JP2571507B2 - 施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部およびその運転方法 - Google Patents

施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部およびその運転方法

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JP2571507B2 JP4357995A JP35799592A JP2571507B2 JP 2571507 B2 JP2571507 B2 JP 2571507B2 JP 4357995 A JP4357995 A JP 4357995A JP 35799592 A JP35799592 A JP 35799592A JP 2571507 B2 JP2571507 B2 JP 2571507B2
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    • Y02P60/14Measures for saving energy, e.g. in green houses

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施設園芸用温室の天窓
開閉装置制御部およびその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば農業用ビニールハウスのような施
設園芸用温室(以下、単に温室と呼称する。)において
は、温室の換気または除湿の目的で天窓が設けられ、こ
の天窓を開閉するための装置は一般的に制御部と動力部
とから成る。
【0003】本出願人は、つとに温室用の天窓開閉装置
の開発に携わり、例えば、温室の換気窓制御装置は実公
昭63−8965号公報に、また温室の換気窓制御装置
は実公昭63−9754号公報に開示された。これらの
公報に記載の換気窓は本願発明の取扱う天窓であり、実
公昭63−9754号公報に記載の装置は、図9(同公
報の第1図)を参照すると、施設園芸用温室1に取りつ
けられた換気窓(天窓)2を開閉制御するため、図示し
ない減速機構等により開閉させる電動機3、制御器4、
温室1内の適宜箇所に装置された温度検知用のサーミス
タ5、換気窓2の開閉に伴い連動するポテンシヨメータ
6、降雨または強風の時に接点7が開く雨検知器(図示
せず)および風検知器により構成される。
【0004】ポテンシヨメータ6は、換気窓2が全閉の
時に摺動接点Cがほぼ中央にあるように、すなわち抵抗
値RAC=RBCとなるように、また換気窓2が開くとポテ
ンシヨメータ6のA−C間の抵抗値RACが小さくなり、
閉じるとポテンシヨメータ6のB−C間の抵抗RBCが小
さくなるように設定してある。
【0005】次いで、本出願人は天窓開閉装置の動力部
と制御部として、図7のブロック図に示される機構を開
発した。同図において、10は天窓開閉装置制御部、11は
温室、12は温室内に設置された室温センサ(サーミス
タ)、13は温度差回路、14は開温度ボリューム、15は感
度ボリューム、16は演算部、18は出力部、20は天窓動力
部、21は開駆動部、22は閉駆動部、23はポテンシヨメー
タである。
【0006】温室11内に配置された室温センサ12が室温
を計測してそれを温度差回路13に入力する。温度差回路
13には開温度ボリューム14から天窓を開く温度( 開温
度) が入力されていて、温度差回路13で室温と開温度を
決定する。
【0007】温度差回路13にはまた感度ボリューム15か
ら感度が入力されている。図2を参照すると、夏の場合
と冬の場合では、同一開度での換気量が異なるので、感
度ボリューム15によって季節に合わせてある、言い換え
ると夏は僅かの温度差△tですぐ天窓を開け、冬は夏と
は反対に、温度上昇に対してゆるやかに開け、また春秋
は夏と冬の中間になるように設定してある。なお、図2
において横軸には温度上昇(温度差△t)を、縦軸には
天窓の開度(%)をとり、全開は100 %、全閉は0%で
ある。開温度と感度をこのように取入れて、室温センサ
が計測した室温に対して天窓をどの程度(または何%)
開くかの天窓開度信号が温度差回路13から演算部16へ入
力される。
【0008】演算部16へは天窓動力部20のポテンシヨメ
ータ23から現在開度がフィードバックされている。演算
部16は天窓開度とフィードバックされた現在開度とを比
較演算して開信号または閉信号を出力部18へ送り、出力
部18は開信号または閉信号を作成しそれを天窓動力部20
の開駆動部21または閉駆動部22へ送る。
【0009】図8は図7の天窓動力部20の内部結線図で
あり、図中、51(Lo)と52(Ls)とはそれぞれ制御部からの
開信号と閉信号の入力端子、53(MCS) と54(MCO) はそれ
ぞれ開信号と閉信号のインタロック接点、55(MCO) と56
(MCS) は開と閉のマグネットスイッチ、57と58は開と閉
のリミットスイッチ、59は安全性を保証するためのオー
バーリミットスイッチ、60(OCR) は熱動過電流継電器、
61と62はモータのための開( 正転) スイッチと閉( 逆
転) スイッチ、63と64はサーマル、65はモータ、R、
S、T、U、V、Wは三相電源のR相、S相・・・V
相、W相、66はポテンシヨメータ23の可変抵抗、P1、P
2、P3はそれぞれ現在開度(抵抗値)を演算部16へ送る
出力端子である。
【0010】ポテンシヨメータ23は天窓開閉装置の動力
部側に取り付け( 図7)、ポンシヨメータの開閉角度(抵
抗値)を演算部(16)にフィードバックする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図7と図8に示した例
はなんら支障なく作動するのであるが、可変抵抗器であ
るポテンシヨメータ23を天窓動力部20に取り付け、その
回転角度(抵抗値)を演算部にフィードバックする方式
をとるが、天窓動力部20と制御部10をつなぐ配線が多く
なり、試運転時の初期設定・調整が難しく、設定工事お
よび保守に時間と手間がかかる問題がある。
【0012】そこで本発明の課題は、本出願人が開発中
の図7と図8の例において、天窓開閉装置の動力部と制
御部の電気配線を少なくし、初期の設定工事および保守
が容易になされうる天窓開閉装置の制御部とその制御部
の運転方法とを提供するにある。
【0013】上記課題は、室温センサー12が検知した
温室11内の室温、開温度ボリューム14から天窓を開
く開温度および感度ボリューム15から季節に合わせた
天窓の開閉度を指示する感度が入力され、これらの信号
に基づき天窓を何パーセント(%)開くかの天窓開度を
決定しそれを演算部16へ出力する温度差回路13と、
該天窓開度、天窓を全閉から全開までに要する全開時間
が全開時間ボリューム17から、また出力部18の出す
開信号または閉信号にそれぞれ基づく+側カウントまた
は−側カウントをなして確認する現在開度が加減算カウ
ンター19から入力され、該天窓開度、該全開時間およ
び該現在開度を比較して開または閉の信号を出力部18
へ送る演算部16とを具備して成る施設園芸用温室の天
窓開閉装置制御部によって解決される。
【0014】上記課題は、施設園芸用温室の天窓開閉装
置の運転において、室温センサー12からそれが検知し
た温室11内の室温、開温度ボリューム14から天窓を
開く開温度および感度ボリューム15から季節に合わせ
た天窓の開閉度を指示する感度を温度差回路13に入力
し、温度差回路13内で上記に基づいて天窓を何%開く
かの天窓開度を決定し、該天窓開度、全開時間ボリュー
ム17に入力した天窓を全閉から全開するまでに要する
全開時間および加減算カウンター19が出力部18の出
す開信号または開信号にそれぞれ基づく+側カウントま
たは−側カウントをなして確認する現在開度を演算部1
6に入力し、演算部16は該天窓開度、全開時間および
現在開度を比較し開または閉の信号を出力部18へ送る
ことを特徴とする施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部
の運転方法、および施設園芸用温室の室温を検出する手
順、該室温から開温度を減じた温度差を求める手順、前
記温度差から開度を感度の値を基準にして選ぶ手順、加
減算カウンタの値をみて現在の開度が温度差から感度の
値を基準にして選んだ開度に比較して多いか少ないかを
検出する手順、および多いという結果が得られたときは
余りの開度に相当する時間だけ閉出力し、閉出力してい
る時間を加減算カウンタ19で減算し、次いで開度が0
より大か否かを検出し、Noであればそれ以上閉出力を
せず、現在開度が求めた開度に比較して少ないときは不
足の開度に相当する時間だけ開出力をなし、開出力して
いる時間を加減算カウンタ19で加算し、その時間を全
開時間ボリューム17の全開時間と比較し、開度が全開
時間に等しいときはさらに開出力をしないことを特徴と
する施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部の運転方法に
よって解決される。
【0015】
【作用】本発明にかかる施設園芸用温室の天窓開閉装置
制御部は、出力部(18)と演算部(16)とにそれぞ
れ連結された加減算カウンタ(19)を配置し、従来は
ポテンシヨメータから現在開度を演算部(16)へ入力
させていたのに代えて可変抵抗器である不揮発性の(駆
動電源がOFFになっても記憶内容が消去されずに保持
される)全開時間ボリューム17(可変抵抗器を以下こ
のようにボリュームと呼称する。)に記憶させた全開時
加減算カウンター19から出される現在開度と対比
させる構成とし、それによって、記憶した全開時間を1
00%開度としたとき室温と設定した開温度との差に応
じて開度を何%にするか比例調整する。
【0016】従来の制御方法では、ポテンシヨメータか
ら開度信号を受けて室温と開温度設定値との差に応じた
位置比例制御を行っていたが、本願発明では、天窓開閉
装置制御部10の試運転時に天窓の全開に要する全開時
間を計測しそれを全開時間ボリューム17に入力してお
く。出力部18は演算部16から開信号または閉信号を
受けると当該信号を天窓動力部20へ送る度ごとに+側
または−側にカウントする信号を加減算カウンター19
へ送り、該カウンター19は入力された+または−をカ
ウントして現在開度を確認しそれを演算部16へ入力す
る。演算部16は天窓開度と現在開度とを比較し開また
は閉の信号を出力部18へ送る
【0017】
【実施例】本発明にかかる施設園芸用温室の天窓開閉装
置制御部と動力部は図1にブロック図で示され、図1に
おいて図7に示した部分と同じ部分は同一符号で示し、
17は全開時間ボリューム、19は加減算カウンタである。
図1の例で、温度差回路13から天窓開度が出力されると
ころまでは図7の例の場合と同じである。
【0018】演算部16には同装置を設定するときに計測
する全開時間、すなわち天窓を全閉から全開するまでに
要する時間が全開時間ボリューム17に入力されている。
演算部16は入力された天窓開度と全開時間とから開信号
または閉信号を出力部18に出力する。
【0019】出力部18は、演算部16から受けた開信号ま
たは閉信号を天窓動力部20の開駆動部21または閉駆動部
22へ出力する。
【0020】出力部18はまた、天窓動力部20へ開信号ま
たは閉信号を送る度ごとに開信号を出したときは+側に
カウントし閉信号を出したときは−側にカウントする信
号を加減算カウンタ19へ送り、加減算カウンタ19は入力
された+または−のカウントをなして現在開度を確認し
それを演算部16へフィードバックする。
【0021】演算部16は温度差回路13から受ける天窓開
度を加減算カウンタ19から入力された現在開度と比較
し、開または閉の信号を出力部18へ送る。
【0022】上記の制御部の運転方法は図3のフローチ
ャートに示される。室温センサ12が温室11の室温を検出
しそれを温度差回路13へ送ると(31)、温度差△t=室温
−開温度が温度差回路13で出され(32)、この温度差によ
って開度を求める。それは感度(図2)の値によって選
ぶ(33)。ここで、加減算カウンタ19の値をみて現在開度
を検出し(34)、演算部16で現在開度が求めた開度に比較
して多いか少ないかを演算する(35)。
【0023】「多い」場合には、余りの開度に相当する
時間だけ閉出力し(36)、閉出力している時間を加減算カ
ウンタ19で減算し(37)、開度>0か否かをみる(38)。
【0024】開度>0か否かがNoであればそれ以上閉出
力しない。
【0025】ステップ(35)にもどり、「少ない」場
合は不足の開度に相当する時間だけ開出力し(40)、
開出力している時間を加減算カウンタ19で算し、そ
の時間を全開時間ボリューム17の全開時間と比較する
(41)。
【0026】開度=全開時間(42)であればそれ以上開出
力はしない。。
【0027】図1に示した天窓開閉装置制御部は、図4
に正面図で示す装置本体(101) 内に組込まれ、図4は装
置内に内蔵される諸部分のためのスイッチ、つまみその
他を示す。図示の装置は天窓が2つ設けられた温室用の
4段変温タイプと呼称されるもので、早朝、昼間、転流
および夜間の時間帯のための変温開始時刻が設定され
る。各設定時刻は上記に記載の順に時刻が進むように設
定する。図4のものの他に、午前と午後の2段変温にな
った装置もあり、2段変温では、午前→午後は昼の12:0
0 に、午後→午前の変温は夜の0:00に切替える。
【0028】図4において、70a と70b はそれぞれ天窓
1と天窓2の表示部分を現わし、71は表示部、72は全開
時間ボリューム17のためのつまみ、73は時計・温度を示
す文字表示器、74a と74b はそれぞれ天窓1と天窓2の
全開時間セットスイッチ、75a と75bはそれぞれ時と分
のセットスイッチ、76a ・・・76d は早朝・昼間・転流
・夜間ランプ、77は開動作時に点灯する開ランプ、78は
閉動作時に点灯する閉ランプ、79a と79b はそれぞれ天
窓1と天窓2の開度(%)計(バーグラフ)、80はセン
サ異常時に点灯するセンサランプ、81は4段変温時間帯
時刻設定部で、81a ・・・81d は早朝・昼間・転流・夜
間時刻を表し、82a と82b はそれぞれ天窓1と2の早朝
開温度、83a と83b はそれぞれ天窓1と2の昼間開温
度、84a と84bはそれぞれ天窓1と2の転流開温度、85
a と85bはそれぞれ天窓1と2の夜間開温度、86a と86
b はそれぞれ天窓1と2の感度(%)設定(図2)、87
a と87bはそれぞれ天窓1と2のリミット開度(%)、
88a と88bはそれぞれ系統Aの天窓1と2の(自動−停
止−手動)スイッチ、89a と89b はそれぞれ系統Aの天
窓1と2の( 開−停止−閉)スイッチ、90a と90bはそ
れぞれ系統Bの天窓1と2の(連動−停止−単独)スイ
ッチ、91a と91b はそれぞれ系統Bの天窓1と2の(開
−停止−閉)スイッチ、92は雨感知器動作時に点灯する
雨ランプ、93は風感知器動作時に点灯する風ランプ、94
は表示切替スイッチ、95はヒューズで、系統Aは常時自
動運転する動力部に接続し、系統Bは常時手動運転で自
動は系統Aとともに運転する場合のみの動力部に接続す
る。
【0029】全閉−全開時間のセットについて説明する
と、本発明実施例は試運転において全開に必要な時間を
あらかじめセットする必要がある。以下その手順を説明
するが、天窓1、2とも同様に行う。 (1)操作スイッチの(自動−停止−手動)スイッチ8
8aを手動に、右隣の(開−停止−閉)スイッチ91a
を閉にする。この時、閉ランプ78が点灯し、天窓は閉
まり、全閉の位置で止まり、閉リミットが働く。天窓は
一度全閉にし、また、バーグラフ79aの表示が0%表
示になっていることを確認して数秒待つ。 (2) (開−停止−閉)スイッチ91aを停止にす
る。 (3)表示部左側の天窓1全開時間セットスイッチ74
aを押し、セットモードにする。 (4)セットスイッチ74aをもう一度押すとセットモ
ードが解除される。また、天窓1、2のセットスイッチ
を同時に押しても天窓1、2が同時にセットできる。 (5) (自動−停止−手動)スイッチ88aを手動か
ら停止または自動に変えるとセットモードは解除される
ので注意する。 (6)この時天窓1、2それぞれの天窓開度を表すバー
グラフ(開度計)74aの0〜100%すべてが点滅す
る。 (7) (開−停止−閉)スイッチを開にする。ここで
全閉→全開時間の計測が開始する。 (8)このとき開ランプ77が点灯し、天窓が開き始め
る。 (9)天窓が全開になったことを目視で確認し、すぐ
(開−停止−閉)スイッチ91aを停止する。これで全
閉→全開時間の計測が終了する。 (10)計測終了後、天窓1、2のバーグラフ79a、
申央2つのランプのうちどちらか一方が点灯し、もう一
方が点滅する。 (11)バーグラフ左の全開時間設定ボリューム72の
セットを行う。それにはドラィバーを使用する。 (12)右側のランプが点滅している時は全開時間設定
ボリューム72を右側に回す。 (13)左のランプが点滅している時は全開時間設定
リューム72を左側に回す。 (14)ボリュームを回していき、左右両方のランプが
共に点灯する所までボリュームを回す。 (15)約3秒後にバーグラフ全部が点灯し、全開表示
になる。 (16) この時、(自動−停止−手動)スイッチ88
aを自動にすると全開状態から自動運転が始まる。 (17) これで天窓1の全開時間セットは終わる。 (18)次に天窓2についても(1)〜(17)まで同
様に行う。 (19)以上で、天窓1、2とも自動運転、手動運転が
行える状態になる。
【0030】図4の装置本体の外形は図5に示され、同
図において(A)は正面図、(B)は側面図、(C)は
底面図で、図中、101 は装置本体、102 は扉、103 は配
線出口、104 は表示部取付具、105 は制御盤取付用止め
孔である。装置本体101 の高さHは345mm 、幅Wは245m
m 、奥行きDは112mm に設定した。
【0031】図6は図4の装置本体101 の表示部、各種
スイッチ、つまみなどおよび天窓1と2ならびに動力部
に接続される電気結線図で、図1〜図5までに示した部
分と同じ部分は同一符号で表わし、図中、111 はトラン
ス、112aと112bはバリスタ、113 は基板、114 は電源ス
イッチ、115aと115bおよび116aと116bはそれぞれ基板11
3 内に配置された開リレーと閉リレー、117 は電源用端
子台で、基板113 には図1に示した温度差回路13、演算
部16、出力部18および加減算カウンタ19の回路が組込ま
れている。
【0032】電源用端子台117 において、THは室温セ
ンサ12、R1とR2は雨感知器、W1とW2は風感知
器、LOとLSはそれぞれ系統Aの開信号と閉信号、M
LOとMLSはそれぞれ系統Bの開信号と閉信号、Sと
Rはそれぞれ三相電源のS相とR相の接続用端子台を示
し、それぞれ破線で示す如くに接続される。
【0033】
【発明の効果】以上述べてきたように、現在までは天窓
動力部と制御部を配線し、ポテンシヨメータの調整が必
要であったので熟練した者による工事が要求されていた
が、本発明によると天窓の全閉から全開までに要する時
間の計測により天窓の開度を検出することができ、調整
がより簡単になされ、また配線関係の工事費用を節約す
ることができるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる天窓開閉装置制御部のブロック
図である。
【図2】温度上昇と天窓開度との関係(感度)を示す線
図である。
【図3】本発明の方法の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明装置の正面部分の詳細を示す図である。
【図5】本発明装置の外形を示す図で、同図(A)、
(B)、(C)はそれぞれ正面図、側面図、底面図であ
る。
【図6】本発明装置のための電気結線図である。
【図7】本出願人が開発した天窓開閉制御部のブロック
図である。
【図8】図7の制御部に接続される動力部の内部結線図
である。
【図9】出願人が開発した温室の換気窓制御装置の図で
ある。
【符号の説明】
1 施設園芸用温室 2 換気窓(天窓) 3 電動機 4 制御器 5 サーミスタ 6 ポテンシヨメータ 7 接点 10 天窓開閉装置装置制御部 11 温室 12 室温センサ( サーミスタ) 13 温度差回路 14 開温度ボリューム 15 感度ボリューム 16 演算部 17 全開時間ボリューム 18 出力部 19 加減算カウンタ 20 天窓動力部 21 開駆動部 22 閉駆動部 51 開信号入力端子 52 閉信号入力端子 53、54 インタロック接点 55 マグネットスイッチ(開) 56 マグネットスイッチ(閉) 57 リミットスイッチ(開) 58 リミットスイッチ(閉) 59 オーバーリミットスイッチ 60 熱動過電流継電器 61 開スイッチ 62 閉スイッチ 63、64 サーマル 65 モータ 66 可変抵抗 70a 天窓1 70b 天窓2 71 表示部 72 全開時間ボリュームのためのつまみ 73 時計・温度を示す文字表示器 74a 天窓1の全開時間セットスイッチ 74b 天窓2の全開時間セットスイッチ 75a 時のセットスイッチ 75b 分のセットスイッチ 76a 早朝ランプ 76b 昼間ランプ 76c 転流ランプ 76d 夜間ランプ 77 開ランプ 78 閉ランプ 79a 天窓1の開度計 79b 天窓2の開度計 80 センサランプ 81 4段変温時間帯時刻設定部 82a 天窓1の早朝開温度 82b 天窓2の早朝開温度 83a 天窓1の昼間開温度 83b 天窓2の昼間開温度 84a 天窓1の転流開温度 84b 天窓2の転流開温度 85a 天窓1の夜間開温度 85b 天窓2の夜間開温度 86a 天窓1の感度(%) 設定 86b 天窓2の感度(%)設定 87a 天窓1のリミット開度(%) 87b 天窓2のリミット開度(%) 88a 系統Aの天窓1の(自動ー停止ー手動)スイッチ 88b 系統Aの天窓2の(自動ー停止ー手動)スイッチ 89a 系統Aの天窓1の(開ー停止ー閉)スイッチ 89b 系統Aの天窓2の(開ー停止ー閉)スイッチ 90a 系統Bの天窓1の(連動ー停止ー単独)スイッチ 90b 系統Bの天窓2の(連動ー停止ー単独)スイッチ 91a 系統Bの天窓1の(開ー停止ー閉)スイッチ 91b 系統Bの天窓2の(開ー停止ー閉)スイッチ 92 雨ランプ 93 風ランプ 94 表示切替スイッチ 95 ヒューズ 101 装置本体 102 扉 103 配線取出口 104 表示部取付具 105 制御盤取付用止め孔 111 トランス 112a、112b バリスタ 113 基板 114 電源スイッチ 115a、115b 開リレー 116a、116b 閉リレー 117 電源用端子台 TH 室温センサ接続用端子台 R1、R2 雨感知器接続用端子台 W1、W2 風感知器接続用端子台 LO 系統Aの開信号接続用端子台 LS 系統Aの閉信号接続用端子台 MLO 系統Bの開信号接続用端子台 MLS 系統Bの閉信号接続用端子台 P1、P2、P3 出力端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温センサー(12)が検知した温室
    (11)内の室温、開温度ボリューム(14)から天窓
    を開く開温度および感度ボリューム(15)から季節に
    合わせた天窓の開閉度を指示する感度が入力され、これ
    らの信号に基づき天窓を何パーセント(%)開くかの天
    窓開度を決定しそれを演算部(16)へ出力する温度差
    回路(13)と、 該天窓開度、天窓を全閉から全開までに要する全開時間
    が全開時間ボリューム(17)から、また出力部(1
    8)の出す開信号または閉信号にそれぞれ基づく+側カ
    ウントまたは−側カウントをなして確認する現在開度が
    加減算カウンター(19)から入力され、該天窓開度、
    該全開時間および該現在開度を比較して開または閉の信
    号を出力部(18)へ送る演算部(16)とを具備して
    成る 施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部。
  2. 【請求項2】 施設園芸用温室(11)の天窓の該全開
    時間は全開時間ボリューム(17)に記憶されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の施設園芸用温室の天窓開
    閉装置制御部。
  3. 【請求項3】 施設園芸用温室の天窓開閉装置の運転に
    おいて、 室温センサー(12)からそれが検知した温室(11)
    内の室温、開温度ボリューム(14)から天窓を開く開
    温度および感度ボリューム(15)から季節に合わせた
    天窓の開閉度を指示する感度を温度差回路(13)に入
    力し、 温度差回路(13)内で上記に基づいて天窓を何%開く
    かの天窓開度を決定し、 該天窓開度、全開時間ボリューム(17)に入力した天
    窓を全閉から全開するまでに要する全開時間および加減
    算カウンター(19)が出力部(18)の出す開信号ま
    たは閉信号にそれぞれ基づく+側カウントまたは−側カ
    ウントをなして確認する現在開度を演算部(16)に入
    力し、 演算部(16)は該天窓開度、全開時間および現在開度
    を比較し開または閉の信号を出力部(18)へ送ること
    を特徴とする施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部の運
    転方法。
  4. 【請求項4】 施設園芸用温室の室温を検出する手順、 該室温から開温度を減じた温度差を求める手順、 前記温度差から開度を感度の値を基準にして選ぶ手順、 加減算カウンタの値をみて現在の開度が温度差から感度
    の値を基準にして選んだ開度に比較して多いか少ないか
    を検出する手順、および 多いという結果が得られたときは余りの開度に相当する
    時間だけ閉出力し、閉出力している時間を加減算カウン
    タ(19)で減算し、次いで開度が0より大か否かを検
    出し、Noであればそれ以上閉出力をせず、 現在開度が求めた開度に比較して少ないときは不足の開
    度に相当する時間だけ開出力をなし、開出力している時
    間を加減算カウンタ(19)で加算し、その時間を全開
    時間ボリューム(17)の全開時間と比較し、開度が全
    開時間に等しいときはさらに開出力をしないことを特徴
    とする施設園芸用温室の天窓開閉装置制御部の運転方
    法。
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