JP2571988B2 - プリンタの紙送り制御方法 - Google Patents

プリンタの紙送り制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタの紙送り制御
方法に係り、特に、ミシン目を備えた連続紙(いわゆる
連続紙)を使用するものにおいて、紙送り時(改行時)
にミシン目及びその近傍を左右方向に均一に押さえて浮
き上がりを防止することにより、紙送り精度を向上させ
ひいては印字品質を高めるように工夫したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタの紙送り機構としては、例え
ば、図7に示すようなものがある。これは、給紙手段と
してのプッシュトラクタ1を使用して用紙3を送り出す
構成のものである。上記プッシュトラクタ1は、駆動プ
ーリ4と、従動プーリ5と、これら駆動プーリ4及び従
動プーリ5に巻回されたベルト7とから構成されてい
る。上記ベルト7には、複数個のピン9が所定のピッチ
で取付けられている。又、上記駆動プーリ4には、図示
しないステッピングモータから回転力が伝達されるよう
になっている。又、上記用紙3は、所定長さの紙をミシ
ン目を介してつなげるとともに折り畳んだ連続紙であ
り、その両側部には、上記プッシュトラクタ1側のピン
9が嵌合する穴が所定のピッチで形成されている。
【0003】一方、用紙3の送り方向側には、プラテン
11が配置されている。このプラテン11は既に述べた
プッシュトラクタ1と同期駆動される。尚、プラテン1
1の外径は、供給された用紙3が弛まないように、プシ
ュトラクタ1に対して僅かに先送りできるように設定さ
れている。上記プラテン11の図中上方にはベイルロー
ラ13が対向配置されている。このベイルローラ13に
よって用紙3をプラテン11に圧接させるものである。
又、プラテン11の図中下方にはペーパーシュート15
が設置されている。又、ペーパーシュート15の反プラ
テン11側には、ピンチローラ17、19と、用紙検出
センサ21が配置されている。この用紙検出センサは光
学式のものであり、供給される用紙の先端を検出するも
のである。上記ピンチローラ17、19と、用紙検出セ
ンサ21が配置されている部分のペーパーシュート15
には、開口部23、25、27が形成されている。尚、
上記ピンチローラ17、19は、圧接解除位置に退避し
た状態にある。
【0004】上記構成によると、プッシュトラクタ1に
よって送り出された用紙3は、プラテン11とペーパー
シュート15との間を通り、プラテン11に巻きついて
いく。それとともに、ベイルローラ13によってプラテ
ン11に圧接される。その状態で、図示しない印字ヘッ
ドによって所定の印字が施されるものである。
【0005】ところで、用紙3には、所定の間隔でミシ
ン目29が配置されており(各紙の境界部)、用紙3を
送り出す際に、上記ミシン目29の部分がプラテン11
より浮き上がってしまうことがある。特に、図にも示す
ように、ベイルローラ13を通過する直前の位置におい
て、その浮き上がりが顕著なものとなってしまう。この
ようなミシン目29及びその近傍の浮き上がりを放置し
た場合には、プラテン11から浮き上がったミシン目2
9がベイルローラ13の圧接地点を通過する際に用紙3
に抵抗が加わり、紙送り精度が低下して印字品質が悪化
してしまう。
【0006】そこで、図8に示すような構成が採用され
ている。すなわち、印字ヘッド31を搭載して左右方向
に移動可能に配置されたキャリッジ33のプラテン11
側に、カードホルダ35を取付け、このカードホルダ3
5によって用紙3をプラテン11側に圧接させるもので
ある。すなわち、キャリッジ33は、例えば、図示しな
いホストコンピュータからの指令信号によって左右方向
に適宜移動し、その際、印字ヘッド31によって用紙3
の所定の位置に所定の印字を施していく。又、キャリッ
ジ33は、一行の印字が終了すると印字終了直後に停止
する。そして、次の行に印字を施すべく用紙3の紙送り
動作(改行)が実行されると、再度適宜の方向に移動を
開始する。その紙送り動作時において、用紙3はカード
ホルダ35によってプラテン11側に圧接されることに
なるので、前述したミシン目29及びその近傍のプラテ
ン11からの浮き上がりも防止されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、ある行の印字が
終了してキャリッジ33が停止する場合に、その停止位
置は左右方向の中央部とは限らず、例えば、左右方向の
左端まで移動して停止したり、逆に、左右方向の右端ま
で移動して停止する。或いは、その行で印字を終了した
らその場所に停止したりする。何れにしても、キャリッ
ジ33が停止する場所は、左右何れかの方向にずれた場
所であることが普通である。このように、キャリッジ3
3が左右方向にずれた位置で停止した状態で、カードホ
ルダ35によって用紙3をプラテン11側に圧接した場
合には、用紙3側からみると、左右方向にアンバランス
の状態で、プラテン11に圧接されることになる。つま
り、用紙3の左右何れか一方については、カードホルダ
35によってプラテン11側に圧接されるために、ミシ
ン目29及びその近傍のプラテン11からの浮き上がり
は殆どなく、逆に、反対側については、カードホルタ3
5による圧接作用が低いために、ミシン目29及びその
近傍のプラテン11からの浮き上がりが大きくなってし
まう。そして、その状態で、紙送り動作を行った場合に
は、紙送り精度が低下してしまい(例えば、スキュー現
象)、印字ヘッド31により印字を施した場合にも、印
字品質が低下してしまうという問題があった。
【0008】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、キャリッジに搭載され
たカードホルダによる左右方向にアンバランスな紙押さ
え作用をなくし、それによって、紙送り精度を向上させ
てひいては印字品質を高めることが可能なプリンタの紙
送り制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明によるプリンタの紙送り制御方法は、給紙手段
によってプラテンとキャリッジに搭載された印字ヘッド
との間にミシン目を介して連続紙となっている用紙を送
り、ベイルローラによって用紙をプラテンに圧接させ、
上記印字ヘッドによって用紙に所定の印字を施すプリン
タにあって、上記用紙の紙送りを制御するプリンタの紙
送り制御方法において、用紙を紙送りするべく改行動作
を行う際、これから行う改行動作によって、上記用紙の
ミシン目が上記ベイルローラを挟んで紙送り方向前後に
連続して設定されたキャリッジセンタリング領域に有る
ときにキャリッジをセンタリングさせ、キャリッジに搭
載されたカードホルダによって用紙を用紙の左右方向中
央部を介してプラテンに押し付けるようにしたことを特
徴とするものである。その際、用紙のミシン目がキャリ
ッジセンタリング領域に有るか否かを、プリンタの頁管
理システムを使用して判別することが考えられる。
【0010】
【作用】本発明の場合には、ミシン目が予め設定された
キャリッジセンタリング領域にある場合には、キャリッ
ジを左右方向にセンタリングさせて、キャリッジに搭載
されているカードホルダによって、用紙を用紙の左右方
向中央部を介して、プラテンに押し付けるようにしたも
のである。それによって、用紙を左右方向にバランスの
とれた状態でプラテンに押し付けることができ、用紙の
紙送り精度が向上し、ひいては印字品質を高めることが
できる。尚、用紙のミシン目が上記キャリッジセンタリ
ング領域に有るか否かについては、プリンタが常備して
いる頁管理システムを使用して検出することが考えられ
る。勿論、その他の手段によって検出することを除外す
る趣旨ではない。
【0011】
【実施例】以下、図1ないし図7を参照して本発明の一
実施例を説明する。尚、プリンタの要部の構成について
は、従来例の説明で使用した図8に示す通りであり、説
明上、同図に示した各部の符号をそのまま使用するもの
とする。この実施例においては、プリンタが常備してい
る頁管理システムを使用することにより、用紙3のメシ
ン目29とベイルローラ13との位置関係を検出し、そ
れによって、キャリッジ33を所定のタイミングで左右
方向にセンタリングして、キャリッジ33に搭載された
カードホルダ35によって、用紙3を用紙3の左右方向
の中央部を介してプラテン11に圧接するものである。
【0012】そこで、まず、上記頁管理システムについ
てその概略を説明する。すなわち、用紙3を紙送りする
際、ステッピングモータのステップ数(改行の数)を累
積することにより、用紙3の現在位置を常時記憶してい
るものである。又、用紙3の1頁の長さは、上記ステッ
ピングモータのステップ数に対応して予め決定されてお
り、よって、ステップ数の累計が用紙3の頁長に対応し
たステップ数を越えた場合には、用紙3の頁が変わった
ことになる。又、用紙3の頁頭の検出であるが、まず、
プリンタの電源を投入したときに、用紙3が既にセット
状態にあれば、その位置を頁頭とし、又、用紙3がセッ
トされていない場合には、用紙3が搬送される過程で、
「紙無し」から「紙有り」にかわった時点で用紙先端が
検知され、ここより用紙検出センサ17から印字ヘッド
31間に相当する所定距離送った後、そこを頁頭とする
ものである。
【0013】上記頁管理システムをさらに具体的に説明
してみる。プリンタの頁管理部には、Vertical Locatio
n Counter (以下、VLCという)が設けられており、
このVLCはRAM上の特定エリアをカウンタとして機
能させたものである。このVLCによって用紙3を紙送
りするときに、既に述べたステップ数を常時カウントし
て累積していく。例えば、用紙3の長さを10インチとす
るとともに、この10インチの用紙3を3600(10×360 )
ステップで紙送りするものとする。つまり、VLCが用
紙3の頁頭よりカウントを開始して、累計が3600ステッ
プを越えたところで頁が変わったことになる。そして、
累計が3600ステップを越えた場合には、その累計からせ
3600を減算することにより、次の頁における用紙の紙送
り位置を知ることができる。つまり、0乃至3599ステッ
プの何れかのステップ数を認識することにより、用紙3
の現在位置を常時監視するというものである。尚、この
種の頁管理システムにおいて、用紙3の全長のステップ
数を幾つに設定するかは任意であり、上記3600ステップ
はその一例である。このように、用紙3の現在位置は、
頁管理システムによって常時監視されている。
【0014】一方、本実施例においては、図1に示すよ
うに、用紙3のnページと(n+1)頁との境界部にあ
るミシン目29を挟んで紙送り方向前後にキャリッジセ
ンタリング領域101が設定されている。本実施例の場
合には、上記キャリッジセンタリング領域101とし
て、用紙3のミシン目29がベイルローラ13を通過す
る前の1インチの位置から、通過した後の1/3 インチの
位置までの範囲を設定する。つまり、用紙3が徐々に紙
送りされて、上記キャリッジセンタリング領域101に
ベイルローラ13が差し掛かる時点では、キャリッジ3
3を強制的にセンタリングする。つまり、左右方向の中
央部にキャリッジ33を位置させる。それによって、キ
ャリッジ33に搭載されているカードホルタ35によっ
て、用紙3を中央部においてプラテン11側に圧接する
ものである。それによって、用紙3の左右方向において
バランス良く紙押さえを施し、紙送り精度を向上させ
て、印字品質を向上させようとするものである。尚、上
記用紙3であるが、図2に示すように、所定長さの紙1
03をミシン目29を介してつなげた連続紙であり、図
3に示すように、その両側部には、プッシュトラクタ1
のピン9が嵌合する穴105が形成されている。
【0015】以下、図4乃至図7のフローチャートを使
用して、動作を詳細に確認してみる。まず、図4に示す
ように、用紙センサ17が用紙3の先端を検出すると
(工程a)、頁長管理が初期化される(工程b)。次
に、改行動作時について、図5を参照して確認してみ
る。改行を行う場合には、これから行う改行動作によっ
て、用紙3のミシン目29が、ベイルローラ13の紙送
り方向手前1インチの位置からベイルローラ13の紙送
り方向後方1/3 インチの位置までの領域内、すなわち既
に述べたキャリッジセンタリング領域101にあるか否
かの判別がなされる(工程c)。この判別は、前述した
頁管理システムによって容易に判別される。つまり、頁
管理システムによって用紙3の現在位置が常時確認され
ているので、それによって、ミシン目29の位置も容易
に確認できるからである。
【0016】そして、ミシン目29が上記キャリッジセ
ンタリング領域101内にある場合には、キャリッジ3
3のセンタリングが行われる(工程d)。これに対し
て、ミシン目29が上記キャリッジセンタリング領域内
にない場合には、キャリッジ33をセンタリングさせる
ことなく、改行動作が行われる(工程e)。尚、キャリ
ッジ33をセンタリングした場合には、その後改行動作
が行われる。改行動作が行われると頁管理システムによ
って用紙3の現在位置が更新される(工程f)。以下、
改行動作を行う場合には、同様の工程を繰り返すことに
なる。
【0017】尚、プリンタの電源を投入した時の管理
は、図6に示すような工程で行われる。まず、電源が投
入されて(工程g)、紙有りフラグOFF(工程h)が
クリアされた後、頁長選択スイッチの判別が行われる
(工程i)。例えば、用紙3として長さが10インチのも
のと11インチのものの二種類がある場合に、10インチの
用紙3を選択した場合には、「ON」、11インチの用紙
3を選択した場合には「OFF」となる。頁長選択スイ
ッチは通常ディップスイッチ等で構成され、使用者が使
用する用紙の頁長に合わせて切替設定するもので、標準
的に使用される10インチ用紙と、11インチ用紙の何れか
を選択できるようにしている。尚、上記紙有りフラグ
は、用紙3がセット状態にあるか否かをプログラム上で
管理するためのものである。次に、用紙3の有無が確認
される(工程J)。この確認は用紙センサ17からの信
号により行われる。
【0018】そして、用紙3がない場合には、オフライ
ン待機となる(工程k)。一方、用紙3がある場合に
は、紙有りフラグがONとなり(工程l)、VLCがク
リアされて(工程m)、オンライン待機となる(工程
n)。尚、上記VLCのクリアとは、既に説明したよう
に、用紙3の頁が変わったことにより、ステップ数の累
計が更新されて初期状態に戻ることを意味している。
【0019】さて、上記オフライン待機の場合である
が、この場合には、基本的にパネルスイッチの状態を常
時監視して、何れかのスイッチの操作が検知されると、
該スイッチの機能に応じた処理を行うことになる。上記
パネルスイッチの中には、例えば、オンラインスイッ
チ、紙送りスイッチ、その他各種のスイッチがあり、図
ではその中から、オンラインスイッチ及び紙送りスイッ
チの操作に応じた処理を中心に示してある。まず、パネ
ルスイッチが押されたか否かの判別がなされる(工程
o)。パネルスイッチが押されている場合には、次に、
その押されたパネルスイッチがオンラインスイッチであ
るか否か、すなわち、オンラインスイッチのON・OF
Fの判別がなされる(工程p)。そして、オンラインス
イッチがONされている場合には、既に説明した工程j
に移行する。一方、オンラインスイッチがOFFの場合
には、上記押されたパネルスイッチが紙送りスイッチで
あるか否か、すなわち、紙送りスイッチのON・OFF
が判別される(工程q)。紙送りスイッチがONされて
いる場合には、紙有りフラグのON・OFFが判別され
る(工程r)。紙有りフラグがOFFの場合には、用紙
3の有無が判別される(工程s)。そして、用紙3があ
る場合には、Lステップ(所定のローディング位置まで
の所定送り長さを実現するステップ))だけ紙送りされ
(工程t)、紙有りフラグがONとなり(工程u)、さ
らに、VLCのクリア(工程v)を経てオンライン待機
となる(工程w)。
【0020】上記したオフライン待機のときの管理にお
いて、工程oでパネルスイッチがOFFの場合には基に
戻って工程oの判別を繰り返すことになり、工程gで紙
送りスイッチがOFFの場合には、他のスイッチに対応
した処理(工程x)に移行する。すなわち、押されたパ
ネルスイッチが、オラインスイッチ及び紙送りスイッチ
以外の他のスイッチということであるから、それを順次
判別していくものである。そして、再度工程oに戻る。
又、工程rにおいて、紙有りフラグがONの場合には、
改行(工程y)を経て、工程oに戻る。さらに、工程s
において、用紙3がない場合には、紙送り1ステップ
(工程z)を経て、工程sに戻ることになる。
【0021】このように、キャリッジセンタリング領域
においては、キャリッジ33をセンタリングすることに
なるが、それ以外のところでは、通常の改行動作とな
る。すなわち、図1にも示すように、キャリッジ33
は、任意のn行目において、加速領域107を経て印字
領域109に入り、その後減速領域111を経て、任意
の場所、例えば、左端、右端、或いは減速領域111の
終端に停止する。その状態で、改行動作が行われ、次の
(n+1)行目の印字動作に入る。
【0022】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、改行動作を行う場合に、これ
からの改行動作によって、用紙3のミシン目29がキャ
リッジセンタリング領域101に有るときに、キャリッ
ジ33をセンタリングするようにしているので、その領
域にあっては、用紙3の中央部において、カードホルダ
35によって用紙3をプラテン11側に押し付けること
ができる。よって、用紙3側からみると、左右方向にバ
ランスがとれた状態でプラテン11側に押し付けられる
ことになり、左右方向の一方だけがプラテン11に押し
付けられて、他方が浮き上がってしまうというアンバラ
ンスな状態をなくすことができる。したがって、紙送り
精度も大幅に向上することになり、ひいては印字品質を
高めることができる。
【0023】又、本実施例の場合には、用紙3のミシン
目29がキャリッジセンタリング領域101に有るか否
かの判別を、プリンタが常備している頁管理システムを
利用して検出するようにしているので、新たに別の構成
を付加する必要もなく、比較的簡単な構成で所望の作用
・効果を実現できる。
【0024】尚、本発明は前記一実施例に限定されるも
のではない。例えば、キャリッジセンタリング領域10
1をどのような範囲で設定するかについては、これを特
に特定するものではなく、プラテン11の外径、ベイル
ローラ13の外径、その他各種条件に基づいて任意に設
定すればよい。又、ミシン目29がキャリッジセンタリ
ング領域101に有るか否かの判別は、頁管理システム
以外の手段によって検出するようにしてもよい。例え
ば、光学センサ等を使用してミシン目29を検出した
ら、以降、所定のステップ数或いは所定の時間を経た時
点から一定のステップ数の間或いは一定の時間だけキャ
リッジ33をセンタリングさせるようなことも考えられ
る。その他、キャリッジセンタリング領域101の始端
及び終端にセンサを取付けて、それらセンサによってミ
シン目29を検出することにより、キャリッジ33をセ
ンタリングするようなことも考えられる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によるプリン
タの紙送り制御方法によると、ミシン目が予め設定され
たキャリッジセンタリング領域にある場合には、キャリ
ッジを左右方向にセンタリングさせて、キャリッジに搭
載されているカードホルダによって、用紙を用紙の左右
方向中央部を介して、プラテンに押し付けるようにした
ので、用紙を左右方向にバランスのとれた状態でプラテ
ンに押し付けることができ、用紙の紙送り精度が向上
し、ひいては印字品質を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図でキャリッジセンタ
リング領域を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図で用紙の側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す図で用紙の斜視図であ
る。
【図4】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。
【図7】従来例の説明に使用した図で紙送り機構の側面
図である。
【図8】従来例の説明に使用するとともに本発明の一実
施例の説明にも使用した図で紙送り機構の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 プッシュトラクタ(給紙手段) 3 用紙 11 プラテン 13 ベイルローラ 31 印字ヘッド 33 キャリッジ 35 カードホルダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙手段によってプラテンとキャリッジ
    に搭載された印字ヘッドとの間にミシン目を介して連続
    紙となっている用紙を送り、ベイルローラによって用紙
    をプラテンに圧接させ、上記印字ヘッドによって用紙に
    所定の印字を施すプリンタにあって、上記用紙の紙送り
    を制御するプリンタの紙送り制御方法において、用紙を
    紙送りするべく改行動作を行う際、これから行う改行動
    作によって、上記用紙のミシン目が上記ベイルローラを
    挟んで紙送り方向前後に連続して設定されたキャリッジ
    センタリング領域に有るときにキャリッジをセンタリン
    グさせ、キャリッジに搭載されたカードホルダによって
    用紙を用紙の左右方向中央部を介してプラテンに押し付
    けるようにしたことを特徴とするプリンタの紙送り制御
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタの紙送り制御方
    法において、用紙のミシン目がキャリッジセンタリング
    領域に有るか否かを、プリンタの頁管理システムを使用
    して判別するようにしたことを特徴とするプリンタの紙
    送り制御方法。
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