JPH0450502Y2 - - Google Patents

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JPH0450502Y2
JPH0450502Y2 JP8331483U JP8331483U JPH0450502Y2 JP H0450502 Y2 JPH0450502 Y2 JP H0450502Y2 JP 8331483 U JP8331483 U JP 8331483U JP 8331483 U JP8331483 U JP 8331483U JP H0450502 Y2 JPH0450502 Y2 JP H0450502Y2
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electrode
sampling
power supply
signal
conductive conduit
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は電磁流量計に関し、特に管路に絶縁性
のライニング材を有しないライニングレス電磁流
量計に使用して有用な考案に関する。
<従来技術> 電磁流量計は一般に流量に対応して導管内に発
生した信号電圧が導電性の導管で短絡されるのを
防ぐために導管の内面を絶縁性のライニング材で
ライニングしている。しかし、最近はライニング
材の変形による事故等を防止するためライニング
のない電磁流量計が提案されている。かかる従来
の電磁流量計の実施例を第1図に示す。導電性管
路1に被測定流体2が満され、この導電性管路を
横断して磁界Bが印加されている。被測定流体2
が流れると測定電極3a,3bに信号電圧が発生
する。信号電圧は増幅器4a,4bの非反転入力
端に与えられて増幅され、その出力端5a,5b
に現われた電圧により測定電極3a,3bの近傍
の導電性管路1に固定された給電電極6a,6b
を介して接地電極Gに電流を流し、導電性管路1
に電位分布を形成する。この様にして形成された
電位分布の測定電極近傍の電位は測定電極3a,
3bと給電電極6a,6bとの間の導電性間路1
に固定された管電位電極7a,7bで検出されて
増幅器4a,4bの反転入力端に帰還され平衡し
た状態で安定する。磁界Bが矩形波状の波形の場
合には、それによつて増幅器4a,4bの出力端
5a,5bに現われた信号電圧の波形は矩形波状
をなす。
しかし、一般に矩形波状の磁界を得るために流
す励磁電流の切換時に信号電圧の数倍の大きさの
直角位相雑音が発生するので、これが前記の信号
電圧に重畳した波形が増幅器4a,4bの出力端
に現われる。
従つて、給電電極に流す帰還電流は前記の直角
位相雑音に起因する大電流となる。一般に増幅器
4a,4bは直角位相雑音に起因するこの様な大
電流をも供給出来るほどの容量を持つていないの
で飽和状態で使用することになる。しかし、増幅
器が飽和状態から通常状態に復帰するまでの動作
が不安定となつたり、条件によつては信号電圧を
サンプリングする期間にまで及ぶことがあり信頼
性の低下を招く。
次に増幅器4aの内部構成を第2図に示す(増
幅器4bの構成も全く同じ)。増幅器4aは前置
増幅器Q1a,出力トランジスタQ2aおよびQ3aより
構成されている。前置増幅器Q1aの非反転入力端
は測定電極3aに接続され、反転入力端は管電位
電極7aに接続されており、その各出力端は出力
トランジスタQ2aおよびQ3aのベースに接続され
ている。出力トランジスタQ2aのコレクタは正電
源+VCに接続されエミツタは出力トランジスタ
Q3aのコレクタに接続されると同時に増幅器4a
の出力端にも接続されている。出力トランジスタ
Q3aのエミツタは負電源−VCに接続され、出力ト
ランジスタQ2aと共にコンプリメンタリ構成とな
つている。増幅器4aの出力端5aは第1図にも
示すように給電電極6aに接続され、導電性管路
1を介して接地端子Gに接続されている。
増幅器4aの出力端の出力電圧つまり給電電極
6aの電圧をV6a、給電電極と接地端子Gとの間
の管抵抗をRwとすると、通常の導電性管路では Rw≒0.1mΩ の程度であり、出力電圧V6aは測定電極3aの信
号電圧にほぼ等しく、流量にも依存するが通常の
使用状態では、 V6a≒0.1mV ……(1) の程度である。このとき導電性管路1で消費され
る電力Pwは増幅器4aの出力電流をIとすれば、 Pw=V2 6a/Rw=0.1mW ……(2) I=V6a/Rw=1A ……(3) となる。一方出力トランジスタQ2aはコレクタ・
エミツタ間に最低数ボルトの電源電圧(Vc=5
ボルトとする)を印加する必要があるので、出力
トランジスタQ2aの消費電力Pcは出力トランジス
タQ3aのアイドル電流をIiとすれば次の様になる。
Pc=(Vc−V6a)×(I+Ii) VcI(但し、Vc》V6a,I≫Ii) =5×i=5W ……(4) V6aが負のときは、逆に出力トランジスタQ3a
で電力が消費されるから、結局増幅器4aの内部
で前記のPcの電力を消費していることになる。し
たがつて増幅器4aの内部で消費されている電力
Pcと導電性管路1で消費されている電力Pwとの
比は Pc/Pw=5W /0.1nW=50000 ……(5) となり、導電性管路1に電位分布を形成するに必
要な電力に対して50000倍もの電力を増幅器4a
の内部で消費していることになる。
これは、エネルギーの資源の浪費であり、増幅
器4a(4b)でのコストの上昇、特にその放熱
に要するコストの上昇を招くことになる。
<本考案の目的> 本考案は、前記の従来技術に鑑み、信号電圧の
サンプリング期間およびその近傍の期間にのみ給
電電極に電流を供給するようにして信号電圧の検
出精度の向上と省電力化を図ることを目的とす
る。
<本考案の構成> 本考案は、被測定流体を流すための導電性管路
と、この導電性管路に矩形波状の磁界を印加する
ための磁界発生手段と、前記被測定流体中に発生
する信号電圧を取り出すための測定電極と、前記
測定電極の近傍の前記導電性管路に固定された給
電電極と、前記測定電極と前記給電電極との間の
前記導電性管路に固定されこの位置の前記導電性
管路の電位を検出する管電位電極と、前記測定電
極と前記管電位電極とにより夫々検出された電圧
を受けて両電圧の差が零となるように前記給電電
極に所定の電流を給電する出力を出す増幅器と、
前記給電電極へ給電する電流を開閉するスイツチ
手段と、前記増幅器の出力に関連した信号がほぼ
定常値になる期間で前記信号をサンプリングする
サンプリング手段と、前記サンプリング手段のサ
ンプリング出力を演算して流量に比例した出力を
出す演算手段と、前記信号をサンプリングするサ
ンプリング期間およびこの近傍のみで前記給電電
極に所定の電流を給電するスイツチ信号を発生す
るタイミング手段とを具備することを特徴とする
ものである。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお、第1図および第2図に記載された
構成と同一の機能を有する構成部分には同一符号
を付し、重複する説明は省略する。
第3図は本考案の第1の実施例を示す構成図で
ある。測定電極3a,3bと増幅器8a8bの非
反転入力端及び管電位電極7a,7bと増幅器8
a,8bの反転入力端とはそれぞれ接続されてい
る。増幅器8a,8bの出力端はスイツチSWa
SWbの一端と接続されている。スイツチSWa
SWbの他端は増幅器9a,9bの入力端と抵抗器
Ra,Rbの一端に接続されている。抵抗器Ra,
Rbの他端は共通電位点Cに接続されている。増
幅器9a,9bの出力端は給電電極6a,6bと
接続され、導電性管路1に電流を供給する。増幅
器8aと8bの出力端は差動増幅器10の非反転
入力端および反転入力端にそれぞれ接続されてい
る。差動増幅器10の出力端はサンプリング回路
11と接続されており、サンプリング回路11は
測定電極3aと3b間の電圧をサンプリングす
る。サンプリング出力は演算手段12で演算され
流量に比例した出力13とされる。14は励磁コ
イル15に矩形波状の励磁電流Ifを供給する励磁
電流供給回路である。この励磁電流供給回路14
はタイミング信号発生回路16からの励磁タイミ
ング信号S1により電流を切換えて励磁コイル15
に低周波の矩形波状の励磁電流Ifを流がす。タイ
ミング信号発生回路16はまた測定電極3aと測
定電極3b間に発生した信号電圧をサンプリング
するためのサンプリング信号S2を発生する。更
に、給電電極6a,6bへの電流を開閉するスイ
ツチSWa,SWbの開閉のタイミングを決めるスイ
ツチ信号S3を発生する。
以上のように構成された電磁流量計の動作につ
いて第4図のタイミングチヤートを用いて説明す
る。タイミング信号発生回路16により第4図a
に示すタイミング信号S1が励磁電流供給回路14
に与えられると、励磁コイル15に第4図bに示
す矩形波状の励磁電流Ifが供給される。この励磁
電流Ifと同じ波形の磁界Bが導電性管路1に印加
されると測定電極3a,3b間には第4図cに示
す波形の直角位相雑音が発生する。これは測定電
極3a,3b間に矩形波状の磁界を微分した電圧
が発生するためで、通常信号電圧の大きさに比べ
て数倍の大きさに及ぶ。第4図dは信号電圧の波
形を示すが、直角位相雑音を含まない波形であ
る。第4図eは信号電圧に直角位相雑音が重畳し
た波形を示す。信号電圧は第4図fのサンプリン
グ信号S2によりサンプリングされる。波形eにお
ける電圧が定常状態になつた時点でサンプリング
されるので大きな直角位相雑音による誤差は含ま
れない。スイツチSWa,SWbは信号のサンプリン
グ時点より第4図gに示す如く少し早い時点でオ
ンとして導電性管路1に流体中に生じた電位分布
と同じ電位分布を形成させ信号のサンプリングに
備える。そのスイツチSWa,SWbをオンにすると
第4図hに示すごとき帰還電流が励磁電流Ifの極
性に対応して給電電極に供給される。スイツチ
SWa,SWbがオフのときは増幅器9a,9bの入
力端は抵抗Ra,Rbで共通電位点Cに短絡され給
電電極には帰還電流は供給されない。
第3図の実施例では、給電電極6a,6bへの
電流を断続するのに増幅器8aと増幅器9aとの
間に介在させたスイツチSWa,SWbをスイツチ信
号S3により実行する構成を示した。第5図は第1
図における増幅器4a,4bにスイツチ機能を付
加した第2の実施例を示す。給電電極6a,6b
に電流を供給する増幅器17a,17bは出力ト
ランジスタQ2aのベースにはトランジスタQ4a
コレクタが、出力トランジスタQ3aのエミツタに
はトランジスタQ4aのエミツタがそれぞれ接続さ
れ、トランジスタQ4aのベースにはインバータ
Q5aの出力端が接続される構成が付加されてい
る。スイツチ信号S3をインバータQ5a,Q5bの入
力端18a,18bに与え出力トランジスタ
Q2a,Q2bのベース電流を流したりしや断したり
して、増幅器17a,17bの出力電流のオン・
オフを制御する。また、スイツチ信号S3により出
力トランジスタの電源±Vcをゼロにする構成と
しても給電電極への電流を制御できる。
なお、以上の構成では測定電極と給電電極との
間の導電性管路に管電位電極を設ける構成とした
が、給電電極を管電位電極で兼用しても本考案の
目的は達成される。また差動増幅器10の入力端
子を測定電極3a,3b又は管電位電極7a,7
bに接続しても本考案の目的は達成される。
<考案の効果> 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、大きな電圧である直角位相雑
音を増幅して大電流を導電性管路に流す必要がな
いので、大容量の増幅器が不必要となり、また小
形化も可能である。大きな直角位相雑音による
増幅器の飽和を避け得るので、精度および信頼性
の向上が期待できる。流量信号をサンプリング
している期間は導電性管路に電流が供給されてい
るため正しい信号を測定し、信号をサンプリング
していない期間は導電性管路に電流が流れないの
で、正しい流量信号を測定しながら増幅器の消費
電力を大巾に節約でき省電力の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のライニングレス電磁流量計の実
施例、第2図は従来の増幅器の内部構成と電流の
供給状況を示す説明図、第3図は本考案の第1の
実施例を示す構成図、第4図は第3図の実施例の
動作を示すタイミングチヤート、第5図は本考案
の第2の実施例を示す構成図である。 1……導電性管路、3a,3b……測定電極、
6a,6b……給電電極、7a,7b……管電位
電極、8a,8b,9a,9b,17a,17b
……増幅器、11……サンプリング回路、12…
…演算手段、16……タイミング信号発生回路、
SWa,SWb……スイツチ、S1……励磁タイミング
信号、S2……サンプリング信号、S3……スイツチ
信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定流体を流すための導電性管路と、前記導
    電性管路に矩形波状の磁界を印加するための磁界
    発生手段と、前記被測定流体中に発生する信号電
    圧を取り出すための測定電極と、前記測定電極の
    近傍の前記導電性管路に固定された給電電極と、
    前記測定電極と前記給電電極との間の前記導電性
    管路に固定されこの位置の前記導電性管路の電位
    を検出する管電位電極と、前記測定電極と前記管
    電位電極とにより夫々検出された電圧を受けて両
    電圧の差が零となるように前記給電電極に所定の
    電流を給電する出力を出す増幅器と、前記給電電
    極へ給電する電流を開閉するスイツチ手段と、前
    記増幅器の出力に関連した信号がほぼ定常値にな
    る期間で前記信号をサンプリングするサンプリン
    グ手段と、前記サンプリング手段のサンプリング
    出力を演算して流量に比例した出力を出す演算手
    段と、前記信号をサンプリングするサンプリング
    期間およびこの近傍のみで前記給電電極に所定の
    電流を給電するスイツチ信号を発生するタイミン
    グ手段とを具備する電磁流量計。
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