方向への広がりが少なくなる。このた
め、断熱ライニング36がなくて被制御流体24の熱の
影響を受け易い弁座部22において、被制御流体24に
曝される内周面側と外気に曝される外周面側との温度差
が小さくなり、局部的な熱応力の発生を抑制できる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、断熱ライ
ニングによりバルブ本体をコールドシェル構造となし、
バルブ本体の内面側に設けた鍔部において弁座部とバル
ブ本体との固定を行うことにより、弁座部の被制御流体
に曝される内周面側と外気に曝される外周面側との距離
を小さくするとともに、温度差を小さくして局部的な熱
応力の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるスライドバルブを示す
縦断面図である。
【図2】従来のスライドバルブを示す縦断面図である。
【符号の説明】
21 本体 21b 鍔部 22 弁座部 23 スライド弁体 23a 流通孔 24 被制御流体 25 通路 27 シートケース 28 取付ボルト 36 断熱ライニング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御流体が流通する流路を形成するバ
    ルブ本体と、バルブ本体の流路を横切るように出退して
    前記流路を開閉するスライド弁体と、バルブ本体とスラ
    イド弁体の間に介装した弁座部とを有するスライドバル
    ブにおいて、バルブ本体の内面側に半径方向に突出する
    鍔部を設け、この鍔部の側から弁座部に向けて取付ボル
    トを螺入して弁座部をバルブ本体に固定し、バルブ本体
    の内周面に断熱ライニングを施すとともに、スライド弁
    体に形成した被制御流体の流通孔の内周面および鍔部と
    弁座部の内周面に耐摩耗ライニングを施したことを特徴
    とするスライドバルブの耐熱構造。
JP1992064889U 1992-09-18 1992-09-18 スライドバルブの耐熱構造 Expired - Lifetime JP2572599Y2 (ja)

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JPH0628435U JPH0628435U (ja) 1994-04-15
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