JP2571364B2 - 磁束ゲ−ト・センサ装置 - Google Patents

磁束ゲ−ト・センサ装置

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JP2571364B2 JP60505435A JP50543585A JP2571364B2 JP 2571364 B2 JP2571364 B2 JP 2571364B2 JP 60505435 A JP60505435 A JP 60505435A JP 50543585 A JP50543585 A JP 50543585A JP 2571364 B2 JP2571364 B2 JP 2571364B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般的には、磁束ゲート・センサに関し、
さらに詳しくは、磁束ゲート・コンパスに使用すること
を目的とした磁束ゲート・センサに関する。
背景技術 磁束ゲート・センサが、センサが設置されている外部
磁界の強さを測定する目的で使用される装置であること
は知られている。一般に、このセンサは、可飽和コア
と、このコアを飽和状態および非飽和状態に駆動する駆
動巻線と、1ないし2以上の検出(センス)巻線とで構
成されている。検出巻線を外部磁界に対して正しい向き
にすると、外部磁界の強さに比例する信号が得られるこ
とは知られている。
動作面では、磁束ゲート・センサのコアが飽和する
と、外部磁界からの磁束がコアを均等に通り抜ける。つ
まり、飽和状態のコアは磁気抵抗が大(透磁率はゼロに
近い)になるので、外部磁界からの磁束はコアに集中し
ない。他方、コアが非飽和のときは、コアは磁気抵抗が
小になり(透磁率は大)、コアが外部磁界からの磁束が
通る通路となり、その結果磁束がコアに集中するので、
コア集中磁束の大きさが変化することになる。
実用面では、コアに集中する外部磁界の磁束の上述の
変化を、検出(センス)巻線で検出している。外部磁界
が地球磁場であり、磁束ゲート・センサが互いに向きが
直交する2ないしそれ以上の検出巻線を備えているとき
は、検出巻線の出力からは、センサ、つまり、検出巻線
から見た地球磁場の相対方位に依存する信号が得られ
る。勿論、検出巻線が1つだけのセンサのときは、検出
巻線の相対的向きとセンサが置かれている磁場に依存す
る出力が得られる。しかし、検出巻線を複数使用すれ
ば、センサを動かさなくても、この方位を示す情報が得
られる。したがって、向きが互いに直交する複数の検出
巻線で磁束ゲート・センサを作れば、それを磁気コンパ
スとして使用することができる。
磁束ゲート・センサは様々な構成のものが知られてい
る。その1つとして、米国特許第4,277,751号明細書に
開示されている磁束ゲート・センサがあるが、このセン
サは、例えば、トロイド・コアのような可飽和コア、コ
アを飽和または非飽和に駆動する駆動巻線、および少な
くとも2個の検出巻線からなり、検出巻線はコアの対向
脚鉄に巻き付いている。
この公知センサによれば、その動作時に、コアが非飽
和状態にあるときは、外部磁界からの磁束が駆動巻線に
よってコア(例えば、トロイド・コア)に発生する磁束
と同方向になっている側の脚鉄では磁束集中が増加する
ことが知られている。逆に、外部磁界からの磁束が駆動
巻線によってコアに発生する磁束と反対向きになってい
る側の脚鉄では磁束集中が減少する。したがって、コア
が飽和状態および非飽和状態に駆動されるとき、脚鉄の
各々が飽和および非飽和になるまでの時間は外部磁界の
強さに比例する時間期間だけ変化することになる。検出
巻線の各々からは、それぞれの鉄脚が飽和および非飽和
するとき出力が得られるので、この時間間隔の測定を検
出巻線から行なえば、外部磁界の強さに比例する信号を
得ることができる。
米国特許第3,541,432号明細書に開示されている別の
公知磁束ゲート・センサでは、可飽和コアと、コアを飽
和および非飽和に駆動する駆動巻線と、検出巻線と、駆
動巻線の発振回路周波数の第2高調波を含有する検出巻
線出力を取り出すフィルタ回路と、第2高調波を同期復
調してセンサ設置場所の外部磁界の強さに比例する大き
さをもつ直流出力を得る回路とから構成されている。
後者の公知センサには重大な欠点がある。つまり、高
信頼の出力を検出巻線から得るためには、発振回路の周
期のかなりの部分、例えば、発振回路のパルス期間の20
〜50%の間、コアを飽和状態に保つ必要があり、また、
検出巻線に接続されたフィルタからの第2高調波が常に
ゼロVに近いことである。コアを所要期間飽和状態に保
つことは、それに要する消費電力が大になり、また、使
用するコアが比例的高価なものとなる。
上記公知センサのもう1つの問題は、検出巻線の出力
から第2高調波を取り出すためにフィルタの使用が必要
であることである。この種のフィルタは一般に高価であ
り、フィルタを所望周波数で動作状態に保つためには調
整が必要になる。
発明の開示 上記に述べた従来技術の問題点を解決するために、本
発明の主目的は、磁場の強さを測定するため、検出巻線
と、公知磁束ゲート・センサ装置で要求される時間のう
ちのわずかな期間だけ飽和させればよい可飽和コアとか
らなる磁束ゲート・センサを提供することにある。
本発明の別の目的は、上述の磁束ゲート・センサにお
いて、駆動巻線と、コアを飽和および非飽和に駆動する
発振回路とで構成され、コア飽和期間を、発振回路のパ
ルス周期の1%以下とした磁束ゲート・センサを提供す
ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の磁束ゲート・セ
ンサは、具体的には、可飽和コアと、駆動巻線と、コア
を飽和および非飽和状態に駆動するために駆動巻線に接
続された発振回路と、検出巻線と、出力端をもつフィル
タ回路と、コアが飽和および非飽和に駆動されるとき発
振回路で発生したパルスの入力を受けて、検出巻線から
の出力をゲートにかけてフィルタ回路に送り込むゲート
回路とから構成されている。
本発明のセンサは、上述の構成になっているので、外
部磁界に対して検出巻線を正しい向きにすれば、フィル
タ回路からは外部磁界の強さに比例した出力が得られ
る。また、互いに直交する向きの2ないし3個以上の検
出巻線をセンサに採用すれば、これらの検出巻線に接続
のフィルタの出力からは、センサを動かさなくてもセン
サを基準にした外部磁場の方位に比例する信号を得るこ
とができる。後者の場合には、磁場が地球磁場であれ
ば、センサを磁気コンパスとして使用できる。したがっ
て、地球磁場の相対方位とその強さをセンサで測定し、
地球磁場の強さの測定値をコンパスの較正に利用するこ
とができる。
可飽和コアと1ないし2以上の検出巻線からなる公知
磁束ゲート・センサと異なり、本発明のセンサには、従
来のセンサで必要な飽和時間のわずかでコアが飽和され
るので、消費電力が大幅に低減されるという利点があ
る。消費電力が少ないので、他の高価なコアよりも飽和
までに大量の電力を必要とする公知コア(例えば、フェ
ライト・コア)の使用が可能である。さらに、本発明の
センサには、フィルタなどの比較的安価な回路部品の使
用が可能であり、しかも、性能低下がほとんどなく、ま
た性能保持のために定期的に調整する必要がない、とい
う利点がある。
本発明の上記およびその他の目的、特徴および利点
は、以下に添付図面を参照して詳述する好適実施例から
明らかにされる通りである。
図面の簡単な説明 第1図は本発明による磁束ゲート・コンパスのブロッ
ク図である。
第2図は第1図の磁束ゲート・コンパスの詳細回路図
である。
第3A図〜第3E図は第2図の磁束ゲート・コンパスの動
作時に任意の接続点に現れる信号の波形図である。
発明を実施するための最良の形態 第1図は本発明に係る磁束ゲート・センサ装置1の全
体構成をブロック図で示したものである。第1図におい
て、センサ装置1には、2並列線で示した可飽和磁気コ
ア2と駆動巻線3とが設けられている。図中駆動巻線3
の上部と下部は、それぞれ対のライン5と6によって発
振回路4の出力に接続されている。発振回路はさらにラ
イン8によってパルス整形回路7に接続され、パルス整
形回路7の出力側はライン10によってゲート回路9に接
続されている。
ゲート回路9にはXゲート11とYゲート12があり、X
ゲート11の入力端はライン16を通してXセンス巻線15に
接続され、Yゲート12の入力端はライン18を通してYセ
ンス巻線17に接続されている。Xゲート11の出力端はラ
イン21を介してXフィルタ20の入力端に接続され、Xフ
ィルタ20の出力は出力線22から取り出される。他方、Y
ゲート12の出力端はライン24でYフィルタ23に結ばれ、
Yフィルタ23の出力は出力線25から取り出される。
第2図は上述したセンサ装置1の回路機能のほかに、
センサ装置1を正電位電源(例えば、11.5V)に接続す
るライン30と、センサ装置1を基準電位(例えば、アー
ス)に接続するライン31とが設けられたセンサ装置1の
構成図である。ライン30は抵抗R1の一端側とコンデンサ
C1の一端側に接続されている。抵抗R1の他端側は抵抗R2
とコンデンサC2の一端側に接続され、コンデンサC1の他
端側はライン31に接続されている。抵抗R2はその他端側
が対のトランジスタQ2とQ4のエミッタに接続されると共
に、コンデンサC3の一端側に接続されている。コンデン
サC2の他端側はライン31に接続されている。前記トラン
ジスタQ2とQ4のコレクタは対のトランジスタQ1とQ3のコ
レクタに接続され、トランジスタQ1とQ3のエミッタはラ
イン31に接続されている。Q1のベースは抵抗R3を通し
て、Q2のベースは抵抗R4を通して駆動巻線3に接続さ
れ、さらにライン6によってQ3とQ4のコレクタと結ばれ
ている。トランジスタQ3のベースは抵抗R5を通して、ト
ランジスタQ4のベースは抵抗R6を通して駆動巻線3と結
ばれ、さらにライン5でQ1とQ2のコレクタと結ばれてい
る。
前記コンデンサC3は、その他端側が抵抗R12の一側、
ダイオードCR1のカソード側およびダイオードCR2のアノ
ード側に接続されている。さらに、抵抗R12とダイオー
ドCR1の他側はライン31でアースに接続されている。ま
た、ダイオードCR2の他側は抵抗R13を介してアースに接
続されており、さらに集積回路(IC)U1のピン13に接続
されている。
集積回路U1は、図示のように、ピン13、12、6および
5に接続された複数の制御電極と、ピン1、11、8およ
び4に接続されていて、それぞれがピン13、12、6およ
び5に接続の制御電極で制御される複数のスイッチ極
と、ピン2、10、9および3に接続された上記スイッチ
極と接触する複数のスイッチ接点とから構成されてい
る。ピン1、11、および14はライン31で正電位電源に結
ばれ、ピン7はライン31でアースに結ばれ、ピン2と12
は抵抗R14を通してアースに結ばれている。また、ピン1
0、6、および5は抵抗R15を通してアースに結ばれてい
る。
発振回路4の右側には、ライン30で正電位電源に結ば
れた抵抗R8が設けられており、この抵抗R8の他側は抵抗
R9と並列コンデンサC4を通してアースに結ばれると共
に、ライン40でXとY検出巻線15と17の各々の一端側に
接続されている。X検出巻線15と並列に抵抗R18が接続
され、Y検出巻線17と並列に抵抗R16が接続されてい
る。
Y検出巻線17の一端側に接続されたライン18は集積回
路U1のピン4に接続され、X検出巻線15に接続されたラ
イン16は集積回路U1のピン8に接続されている。ピン3
に接続されたU1の接点は抵抗R17を通して、ライン24で
演算増幅器U2の非反転入力端のピン3に結ばれている。
Y検出巻線17から出たライン40は抵抗R11を通して演算
増幅器U2の反転入力端のピン2に結ばれている。ライン
40と演算増幅器U2の非反転入力端のピン3間にはコンデ
ンサC6が接続されている。さらに、演算増幅器U2の反転
入力端のピン2は、コンデンサC5を通してその出力端の
ピン1に接続されると共に、対と抵抗R7と抵抗R10を介
して出力線25に接続されている。同様に、集積回路U1の
ピン9は抵抗R19を経て、Xフィルタ20内の演算増幅器U
3の非反転入力端のピン5に接続されている。X検出巻
線15から出たライン40は抵抗R20を通してフィルタ20内
の演算増幅器U3の反転入力端のピン6に接続されてい
る。ライン40と演算増幅器U3の非反転入力端のピン5間
にコンデンサC8が接続されている。さらに、ピン6はコ
ンデンサC7を通して演算増幅器U3の出力端に接続される
と共に、対の抵抗R21とR22を介して出力線22に接続され
ている。
本発明の代表的実施例において、上述した各種回路素
子または部品のパラメータ値を示すと、以下の通りであ
る。
R1 51Ω C1 .1 μF R2 51Ω C2 10. μF R3 3KΩ C3 470. pF R4 3KΩ C4 10. μF R5 3KΩ C5 .01 μF R6 3KΩ C6 .1 μF R7 100KΩ C7 .01 μF R8 10KΩ C8 .1 μF R9 3KΩ Q1 ZTX650 R10 390Ω Q2 ZTX750 R11 10KΩ Q3 ZTX650 R12 10KΩ Q4 ZTX750 R13 47KΩ CR1 1N4454 R14 10KΩ CR2 1N4454 R15 2KΩ U1 4066 R16 1KΩ U2 LM2904N R17 10KΩ U3 LM2904N R18 10KΩ 検出巻線100 巻、#40 R19 10KΩ 駆動巻線200 巻、#36 R21 390 Ω R22 100KΩ 第3図の波形A−Eは、時間と共に変化する電圧波形
図である。同図において、波形Aは抵抗R2およびトラン
ジスタQ2とQ4間の接続点Aに現れる電圧波形であり、波
形BはトランジスタQ3とQ4および駆動巻線3間を結ぶラ
イン6上の接続点Bに現れる電圧波形である。波形Cは
集積回路U1のピン5、6および10上の接続点Cに現れる
電圧波形であり、波形DはX検出巻線15と集積回路U1の
ピン8間を結ぶライン16上の接続点Dに現れる電圧波形
である。電圧波形EはY検出巻線17と集積回路U1のピン
4間を結ぶライン18上の接続点Eに現れるものである。
次に、上述したセンサ装置1の動作について説明す
る。可飽和コア2は、前述したように、従来のフェライ
ト・トロイド・コアの使用が可能であり、このコア2が
駆動巻線3によって駆動されて飽和状態になると、抵抗
R1、R2、トランジスタQ1とQ4および駆動巻線3に流れる
電流が急速に増加する。駆動巻線3と上記回路要素の電
流が急速に増加すると、接続点AとBに現れる電圧(電
位)は、第3図の電圧波形AとBに示すように、電流の
増加に応じて降下する。接続点Aではその電圧は供給電
源の+11.5Vからほぼ0Vまで降下し、接続点Bの電圧は
供給電源+11.5Vから0Vより若干低い電圧まで降下す
る。この電圧降下により、トランジスタQ1とQ4は非導通
状態になり、トランジスタQ2とQ3は導通状態になるの
で、コア2が駆動されて非飽和状態になる。コア2が非
飽和状態になると、接続点Aの電圧は供給電源+11.5V
より若干高い電圧まで上昇する。すると、集積回路U1の
ピン13にパルスが発生する。集積回路U1のピン13にパル
スが現れると、ピン1に接続された極が閉じるので、ピ
ン1とピン2が結ばれることになる。その結果、ピン2
に11・5Vの電圧が現れ、ピン12に結ばれた制御電極がピ
ン11に接続された極を閉じることになる。ピン11に接続
された極が閉じると、ほぼ2マイクロ秒のパルス幅(持
続時間)をもつ正パルスがピン10と、ゲート回路9中の
ピン5と6に接続された制御電極に印加される(第3図
の電圧波形C参照)。この2マイクロ秒パルスがピン5
と6に接続の制御電極に印加されると、ピン4と8に接
続された極が閉じることになる。極4と8が閉じると、
X検出巻線15とY検出巻線17は、それぞれ、Xフィルタ
20とYフィルタ23と結ばれることになる。
第1図と第2図の装置をもっと分かり易くするため
に、駆動巻線3と検出巻線15と17が相互に結ばれていな
いこと、コアが飽和および非飽和状態に駆動されると
き、検出巻線15が外部磁界に対して、検出巻線15に電圧
が誘起されない向きになっていること、検出巻線17だけ
が外部磁界を受けて電圧を発生すること、を想定して説
明することにする。その場合には、コアが飽和状態およ
び非飽和状態に駆動されるとき、接続点Dの電圧は0Vに
維持されるのに対し、接続点Eには正負の電圧パルスが
現れることになる(第3図の電圧波形DとE参照)。同
様に、接続点Aの波形の2番目のパルスと接続点Bの波
形の正向き後縁が示すように、コアが反対方向に飽和お
よび非飽和に駆動されると、接続点Dの電圧は0Vに維持
され、接続点Eには正向きと負向きの電圧パルスが現れ
ることになる。他方、駆動巻線と検出巻線が結ばれてい
る場合は、接続点Dには、位相が180度ずれた正向きと
負向きの電圧パルスが現れるので、接続点Eに現れる電
圧はそれに応じて変化することになる。
上述の説明から明らかなように、接続点Cに現れる制
御パルスにより、X検出巻線15と17は検出巻線17が接続
点Eに負向きのパルスを出している2マイクロ秒の期
間、それぞれフィルタ20と23に結ばれる。そのあと、こ
の信号はフィルタ23に入力され、フィルタ23はこの信号
にフィルタをかけて、検出巻線の出力の大きさに対応す
る大きさをもつ直流電圧をその出力端から出力する。
フィルタ20と23の出力端から得られる信号は、次の通
りである。
X=C+B cos D sin H Y=C+B cos D cos H ただし、 C=定数(1−4 V) H=向き(正弦巻線と地球磁場の縦方向放射間の角度) D=伏角(水平線と地球磁場間の角度) B=地球磁場の大きさに線形的に比例する定数 上記から明らかのように、上式においてH(向き)の
解が求まれば、向きが判断できるので、本発明の装置1
を磁気コンパスとして使用することができる。
本発明の実施例について以上説明してきたが、本実施
例は本発明の精神と範囲内において種々変更および改良
が可能であることは勿論である。したがって、添付図面
を参照して上述した実施例は本発明の特徴を説明するた
めに、単に1つの例として示したものであり、上述の実
施例に限定されるものでない。本発明の実施態様は特許
請求の範囲に記載されている通りである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−83909(JP,A) 実開 昭55−175882(JP,U) 米国特許4277751(US,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可飽和磁気コアと; 駆動巻線と; 検出巻線と; 前記駆動巻線と前記可飽和磁気コアを飽和させるための
    予め決められた電位を有する電源とに電気的に接続し、
    前記駆動巻線に接続する2つの反転増幅器を有する発振
    手段であって、 前記可飽和磁気コアが飽和したとき、前記駆動巻線との
    間の点の電位変化に応答して前記可飽和磁気コアを飽和
    状態から消勢する発振手段と; 前記予め決められた電位を有する電源と前記発振手段と
    の間に位置し、可飽和磁気コアが前記したように飽和状
    態から消勢される時、予め決められた所定の電位まで付
    勢される電位を有する接続点と; 該接続点に接続され、可飽和磁気コアが飽和状態から消
    勢される時、該接続点の電位に応答して、ゲートコント
    ロール信号を予め決められた期間供給する手段と; 前記検出巻線に接続し、前記ゲートコントロール信号に
    応答して、前記予め決められた期間検出巻線からの出力
    を供給するゲート手段と; を備えたことを特徴とする磁束ゲート・センサ装置。
  2. 【請求項2】前記発振手段が複数のトランジスタを備
    え、前記接続点が前記予め決められた電位の電源と前記
    複数のトランジスタの間に位置する請求項1に記載の磁
    束ゲート・センサ装置。
  3. 【請求項3】前記発振手段が、前記予め決められた電位
    の電源と複数のトランジスタに直列に接続された予め決
    められた複数の抵抗を有し、前記接続点が前記予め決め
    られた抵抗と前記トランジスタの間に位置する請求項2
    に記載の磁束ゲート・センサ装置。
  4. 【請求項4】前記ゲートコントロール信号を供給する手
    段が、前記予め決められた期間を有するパルスを供給す
    るための手段を備えた請求項1又は2又は3に記載の磁
    束ゲート・センサ装置。
  5. 【請求項5】前記ゲートコントロール信号を供給する手
    段が、前記コアが飽和状態から消勢される時前記駆動巻
    線内の電流値の変化に応答してコントロール信号を供給
    するための手段を備えた請求項1又は2又は3又は4に
    記載の磁束ゲート・センサ装置。
  6. 【請求項6】可飽和磁気コアと; 駆動巻線と; 検出巻線と; 前記駆動巻線と前記可飽和磁気コアを飽和させるための
    予め決められた電位を有する電源とに電気的に接続し、
    前記駆動巻線に接続する2つの反転増幅器を有する発振
    手段であって、 前記可飽和磁気コアが飽和したとき、前記駆動巻線との
    間の点の電位変化に応答して前記可飽和磁気コアを飽和
    状態から消勢する発振手段と; 前記予め決められた電位を有する電源と前記発振手段と
    の間に位置し、可飽和磁気コアが前記したように飽和状
    態から消勢される時、予め決められた所定の電位まで付
    勢される電位を有する接続点と; 該接続点に接続され、可飽和磁気コアが飽和状態から消
    勢される時、該接続点の電位に応答して、ゲートコント
    ロール信号を予め決められた期間供給する手段と; 前記検出巻線に接続し、前記ゲートコントロール信号に
    応答して、前記予め決められた期間検出巻線からの出力
    を供給するゲート手段と; フィルタ手段と;を備え、 前記ゲート手段が、前記出力を前記予め決められた期間
    の間前記フィルタ手段へと通過させる手段を備えた、 ことを特徴とする磁束ゲート・センサ装置。
  7. 【請求項7】前記予め決められた期間が約2μ秒である
    請求項6に記載の磁束ゲート・センサ装置。
  8. 【請求項8】前記フィルタ手段が、地球磁場内に置かれ
    た時、前記ゲート手段の出力に応答して、地球磁場に相
    当する直流信号を供給する手段を備えた請求項6又は7
    に記載の磁束ゲート・センサ装置。
JP60505435A 1984-11-28 1985-11-22 磁束ゲ−ト・センサ装置 Expired - Fee Related JP2571364B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/675,827 US4646015A (en) 1984-11-28 1984-11-28 Flux gate sensor with improved sense winding gating
US675827 1984-11-28

Publications (2)

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