JP2571210Y2 - インデックス.タブ - Google Patents
インデックス.タブInfo
- Publication number
- JP2571210Y2 JP2571210Y2 JP1996005229U JP522996U JP2571210Y2 JP 2571210 Y2 JP2571210 Y2 JP 2571210Y2 JP 1996005229 U JP1996005229 U JP 1996005229U JP 522996 U JP522996 U JP 522996U JP 2571210 Y2 JP2571210 Y2 JP 2571210Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- index
- paper
- tab
- film
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ルーズリーフ、システ
ムノート、ファイル、ノート、ダイヤリーなどの文房具
類や、電話帳、名剌入れ、写真帳、アルバム、カード
や、葉書の整理帳などに挿入される紙のリーフや袋、合
成樹脂のフイルムや袋などに、分類、整理、目印や補強
のために取り付けるインデックス.タブに関する。
ムノート、ファイル、ノート、ダイヤリーなどの文房具
類や、電話帳、名剌入れ、写真帳、アルバム、カード
や、葉書の整理帳などに挿入される紙のリーフや袋、合
成樹脂のフイルムや袋などに、分類、整理、目印や補強
のために取り付けるインデックス.タブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種、インデックス.タブは、
エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホットメルト接着
剤によりポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを紙
やフイルムなどに取り付けてなり、また、ポリエチレン
テレフタレート樹脂フイルムに直接、印刷して着色を行
なっていた。
エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホットメルト接着
剤によりポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを紙
やフイルムなどに取り付けてなり、また、ポリエチレン
テレフタレート樹脂フイルムに直接、印刷して着色を行
なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うに、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホットメル
ト接着剤を使用すると、紙や塩化ビニール樹脂シートと
の常温における接着強度が不充分となり、例えば−10
°C以下の寒冷地で使用されると、脆化や低温接着強度
以下の問題が発生し、接着のむらが目立ったり、黄色が
かったりして透明にならず、文房具などの見出しとして
も、色調、美観を損ね、ファイルやノート用としては、
接着剤が経時変化して品質が低下する、といった不具合
を呈していた。また、印刷して着色するので少量多種の
都合上、色を変えるごとに洗滌用に大量の有機溶剤を使
用することになり、その溶剤の回収、処理が大変で、環
境上および衛生上、不具合を呈していた。
うに、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホットメル
ト接着剤を使用すると、紙や塩化ビニール樹脂シートと
の常温における接着強度が不充分となり、例えば−10
°C以下の寒冷地で使用されると、脆化や低温接着強度
以下の問題が発生し、接着のむらが目立ったり、黄色が
かったりして透明にならず、文房具などの見出しとして
も、色調、美観を損ね、ファイルやノート用としては、
接着剤が経時変化して品質が低下する、といった不具合
を呈していた。また、印刷して着色するので少量多種の
都合上、色を変えるごとに洗滌用に大量の有機溶剤を使
用することになり、その溶剤の回収、処理が大変で、環
境上および衛生上、不具合を呈していた。
【0004】
【問題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、品質を一段と向上させたものであり、そ
のため、共重合ポリエステル樹脂を溶剤に溶かすか溶融
させて、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのフイル
ム基材の片面に塗布するとともに、50〜200°Cの
接着温度で紙やフイルムなどに圧着してなるものであ
り、また、フイルム基材の片面には染料あるいは顔料を
共重合ポリエステル樹脂に加えて着色したものである。
具合を解決し、品質を一段と向上させたものであり、そ
のため、共重合ポリエステル樹脂を溶剤に溶かすか溶融
させて、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのフイル
ム基材の片面に塗布するとともに、50〜200°Cの
接着温度で紙やフイルムなどに圧着してなるものであ
り、また、フイルム基材の片面には染料あるいは顔料を
共重合ポリエステル樹脂に加えて着色したものである。
【0005】
【作用】したがって、インデックス.タブの常温および
低温における接着強度の低下、寒冷地における低温脆
化、可撓性の問題、および外見上の色調、美観の低下、
色むらといった従来形の問題点を解決したものにするこ
とができることになる。
低温における接着強度の低下、寒冷地における低温脆
化、可撓性の問題、および外見上の色調、美観の低下、
色むらといった従来形の問題点を解決したものにするこ
とができることになる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例について説明する。図
中、(1)は一側辺にバインダー綴込用の孔(2)群を
有する紙、(3)は2つ折りにすることができるポリエ
チレンテレフタレート樹脂の薄いフイルム基材、(4)
は共重合ポリエステル樹脂層を示す。なお、フイルム基
材(3)を紙(1)に接着する温度は50〜200°C
であるため、共重合ポリエステル樹脂の紙(1)えの接
着温度が50〜200°Cになるように原料のジカルボ
ン酸およびジオールの種類および組成を選択する必要が
あるが、一般的によく使用されるジカルボン酸として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、セバチン酸、アジビ
ン酸、ドデカン酸などがあり、ジオールとしては、エチ
レングリコール、ブタンジオール、テトラメチレングリ
コール、プロパンジオール、ネオベンチルグリコール、
トリメチロールプロパンなどがある。したがって、薄い
フイルム基材(3)の片面に共重合ポリエステル樹脂を
溶剤に溶かすかあるいは溶融させて塗布し、また、着色
する場合には、共重合ポリエステル樹脂を溶剤に溶かす
際に、染料あるいは顔料を加えて塗布し、フイルム基材
(3)を折り曲げて紙(1)に挾ませ、50〜200°
Cの温度で熱圧着すると、紙(1)にタブを取り付ける
ことができることになる。
中、(1)は一側辺にバインダー綴込用の孔(2)群を
有する紙、(3)は2つ折りにすることができるポリエ
チレンテレフタレート樹脂の薄いフイルム基材、(4)
は共重合ポリエステル樹脂層を示す。なお、フイルム基
材(3)を紙(1)に接着する温度は50〜200°C
であるため、共重合ポリエステル樹脂の紙(1)えの接
着温度が50〜200°Cになるように原料のジカルボ
ン酸およびジオールの種類および組成を選択する必要が
あるが、一般的によく使用されるジカルボン酸として
は、テレフタル酸、イソフタル酸、セバチン酸、アジビ
ン酸、ドデカン酸などがあり、ジオールとしては、エチ
レングリコール、ブタンジオール、テトラメチレングリ
コール、プロパンジオール、ネオベンチルグリコール、
トリメチロールプロパンなどがある。したがって、薄い
フイルム基材(3)の片面に共重合ポリエステル樹脂を
溶剤に溶かすかあるいは溶融させて塗布し、また、着色
する場合には、共重合ポリエステル樹脂を溶剤に溶かす
際に、染料あるいは顔料を加えて塗布し、フイルム基材
(3)を折り曲げて紙(1)に挾ませ、50〜200°
Cの温度で熱圧着すると、紙(1)にタブを取り付ける
ことができることになる。
【0007】そのインデックス.タブにはラミネートタ
ブ、インサートタブ、ラインフォーサーなどがあるが、
ラミネートタブの場合には、長さが20〜100mmで
幅が40mmとなるフイルム基材を長さ方向に2つに折
り曲げ、接着面が20mmとなるよう紙に挾んで、80
〜150°Cの温度で紙の両面に熱圧着することにな
り、また、インサートタブの場合には、幅40mmのフ
イルム基材を半分に折り曲げ、紙の両面にフイルム基材
の5〜10mm程度の部分を熱圧着し、紙に接着しない
幅15〜10mmの隙間に見出し用の紙片を挿入できる
ようにするものであり、さらにまた、ラインフオーサー
の場合には、例えばパンチで紙に2〜26穴の孔をあけ
てバインダーに綴る際に孔の部分が破れやすいが、この
破れを防ぐために、フイルム基材を接着して紙を補強で
きるようにしたものである。
ブ、インサートタブ、ラインフォーサーなどがあるが、
ラミネートタブの場合には、長さが20〜100mmで
幅が40mmとなるフイルム基材を長さ方向に2つに折
り曲げ、接着面が20mmとなるよう紙に挾んで、80
〜150°Cの温度で紙の両面に熱圧着することにな
り、また、インサートタブの場合には、幅40mmのフ
イルム基材を半分に折り曲げ、紙の両面にフイルム基材
の5〜10mm程度の部分を熱圧着し、紙に接着しない
幅15〜10mmの隙間に見出し用の紙片を挿入できる
ようにするものであり、さらにまた、ラインフオーサー
の場合には、例えばパンチで紙に2〜26穴の孔をあけ
てバインダーに綴る際に孔の部分が破れやすいが、この
破れを防ぐために、フイルム基材を接着して紙を補強で
きるようにしたものである。
【0008】また、本考案と従来例とを比較するために
実験した結果を次に示す。なお、本考案の実施例1、2
および3は、共重合ポリエステル樹脂を主成分としてそ
れぞれ異なる混合物をトルエン−メチルエチルケトン2
00重量部に溶解させて乾燥後の塗布厚さが15μmと
なるように、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレー
ト樹脂フイルムにロールコータにより塗布して乾燥し、
このフイルムを2つに折り曲げて紙を挾み、インデック
ス.タブ製造機の上下熱板の間に入れ、ヒートシール時
間0、8秒、ヒートシール圧力3kg/cm2、ヒート
シール温度100°Cで熱圧着したものであり、また、
従来例は、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホット
メルト接着剤により接着したものである。 すなわち、本考案の各実験例では、フイルム基材と紙と
のヒートシール強度が従来例に比して大幅に改良され、
塩ビシートとのヒートシール強度では従来例の3倍近く
の強度が得られ、また、外観上の透明性、色むらの点で
は従来例より良い結果が得られた。
実験した結果を次に示す。なお、本考案の実施例1、2
および3は、共重合ポリエステル樹脂を主成分としてそ
れぞれ異なる混合物をトルエン−メチルエチルケトン2
00重量部に溶解させて乾燥後の塗布厚さが15μmと
なるように、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレー
ト樹脂フイルムにロールコータにより塗布して乾燥し、
このフイルムを2つに折り曲げて紙を挾み、インデック
ス.タブ製造機の上下熱板の間に入れ、ヒートシール時
間0、8秒、ヒートシール圧力3kg/cm2、ヒート
シール温度100°Cで熱圧着したものであり、また、
従来例は、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホット
メルト接着剤により接着したものである。 すなわち、本考案の各実験例では、フイルム基材と紙と
のヒートシール強度が従来例に比して大幅に改良され、
塩ビシートとのヒートシール強度では従来例の3倍近く
の強度が得られ、また、外観上の透明性、色むらの点で
は従来例より良い結果が得られた。
【0009】
【考案の効果】このように本考案は、接着剤として使用
する共重合ポリエステル樹脂は温度が上昇したときの寸
法安定性も良く、低温における脆化温度も従来のエチレ
ン−酢酸ビニール共重合樹脂よりも低くなって、接着層
も柔軟で表面特性も良く、透明性が大で風合も良く、し
かも、可撓性に富んで強靭な被膜を作成できることにな
り、曲がったり折れたりすることになるインデックス.
タブとして誠に好適であり、その上、耐候性と耐油性に
も秀れ、色むらが無くて外観性にも秀れ、接着剤に経時
変化がなくて長期間保存されるファイルやノートなどの
インデックス.タブとして安定した品質を有することに
なる。また、共重合ポリエステル樹脂に加えて着色でき
るようにしたので、製造工程も簡略化できるとともに、
公害上および衛生上の問題も解決できて、強度的にもす
ぐれ、且つ、色調の良いインデックス.タブにすること
ができ好適に実施できる特長を有する、なお実施例には
インデックス.タブについてのべたが、他の事務用品、
ノート類の他紙工、布製品或いは建築に用いられる美粧
材等多岐に亘って使用し得るものである。
する共重合ポリエステル樹脂は温度が上昇したときの寸
法安定性も良く、低温における脆化温度も従来のエチレ
ン−酢酸ビニール共重合樹脂よりも低くなって、接着層
も柔軟で表面特性も良く、透明性が大で風合も良く、し
かも、可撓性に富んで強靭な被膜を作成できることにな
り、曲がったり折れたりすることになるインデックス.
タブとして誠に好適であり、その上、耐候性と耐油性に
も秀れ、色むらが無くて外観性にも秀れ、接着剤に経時
変化がなくて長期間保存されるファイルやノートなどの
インデックス.タブとして安定した品質を有することに
なる。また、共重合ポリエステル樹脂に加えて着色でき
るようにしたので、製造工程も簡略化できるとともに、
公害上および衛生上の問題も解決できて、強度的にもす
ぐれ、且つ、色調の良いインデックス.タブにすること
ができ好適に実施できる特長を有する、なお実施例には
インデックス.タブについてのべたが、他の事務用品、
ノート類の他紙工、布製品或いは建築に用いられる美粧
材等多岐に亘って使用し得るものである。
【0010】
【図1】本考案のインデックス.タブの切断面図。
【図2】フイルム基材の斜視図。
【図3】本件考案のインデックス.タブを使用せるルー
ズリーフ用紙。
ズリーフ用紙。
(1)紙。 (2)バインダー綴込み用の孔。 (3)フイルム基材。 (4)共重合ポリエステル樹脂層。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリエチレンテレフタレート樹脂のフィル
ム基材の片面に、染料あるいは顔料を共重合ポリエステ
ル樹脂を溶剤に溶かす際に加えて着色したものを塗布
し、これを横断面U状に折り曲げて紙葉(1)の端縁に
挾着させ熱圧着してなるインデックス.タブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005229U JP2571210Y2 (ja) | 1996-05-03 | 1996-05-03 | インデックス.タブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005229U JP2571210Y2 (ja) | 1996-05-03 | 1996-05-03 | インデックス.タブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09354U JPH09354U (ja) | 1997-06-20 |
JP2571210Y2 true JP2571210Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=18527645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005229U Expired - Lifetime JP2571210Y2 (ja) | 1996-05-03 | 1996-05-03 | インデックス.タブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571210Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523117U (ja) * | 1978-07-31 | 1980-02-14 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55525B1 (ja) * | 1971-07-30 | 1980-01-08 | ||
JP2570371B2 (ja) * | 1988-03-17 | 1997-01-08 | 東洋紡績株式会社 | ポリエステル系樹脂積層フィルム |
-
1996
- 1996-05-03 JP JP1996005229U patent/JP2571210Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09354U (ja) | 1997-06-20 |
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