JPH082534Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH082534Y2
JPH082534Y2 JP2770593U JP2770593U JPH082534Y2 JP H082534 Y2 JPH082534 Y2 JP H082534Y2 JP 2770593 U JP2770593 U JP 2770593U JP 2770593 U JP2770593 U JP 2770593U JP H082534 Y2 JPH082534 Y2 JP H082534Y2
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JP
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valve
valve body
shaft
casing
valve shaft
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JP2770593U
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JPH0685968U (ja
Inventor
豊作 増田
Original Assignee
大阪機器製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、セメント、薬
品、各種金属粉末等の粉粒体や液体等の流体を供給機か
ら所定量供給する場合に使用される弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体を供給機から所定量供給する
場合に使用される弁装置は、バタフライ弁、スライドゲ
ート弁等の各種の弁が使用され、該弁を弁ケーシングに
形成された弁座に当接又は離間させる等により、流体を
所定量取り出せるようにしたものである。
【0003】かかる弁装置は、例えば図3に示すよう
に、回転自在な弁軸40を弁体41に挿通し、該弁軸40を回
転させることにより、弁ケーシング42の開口部43を形成
する弁座45に対して弁体41を開閉自在に設けたもので、
該弁体41は弁軸40にボルト46により固定されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の弁装置にお
いては、弁体41の閉止を確実に行えるように、弁体8の
弁座45に対する芯出しが重要である。しかしながら、従
来の弁装置は、弁軸40に弁体41をボルト46で固定する構
成であるため、弁体41の弁軸方向の微調整を行うには、
弁軸40を移動させなければならず、弁軸40は通常アクチ
ュエータに連結されていることから、該アクチュエータ
も一体的に移動させる必要があり、弁体41の微調整は困
難で且つ面倒な作業であった。
【0005】また、該弁装置を高温の流体が流れる場合
には、弁軸40が軸方向に膨張するため、仮に弁体41の芯
出しが確実に行われていても、該弁軸40の膨張により、
弁体41がずれてしまう欠点があった。
【0006】本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、弁体の弁座への芯出しを容易且つ迅
速に行えると共に、高温の流体により弁軸が熱膨張する
場合であっても、該弁軸の熱膨張に起因して弁体の位置
がずれることのない弁装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、弁ケーシング1の弁座
5に、弁軸7に支持された弁体8を開閉自在に設けた弁
装置において、前記弁体8は弁軸7に対して弁軸方向に
移動自在に設けられると共に、該弁体8を弁ケーシング
1の外部から移動調整可能で且つ弁軸方向の所定の位置
で固定するための位置決め手段が設けられてなることに
ある。
【0008】
【作用】本考案の弁装置において、弁体8を弁座5に対
して芯出しをする場合には、弁ケーシング1の外部から
位置決め手段を操作し、弁体8を弁軸7に沿って移動さ
せることにより、弁体8の弁軸方向の微調整を行い、該
弁体8を弁座5の所定の位置に容易且つ迅速に位置決め
することができる。
【0009】更に、高温の流体を弁装置に流す場合に
は、弁軸7が高温となり軸方向に膨張するが、弁軸7と
弁体8とは弁軸方向に相対的に移動自在であると共に、
弁体8は位置決め手段により弁軸方向に固定されている
ので、該弁軸7の熱膨張は何ら弁体8に影響を及ぼすこ
とはなく、弁体8を弁軸7の熱膨張に無関係に所定の位
置で固定さておくことが可能となる。
【0010】従って、一旦芯出しの行われた弁体8は、
仮に高温の流体を流した場合であっても、弁軸7の熱膨
張によりその位置がずれるようなことはなく、長期にわ
たって良好なシール性を維持することができるのであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案を例えば粉粒体用バタフライ弁
装置に採用した場合の一例について、図面を参照しなが
ら説明する。図1において、1は粉粒体等の流体通過用
の円形の開口部3を有する弁ケーシングで、該弁ケーシ
ング1は例えば流体が収容される供給機4の下方に取付
けられる。
【0012】5は前記弁ケーシング1の開口部3を形成
する弁座で、該弁座5は前記弁ケーシング1の下部に固
定された耐熱性と弾力性の両機能を兼備したシールリン
グから構成され、その内周面5aは下方に向けて小径とな
るテーパ状に形成されている。7は弁ケーシング1の側
壁に挿通された弁軸で、該弁軸7は同図(ロ)に示す如
く、その中途部に断面矩形状の係止部7aが形成され、図
外のアクチュエータにより回転自在である。
【0013】8は前記弁ケーシング1の開口部3を開閉
するための金属製の弁体で、該弁体8は、前記弁座5に
圧着される円板状で且つ上記弁座5の内周面5aの形状に
対応する外周面10a を有する弁本体10と、該弁本体10か
ら上方に突設され、且つ前記弁軸7が摺動自在に挿通さ
れる一対の支持部11a,11b とからなる。一方の支持部
11aは、前記弁軸7の係止部7aが相対回転不可能となる
ように嵌合する矩形状の嵌合孔13が形成されると共に、
他方の支持部11bには、該弁軸7の断面円形部分が挿通
される挿通孔14が形成されている。
【0014】16,17は一対の位置決め用カラーで、弁軸
7に摺動自在に外嵌されると共に、弁ケーシング1の側
壁に形成された挿通孔1aに摺動自在に挿通されている。
各位置決め用カラー16,17の一端(弁ケーシング1の内
側)は前記弁体8の各支持部11a,11b にそれぞれ当接
され、他端は弁ケーシング1から外側にそれぞれ突出し
ている。尚、18a,18b はシールリングである。
【0015】19,20 は前記各位置決め用カラー16,17の
他端に一体的に取付けられたフランジ体で、一方のフラ
ンジ体19は、弁軸7が挿通される挿通孔19a が形成され
ると共に、該弁軸7を中心にして両側には、ボルト挿通
孔22が複数形成され、各ボルト挿通孔22には、弁ケーシ
ング1に螺合された位置決めボルト23が螺合されてい
る。尚、他方のフランジ体20も同様にボルト挿通孔22が
形成され、該ボルト挿通孔22に位置決めボルト23が螺合
されている。
【0016】25,26は前記位置決め用カラー16,17を各
弁軸7の支持部11bに押圧させるための弾性体としての
コイルスプリング又は複数の皿バネで、該弾性体25,26
は、前記位置決めボルト23の前記フランジ体19,20から
突出する突出部分23a に外嵌されている。27,28 は前記
フランジ体19,20の突出部分19a ,20a にそれぞれ螺合
された微調整用ナット体であり、前記位置決め用カラー
16,17、フランジ体19,20、位置決めボルト23、弾性体
25,26及び微調整用ナット体27,28 により位置決め手段
が構成されている。
【0017】本実施例は以上の構成からなり、次にその
使用例について説明する。先ず弁体8の芯出しを行う際
には、弁ケーシング1内に収容された弁体8の両支持部
11a,11b に、一方の位置決め用カラー16から挿通した
弁軸7を挿通し、該弁軸7の先端部を他方の位置決め用
カラー17に挿入する。
【0018】次に、それぞれの微調整用ナット体27,28
を回転操作することにより、位置決め用カラー16,17及
びフランジ体19,20を弁軸方向に移動させる。即ち、弁
体8を図1に仮想線示す如く左側に移動させる場合に
は、調整用ナット体27,28 をそれぞれ操作することによ
り、両位置決め用カラー16,17及びフランジ体19,20を
左側に移動させると、同時に弁体8も移動させることが
でき、弁座5に対して弁体8の芯出し作業を弁ケーシン
グ1の外部から容易且つ迅速に行うことができる。
【0019】更に、アクチュエータにより弁軸7を回転
すると、弁体8は該弁軸7と一体的に鉛直方向に90°回
転して開口部3を開放し、流体の流通が可能となり、反
対に弁軸7を回転することにより、弁体8で開口部3を
閉止することが可能となる。
【0020】また、高温の流体が流れる場合には、弁体
8及び弁軸7が加熱されてそれぞれ熱膨張するが、弁体
8の弁本体10は円形を有していることから形外方向に均
等に膨張し、且つ、弁本体10と弁座5とはテーパー状に
圧着するので、弁体8自体の熱膨張はシール性にほとん
ど影響はない。また、弁軸7が軸方向に熱膨張しても、
該弁軸7と弁体8とは弁軸方向に相対的に移動自在で、
且つ弁体8は位置決め用カラー16,17にて弁軸方向に移
動しないように固定されているので、弁座5に対して弁
体8が位置ずれすることはなく、従って、弁本体10を弁
座5に均等に圧着させることができると共に、該弁本体
10の一部が摩耗するのを防止することが可能となる。
【0021】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、弁軸7の断面は円形以外に、全体が
断面矩形状や多角形状であっても良い。また、図2に示
す如く、弁軸7にT字状の凹溝31を形成すると共に、弁
体8の支持部11a,11b には、該凹溝31に嵌合するT字
状の係止部32を形成することも可能であり、弁体8は該
弁軸7に対して軸方向に移動自在で且つ相対回転不可能
に設ければ良い。
【0022】しかも、位置決め手段は、上記実施例のも
のに限定されるものではなく、弁ケーシング1の外部か
ら操作して弁体8を弁軸方向に移動調整できる構成のも
のであれば良い。更に、本考案は粉粒体以外に気体や水
等の液体の流体に採用できることは無論であり、本考案
は、弁構造の種類、その他各部の具体的な構成は全て本
考案の意図する範囲内で任意に設計変更自在である。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案の弁装置は、前記弁
体が弁軸に対して弁軸方向に移動自在に設けられると共
に、該弁体を弁ケーシングの外部から移動調整可能で且
つ弁軸方向の所定位置で固定するための位置決め手段が
設けられているので、弁体の芯出し作業を弁ケーシング
の外部から容易且つ迅速に行うことが可能となる。
【0024】しかも、高温の流体が流れる場合に、弁軸
が熱膨張するようなことがあっても、該弁軸の熱膨張に
何ら影響されることなく、弁体を弁座の所定の位置に均
等に圧着させることが可能となり、一旦芯出した弁体が
ずれたりするおそれはなく、長期にわたって弁装置の性
能を良好に維持することができ、その実用的価値は著大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、(イ)は断面正面
図、(ロ)は要部を示す断面側面図。
【図2】本考案の他の実施例の要部を示す断面側面図。
【図3】従来例を示す断面正面図。
【符号の説明】
1…弁ケーシング、5…弁座、7…弁軸、8…弁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケーシング(1)の弁座(5)に、弁
    軸(7)に支持された弁体(8)を開閉自在に設けた弁
    装置において、前記弁体(8)は弁軸(7)に対して弁
    軸方向に移動自在に設けられると共に、該弁体(8)を
    弁ケーシング1の外部から移動調整可能で且つ弁軸方向
    の所定の位置で固定するための位置決め手段が設けられ
    てなることを特徴とする弁装置。
JP2770593U 1993-05-26 1993-05-26 弁装置 Expired - Lifetime JPH082534Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2770593U JPH082534Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 弁装置

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JP2770593U JPH082534Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 弁装置

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Publication Number Publication Date
JPH0685968U JPH0685968U (ja) 1994-12-13
JPH082534Y2 true JPH082534Y2 (ja) 1996-01-29

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ID=12228413

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JP2770593U Expired - Lifetime JPH082534Y2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 弁装置

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FR2962185B1 (fr) * 2010-06-30 2013-08-23 Valeo Sys Controle Moteur Sas Vanne de circulation de fluide

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JPH0685968U (ja) 1994-12-13

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