JP2571223Y2 - 自動車用空調ダクトのハーネス固定構造 - Google Patents

自動車用空調ダクトのハーネス固定構造

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JP2571223Y2
JP2571223Y2 JP1991098017U JP9801791U JP2571223Y2 JP 2571223 Y2 JP2571223 Y2 JP 2571223Y2 JP 1991098017 U JP1991098017 U JP 1991098017U JP 9801791 U JP9801791 U JP 9801791U JP 2571223 Y2 JP2571223 Y2 JP 2571223Y2
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duct
wire harness
harness
fastener
along
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明彦 杉本
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用空調ダクトの
ハーネス固定構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のインストルメントパネル
1の背面側には、図5に例示するような空調装置2が設
けられている。この空調装置2は、空調エアを供給する
ブロワユニット3が中央部に設けられており、ブロワユ
ニット3には、円筒状のダクト4,5の一端部が接続さ
れている。ダクト4,5の他端部は、左右方向に延びて
インストルメントパネル1の前面側のエア吹出し口(図
示せず)に接続されている。
【0003】また、インストルメントパネル1の背面側
には、電装品を接続するワイヤハーネス6が配線されて
いる。図に示すように、ワイヤハーネス6は、ダクト4
に沿って配線され、ファスナとしてのバンドクリップ7
を巻装することによりダクト4に固定されている。
【0004】このほか、ワイヤハーネスの固定構造とし
て、実開昭59−195933号公報および実開昭60−160021号
公報に開示されたものがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す従来のワイヤハーネスの固定構造では、次のような
問題がある。すなわち、ダクト4は、円筒状で、しかも
表面が平滑であるため、ワイヤハーネス6およびバンド
クリップ7の位置決めを確実に行うことができない。そ
のため、バンドクリップ7により固定されたワイヤハー
ネス6が移動しやすくなり、自動車の振動によりワイヤ
ハーネス6の接触部分が摺動して摩耗する虞がある。ま
た、ワイヤハーネス6およびバンドクリップ7の組付け
位置に、ばらつきが生じ、この位置のばらつきによりワ
イヤハーネス6が他部品と干渉する虞があるという問題
を生じる。
【0006】本考案は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ワイヤハーネスをダクトに確実に固定する構造
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の自動車用空調ダ
クトのハーネス固定構造は、上記の課題を解決するため
に、ダクトの外周面に、その周方向および長手方向に沿
って複数の凸部を設けることにより、前記ダクトの周方
向に隣接する前記凸部の間に前記ダクトの長手方向に沿
ってワイヤハーネスを案内するハーネス案内溝部を形成
し、前記ダクトの長手方向に隣接する前記凸部の間に前
記ダクトの周方向に沿ってファスナを案内するファスナ
案内溝部を形成し、ワイヤハーネスを前記ハーネス案内
溝部に沿って配線し、ファスナを前記ファスナ案内溝部
に沿って前記ダクトに巻装して前記ワイヤハーネスを前
記ダクトに固定することを特徴とする。
【0008】
【作用】このように構成したことにより、ワイヤハーネ
スは、ダクトの周方向に隣接する凸部の間に形成された
ハーネス案内溝部によって位置決めされ、また、ファス
ナは、ダクトの長手方向に隣接する凸部の間に形成され
たファスナ案内溝部によって位置決めされるので、ダク
トにワイヤハーネスが確実に固定される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、本実施例では、一例として、本考
案を図5に示す自動車のインストルメントパネル1の背
面側に設けられる空調装置2のダクトに適用した場合に
ついて説明する。以下、図5に示すものと同一の部材に
は同一の番号を付して説明する。
【0010】図1に示すように、一端部にブロワユニッ
ト3(図5参照)に接続される接続部9が設けられ、他
端側にインストルメントパネル1(図5参照)の前面側
のエア吹出し口(図示せず)に接続される接続部10が
設けられた円筒状のダクト8の外周面に、2個ずつが等
間隔をもって周方向に整列配置された合計4個の凸部1
1a,11b,11c,11dが突設されている。そし
て、これらダクト8の周方向および長手方向に沿って配
置された凸部11a,11b,11c,11dにおい
て、ダクト8の周方向に隣接する凸部11aと凸部11
bとの間および凸部11cと凸部11dとの間に、ダク
ト8の周方向に沿ってバンドクリップ7を案内する溝部
12(ファスナ案内溝部)が形成されている。また、ダ
クト8の周方向に隣接する凸部11aと凸部11cとの
間および凸部11aと凸部11dとの間に、ワイヤハー
ネス6をダクト8の長手方向に沿って案内する溝部13
(ハーネス案内溝部)が形成されている。ここで、凸部
11aと凸部11bとの間隔および凸部11cと凸部1
1dとの間隔、すなわち溝部12の幅は、溝部12にフ
ァスナとしてのバンドクリップ7が係合して位置決めさ
れる寸法に設定されており、凸部11aと凸部11cと
の間隔および凸部11aと凸部11dとの間隔、すなわ
ち溝部13の幅は、溝部13にワイヤハーネスが係合し
て位置決めされる寸法に設定されている。
【0011】そして、ワイヤハーネス6を溝部13に沿っ
て配線して係合させ、バンドクリップ7を溝部12に沿っ
て係合させて巻装することにより、ワイヤハーネス6が
ダクト8に固定される。
【0012】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。ワイヤハーネス6は、凸部11a ,11
b と凸部11c ,11d との間の溝部13に係合することによ
り位置決めされ、また、バンドクリップ7は、凸部11a
,11c と凸部11b ,11d との間の溝部12に係合するこ
とにより位置決めされるので、ダクト8にワイヤハーネ
ス6を確実に固定することができる。また、ワイヤハー
ネス6およびバンドクリップ7の組付け位置に、ばらつ
きが生じることがないので、ワイヤハーネスの組付け作
業性が向上し、さらに、ワイヤハーネス6が確実に所定
位置に配線され、他部品との干渉が防止される。
【0013】なお、本実施例では、ワイヤハーネス6を
固定するファスナとしてバンドクリップ7を用いたもの
について説明したが、このファスナとしては、ほかに粘
着テープ等を用いることもできる。
【0014】
【考案の効果】本考案は、以上詳述したように、ダクト
の外周面に、その周方向および長手方向に沿って複数の
凸部を設け、隣接する凸部の間にハーネス案内溝部およ
びファスナ案内溝部を形成したので、このハーネス案内
溝部およびファスナ案内溝部によってワイヤハーネスお
よびファスナが位置決めされる。その結果、ダクトにワ
イヤハーネスが確実に固定されるので、振動によって生
じるワイヤハーネスの接触部分の摺動による摩耗を防止
することができる。また、ワイヤハーネスおよびファス
ナの組付け位置に、ばらつきが生じることがないので、
ワイヤハーネスの組付け作業性が向上し、さらに、ワイ
ヤハーネスが確実に所定位置に配線されるため、他部品
との干渉を防止することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図4のダクトのA−A線による縦断面図であ
る。
【図3】図4のダクトのB−B線による縦断面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図5】自動車のインストルメントパネルの背面側を示
す斜視図である。
【図6】従来の空調ダクトの斜視図である。
【図7】図6のダクトのC−C線による縦断面図であ
る。
【符号の説明】
6 ワイヤハーネス 7 バンドクリップ 8 ダクト 11a 凸部 11b 凸部 11c 凸部 11d 凸部 12 溝部 13 溝部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクトの外周面に、その周方向および長
    手方向に沿って複数の凸部を設けることにより、前記ダ
    クトの周方向に隣接する前記凸部の間に前記ダクトの長
    手方向に沿ってワイヤハーネスを案内するハーネス案内
    溝部を形成し、前記ダクトの長手方向に隣接する前記凸
    部の間に前記ダクトの周方向に沿ってファスナを案内す
    るファスナ案内溝部を形成し、ワイヤハーネスを前記ハ
    ーネス案内溝部に沿って配線し、ファスナを前記ファス
    ナ案内溝部に沿って前記ダクトに巻装して前記ワイヤハ
    ーネスを前記ダクトに固定することを特徴とする自動車
    用空調ダクトのハーネス固定構造。
JP1991098017U 1991-10-31 1991-10-31 自動車用空調ダクトのハーネス固定構造 Expired - Lifetime JP2571223Y2 (ja)

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JPH0540053U JPH0540053U (ja) 1993-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62247941A (ja) * 1986-04-21 1987-10-29 Nissan Motor Co Ltd 自動車用ハ−ネス配設構造

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JPH0540053U (ja) 1993-05-28

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