JPH07319688A - ソフトウェア起動管理装置およびソフトウェア起動管理システム - Google Patents

ソフトウェア起動管理装置およびソフトウェア起動管理システム

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JPH07319688A
JPH07319688A JP6108070A JP10807094A JPH07319688A JP H07319688 A JPH07319688 A JP H07319688A JP 6108070 A JP6108070 A JP 6108070A JP 10807094 A JP10807094 A JP 10807094A JP H07319688 A JPH07319688 A JP H07319688A
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JP6108070A
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Hideo Kanezuka
英雄 金塚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はコンピュータ本体にインストロール
されている管理対象ソフトウェアの不正使用と、スロッ
ト不足とを同時に防止する。 【構成】 ハードディスク装置19にインストロールさ
れている管理対象ソフトウェアを起動させるとき、この
管理対象ソフトウェアの起動回数記録エリアに記録され
ているそれまでの起動回数と、ソフトウェア起動管理装
置7の履歴データ記憶部31に格納されているそれまで
の起動回数とが一致しているとき、管理対象ソフトウェ
アの起動を許可するとともに、管理対象ソフトウェアの
起動回数記録エリアに記録されているそれまでの起動回
数と、ソフトウェア起動管理装置7の履歴データ記憶部
31に格納されているそれまでの起動回数とを更新す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータで使用され
るコピー自由なソフトウェアの不正な利用を防止するソ
フトウェア起動管理装置およびソフトウェア起動管理シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示す如く通常のコンピュータシス
テム101では、フロッピーディスク(記憶媒体)10
2などで供給されるソフトウェアをコンピュータ装置1
03に差し込んで、このフロッピーディスク102に格
納されているソフトウェアをコンピュータ装置103内
に配置されたハードディスク装置などにインストールし
た後、前記コンピュータ装置103から前記フロッピー
ディスク102を取り外して一旦、前記コンピュータ装
置103の電源を切る。
【0003】この後、前記コンピュータ装置103に電
源を投入して、このコンピュータ装置103内に配置さ
れている前記ハードディスク装置を起動させて、このハ
ードディスク装置にインストールされている前記ソフト
ウェアを起動させて、各種のデータ処理やCAD処理な
どを行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ソフトウェアの提供方法では、図8に示す如く複数台の
コンピュータシステム101を所有している会社など
で、ソフトウェアが格納されたフロッピーディスク10
2を1つだけ購入し、これを複数台のコンピュータシス
テム101にインストールして、各コンピュータシステ
ム101でこのソフトウェアを起動させ、各種のデータ
処理やCAD処理などを行なうことが頻繁に行われてい
た。
【0005】これによって、ソフトウェア提供者側で本
来、コンピュータシステム101の台数分だけ、ソフト
ウェアが格納されたフロッピーディスク102を販売す
ることができるところ、その数分の1または数十分の1
程度しか、ソフトウェアが格納されたフロッピーディス
ク102を販売することができないという問題があっ
た。
【0006】そこで、このような問題を解決する方法と
して、図9に示す如くソフトウェアが格納されたフロッ
ピーディスク102を販売する際、1つのフロッピーデ
ィスク102に対し、1つのソフトウェア起動管理装置
104を付加し、1つのソフトウェアを複数台のコンピ
ュータシステム101にインストールした場合でも、ソ
フトウェア起動管理装置104をセットしたコンピュー
タシステム101だけしか、ソフトウェアを起動できな
いようにして、ソフトウェアの不正な使用を防止する方
法が開発されている。
【0007】しかしながら、このようなソフトウェア起
動管理装置104を使用するソフトウェアの不正使用防
止方法では、管理対象となるソフトウェア(以下、これ
を管理対象ソフトウェアと称する)が複数台のコンピュ
ータシステム101にインストールしてあり、管理対象
ソフトウェアの起動が行われたとき、このコンピュータ
システム101にセットされているソフトウェア起動管
理装置104で、正規の利用か否かを判別し、正規の利
用であると判定したとき、ソフトウェア側に起動許可を
出力するようにしているので、ソフトウェア起動管理装
置104を使用して、管理対象ソフトウェアをインスト
ールしてある1台目のコンピュータシステム101を起
動させた後、このコンピュータシステム101からソフ
トウェア起動管理装置104を取り外して、管理対象ソ
フトウェアをインストールしてある2台目のコンピュー
タシステム101に、前記ソフトウェア起動管理装置1
04を取付け、このコンピュータシステム101を起動
させるような方法で、管理対象ソフトウェアを複数台の
コンピュータシステム101にインストールして、これ
を並行して動作させることができる。
【0008】このため、このようなソフトウェア起動管
理装置104を使用しも、管理対象ソフトウェアが不正
に使用されてしまうという懸念があった。
【0009】そこで、このような不正な使用を防止する
目的で、管理対象ソフトウェアの動作状態を常時、監視
するソフトウェア起動管理装置104も開発されている
が、このようなソフトウェア起動管理装置104を使用
する場合、管理対象ソフトウェアがインストールされて
いるコンピュータシステム101に、ソフトウェア起動
管理装置104を常時、セットしておかなければならな
いので、その分だけ、コンピュータシステム101のス
ロットが塞がってしまい、コンピュータシステム101
に、種々の周辺機器を接続するとき、スロット不足にな
ってしまう恐れがあった。
【0010】本発明は上記の事情に鑑み、管理対象ソフ
トウェアの不正な使用を防止しながら、管理対象ソフト
ウェアをインストールしているコンピュータシステムを
一度、起動させた後、コンピュータシステムから取り外
すことができ、これによって管理対象ソフトウェアの不
正使用と、スロット不足とを同時に防止することができ
るソフトウェア起動管理装置およびソフトウェア起動管
理システムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、コピー自在な管理対象ソ
フトウェアと1対1で対応するソフトウェア起動管理装
置を使用して、前記管理対象ソフトウェアを起動させる
ソフトウェア起動管理システムにおいて、前記管理対象
ソフトウェア内に設けられ、この管理対象ソフトウェア
が起動される毎に、記憶している履歴データが更新され
る履歴データ記録エリアと、前記ソフトウェア起動管理
装置側に設けられ、前記管理対象ソフトウェアに起動が
かけられる毎に、履歴データ記憶部に記憶されている履
歴データの内容と前記管理対象ソフトウェアの前記履歴
データ記録エリアに記憶されている履歴データの内容と
が一致しているかどうかをチェックし、これらが一致し
ているとき、前記管理対象ソフトウェアの起動を許可す
るとともに、前記履歴データ記憶部に記憶されている履
歴データの内容を更新して、前記履歴データ記録エリア
に記憶されている履歴データの内容と一致させ、また前
記各履歴データの内容が一致していないとき、前記管理
対象ソフトウェアの起動を禁止する履歴データ管理部と
を備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2のソフトウェア起動管理装
置では、管理対象ソフトウェアがインストールされたコ
ンピュータ本体に、着脱自在に差し込まれるコネクタ
と、このコネクタと一体化され、前記コンピュータ本体
側の前記管理対象ソフトウェアに起動がかけられたと
き、前記コネクタを介して前記管理対象ソフトウェアに
記憶されている前回の履歴データを取り込むとともに、
この履歴データと、装置側に記憶されている前回の起動
時に記録された履歴データとを比較し、この比較結果に
基づいて前記コンピュータ本体側に起動許可指令、起動
禁止指令のいずれか一方を出力するとともに、前記起動
許可指令を出力したとき、前記管理対象ソフトウェア側
の履歴データと、装置側の履歴データとを更新する管理
基板とを備えたことを特徴としている。
【0013】また、請求項3では、請求項2に記載のソ
フトウェア起動管理装置において、前記管理基板は、前
記コネクタの入力端子を介して前記管理対象ソフトウェ
ア側から前回の履歴データを取り込む入力制御部と、前
回の履歴データを記憶する履歴データ記憶部と、この履
歴データ記憶部に格納されている前回の履歴データと前
記入力制御部を介して取り込まれた前回の履歴データと
を比較し、この比較結果に基づいて使用許可指令、使用
禁止指令のいずれかを生成するとともに、使用許可指令
を出力したときには、前記履歴データ記憶部に格納され
ている前回の履歴データを更新させる履歴データ管理部
と、この履歴データ管理部で生成された使用許可指令、
使用禁止指令のいずれかを前記コネクタの出力端子を介
して前記管理対象ソフトウェア側に供給して、この管理
対象ソフトウェアを起動させ、または起動を禁止すると
ともに、この管理対象ソフトウェアを起動させたときに
は、この管理対象ソフトウェア側に記憶されている前回
の履歴データを更新させる出力制御部とを備えたことを
特徴としている。
【0014】
【作用】上記の構成において、請求項1では、管理対象
ソフトウェアが起動される毎に、この管理対象ソフトウ
ェア内に設けられた履歴データ記録エリアに記憶してい
る履歴データを更新する一方、前記管理対象ソフトウェ
アに起動がかけられる毎に、ソフトウェア起動管理装置
側に設けられた履歴データ管理部によって、このソフト
ウェア起動管理装置側の履歴データ記憶部に記憶されて
いる履歴データの内容と前記管理対象ソフトウェアの前
記履歴データ記録エリアに記憶されている履歴データの
内容とが一致しているかどうかをチェックし、これらが
一致しているとき、前記管理対象ソフトウェアの起動を
許可するとともに、前記履歴データ記憶部に記憶されて
いる履歴データの内容を更新して、前記履歴データ記録
エリアに記憶されている履歴データの内容と一致させ、
また前記各履歴データの内容が一致していないとき、前
記管理対象ソフトウェアの起動を禁止することより、管
理対象ソフトウェアの不正な使用を防止しながら、管理
対象ソフトウェアをインストールしているコンピュータ
システムを一度、起動させた後、ソフトウェア起動管理
装置をコンピュータシステムから取り外し得るように
し、これによって管理対象ソフトウェアの不正使用と、
スロット不足とを同時に防止する。
【0015】また、請求項2では、管理対象ソフトウェ
アがインストールされたコンピュータ本体に、コネクタ
が着脱自在に差し込まれ、前記コンピュータ本体側の前
記管理対象ソフトウェアに起動がかけられたとき、前記
コネクタと一体化された管理基板によって、前記コネク
タを介して前記管理対象ソフトウェアに記憶されている
前回の履歴データを取り込むとともに、この履歴データ
と、装置側に記憶されている前回の起動時に記録された
履歴データとを比較し、この比較結果に基づいて前記コ
ンピュータ本体側に起動許可指令、起動禁止指令のいず
れか一方を出力するとともに、前記起動許可指令を出力
したとき、前記管理対象ソフトウェア側の履歴データ
と、装置側の履歴データとを更新することにより、請求
項1と同様に、管理対象ソフトウェアの不正な使用を防
止しながら、管理対象ソフトウェアをインストールして
いるコンピュータシステムを一度、起動させた後、ソフ
トウェア起動管理装置をコンピュータシステムから取り
外し得るようにし、これによって管理対象ソフトウェア
の不正使用と、スロット不足とを同時に防止する。
【0016】また、請求項3では、コネクタの入力端子
を介して前記管理対象ソフトウェア側から前回の履歴デ
ータを取り込む入力制御部と、前回の履歴データを記憶
する履歴データ記憶部と、この履歴データ記憶部に格納
されている前回の履歴データと前記入力制御部を介して
取り込まれた前回の履歴データとを比較し、この比較結
果に基づいて使用許可指令、使用禁止指令のいずれかを
生成するとともに、使用許可指令を出力したとき、前記
履歴データ記憶部に格納されている前回の履歴データを
更新させる履歴データ管理部と、この履歴データ管理部
で生成された使用許可指令、使用禁止指令のいずれかを
前記コネクタの出力端子を介して前記管理対象ソフトウ
ェア側に供給して、この管理対象ソフトウェアを起動さ
せたり、起動を禁止したりするとともに、この管理対象
ソフトウェアを起動させたとき、この管理対象ソフトウ
ェア側に記憶されている前回の履歴データを更新させる
出力制御部とを備えた管理基板を使用することにより、
請求項1、2と同様に、管理対象ソフトウェアの不正な
使用を防止しながら、管理対象ソフトウェアをインスト
ールしているコンピュータシステムを一度、起動させた
後、ソフトウェア起動管理装置をコンピュータシステム
から取り外し得るようにし、これによって管理対象ソフ
トウェアの不正使用と、スロット不足とを同時に防止す
る。
【0017】
【実施例】図1は本発明によるソフトウェア起動管理装
置を使用したコンピュータシステムの一実施例を示す構
成図である。
【0018】この図に示すコンピュータシステム1は、
キーボード装置2と、マウス装置3と、コンピュータ本
体4と、CRT装置5と、管理対象となるソフトウェア
(管理対象ソフトウェア)が格納されたフロッピーディ
スク6と、ソフトウェア起動管理装置7とを備えてお
り、フロッピーディスク6に格納されている管理対象ソ
フトウェアを使用するとき、実際の使用に先だって、フ
ロッピーディスク6をコンピュータ本体4にセットし
て、このコンピュータ本体4のハードディスク装置19
(図2参照)内にインストールし、実際に使用する際、
ソフトウェア起動管理装置7をコンピュータ本体4に取
り付けて、ハードディスク装置19内にある管理対象ソ
フトウェアの起動を管理し、正しい起動であれば、この
管理対象ソフトウェアを起動させ、不正な起動であれ
ば、管理対象ソフトウェアの起動を禁止して、管理対象
ソフトウェアの不正な使用を防止する。この場合、ソフ
トウェア起動管理装置7は、ハードディスク装置19に
インストールされている管理対象ソフトウェアが起動さ
れた回数を履歴管理し、前記管理対象ソフトウェアが実
際に起動された回数と、前記管理対象ソフトウェア内に
残っている起動回数とが不一致であるとき、前記管理対
象ソフトウェアの不正な使用であると判定して、前記管
理対象ソフトウェアの起動を禁止する。
【0019】前記キーボード装置2は薄箱状に形成され
るキーボード筐体と、このキーボード筐体上に配置され
る文字キー、テンキーなど各種のキーと、前記キーボー
ド筐体内に配置され、前記各キーが操作されたとき、こ
の操作内容に応じたキー信号を生成するエンコーダ回路
などとを備えており、オペレータなどによって各キーが
操作されたとき、この操作内容に応じたキー信号を生成
して、これをコンピュータ本体4に供給する。
【0020】また、マウス装置3はオペレータの手に納
まる程度の大きさに形成される箱状のマウス筐体と、こ
のマウス筐体の上部側に設けられる複数のキーと、前記
マウス筐体の底面に形成された穴から一部が突出するよ
うに、前記マウス筐体内に回転自在に配置されるボール
と、前記マウス筐体内に配置され、前記ボールの回転量
および回転方向を検出してマウス筐体の移動方向および
移動量に応じた位置データを生成する回転検出機構など
とを備えており、オペレータによって卓上またはマウス
パッド上で動かされたとき、その移動方向および移動量
に応じた位置データを生成し、これを前記コンピュータ
本体4に供給し、また各キーのいずれかが操作されたと
き、操作されたキーに応じたキー信号を生成し、これを
前記コンピュータ本体4に供給する。
【0021】また、CRT装置5は前記コンピュータ本
体4上に配置される箱状のCRT筐体と、このCRT筐
体の前面からその一部が露出するように、前記CRT筐
体内に配置されるCRTと、前記CRT筐体内に配置さ
れ、前記コンピュータ本体4から出力される表示信号に
基づいて前記CRTを駆動し、前記表示信号に対応する
内容を画面表示させる信号処理回路などとを備えてお
り、前記コンピュータ本体4によって生成された表示信
号を取り込んで、これを画面表示する。
【0022】また、コンピュータ本体4は図2に示す如
く前記キーボード装置2から出力されるキー信号を取込
み、各種の指令や各種のデータなどを生成するキーボー
ドインタフェース回路10と、前記マウス装置3から出
力されるスイッチ信号や位置データなどを取込み、各種
の指令や各種のデータなどを生成するマウスインタフェ
ース回路11と、これらマウスインタフェース回路11
やキーボードインタフェース回路10によって生成され
た各種の指令や各種のデータなどに基づいて各種の情報
処理を行なうCPU回路12と、このCPU回路12に
よって生成された表示データを取り込んで表示信号を生
成し、これを前記CRT装置5に供給するCRTインタ
フェース回路13と、前記CPU回路12の動作を規定
するプログラムや各種の定数データなどが格納されるR
OM回路14とを備えている。
【0023】さらに、コンピュータ本体4は前記CPU
回路12の作業エリアなどとして使用されるRAM回路
15と、前記CPU回路12と外部に設けられている各
機器との間の通信をサポートする通信回路16と、フロ
ッピーディスク6がセットされているとき、このフロッ
ピーディスク6に対してデータを書き込んだり、読み出
したりするフロッピーディスク機構17と、このフロッ
ピーディスク機構17と前記CPU回路12との間のデ
ータ授受をサポートするフロッピーディスク制御回路1
8と、管理対象ソフトウェアなどが格納されるハードデ
ィスク装置19と、このハードディスク装置19と前記
CPU回路12との間のデータ授受をサポートするハー
ドディスク制御回路20と、前記CPU回路12などが
接続されているシステムバス22に対して外部機器を接
続する複数のスロット21とを備えている。
【0024】そして、マウス装置3から出力されるスイ
ッチ信号や位置データ、キーボード装置2から出力され
る各キー信号およびROM回路14やハードディスク装
置19などに予め登録されている各種のプログラムに基
づいて各種の表示データや指示データなどを生成する処
理、フロッピーディスク機構17にセットされているフ
ロッピーディスク6に対する書込み、読み出し処理、ハ
ードディスク装置19に対する書込み、読み出し処理、
外部の各機器に対するデータの授受処理などの処理を行
なう。
【0025】また、フロッピーディスク6は管理対象と
なるソフトウェア(管理対象ソフトウェア)などが格納
されている記録媒体であり、前記コンピュータ本体4の
フロッピーディスク機構17に差し込まれた状態で、前
記キーボード装置2が操作されて、インストール指令が
入力されたとき、格納している管理対象ソフトウェアが
読み出されて、ハードディスク装置19にインストール
される。
【0026】また、ソフトウェア起動管理装置7は図3
に示す如く箱状に形成される筐体25と、この筐体25
の前面に設けられ、前記コンピュータ本体4のスロット
21に着脱自在に接続されるコネクタ26と、図4に示
す如く前記筐体25内に配置される管理基板27とを備
えており、前記コンピュータ本体4のスロット21に差
し込まれている状態で、前記コンピュータ本体4のハー
ドディスク装置19にインストールされている管理対象
ソフトウェアに起動指令がかけられたとき、前記コネク
タ26を構成している入力端子28を介して、前記管理
対象ソフトウェアが起動された回数を取込み、これがそ
れまでの計数結果と対応するとき、正しい使用と判定し
て使用許可指令を生成し、これを前記コネクタ26を構
成している出力端子29を介して前記コンピュータ本体
4に供給し、また前記管理対象ソフトウェアが起動され
た回数がそれまでの計数結果と対応していないとき、不
正な利用と判定して使用禁止指令を生成し、これを前記
出力端子29を介して前記コンピュータ本体4に供給す
る。
【0027】前記管理基板27は前記コネクタ26を構
成する入力端子28を介して前記コンピュータ本体4か
ら出力される起動回数などの履歴データを取り込む入力
制御部30と、この入力制御部30によって取り込まれ
た履歴データを記憶する履歴データ記憶部31と、前記
入力制御部30によって取り込まれた今回の履歴データ
と前記履歴データ記憶部31に格納されているそれまで
の履歴データとが対応しているいるかどうかをチェック
し、このチェック結果に基づいて使用許可指令や使用禁
止指令などを生成する履歴データ管理部32と、この履
歴データ管理部32によって生成された使用許可指令や
使用禁止指令など取り込み、これを前記コネクタ26を
構成する出力端子29を介し、前記コンピュータ本体4
に供給する出力制御部33とを備えている。
【0028】そして、前記コネクタ26がコンピュータ
本体4のスロット21に差し込まれている状態で、ハー
ドディスク装置19にインストールされている管理対象
ソフトウェアに起動がかけられ、この管理対象ソフトウ
ェアからインストールされてから何回起動されたことを
示す履歴データが出力されたとき、この履歴データによ
って示される起動回数と、記憶している履歴データで示
される起動回数とを比較して、今回の起動回数と、それ
までの起動回数とが一致しているとき、前記管理対象ソ
フトウェアに対する起動が正規の起動であると判定し
て、使用許可指令を生成し、これを前記コンピュータ本
体4に供給する。また、今回の起動回数と、記憶してい
る履歴データで示される起動回数とが一致していないと
き、前記管理対象ソフトウェアに対する起動が不正な起
動であると判定して、使用禁止指令を生成し、これを前
記コンピュータ本体4に供給して、前記ハードディスク
装置19にインストールされている管理対象ソフトウェ
アの起動を禁止させる。
【0029】次に、図5および図6に示すフローチャー
トを参照しながら、この実施例の動作を説明する。
【0030】まず、フロッピーディスク6に格納されて
いる管理対象ソフトウェアの使用に先だって、このフロ
ッピーディスク6がコンピュータ本体4のフロッピーデ
ィスク機構17にセットされる。
【0031】この後、オペレータによってキーボード装
置2が操作されて、インストール指令が入力されれば、
CPU回路12によってこれが検知されて、前記フロッ
ピーディスク機構17にセットされているフロッピーデ
ィスク6から管理対象ソフトウェアが読み出されて、ハ
ードディスク装置19内にインストールされる。
【0032】そして、このインストール処理が終了すれ
ば、オペレータによってフロッピーディスク機構17か
らフロッピーディスク6が抜き出されて、コンピュータ
本体4の電源が一度、オフにされる。
【0033】この後、ハードディスク装置19内にイン
ストールされている管理対象ソフトウェアの使用を開始
するとき、ソフトウェア起動管理装置7がコンピュータ
本体4のスロット21に差し込まれた後、オペレータに
よってキーボード装置2が操作されて、管理対象ソフト
ウェアの起動指令が入力される。
【0034】これにより、コンピュータ本体4のCPU
回路12によってハードディスク装置19にインストー
ルされている管理対象ソフトウェアの実行が開始され
て、最初、図5に示す如く管理対象ソフトウェア内の起
動回数記録エリアにある起動回数データが読み出され
(ステップST1)、これが履歴データとして、ソフト
ウェア起動管理装置7に伝達され(ステップST2)、
このソフトウェア起動管理装置7から利用許可指令、利
用禁止指令が出力されるまで待機状態となる(ステップ
ST3)。
【0035】一方、前記コンピュータ本体4に接続され
ているソフトウェア起動管理装置7では、図6に示す如
く入力制御部30によって前記コンピュータ本体4から
出力される履歴データが取り込まれるとともに(ステッ
プST10)、履歴データ管理部32によって前記履歴
データで示される起動回数が初回かどうかチェックされ
(ステップST11)、今回の起動が初回であれば、こ
の履歴データが履歴データ記憶部31に記憶され、起動
回数として値“1”が書き込まれた後(ステップST1
4)、使用許可指令が生成され、これが出力制御部33
を介して前記コンピュータ本体4に供給される(ステッ
プST15)。
【0036】また、前記コンピュータ本体4から出力さ
れる履歴データによって示される起動回数が初回でなけ
れば(ステップST11)、履歴データ管理部32によ
って履歴データ記憶部31に記憶されている履歴データ
が読み出されるとともに(ステップST12)、この履
歴データで示される起動回数と、コンピュータ本体4か
ら出力された今回の履歴データで示される起動回数とが
一致しているかどうかがチェックされる(ステップST
13)。
【0037】そして、これらの各起動回数が一致してい
れば、履歴データ管理部32によって前記ハードディス
ク装置19にインストールされている管理対象ソフトウ
ェアに対する今回の起動が正しい使用による起動である
と判定されて、履歴データ記憶部31に格納されている
それまでの起動回数が値“1”だけインクリメントされ
るるとともに(ステップST14)、使用許可指令が生
成され、これが出力制御部33を介して前記コンピュー
タ本体4に供給される(ステップST15)。
【0038】また、前記各起動回数が一致していなけれ
ば(ステップST13)、履歴データ管理部32によっ
て前記ハードディスク装置19にインストールされてい
る管理対象ソフトウェアに対する今回の起動が不正な使
用による起動であると判定されて、使用禁止指令が生成
され、これが出力制御部33を介して前記コンピュータ
本体4に供給される(ステップST16)。
【0039】そして、図5に示す如く前記ソフトウェア
起動管理装置7から利用許可指令が出力されれば(ステ
ップST4)、コンピュータ本体4のCPU回路12に
よってこれが検知されて、前記ハードディスク装置19
にインストールされている管理対象ソフトウェア内の起
動回数記録エリアに記録されているそれまでの起動回数
が値“1”だけインクリメントされた後(ステップST
5)、管理対象ソフトウェアによって記述されているア
プリケーション本体の実行が開始される(ステップST
6)。
【0040】また、前記ソフトウェア起動管理装置7か
ら利用禁止指令が出力されれば(ステップST4)、コ
ンピュータ本体4のCPU回路12によってこれが検知
されて、前記ハードディスク装置19にインストールさ
れている管理対象ソフトウェア内の起動回数記録エリア
に記録されているそれまでの起動回数のインクリメント
およびアプリケーション本体の実行がスキップされる。
【0041】このようにこの実施例においては、ハード
ディスク装置19にインストールされている管理対象ソ
フトウェアを起動させるとき、この管理対象ソフトウェ
アの起動回数記録エリアに記録されているそれまでの起
動回数と、ソフトウェア起動管理装置7の履歴データ記
憶部31に格納されているそれまでの起動回数とが一致
しているとき、管理対象ソフトウェアの起動を許可する
とともに、管理対象ソフトウェアの起動回数記録エリア
に記録されているそれまでの起動回数と、ソフトウェア
起動管理装置7の履歴データ記憶部31に格納されてい
るそれまでの起動回数とを更新するようにしたので、管
理対象ソフトウェアが格納されているフロッピーディス
ク6が他のコンピュータシステム1にインストールされ
ても、このコンピュータシステム1を起動させるため
に、ソフトウェア起動管理装置7をこのコンピュータシ
ステム1にセットして、一度起動させれば、ソフトウェ
ア起動管理装置7の履歴データ記憶部31に記憶されて
いる履歴データが更新されてこの履歴データで示される
起動回数が“1”にリセットされてしまい、これによっ
てこのソフトウェア起動管理装置7を最初のコンピュー
タシステム1にセットしても、起動管理装置7の履歴デ
ータ記憶部31内に格納されている履歴データの起動回
数と、最初のコンピュータシステム1を構成するコンピ
ュータ本体4内のハードディスク装置19にインストー
ルされている管理対象ソフトウェア内の起動回数記録エ
リアに記録されているそれまでの起動回数とが一致しな
くなり、これを起動不能にすることができる。
【0042】この結果、管理対象ソフトウェアが複数台
のコンピュータシステム1にインストールされていて
も、1台のコンピュータシステム1でだけ、管理対象ソ
フトウェアを起動させ、他のコンピュータシステム1で
起動させることができないようにすることができ、この
結果管理対象ソフトウェアの不正な使用を防止しなが
ら、管理対象ソフトウェアをインストールしているコン
ピュータシステム1を一度、起動させた後、コンピュー
タシステム1から取り外すことができ、これによって管
理対象ソフトウェアの不正使用と、スロット不足とを同
時に防止することができる。
【0043】また、上述した実施例においては、履歴デ
ータとして、起動回数を使用し、管理対象ソフトウェア
に記録されている起動回数と、ソフトウェア起動管理装
置7に記録されている起動回数との一致、不一致に基づ
いて、管理対象ソフトウェアが不正に使用されているか
どうかを判定するようにしているが、他の履歴データ、
例えば前回の起動日時や、起動する毎にランダムに発生
した固有値などを使用して、管理対象ソフトウェアに記
憶されている履歴データと、ソフトウェア起動管理装置
7に記憶されている履歴データとの一致、不一致に基づ
き、管理対象ソフトウェアが不正に使用されているかど
うかを判定するようにしても良い。
【0044】このようにしても、上述した実施例と同様
に、管理対象ソフトウェアの不正な使用を防止しなが
ら、管理対象ソフトウェアをインストロールしているコ
ンピュータシステム1を一度、起動させた後、ソフトウ
ェア起動管理装置7をコンピュータシステム1から取り
外すことができ、これによって管理対象ソフトウェアの
不正使用と、スロット不足とを同時に防止することがで
きる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1、2、3では、管理対象ソフトウェアの不正な使
用を防止しながら、管理対象ソフトウェアをインストロ
ールしているコンピュータシステムを一度、起動させた
後、ソフトウェア起動管理装置をコンピュータシステム
から取り外すことができ、これによって管理対象ソフト
ウェアの不正使用と、スロット不足とを同時に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるソフトウェア起動管理装置を使用
したコンピュータシステムの一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】図1に示すコンピュータ本体の詳細な回路構成
例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すソフトウェア起動管理装置の詳細な
構成例を示す斜視図である。
【図4】図1に示すソフトウェア起動管理装置の詳細な
回路構成例を示すブロック図である。
【図5】図1に示すコンピュータ本体の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図6】図1に示すソフトウェア起動管理装置の動作例
を示すフローチャートである。
【図7】従来から知られているコンピュータシステムの
一例を示す構成図である。
【図8】図7に示すコンピュータシステムを使用したソ
フトウェアの不正使用例を示す構成図である。
【図9】図7に示すコンピュータシステムを使用したソ
フトウェアの不正使用例を防止する従来の防止方法を示
す構成図である。
【符号の説明】 1 コンピュータシステム 2 キーボード装置 3 マウス装置 4 コンピュータ本体 5 CRT装置 6 フロッピーディスク 7 ソフトウェア起動管理装置 10 キーボードインタフェース回路 11 マウスインタフェース回路 12 CPU回路 13 CRTインタフェース回路 14 ROM回路 15 RAM回路 16 通信回路 17 フロッピーディスク機構 18 フロッピーディスク制御回路 19 ハードディスク装置 20 ハードディスク制御回路 21 スロット 22 システムバス 25 筐体 26 コネクタ 27 管理基板 28 入力端子 30 入力制御部 31 履歴データ記憶部 32 履歴データ管理部 33 出力制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー自在な管理対象ソフトウェアと1
    対1で対応するソフトウェア起動管理装置を使用して、
    前記管理対象ソフトウェアを起動させるソフトウェア起
    動管理システムにおいて、 前記管理対象ソフトウェア内に設けられ、この管理対象
    ソフトウェアが起動される毎に、記憶している履歴デー
    タが更新される履歴データ記録エリアと、 前記ソフトウェア起動管理装置側に設けられ、前記管理
    対象ソフトウェアに起動がかけられる毎に、履歴データ
    記憶部に記憶されている履歴データの内容と前記管理対
    象ソフトウェアの前記履歴データ記録エリアに記憶され
    ている履歴データの内容とが一致しているかどうかをチ
    ェックし、これらが一致しているとき、前記管理対象ソ
    フトウェアの起動を許可するとともに、前記履歴データ
    記憶部に記憶されている履歴データの内容を更新して、
    前記履歴データ記録エリアに記憶されている履歴データ
    の内容と一致させ、また前記各履歴データの内容が一致
    していないとき、前記管理対象ソフトウェアの起動を禁
    止する履歴データ管理部と、 を備えたことを特徴とするソフトウェア起動管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 管理対象ソフトウェアがインストールさ
    れたコンピュータ本体に、着脱自在に差し込まれるコネ
    クタと、 このコネクタと一体化され、前記コンピュータ本体側の
    前記管理対象ソフトウェアに起動がかけられたとき、前
    記コネクタを介して前記管理対象ソフトウェアに記憶さ
    れている前回の履歴データを取り込むとともに、この履
    歴データと、装置側に記憶されている前回の起動時に記
    録された履歴データとを比較し、この比較結果に基づい
    て前記コンピュータ本体側に起動許可指令、起動禁止指
    令のいずれか一方を出力するとともに、前記起動許可指
    令を出力したとき、前記管理対象ソフトウェア側の履歴
    データと、装置側の履歴データとを更新する管理基板
    と、 を備えたことを特徴とするソフトウェア起動管理装置。
  3. 【請求項3】 前記管理基板は、 前記コネクタの入力端子を介して前記管理対象ソフトウ
    ェア側から前回の履歴データを取り込む入力制御部と、 前回の履歴データを記憶する履歴データ記憶部と、この
    履歴データ記憶部に格納されている前回の履歴データと
    前記入力制御部を介して取り込まれた前回の履歴データ
    とを比較し、この比較結果に基づいて使用許可指令、使
    用禁止指令のいずれかを生成するとともに、使用許可指
    令を出力したときには、前記履歴データ記憶部に格納さ
    れている前回の履歴データを更新させる履歴データ管理
    部と、 この履歴データ管理部で生成された使用許可指令、使用
    禁止指令のいずれかを前記コネクタの出力端子を介して
    前記管理対象ソフトウェア側に供給して、この管理対象
    ソフトウェアを起動させ、または起動を禁止するととも
    に、この管理対象ソフトウェアを起動させたときには、
    この管理対象ソフトウェア側に記憶されている前回の履
    歴データを更新させる出力制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載のソフトウェア
    起動管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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