JPH0224146Y2 - - Google Patents

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JPH0224146Y2
JPH0224146Y2 JP1984106949U JP10694984U JPH0224146Y2 JP H0224146 Y2 JPH0224146 Y2 JP H0224146Y2 JP 1984106949 U JP1984106949 U JP 1984106949U JP 10694984 U JP10694984 U JP 10694984U JP H0224146 Y2 JPH0224146 Y2 JP H0224146Y2
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sound
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JP1984106949U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はおもちやのピアノ、すなわちトイピ
アノに関する。
(従来技術及び従来技術の問題点) 従来のトイピアノは、1端支持で片端自由の片
持梁振動音片を発音体とするものが大部分であつ
た。これは音片の片方を固定するベース体が鋳物
等からなり、該ベース体に前記音片を挿入,圧
入,螺入させたものであつた。このためにベース
体と音片の境界点で屈折が激しく、正しい音階周
波数に調律してもすぐに周波数が狂い、幼児に与
える玩具としては好ましいものではなかつた。
一方、両端自由振動、即ちパイプ,棒又は板等
の両端から約22.4%の2点の近傍を支持する方式
の振動体をトイピアノの発音体とする提案があ
る。しかしながら、この方式のトイピアノの場
合、およそ次のような欠点があつた。
(1) パイプ,棒又は板等の振動体の2点支持部の
支持は強固な支持をすると振動しにくくなり、
強固でない支持は振動しやすくなるが、振動体
が移動したりして側板等ケース部品に接触して
発音しなくなつたり、又は振動体が支持部から
はずれるという問題があつた。これは乱暴に扱
う幼児の玩具としては堅牢性に欠けるものであ
る。
(2) 両端自由振動体を音源とする場合、例えばパ
イプ振動体を考えると、ある音域については良
く鳴る、つまり音量が大きいが、この音域から
他の音域になると音量が小さくなるという欠欠
点ある。一搬的に低音部が鳴りにくい、従つ
て、従来1オクターブ前後の数の限られた鳴り
やすい音域だけに使用されていた玩具が多い。
トイピアノのように数オクターブにわたり一定
の音量を一様に保つこは困難な問題があつた。
特に鍵盤の横幅から決定される寸法内に並設し
なければならないので、パイプ径は一定になら
ざるを得なく、パイプ径を考えて音量増大する
こともままならない。特に小型,軽量,安価を
要求されるトイピアノには実施しにくい問題が
あつた。
第1図はトイピアノケースに両端自由振動体を
酌付けた場合の従来例の図である。
鍵2を押すとその後端部2aが上動し、ハンマ
ーシヤンクレール6に取着されたハンマーシヤン
ク7を突き上げる。ハンマーシヤンク7の先端に
はハンマー3が装着されており、このハンマー3
が鉄あるいはアルミニウム等の円管又は楕円管か
らなる音片1を打撃して所望周波数の音階音を発
するように構成されている。なお、音片1は円管
又は楕円管に限定されない。音片1は1つの鍵2
に対して1個設けられ、所要間隔を保つて多数並
列に配設され、低音は長く、高音は短い長さの音
片1が配設されている。各音片1はその両端自由
振動の第1次モードの節に相当する2点の近傍で
発泡ウレタンやネオプレン発泡ゴム系の長尺の弾
性体5で支持されている。これら長尺の弾性体5
の下面は支持台部材8に接着(粘着性接着でも良
い)されており、その上面には粘着性接着剤が付
されていて、各音片1はその弾性体5の上面に接
着固固定され、隣り合う音片1の間隔を所要寸法
に保持するようにしている。
支持台部材8は全部の振動体を支持するために
長尺でケースの両側板等に固定されている。ハン
マーシヤンクレール6も同様である。なお、支持
部上面における音片1の上面には前記下部と同様
にウレタンやネオプレンの発泡合成ゴム系列の弾
性体11が接着され、屋根板4がこれを軽く上方
から押さえるようにしている。
この場合は、従来のケース、特に屋根板4は全
面を覆い音量が極めて小さく実用にならない。つ
まり片持梁振動の場合は屋根板4が響板の作用を
して音量が大きくなつたが、両端自由振動体では
このような響板駆動力はないからである。
そこで屋根板4を取除けば音は出るが音域によ
つてムラが生ずる。周知の如く両端自由振動体の
振動モードは振動体1の2点支持間sの部分が上
方に変位している時はs以外の両端部分は下方に
変位する第1次モードを利用することになり、s
の部分から出る音と、s以外の両端部分から出る
音は180゜位相のずれを生ずる。このためs部分に
相当する屋根板4部分を取除くようにした方が屋
根板4前面を取除く場合より音量が増大する。
しかしながら、音の鳴り易い音域と鳴りにくい
音域とでは音量のムラがあり、依然として音量の
バランスは解消しない。
(問題点を解決する手段) 本考案によるトイピアノは、特に前記(2)の問題
点を解決するためのものである。
両端自由振動体の節となる2点の近傍を支持し
た音片1を鍵2に対応して複数個並設し、前記鍵
2を押すことによつて前記音片1をハンマー3で
打撃して所定周波数の音階音を発するようにし、
前記音片1の2点支持間s内において、該音片1
の上方に位置する屋根板4に複数個の放音透孔4
aを設け、高音域から低音域へ移行するに従つて
該放音透孔4aの孔径及び孔の数を順次変えるこ
とにより、低音部から高音部に至る各音域の音量
のムラをなくすために、音量の大きい音域は孔径
を小さく及び又は孔の数を少なくし、音量の小さ
い音域はその逆とすることを特徴とするものであ
る。
(実施例) 以下実施例に従つて説明する。
本考案は第2図及び第3図のように、音片1を
弾性体5で支持される2点支持間s内の上方に位
置する屋根板4に複数の放音透孔4aを音量の大
きい音域(高音部)では少数孔とし、音量の小さ
い音域(低音部)では多数孔とするように高音域
から低音域へ移行するに従つて孔数を順次変えて
設ける。また、第4図のように放音透孔4aを高
音部では小径孔とし、低音部では大径孔とするよ
うに孔径を順次変えて設ける。そして孔の径及び
または数を音量の少ない時は相対的に大きい音孔
若しくは数多く明け、音量の大きい時は相対的に
小さく又は数少なくすることによつて全体の音量
ムラをなくすようにしたものである。
なお、前記複数の放音透孔4aは幼児が小さな
物を入れたり、ごみが入りやすい欠点が生ずるの
で孔部分の上面又は下面に金網,布,孔あき鉄板
(パンチングメタル)等の孔部材12を取付ける
ことも可能である。
(効 果) 以上のように本考案によれば、両端自由振動体
の特徴である音階周波波数の安定して、音色のき
れいな音の減衰が長い理想的なトイピアノで音量
ムラのないものが提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は両端自由振動方式の音片を発音体とし
て取付けた従来のトイピアノの内部構成を示す断
面図、第2図はこの考案のトイピアノの一実施例
を示す断面図、第3図はこの考案によるトイピア
ノの一実例の平面図、第4図は他の実施例を示す
平面図である。 1……音片、2……鍵、3……ハンマー、4…
…屋根板、4a……放音透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端自由振動体の節となる2点の近傍を支持し
    た音片1を鍵2に対応して複数個並設し、前記鍵
    2を押すことによつて前記音片1をハンマー3で
    打撃して所定周波数の音階音を発するようにし、
    前記音片1の2点支持間s内において、該音片1
    の上方に位置する屋根板4に複数個の放音透孔4
    aを設け、高音域から低音域へ移行するに従つて
    該放音透明孔4aの孔径若しくは孔数を順次変え
    ることにより、低音部から高音部に至る各音域の
    音量のムラをなくすようにしたことを特徴とする
    トイピアノ。
JP10694984U 1984-07-13 1984-07-13 トイピアノ Granted JPS6122094U (ja)

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JP10694984U JPS6122094U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 トイピアノ

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JP10694984U JPS6122094U (ja) 1984-07-13 1984-07-13 トイピアノ

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Publication Number Publication Date
JPS6122094U JPS6122094U (ja) 1986-02-08
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JP4988208B2 (ja) * 2006-01-13 2012-08-01 株式会社河合楽器製作所 アップライトピアノ

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JPS6122094U (ja) 1986-02-08

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