JPS5916951Y2 - 複連式電子楽器の鍵盤フレ−ム - Google Patents
複連式電子楽器の鍵盤フレ−ムInfo
- Publication number
- JPS5916951Y2 JPS5916951Y2 JP17435578U JP17435578U JPS5916951Y2 JP S5916951 Y2 JPS5916951 Y2 JP S5916951Y2 JP 17435578 U JP17435578 U JP 17435578U JP 17435578 U JP17435578 U JP 17435578U JP S5916951 Y2 JPS5916951 Y2 JP S5916951Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- keyboard
- electronic musical
- frame
- musical instrument
- frames
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、第1および第2の鍵盤装置を並列的に配設
してなる複連式電子楽器の鍵盤フレームに関する。
してなる複連式電子楽器の鍵盤フレームに関する。
複連式電子楽器は第1図に示すように、例えば37鍵か
らなる第1および第2の鍵盤装置1,2を1つの楽器筐
体3に並列的に配設して2つの電子楽器を設け、2人の
奏者が同時に演奏し得るように構成したもので、低学年
向き音感教育用楽器として学校、ピアノ教習所などで普
及使用されている。
らなる第1および第2の鍵盤装置1,2を1つの楽器筐
体3に並列的に配設して2つの電子楽器を設け、2人の
奏者が同時に演奏し得るように構成したもので、低学年
向き音感教育用楽器として学校、ピアノ教習所などで普
及使用されている。
そして、この複連式電子楽器は、音域を3段階に切換え
て音域をシフトできるほか、フルート、オーボエ、スト
リングの各音色選択と、それらの自由な組合せとビブラ
ート効果によって学習内容を充実させることができ、ま
た隣り同士がヘッドホンをつけたまま合奏することがで
きるなど、多くの機能、特色を有している。
て音域をシフトできるほか、フルート、オーボエ、スト
リングの各音色選択と、それらの自由な組合せとビブラ
ート効果によって学習内容を充実させることができ、ま
た隣り同士がヘッドホンをつけたまま合奏することがで
きるなど、多くの機能、特色を有している。
ところで、従来のこの種の装置においては、楽音発生手
段が独立していることから、2つの鍵盤フレーム上に第
1および第2の鍵盤装置1,2を組立て、しかる後この
2つの鍵盤フレームを楽器筐体3に個々独立に回動可能
に配設して必要な配線作業、電子部品の配設作業等を行
なうことにより、調整、部品等の交換、保守点検を各鍵
盤装置毎に行ない得るようにしている。
段が独立していることから、2つの鍵盤フレーム上に第
1および第2の鍵盤装置1,2を組立て、しかる後この
2つの鍵盤フレームを楽器筐体3に個々独立に回動可能
に配設して必要な配線作業、電子部品の配設作業等を行
なうことにより、調整、部品等の交換、保守点検を各鍵
盤装置毎に行ない得るようにしている。
しかしながら、各鍵盤装置1.2の境界は各鍵盤フレー
ムの隣接する対向端部上面にそれぞれ配設された2本の
中拍子木4,5で仕切られているため、雨中拍子木4,
5間のチリ(隙間)の調整が面倒であるほか、隙間にゴ
ミが溜り易く、また中拍子木4,5を鍵盤フレーム上に
固定するためのねじ締め個所が多く部品点数が増加する
など、多くの不都合があった。
ムの隣接する対向端部上面にそれぞれ配設された2本の
中拍子木4,5で仕切られているため、雨中拍子木4,
5間のチリ(隙間)の調整が面倒であるほか、隙間にゴ
ミが溜り易く、また中拍子木4,5を鍵盤フレーム上に
固定するためのねじ締め個所が多く部品点数が増加する
など、多くの不都合があった。
この考案は上記のような不都合を解消すべくなされたも
ので、その目的とするところは、第1および第2の鍵盤
装置が配設される2つの主鍵盤フレームを1本の中拍子
木と補助フレームで一体的に連結するという極めて簡単
な構造により、両鍵盤装置を上方に同時に回動させて配
線、調整作業を行ない得るようにすると共に部品点数を
削減して組立作業を容易に行ない得るようにした複連式
電子楽器の鍵盤フレームを提供することにある。
ので、その目的とするところは、第1および第2の鍵盤
装置が配設される2つの主鍵盤フレームを1本の中拍子
木と補助フレームで一体的に連結するという極めて簡単
な構造により、両鍵盤装置を上方に同時に回動させて配
線、調整作業を行ない得るようにすると共に部品点数を
削減して組立作業を容易に行ない得るようにした複連式
電子楽器の鍵盤フレームを提供することにある。
以下、この考案を図面を参照して詳細に説明する。
第2図はこの考案に係る鍵盤フレームの一実施例を示す
全体斜視図、第3図は鍵盤を取り付けた状態の縦断面図
である。
全体斜視図、第3図は鍵盤を取り付けた状態の縦断面図
である。
これらの図において、第1および第2の主鍵盤フレーム
10.11は第1図で説明した37鍵からなる第1およ
び第2の鍵盤装置1.2をその上面に配置するに充分な
長さを有して平板状に形成され、前端部には略鉤形の折
曲部12を、また後端部には上方に折曲された鍵盤支持
部13を備えている。
10.11は第1図で説明した37鍵からなる第1およ
び第2の鍵盤装置1.2をその上面に配置するに充分な
長さを有して平板状に形成され、前端部には略鉤形の折
曲部12を、また後端部には上方に折曲された鍵盤支持
部13を備えている。
そして、これら第1および第2主鍵盤フレーム10.1
1は並列的に配設され、その互いに隣接して対向する端
部Aが、この端部上面にわたって共通に載置され、かつ
両端部上に止めねじによって固定される1本の中拍子木
14によって一体的に連結されている。
1は並列的に配設され、その互いに隣接して対向する端
部Aが、この端部上面にわたって共通に載置され、かつ
両端部上に止めねじによって固定される1本の中拍子木
14によって一体的に連結されている。
勿論、この中拍子木14は第1および第2の鍵盤装置1
,2の間に配設されて第1および第2の電子楽器を区切
っていることは従来構造と同様であり、その中央には後
端部を除いて見切線用ホゾ溝15が形成されている。
,2の間に配設されて第1および第2の電子楽器を区切
っていることは従来構造と同様であり、その中央には後
端部を除いて見切線用ホゾ溝15が形成されている。
前記第1および第2の主鍵盤フレーム10.11は、こ
れら両フレーム全体にわたる長さを有して略り字形に形
成された補助フレーム16を両フレーム10.11の前
端面、すなわち折曲部12に固定することによりさらに
補強されて一体的に連結されている。
れら両フレーム全体にわたる長さを有して略り字形に形
成された補助フレーム16を両フレーム10.11の前
端面、すなわち折曲部12に固定することによりさらに
補強されて一体的に連結されている。
この場合、補助フレーム16は略り形に限らず、連結部
材としての機能を果すものであればT形等種々の形状の
ものを使用することが可能である。
材としての機能を果すものであればT形等種々の形状の
ものを使用することが可能である。
各主鍵盤フレーム10.11の鍵盤支持部13には各鍵
17に対応して多数の孔18がフレームの長手方向、す
なわち鍵17の並設方向に沿って穿設されており、これ
らの孔18にそれぞれ各鍵17の後端部に一体に設けら
れた係合部19が挿入されている。
17に対応して多数の孔18がフレームの長手方向、す
なわち鍵17の並設方向に沿って穿設されており、これ
らの孔18にそれぞれ各鍵17の後端部に一体に設けら
れた係合部19が挿入されている。
前記鍵17は、該鍵17と主鍵盤フレーム間に介装され
た付勢用ばね21によって常時その後端部が上方に付勢
されており、これにより前記係合部19の上面に形成さ
れた四部20を前記孔18の−L縁に常時係合させてい
る。
た付勢用ばね21によって常時その後端部が上方に付勢
されており、これにより前記係合部19の上面に形成さ
れた四部20を前記孔18の−L縁に常時係合させてい
る。
したがって、鍵17の前端部17 aを付勢用ばね21
に抗して指で押し下げれば、鍵17は前記孔18の上縁
を回動支点として下方に回動され、鍵17がら指を離せ
ば付勢用ばわ21の力で回動復帰される。
に抗して指で押し下げれば、鍵17は前記孔18の上縁
を回動支点として下方に回動され、鍵17がら指を離せ
ば付勢用ばわ21の力で回動復帰される。
また、各主鍵盤フレーム10.11の略中央部には各鍵
17のアクチュエータ22に対応して多数の孔23が鍵
17の並設方向に沿って配設されてあり、これらの孔2
3の下方に多数の接点スイッチ(図示せず)が装置本体
側に固定されて配設されている。
17のアクチュエータ22に対応して多数の孔23が鍵
17の並設方向に沿って配設されてあり、これらの孔2
3の下方に多数の接点スイッチ(図示せず)が装置本体
側に固定されて配設されている。
したがって、成る一つの鍵17を押鍵操作すれば、その
アクチュエータ22の先端が対応する孔23より主鍵盤
フレームの下方に突出して対応する接点スイッチを動作
させ、これによって押鍵操作された鍵17に対応する楽
音が発生されるようになっている。
アクチュエータ22の先端が対応する孔23より主鍵盤
フレームの下方に突出して対応する接点スイッチを動作
させ、これによって押鍵操作された鍵17に対応する楽
音が発生されるようになっている。
さらに、前記各主鍵盤フレーム10.11の前端側には
各鍵17を位置決めし、各鍵17の横方向の移動を防止
している多数の鍵ガイド24が鍵17の並設方向に沿っ
て切り起こし突設されている。
各鍵17を位置決めし、各鍵17の横方向の移動を防止
している多数の鍵ガイド24が鍵17の並設方向に沿っ
て切り起こし突設されている。
なお、図中25 、26は各主鍵盤フレーム10.11
の端部上面に固定された拍子木、27はアウトサート成
形法によって主鍵盤フレーム10.11に固定され、付
勢用ばワ21の一端を係止している突子である。
の端部上面に固定された拍子木、27はアウトサート成
形法によって主鍵盤フレーム10.11に固定され、付
勢用ばワ21の一端を係止している突子である。
このように、この考案にあっては第1および第2の鍵盤
装置1,2を配設する第1および第2の主鍵盤フレーム
10.11を1本の中拍子木14と補助フレーム16と
で一体的に連結したので、従来構造に比べて中拍子本の
数を1本削減することができ、そのためチリの調整が不
要になるほか、ねじ止め個所が少なくなり、取り付は作
業を容易にすることができる。
装置1,2を配設する第1および第2の主鍵盤フレーム
10.11を1本の中拍子木14と補助フレーム16と
で一体的に連結したので、従来構造に比べて中拍子本の
数を1本削減することができ、そのためチリの調整が不
要になるほか、ねじ止め個所が少なくなり、取り付は作
業を容易にすることができる。
また、一体的に連結された第1および第2の主鍵盤フレ
ーム10.11は、楽器筐体に対してその後端部が回動
可能に取り付けられるため、配線、調整作業あるいは保
守点検等を行なう場合には一度に側錠盤装置1,2を回
動させることか゛でき、したがって、各主鍵盤フレーム
10.11を個々独立に回動させる煩雑さを解消し得る
。
ーム10.11は、楽器筐体に対してその後端部が回動
可能に取り付けられるため、配線、調整作業あるいは保
守点検等を行なう場合には一度に側錠盤装置1,2を回
動させることか゛でき、したがって、各主鍵盤フレーム
10.11を個々独立に回動させる煩雑さを解消し得る
。
なお、第1および第2の主鍵盤フレーム10.11は、
2ラインで別々に第1および第2の鍵盤装置1.2をア
ッセンブルした後、楽器筐体に取り付けられ、しかる後
生拍子木14と補助フレーム16によって一体的に連結
されるが、かならずしもこれに限らず、あらかじめ一体
的に連結した後毛1および第2の鍵盤装置1,2を配設
してもよい。
2ラインで別々に第1および第2の鍵盤装置1.2をア
ッセンブルした後、楽器筐体に取り付けられ、しかる後
生拍子木14と補助フレーム16によって一体的に連結
されるが、かならずしもこれに限らず、あらかじめ一体
的に連結した後毛1および第2の鍵盤装置1,2を配設
してもよい。
また、上記実施例は中拍子木14にホゾ溝15を設けた
が、このホゾ溝15はかならずしも必要ではない。
が、このホゾ溝15はかならずしも必要ではない。
以上説明したように、この考案に係る複連式電子楽器の
鍵盤フレームによれば、第1および第2の主鍵盤フレー
ムの隣接対向部に1本の中拍子木を固定すると共に前端
部に補助フレームを固定して両生鍵盤フレームを一体的
に連結したので、中拍子本の数を1本削減することがで
き、部品点数を削減できるほか、ねじ止め個所が少なく
しかもチリ調整が不要となるため、組立作業をより一層
簡単かつ容易に行なうことができる。
鍵盤フレームによれば、第1および第2の主鍵盤フレー
ムの隣接対向部に1本の中拍子木を固定すると共に前端
部に補助フレームを固定して両生鍵盤フレームを一体的
に連結したので、中拍子本の数を1本削減することがで
き、部品点数を削減できるほか、ねじ止め個所が少なく
しかもチリ調整が不要となるため、組立作業をより一層
簡単かつ容易に行なうことができる。
また、一体的に連結することにより第1および第2の鍵
盤装置が一体に回動するため、配線作業、保守点検等に
おいて従来個々に回動させていた煩雑さを解梢できるな
ど、その実用的効果は非常に大である。
盤装置が一体に回動するため、配線作業、保守点検等に
おいて従来個々に回動させていた煩雑さを解梢できるな
ど、その実用的効果は非常に大である。
第1図は従来の複連式電子楽器の一例を示す外観図、第
2図はこの考案に係る複連式電子楽器の鍵盤フレームの
一実施例を示す斜視図、第3図は鍵を配設した状態の縦
断面図である。 1・・・・・・第1の鍔盤装置、2・・・・・・第2の
鍵盤装置、3・・・・・・楽器筐体、10・・・・・・
第1の主鍵盤フレーム、11・・・・・・第2の主鍵盤
フレーム、14・・・・・・中拍子木、16・・・・・
・補助フレーム、A・・・・・・隣接対向部。
2図はこの考案に係る複連式電子楽器の鍵盤フレームの
一実施例を示す斜視図、第3図は鍵を配設した状態の縦
断面図である。 1・・・・・・第1の鍔盤装置、2・・・・・・第2の
鍵盤装置、3・・・・・・楽器筐体、10・・・・・・
第1の主鍵盤フレーム、11・・・・・・第2の主鍵盤
フレーム、14・・・・・・中拍子木、16・・・・・
・補助フレーム、A・・・・・・隣接対向部。
Claims (1)
- 1つの筐体内に第1および第2の鍵盤装置を並列的に配
置して第1および第2の電子楽器を構成した複連式電子
楽器において、第1および第2の主鍵盤フレームを並列
的に配設してその隣接対向部に中拍子木を固定すると共
にこれら両フレーム全体にわたる長さを有する補助フレ
ームを両フレームの前端面に固定して一体的に連結し、
各主鍵盤フレーム上に第1および第2の鍵盤装置をそれ
ぞれ配置したことを特徴とする複連式電子楽器の鍵盤フ
レーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17435578U JPS5916951Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | 複連式電子楽器の鍵盤フレ−ム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17435578U JPS5916951Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | 複連式電子楽器の鍵盤フレ−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5592191U JPS5592191U (ja) | 1980-06-25 |
JPS5916951Y2 true JPS5916951Y2 (ja) | 1984-05-17 |
Family
ID=29180895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17435578U Expired JPS5916951Y2 (ja) | 1978-12-21 | 1978-12-21 | 複連式電子楽器の鍵盤フレ−ム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5916951Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-21 JP JP17435578U patent/JPS5916951Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5592191U (ja) | 1980-06-25 |
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