JP2572004Y2 - 輪転機における走行紙検査装置 - Google Patents

輪転機における走行紙検査装置

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JP2572004Y2
JP2572004Y2 JP1992022533U JP2253392U JP2572004Y2 JP 2572004 Y2 JP2572004 Y2 JP 2572004Y2 JP 1992022533 U JP1992022533 U JP 1992022533U JP 2253392 U JP2253392 U JP 2253392U JP 2572004 Y2 JP2572004 Y2 JP 2572004Y2
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幸雄 戸井田
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株式会社ゴス グラフイック システムズ ジャパン
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、新聞輪転機などにおけ
る走行紙の断紙を検査する装置に関し、特に、走行紙の
紙通し経路への紙通しと、この紙通し経路における走行
紙の断紙を同一の検出部で検出する輪転機における走行
紙検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞輪転機においては、巻取り紙に傷が
付いていたり、あるいは走行紙に対する引張り力が強か
ったりすると、走行紙が断紙する。走行紙の断紙は、損
紙率を高めるだけでなく、工程時間の遅れをまねくた
め、確実かつ迅速に検出しなければならない。
【0003】一方、新聞の印刷は近年多様化しているた
め、多数の紙通し経路と走行紙の分岐部を備えることに
よって、印刷の態様に応じ紙通し経路を選択し、その選
択した紙通し経路に走行紙を通していた。
【0004】このような状況下における従来の走行紙の
断紙を検出する装置は、多数の紙通し経路ごとに検出器
を配設するとともに、紙通し経路に対応した検出器を選
択するための手元スイッチを設けておき、走行紙を通す
紙通し経路を変更するたびに、作業員が手元スイッチを
切換えて紙通し経路に対応した検出器を選択していた。
【0005】また従来は、走行紙の断紙を検出する検出
器として、図3(a),(b)に示すようなブラケット
13によってステー14に取り付けられた検出器を用い
ていた。この図3に示す検出器は、リミットスイッチ1
0を有し、走行紙Sがない場合アクチェータ11が図3
のBに位置するため、走行紙の紙通しを行なう際にはロ
ータリソレノイド12をOFFにして、アクチェータ1
1を図3のAに待機させていた。なお、このとき、ドッ
グ15はリミットスイッチ10を押動せずOFFとして
ある。そして、走行紙Sの紙通しが終了し、印刷を開始
する時点でロータリソレノイド12をONにしてアクチ
ェータ11を走行紙S側に付勢し、走行紙Sと当接する
ようにしていた。この状態において走行紙Sが断紙する
と、アクチェータ11がBの位置まで移動してリミット
スイッチ10が作動するので、これによって走行紙Sの
断紙を検出していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の走行紙
検査装置は、走行紙の紙通し経路が変更されるごとに、
作業員が手元スイッチを操作して紙通し経路に対応した
検出器を選択しなければならないため、手元スイッチの
誤操作あるいは手元スイッチの操作忘れを生じやすく、
確実性に欠けるという問題があった。
【0007】また、紙通し経路への走行紙の紙通しの確
認と、走行紙の断紙の検出は別個の手段、例えば作業員
の目視による確認と検出器による検出で行なっていた。
このため、上述の問題と相まって両検査を連続して自動
的に行なうことができないという問題があった。
【0008】さらに、検出器として図3に示すリミット
スイッチ10を用いている従来の走行紙検査装置は、走
行紙Sの紙通し,印刷の開始ごとにロータリソレノイド
12をON,OFF制御しなければならず、制御回路が
複雑になるという問題があった。特に、多数の紙通し経
路がある場合には、より一層制御回路が複雑になるとい
う問題があった。また、装置の構造上から機械のメンテ
ナンスや取付上に制約があるなどの欠点があった。
【0009】本考案は上記の問題点にかんがみてなされ
たもので、同一の検出器で紙通しの確認と、断紙の検出
を自動的に行なうことによって、走行紙の検査を容易
に、しかも迅速かつ確実に行なえるようにするととも
に、メンテナンスが不要,構造が簡単,製作コストも安
価な、輪転機における走行紙検査装置の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の輪転機における走行紙検査装置は、走行紙の紙
通し経路に配設した検出器からなる検出部と、この検出
部からの走行紙“有り”信号及び上記輪転機の所定の運
転速度信号を入力したときに、上記検出部を配設した紙
通し経路に走行紙が通っていることを記憶する記憶部
と、この記憶部からの記憶信号及び上記検出部からの走
行紙“無し”信号を入力したときに、走行紙の断紙信号
を出力する判定部とを有する構成とし、必要に応じ、上
記検出部を、紙通し経路に沿って配設した複数の検出器
で形成し、これら複数の検出器のすべてから走行紙“有
り”信号が出力されたときに上記記憶部が走行紙“有
り”の信号を入力する構成とし、かつ上記検出器として
超音波センサを用いた構成としてある。
【0011】
【実施例】以下、本考案の輪転機における走行紙検査装
置の実施例について説明する。図1は本考案の一実施例
のブロック構成図を示す。同図において、1は新聞など
の輪転印刷機である。2は輪転機の印刷制御部であり、
例えば輪転機1が1時間当り1万部以上の速度で印刷を
行なっているときに信号“1”を出力し、1時間当り1
万部未満の速度で印刷を行なっているときには信号
“0”を出力する。
【0012】3a〜3nは超音波センサなどの非接触型
検出器で、3−1,〜,3−nは紙通し経路の種類によ
って検出器3a〜3nを組合せた走行紙の検出部であ
り、各紙通し経路ごとに設けてある。図2に示すよう
に、検出器3aは走行紙Sと対向する適宜の位置におい
て、輪転機のステー14にブラケット13で取り付けて
ある。検出部3a〜3nは、紙通し経路の種類によって
組合せたすべての検出器が走行紙Sを検出したときに、
走行紙“有り”を意味する“1”信号を出力し、紙通し
経路の種類によって組合せた検出器の1つ、もしくは複
数の検出器が走行紙Sを検出しないときに、走行紙“無
し”を意味する“0”信号を出力する。
【0013】この検出部3−1,〜,3−nは、検出器
3a〜3nのいずれか1つで構成してもよいが、検出器
3a〜3nを一つの紙通し経路に沿った任意の複数箇所
にそれぞれ配設し、これら複数個の検出器3a〜3nす
べてが走行紙Sを検出したときに信号“1”を出力する
ようにしてもよい。このようにすると、走行紙Sが紙通
し経路に通っていることを高精度に検出することができ
る。
【0014】紙通し経路は、印刷頁数,印刷紙面などに
よって輪転機が構成されることから、輪転機構成に対応
した紙通し経路がパターン化され、紙通し経路によって
検出器の組合せが決定される。したがって、紙通しを行
なう前にあらかじめパターン選択番号6を入力し、印刷
開始前に組合せに該当するすべての検出器の検出信号が
入力されているかによって走行紙Sが紙通し経路に通っ
ているかを判定する。
【0015】なお、検出器3a〜3nとして上述した超
音波センサを用いると、走行紙の紙粉や紙面の影響を受
けることがなく、またセンサ取付時の位置調整や保守作
業も容易になる。
【0016】4−1,〜,4−nは記憶部であり、印刷
制御部2から出力された印刷速度信号8及びパターン選
択信号によって決定した検出部3−1,〜,3−nのい
ずれかから出力された信号“1”をそれぞれ入力したと
きに、紙通し経路の有る検出信号を断紙検出用として記
憶し、かつ記憶信号“1”を出力する。この記憶部4−
1,〜,4−nは、例えば、AND回路4aとS−RF
F(セット・リセット・フリップフロップ)回路4bで
構成することができる。
【0017】5−1,〜,5−nは判定部であり、記憶
部4−1,〜,4−nから出力された記憶信号“1”
と、走行紙検出器3a〜3nのいずれかから出力された
走行紙“無し”の信号“0”を入力したときに走行紙S
が断紙したと判断し信号“1”を出力する。この判定部
5−1,〜,5−nは、例えば、インバータ回路5aと
AND回路5bで構成することができる。判定部5−
1,〜,5−nから出力された断紙検出信号9は、ペー
パカッタ等の作動あるいは輪転機の停止等の、断紙に必
要な対応措置をとるための断紙検出信号9に入力され
る。
【0018】次に、本実施例装置の作用について説明す
る。まず、印刷の内容に応じて紙通しの経路を選択す
る。次に、輪転機を1万部/時間未満の低速度で運転し
ながら走行紙を上記選択した紙通し経路に通す。紙通し
経路に走行紙を通すと、この紙通し経路に沿って配設さ
れた検出部3−xは信号“1”を出力するが、印刷制御
部2からは信号“0”が出力されているため記憶部4は
記憶を行なわない。
【0019】その後、印刷を開始するため輪転機の印刷
速度を1万部/時間以上の高速度にすると、印刷制御部
2は信号“1”を出力する。これにより、記憶部4−x
が記憶を行ない、断紙の検出が可能な状態となる。
【0020】なお、輪転機が1万部/時間以上の高速度
運転を行なうと、記憶部4−x以外の記憶部にも信号
“1”が出力されるが、これらの記憶部には、それぞれ
の検出部(検出部3−x以外の検出部)から走行紙“有
り”の信号“1”が入力されないため断紙の検査が不可
能な状態にある。
【0021】紙通しの行なわれたことを記憶した記憶部
4−xは、その記憶信号“1”を判定部5−xのAND
回路5bに出力する。この状態において、走行紙検出部
3−xが走行紙Sの断紙を検出すると、走行紙検出部3
−xは信号“0”を出力する。この信号“0”は判定部
5−xに入力され、インバータ回路5aで反転された上
AND回路5bに入力される。これによって、AND回
路5bすなわち判定部5−xは、走行紙の断紙信号
“1”を出力する。
【0022】このように、本実施例の走行紙検出装置
は、走行紙の通された紙通し経路を確認して記憶し、こ
の記憶された紙通し経路の断紙検査を、同一の検出器を
用いて自動的に行なう。
【0023】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、考案の要旨の範囲内において、適宜変形し
たものも含む。例えば、記憶部や判定部をトランジスタ
回路で構成したもの、単一の紙通し経路を有する輪転機
に適用したもの、及び輪転機の所定の運転速度信号を1
万部/時間以上又は未満以外の任意の速度で出力するよ
うにしたもの、検出部を構成する検出器を測距離形光電
検出器を用いたもの等を含む。
【0024】
【考案の効果】以上のように、本考案の輪転機における
走行紙検査装置によれば、走行紙の検査を容易に、しか
も迅速かつ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例装置のブロック構成図を示
す。
【図2】本考案の一実施例装置における検出器の一例を
示す。
【図3】図3(a)は従来装置例における検出器の一例
の正面図を示し、図3(b)は同じく側面図を示す。
【符号の説明】
1…輪転機 2…印刷制御部 3−1,〜,3−n…検出部 4−1,〜,4−n…記憶部 5−1,〜,5−n…判定部 6…パターン選択信号 7…紙通し判定信号 8…印刷速度信号 9…断紙検出信号

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行紙の紙通し経路に配設した検出器か
    らなる検出部と、 この検出部からの走行紙“有り”信号及び上記輪転機の
    所定の運転速度信号を入力したときに、上記検出部を配
    設した紙通し経路に走行紙が通っていることを記憶する
    記憶部と、 この記憶部からの記憶信号及び上記検出部からの走行紙
    “無し”信号を入力したときに、走行紙が断紙したもの
    と判定する判定部とからなることを特徴とした輪転機に
    おける走行紙検査装置。
  2. 【請求項2】 上記検出部を、紙通し経路に沿って配設
    した複数の検出器で形成し、これら複数の検出器のすべ
    てから走行紙“有り”信号が出力されたときに、上記記
    憶部が走行紙“有り”の信号を入力する請求項1記載の
    輪転機における走行紙検査装置。
  3. 【請求項3】 上記検出部を構成する検出器が超音波セ
    ンサである請求項1又は2記載の輪転機における走行紙
    検査装置。
JP1992022533U 1992-03-16 1992-03-16 輪転機における走行紙検査装置 Expired - Lifetime JP2572004Y2 (ja)

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