JP2572269Y2 - 高圧容器等の内径曲面部加工工具 - Google Patents

高圧容器等の内径曲面部加工工具

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JP2572269Y2
JP2572269Y2 JP1993021589U JP2158993U JP2572269Y2 JP 2572269 Y2 JP2572269 Y2 JP 2572269Y2 JP 1993021589 U JP1993021589 U JP 1993021589U JP 2158993 U JP2158993 U JP 2158993U JP 2572269 Y2 JP2572269 Y2 JP 2572269Y2
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JP
Japan
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tool
curved surface
machining
inner diameter
pressure vessel
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Application number
JP1993021589U
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English (en)
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JPH0674210U (ja
Inventor
淳夫 太宰
祥行 宮木
征二 川本
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高圧容器等の底付深穴
加工品の内面を切削する場合に使用する加工工具に関わ
り、特に内径部から奥底曲面部に至る連続した切削加工
を可能とした工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧容器等の底付深穴加工品の内面を切
削加工する場合は、内径直線部と奥底曲面部とでは切削
速度が異なるため、同一組成の工具を使用できず、内径
直線部と奥底曲面部とで工具を交換し加工するのが一般
であった。
【0003】そこで、本出願人は実開平3−7404号
公報で、切削加工時の送り動作を利用し、リンク機構を
応用することにより、切削工具に円弧動作を付与し、内
径直線部と奥底曲面部との連続加工を可能とする加工工
具を提案した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本出願人が先に提案し
た加工工具は、内径直線部と奥底曲面部の加工を同一の
切削工具で連続的に行えるものではあるが、製品端面を
工具の円弧作動の基準として、それ以降の送り動作を利
用するものであるから、加工工具は製品の奥底から端面
に至る長さが必要である。従って、深穴加工の場合、加
工工具の全長がひじょうに長くなり、取扱いに不便であ
る。また、加工の都度、円弧作動の基準寸法を調整する
必要があり、取扱いが煩雑である。
【0005】そこで、本考案の目的は、基準位置を調整
する必要のない、任意の位置で円弧作動が可能な工具を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案は、ボーリングバーの前端にこれと一体
的に接続される内径曲面部加工工具であって、ボーリン
グバーの先端に設置されるボディ内の先端寄りの位置
に、バイトを取り付けたバイトホルダの基端部とウォー
ムホイールを同一回転軸に一体的な回転が自在なように
設置すると共に、同じくボディ内に、このウォームホイ
ールにウォームギア列を介して所要角度の回転を行わせ
る駆動モータを内装し、更に、前記バイトホルダの回転
角度検出用ポテンショメータを設けているのである。
【0007】
【作用】上記のような構造をした本考案の内径曲面部加
工工具にあっては、内径直線部の切削加工時において
は、駆動モータを作動させ、バイトホルダを被加工物と
ほぼ直角に配置し、奥底曲面部の加工時においては、ボ
ーリングバーの送りに応じて駆動モータを作動させ、バ
イトホルダを円弧作動させて曲面部の切削を行う。バイ
トホルダは、駆動モータとポテンショメータにより、ボ
ーリングバーの送りとは独立して円弧作動及び制御が可
能である。
【0008】
【実施例】以下、本考案を、添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図1、2は本考案の加工工具の構造
を示す図、図2は図1とは異なる角度から見た本考案の
加工工具の構造を示す図である。
【0009】1はボーリングバー2の前端にフランジ継
手4を介して連着されるボディであり、周囲の例えば4
カ 所にボディ1の被加工物20内における移動を案内す
るガイド5、6が取り付けられている。
【0010】8は被加工物20の内径直線部と奥底曲面
部を切削加工するバイトであり、バイトホルダ7の先端
側に取り付けられている。バイトホルダ7の基端部はボ
ディ1の先端側に取り付けられたフレーム3上に回転が
自在なように軸支された回転軸10に設置されている。
加えて、この回転軸10には、扇形状のウォームホイー
ル18を外嵌合し、バイトホルダ7とウォームホイール
18が回転軸10を支点として一体的に回転できるよう
になっている。また回転軸10にはポテンショメータ9
が取り付けられており、バイトホルダ7の回転角度を検
出し、この角度位置信号を図示しない外部コントロール
ユニットへ伝達する。
【0011】ウォームホイール18は、ウォームギア1
1・12及び15〜17及び平歯車13・14とで構成
されたウォームギア列を介して油圧モータ19に接続さ
れ、油圧モータ19が図示しない外部コントロールユニ
ットにより駆動されると、ウォームギア11・12及び
15〜17及び平歯車13・14を介してウォームホイ
ール18が減速回転し、回転軸10を介してバイトホル
ダ7が図1に示す被加工物20の内径直線部に対してほ
ぼ直角の状態から平行状態となるように徐々に円弧作動
し、バイト8の被加工物20に対する当たり面が変化す
る。ウォームギア11・12及び15〜17及び平歯車
13・14、油圧モータ19はフレーム3に支持され、
ボディ1内に収められている。
【0012】本考案は、以上説明したような構造であ
り、被加工物の内径直線部の切削加工時は、バイトホル
ダ7は内径直線部の加工面に対してほぼ直角の姿勢を維
持し、加工を行う。
【0013】内径直線部の加工が進行し、奥底曲面部の
加工に移行する時点で、油圧モータ19を作動させる。
油圧モータ19の回転がウォームギア11・12及び1
5〜18及び平歯車13・14を介してバイトホルダ7
に伝達され、バイトホルダ7は円弧動作を行う。ボーリ
ングバー2の送り動作はボディ1のみに伝達するので、
バイト8は曲面切削加工を行い、内径直線部から奥底曲
面部に至る連続した切削加工が可能となる。
【0014】この時、ポテンショメータ9によりバイト
ホルダ7の回転角度を検出し、油圧モータ19の駆動を
外部コントロールユニットで制御しているので、円弧作
動の基準を被加工物ごとに調整する必要がない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の加工工具
は内径直線部から奥底曲面部に至る連続した切削加工が
可能であり、加工の都度、円弧作動の基準を調整する必
要がなく、取扱いが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加工工具の構造を示す図である。
【図2】図1とは異なる角度から見た本考案の加工工具
の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 ボディ 2 ボーリングバー 3 フレーム 4 フランジ継手 7 バイトホルダ 8 バイト 9 ポテンショメータ 10 回転軸 18 ウォームホイール 19 油圧モータ 20 被加工物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川本 征二 兵庫県西宮市鳴尾浜1丁目6番32号 株 式会社日本冶金内 (56)参考文献 特開 昭64−51211(JP,A) 実開 平3−7404(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボーリングバーの前端にこれと一体的に
    接続される内径曲面部加工工具であって、前記ボーリン
    グバーの先端に設置されるボディ内の先端寄りの位置
    に、バイトを取り付けたバイトホルダの基端部とウォー
    ムホイールを同一回転軸に一体的な回転が自在なように
    設置すると共に、同じくボディ内に、このウォームホイ
    ールにウォームギア列を介して所要角度の回転を行わせ
    る駆動モータを内装し、更に、前記バイトホルダの回転
    角度検出用ポテンショメータを設けたことを特徴とする
    高圧容器等の内径曲面部加工工具。
JP1993021589U 1993-03-31 1993-03-31 高圧容器等の内径曲面部加工工具 Expired - Lifetime JP2572269Y2 (ja)

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JP1993021589U JP2572269Y2 (ja) 1993-03-31 1993-03-31 高圧容器等の内径曲面部加工工具

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JPH0674210U JPH0674210U (ja) 1994-10-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6451211A (en) * 1987-08-18 1989-02-27 Daishowa Seiki Tool holder with tool lateral feeding mechanism built in
JP3007404U (ja) * 1994-08-02 1995-02-14 ル シエー エン 無段式変速自転車

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JPH0674210U (ja) 1994-10-21

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