JP2881413B2 - 可般形吊り上げ具 - Google Patents

可般形吊り上げ具

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JP2881413B2
JP2881413B2 JP12340997A JP12340997A JP2881413B2 JP 2881413 B2 JP2881413 B2 JP 2881413B2 JP 12340997 A JP12340997 A JP 12340997A JP 12340997 A JP12340997 A JP 12340997A JP 2881413 B2 JP2881413 B2 JP 2881413B2
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suction
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lifted
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邦和 石村
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KYOEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空圧で被吊り上
げ物に吸着するものとなる吸引パッドを備えた可般形吊
り上げ具に関する。
【0002】
【従来の技術】下面を磁力による吸引面となされ、上面
に吊り環の設けられた可般形の吊り上げ具は存在してい
る。この種の吊り上げ具は、ホイストの吊りフックに掛
け吊って使用される。鋼板などの被吊り上げ物を吊り上
げるさいは、前記フックを降下させて吊り上げ具を被吊
り上げ物の上に着座させ、次に吸引面に磁力を発生させ
る。これにより、吸引面に被吊り上げ物が吸着されるの
であり、この後、前記フックを上昇させ、吊り上げ具と
共に被吊り上げ物を吊り上げるようにする。このように
吊り上げられた被吊り上げ物は上述の逆の手順で吸着面
から開放される。
【0003】また、真空圧で被吊り上げ物に吸着するも
のとなる吸引パッドを備えた吊り上げ具で特定の機械の
専用品として用いられているものは存在しているが、手
軽に何処にでも持ち運んで汎用的に使用できるものでは
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した磁力による吊
り上げ具では、段重ねされた鋼板などを吊り上げると
き、同時に複数枚を吸着したまま吊り上げることが生
じ、一枚づつの吊り上げを行い難いのであり、また構造
が概して重たく取扱いに不便であるなどの問題がある。
【0005】本発明は、手軽に何処にでも持ち運んで汎
用的に使用でき、しかも鋼板などを確実に一枚づつ吊り
上げることのできる可般形吊り上げ具を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、六壁面を有する直方体形フレームを形
成し、フレーム上面に空気停止弁と吊り上げ外力付与手
段を設け、フレーム下面の対称な二位置に吸引パッドを
交換可能に設け、またフレーム内方の空所にエゼクター
を設け、このエゼクターの空気供給部に前記空気停止弁
の出口側開口を、そして空気吸引部に各吸引パッドの吸
引空間を連通させた構成とする。
【0007】上記エゼクターはこれの近傍に位置した二
つの吸引パッドの吸引空間に真空圧を効率的に付与し、
二つの吸引パッドは被吊り上げ物を安定的に吸着するも
のとなる。六壁面を有する直方体形フレームは小さい形
状のものであっても頑丈なものとなり、またフレームの
上面と下面に付加物(空気停止弁、吸引パッド)を設け
たこと及びフレームの内方にエゼクターを設けたこと
は、フレーム側面2a及びフレーム端面2cに付加物の
存在しないものとなって直方体形フレームの複数を密接
状に並列させることを可能となすと共に、エゼクターや
空気停止弁を破損し難い状態となす。
【0008】上記発明は次のように具体化するのがよ
い。即ち、直方体形フレームの上面に真空ゲイジをその
指針の示度が上方から確認できるように埋設し、このさ
い、真空ゲイジは吸引パッドの吸引空間内の圧力を検出
するものとなす。このようにすれば、真空ゲイジが吸引
パッドによる被吊り上げ物の吸着状態を作業者に見易い
状態で示すものとなり、また真空ゲイジが破損し難いも
のとなる。
【0009】また、直方体形フレームにはこのフレーム
の複数をフレーム側面2bが密接するように並列させた
状態で一体状に結合するためのネジ孔を設ける。このよ
うにすれば、複数の直方体形フレームが単純な結合板や
ボルトの着脱操作で一体状に結合され、或いは単体状に
分離されるようになり、また直方体形フレームの結合状
態ではフレーム側面の面接触により頑丈な一体状態とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しつつ、
本発明に係る吊り上げ具の実施例を説明する。ここに、
図1は前記吊り上げ具の斜視図で、図2は前記吊り上げ
具の別の状態を示す図、図3は前記吊り具の使用例を示
す図である。これらの図に示すように、この吊り上げ具
は六壁面を有する直方体形フレーム1を備えたものであ
る。このフレーム1は箱形フレーム2と蓋板3からな
る。
【0011】箱形フレーム2は側面壁部2a、底面壁部
2b及び端面壁部2cからなり、鋳造により一体成形し
ても、或いは各壁部を板部材で作りボルトで結合したも
のでもよい。但し、ボルトで結合する場合は、その頭部
が壁部外表面から突出しないように壁部肉厚内に没入さ
せるのがよい。この箱形フレーム2の各端面壁部2cの
四隅個所には空気排出孔として機能する透孔pを設け
る。
【0012】蓋板3は箱形フレーム2内の空所を覆うた
めのもので、箱形フレーム2にボルトで固定してある。
このボルトも頭部が上面から突出しないように肉厚内に
没入させるのがよい。
【0013】直方体形フレーム1の下面1aの対称位置
には二つの吸引パッド4、4が4本の止めネジ5を介し
て交換取付可能に装着してある。この吸引パッド4はゴ
ム質材で形成し、下面の開放された吸引空間4aを有す
るものであり、既に各種用途のものが市販されている。
【0014】直方体形フレーム1の一端側の上面1bに
はゴムホースなどの撓曲自在な管路6を通じて外部の図
示しない圧縮空気供給源から圧縮空気を供給される空気
停止弁7が設けてあり、前記フレーム1の他端側には真
空ゲイジ8がその指針の示度を上方から確認できるよう
に埋設してある。また前記上面1bの各端部には他の直
方体形フレーム1と結合させるための結合用ネジ孔3a
(図3参照)が設けてあり、さらに中央位置には吊り上
げ外力付与手段としての吊り環9が螺着してある。
【0015】箱形フレーム2内の空所にはエゼクター1
0が設けてあり、その空気供給部10aは蓋板3に貫通
させた空気通路11を介して空気停止弁7の出口側開口
と接続させてあり、また空気吸引部10bは底面壁部2
bに貫通させた空気通路12を介して吸引パッド4、4
の吸引空間4aと接続させてある。そして、吸引パッド
4、4の吸引空間4a内の圧力を真空ゲイジ8に表示さ
せるため、空気通路12と真空ゲイジ8を管路13で接
続してある。
【0016】次に、上記の如く構成した実施例品の使用
例及び各部の作用を説明する。吊り環9に図3に示すよ
うにワイヤーwを通すなどして、本発明品をホイストの
フックfに掛け吊り、空気供給源からゴムホース6を通
じて圧縮空気を空気停止弁7の入口側開口に供給する。
この後、ホイストを操作して、実施例品を被吊り上げ物
hの上に着座させ、吸引パッド4、4を被吊り上げ物h
の適当個所に位置させ、空気停止弁7を開放操作する。
【0017】これにより、エゼクター10は空気供給部
10aに圧縮空気を供給されて、空気吸引部11bに真
空圧を付与し、これにより各吸引パッド4の吸引空間4
a内の空気を空気通路12を経て空気吸引部11bから
吸引する。ここで吸引する空気の量は空気通路12が短
いため少ないものであり、この吸引した空気は圧縮空気
と一緒に空気噴出孔10cから箱形フレーム2内に排出
され、このように排出された空気は空気排出孔pから大
気へ放出される。こうして各吸引空間4a、4aには空
気停止弁7の開放の後、直ちに、真空圧が発生し、二つ
の吸引パッド4、4は被吊り上げ物hを強力に吸着する
ものとなる。
【0018】この吸着状態を維持させて、フックfを上
昇させるのであり、このさい、二つの吸引パッド4、4
は被吊り上げ物hの吊り上げを安定的且つ強力に行う上
で効果的に作用するものとなる。
【0019】即ち、単一の吸引パッド4では、被吊り上
げ物hの吸引パッド4吸着位置が少しでも被吊り上げ物
hの重心から外れると、被吊り上げ物hなどはたちまち
バランスを失い、安定的で強力な吊り上げが行えないの
であり、また吸引パッド4が3つ以上であると、被吊り
上げ物hによっては全ての吸引パッド4をその表面に的
確に吸引させることができないことが生じて吊り上げ不
可能となることがあるのである。この点、二つの吸引パ
ッド4、4は比較的多種の被吊り上げ物hの表面に吸着
させることができ、また単一の吸引パッド4に較べ飛躍
的に安定した状態で吊り上げることができ、しかも吸着
力が相乗的に増大するのである。
【0020】吸引パッド4、4が吸着した被吊り上げ物
hを解放させるときは、空気停止弁7を閉鎖するのであ
り、これによりエゼクター10の空気吸引部10aの真
空圧が消失し、空気噴出孔10c及び空気通路12から
大気が吸引パッド4、4の吸引空間4a内に流入し、吸
引パッド4、4は被吊り上げ物hを解放するものとな
る。
【0021】吸引パッド4、4を吸着させるべき個所が
曲面であるような被吊り上げ物hを吊り上げるときは、
必要に応じて図2に示すように先の吸引パッド4、4を
取り外し、これに代えて例えば周面が蛇腹状となされた
吸引パッド4、4などを装着するようにする。このパッ
ド4、4によれば、その下端縁がよく撓んで図4に示す
ように被吊り上げ物hの表面にぴったりと沿って的確に
吸引力を発生し、被吊り上げ物hを確実に吊り上げるも
のとなる。
【0022】また重い被吊り上げ物hを吊り上げるとき
は、図5に示すように、複数の実施例品をフレーム側面
(即ち、側面壁部2a)の密接した状態に並列させ、こ
れら実施例品を、直方体形フレーム1の上面1bに存在
した結合用ネジ孔3aを介して結合板kをボルト止めす
ることにより一体的に結合するのであり、また各々の空
気停止弁7に圧縮空気を供給して、全ての吸引パッド4
が被吊り上げ物h表面に吸着した状態で、被吊り上げ物
hを吊り上げるようにする。
【0023】このさい、実施例品を側面壁2aの密接し
た状態に並列させることは側面壁部2a相互の面接触に
よりそれらの一体的強度を増大させるものとなる。
【0024】また各々の空気停止弁7に圧縮空気を供給
して全ての吸引パッド4を被吊り上げ物hに吸着させた
状態では、たとえ一つの実施例品の吸引パッド4、4の
吸着状態が破壊されたとしても、他の実施例品はその破
壊に影響されることのないものとなってこれら他の実施
例品による吸着状態が保持され、被吊り上げ物hの落下
は阻止されるものとなる。本実施例品は上記のほかに
も、種々な態様で使用できるものである。
【0025】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、何
処にでも手軽に持ち運んで汎用的に使用することを可能
となすと共に真空圧で効率的に吸着作動するものであ
り、また複数の直方体形フレームをその側面の密接した
状態に並列させて強固に結合させ得るものとなるのであ
り、また強度の要求される主要部が直方体形フレームで
形成されるため頑丈になると共にエゼクターなどの付加
物が破損し難いものとなるほか、鋼板などを確実に一枚
づつ吊り上げることのできるものである。
【0026】請求項2に記載のものによれば、真空ゲイ
ジの示度を便利に確認できて、吸引パッドによる被吊り
上げ物の吸着状態を直ちに判断できるものとなり、また
真空ゲイジが破損し難いものとなる。
【0027】請求項3に記載のものによれば、複数の直
方体形フレームを簡便且つ強固にしかも分離可能に結合
させることができ、広い重さ範囲の被吊り上げ物を合理
的に吊り上げることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吊り上げ具の斜視図である。
【図2】前記吊り上げ具の別の状態を示す図である。
【図3】前記吊り上げ具の使用状態を示す図である。
【図4】前記吊り上げ具の別の使用状態を示す図であ
る。
【図5】前記吊り上げ具のさらに別の使用状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 直方体形フレーム 1a 下面 1b 上面 2a 側壁面(フレーム側面) 3a ネジ孔 4 吸引パッド 4a 吸引空間 7 空気停止弁 8 真空ゲイジ 9 吊り環(吊り上げ外力付与手段) 10 エゼクター 10a 空気供給部 10b 空気吸引部 11 空気通路 12 空気通路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 六壁面を有する直方体形フレームを形成
    し、フレーム上面に空気停止弁と吊り上げ外力付与手段
    を設け、フレーム下面の対称な二位置に吸引パッドを交
    換可能に設け、またフレーム内方の空所にエゼクターを
    設け、このエゼクターの空気供給部に前記空気停止弁の
    出口側開口を、そして空気吸引部に各吸引パッドの吸引
    空間を連通させたことを特徴とする可般形吊り上げ具。
  2. 【請求項2】 直方体形フレームの上面に真空ゲイジを
    その指針の示度が上方から確認できるように埋設し、真
    空ゲイジは吸引パッドの吸引空間内の圧力を検出するこ
    とを特徴とする請求項1記載の可般形吊り上げ具。
  3. 【請求項3】 直方体形フレームの外面にこのフレーム
    の複数をフレーム側面が密接するように並列させた状態
    で一体状に結合するためのネジ孔を設けたことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の可般形吊り上げ具。
JP12340997A 1997-04-25 1997-04-25 可般形吊り上げ具 Expired - Lifetime JP2881413B2 (ja)

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JPH10297866A JPH10297866A (ja) 1998-11-10
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