JPH09354U - インデックス.タブ - Google Patents

インデックス.タブ

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JPH09354U
JPH09354U JP005229U JP522996U JPH09354U JP H09354 U JPH09354 U JP H09354U JP 005229 U JP005229 U JP 005229U JP 522996 U JP522996 U JP 522996U JP H09354 U JPH09354 U JP H09354U
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達 高橋
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達 高橋
モダン・プラスチツク工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共重合ポリエステル樹脂を溶かした溶剤を紙
やフイルム貼着させる基材に塗布して低温などによって
起るインデックス.タブの劣化を防遮することを目的と
したものである。 【構成】 共重合ポリエステル樹脂を溶かした溶剤をポ
リエチレンテレフタレート樹脂などのフイルム基材の片
面に塗布すると共に、これを50〜200°Cの接着温
度のもとに染料や顔料で着色されている前記フイルム、
紙などの基材に圧着して構成したインデックス.タブ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ルーズリーフ、システムノート、ファイル、ノート、ダイヤリーな どの文房具類や、電話帳、名剌入れ、写真帳、アルバム、カードや、葉書の整理 帳などに挿入される紙のリーフや袋、合成樹脂のフイルムや袋などに、分類、整 理、目印や補強のために取り付けるインデックス.タブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種、インデックス.タブは、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系 ホットメルト接着剤によりポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムを紙やフイ ルムなどに取り付けてなり、また、ポリエチレンテレフタレート樹脂フイルムに 直接、印刷して着色を行なっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、そのように、エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂系ホットメル ト接着剤を使用すると、紙や塩化ビニール樹脂シートとの常温における接着強度 が不充分となり、例えば−10°C以下の寒冷地で使用されると、脆化や低温接 着強度以下の問題が発生し、接着のむらが目立ったり、黄色がかったりして透明 にならず、文房具などの見出しとしても、色調、美観を損ね、ファイルやノート 用としては、接着剤が経時変化して品質が低下する、といった不具合を呈してい た。 また、印刷して着色するので少量多種の都合上、色を変えるごとに洗滌用に大 量の有機溶剤を使用することになり、その溶剤の回収、処理が大変で、環境上お よび衛生上、不具合を呈していた。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本考案は、そのような不具合を解決し、品質を一段と向上させたものであり、 そのため、共重合ポリエステル樹脂を溶剤に溶かすか溶融させて、ポリエチレン テレフタレート樹脂などのフイルム基材の片面に塗布するとともに、50〜20 0°Cの接着温度で紙やフイルムなどに圧着してなるものであり、また、フイル ム基材の片面には染料あるいは顔料を共重合ポリエステル樹脂に加えて着色した ものである。
【0005】
【作用】
したがって、インデックス.タブの常温および低温における接着強度の低下、 寒冷地における低温脆化、可撓性の問題、および外見上の色調、美観の低下、色 むらといった従来形の問題点を解決したものにすることができることになる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例について説明する。 図中、(1)は一側辺にバインダー綴込用の孔(2)群を有する紙、(3)は2 つ折りにすることができるポリエチレンテレフタレート樹脂の薄いフイルム基材 、(4)は共重合ポリエステル樹脂層を示す。 なお、フイルム基材(3)を紙(1)に接着する温度は50〜200°Cであ るため、共重合ポリエステル樹脂の紙(1)えの接着温度が50〜200°Cに なるように原料のジカルボン酸およびジオールの種類および組成を選択する必要 があるが、一般的によく使用されるジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ フタル酸、セバチン酸、アジビン酸、ドデカン酸などがあり、ジオールとしては 、エチレングリコール、ブタンジオール、テトラメチレングリコール、プロパン ジオール、ネオベンチルグリコール、トリメチロールプロパンなどがある。 したがって、薄いフイルム基材(3)の片面に共重合ポリエステル樹脂を溶剤 に溶かすかあるいは溶融させて塗布し、また、着色する場合には、共重合ポリエ ステル樹脂を溶剤に溶かす際に、染料あるいは顔料を加えて塗布し、フイルム基 材(3)を折り曲げて紙(1)に挾ませ、50〜200°Cの温度で熱圧着する と、紙(1)にタブを取り付けることができることになる。
【0007】 そのインデックス.タブにはラミネートタブ、インサートタブ、ラインフォー サーなどがあるが、ラミネートタブの場合には、長さが20〜100mmで幅が 40mmとなるフイルム基材を長さ方向に2つに折り曲げ、接着面が20mmと なるよう紙に挾んで、80〜150°Cの温度で紙の両面に熱圧着することにな り、また、インサートタブの場合には、幅40mmのフイルム基材を半分に折り 曲げ、紙の両面にフイルム基材の5〜10mm程度の部分を熱圧着し、紙に接着 しない幅15〜10mmの隙間に見出し用の紙片を挿入できるようにするもので あり、さらにまた、ラインフオーサーの場合には、例えばパンチで紙に2〜26 穴の孔をあけてバインダーに綴る際に孔の部分が破れやすいが、この破れを防ぐ ために、フイルム基材を接着して紙を補強できるようにしたものである。
【0008】 また、本考案と従来例とを比較するために実験した結果を次に示す。 なお、本考案の実施例1、2および3は、共重合ポリエステル樹脂を主成分と してそれぞれ異なる混合物をトルエン−メチルエチルケトン200重量部に溶解 させて乾燥後の塗布厚さが15μmとなるように、厚さ50μmのポリエチレン テレフタレート樹脂フイルムにロールコータにより塗布して乾燥し、このフイル ムを2つに折り曲げて紙を挾み、インデックス.タブ製造機の上下熱板の間に入 れ、ヒートシール時間0、8秒、ヒートシール圧力3kg/cm、ヒートシー ル温度100°Cで熱圧着したものであり、また、従来例は、エチレン−酢酸ビ ニール共重合樹脂系ホットメルト接着剤により接着したものである。 すなわち、本考案の各実験例では、フイルム基材と紙とのヒートシール強度が 従来例に比して大幅に改良され、塩ビシートとのヒートシール強度では従来例の 3倍近くの強度が得られ、また、外観上の透明性、色むらの点では従来例より良 い結果が得られた。
【0009】
【考案の効果】
このように本考案は、接着剤として使用する共重合ポリエステル樹脂は温度が 上昇したときの寸法安定性も良く、低温における脆化温度も従来のエチレン−酢 酸ビニール共重合樹脂よりも低くなって、接着層も柔軟で表面特性も良く、透明 性が大で風合も良く、しかも、可撓性に富んで強靭な被膜を作成できることにな り、曲がったり折れたりすることになるインデックス.タブとして誠に好適であ り、その上、耐候性と耐油性にも秀れ、色むらが無くて外観性にも秀れ、接着剤 に経時変化がなくて長期間保存されるファイルやノートなどのインデックス.タ ブとして安定した品質を有することになる。 また、共重合ポリエステル樹脂に加えて着色できるようにしたので、製造工程 も簡略化できるとともに、公害上および衛生上の問題も解決できて、強度的にも すぐれ、且つ、色調の良いインデックス.タブにすることができ好適に実施でき る特長を有する、なお実施例にはインデックス.タブについてのべたが、他の事 務用品、ノート類の他紙工、布製品或いは建築に用いられる美粧材等多岐に亘っ て使用し得るものである。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のインデックス.タブの切断面図。
【図2】フイルム基材の斜視図。
【図3】本件考案のインデックス.タブを使用せるルー
ズリーフ用紙。
【符号の説明】
(1)紙。 (2)バインダー綴込み用の孔。 (3)フイルム基材。 (4)共重合ポリエステル樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面に染料又は顔料により着色したポリエ
    チレンテレフタレート樹脂製フイルム基材(3)に、共
    重合ポリエステル樹脂を溶かしたものを接着剤(4)と
    して塗布したものを横断面U状に折り曲げ、紙葉(1)
    の端縁に挾着させ摂氏50〜200度の温度で熱圧着し
    てなるインデックス.タブ。
JP1996005229U 1996-05-03 1996-05-03 インデックス.タブ Expired - Lifetime JP2571210Y2 (ja)

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JPH09354U true JPH09354U (ja) 1997-06-20
JP2571210Y2 JP2571210Y2 (ja) 1998-05-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523117U (ja) * 1978-07-31 1980-02-14

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55525B1 (ja) * 1971-07-30 1980-01-08
JPH01237138A (ja) * 1988-03-17 1989-09-21 Toyobo Co Ltd ポリエステル系樹脂積層フィルム

Patent Citations (2)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2571210Y2 (ja) 1998-05-18

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