JP2572431B2 - カラーディスプレイ装置 - Google Patents

カラーディスプレイ装置

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JP2572431B2
JP2572431B2 JP63241782A JP24178288A JP2572431B2 JP 2572431 B2 JP2572431 B2 JP 2572431B2 JP 63241782 A JP63241782 A JP 63241782A JP 24178288 A JP24178288 A JP 24178288A JP 2572431 B2 JP2572431 B2 JP 2572431B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、カラー画像情報を輝度データおよび色差
データによってVRAM(ビデオRAM)に記憶させ、この記
憶させたデータを読み出して表示を行うカラーディスプ
レイ装置に関する。
「従来の技術」 CRT表示装置によってカラードット表示を行うデイス
プレイ装置として、輝度データおよび色差データからな
るドットデータをVRAM内に記憶させるようにしたものが
開発されている。
このデイスプレイ装置は、カラーデータR,G,Bを例え
ば、 Y=(1/4)R+(1/8)G+(1/2)B =(1/8)(2R+G+4B) ……(1) J=R−Y ……(2) K=G−Y ……(3) なる式に基づいて輝度データYおよび色差データJ,Kに
変換する。次に、例えば連続する4ドット毎に色差デー
タJ,Kの平均値J′,K′を算出し、この平均値J′,K′
および輝度データYをVRAM内に記憶させる。すなわち、
輝度データについては各ドット対応でVRAM内に記憶させ
るが、色差データについては4ドット毎に1データを記
憶させる。このようにしている理由は、VRAMの容量を制
約するためであり、人間の目は色差の変化には感度がに
ぶいので、このようにしても元の色と大幅に違って見え
ることがない。
次に、表示時においては、VRAMから上記の各データY,
J′,K′を読み出し、これらのデータY,J′,K′を、 R=Y+J ……(4) G=Y+K ……(5) B=(5/4)Y−(1/2)J−(1/4)K =(1/4){5Y−(2J+K)} ……(6) なる式のY,J,Kに代入してカラーデータR,G,Bを求め、こ
のカラーデータR,G,Bをアナログ信号に変換してCRT表示
装置へ出力する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記(1)〜(3)式による変換、上記
(4)〜(6)式による逆変換は、通常、ディジタル回
路によって行なわれるが、この場合、変換誤差の発生が
避けられない。そして、上記の式のよって変換,逆変換
を行った場合は変換誤差が青(B)に集中する。この理
由は、(1)〜(3)式において、R,Gはそのままの形
で式に含まれているが{(2),(3)式参照}、Bは
1/2された形でのみ含まれている{(1)式参照}。す
なわち、BについてはLSB(最下位ビット)がカットさ
れた形で式に含まれることになり、その分変換誤差が大
きくなる。
また、上記の式によって変換,逆変換を行った場合、
緑(G)の高周波成分の再現性が悪くなる。上記高周波
成分は単位面積あたりの輝度の変化が激しい画像に含ま
れる空間周波数が高い成分であり、例えば、市松模様の
ような1ドット毎に輝度が変化する画像に多く含まれ
る。反対に、グラデーションのような単位面積あたりの
輝度の変化が緩い画像には高周波成分は含まれない。上
記緑(G)の高周波成分の再現性が悪くなる理由は次の
通りである。すなわち、(1)式においては、Gの係数
が最も小さく、1/8となっている。ところが、輝度デー
タについては、各表示ドット対応でデータを記憶させて
いるが、色差データについては、4ドットに1つのデー
タを記憶させている。したがって、輝度データYに大き
く影響を与えるデータが最も高周波成分の再現性がよ
く、逆に、輝度データYに与える影響が最も小さいデー
タ、すなわち色差データGが最も高周波成分の再現性が
悪くなる。
他方、カラーデータR,G,Bを輝度データYおよび色差
データJ,Kに変換,逆変換する式として、次の(7)〜
(9)式および(10)〜(12)式がある。なお、これら
の式は上記(1)〜(6)式においてGとBを入れ換え
た式である。
Y=(1/4)R+(1/8)B+(1/2)G =(1/8)(2R+B+4G) ……(7) J=R−Y ……(8) K=B−Y ……(9) R=Y+J ……(10) B=Y+K ……(11) G=(5/4)Y−(1/2)J−(1/4)K =(1/4){5Y−(2J+K)} ……(12) しかし、これらの式によって変換,逆変換を行った場
合は、前述した場合と同様の理由で、変換誤差が緑
(G)に集中し、また、青(B)の高周波成分の再現性
が悪くなる。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、特定
の色の高周波成分の再現性が悪くなる問題を解決した輝
度/色差データ記憶方式のカラーディスプレイ装置を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、カラーデータの入れ替えを行うか否かを
表す符号化された入替情報を出力する処理手段と、入力
される赤、緑、青カラーデータを、該赤、緑、青カラー
データ各々に対して異なった重み付けを行って符号化す
る変換式を用いて、符号化された輝度データおよび色差
データに変換して出力する変換手段と、前記変換手段の
前段に設けられ、前記処理手段から出力される前記入替
情報に基づいて、赤、緑、青カラーデータをそのまま、
あるいは赤、緑、青カラーデータのうち二つを互いに入
れ替えて出力する第1の切替回路と、前記変換手段から
出力される輝度データおよび色差データと、該輝度デー
タおよび色差データに対応する前記入替情報とが含まれ
るデータを出力する書込データ作成回路、前記書込デー
タ作成回路の出力データを画像データとして記憶するメ
モリと、前記メモリ内の画像データを読み出し、該画像
データに含まれる輝度データおよび色差データを赤、
緑、青カラーデータに変換して出力する逆変換手段と、
前記逆変換手段の後段に設けられ、該画像データに含ま
れる前記入替情報に基づいて、前記逆変換手段から出力
される赤、緑、青カラーデータをそのまま、あるいは
赤、緑、青カラーデータのうち二つを互いに入れ替えて
出力する第2の切替回路と、前記第2の切替回路の出力
データに基づいて画像を表示する表示手段とを具備し、
前記処理手段は、前記表示手段によって表示しようとす
る画像が有する特性と前記変換式の前記赤、緑、青カラ
ーデータ各々に対する重み付けにより各色の再現性が異
なる特性とに基づいて、該画像全体の色の再現性が高く
なるよう前記入替情報を設定することを特徴とするもの
である。
「作用」 この発明によれば、変換手段における赤、緑、青カラ
ーデータから輝度データおよび色差データへの変換処理
に先立って、第1の切替回路が、画像が有する特性と、
変換処理に用いられる変換式の赤、緑、青カラーデータ
各々に対する重み付けにより各色の再現性が異なる特性
とに応じた入替情報に基づいて、カラーデータをそのま
ま、あるいは入れ替えて変換手段へ供給する。また逆変
換手段が輝度データおよび色差データを赤、緑、青カラ
ーデータに変換し、逆変換手段の後段に設けられた第2
の切替回路が、入れ替えられた色を入れ替えて元に戻
す。したがって、緑の高周波成分の再現性が要求される
ような画像(例えば、多数の木の画像)を表示する場合
は、緑の高周波成分の再現性のよい変換式を用いて変換
を行い、また、青の高周波成分の再現性が要求されるよ
うな画像を表示する場合は、青の高周波成分の再現性の
よい変換式を用いることが可能となり、従来のものより
画質の向上を計ることができる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説
明する。第1図は同実施例の構成を示すブロック図であ
り、この図において、1はCPU(中央処理装置、処理手
段)、2はCPU1において用いられるプログラムが記憶さ
れたROMおよびデータ記憶用のRAMからなるメモリであ
る。CPU1は、メモリ2内の制御プログラムに基づいて各
種の制御命令を表示コントローラ3へ出力すると共に、
メモリ2内の表示プログラムに基づいて、表示ドット対
応のカラーデータを順次表示コントローラ3へ出力し、
また、このカラーデータと共に、1ビットの変換式指定
データ(入替情報)Mを出力する。表示コントローラ3
は、CPU1からの制御命令に基づいて装置各部へコントロ
ール信号を出力すると共に、CPU1から供給されるカラー
データを赤,緑,青カラーデータR,G,Bに変換してデー
タMと共に出力し、さらに、VRAM7へ書込/読出アドレ
スADを出力する。
4は切替回路(第1の切替手段)であり、表示コント
ローラ3から出力されるデータMが“0"の場合は、入力
されるカラーデータR,G,Bをそのまま出力し、また、デ
ータMが“1"の場合は、入力されるカラーデータR,G,B
の内のデータGとBを入れ換えて出力する。5はカラー
データR,G,Bを輝度データY,色差データJ,Kに変換するデ
ータ変換回路であり、データMが“0"の場合、すなわ
ち、入力端子I1〜I3の各々カラーデータR,G,Bが供給さ
れる場合は、前述した第(1)〜第(3)式に基づいて
データ変換を行い、一方、データMが“1"の場合、すな
わち、入力端子I1〜I3の各々カラーデータR,B,Gが供給
される場合は、前記第(7)〜(9)式に基づいてデー
タ変換を行う。すなわち、このカラーディスプレイ装置
においては、(1)〜(3)式、(7)〜(9)式の2
通り演算式に基づいてカラーデータR,G,Bを輝度データ
Y,色差データJ,Kに変換することができるようになって
いる。そして、いずれの変換式を使用するかが変換式指
定データMによって決定される。すなわち、メモリ2内
の表示プログラムによって決定される。なお、勿論、変
換式に応じてデータ変換回路5の内部が変更されるわけ
ではない。また、輝度データYはサインビットなしの8
ビットのデータ、色差データJ,Kは共にMSBがサインビッ
トの8ビットのデータ(数値は7ビットて表されるデー
タ)である。
次に、書込データ作成回路6は、VRAM7に書き込む書
込データを形成する回路である。この実施例において
は、データ変換回路5が出力した輝度データYおよび色
差データJ,KをそのままVRAM7に書き込むのではなく、書
込データ形成回路6においてデータ圧縮し、かつ、上述
したデータMおよび以下に説明する1ビットのデータD
を付加して書き込むようになっている。すなわち、この
書込データ作成回路6は、データ変換回路5から輝度デ
ータYおよび色差データJ,Kからなる表示データを4デ
ータ受け取る毎に、次の過程によって書込データを作成
し、VRAM7に書き込む。
色差データJ,Kの各々について各4データの平均値
J′,K′を求める。
上記の過程で求めた平均値J′と前回求めた平均値
J′との差分△Jおよび上記の過程で求めた平均値K′
と前回求めた平均値K′との差分△Kを求める。
求めた差分△Jの絶対値が“0,0,1,0,0,0,0"以上の場
合は、 D=“0" を内部のメモリに書き込み、“0,0,0,1,1,1,1"以下の場
合は、 D=“1" を同メモリに書き込む。
D=“1"の場合に、△J/4、△K/4を各々算出する。
第2図に示すフォーマットによって、4バイト構成の
書込データを作成する。ここで、y1〜y4は各輝度データ
Yの上位5ビット、j,kは各々データDに応じて決まる
次のデータである。
D=“0"→J′,K′の上位5ビット D=“1"→△J/4、△K/4 第2図に示すバイトB0から順次VRAM7へ出力する。
次に、VRAM7は、表示コントローラ3から出力される
アドレスADに基づいて、上述した書込データが順次書き
込まれ、また、表示時においては、表示コントローラ3
からドットクロックDCLKのタイミングで供給されるアド
レスADに基づいて各データ(バイト)が順次読み出され
る。このVRAM7から読み出されたデータはRGBデータ再生
回路10へ出力される。
RGBデータ再生回路10は、VRAM7からドットクロックDC
LKのタイミングで読み出されるデータy,j,k,D,M(第2
図参照)を、カラーデータR,G,Bに戻す回路である。
第3図はこのRGBデータ再生回路10の詳細を示す回路
図である。この図において、T1はVRAM7から読み出され
たデータが供給される端子、T2は表示コントローラ3か
らドットクロックDCLKの1/4の周波数のクロックパルスD
CLK/4が供給される端子、T3は表示コントローラ3から
ドットクロックDCLKが供給される端子である。また、T4
はデータMが出力される端子、T5〜T7は各々、カラーデ
ータR,G,B(またはR,B,G)が出力される端子である。
次に、11〜17はドットクロックDCLKに基づいて入力デ
ータを読み込むパラレルイン/パラレルアウトレジス
タ、18はクロックパルスDCLK/4に基づいて入力データを
読み込むパラレルイン/パラレルアウトレジスタ、19は
レジスタ18から出力されるデータDが“0"の時は入力端
〈0〉のデータを、“1"の時は入力端〈1〉のデータを
各々出力するセレクタ、20はデータDが“0"の時閉状
態、“1"の時開状態となるゲート回路、21は加算器であ
る。この加算器21の入力端Aは、その上位5ビットへセ
レクタ19の出力データが供給され、下位3ビットが接地
されている。また、加算器21の入力端Bの下位5ビット
へはゲート回路20の出力データが供給され、同入力端B
の上位3ビットへは、ゲート回路20のMSB(最上位ビッ
ト)が供給されている。そして、この加算器21の出力が
レジスタ17へ供給される。以上説明した構成要素17〜21
によって色差データ再生回路G1が構成され、また、同一
の色差データ再生回路G2が設けられている。そして、こ
れらの色差データ再生回路G1,G2から各々色差データJ,K
が出力される。
22はクロックパルスDCLK/4に基づいてレジスタ11から
出力されるデータMを読み込むフリップフロップ、23は
フリップフロップ22の出力を、ドットクロックDCLKの1
周期を単位とする一定時間遅延させて出力するシフトレ
ジスタである。なお、一定時間については後に説明す
る。24は輝度データY,色差データJ,KをカラーデータR,
G,Bに変換する演算回路である。
次に、上記構成によるRGBデータ再生回路10の動作を
説明する。
まず、VRAM7から読み出されたデータは、ドットクロ
ックDCLKに基づいてレジスタ11〜14に順次読み込まれ
る。ここで、VRAM7の読み出しデータのフォーマットは
第2図の通りであり、このフォーマットのデータがバイ
トB0→B3の順で読み出される。したがって、VRAM7から
最初の4データが読み出され、レジスタ11〜14に読み込
まれた時点で、レジスタ11〜14の各下位5ビットから輝
度データy4〜y1が各々出力され、レジスタ14の上位3ビ
ットおよびレジスタ13の第5,第6ビットからデータjが
出力され、レジスタ13の第7ビットからデータDが出力
され、レジスタ12の上位3ビットおよびレジスタ11の第
5,第6ビットからデータkが出力され、また、レジスタ
11の第7ビットからデータMが出力される。
次に、ドットクロックDCLKが発生するが、この時、同
タイミングでクロックパルスDCLK/4が発生する。そし
て、ドットクロックDCLKによって、レジスタ11〜14内の
輝度データy4〜y1がレジスタ12〜15内にシフトされ、ま
た、レジスタ11内にVRAM7からの次のデータが書き込ま
れる。また、クロックパルスDCLK/4によって、レジスタ
14,13から出力されていたデータjおよびデータDが回
路G1内のレジスタ18に読み込まれ、同様に、レジスタ1
2,11から出力されていたデータkおよび上記データDが
回路G2内のレジスタ18に読み込まれ、また、レジスタ11
から出力されていたデータMがフリップフロップ22に読
み込まれる。
回路G1のレジスタ18に読み込まれたデータjはセレク
タ19へ供給される。そして、同レジスタ18に読み込まれ
たデータDが“0"であった場合、すなわち、データjが
平均値J′であった場合は、データjがセレクタ19を介
して加算器21の入力端Aへ供給される。一方、データD
が“0"の場合は、ゲート回路20が閉状態となり、加算器
21の入力端Bへデータ「0」が供給される。この結果、
加算器21からデータjが出力され、レジスタ17へ供給さ
れる。
次に、ドットクロックDCLKが発生すると、レジスタ12
〜15内の輝度データy4〜y1が各々レジスタ13〜16へシフ
トされ、レジスタ16から演算回路24へ輝度データY(=
y1)が供給される。また、回路G1のレジスタ17に加算器
21から出力されているデータjが読み込まれ、この読み
込まれたデータjが色差データJとして演算回路24へ供
給される。同様に、回路G2内のレジスタ17からデータk
が色差データKとして演算回路24へ出力される。演算回
路24はレジスタ16から出力される輝度データY,回路G1,G
2から各々出力される色差データJ,Kから前述した(4)
〜(6)式に基づいてカラーデータR,G,Bを算出し、端
子T5〜T7から切替回路30(第1図)へ出力する。
次に、ドットクロックDCLKが発生すると、レジスタ16
に輝度データY=y2が読み込まれ、演算回路24へ出力さ
れる。また、回路G1のレジスタ17に、加算器21の出力デ
ータが再び読み込まれ、演算回路24へ出力される。但
し、レジスタ18には、ドットクロックDCLKの4パルスに
1回データが読み込まれるので、この時点において加算
器21の出力データは前回(1ドットクロックDCLK前)と
同じであり、したがってレジスタ17の出力データも前回
と同じである。同様に、回路G2から出力されるデータK
も前回と同じである。そして、演算回路24は上述した輝
度データY=y2および色差データJ,Kからカラーデータ
R,G,Bを算出し出力する。以下同様の処理が2度繰り返
され、これにより、演算回路24から4組のカラーデータ
R,G,Bが出力される。
一方、フリップフロップ22に読み込まれたデータMは
シフトレジスタ23によって一定時間遅延され、端子T4へ
出力される。ここで、シフトレジスタ23による遅延時間
は、レジスタ17による遅延時間および演算回路24内の処
理による遅延時間である。したがって、データMは、レ
ジスタ18に読み込まれたデータjおよびDに基づくカラ
ーデータR,G,Bが端子T5〜T7から出力されるタイミング
と同じタイミングにおいて端子T4から出力される。
さて、VRAM7から読み出された4データが、上述した
過程でカラーデータR,G,Bに変換されている間に、次の
4データがVRAM7から順次読み出される。そして、この
4データがレジスタ11〜14に読み込まれると、次のドッ
トクロックDCLKのタイミングで回路G1,G2の各レジスタ1
8に新たなデータj,kおよびデータDが読み込まれる。そ
して、データDが“0"の場合は、以後、上記と全く同様
にして、カラーデータR,G,Bの算出が行なわれる。
一方、データDが“1"の場合、すなわち、データj,k
が差分△j(=△J/4),△k(=△K/4)である場合は
次の動作となる。すなわち、クロックパルスDCLK/4によ
って、回路G1のレジスタ18に上述したデータ△jおよび
データD(“1")が読み込まれると、ゲート回路20が開
状態となり、データ△jが同ゲート回路20を介して加算
器21の入力端Bへ供給される。また、データD=“1"が
セレクタ19へ供給されると、レジスタ17内のデータ、す
なわち、1ドットクロックDCLK前に演算回路24へ出力さ
れた色差データJがセレクタ19を介して加算器21の入力
端Aへ供給される。加算器21は、その入力端Aへ供給さ
れた色差データJと入力端Bへ供給されたデータ△jと
を加算し、加算結果(J+△j)をレジスタ17の入力端
へ出力する。
次に、ドットクロックDCLKが発生すると、上述したデ
ータ(J+△j)がレジスタ17に読み込まれ、演算回路
24へ出力されると共に、セレクタ19を介して加算器21へ
供給される。同様に、回路G2内のレジスタ17からデータ
(K+△k)が出力され、演算回路24へ供給される。演
算回路24は、レジスタ16から出力される輝度データYお
よび上記のデータ(J+△j)、(K+△k)に基づい
て、カラーデータR,G,Bを算出し出力する。一方、回路G
1内の加算器21は、その入力端Aのデータ(J+△j)
と、入力端Bのデータ△jとを加算し、この加算結果
(J+2△j)をレジスタ17へ出力する。次に、ドット
クロックDCLKが発生すると、回路G1内のレジスタ17から
データ(J+2△j)が、また、回路G2内のレジスタ17
からデータ(K+2△k)が各々出力され、レジスタ16
内の輝度データYと共に演算回路24へ供給される。演算
回路24はこれらのデータに基づいてカラーデータR,G,B
を算出し出力する。以下、ドットクロックDCLKが発生す
ると、回路G1,G2からデータ(J+3△j)、(K+3
△k)、データ(J+4△j)、(K+4△k)が順次
出力されて演算回路24へ供給され、演算回路24からこれ
らのデータに基づいたカラーデータR,G,Bに順次出力さ
れる。
このように、データDが“1"の場合は、レジスタ18に
読み込まれたデータ△jが、ドットクロックDCLK毎に前
回の色差データJに加算されて演算回路24へ出力され
る。したがって、従来のディスプレイ装置においては、
例えば第4図(イ)に示すように、4ドット毎に色差デ
ータJが変化するのに対し、このディスプレイ装置にお
いては、第4図(ロ)に示すように、色差データJを1
ドット毎に階段状に変化させることが可能となる。な
お、D=“1"を連続してVRAM7に書き込んでもよいこと
は勿論である。
さて、上述したRGBデータ再生回路10の端子T5〜T7か
ら出力されるカラーデータR,G,Bおよび端子T4から出力
されるデータMは第1図の切替回路(第2の切替手段)
30の入力端I1〜I3へ供給される。切替回路30は、データ
Mが“0"の場合にRGBデータ再生回路10から出力される
カラーデータR,G,Bをそのまま出力し、一方、データM
が“1"の場合は入力端I2のデータと入力端I3のデータを
入れ換えて出力する。
すなわち、前述したように、データMが“0"の場合は
データ変換回路5が前記(1)〜(3)式に基づいてデ
ータR,G,BをデータY,J,Kに変換して出力し、したがっ
て、(1)〜(3)式に基づくデータy,j,kがVRAM7に記
憶される。そして、このデータy,j,kがVRAM7から読み出
され、RGBデータ再生回路10へ供給されると、前記
(4)〜(6)式に基づいてデータ変換が行なわれ、端
子T5,T6,T7から各々カラーデータR,“G",“B"が出力さ
れる。そして、この時、データM=“0"であることか
ら、カラーデータR,G,Bがそのまま切替回路30から出力
され、DAC(ディジタル/アナログコンバータ)31,32,3
3へ供給される。
一方、データMが“1"の場合はデータ変換回路5が前
記(7)〜(9)式に基づいてデータR,G,BをデータY,
J,Kに変換して出力し、したがって、(7)〜(9)式
に基づくデータy,j,kがVRAM7に記憶される。そして、こ
のデータy,j,kがVRAM7から読み出され、RGBデータ再生
回路10へ供給されると、前記(10)〜(12)式に基づい
てデータ変換が行なわれる。この結果、端子T5,T6,T7か
ら各々カラーデータR,“B",“G"が出力される。そし
て、この時、データM=“1"であることから、カラーデ
ータR,B,Gの内のデータBとGが入れ換わって、R,G,Bの
順で切換回路30から出力され、DAC(ディジタル/アナ
ログコンバータ)31,32,33へ供給される。
DAC31〜33は、切替回路30から供給されるカラーデー
タR,G,Bを各々アナログカラー信号に変換してCRT表示装
置35へ出力する。CRT表示装置35はこれらのカラー信号
に基づいてカラードット表示を行う。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、変換手段に
おける赤、緑、青カラーデータから輝度データおよび色
差データへの変換処理に先立って、第1の切替回路が、
画像を有する特性と、変換処理に用いられる変換式の
赤、緑、青カラーデータ各々に対する重み付けにより各
色の再現性が異なる特性とに応じた入替情報に基づい
て、カラーデータをそのまま、あるいは入れ替えて変換
手段へ供給する。また逆変換手段が輝度データおよび色
差データを赤、緑、青カラーデータに変換し、逆変換手
段の後段に設けられた第2の切換回路が、入れ替えられ
た色を入れ替えて元に戻す。したがって、表示しようと
する画像が有する特性と、変換処理に用いられる変換式
の赤、緑、青カラーデータ各々に対する重み付けにより
各色の再現性が異なる特性とに基づいて適宜、入替情報
を設定することにより、従来のものより画質を向上させ
ることが可能となる。例えば、同一画面内に緑の直流分
精度を向上させたい部分と、緑の高周波成分の再現性を
向上させたい部分がある場合において、それぞれの要求
を同時に満足させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるカラーディスプレイ
装置の構成を示すブロック図、第2図は同実施例におけ
るVRAM7に記憶されるデータのフォーマットを示す図、
第3図は同実施例におけるRGBデータ再生回路10の構成
を示すブロック図、第4図は同RGBデータ再生回路10に
おける色差データ再生回路G1の動作を説明するための図
である。 3……表示コントローラ、4……切替回路、5……デー
タ変換回路、7……VRAM、24……演算回路、35……CRT
表示装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)カラーデータの入れ替えを行うか否
    かを表す符号化された入替情報を出力する処理手段と、 (b)入力される赤、緑、青カラーデータを、該赤、
    緑、青カラーデータ各々に対して異なった重み付けを行
    って符号化する変換式を用いて、符号化された輝度デー
    タおよび色差データに変換して出力する変換手段と、 (c)前記変換手段の前段に設けられ、前記処理手段か
    ら出力される前記入替情報に基づいて、赤、緑、青カラ
    ーデータをそのまま、あるいは赤、緑、青カラーデータ
    のうち二つを互いに入れ替えて出力する第1の切替回路
    と、 (d)前記変換手段から出力される輝度データおよび色
    差データと、該輝度データおよび色差データに対応する
    前記入替情報とが含まれるデータを出力する書込データ
    作成回路と、 (e)前記書込データ作成回路の出力データを画像デー
    タとして記憶するメモリと、 (f)前記メモリ内の画像データを読み出し、該画像デ
    ータに含まれる輝度データおよび色差データを赤、緑、
    青カラーデータに変換して出力する逆変換手段と、 (g)前記逆変換手段の後段に設けられ、該画像データ
    に含まれる前記入替情報に基づいて、前記逆変換手段か
    ら出力される赤、緑、青カラーデータをそのまま、ある
    いは赤、緑、青カラーデータのうち二つを互いに入れ替
    えて出力する第2の切替回路と、 (h)前記第2の切替回路の出力データに基づいて画像
    を表示する表示手段と を具備し、 前記処理手段は、前記表示手段によって表示しようとす
    る画像が有する特性と前記変換式の前記赤、緑、青カラ
    ーデータ各々に対する重み付けにより各色の再現性が異
    なる特性とに基づいて、該画像全体の色の再現性が高く
    なるよう前記入替情報を設定することを特徴とするカラ
    ーディスプレイ装置。
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