JP2571288Y2 - 溶接ロボット - Google Patents

溶接ロボット

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JP2571288Y2
JP2571288Y2 JP2472992U JP2472992U JP2571288Y2 JP 2571288 Y2 JP2571288 Y2 JP 2571288Y2 JP 2472992 U JP2472992 U JP 2472992U JP 2472992 U JP2472992 U JP 2472992U JP 2571288 Y2 JP2571288 Y2 JP 2571288Y2
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arm
transformer
welding
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kickless cable
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泰史 清板
敏秋 水川
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溶接ロボットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の製造ラインにおける溶接作業等
の環境の悪い工程は、自動化が進み多数のロボットが使
用されて作業条件の向上が図られてきている。例えば、
車体の骨格を形成する工法で上部を溶接する場合、図1
に示すように架台1に複雑な動きが可能な6座標軸関節
ロボット2を配設し、旋回台3に支持された支柱4の先
端に吊下げられたアーム5の先端の手首6に溶接ガン7
を装着し、旋回台3の後部に配設されたトランス8から
キックレスケーブル9を介して所定の溶接電流を供給す
るようにしている。キックレスケーブル9は、溶接ガン
7の動きに追従し得るように中継ブースバー10を用い
てを2本継ぎとし、旋回台3、アーム5等の箇所で係止
金具11、12等により係止されて振れ止めされてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶接ロボットは、アーム5の動きに伴いキックレス
ケーブル9の特定箇所の曲がり、この曲がりの箇所にお
いて老朽化が進み、寿命が短いという問題がある。更
に、溶接ガン7とトランス8とを接続するキックレスケ
ーブル9が2本継ぎで長いために抵抗が大きく電流損失
が大きく、溶接電流が低下するという問題もある。
【0004】本考案は上述の点に鑑みてなされたもの
で、キックレスケーブルの老朽化を低減すると共に電流
損失を少なくするようにした溶接ロボットを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、架台に配設された旋回台から略水平
に延びた支柱にアームが吊下げられ、当該アームの先端
に取り付けられた手首に溶接ガンが装着され、前記旋回
台に配設されたトランスと前記溶接ガンとがキックレス
ケーブルにより接続された溶接ロボットにおいて、前記
旋回台上に前記アーム寄りに配設されて前記トランスを
収納し、前部に前記支柱に沿って突き出たアームブラケ
ットが設けられたトランスブラケットと、各一端が前記
キックレスケーブルに接続固定され、各他端が前記アー
ムブラケットの先端に回動可能に軸支され前記キックレ
スケーブルを前記溶接ガンの動きに応じて首振り可能に
支持する一対の接続部材と、各一端が前記各接続部材に
各他端が前記トランスの接続端子に夫々接続された一対
の可撓性を有する接続部材とを備えた構造としたもので
ある。
【0006】
【作用】キックレスケーブルは、接続部材によりアーム
ブラケットに回動可能に軸支され、且つ可撓性を有する
接続部材によりトランスと接続されているために、溶接
ガンの3次元動作に応じて首を振り特定箇所の曲げが防
止されると共にトランスとの接続部分に加わる前記動作
に伴う荷重が吸収される。これによりキックレスケーブ
ルは、特定箇所の曲げに起因する老朽化が軽減される。
また、トランスが溶接ガンと近くなり、且つ接続部材を
介してキックレスケーブルと接続されるために当該キッ
クレスケーブルが短くなり、これに伴い電流損失が小さ
くなり、溶接電流の低下が防止される。
【0007】
【実施例】以下本考案の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。尚、図1と同一部材には同一符号を付してあ
る。図2及び図3において溶接ロボット2は、架台1に
配設され、旋回台3から支柱4が略水平に延び、その先
端にアーム5の基端が前後に回動可能に吊り下げられて
取り付けてあり、当該アーム5の先端には手首6が前後
左右に回動可能、更にひねり可能に取り付けてある。そ
して、この手首6の先端に溶接ガン7が装着されてい
る。
【0008】旋回台3上にはアーム5寄りにトランスブ
ラケット20が配設されており、当該トランスブラケッ
ト20にはトランス8が収納されている。これによりト
ランス8は、従来に比して溶接ガン7に近づいて配設さ
れている。トランスブラケット20の前端にはアームブ
ラケット21が設けられている。このアームブラケット
21は、上端に支柱4の上方に位置し、且つ当該支柱4
と同方向に略半分程度の長さに延びて設けられている。
このアームブラケット21は、絶縁部材により形成され
ている。
【0009】アームブラケット21の先端には左右両側
にブースバー22、23の各一端が上下に回動(首振
り)可能に且つ互いに電気的に絶縁されて軸支されてお
り、これらのブースバー22、23の各他端にはキック
レスケーブル9の各導体9a、9bの各一端が機械的及
び電気的に接続固定されている。また、当該キックレス
ケーブル9の各導体9a、9bの各他端は、溶接ガン7
の各電極端子7a、7bに接続されている。尚、導体9
aと9bとは互いに電気的に絶縁されている。そして、
これらのブースバー22、23の各略中央には夫々L型
のブースバー24、25の各一端が機械的及び電気的に
接続固定されている。これらのブースバー22〜25
は、導電性の良好な銅板により形成されている。
【0010】オンス銅板26、27は、各一側の接続端
子26a、27aが夫々L型のブースバー24、25の
各一端に夫々機械的及び電気的に接続固定されており、
各他側の接続端子26b、27bが夫々トランス8の各
接続端子8a、8bに接続固定されている。オンス銅板
26は、両側の接続端子26aと26bとが銅の細線に
より網状に形成された可撓性の接続部26cにより屈曲
可能に且つ長さに余裕をもって接続されており、屈曲自
在とされている。オンス銅板27もオンス銅板26と同
様に形成されている。
【0011】トランス8は、旋回台3上にアーム5に近
づいて配置され、更にキックレスケーブル9が上述のよ
うに接続部材24、25及び26、27を介してしてト
ランス8に接続されており、この結果、キックレスケー
ブル9は、図1に示す従来の長さに比して略半分程度と
短くなっている。尚、キックレスケーブル9は、適宜の
箇所をワイヤ(図示せず)により吊り下げられて支持さ
れている。
【0012】以下に作用を説明する。溶接ロボット2
は、ワークの溶接箇所に応じて制御装置(図示せず)に
よりアーム5、手首6が駆動され、溶接ガン7が3次元
動作される。そして、キックレスケーブル9は、溶接ガ
ン7の3次元動作による荷重を受ける。しかしながら、
キックレスケーブル9は、上端がアームブラケット21
に回動(首振り)可能に支持されているために溶接ガン
7の3次元動作に伴い適当に首振りをして前記荷重を吸
収する。この結果、キックレスケーブル9は、特定箇所
の曲がりが防止され、曲がりに起因する老朽化が軽減さ
れる。
【0013】また、当該キックレスケーブル9は、オン
ス銅板26、27を介してトランス8に接続されてお
り、従って、前記首振り動作による荷重がこれらの接続
部分に加わることが防止される。トランス8は、溶接時
に溶接ガン7に所定の溶接電流を供給する。キックレス
ケーブル9は、従来に比して短く、従って、抵抗が小さ
く、これに伴い溶接電流の損失が少なくなり、溶接ガン
7に所定の溶接電流を供給することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、溶
接ガンの3次元動作に伴うキックレスケーブルの特定箇
所の曲がりを防止することが可能となり、当該キックレ
スケーブルの老朽化を軽減することができる。また、キ
ックレスケーブルを短くすることができるために電流損
失を少なくすることができ、この結果、溶接電流の低下
を防止することができ、溶接ナゲットが安定して品質の
向上が図られる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の溶接ロボットの側面図である。
【図2】本考案に係る溶接ロボットの一実施例を示す側
面図である。
【図3】図2のトランスブラケットのアームブラケット
とキックレスケーブルとの接続部の平面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 溶接ロボット 3 旋回台 4 支柱 5 アーム 6 手首 7 溶接ガン 8 キックレスケーブル 20 トランスブラケット 21 アームブラケット 22〜25 ブースバー 26、27 オンス銅板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に配設された旋回台から略水平に延
    びた支柱にアームが吊下げられ、当該アームの先端に取
    り付けられた手首に溶接ガンが装着され、前記旋回台に
    配設されたトランスと前記溶接ガンとがキックレスケー
    ブルにより接続された溶接ロボットにおいて、前記旋回
    台上に前記アーム寄りに配設されて前記トランスを収納
    し、前部に前記支柱に沿って突き出たアームブラケット
    が設けられたトランスブラケットと、各一端が前記キッ
    クレスケーブルに接続固定され、各他端が前記アームブ
    ラケットの先端に回動可能に軸支され前記キックレスケ
    ーブルを前記溶接ガンの動きに応じて首振り可能に支持
    する一対の接続部材と、各一端が前記各接続部材に各他
    端が前記トランスの接続端子に夫々接続された一対の可
    撓性を有する接続部材とを備えたことを特徴とする溶接
    ロボット。
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JPH0584477U JPH0584477U (ja) 1993-11-16
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