JP2570944B2 - 電子秤装置および該電子秤装置の制御プログラム等不正コピー防止装置 - Google Patents

電子秤装置および該電子秤装置の制御プログラム等不正コピー防止装置

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JP2570944B2 JP4104965A JP10496592A JP2570944B2 JP 2570944 B2 JP2570944 B2 JP 2570944B2 JP 4104965 A JP4104965 A JP 4104965A JP 10496592 A JP10496592 A JP 10496592A JP 2570944 B2 JP2570944 B2 JP 2570944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品の総重量を計量
し、この総重量と単位重量とから個数を算出して表示す
る計数秤等の電子秤装置に関し、特に、装置各部を制御
する中央処理装置(以下、CPUという)と、CPUが
実行する制御プログラムやデータを記憶するリード・オ
ンリ・メモリ(以下、ROMという)と、作業予約デー
タや作業実績データ等の各種データをフロッピディスク
(以下、FDという)に記憶するフロッピディスク装置
(以下、FDDという)とを備えた電子秤装置および該
電子秤装置の制御プログラム等不正コピー防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPUやROM等を内蔵して、マ
イクロコンピュータ(マイコン)・システムによって動
作する電子秤装置が提供されている。この種の電子秤装
置は、CPUがROMに記憶されている制御プログラム
を実行することにより、所定のマイコン制御を行う。ま
た、上述したマイコン制御機能に加えて、FDDを備
え、作業予約データや作業実績データ等の各種データを
FDに記憶する電子秤装置も開発されている(実開昭6
3−67938号公報参照)。
【0003】ところで、上述したいずれの電子秤装置に
おいても、ROMとして、書き込み可能なPROM(Pr
ogrammable ROM)が使用されている。そして、これらの
電子秤装置にあっては、制御プログラムのバグやバージ
ョンアップ(仕様変更)等によってPROMの記憶内容
(制御プログラム)を変更する必要性が生じた場合に
は、PROMを交換することで対処している。
【0004】しかしながら、上述した従来の電子秤装置
においては、以下に示すような欠点があった。 (1)装置の内部を開け、基板を取り出して作業をしな
ければならず、交換作業時に回路に関する特別な知識と
技術を必要とする。 (2)PROMを交換する際、CPUの端子をショート
させてCPUを破損したり、PROMをソケットにはめ
込む時に端子を折り曲げてPROMを破損することがあ
る。 (3)工場等でPROMに制御プログラムを書き込んだ
後、それをユーザのところに持って行って交換しなけれ
ばならず、PROMの保管、管理、運搬等が面倒であ
る。
【0005】そこで、本出願人は、上述した従来の欠点
を解決した電子秤装置を先に提案した(特願平3−28
6916号の願書に添付した明細書および図面参照)。
本出願人が先に提案したこの電子秤装置は、制御プログ
ラムを記憶するメモリとしてフラッシュメモリを用いる
とともに、FDDを備え、FDに記憶されている記憶内
容によってフラッシュメモリの記憶内容を書き換えるこ
とができるものである。つまり、この電子秤装置は、F
Dに制御プログラムを記憶し、その制御プログラムをフ
ラッシュメモリにコピーすることにより、電子秤装置の
制御プログラムをオンボードで書き換えるものであり、
このように構成したことにより、PROMを交換するこ
となく、制御プログラムのバグの訂正やバージョンアッ
プ、あるいは、オプション機能の追加等に簡単に対処で
きるので、非常に有用であり、付加価値の高いものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電子
秤装置において、制御プログラムの変更は、上述したよ
うに、PROMの交換で対処しており、制御プログラム
のバージョンアップやオプション機能の追加等を行う
際、バグの訂正などの特別な場合を除いて、有償でPR
OMの交換をしている。
【0007】この場合、メーカの担当者が直接ユーザへ
出向いてPROMを交換することは少なく、通常は、メ
ーカとユーザとの間を販売代理店が仲介し、販売代理店
のサービスマンがPROMの交換を行っている。すなわ
ち、図7に示すように、PROMとその代金とが流れる
仕組みになっている。
【0008】したがって、このような場合には、それぞ
れのPROMに対して正当な代金が支払われるので問題
はないが、本出願人が先に提案した上述の電子秤装置の
場合には、制御プログラムの交換を、オンボードでフラ
ッシュメモリの記憶内容の書き換えにより行っているの
で、新しい制御プログラムが記憶された1枚のFDから
複数個のPROMへの不正コピーについて何らかの対策
を施さない場合には、販売代理店がメーカの了解を得な
いで勝手にユーザの制御プログラムのバージョンアップ
等の処理をすることを防止できない。たとえば、販売代
理店がメーカからバージョンアップした制御プログラム
を記憶したFDを入手すると、そのFDを用いて複数の
ユーザが所有している電子秤装置の制御プログラムをバ
ージョンアップしても、メーカはその代金を回収できな
い。
【0009】したがって、本出願人が先に提案した電子
秤装置を実施する場合には、上述した不正コピーについ
て何らかの対策(たとえば、プロテクト)を施す必要が
ある。この場合、不正コピーの態様としては、以下に示
す3つが考えられる。 1枚の真性なFDから複数の不正なFDへのボリュ
ームコピーおよび複数の不正なFDそれぞれから複数個
のフラッシュメモリへのコピー(図8参照) 1枚の真性なFDから複数の不正なFDへのファイ
ルコピーおよび複数の不正なFDそれぞれから複数個の
フラッシュメモリへのコピー(図9参照) 1枚の真性なFDから1個の真性なフラッシュメモ
リおよび複数個の不正なフラッシュメモリへのコピー
(図10参照)
【0010】そして、上述した〜の不正コピーを防
止するには、およびの場合を完全に禁止するととも
に、の場合は、メーカが予定した(設定した)回数以
上のフラッシュメモリへのコピー(書き込み)が禁止さ
れることが望ましい。本発明は、このような背景の下に
なされたもので、制御プログラムを変更する際の不正コ
ピーを防止できる電子秤装置および該電子秤装置の制御
プログラム不正コピー防止装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る電子秤装置は、装置各部を制御する中央処理装置と、
該中央処理装置が実行する制御プログラム等を記憶する
リード・オンリ・メモリと、作業予約データや作業実績
データ等の各種データをフロッピディスクに記憶するフ
ロッピディスク装置とを備えた電子秤装置において、前
記リード・オンリ・メモリは、オンボードで記憶内容を
書き換えることができるフラッシュメモリICチップか
らなるとともに、通常のオペレーション・システムのフ
ォーマットとは異なるフォーマット、すなわち、所定の
書込装置によってのみ作成可能な独自のフォーマットに
よってフォーマットされ、前記フラッシュメモリICチ
ップに新しく書き込まれるべき制御プログラム等と、前
記フラッシュメモリICチップへの前記新しく書き込ま
れるべき制御プログラム等のコピーを許可する回数を示
すコピー許可回数とが、該独自フォーマットの領域に
らかじめ記憶されたフロッピディスクから、前記フロッ
ピディスク装置を介して前記新しく書き込まれるべき制
御プログラム等および前記コピー許可回数を読み出し
て、前記コピー許可回数が「0」でない場合には、前記
フラッシュメモリICチップの記憶内容を、前記新しく
書き込まれるべき制御プログラム等に書き換えるととも
に、前記コピー許可回数から1をディクリメントした数
を新たなコピー許可回数として前記フロッピディスクに
記憶し、前記コピー許可回数が「0」である場合には、
前記フラッシュメモリICチップの記憶内容の書き換え
を行わない書換手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項2記載の発明による電子秤装
置の制御プログラム等不正コピー防止装置は、請求項1
記載の電子秤装置と、前記書込装置として、前記フロッ
ピディスクを通常のオペレーション・システムのフォー
マットとは異なるフォーマットによってフォーマット
し、前記電子秤装置の前記フラッシュメモリICチップ
に新しく書き込まれるべき制御プログラム等と、前記コ
ピー許可回数とを書き込む書込装置とを具備することを
特徴としている。
【0013】
【作用】上記構成によれば、書込装置は、フロッピディ
スクを通常のオペレーション・システムのフォーマット
とは異なるフォーマットによってフォーマットし、電子
秤装置のフラッシュメモリICチップに新しく書き込ま
れるべき制御プログラム等と、コピー許可回数とを書き
込む。いっぽう、電子秤装置の書換手段は、まず、フロ
ッピディスク装置を介して、新しく書き込まれるべき制
御プログラム等およびコピー許可回数とをフロッピディ
スクから読み出す。そして、コピー許可回数が「0」で
ない場合には、フラッシュメモリICチップの記憶内容
を、新しく書き込まれるべき制御プログラム等に書き換
えるとともに、コピー許可回数から1をディクリメント
した数を新たなコピー許可回数としてフロッピディスク
に記憶する。また、コピー許可回数が「0」である場合
には、フラッシュメモリICチップの記憶内容の書き換
えを行わない。
【0014】
【実施例】まず、本発明の概要について説明する。本発
明は、図1(a)および(b)に示す2つの段階から成
り立っている。 (1)書込装置によるFDへの制御プログラム書込処理
(図1(a)参照) この処理は、FDに制御プログラムをプログラムファイ
ルとして記憶する処理であり、本発明においては、この
処理の際に、以下に示す処理を行うことを特徴としてい
る。
【0015】(a)FDを通常のオペレーションシステ
ム(OS)のフォーマットとは異なるフォーマットでフ
ォーマットする(以下、このフォーマットをDCフォー
マットと呼ぶことにする)。 (b)FDに制御プログラムを記憶する際、FDからフ
ラッシュメモリへの制御プログラムのコピーを許可する
回数を示すコピー許可回数を併せて記憶する。
【0016】(2)電子秤装置のフラッシュメモリへの
制御プログラム書換処理(図1(b)参照) この処理は、FDに記憶されている制御プログラムを電
子秤装置内のフラッシュメモリにロードする処理、すな
わち、FDからフラッシュメモリへの制御プログラムの
コピー処理であり、電子秤装置の制御の下に行われる。
本発明においては、この処理の際に、以下に示す処理を
行うことを特徴としている。
【0017】(a)FDをDCフォーマットでリードす
る。 (b)FDに記憶されているコピー許可回数が「0」の
場合には、FDからフラッシュメモリへの制御プログラ
ムのコピー処理を行わない。 (c)FDからフラッシュメモリへの制御プログラムの
コピー処理を実行した場合には、FDに記憶されている
コピー許可回数をディクリメントする。つまり、コピー
許可回数から1を引いた回数を新たなコピー許可回数と
してFDに書き込む。
【0018】以下、図面を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図2は本発明の一実施例による電子
秤装置の外観構成を示す斜視図である。この電子秤装置
は、本体部1と、最大秤量が5,000gの第3スケー
ル7が設けられた付属部2とから構成されている。本体
部1は、上段部1aおよび下段部1bを有し、上段部1a
には、第1スケール3および第2スケール4が設けられ
ており、それぞれの最大秤量は、500gおよび3,0
00gである。
【0019】また、本体部1の下段部1bには、操作部
5およびドットディスプレイ6が設けられており、操作
部5は、タッチパネル8と、第1操作部9と、第2操作
部10とを備えている。ドットディスプレイ6は、重量
や単位重量等のデータの表示や風袋引中等の各種の状態
表示を行う。タッチパネル8は、ドットディスプレイ6
上に配設されており、表示画面に表示されるキートップ
表記部をオペレータが触れると当該部分の項目が入力さ
れるようになっている。
【0020】さらに、本体部1の正面下部には、3.5
インチFD11aおよび11bを駆動するFDDが2台備
えられている。これらのFDDは、FD11aおよび1
bの挿入方向を示す矢印AおよびBの方向にあるが、
図2では操作部5等に隠れて見えない。FD11aおよ
び11bは、交換用の制御プログラムやプリセットデー
タ、作業予約データや作業実績データ等の各種データの
格納に用いられる。
【0021】次に、図3は本発明の一実施例による電子
秤装置の電気的構成を示すブロック図であり、この図に
おいて、CPU12は、ROM13に格納された制御プ
ログラムに従って、RAM14をワークエリアとして処
理を行うことにより、装置各部を制御する。ROM13
は、計量処理、印字処理、表示処理およびデータの書込
処理等を制御する制御プログラムエリアと、文字パター
ン等を記憶するテーブルエリアとから構成されている。
また、制御プログラムエリアの中には、ROM13の記
憶内容自身を書き換える書換処理プログラムも格納され
ている。また、このROM13は、1個のブート・ブロ
ック・フラッシュメモリIC(#1)と、4個のフラッ
シュメモリIC(#2,#3,#4,#5)とから構成
され、各フラッシュメモリIC(#1,#2,#3,#
4,#5)は、いずれも1Mビット(128bytes×
8)の記憶容量を有している。
【0022】ここで、フラッシュメモリIC(#1,#
2,#3,#4,#5)は、チップ単位のデータをオン
ボードで書き換えることができる不揮発性メモリであ
り、その基本構造は、EEPROM(電気的に消去可能
で、書き込み可能な読出専用メモリ)と同一である。し
たがって、この実施例においては、CPU12自身によ
って、ROM13の記憶内容を、チップ単位で(フラッ
シュメモリIC(#1,#2,#3,#4,#5)毎
に)、直接(オンボードで)書き換えることができるよ
うに構成されている。
【0023】上述したフラッシュメモリIC(#1,#
2,#3,#4,#5)のうち、特に、ブート・ブロッ
ク・フラッシュメモリ#1は、メモリエリアが、8Kバ
イトのロッカブルブロック1個と、4Kバイトのパラメ
ータブロック2個と、112Kバイトのメインコードブ
ロック1個とにブロック分けされて構成され、ブロック
毎に消去、書き込みを行うことができるようになってい
る。この実施例においては、これらのブロックのうち、
上述したロッカブルブロックは、ハード的に「消去不
可」に構成され、このエリアには後述するフラッシュメ
モリの書換処理プログラム(消去・書込処理プログラ
ム)があらかじめ記憶されている。この書換処理プログ
ラムは、電子秤装置の電源をオンにした時に、所定のキ
ー、この実施例においては「ゼロー」キー(秤のゼロリ
ッセトキー)が押下した状態にある場合に実行されるよ
うになっている。なお、ブート・ブロックフラッシュメ
モリとしては、たとえば、インテル社製「28F001
BXフラッシュ・メモリ」がある。
【0024】RAM14は、各種のフラグやレジスタが
確保されたワーキングエリアと、プリセットデータを格
納するためのプリセットデータファイルと、集計データ
を格納するための集計データファイルと、予約データを
格納するための予約データファイルとから構成されてい
る。計量部15は、上述した第1スケール3と、第2ス
ケール4と、第3スケール7と、図示せぬ計量部インタ
ーフェイスとからなり、被計量物を搭載して計量を行
い、その際発生する信号(計量値)をCPU12に送出
する。表示部16は、上述したドットディスプレイ6と
図示せぬ表示部インターフェイスとからなり、CPU1
2から受け取る制御信号に基づいて各種の表示を行う。
【0025】操作部5は、オペレータによってキー操作
ないしタッチ操作されることにより各種データやコマン
ドの入力を行う。プリンタ・インターフェイス17は、
CPU12と外部機器としてのプリンタ18との間の交
信を可能とするために、両者の間に介挿される。プリン
タ18は、操作部5のプリントキーが押されると、RA
M14からの入庫あるいは出庫に関する情報をプリンタ
・インターフェイス17を介して受け取り、入庫票ある
いは出庫票を印字する。
【0026】回転ラック・インターフェイス19は、C
PU12と回転ラック20との間の交信を可能とするた
めに、両者の間に介挿される。外部機器としての回転ラ
ック20は、複数の部品が収納されるトレイが載置され
た複数の棚から構成されており、オペレータが部品の収
納位置を示す棚番号データを入力することにより、回転
ラック・インターフェイス19を介して棚番号データを
受け取り、その棚番号データに基づいて対応する部品が
収納されているトレイが載置されている棚を取り出し易
い位置まで回転させると共に、表示灯により取り出す位
置を報知する。なお、電子秤装置と回転ラック20とか
らなる在庫管理装置の構成の詳細については、本出願人
が先に提案した特願平1−225548号の願書に添付
した明細書および図面を参照されたい。
【0027】また、CPU12は、FDD21aおよび
21bにFD11aおよび11bが装着されることによ
り、FDインターフェイス22を介してFDD21a
よび21bを制御し、FD11aおよび11bへの各種デ
ータのリード/ライトを行う。なお、FDD21aおよ
び21bとしては、コントロール信号によって、2M/
1.6Mモードの切り替え、すなわち、回転数が切り換
え可能なものを使用する。この種のFDDとしては、た
とえば、アルプス電気社製のDFR783Fシリーズの
ものがある。
【0028】このような構成において、まず、電子秤装
置内のROM13に書き込むべき制御プログラムは、フ
ァイルとしてマスタFDに記憶させる。この処理は、た
とえば、図4に示すように、パーソナルコンピュータ2
2等により、ソースプログラムを作成し、コンパイル、
デバッグを経て完成した制御プログラムをファイルとし
てマスタFD23に記憶する。したがって、このマスタ
FD23のフォーマットは、通常のOSのフォーマッ
ト、たとえば、MS−DOSフォーマットである。
【0029】次に、図5に示すように、書込装置24に
より、マスタFD23に記憶されているプログラムファ
イルをDCフォーマットでフォーマットしたFD25に
書き込む。この実施例において、書込装置24として
は、書込装置用の制御プログラムが記憶された電子秤装
置(3.5インチFDDを2台有している)を使用す
る。つまり、この書込装置24の外観構成および電気的
構成は、上述した電子秤装置(図3および図4参照)と
全く同一であり、ROM13に記憶されている制御プロ
グラムの内容のみが異なっている。
【0030】書込装置24の機能、すなわち、制御プロ
グラムの内容は、以下に示す通りである。 (イ)FD25をDCフォーマットでフォーマットする
こと。 (ロ)マスタFD23の記憶内容をDCフォーマットで
フォーマットされたFD25にコピーすること。 (ハ)DCフォーマットでフォーマットされたFD25
に上述したコピー許可回数を記憶すること。
【0031】なお、コピー許可回数のデフォルト値は、
「1」であり、(ハ)の処理の時にコピー許可回数を変
更するための値を入力しない場合には、自動的に「1」
がFD25に記憶される。また、DCフォーマットは、
1トラック中のセクタ数が通常用いられているフォーマ
ットとは異ならせてある。
【0032】次に、電子秤装置のCPU12がFDに記
憶された制御プログラムをフラッシュメモリへ書き込む
処理について図6に示すフローチャートに基づいて説明
する。CPU12は、まず、図6のステップS1の処理
へ進み、FDD21aまたは21bに装着されたFD11
aまたは11bがDCフォーマットでフォーマットされて
いるか否かを判断する。この判断結果が「YES」の場
合には、ステップS2へ進む。ステップS2では、FD
11aまたは11bに記憶されているコピー許可回数が
「0」であるか否かを判断する。この判断結果が「N
O」の場合には、ステップS3へ進む。ステップS3で
は、FD11aまたは11bに記憶されている制御プログ
ラムをフラッシュメモリに書き込む。なお、この処理の
詳細については、上述した特願平3−286916号の
願書に添付した明細書および図面を参照されたい。そし
て、この書込処理が終了すると、CPU12は、ステッ
プS4へ進む。ステップS4では、FD11aまたは1
bに記憶されているコピー許可回数がから1をデクリ
メントした後、一連の作業を終了する。
【0033】いっぽう、ステップS1の判断結果が「N
O」の場合、すなわち、FD11aまたは11bがDCフ
ォーマットでフォーマットされていない場合、および、
ステップS2の判断結果が「YES」の場合、すなわ
ち、FD11aまたは11bに記憶されているコピー許可
回数が「0」である場合には、ステップS5へ進む。ス
テップS5では、FD11aまたは11bがDCフォーマ
ットでフォーマットされていない旨、あるいは、FD1
aまたは11bに記憶されているコピー許可回数が
「0」である旨を警報(たとえば、ドットディスプレイ
6に表示)した後、一連の作業を終了する。
【0034】なお、上述した一実施例においては、書込
装置24として電子秤装置の制御プログラムを書き換え
る専用機を用いた例を示したが、マスタFD25を作成
するパーソナルコンピュータ22等を書込装置24とし
て用いてもよい。このためには、DCフォーマット用の
プログラム、標準フォーマットからDCフォーマットへ
のファイルコピープログラム、コピー許可回数設定プロ
グラムが必要となるが、その代わり、専用の書込装置2
4が不要となる。
【0035】また、上述した一実施例においては、DC
フォーマットとして1トラック中のセクタ数を変えた例
を示したが、これに限定されない。たとえば、1セクタ
中のバイト数を変えたり、これらを組み合わせたりする
ことが考えられる。要するに、書込装置24によってフ
ォーマット可能なフォーマットであって、通常用いられ
ているOSで採用されていないフォーマットであればど
のようなものでもよい。さらに、上述した一実施例にお
いて、電子秤装置によってFDから内部のフラッシュメ
モリへ制御プログラムを書き込む際、コピー許可回数を
ドットディスプレイ6等に表示するように構成すること
も考えられる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通常のOSのフォーマットとは異なる特殊なフォーマッ
トでFDがフォーマットされているので、パーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサを用いて、制御プログラ
ムのFDとFDとの間の不正なボリュームコピーおよび
ファイルコピーを防止できるという効果がある。また、
制御プログラムの真正なFDからフラッシュメモリへの
書き換え処理が、そのFDにあらかじめ設定されている
コピー許可回数だけ行われた後は、そのFDから新たな
フラッシュメモリへの書換処理ができなくなるので、不
正なコピーを防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例による電子秤装置の外観構成
を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による電子秤装置の電気的構
成を示す斜視図である。
【図4】パーソナルコンピュータ22により制御プログ
ラムをファイルとしてマスタFD23に記憶させる処理
を示す図である。
【図5】書込装置24によりマスタFD23に記憶され
ているプログラムファイルをFD25に書き込む処理を
示す図である。
【図6】CPU12がFDに記憶された制御プログラム
をフラッシュメモリに書き込む処理を表すフローチャー
トである。
【図7】従来の電子秤装置のPROMを交換する際のP
ROMと代金の流れを説明するための図である。
【図8】本出願人が先に提案した電子秤装置の制御プロ
グラム不正コピーの態様を説明するための図である。
【図9】本出願人が先に提案した電子秤装置の制御プロ
グラム不正コピーの態様を説明するための図である。
【図10】本出願人が先に提案した電子秤装置の制御プ
ログラム不正コピーの態様を説明するための図である。
【符号の説明】
11a,11b,25 FD 12 CPU 13 ROM 21a,21b FDD 22 FDインターフェイス 23 マスタFD 24 書込装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置各部を制御する中央処理装置と、該
    中央処理装置が実行する制御プログラム等を記憶するリ
    ード・オンリ・メモリと、作業予約データや作業実績デ
    ータ等の各種データをフロッピディスクに記憶するフロ
    ッピディスク装置とを備えた電子秤装置において、 前記リード・オンリ・メモリは、オンボードで記憶内容
    を書き換えることができるフラッシュメモリICチップ
    からなるとともに、 通常のオペレーション・システムのフォーマットとは異
    なるフォーマット、すなわち、所定の書込装置によって
    のみ作成可能な独自のフォーマットによってフォーマッ
    トされ、前記フラッシュメモリICチップに新しく書き
    込まれるべき制御プログラム等と、前記フラッシュメモ
    リICチップへの前記新しく書き込まれるべき制御プロ
    グラム等のコピーを許可する回数を示すコピー許可回数
    とが、該独自フォーマットの領域にあらかじめ記憶され
    たフロッピディスクから、前記フロッピディスク装置を
    介して前記新しく書き込まれるべき制御プログラム等お
    よび前記コピー許可回数を読み出して、前記コピー許可
    回数が「0」でない場合には、前記フラッシュメモリI
    Cチップの記憶内容を、前記新しく書き込まれるべき制
    御プログラム等に書き換えるとともに、前記コピー許可
    回数から1をディクリメントした数を新たなコピー許可
    回数として前記フロッピディスクに記憶し、前記コピー
    許可回数が「0」である場合には、前記フラッシュメモ
    リICチップの記憶内容の書き換えを行わない書換手段
    とを具備することを特徴とする電子秤装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子秤装置と、 前記書込装置として、前記フロッピディスクを通常のオ
    ペレーション・システムのフォーマットとは異なるフォ
    ーマットによってフォーマットし、前記電子秤装置の前
    記フラッシュメモリICチップに新しく書き込まれるべ
    き制御プログラム等と、前記コピー許可回数とを書き込
    む書込装置とを具備することを特徴とする電子秤装置の
    制御プログラム等不正コピー防止装置。
JP4104965A 1992-04-23 1992-04-23 電子秤装置および該電子秤装置の制御プログラム等不正コピー防止装置 Expired - Fee Related JP2570944B2 (ja)

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