JPH029060Y2 - - Google Patents

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JPH029060Y2
JPH029060Y2 JP1983080457U JP8045783U JPH029060Y2 JP H029060 Y2 JPH029060 Y2 JP H029060Y2 JP 1983080457 U JP1983080457 U JP 1983080457U JP 8045783 U JP8045783 U JP 8045783U JP H029060 Y2 JPH029060 Y2 JP H029060Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
opening
main
sub
cooling water
Prior art date
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Expired
Application number
JP1983080457U
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English (en)
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JPS59184322U (ja
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Publication date
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Priority to JP8045783U priority Critical patent/JPS59184322U/ja
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Publication of JPH029060Y2 publication Critical patent/JPH029060Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、冷却式エンジンの冷却水を適温に
保つために、エンジンとラジエータとの間の冷却
水通路に配置されるサーモスタツトバルブに関す
るものである。
(従来技術) 従来、上記サーモスタツトバルブとして実開昭
54−35440号公報に示されるような構造のものが
知られている。すなわち、このバルブは、内部に
ワツクスを封入したワツクスエレメントに取付け
られた弁体と、開口部を有するバルブシートフラ
ンジと、この弁体をバルブシートフランジの開口
部周縁に押圧する方向に付勢するスプリングと、
バルブシートフランジに固定された支持金具とを
有し、ワツクスの熱膨張によりワツクスエレメン
トのプランジヤーが支持金具を押して弁体を開く
ように構成され、エンジンの冷却水通路に配置さ
れている。この構造では、冷却水の温度が上昇す
るとワツクスの膨張により弁体の開度が急激に増
大して多量の冷却水が流れ、そのためラジエータ
で放熱した低温の冷却水によつてワツクスが急激
に冷却されて再び弁体が閉じ、つぎにまた弁体が
開いてもワツクスが冷却されて再び弁体が閉じる
という動作を繰返す、いわゆるサージング現象を
生じる。このため、冷却水の温度が一定しないと
いう問題がある。
また、バルブに異物がかみ込んでバルブの閉止
が不完全になるのを防止するために、弁体と弁座
とを摺動接触させて所定ストローク移動後に開く
ようにした構造も提案されているが、この構造で
もバルブが開くと急激に冷却水が流れ、サージン
グが生じるという欠点がある。
(考案の目的) この考案は、このような従来の欠点を解消する
ためになされたものであり、異物のかみ込みを防
止できる構造であつて、しかもバルブサージング
を確実に防止することができるサーモスタツトバ
ルブを提供するものである。
(考案の構成) この考案は、エンジンの冷却水通路に配置され
るサーモスタツトバルブにおいて、上記冷却水通
路に取付けられたバルブシートフランジには主開
口部とそれより開口面積が小さい副開口部とが形
成され、ワツクスエレメントに取付けられ、この
ワツクスエレメントに応動して主開口部を開閉す
る主バルブは、その外周部がバルブシートフラン
ジに形成された筒部内周面に所定ストローク間摺
接し、所定ストロークを超えると主開口部を開く
構成にするとともに、この主バルブには上記副開
口部を開閉する副バルブが固定され、この副バル
ブは主バルブが閉じている主バルブの上記所定ス
トローク間、上記主バルブに先立つて開くように
構成されているものである。従つて、バルブの開
き始めは副バルブのみが開いて少量の冷却水を流
し、その後に主バルブより大量の冷却水を流すよ
うにし、バルブの開放による流量の増大を二段階
にしてサージングを防止するようにしたものであ
る。
(実施例) 第1図および第2図において、冷却水通路1内
に配置されたサーモスタツトバルブ2は、冷却水
通路1に取付けられたバルブシートフランジ3
と、ワツクスエレメント4に取付けられた主バル
ブ5と、主バルブ5に取付けられた副バルブ6と
を有している。バルブシートフランジ3には中央
部に大きな面積の主開口部30、その周囲に1〜
2箇所配置された小さな面積の副開口部31とが
形成されている。主バルブ5の外周にはパツキン
7が取付けられ、このパツキン7がバルブシート
フランジ3の筒部32の内周面に摺動接触して主
開口部30を閉止している。副バルブ6には副開
口部31に対応する部分に当接部61が膨出して
形成され、これが副開口部31に当接することに
より副開口部31を閉止している。バルブシート
フランジ3には支持金具11および本体9が取付
けられ、支持金具11にはワツクスエレメント4
のプランジヤ40の先端部が当接され、本体9と
主バルブ5との間にはスプリング8が配置されて
主バルブ5が閉止方向に付勢されている。
上記構成においては、冷却水の温度が上昇して
ワツクスの膨張によりプランジヤ40が突出して
ワツクスエレメント4および主バルブ5が下降す
ると、所定ストロークまではパツキン7が筒部3
2の内周面を摺動することにより主開口部30は
閉止状態が維持され、その間に副バルブ6の当接
部61は副開口部31から離れて副開口部31を
開く。これによつて副開口部31を通して僅かの
量の冷却水が流通する。冷却水の温度がさらに上
昇して所定ストロークを越えるとパツキン7が筒
部32から外れ、主開口部30を通して大量の冷
却水が流れるようになる。
このように、バルブの開き始めは、まず副バル
ブ6により少量の冷却水を流通させ、その後に主
バルブ5により大量の冷却水を流通させ、二段階
に流量を増大させるようにしているために、開弁
後にワツクスが急冷されて直ぐにバルブが閉じる
という現象は生じることなく、サージングを確実
に防止することができる。また、主バルブは弁座
に対して摺動接触しているために、異物のかみ込
みによる漏れのおそれはない。なお、副バルブは
弁座に当接する型式であるために、異物のかみ込
みのおそれがあるが、副バルブはその面積が小さ
いために漏れが生じてもその量はごく僅かであ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案は主バルブとそ
れより流量の小さい副バルブとを設け、開弁時に
二段階に流量が増大するようにしたものであり、
簡単な構成でサージングを確実に防止することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図はその要部拡大図である。 2……サーモスタツトバルブ、3……バルブシ
ートフランジ、4……ワツクスエレメント、5…
…主バルブ、6……副バルブ、30……主開口
部、31……副開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの冷却水通路に配置されるサーモスタ
    ツトバルブにおいて、上記冷却水通路に取付けら
    れたバルブシートフランジには主開口部とそれよ
    り開口面積が小さい副開口部とが形成され、ワツ
    クスエレメントに取付けられ、このワツクスエレ
    メントに応動して主開口部を開閉する主バルブ
    は、その外周部がバルブシートフランジに形成さ
    れた筒部内周面に所定ストローク間摺接し、所定
    ストロークを超えると主開口部を開く構成にする
    とともに、この主バルブには上記副開口部を開閉
    する副バルブが固定され、この副バルブは主バル
    ブが閉じている主バルブの上記所定ストローク
    間、上記主バルブに先立つて開くように構成され
    ていることを特徴とするエンジンのサーモスタツ
    トバルブ。
JP8045783U 1983-05-27 1983-05-27 エンジンのサ−モスタツトバルブ Granted JPS59184322U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045783U JPS59184322U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 エンジンのサ−モスタツトバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8045783U JPS59184322U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 エンジンのサ−モスタツトバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184322U JPS59184322U (ja) 1984-12-07
JPH029060Y2 true JPH029060Y2 (ja) 1990-03-06

Family

ID=30210450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8045783U Granted JPS59184322U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 エンジンのサ−モスタツトバルブ

Country Status (1)

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JP (1) JPS59184322U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108228U (ja) * 1982-01-18 1983-07-23 株式会社デンソー エンジン冷却水用サ−モスタツト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184322U (ja) 1984-12-07

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