JP2572412Y2 - 荷重取扱装置等における荷重の吸着装置 - Google Patents

荷重取扱装置等における荷重の吸着装置

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JP2572412Y2
JP2572412Y2 JP1991051132U JP5113291U JP2572412Y2 JP 2572412 Y2 JP2572412 Y2 JP 2572412Y2 JP 1991051132 U JP1991051132 U JP 1991051132U JP 5113291 U JP5113291 U JP 5113291U JP 2572412 Y2 JP2572412 Y2 JP 2572412Y2
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JP
Japan
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load
blower unit
suction
pad material
casing body
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JP1991051132U
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Inventor
田 謙 郎 元
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元田電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はアームクレーンやバラン
サークレーン等の各種の荷重取扱装置等に付設して有用
な荷重の吸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フラットな面を有する板材な
どの持上げ、運搬に際しては、吸着パッド等を用いたい
わゆる吸着装置が使用されている。
【0003】従来の吸着装置は、空気吸引用のホースが
吸着パッドに連結され、また、このホースに連結された
空気吸引用のポンプを主体にした駆動装置が不可欠であ
るため、吸着装置を具備したクレーン等は装置全が大が
かりなものになり易いという問題がある。
【0004】また、上記の駆動装置を含む空気吸引系
は、ホースの取廻しやレイアウトに工夫を要し、更に
は、保守点検等のメインテナンスに手間を要するという
問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来技術
に鑑み、本考案が解決しようとする課題は、吸着パッド
を主体にした吸着装置における空気吸引用のホースやこ
のホースに連結された駆動装置の別設を必要としない吸
着装置を開発することをその課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するこ
とを目的としてなされた本考案の構成は、帽体状をなす
ケーシング本体の外壁に排気用窓を形成し、該本体の開
口端部にその開口部を塞ぐ大きさのブロアユニットを、
該ユニットの空気吸引口を前記開口部外面に向けて設け
ると共に、該ブロアユニットの空気吸引口の外周上に、
取付プレートを介して柔軟発泡体やゴム製スカート状の
弾性体などによるパッド材を取付けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図により説明する。
図1は本考案装置の一例の正断面図、図2は同装置の平
面図である。
【0008】図において、1は帽体状をなすケーシング
本体で、下端側に開口部2につらなる外フランジ部1a
を有すると共に、このフランジ部1aには、適宜高さの
スペーサ3を当該フランジの周上に適宜間隔で介在させ
て環状をなす取付フランジ1bが取付けられている。
【0009】而して、上記両フランジ部1a,1bの間
にスペーサを介して形成された間隙が本考案における排
気用窓4を形成する。この窓4の構造は上記のようなス
ペーサ3やフランジ部1a,1bによらず、ケーシング
本体1の周壁1cに直接窓孔を透設する構造であっても
よい。
【0010】5は上記取付フランジ1bの下面に当該フ
ランジ1bと同形状に形成したゴム等の弾性体を当てが
うことにより形成した補助取付フランジで、上記フラン
ジ部1a、スペーサ3、取付フランジ1b、補助取付フ
ランジ5とは、これらの部材を貫通したボルト3aによ
って結合されており、上記1〜5の各部材により、本考
案におけるケーシング本体の一例を形成する。
【0011】6は上記ケーシング本体1の開口部2の開
口端に取付けたブロワーユニットで、6aはユニット6
の上部に位置したモータ部で、ケーシング本体1の内径
よりも十分小さい外径のものである。6bは該モータ部
6aの下方に配置した軸流ファン部で、前記モータ部6
aより大径で、ほぼ開口部2の内径に見合う径のもので
ある。而して、このファン部6bの下面中央には空気吸
引口6cが、また、前記モータ部6aの外周壁には前記
吸引口6cに通じた排出口6dがそれぞれ形成されてい
ると共に、前記モータ部6aとファン部6bの境界部に
は、前記取付フランジ5に取付けられる際に支持される
支持フランジ部6eが形成されている。なお、6fは吸
引ファンである。
【0012】上記ブロワユニット6は、その支持フラン
ジ部6eが上記ケーシング本体1における取付フランジ
1bと補助取付フランジ5の間に挟持されてケーシング
本体1に着脱可能に装着される。従って、ブロワーユニ
ット6のファン部6bの外径は、ケーシング本体1の開
口部2の内径に収まる程度の大きさである。そして、上
記ケーシング本体1とこのブロワユニット6によって、
吸引駆動ユニットを形成する。
【0013】7は上記ブロワーユニット6のファン部6
bの外周に嵌合できる孔7aを形成したパッド材8の取
付プレートで、このプレート7の平面形状は各種の円
形,各種の多角形など任意であるが、一般的には円形
(長円形を含む)か又は矩形である。尚、その大きさ
(面積)もブロワーユニット6の吸引容量に応じて任意
に設定できるものである。また、前記孔7aの形状も、
嵌合するファン部6bの外部形状に合致させた形状とす
ることと勿論である。
【0014】而して、パッド材8は上記取付プレート7
の外周下面に下向きに立壁状をなすように取付けられ、
このパッド材8の下面が吸着しようとする荷重に当接し
たとき、当該荷重の上面と前記プレート7の下面、並び
に、パッド材8に囲まれた空間に、上記ブロワーユニッ
ト6の作動により生じる負圧が吸引力として発現する。
【0015】一方、パッド材8を下面外周に設けた取付
プレート7は、その孔7aの外側において、上記取付フ
ランジ1bに間に補助取付プレート5を介在させて取付
ボルト9によって着脱自在に取付けられる。7bは上記
孔7aの外側において取付プレート7の上面に設けた取
付用の環状部材である。
【0016】本考案においては、上記の取付プレート7
とパッド材8によって吸着パッド部を形成するが、この
吸着パッド部は、取付プレート7の外周形状,大きさを
種々異ならしめ、その取付プレート7の外周下面にパッ
ド材8(このパッド材8は、発泡体によるもの,フレキ
シブルなスカート材によるものが任意に選択される)を
取付けた二種以上の吸着パッド部を予め用意し、荷重の
外形や重量によって、前記吸着パッド部のいずれかを選
択し、前記吸着駆動ユニットに装着し使用する。
【0017】また、本考案においては、パッド材8の内
部に、荷物が袋物等であってその表面が吸引口6cに吸
着されて当該吸引口6cを塞ぐことがないように、図示
しないが、目の粗い網材やグリッド材を張設することが
ある。このようにすることにより、パッド材8の内部に
生じる負圧は、常にそのパッド材8により囲まれた空間
の全域において作用させることができることとなる。
【0018】尚、図中10はケーシング本体1の上端面
に形成したクレーン等の負荷部(図示せず)との連結部
で、ここでは例えばフック係止用の環として形成されて
いるが、この連結部9の形状,構造は連結される相手側
部材に対応して任意に選択できる。
【0019】また図において、11はヒューズホルダ、
12は起動/停止スイッチであるが、これらの部品の設
置位置は他の場所であってもよい。以上により本考案吸
着装置の一例を形成する。
【0020】上記のように構成される本考案吸着装置
は、クレーン等の負荷部にその連結部10において取付
け、スイッチ12を入れてブロワーユニット6を起動し
パッド材8を吸着しようとする荷物の表面に当接させる
ことにより、ブロワーユニット6による吸引力が前記荷
物に作用して当該荷物をパッド材8の下面に吸着するの
で、このままその荷物を所望の位置に、クレーンの負荷
部を移動させることにより、自在に移動させることがで
きる。
【0021】
【考案の効果】本考案は以上の通りであって、荷重取扱
用の吸着装置を、おおむね筒状をなすケーシング本体の
外壁に排気用窓を形成し、該本体の開口端部にその開口
部を塞ぐ大きさのブロアユニットを、該ユニットの空気
吸引口を当該開口部外面に向けて設けると共に、前記ブ
ロアユニットの空気吸引口の外周上に、柔軟発泡体やゴ
ム等のスカート状の弾性体によるパッド材を着脱自在に
取付けることができる構成としたことにより、従来の吸
着パッドのように吸着空気用のホースやそのホースの未
端に連結された吸引駆動系が別設する必がなくなるの
で、吸着装置をきわめてコンパクトにできるという格別
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一例の正断面図。
【図2】図1の装置の平面図。
【符号の説明】
1 ケーシング本体 1a,1b フランジ部 2 開口部 3 スペーサ 4 排気用窓 5 補助取付フランジ 6 ブロワーユニット 7 取付プレート 8 パッド材 9 取付ボルト 10 連結部 11 ヒューズホルダ 12 起動/停止スイッチ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帽体状をなすケーシング本体の外壁に排
    気用窓を形成し、該本体の開口端部にその開口部を塞ぐ
    大きさのブロアユニットを、該ユニットの空気吸引口を
    前記開口部外面に向けて設けると共に、該ブロアユニッ
    トの空気吸引口の外周上に、取付プレートを介して柔軟
    発泡体やゴム製スカート状の弾性体などによるパッド材
    を取付けたことを特徴とする荷重取扱装置等における荷
    重の吸着装置。
  2. 【請求項2】 パッド材は、その上面が環状の取付プレ
    ートに取付けられ、この取付プレートにおいてケーシン
    グ本体の開口端部又はブロアユニットの取付フランジに
    着脱自在に取付けられた請求項1の荷重取扱装置等にお
    ける荷重の吸着装置。
  3. 【請求項3】 取付プレートの外周下面にパッド部材を
    取付けた平面外形が2種以上の吸着パッド部を形成して
    おき、それらのいずれかを選択してケーシング本体の開
    口端部又はブロアユニットの取付フランジに取付けた請
    求項2の荷重の取扱装置等における荷重吸着装置。
JP1991051132U 1991-06-07 1991-06-07 荷重取扱装置等における荷重の吸着装置 Expired - Lifetime JP2572412Y2 (ja)

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JPH04135577U JPH04135577U (ja) 1992-12-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5140208A (ja) * 1974-09-30 1976-04-03 Toppan Printing Co Ltd
JPS59190511A (ja) * 1983-04-11 1984-10-29 東芝精機株式会社 吸着盤

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