JP2571625Y2 - 楽器用鍵盤のキー - Google Patents

楽器用鍵盤のキー

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JP2571625Y2
JP2571625Y2 JP1989061205U JP6120589U JP2571625Y2 JP 2571625 Y2 JP2571625 Y2 JP 2571625Y2 JP 1989061205 U JP1989061205 U JP 1989061205U JP 6120589 U JP6120589 U JP 6120589U JP 2571625 Y2 JP2571625 Y2 JP 2571625Y2
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key
horizontal rod
keyboard
white
keys
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JP1989061205U
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JPH032398U (ja
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観平 武藤
利津子 武藤
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武藤 憲孝
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ピアノ、オルガンその他の鍵盤楽器にお
いて使用される楽器用鍵盤に関するものである。詳しく
は、白鍵と黒鍵とを並べた通常の構成の鍵盤に、本願考
案のキーを取り付けることによって、通常の配列で構成
された既存の鍵盤を壊すことなく、いわゆる全音鍵盤鍵
盤に改良することのできる楽器用鍵盤のキーに関するも
のである。
(従来の技術・問題点) 出願人は先に、隣接するキーを全て全音相違の関係と
した楽器用鍵盤を提案した(実願昭61−138321号)。
この鍵盤は第4図に示すように、同一幅のキー21より
なるキー列22a、22b、22c、22d、22eを前後に千鳥状に
配置し、各キー列における隣接キー間は全て全音相違と
し、前後に隣接するキー間は全て半音相違としたもので
ある。すなわち、第4図において、符号22bで示される
キー列においては図中左から順にC、D、E、F#、G
#、A、C、Dという音ができるように全音相違の関係
となっており、符号22b、22aで示される前後に隣接する
キー列間は、キー列22bに隣接するキー列22aのキーが奏
でる音は半音相違のC#であり、このキーと隣接するキ
ー列22bのもう一つのキーは、半音相違のD音を奏でる
ようにしてある。
このように、横に隣接するキー同士の音程差を全て全
音とした鍵盤は、全音と半音が混ざり合う通常の鍵盤と
の対比において、「全音鍵盤」と呼ばれている。
そして、この鍵盤においては第5図に示すように、水
平杆23の上部に複数のキー本体24を突設したキーが使用
される。
このキーのキー本体24は、第4図に示すように、前後
に配置されたキー列の同じ音を奏でるキーを構成し、3
つのキー本体がそれぞれキー列22a、22b、22cの一部を
構成することとなる。
第4図の鍵盤は、第5図のように3つのキー本体24を
突設したキーと、第5図における3つのキー本体の間隙
部分に対応して2つのキー本体を突設したキーとを交互
に配置して構成する。すなわち、第4図において鍵盤列
22a、22C、22eは第5図のような3つのキー本体を突設
したキーで構成され、鍵盤列22b、22dは、2つのキー本
体を突設したキーで構成される。
そして、第4図の鍵盤において、鍵盤列22a、22c、22
eの上下方向に同位置にあるキー(例えば第4図に符号2
4を示した3つのキー)は、同一の水平杆23に突設され
た共通のキーであるから、同じ音を奏でる。
ところで、従来このような構成の鍵盤を得るには、新
しく製造される鍵盤に従来の黒鍵白鍵に代えて初めから
組み込んだり、従来の白鍵黒鍵を取り除いて新たに第5
図のキーを組み込んだりしなければならなかった。
(問題点を解決するための手段) この考案は、水平杆の上方にキー本体を突設すると共
に、前記水平杆の下面には既存の鍵盤の白鍵に当接する
高さ調整体が取り付けてあり、この高さ調整体の水平杆
支持用の基板は上下移動可能として、前記水平杆を白鍵
上任意の高さに保持できるようにしてある。
(考案の作用) この考案の鍵盤楽器用キーは、第2図に示すような高
さ調整体のないキー(必要により高さ調整体を有するも
のとすることは妨げない)と組み合わせて使用するもの
である。なお、高さ調整体のあるキーと高さ調整体のな
いキーとは、水平杆から突設されたキー本体の数が異な
るものとする(第1図、第2図参照)。
すなわち、高さ調整体のないキーの水平杆の基部下面
を黒鍵の上面に当接固定すると、水平杆の下面と白鍵上
面との間に隔たりが生じる。このとき、白鍵にもに高さ
調整体のないキーを取り付けると、黒鍵に取り付けたキ
ーと白鍵に取り付けたキーそれぞれのキー本体の打面の
高さが不揃いになり、演奏できない。
ところで、この考案のキーを白鍵に固定すると、高さ
調節が可能であるから、この考案のキーの水平杆の高さ
を調節することにより、両キーの打面の高さが揃う。
したがって、この考案のキーと高さ調整体のないキー
とを組み合わせて既存の鍵盤の各白鍵、黒鍵に固定する
と、既存の鍵盤を取り除くことなく、第3図のようなキ
ー配置の鍵盤が得られる。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例) 第1図はこの考案のキーAであり、水平杆1の上方に
キー本体2が複数突設してあり、前記水平杆1の一側
(鍵盤の手前側)下側に高さ調整体3が上下移動可能に
取付けてある。前記水平杆1は、既存の白鍵に固定した
場合に黒鍵に接触しない程度の幅としてある。
前記調整体3は、水平杆1の下面に固定された基板4
と、白鍵への当接板5とをネジ6で連結して構成してあ
る。そして、前記ネジ6は断面六角形とした上下中央部
6aを境として逆ネジが切ってあり、ネジ6の回転により
水平杆1と当接板5との距離が変わるようになってい
る。
第2図に示すキーBは既存の黒鍵に固定するものであ
って、水平杆1の上方にキー本体2を突設した構造であ
る。
尚、図中9は既存の白鍵又は黒鍵を上方へ付勢するバ
ネである。この考案のキーを使用すると既存の白鍵、黒
鍵に若干の重みが加わり白鍵、黒鍵が僅かに沈む場合が
あるが、前記バネ9によって付勢すれば、係る問題を解
消できる。尚、バネ9の構造、位置は適宜選択でき、要
は既存の白鍵黒鍵の沈み込みを阻止するようなものであ
ればよい。尤も、バネ9は必須要件ではない。
以上のように構成された本願考案のキーAは、調整体
を持たないキーBと組み合わせ、接着材又は両面接着テ
ープ等により、既存のキーに固定して使用するものであ
る(第3図)。すなわち、既存の白鍵7には、本願考案
考案のキーAの当接板5の下面を固着し、既存の黒鍵8
には前記キーBの水平杆1の基部下面を固着する。この
とき、キーAの水平杆1の高さとキーBの水平杆1の高
さとが一致するように、ねじ6の操作により調整板3の
高さを調整する。
第3図は白鍵と黒鍵で構成された既存の鍵盤に、本願
考案の高さ調整体を有するキーAと、高さ調整体のない
キーBとを固定した状態の概略を示すものである。すな
わち、白鍵7に固定されたキーA(キー本体2は3つ突
設)と黒鍵8に固定されたキーB(キー本体2は2つ突
設)とによって、キー本体は千鳥状に配列される。そし
て、図面上前後方向に整列する3つのキー(キーAにお
いて2A、2B、2C)若しくは2つ(キーBにおいて2D、2
E)のキー本体2はそれぞれ同一の水平杆1に突設され
ており、これら3つ若しくは2つのキー本体の何れを打
鍵しても同じ音、すなわちキー本体が突設された水平杆
が固定されている白鍵又は黒鍵の音、が奏でられる。
尚、前記キーBの水平杆1の基部下側にも調整体を取
付け、水平杆1の高さを嵩上げできるようにすれば、既
存の黒鍵の白鍵に対する突出高さが低い場合でも、黒鍵
対応のキーを打鍵したときに、キーBの水平杆1が白鍵
に当たるおそれを解消することができる。
この実施例においては、水平杆1にキー本体を複数突
設し、実願昭和61−138321号の鍵盤に対応する構造とし
たが、白鍵と黒鍵とを同列に配置した構造の鍵盤として
使用する場合には、水平杆にキー本体は1つ形成するこ
ととなる。
また取付け位置は水平杆の全長に亘ったり、水平杆の
基端部としたりすることもできる。要は白鍵対応のキー
を黒鍵対応のキーと同等の高さに位置させることができ
る構造であればよい。
(考案の効果) この考案によれば、水平杆の下側に高さ調整体を取付
けたので、調整板を白鍵上面に固定した場合における水
平杆あるいはキー本体の上面の高さを適宜調整すること
ができる。したがって、黒鍵の上面に固定するキーと組
み合わせて既存のキーに固定すると、白鍵に固定した水
平杆或いはキー本体の上面と、黒鍵に固定した水平杆或
いはキー本体の上面との高さを一致させることができ
る。
よって、この考案のキーを使用すれば、既存の鍵盤を
改造することなく、単にその上面に新たなキーを固定す
ることのみによって、第4図に示す鍵盤その他特異な配
列の鍵盤を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案実施例の側面図、第2図はこの考案の
キーと共に使用する黒鍵対応キーの側面図、第3図は同
じく使用状態の平面図、第4図はこの考案のキーを使用
する鍵盤におけるキーの配置図、第5図は同じく第4図
の鍵盤に用いる従来のキーの側面図である。 1……水平杆、2……キー本体、3……高さ調整体 7……白鍵、8……黒鍵

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽器に組み込まれた既成の鍵盤上に固定し
    て使用するキーであって、水平杆の上方に複数のキー本
    体が設けてあると共に、前記水平杆の下面には既成鍵盤
    の白鍵に当接して固定される高さ調整体が取り付けてあ
    り、この高さ調整体の水平杆取付基板は上下移動可能と
    した、楽器用鍵盤のキー
JP1989061205U 1989-05-26 1989-05-26 楽器用鍵盤のキー Expired - Lifetime JP2571625Y2 (ja)

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JP1989061205U JP2571625Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 楽器用鍵盤のキー

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JPH032398U JPH032398U (ja) 1991-01-10
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ID=31589250

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989061205U Expired - Lifetime JP2571625Y2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 楽器用鍵盤のキー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341405Y2 (ja) * 1974-02-14 1978-10-05

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JPH032398U (ja) 1991-01-10

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