JP2571932Y2 - Fpc用コネクタ - Google Patents

Fpc用コネクタ

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JP2571932Y2
JP2571932Y2 JP5112493U JP5112493U JP2571932Y2 JP 2571932 Y2 JP2571932 Y2 JP 2571932Y2 JP 5112493 U JP5112493 U JP 5112493U JP 5112493 U JP5112493 U JP 5112493U JP 2571932 Y2 JP2571932 Y2 JP 2571932Y2
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JP
Japan
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fpc
connector
cover member
slide cover
pressing
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JP5112493U
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JPH0716383U (ja
Inventor
潔 越川
修一 小滝
健二 袴田
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基板にマウントされる
コネクタ本体に摺動可能に装着されるスライドカバー部
材によってコネクタ本体内に挿入されたFPCにコンタ
クト金具を押し付けてロックするようにされたFPC用
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のFPC用コネクタの従来例を図
8に示す。この例のFPC用コネクタ50は、基板に立
てられた状態でマウントされるコネクタ本体51とそれ
に摺動可能に装着されたスライドカバー部材52とから
なり、コネクタ本体51は、スライドカバー部材52の
押付部53とFPC(符号F)を挿入するための開口を
有する箱形状とされ、内部にFPCに接触せしめられる
複数のコンタクト金具60が固定されている。
【0003】コンタクト金具60は、コネクタ本体51
に固定される基部61とこの基部61から立ち上がって
折り曲がる湾曲部63とこの湾曲部63に連なる直線状
の押圧片部64とを有し、押圧片部64の先端に設けら
れた押圧凸部64aがFPCに弾性的に接触せしめられ
るようにされている。また、コンタクト金具60の基部
61側には足部62が突設され、この足部62が基板に
挿入されてその配線パターンに接続される。
【0004】一方、スライドカバー部材52は、その中
央部にFPCを挿脱するための挿入案内口56が形成さ
れるとともに、この挿入案内口56からコネクタ本体5
1内に挿入されるFPCをコンタクト金具60に押し付
けるための押付部53が設けられている。
【0005】このような構成を有するFPC用コネクタ
50においては、スライドカバー部材52を図の位置か
ら左方に摺動させて、コネクタ本体51の側部に設けら
れた図示されていない挿脱用抜け止め係止部により係止
される、図の一点鎖線で示される位置(ロック解除位
置)まで引き出し、FPCを挿入案内口56からコネク
タ本体51内に挿入してその先端側に形成された接点部
を各コンタクト金具60の押圧片部の下側に位置させ、
この状態でスライドカバー部材52を右方に向けて押し
込む。
【0006】それにより、スライドカバー部材52はコ
ネクタ本体51の側部に設けられた図示されていないロ
ック用抜け止め係止部により係止される位置(ロック位
置)まで押し込まれて、FPCの先端部が押圧片部64
の押圧凸部64aと押付部53とで挟圧保持され、FP
Cとコンタクト金具60とが電気的に接続されるととも
にFPCがロックされる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来のFP
C用コネクタ50においては、スライドカバー部材52
をロック解除位置まで引き出してFPCをFPC挿入案
内口56からコネクタ本体51内に挿入するのである
が、このとき、FPCがコンタクト金具60(特にその
押圧凸部64a)に当たり、それが障害となってFPC
の先端を所定の深さまで挿入できないことがしばしば生
じ、FPC接続作業が面倒なものとなっていた。
【0008】かかる点に鑑み本考案は、スライドカバー
部材をロック解除位置まで引き出した状態でFPCを挿
入案内口からコネクタ本体内に挿入する際、FPCがコ
ンタクト金具にできるだけ当たらないようにして、その
先端を所定の深さまで容易に挿入できて、FPC接続作
業を手際よく行うことができるようにされたFPC用コ
ネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本考案に係るFPC用コネクタは、内部に挿入され
たFPCに接触せしめられる複数のコンタクト金具が固
定されたコネクタ本体と、FPC挿入案内口及びFPC
押付部を有し、上記コネクタ本体に摺動可能に装着され
た状態で、上記コネクタ本体内に上記FPC挿入案内口
を介して挿入されたFPCを上記FPC押付部で上記コ
ンタクト金具の押圧片部に押し付けた状態で係止される
ロック位置とFPCを上記コネクタ本体に挿入できるよ
うに上記ロック位置から後方に引き出された状態で係止
されるロック解除位置とを選択的にとることができるよ
うにされたスライドカバー部材と、を備え、上記コネク
タ本体に、上記スライドカバー部材が上記ロック位置か
らロック解除位置へ引き出されるとき、該スライドカバ
ー部材の上記FPC挿入案内口及びFPC押付部を上記
コンタクト金具の押圧片部から遠ざける方向に誘導する
案内部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上述の如くの構成とされた本考案に係るFPC
用コネクタにおいては、コネクタ本体の例えば両側部
に、スライドカバー部材がロック位置からロック解除位
置へ引き出されるとき、該スライドカバー部材のFPC
挿入案内口及びFPC押付部を上記コンタクト金具の押
圧片部から遠ざける方向に誘導する例えば斜面からなる
案内部が設けられるので、スライドカバー部材がロック
解除位置にあるときには、FPC挿入案内口及びFPC
押付部とコンタクト金具の押圧片部との離隔距離が従来
のものに比して大きくなる。つまり、ロック解除位置で
は、上記離隔距離がFPCの厚みよりかなり大きくされ
る。
【0011】そのため、スライドカバー部材をロック解
除位置まで引き出した状態でFPCを挿入案内口からコ
ネクタ本体内に挿入する際、コンタクト金具がさほど障
害とならず、FPCの先端を所定の深さまで容易に挿入
でき、FPC接続作業を手際よく行うことが可能とな
る。
【0012】なお、FPC挿入後にスライドカバー部材
をロック位置まで押し込むと、今度は上記案内部に誘導
されて上記FPC挿入案内口及びFPC押付部が上記コ
ンタクト金具の押圧片部に近づけられ、FPCの先端部
が押圧片部の押圧凸部と押付部とで挟圧保持され、FP
Cとコンタクト金具とが電気的に接続されるとともにF
PCがロックされる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1,図2は、それぞれ本考案に係るFPC用
コネクタの一実施例を示す平面図、正面図である。図示
例のFPC用コネクタ1は、基板にマウントされるコネ
クタ本体10とそれに摺動可能に装着されるスライドカ
バー部材20と、を備えている。
【0014】コネクタ本体10は、図3及び図4を参照
すればよくわかるように、一定の間隔をあけて平行に配
された上板部11と下板部12とを有し、上板部11の
両側端部の前面側にそこを中央側に切り欠いて挿脱用抜
け止め係止部14が形成されるとともに、平面視でその
後ろ側に比較的ゆるやかな山形状のロック用抜け止め係
止部15が形成されている。そして、図3に示される如
くに、上板部11の両側の前面端部の下面と、下板部の
両側における、上記上板部12に形成された挿脱用抜け
止め係止部14の下側部分とに、それぞれ後述するスラ
イドカバー部材20を誘導するための、コネクタ本体1
0の前面側から後面側にかけて下降する勾配をもった上
側傾斜案内部16と下側傾斜案内部17とが形成されて
いる。
【0015】また、コネクタ本体10の内部には、図4
を参照すればよくわかるように、挿入されたFPCに接
触せしめられる多数のコンタクト金具40が並列に挿入
されている。コンタクト金具40は、それぞれ上記上板
部11と下板部12との間に挟まれようにされて固定さ
れており、上板部11側に位置する基部45と、下板部
12側に位置する押圧片部46と、この押圧片部46の
根元側からコネクタ本体10の後方へ突出する足部42
とを有し、押圧片部46は弾性的に撓曲可能とされ、そ
の先端に位置する押圧凸部46aがFPCに圧接せしめ
られるようにされている。なお、コネクタ本体10の両
側底面側には基板に当接せしめられるウイング部材18
が取着されている。
【0016】一方、前記したスライドカバー部材20
は、FPC挿入案内口22が設けられた前面板部21を
有し、その前面板部21のFPC挿入案内口22より上
側の内側には、FPCをコンタクト金具40に押し付け
るべく先端部が先細り状とされた(図4参照)押付部2
3が突設され、また、図3及び図5を参照すればよくわ
かるように、上記押付部23の両側に側板部25,25
が突設されている。この側板部25,25の先端部には
前記したコネクタ本体10の挿脱用抜け止め係止部14
及びロック用抜け止め係止部15に係止される掛止爪部
24が上向きに突設されるとともに、該側板部25,2
5の上面側には前記したコネクタ本体10の上側傾斜案
内部16に摺接せしめられる上側傾斜面部26と同じく
下側傾斜案内部17に摺接せしめられる下側傾斜面部2
7とが形成されている。
【0017】上述の如くの構成を有するFPC用コネク
タ1にあっては、スライドカバー部材20を図1〜図4
に示されるロック位置から前方(図3及び図4において
左方)に引き出すと、スライドカバー部材20の側板部
25,25が外側方に開くように撓曲して、側板部25
に設けられた掛止爪部24がロック用抜け止め係止部1
5を乗り超えて挿脱用抜け止め係止部14に係止され
る、図5〜図7に示される如くのロック解除位置まで移
動せしめられる。
【0018】このようにスライドカバー部材20がロッ
ク位置からロック解除位置まで引き出されるときには、
図3と図6とを比較参照すればよくわかるように、スラ
イドカバー部材20の側板部25,25に形成された上
側傾斜面部26がコネクタ本体10の上側傾斜案内部1
6に摺接せしめられるとともに,同じく下側傾斜面部2
7が下側傾斜案内部17に摺接せしめられて、前方に引
き出されつつ上方に持ち上げられ、それによって、図4
と図7とを比較参照すればよくわかるように、スライド
カバー部材20のFPC挿入案内口22及びFPC押付
部23が上記コンタクト金具40の押圧片部46から遠
ざける方向に誘導される。
【0019】そのため、スライドカバー部材20がロッ
ク解除位置にあるときには、FPC挿入案内口22及び
FPC押付部23とコンタクト金具40の押圧片部46
との離隔距離が従来のものに比して大きくなる。つま
り、ロック解除位置では、上記離隔距離がFPCの厚み
よりかなり大きくされる。
【0020】そのため、スライドカバー部材20をロッ
ク解除位置まで引き出した状態でFPCを挿入案内口2
2からコネクタ本体10内に挿入する際、コンタクト金
具40がさほど障害とならず、FPCの先端を所定の深
さまで容易に挿入でき、FPC接続作業を手際よく行う
ことが可能となる。
【0021】なお、FPC挿入後にスライドカバー部材
20をロック位置まで押し込むと、今度は上記上側傾斜
案内部16,下側傾斜案内部17に誘導されて上記FP
C挿入案内口22及びFPC押付部23が上記コンタク
ト金具40の押圧片部46に近づけられ、FPCの先端
部(接点部)が押圧片部46の押圧凸部46aと押付部
23とで挟圧保持され、FPCとコンタクト金具40と
が電気的に接続されるとともにFPCがロックされる。
【0022】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案に
係るFPC用コネクタは、コネクタ本体の例えば両側部
に、スライドカバー部材がロック位置からロック解除位
置へ引き出されるとき、該スライドカバー部材のFPC
挿入案内口及びFPC押付部を上記コンタクト金具の押
圧片部から遠ざける方向に誘導する例えば斜面からなる
案内部が設けられるので、スライドカバー部材がロック
解除位置にあるときには、FPC挿入案内口及びFPC
押付部とコンタクト金具の押圧片部との離隔距離を従来
のものに比して大きくすることができ、ロック解除位置
では、上記離隔距離がFPCの厚みよりかなり大きくさ
れる。そのため、スライドカバー部材をロック解除位置
まで引き出した状態でFPCを挿入案内口からコネクタ
本体内に挿入する際、コンタクト金具がさほど障害とな
らず、FPCの先端を所定の深さまで容易に挿入でき、
FPC接続作業を手際よく行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るFPC用コネクタの一実施例を示
す平面図。
【図2】図1の実施例の正面図。
【図3】図1の実施例の側面図。
【図4】図1の実施例の縦断面図。
【図5】図1の実施例においてスライドカバー部材を引
き出した状態を示す平面図。
【図6】図5の状態の側面図。
【図7】図5の状態の断面図。
【図8】従来のFPC用コネクタの一例を示す断面図。
【符号の説明】
1 FPC用コネクタ 10 コネクタ本体 14 挿脱用抜け止め係止部 15 ロック用抜け止め係止部 16 上側傾斜案内部 17 下側傾斜案内部 20 スライドカバー部材 22 FPC挿入案内口 23 FPC押付部 25 側板部 26 上側傾斜面部 27 下側傾斜面部 40 コンタクト金具 46 押圧片部 F フレキシブル配線基板(FPC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/00 - 23/68

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に挿入されたFPCに接触せしめら
    れる複数のコンタクト金具が固定されたコネクタ本体
    と、FPC挿入案内口及びFPC押付部を有し、上記コ
    ネクタ本体に摺動可能に装着された状態で、上記コネク
    タ本体内に上記FPC挿入案内口を介して挿入されたF
    PCを上記FPC押付部で上記コンタクト金具の押圧片
    部に押し付けた状態で係止されるロック位置とFPCを
    上記コネクタ本体に挿入できるように上記ロック位置か
    ら後方に引き出された状態で係止されるロック解除位置
    とを選択的にとることができるようにされたスライドカ
    バー部材と、を備えたFPC用コネクタにおいて、 上記コネクタ本体に、上記スライドカバー部材が上記ロ
    ック位置からロック解除位置へ引き出されるとき、該ス
    ライドカバー部材の上記FPC挿入案内口及びFPC押
    付部を上記コンタクト金具の押圧片部から遠ざける方向
    に誘導する案内部が設けられていることを特徴とするF
    PC用コネクタ。
JP5112493U 1993-08-26 1993-08-26 Fpc用コネクタ Expired - Lifetime JP2571932Y2 (ja)

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JPH0716383U JPH0716383U (ja) 1995-03-17
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